June 23, 2017

良い明日を迎えるのは...

沖電気工業・八王子事業所が撤退し、そして...一棟だけ残った...跡地も暫くの間...取り敢えず…駐車場に...使われていた。その跡地利用に建つ大型商業施設の概要が公表され地元説明会が開かれたのは昨年のこと...交通渋滞を懸念する地元住民の声には耳を貸さず、計画はそのまま実行に...前面道路からのアプローチの写真を見ても歩行者や近隣に対して何も考えてないことが良く解るプロット・プラン。モールの中に引きずり込んでしまえば、こっちのモノ...と云うことでしょうね。
この地域には他にも大型商業施設が乱立...さてさて生き残るのは......そして良い明日を迎えられるのは...果たして...
それにしても、駅前にあったSoftBankもDoCoMoも...駅前のダイエーにあった「とんかつ・さぼてん」も、この商業施設に移動...通勤の帰りに利用していた地元民には不評。八王子市民球場の命名権もこの商業施設の親会社の.関西企業に売渡し...八王子はどうなることやら...
iias

Posted by S.Igarashi at 02:02 PM | コメント (0)

June 14, 2017

広島市公文書館紀要

広島市公文書館が開館した1977年に創刊された広島市公文書館紀要の第25号(2013年)から第29号(2016年)までがPDFで公開されていて興味深い内容が幾つかある。
広島市公文書館紀要を知る切っ掛けは『ETV特集「“原爆スラム”と呼ばれた街で」』(再放送6月14 日24:00)の中で広島大学の建築学科系研究室が“原爆スラム”を実測調査した図面等が残っていることを知り、ネット検索したら広島市公文書館に辿り着き、『広島市公文書館紀要』第29号に「〈研究報告〉基町/相生通り(通称「原爆スラム」)調査を回想する。〈前編〉」がPDFで公開されていた。紀要は年に一回発行の様だから、もしかすると〈後編〉は今年発行される第30号に掲載されるかも知れないので、期待したい。
と云うことで僕が興味を抱いたのは広島市公文書館紀要第27号(平成26年6月発行)の『〈翻刻〉「丹下健三書簡」』と、その『〈資料解説〉「丹下健三書簡綴」(藤本千万太資料)について―広島市公文書館所蔵資料との関係を中心として―』である。いずれもPDFをダウンロードできるので、広島平和公園建設の経緯の一端を伺うことができる。平和公園の北側、大田川左岸にあった“原爆スラム”と丹下健三の広島平和公園の構想を重ね合わせて読むのも良いだろう。
磯崎新と藤森照信のモダニズム建築談義で磯崎氏は「今回の対談では、岸田日出刀、丹下健三、浜口隆一、浅田孝は脇役です。」と語っていたが、或る意味「丹下健三・外伝」の体を成している印象もあり、この書簡の存在もモダニズム建築を語る上で貴重な資料と成りえるだろう。

Posted by S.Igarashi at 09:30 AM | コメント (0)

April 08, 2017

平成三十四年まで...

20170407.jpg

と云うことで昨日、高尾警察署で免許証の更新を行なったのだが、有効期限は平成三十四年である。陛下の生前退位に伴い年号も改められるだろうから、訪れることのない幻の未来まで有効な免許証の様である。これで再び西暦との換算がややこしくなるのだろう。尤も既に西暦にシフトしている爺には役所の手続きの際に年号換算Applicationが手放せないのである。大正生まれの父母や昭和の自分たちの生年月日や出来事は西暦と年号のダブルスタンダードで時代を覚えているが、平成は大喪の礼が1989年と記憶されているだけで、年号は記憶から外れたままである。従って、阪神淡路も地下鉄サリンも西暦は直ぐに解るが、年号は記憶されていないのである。

30分の講習が終り免許証を受け取ってから、高尾警察署の裏の南浅川の岸辺まで足を延ばし桜を...山里は満開ではないようだ。

Posted by S.Igarashi at 10:20 AM | コメント (0)

January 14, 2017

Reflection

Reflection
ブライアン・イーノは1975年に自己のレーベル「obscure」から「Discreet Music」をリリース、その後「Ambient 1 Music For Airports」をリリース、40年もの歳月をこうした環境音楽を中心にプロデューサーやミュージシャンとして音楽活動を続けている。以下は2005年のエントリー「Penguin Cafe」で書いたことであるが...ここに引用する。『"obscure"と云う単語には馴染みがないが暗箱写真機を意味する"camera obscura"(暗い部屋)は聞き覚えのある人もいるだろう。"obscure"には「暗い」と云う意味の他に「はっきりしない, ぼんやりした」「不明瞭な, あいまいな」「わかりにくくする, 混乱させる」と云う意味もある。つまり「あるものが隠されていたり, 表現が不的確だったりするためによくわからない.」と云うことらしい。1970年代に"obscure"がリリースした10枚のLPは現代音楽、ジャズ、ロック、ポップスのどれにも当て嵌まらないような音楽だった。』まさにこの「Reflection」のCDジャケットのデザインは"obscure"に相応しく、イーノの原点回帰とも云える。
それにしても私が70年代から80年代に掛けてこれらのLPを探し求めた池袋西武美術館のミュージアムショップのアールヴィヴァンも南青山のパイドパイパーハウスも六本木WAVEも私たちは既に失ってしまった。
ブライアン・イーノは私より一つ年上の同世代、彼が新年に向けて1月1日に公式フェイスブックに投稿したメッセージには同時代を生きる者たちに共通する危機感がある。
「Sonar 2016」ブライアン・イーノ:命の価値が経済的な価値によって決められてしまう
関連Ambient 5: Music For iPhone

Posted by S.Igarashi at 03:43 PM | コメント (0)

December 21, 2016

ようへん

テレビは観ていなかったが深夜のネットと今日の朝刊で「鑑定番組で新たな曜変天目茶碗か テレ東の収録で発見」のタイトルを観て、???、早速、辞書を調べて「そうか」と思った次第。しかし、焼き物や骨董に興味がなければ「曜変」は判らないでしょうね。私も建築設計の仕事をしているので、昔々の修行時代に「仕上げ表」に「窯変磁器タイル」と何度も書いた事があり、新解くんと同じように窯内で焼成時の釉薬等による化学変化の結果を示す「窯変」を納得して憶えていたので「曜変」に???でした。「曜変」には曰く付きの有難い物語があるのでしょう。

Posted by S.Igarashi at 11:18 AM | コメント (0)

November 01, 2016

そでの下

佐藤孝太郎著「八王子物語・上巻」342頁「女登山を許す富士縁年」より。

ブラタモリ#52 富士山麓にて富士吉田の御師のお宅で万延元年-1860年(庚申)の「御縁年」に纏る話の中で、その年だけ女性の登山が許されたと云うことであるが、その件については高尾山の麓、小仏関所(駒木野関所)の日誌にも記録されている。ブラタモリ#47 高尾山でも薬王院境内にある浅間神社等、高尾山と富士信仰の関係が語られていたが、江戸時代まで高尾山の表参道であった旧甲州街道からの蛇滝口はスルーされていた為、蛇滝口の茶店脇にある富士講の石碑などは無視されていたのが残念である。
しかし、世の中には奇特な人もいて、江戸市中から甲州街道を歩き富士講の足跡を辿るを実践した人もいおられる様だ。北口本宮冨士浅間神社・富士講には現在も活動している富士講のリストがあるが、その中に小仏関所の記録にある鳩ケ谷の富士講もある。小仏関所を通過した鳩ケ谷の富士講680名の内、女性が145名というからには関所役人の懐も多いに潤ったに違いない。

Posted by S.Igarashi at 02:13 PM | コメント (0)

October 31, 2016

生き残るのは...

二年前の四月のエントリー『そして...一棟だけ残った...』で紹介した沖電気の八王子事業所跡地に建設中のショッピングセンターの計画図であるが、これは先週の大規模小売店舗立地法に基づく地元説明会で配布された資料だ。8月の「市長と語る」では市長が『…施設前の車道は3車線分の幅員があり…(中略)…交通への支障は少ないものと考えています』と述べているが、「3車線」と言わず「3車線分」と言う処に狡猾さが滲み出ている。「3車線分」の道幅があると言っても路肩に車が停められていたら、当然の事ながらセンターラインをオーバーする訳で対向車とのすれ違いには徐行して充分注意しないと危険が伴います。従って交通に支障が出るのは明らか、既に町田街道は圏央道の高尾山インターに繋がる浅川トンネルが出来てから慢性的に渋滞しているので、このショッピングセンターが出来たら更に渋滞は酷くなるでしょう。既に種畜場跡にはホームセンターと生鮮食料品を扱う大型店舗が出店、南大沢に移転したスリーボンド本社の跡地にはヤマダ電機が出店するとか、八王子インターの北側にはイオンモールの計画もあり、建設通信新聞によれば「加速する多摩地域の大規模商業施設群開発/総延べ床60万㎡」とあるが、進行中の計画を含めると74万7600平米まで膨らむそうだ。供給過剰となって…『そして...一件だけ残った…』とならなければ良いのだが...さてさて生き残るのは...

JR高尾駅から京王狭間駅周辺の大規模小売店舗(地図はクリックして拡大)
こんな狭い地域で顧客の奪いあいが始まるのか...既にJR高尾駅北口商店街は全滅、替わってコンビニがある程度。駅舎を取り壊し、かろうじて生き残っている店舗を追い出して北口駅前広場を拡張してバスターミナルを設けるのも八王子の西北部を開発するデペロッパーのため…。

Posted by S.Igarashi at 11:18 AM | コメント (0)

October 30, 2016

ドーダの人...

今朝の東京新聞・書評欄で紹介されている新刊二冊…の左側「ドーダの人...」とされている小林某も森某も…俺は苦手だ。どうやら世の中には、自分以外でそう思っている人も多いらしい。(Amazonのブックレビューを読むと小林某に恨み辛みを抱く人も…。)ところで著者は赤瀬川原平と東海林さだおの対談集「ボケかた上手」を読んだのだろうか…「ドーダ!」と「ヘェー!」

Posted by S.Igarashi at 11:26 AM | コメント (0)

August 23, 2016

現(うつつ)を抜かす

芝居やドラマで『うつつをぬかしてないで!』とかみさんが怒鳴る台詞を…最近は余り聴いた事がないように思える。
落語の世界では『うつつをぬかす』相手は花魁や遊女とか傾城とも言いますが、あちら方面のビジネスの方々です。時代が下るとキャバ嬢とかいう御相手に『うつつをぬかす』殿方も居るようですが、最近では『うつつをぬかす』対象は仮想現実ゲームのようです。『うつつをぬかす』といえばオリンピックなぞその最たるものでしょう。その閉会式にコスプレ姿で登場した極東の政治家がサプライズとは…呆れるばかり...。『うつつをぬかす』アイテムは風俗から公営ギャンブルにゲームから…所謂「3S」に括られるもの...その全てがビジネスの対象であり既得権益に関わるものも多く、そのマーケットを巡り、肥大化した代理店も暗躍…国民が『うつつをぬかす』間に…国民にとって都合の悪い物事が進められてゆくのだが。件のコスプレ男も都合の良い傀儡に過ぎないってことが…リオで…。(因みにこの総統にも似ていたとか...一部で話題に...)

Posted by S.Igarashi at 09:36 AM | コメント (0)

August 21, 2016

永さんの教え...

『積極的に声をかけて』とは7月7日に亡くなった永六輔さんもラジオで良く語っていた。そして、視覚障害者の人を驚かさないよう、いきなり身体に触れたりしないようにとも語っていた。それは、もしも私たちが事故の目撃者となって『あのとき、声をかけていれば…』と後悔しない為でもある。

Posted by S.Igarashi at 11:23 AM | コメント (0)

July 06, 2016

選挙に行こう

saninsen2016.jpg

11年前にも書いていたが『為政者による憲法改定の真の目的は「主権在民」を葬ることにあることを肝に銘ずべき。』を再録。

それゆけボムたん!その1 〜dis郎とゆかいな参院選〜
それゆけボムたん!その2 〜dis郎とゆかいな争点隠し〜
それゆけボムたん!その3 〜dis郎とゆかいな再分配〜

関連
誰のための憲法改「正」?』自民党草案を読み込むワクワク出前講座・馬場利子著
改憲も悪くないんじゃないかと思っているあなたに知ってほしい7つのこと
やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと
当ブログ内・関連
May 03, 2007:日本国憲法

Posted by S.Igarashi at 08:50 AM

May 26, 2016

増税

と云うことで平成14年の6月に登録した私の車は「環境負荷が大きい」と云う詭弁により、またまた増税されてしまった。う〜ん、法人税逃れをしている自動車メーカーは保護され…モノを大事に長持ちさせると、税金をふんだくられる。首相によれば税金はビンボーな国民から吸い上げるもののようです。
January 09, 2004:「さぁ捨てな古」な社会

Posted by S.Igarashi at 09:24 AM

May 08, 2016

盲導犬アンドリューの一日

今日の東京新聞朝刊の上に置いてあるこの『盲導犬アンドリューの一日』は11年前の2005年2月28日に開かれた出版のユニバーサルデザインフォーラムでゲストスピーカーとして盲導犬アンドリューを伴って講演した松井進氏の絵本を会場で購入したものです。と云うことで、この絵本の17頁を紹介したいと思います。松井進氏の体験をアンドリューの目を通して語ったものです。

ひるやすみになると、ぼくはトイレにいく。
ご主人は、ぼくのワン・ツーをきれいにそうじして、
おひるごはんをたべにゆく
ここで、ほんとうにこまってしまうことがある。
「犬をお店のなかにいれないでください」と、
ことわられることがあるからだ。
ご主人が「この犬は盲導犬で、保健所などからもお店にはいっていいといわれている」と
いくらせつめいしても、だめなときがあるんだ。
よわっちゃうよね。
お店にはいったら、ぼくはあいている席をさがす。
ご主人がたべているあいだ、テーブルの下にダウンして、じっとまつ。
おいしそうなにおいがしても、ガマンガマン。
食事のあと、銀行やゆうびんきょくにいくこともあるんだよ。

テレビの動物番組でも、盲導犬への理解を深めてもらうために、誕生からリタイアまで様々な切口で紹介してますが…無理解な社会にはなんだか、よわっちゃうよね。

Posted by S.Igarashi at 04:23 PM

May 03, 2016

2016 憲法記念日

生れて初めて憲法9条の存在を意識したのは7歳の頃であった。選挙権を得てからはこの憲法を守ることを最優先に投票権を行使している。考えてみると、この頃から危機感があった。戦争体験はないが焼跡のバラックで生れ、庭には3月10日の空襲で焼け残ったタイル貼りの風呂場もあったり、身近に戦争の悲惨さを伝えるものが未だ残っていた。
「軍隊を持たない国・コスタリカ」

「憲法」をキーワードに過去のエントリーをリストアップしてみた。

October 08, 2015:いまここに在ることの恥
August 31, 2015:2015年8月30日
May 04, 2015:元米海兵隊員 アレン・ネルソン
July 02, 2014:日本国憲法 第十章 最高法規
December 07, 2013:Free Free Free Nelson Mandela
December 06, 2013:12.05 国会正門前
May 30, 2013:歩兵第3連隊・跡地
May 03, 2013:日米地位協定入門
January 01, 2013:謹賀新年
June 30, 2012:「主権者」は誰か
May 04, 2011:哀しい...憲法記念日
August 30, 2009:Change 1909〜2009
August 29, 2009:国民審査
August 01, 2009:売国者たちの末路
February 15, 2009:Che...「他者の痛みを感じられるか」
December 17, 2008:i文庫
September 13, 2007:官邸崩壊
May 03, 2007:日本国憲法
August 16, 2006:8月15日と南原繁を語る会
May 19, 2006:転載・"WORLD PEACE NOW"
May 13, 2006:エドワード・サイード OUT OF PLACE
April 27, 2006:別件逮捕と共謀罪
March 20, 2006:戦争と建築家
November 19, 2005:モラル崩壊
November 12, 2005:憲法25条と建築基準法
October 15, 2005:21世紀の治安維持法か
September 17, 2005:裏表構造改革
September 06, 2005:問われるメディアリテラシー
August 12, 2005:憲法九条
June 23, 2005:靖国問題
June 06, 2005:冤罪を生むもの
January 27, 2005:アメリカが死んだ日
August 25, 2004:超監視社会
July 28, 2004:2大政党制
June 14, 2004:乱用される土地収用・病める米国

Posted by S.Igarashi at 01:38 PM | コメント (0)

April 08, 2016

さくらを...

やんごとなき方の墓所から下々の墓所、心を病んでしまった方々の医療施設から、罪を犯してしまった人々の医療施設、ターミナルケアの施設に、老人ホームに介護施設、等々...八王子には他所では快く受入れて戴けない施設が…数多くあります。
此処は市内の桜の名所の中でも近くまで車でアプローチが出来る為か、介護施設のワゴン車に分乗してお年寄りも数多く訪れていました。そんな中、車椅子の後期高齢者の御婦人に『綺麗に咲いているわね、よーく見ておいて下さいね。』と話しかける介護士。

Posted by S.Igarashi at 09:41 AM

March 17, 2016

荒れ野...

原発事故によって棄民とされた人々の姿はなく、荒れ野と化した農地の向うに見える遠い山並みは、日本の何処にでも遍在する風景でもある。(パノラマ写真:上・チェルノブイリ、下・福島)
パルテノン多摩市民ギャラリーで「流転 福島&チェルノブイリ」を見て来た。写真展であるが、撮影は御自由にとなっている。個人の引出に仕舞っておくより情報は拡散したほうが良いのだろうと解釈してブログにエントリーした。パルテノン多摩での展示は昨日で終了したが、この後、広島、函館、札幌、横浜、名古屋、他…と写真展は全国を巡回するそうだが、全て自費とのこと。
かさぶた 福島 The Silent Views

Posted by S.Igarashi at 10:48 AM | コメント (2)

March 12, 2016

担保する

tanpo-shinkai-7.jpg最近、矢鱈と耳にするこの言葉…一体いつ頃から使われるようになったのだろうか。左図の2011年発行の「新明解国語辞典 第七版」には掲載されているが1997年発行の「新明解国語辞典 第五版」には(三)のような用例は記載されていない。どうも、国会答弁を代筆する官僚による作文から派生しているのではないだろうか、「保証する」と言い切れず「担保する」と言い換えて誤魔化しているように思えてならない。そういえば「滑舌」も「新明解国語辞典 第七版」に有って、「新明解国語辞典 第五版」には無い言葉だ。ジジイになると、妙な事に気付くのである。

Posted by S.Igarashi at 11:16 AM | コメント (2)

February 04, 2016

100円割れ

gasoline20160201.jpg先日、税務署からの帰りに給油すると、ガソリンの価格がリッター100円を割っていました。どうやら拙ブログの記事によれば2004年以来の低価格の様です。
32.52literで3,219円、その内、消費税が238円で、ガソリン税がリッター当たり53.8円で1,749.57円、消費税と合わせると3,219円の内1,987.57円が税金です。実に61.74%もが税金です。と云う事はリッター当りの税抜き価格は38円...其処から小売りマージンを差し引いても…GSの経営は厳しいものがあります。そういえば税務署からの帰路、京王線山田駅近くの個人経営らしきGSが更地になっていました。今やGSはセルフだけに成りつつあります。

Posted by S.Igarashi at 10:23 AM | コメント (0)

October 30, 2015

地方から...

kitamikadojirou.jpg

安全保障関連法が強行採決された翌週、九州・沖縄をカバーする福岡放送局から『私は戦場に行かない〜命がけで“非戦”つらぬいた青年〜』なる番組が放送されていた。そして一ヶ月後、仕事で忙しい人は見ることができない日中の時間帯に全国ネットで密やかに放送された。
私の父と同い年と云う「北御門二郎」の名前も経歴も何も私は知らなかった。トルストイの翻訳者と云うことだが、学生生活を除いて生涯を熊本県で過ごしたと云う彼が翻訳したトルストイの三部作を東海大学出版会から刊行されたのが1978年というから、65歳でかなりの遅咲きだ。僕がトルストイを読んだのが1965年から3年くらいだから、当時のロシア文学の著名な翻訳者と云えば中村白葉、米川正夫、江川卓、原卓也といった人達…ん〜知らなくても当然か…と言い訳…。
そういえば、中学生の時、生徒に徴兵検査の話しを聞かせたMと云う教師がいた。その教師も九州の出身、自分は甲種合格だったが、身体が弱かったり障害を持っている男子は不合格となり非国民として晒し者にされたと云う。自慢と差別が織り込められた教師の話に嫌悪感を覚えると同時に、もしも徴兵制が復活したら…と...今でも…時折考える。

北御門二郎『ある徴兵拒否者の歩み』
〝絶対的非暴力〟を貫いて

ファミリーのサイトが:熊本・北御門

Posted by S.Igarashi at 01:23 PM | コメント (0)

October 08, 2015

いまここに在ることの恥

Yo-Henmi-haji.jpgいまここに在ることの恥
今朝、目覚めてから何気に書棚から取り出したのがこの本だ。カバーの写真は森山大道…3.11を彷彿とさせるが、発行はその5年前の2006年である。
いま、国会正門前に集まる人々の気持を代弁するようなタイトルと内容である。
組閣が発表された翌日、手にしたと云うことは『おまえ、もう一度、読み直せ。』と言ってるのだろう。

------------------------------------内容------------------------------------

炎熱の広場にて -- 痛み、ないしただ見ることの汚辱
口中の闇あるいは罪と恥辱について


邂逅 -- 紅紫色の木槿のかげ
名残の桜、流れる花
書く場と時間と死 -- 『自分自身への審問』の場合
一犬虚に吠え、万犬それに倣う -- 小泉劇場と観客の五年間


いまここに在ることの恥 -- 諾うことのできぬもの

1・時間感覚が崩れてから
  瞬間と悠久と/「潜思する人びと」/ファシズムの波動/反動の拡大と自由の縮小

2・憲法と恥辱について
  人間であるがゆえの恥辱/戦後最大の恥辱/諾うことのできない時代
  罪ならぬ罪の恥辱/平和憲法下の恥辱/ファシストを飼っていることの恥

3・公共空間と不敬涜神と憲法
  天皇制利用主義/皇族の身体にかかわること
  外在する視えない暴力装置と内面の抑止メカニズム/涜神せよ、聖域に踏みこめ

4・いわゆる「形骸」と「むきだしの生」
  人の実存に形骸はない/見ることの専制と恥辱/恥とホモ・サルケへの視線

5・境界を越えること
  ここに在ることの恥/憤怒に顔を歪めるとき
  自身のなかのシニシズムを殺す/いまにまつらい生きる恥の深み
---------------------------------------------------------------------------

Posted by S.Igarashi at 09:50 AM | コメント (0) | トラックバック

September 17, 2015

ジミー

Camp-David-Accords2.jpg

東京新聞朝刊社会面の下に「きょうの歴史」キャンプ・デービッド合意とあった。
ジミー・カーターと云えばNobel Peace Prize for 2002を記念して2002年10月16日、AppleのトップページのThink differentのキャンペーンポスターにスナップ写真に使用されたことがあった。しかしAppleのサイトにキャンペーンポスターが使われたのはホンの二三日だけ、世界の平和共存を標榜する人間にとって如何に米国は住み難いかが分るThink differentのキャンペーンポスターである。

Posted by S.Igarashi at 09:51 AM

September 10, 2015

手口

150909MXTV.jpg

「“複数税率”は面倒くさい。それを面倒くさくないようにするのが手口です」と麻生財務大臣が述べたニュースを見ていて呆れてしまった。と、同時にこれが本音なのだろうとも思う。国語辞書の記述によれば国家ぐるみの犯罪ということだろう。

て‐ぐち【手口】
1 犯罪などのやりかた。また、その特徴。「侵入する―が同じだ」
2 取引所で、どの証券会社がどのような銘柄を何株売ったか買ったかという売買の内容

と云うことで昨日のMX-TVの視聴者生投票の結果だが「マイナンバー制度を利用した消費税還付策に賛成ですか?」の問に対し91%が反対。賛成が9%もいるのが不思議。

Posted by S.Igarashi at 08:26 PM | コメント (0) | トラックバック

September 08, 2015

ここから...

TMX-TV130907.jpg

二年前の2013年9月8日に開催地が決定した東京五輪であるが、画面はその前日(9月7日)の東京ローカルのMX-TVの「5時に夢中」内で行なわれた視聴者アンケートの結果である。賛成票1960ptに対して反対票が2547ptである。2547/4507で約56%の人が開催に反対していた。MX-TVの「5時に夢中」は開催が決定した翌日の2013年9月9日に再び「東京五輪開催決定。あなたは嬉しいですか?」の番組内視聴者アンケートを実施、結果は「嬉しい」が2851ptで「嬉しくない」が2901ptと、拮抗した結果であるが僅かに「嬉しくない」方が多い。「嬉しい=賛成」が増えたのは「長いものには撒かれろ」的に付和雷同する日本人のメンタリティが反映しているのだろうが、それでも「嬉しくない=反対」が多いのである。で塗り固められた五輪招致、それから二年の間に様々な処で破綻をみせているのも、むべなるかな。

TMX-TV130909.jpg
2013年9月9日放送のMX-TV「5時に夢中」

関連過去記事:
December 09, 2005:五輪招致にMの影
April 29, 2006:五輪招致
October 05, 2009:リオデジャネイロに祝福を...
February 01, 2011:黒い都知事 石原慎太郎

Posted by S.Igarashi at 10:07 AM

August 31, 2015

2015年8月30日

150830tokyo.jpg


東京新聞朝刊8月31日
一面の写真が撮影された頃、僕は此処に立っていた。この場所に集まった多くの人は「日本国憲法」を尊重しない内閣と与党に憤りを感じている、極く普通のオジサンやオバサンにオジイサン、オバアサン、学生、若者、女子、ママさん達です。
【IWJレポート】8.30国会前「決壊」!官邸がメディアに撮らせたくなかった「人々の力」 参加した12万人それぞれの思い

Posted by S.Igarashi at 11:24 AM

August 20, 2015

巻頭カラー頁に「アッツ島玉砕」が...

bigcomic20150830s.jpg二十数年ぶりに買ったビッグコミックの戦後70周年増刊号の巻頭カラー頁が藤田嗣治の『アッツ島玉砕』(画像参照)だった。アッツ島と云えば確か二年前のTBS報道特集でドナルド・キーンが一兵卒の通訳として惨状を目撃していたことを伝えていたのを思い出した。Google検索すると「ほぼ日刊イトイ新聞」のキーンさんの見た玉砕がトップにヒットした。更に岩波書店のサイトにある小田実の『玉砕/Gyokusai』について書かれた文章もヒットした。どちらも知っておくべき内容である。
ところで、この増刊号の目次を見ても知っているのは、水木しげる、滝田ゆう、松本零士、山上たつひこ、石坂啓、井上洋介、花輪和一の7人だけ、20年以上、コミック誌から遠ざかっているので後の11人は知らないが、それらも真摯に戦争と向き合った作品だ。山上たつひこの「光る風」は45年前の問題作…突然、連載中止となった様な憶えがあるが、どうやら編集部によって、削除された頁や改竄されたネームを元に戻した、完全版がこの春、復刻したらしい。

Posted by S.Igarashi at 11:39 AM

July 30, 2015

情報格差

私の場合は先月の中旬に何だか...なと思いながら購入した商品券であるが、左記の東京新聞朝刊社会面の記事では、販売日や購入セット数など、あれ〜と首を傾げるような内容である。東京新聞サイトに掲載の東京新聞7月29日朝刊・社会面の記事では二次販売によるものと書かれていて、成程と納得、恐らくは社会部のデスクが紙面に入らないので記事の一部を削除したのだろうが、ネット環境に繋がらないものには、良く解らない話しだ。それにしても売れ残った商品券の二次販売の告知は八王子市と八王子商工会議所のホームページに掲載されただけで、多くの市民が何も知らされないまま、事が進められたのが分る。しかしねぇ…こうしたバラマキ行政には...卑しい人間が群がるものだ。と云うことで本日の東京新聞7月30日朝刊・多摩版にも後追い記事が...

・八王子市:プレミアム付商品券2次販売における販売者の不適切な行為について
「広報はちおうじ」平成27年6月1日号 プレミアム付商品券特集号(PDFファイル 2.7MB)
ここには売れ残った場合は二次販売するとあるが、そこまでサイトをチェックする人はいないでしょう。

・多摩信用金庫:八王子市プレミアム付商品券の取扱いに関するお詫び

・八王子商工会議所:八王子市プレミアム付商品券 特設サイト

Posted by S.Igarashi at 10:50 AM

May 04, 2015

元米海兵隊員 アレン・ネルソン

昨日の憲法記念日、横浜臨海パークに3万人を集めた「平和といのちと人権を! 戦争・原発・貧困・差別を許さない」をテーマにした集会に、この人も生きていたらきっと参加していただろうと、日付が替わった深夜に日本テレビで放送された『ドキュメンタリー『9条を抱きしめて』〜元米海兵隊員 アレン・ネルソンが語る戦争と平和〜』を見終えて、そう思った。...あの日テレで「9条を守る」番組とは以外であったが、BSとCSでも再放送もされる。どうやら自主製作映画を放送したようで、下記のサイトからDVDも入手可能だ。
アレン・ネルソン平和プロジェクト 2013

関連エントリー:ベトナム戦争:戦後40年
そういえば10年前に初めて人を殺す・老日本兵の戦争論をエントリーしていた。それと日本国憲法も…。

やはり、誰に聞いても僕らの父の世代の戦争体験者は生涯悪夢に魘され苦しめられてますね。戦争による精神的外傷は直るものではないようです。それから3月10日の東京大空襲を体験し精神を病んでしまった母の世代も知ってます。一人は伯母(父の兄の妻)、一人は高校時代の先生のお母さん、二人とも家族に守られ日常生活を過ごしてましたが、話すとちょっと普通ではありませんでした。こうした統計に表れない戦争犠牲者も数多くいたと思います。
アレン・ネルソンも米軍が散布した枯葉剤による後遺症で亡くなったと云うことで、生物化学兵器は敵味方の区別なく殺傷するものだと...それも直ぐには健康への害はないと…自国民を騙す。

Posted by S.Igarashi at 10:14 AM

May 02, 2015

Macondo

ガルシア・マルケス(Gabriel José García Márquez)の小説に出てくる架空の街・マコンド(Macondo)のモデルとなったとされているのが、彼が祖父母の許で少年時代を過ごしたAracatacaである。その土地にあったのは米国大資本によるプランテーションだが、奇しくもマルケスの生れた年に農場労働者によるストライキが勃発、軍による弾圧、そして多くの犠牲者を出し、米国大資本は撤退。その米国大資本による暴力的な進出を落葉とつむじ風に喩え、マルケスは1955年に出版された最初の小説『落葉』の前文に記している。

そのバナナ会社とはユナイテッド・フルーツ(United Fruit Company)だが、現在の社名・ブランドは誰でも知っているあれである。
これは20世紀前半の話しと片づけられない。21世紀でも多国籍ブランド企業により、農水産業は歪められ、さらにTPPにより追い討ちを掛けられる気もする。絞り取るだけ絞り取って逃げ去ってゆく、似たような例は国内にもありそうだし、日本そのものがMacondoになるやも知れぬ。

中南米の近現代史は嘗ての宗主国に代わり支配力を強めた米国大資本やマフィアそしてCIAに対する抵抗の歴史だが、それは単に図式的な資本主義vsレーニン主義と云ったものではなく、ラテンアメリカに生まれた人々の自立性を守る人間の権利そのものと思える。
...等と考えたのはひょんなことから『グアバの香り』について5分で語れと云うミッションがあったからなのだが…

辺境の地にもストリートビューが...小説の読み方も違ってくる気がする。

Posted by S.Igarashi at 10:22 PM

April 30, 2015

戦後40年

戦後40年と云っても第二次世界大戦ではなくベトナム戦争である。10年前の4月30日にもサイゴン陥落30年をエントリーしていたが、今朝は東京新聞のコラム・筆洗を読んで思い出した。

Posted by S.Igarashi at 10:51 AM | コメント (0) | トラックバック

April 29, 2015

世界はたくさん、人類はみな他人

arayashiki.jpg

「世界はたくさん、人類はみな他人」と云う、この映画のキャッチコピーいいね。これは大乗の思想ではないでしょうか。そういえば公営賭博による寺銭の既得権益を手中にした誰かさんが、公共電波を使って一家だの兄弟だのと、もっともらしく言っていたけど、それって渡世人の世界と同じ…、故に…重しが外れた途端に争い事が絶えない訳で、近現代史にその事例は有り余るほど…。
追記5月1日の東京新聞夕刊社会面に四段抜きで紹介されてました。

Posted by S.Igarashi at 10:00 AM | コメント (0)

April 23, 2015

謝らない人...

東京新聞朝刊一面の記事は予想通り、相変わらず、謝りもしない反省もしない人の演説内容である。小学校の時、こう云う奴居たよね。曰く「俺の所為じゃない、俺は悪くない、彼奴だってやっている。」等々、屁理屈付けて居直る奴。
しかし、謝らない人って何だろう。まともに信頼関係も人間関係も築けない人じゃないのかな。こーゆー人は御近所関係でもトラブルの種になるくらいだから、国際関係も似たようなもの、ABEに限らず、大人の対応ができないこんな人間が増殖しているような気もするのだが…あゝわからない、…わからない。
添田唖蝉坊・新わからない節


Posted by S.Igarashi at 09:53 AM | コメント (0) | トラックバック

January 15, 2015

成人式...

1999年までは1月15日は成人の日で尚且つお年玉付年賀ハガキの抽選日だったのだが、ハッピーマンデーの導入とやらで1月の第2月曜日が成人の日で、お年玉付年賀ハガキの抽選日は第3日曜日のようだ。
先日の専門学校の出講日、成人式に出席する為、連休に帰郷していた学生から晴れ着姿の写真を見せてもらった。なんでもお母さんが成人式の時に作った晴れ着だそうだ。お母さんの歳を尋ねると42歳とか….とても、お祖母さんの歳を尋ねる勇気はなかった。思い起こしてみると、成人式に晴れ着を着るのは我々の世代くらいの女子からだろうか…一回り上の世代で集団就職で上京してきた人達は...晴れ着まで手が回らなかっただろう。我々の世代でもお母さんの晴れ着を着るというのは皆無…戦争で焼け出されて全てを失ったり、戦中戦後で晴れ着どころではなかった世代だ。考えてみると...お母さんの晴れ着を娘の成人式に着られるのは、それだけ平和な時代が続いていることなのだとつくづく思った
 因みに私は45年前の成人式は欠席しました。例年、市会議員のつまらない話と引き出物に煙草を吸って税金を落とせばかりに灰皿とかライターが出るらしい…と云うことを聞いていたからです。喫煙の為の品が引き出物なんて...今では考えられないことです。

Posted by S.Igarashi at 10:55 AM | コメント (0)

January 01, 2015

…between...

左は36年前の未年の年賀状…そして右は今年、未年の年賀状…暮れの30日に作成...大晦日に投函…急ぎ仕事で...m(_ _"m)
と…云うことで…今年も宜しくお願いします。

Posted by S.Igarashi at 03:32 PM | コメント (2) | トラックバック

December 30, 2014

足下につけ込む

IYD-350yen2.jpg

客の足下につけ込むのか通常の三倍の価格付けをしている。まったく阿漕な商売をするようになったものだ。
先日放送されたNHKスペシャル・貧困子どもの未来を救え〜貧困の連鎖を断ち切るために〜を見てたら、ある母子家庭の一日の食費が300円だとか…あたしも350円のかき揚げはとても無理…野菜の直販場で買った山芋が残っているので、それでトロロ蕎麦で年越しかな...

Posted by S.Igarashi at 10:50 AM | コメント (2) | トラックバック

December 15, 2014

ブルーマンデーのシシュポス

投票日翌日は常にブルーマンデーだ。14日の日曜日、為政者の思惑通りヤマトンチュは寝たままであったのに対して、ウチナーンチュが目覚めていたのが、せめてもの慰め…というのも情けない。

そういえば、選挙権を得た45年前くらいだろうか、アルベール・カミュの『シシュポスの神話』を読んだのは…。まぁ…それでも不条理と諦めて棄権することもなく、白票を入れることもなく、鼻をつまんで投票しているのであるが...。

Posted by S.Igarashi at 09:44 AM

August 23, 2014

映画・陸軍登戸研究所

1941年(昭和16)7月8日の陸軍による空撮写真である。敗戦後、同じ場所を1947年(昭和22)9月16日に米軍による空撮写真もあるが、写真のクォリティに随分と差がある。現在の明大・生田キャンパスが旧・陸軍登戸研究所の跡地である。

先日、石上さんに借して戴いたDVDの映画・陸軍登戸研究所を観た。2012年に公開された映画は180分と云うことだが、DVDは二枚組で前編が2時間半、後編が1時間半と合計4時間(240分)と劇場版よりも1時間長い。全編を通して登戸研究所に関わった人々の時代の証人としてのインタビューが延々と続く。インタビュアーは批判も肯定もせず登戸研究所で体験したことを聴き出す事に専念している。殺人光線の開発をしていた老人の上機嫌な話しぶりには、嫌悪感さえ抱くが、そうでなければ口を塞いだままだろう。中には棺桶に入るまで沈黙を守ると云う老人もいる。時代の叡知を集めた研究所と云うが、今の時代から傍観すると漫画じみたその研究内容には呆れるばかりだが、自由が奪われ国家に隷属し、何も考えなくなった日本人の姿が其処にある。それは今でも大して変わらない、原発再稼働とワンセットになっているリニア新幹線計画も似たようなものだ。
一つ気になったのは『陸軍登戸研究所の真実』の著者・伴 繁雄の夫人へのインタビュー、病床にありながら最後の力を振り絞って「陸軍登戸研究所の真実 」を書き上げる夫を看病し、死後も...出版まで献身的努力を惜しまなかったと思われるが、夫人への最後のインタビューの時、居間の壁にあった夫の写真が外されていた。積年の思いが….そうさせたようだ。
関連登戸研究所の思い出(ある若手研究員の記録)

Posted by S.Igarashi at 09:28 PM | コメント (0)

July 13, 2014

やはり...

最近頓に米軍機の飛行回数が増えていると感じていたが、今朝の東京新聞一面『横田、騒音飛行が急増 「基地機能を強化」地元警戒』の記事を読み『やはり…そうか。』と思った。先日も山陰に隠れる位の低空を米軍機が横田に向かって飛行しているのを見て、穏やか成らぬものを感じていたばかりだ。来週辺りにはオスプレイも飛来すると云われている。集団自衛権が行使されれば、多摩地区も攻撃対象になることは必至であろう。まぁ、昭和19年辺りから制空権を失っていた訳だから、既に70年間に亘ってこの空は『アメリカの空』だった訳であるが...。
関連
日米地位協定入門
Born In The Occupied Japan
沖縄・米軍基地観光ガイド

Posted by S.Igarashi at 08:57 AM

July 02, 2014

日本国憲法 第十章 最高法規

日本語を正しく理解するならば昨日の閣議決定が憲法違反であることは明白でしょう。このコメントもお読み下さい。
各キャンペーン
『憲法9条にノーベル平和賞を』
『日本弁護士連合会へ: 安倍内閣を憲法違反で訴えるよう即します』

Posted by S.Igarashi at 10:01 AM

May 29, 2014

コーポラティズムの暴走...

今年3月5日と6日に上智大学で行なわれたノーム・チョムスキー講演会を共催した岩波書店の月刊誌・世界6月号にノーム・チョムスキーのインタビュー記事『「ほんとうの自由」のために闘う』(聞き手= 堤 未果)が掲載されていた。講演会があることは知っていたが行けなかったので、3月6日の講演「資本主義的民主制の下で人類は生き残れるか」に近い内容と思われる記事が掲載された本誌を購入した。
インタビューの見出しを見ると情報操作の最たる『合意の捏造』に始まり『新自由主義と強大化する企業の力』『あらゆる分野を覆う民営化という危機』『企業の規制は可能か』『企業によって運営される国』『TPP=投資家の権利条約』と続き、エピローグの『自由のための闘い』は諦めずに、暴走化する『コーポラティズム(政府と企業の癒着主義)』に警鐘を鳴らしている。完全なる米国の属国化を目指しているとしか思えない安倍内閣の政策によって『コーポラティズム』の主役は原子力村に代表される官僚主義と独占企業から米政府と多国籍企業に取って代わるのだろうか。

『合意の捏造』からトピックを一つ紹介すると...
思想を弾圧するに武力は必要ない。「優れた教育」で権力に隷属するように刷りこみ、精神と思考をコントロールすれば良い。知的エリートと呼ばれる高学歴層の人ほどその傾向は高く、高学歴層になれても「刷りこみテスト」に合格しなければ社会的影響力のある「知識層」からはじかれると…それが米国の現状らしい。何のことはない東大話法と立場主義に汚染された我国の学者や官僚と大差ないではないか。

最後から二番目の『TPP=投資家の権利条約』では...
『…..テレビの広告が作り出そうとしているのは、情報を与えられず不合理な選択をする大量の消費者です。広告産業の目的は市場の破壊なのです。』
米国と英国で広告産業が発達したのは民衆を力ずくで制御するのが困難なことに気付き、そうした中から巨大な広告産業が生れ、『その使命は人々の態度や意見を操作すること。当時はそれを素直にプロパガンダと呼んでいました。今では「マーケティング業界」と名を変えて、経済の1/6を占める業界に成長しています。そこには広告やパッケージなど、人々の判断を惑わせるためのありとあらゆる発明が含まれます。』と...

問題となっている新国立競技場も広告産業の主導による神宮外苑「1兆円再開発」がそのベースにある、まるでコーポラティズム暴走の見本の様な話ではないか。ザハを選んだ先生方が立場主義の弁明に終始する様は…笑うに笑えないカリカチュアそのものだ。
the CORPORATION
知の逆転
チョムスキー9.11 Power and terror

Posted by S.Igarashi at 10:04 AM | コメント (3)

February 25, 2014

御値段据置!

消費税対策でしょうか、キューピーがドレッシングのボトルを変更しました。『御値段据置の増量』ではなく『御値段据置の減量』です。容量を170㎖から150㎖に改める為に寸胴型からクビレを採用したデザインとして、一割強の減量に成功です。なにやら「おでぶタレント」のダイエットを見せられている様です。4月からの変更でなく前倒ししたのは、ボトル変更に伴う経費を回収する為でしょうね。メーカーも減量対策に必死。
注:(右方向から撮影した写真の所為で大きさが違って見えますが、ボトルの高さと直径は変更なしです。念の為)

Posted by S.Igarashi at 09:36 AM | コメント (0)

February 14, 2014

土取利行・邦楽番外地/添田唖蝉坊・知道を演歌する

Toshi-Tsuchitori-singing-ENKA-of-AZENBO.jpg

2月9日は朝も早くに雪掻きを済ませ、駅に向かう途中で投票をした後、東京の西の端から、東端の川向こう両国まで足を延ばし、旧両国国技館跡にあるシアターXにて土取利行・邦楽番外地『添田唖蝉坊・知道を演歌する』のライブを聴きに行った。早くもその演奏の一部が昨日、土取利行のYouTubeチャンネル"ototatchinuru18"にアップされていた。
その日の開演は午後3時から、終わったのが午後7時過ぎと15分の休憩を挟んで実に四時間と云う長さであった。しかも、入場料が自由席のみ1000円と格安…貧民には有難いことです。大雪の翌日ということもあり、余裕を持って出掛けたお蔭で、一番前の席を確保できた。唄い始めはステージ天井から吊り下げられたPAのスピーカーからの音が耳障りだったが、音響スタッフの調整により、生唄と生楽器(三味線)だけが聴こえるようになった。やはり、キャパシティ160人程度のホールなのでアコースティックな音を聴きたいものだ。
と云うことで、前半は植木枝盛の民権数え歌に始まり、唖蝉坊と明治の壮士演歌をメインに、後半は唖蝉坊に加えて知道による明治・大正の演歌が唄われた。『パイノパイノパイ』で知られている知道の東京節が、米国・南北戦争末期に作られたジョージア行進曲(Marching Through Georgia)に歌詞を付け唄われたものだとは知らなかったが、兵士を鼓舞する行進曲を諧謔し、サビのフレーズをオノマトペによる意味不明でナンセンスな唄に変換する技は演歌師冥利に尽きるだろう。そして、その日、家に帰ってから選挙結果を見て、此の国は100年前から、何も進歩していないことをつくづく思い知らされた。

関連:
YouTube:桃山晴衣の明治大正演歌(1)/1983年池袋スタジオ200
YouTube:桃山晴衣の明治大正演歌(2)/1983年池袋スタジオ200
YouTube:ototatchinuru18

Posted by S.Igarashi at 09:36 AM | コメント (2)

January 24, 2014

1984+30=2014

Thirty Years of Mac

1984年は" Target="_Blank">1984"の様にはならなかったかも知れないが...
それから…30年が経ち…世界が何処へ向かおうとしているのだろうか…
もう一度"1984"を俯瞰すると…その未来予測が2014年の現実と...重なっている部分に…気づかされ...
某国首相の掲げる積極的平和主義など...1984の"WAR IS PEACE"に重なって見え…吐き気がするのである。

Posted by S.Igarashi at 12:01 AM | コメント (0)

December 07, 2013

ここは●●...

さて、このグレーで塗られたゾーンは何処でしょうか。GoogleMapから施設名が消えてしまいました。何か戦前の地形図を思わせるものがありますね。特定秘密保護法の前倒しでしょうか。
さて●●●●●の●●がいつまであるか...

●●●●●●は返還されるという話ですが、どうやら全てではなく一部だけのようです。返還された後、何に利用されるのでしょうか、ロビーストやブローカーも暗躍していることでしょう。なんたらかんたらと...秘密の・お・も・て・な・し・で…決まるのかな..


●●●●●●は空母の艦載機の駐機場らしいです。
ここから伯父は...


こんな●●●の入り江では艦載機は飛び立てませんね。ん...垂直になら…可能か?
関連
Born In The Occupied Japan
日米地位協定入門

Posted by S.Igarashi at 02:36 PM | コメント (0)

Free Free Free Nelson Mandela

Free-Nelson-Mandela.jpg

ネルソン・マンデラが亡くなった。ネルソン・マンデラと云うiconを意識するようになったのは1980年代の半ばこのSPECIAL AKAによる"Nelson Mandela"のビデオクリップ写真を見てからでした。旧植民地から宗主国の英国に移住したアフリカ系の人々にとっても心の拠所だったことが、このビデオクリップからも伝わってきます。それから数年経って釈放された穏やかそうな風貌をみて...また驚きました。今朝の東京新聞のコラム・筆洗を読むと...なるほどと思います。憲法違反の悪法の強行採決に萎縮せず卑屈にならないことが肝心...それがネルソン・マンデラに学ぶこと。
ネルソン・マンデラに捧ぐ/モハメド・アリ
因みにBlogを始めたばかりの10年前にSPECIAL AKAを取上げていました。
October 26, 2003:What I like most about you is your girlfriend

Posted by S.Igarashi at 09:45 AM | コメント (0)

December 06, 2013

12.06 参議院会館前

ああわからない (明治三十九年) 詞・曲/添田唖蝉坊

ああわからないわからない賢い人がなんぼでもある世の中に馬鹿者が議員になるのがわからない
議員というのは名ばかりで間抜けで腑抜けで腰抜けでいつもぼんやり椅子の番唖かつんぼかわからない
ああわからないわからない当世紳士はわからない法螺を資本に世を渡るあきれ蛙の面の皮

添田唖蝉坊・新わからない節 / 土取利行(唄・演奏)

関連:添田唖蝉坊・知道を演歌する

Posted by S.Igarashi at 08:20 PM | コメント (0)

12.05 国会正門前

12月10日は「世界人権デー」です。日本国内ではその一週間前の12月4日から人権週間と定められ、今年は65回目です。その人権週間に個人的人権を保障する日本国憲法第3章に掲げられた「第21条 集会の自由、結社の自由、表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密保障」を制限する特定秘密保護法を強行採決しようとしています。自ら議会制民主主義を否定する暴挙と云えます。これは食品偽装よりも悪質な党名偽装ですから、自由民主党の党名を返上しなければいけません。当然、党名偽装で得た得票も無効としなければいけないでしょう。与党である公明党も、特定秘密保護法の元、公明性を欠く情報を隠蔽する法案に加担する等、党名偽装で選挙民を愚弄しています。やはり党名偽装で得た得票は無効でしょう。
当日の抗議行動の模様はこちらを...
Kai-Wai 散策:秘密保護法案反対!抗議行動 12.05 (国会前&議員会館前)

Posted by S.Igarashi at 10:22 AM | コメント (0)

November 22, 2013

11.21 野外音楽堂から溢れた人々...

昨日、日比谷野外音楽堂で開催されたSTOP!「秘密保護法」11.21大集会の会場に入れず、溢れた人々です。私も会場に入れず溢れてしまった一人です。集まった人々は...普段なら孫の世話を楽しみにしているような年齢の、特に御婦人の方々が多いように見受けられました。自分たちの子供や孫…未来を生きる人に、物を言えぬ不自由な時代にしたくないと云う思いが…日比谷の地に足を向かせたのです。

Posted by S.Igarashi at 11:18 AM | コメント (0)

August 06, 2013

ピカドン

詩人:アーサー・ビナードは「原爆投下は正しかった」と教育され育った米国人だが、大学卒業後、平仮名・片仮名・漢字が入り交じった日本語と日本文化に興味を持ち来日、広島で「ピカドン」という言葉に出あう。核兵器や原子爆弾は爆撃機エノラ・ゲイから原爆投下する側の言葉であり、「ピカドン」は原爆投下された市民が未知の新型爆弾に付けた、弱者からみた原子爆弾の呼名だとアーサー・ビナードは言う。

-----------------------------------------------------------------------------------------------
平成25年長崎平和宣言
原爆の子
ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸

Posted by S.Igarashi at 10:23 AM | コメント (2)

July 15, 2013

天心 没後100年

昨日の日曜美術館で「絵筆を持たない天才芸術家・岡倉天心」を放送していた。(再放送7/21)何故、この時期に天心なのかと思ったら、今年は岡倉天心の没後100年だそうだ。そういえば、2006年にはETV特集で「岡倉天心アジア100年の旅」が放送されていた。その時は「茶の本」出版100年記念だった。因みに私は青空文庫の「茶の本」はiPhoneに入れて何時でも読めるようにしている。地球の危機的状況にある今日こそ岡倉天心の思想は再評価されるべきと思う。

Posted by S.Igarashi at 11:53 AM | コメント (0) | トラックバック

July 07, 2013

銀座通りのマスゴミ

民間によるテレビの商業放送が開始されてから60年だそうである。嘗て大宅壮一はテレビメディア黎明期に際し、その内容の程度の低さに「一億総白痴化」を憂いたと云う。そして、近未来のメディアをテーマに1965年に書かれた筒井康隆の「48億の妄想」は既に現実のものとなっている。某・女性アスリートの写真を見せられ嬉々として街頭インタビューに応える母娘らしい二人連れは実に都合よくメディアコントロールされ「48億の妄想」の世界そのものに見える。そういえば一億総白痴化を憂いた人の娘もマスゴミで高飛車なコメントをウリにしているくらいだから...なんとも情けない世の中である。
追記笑犬楼大通り

Posted by S.Igarashi at 11:56 AM | コメント (4)

May 27, 2013

ソイレント・グリーンの世界か...

Dr.Fumanchuこと古山くんよりTPPイラナイのTシャツが送られてきた。モンサントの遺伝子組換え種子による世界制覇の野望とTPPの行く末は「ソイレント・グリーン」の世界がサイエンス・フィクションに留まらない懸念を我々に与えている。既に肉骨粉による共食い現象で狂牛病は現実となっているし、サスティナブルな農業を否定する多国籍企業が独占する遺伝子組換え種子は世界同時食糧危機を招く要因となり兼ねないだろう...。そういえばサム・シェパードとジェシカ・ラングが出演したカントリーと云う映画があったけど...あれも農業が資本に支配され、それに農家の妻が抗うといった内容だったような...
愚かな水産特区は「あまちゃん」の世界を壊す

Posted by S.Igarashi at 10:01 AM | コメント (2)

May 24, 2013

インテンシティー

intensity-1.jpg
ザック監督「インテンシティーが必要」ブルガリア戦、豪州戦メンバー発表会見と云う事で『ザック監督、チームに求めるのは「強さ」』と直訳した記事もあったけど...今一つ...伝えたい事のニュアンスが読み取れない...「集中力」も...悪くはないが...

intensity-2.jpg

iPhoneAppのウィズダム英和・和英辞典 2にもあるが『(行動などの)熱心さ』がぴったりくるような...

まぁ、確かに「ドーハの悲劇」はザッケローニの言う処の「インテンシティー」が日本代表に欠けていたから起きた出来事だろう。あの時、日本代表で「インテンシティー」を持っていたのはカズだけの様な気がする。「インテンシティー」に欠けるディフェンスの穴を埋めるべく前線からゴールライン近くまで戻って失点を防ごうとしていたけど...他の選手からは全く覇気が感じられなかった。そういえば最近、端っこのチャンネルでスポーツニュースの解説をしている元MF、スタジアムで彼の試合を見た事があるけど...身体の切れにも欠けていたけれど全くディフェンスの意識に欠ける試合態度だった。そこんところ欧州リーグの一流と言われる選手との違いなのだが...

intensity-3.jpg
類語辞典では...『「むちゃくちゃ」でござりますがな...』か...

Posted by S.Igarashi at 11:07 AM | コメント (2)

February 28, 2013

草食化する新解くん

1991年の事である、この本の編集者であるM氏が片手に新明解国語辞典を携えニヤニヤしながら件の頁を拡げて見せた。自分も新明解は持っているが「恋愛」なんて言葉を調べたことはなかった。なるほど...合体か...ハマちゃんこと浜崎伝助が使うような言葉に目が点になった。赤瀬川原平の「新解さんの謎」(上図左)は1996年の出版であるが...それ以前から新解くんの妄想癖に出版業界の人たちは注目していたのだろう。
処が一昨日、iPhoneAppの「新明解国語辞典 第七版」(上図右)がリリースされたのでダウンロードして早速、件の項目を検索すると...新解くんの妄想癖は...どうしたの...と...がっかり。因みに「新解さんの謎」は「新明解の初版から第四版」までを俎上にしている。私は買い替えて古いのは誰かに上げたらしく手元にあるのは「新明解の第五版」だけである。第五版では『出来るなら....』に続き『常にかなえられないで、』までの間は『肉体的な一体感も得たいと願いながら、』と『合体』という表現は削除されている。恐らく映画『釣りバカ日誌』のヒットに起因するのだろう。しかし『合体』という言葉には婉曲表現の意味が加わっている。「新明解の第四版」以前で『合体』はどうなっているのか気になる。草食化してしまった新解くんであるが、「新明解の第五版」にはなかった「地上げ」この様に掲載され、また広辞苑にも新明解にもなかった「滑舌」も例文は有りませんが、この様に追加されています。
追記:因みに『新解さんの謎』文春文庫はKindle版もあります。

Posted by S.Igarashi at 10:14 AM | コメント (2)

February 22, 2013

そこんトコロ...どうでしょうか...

tokorog.jpg

アメ車好きのタレントを起用したドイツ車のキャンペーン広告であるが「あれぇ、そんなんでいいの?」と思ったのはガレージらしき建物から車が出てくる時の映像...方向指示器を出さずにそのまま右折...自分の見落としかと...同じキャンペーン広告が流れた時に...再度確認しても...やはり方向指示器は出ていない。テレビの映像では何処で撮影したのか...公道なのか民有地なのか不明だが...あまり誉められた運転ではないと思うのだが...如何なものか。
 某自動車メーカーでは敷地内で車を発進する時はハザードランプの点滅とクラクションを鳴らし安全確認することが義務づけられていると云うことである。クラクションは別として方向指示器の点滅は常識だが、発進時に一旦ハザードランプを点滅させてから方向指示器に切り替える方が他者への注意喚起としては有効かも知れない。

Posted by S.Igarashi at 11:51 AM

January 01, 2013

謹賀新年

...と云うことで、年が明けまして、今年も宜しくお願いします。
3Dで竹製の蛇の玩具を作ろうかなと思っていましたが...適当な資料が見つからず...さりとて玩具屋に探しに行く時間もなく、既存の絵を拝借して手抜きの年賀状を作ろうと、思いついたのがこの絵...昨年暮にEテレでサン=テグジュペリの此の本が取上げられていましたが、「絆」と「自己犠牲」に着地点を見出そうとする番組編集に???を感じたからです。3.11以降、矢鱈と声高に「絆」が連呼され...その上、「自己犠牲」ときて、憲法改正を目論む政党への政権交代ですから...心穏やかでは居られません。
さて著作権が切れたサン=テグジュペリの「星の王子様」は大久保ゆうによる新訳がCreative Commons License.に基づきパブリックドメインとして青空文庫に「あのときの王子くん」のタイトルで公開されていますので。著名な岩波書店版の内藤濯氏の翻訳と比べてみるのも一興かとも思います。私も2005年に著作権が切れた時、池澤夏樹の新訳を買った憶えがある筈なのですが、乱雑にしたままの書棚を探さないと...です。兎も角、誰かの感想を鵜呑みにして「思考停止」に陥らないように...気をつけたいものです。それはサン=テグジュペリが望んだこととは真逆でしょうね。

Posted by S.Igarashi at 02:47 PM | コメント (4)

December 31, 2012

さて、後2時間程で終わる2012年の『今年の漢字』は『金』だそうだが、この一年間をを締め括る漢字を一つ選ぶとしたら、私には『浅』しか考えられない。政界から財界、マスコミに広告代理店、官僚に御用学者、その他諸々と目先の事しか眼中にない『浅ましい』輩で世の中溢れている。情けないが、どうやらそれが現実である。
まぁ来年こそは"I wish you a happy new year"と云うことで...身体だけは大切に...夜空はオリオン座が綺麗です。

Posted by S.Igarashi at 10:01 PM | コメント (1)

December 06, 2012

腑に落ちないこと...

NISSAN REAFのテレビコマーシャルの【自宅で充電・満タン300円】のコピーを見ていて腑に落ちない思いがした。ガソリン車と比較して燃費の良さを訴えているのだが...そもそもガソリン車と同じ土俵で勝負している訳でもないのに...安直に比較するのは如何なものか。最大の疑問はガソリンには1リットル当り53.8円のガソリン税が掛かっている。その上、ガソリン税にも5%の消費税が二重に掛かっているので1リットル当り56.49円の税金を支払っていることになる。日産のウェッブサイトによれば一回の充電で228km走行可能らしい。仮に15km/ℓの燃費のガソリン車と比較すると228km走行するには15.2リットルのガソリンが必要となる。今日の全国平均価格では146.8円/ℓとなっているから、2231.36円のガソリン代が掛かることになる。その内、ガソリン税は817.76円となっている。つまりガソリン税だけで充電料金の2.8倍もの金を国に支払っていることになる。これを不公平と言わなくて何と言えば良いのだろうか。ガソリン税の目的とする道路特定財源制度は「改正道路整備事業に係る国の財政上の特別措置に関する法律」の成立に伴い一般財源化されたと云うが、その使途は現在でも道路の建設・整備が大部分の様である。つまりNISSAN REAFはガソリン車ユーザーの税負担に只乗りしていることも云える。いっその事、公平を期すにはガソリン税を廃止したらどうだろう...。

Posted by S.Igarashi at 10:15 PM | コメント (4)

August 15, 2012

戦場体験史料館

jvvap.jpg

8月14日付東京新聞夕刊一面に『戦争の記憶「今残さないと」』の記事が、公開は8月15日から。

東京MX-TV(8月14日):終戦から67年? 八王子空襲を語り継ぐ2人の思い
高尾駅1・2番線ホーム上屋支柱の弾痕とか大和田橋の焼夷弾・弾痕の映像も...

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM

August 05, 2012

67年前の8月5日

67年前の8月5日のここ「湯の花トンネル」は今日と同じように暑い夏の日だったそうだ。
東京新聞「太平洋戦争末期 列車銃撃事件 風化させない

Posted by S.Igarashi at 07:00 PM

May 12, 2012

どうすれば...

昨日、大学からの帰路、雲が美しかったので栃谷戸公園で車を停めて写真を撮ろうとしたが...雲は既にそのカタチを変えシャッターチャンスを逸してしまった。その時...公園内にある池のフェンスに立て掛けた妙なカンバンが目に付いた。『あやしい人をみつけたらXXXXXしてください。』ん〜これでは何を言いたいのか分かりませんですね。こちらと同じく退色したのでしょうが...果たして...こうなる事を想定していたのでしょうか?

Posted by S.Igarashi at 10:51 AM | コメント (2)

March 28, 2012

地震・雷・火事・親父

昨日も東北地方で大きな地震があったが、この言葉は他の辞書でも同様に【世間でたいへん恐ろしいとされているものを、その順に並べていう言葉。】とされているが、考えてみると予知できず回避することも抗うことも出来ない自然災害から、予知可能、回避可能な災難と順に並んでいることが分かる。その筆頭が【地震】である。【雷】はどうだろう、雲行きが怪しくなったら安全な場所に避難することはできる。地震によって発生する津波は二番目の【雷】と同様に、地震が発生してから安全な場所に避難する可能性は残されている。【火事】の多くは人間による過失であるから日頃の心掛けにもよる。【親父】は或る意味、人間社会に於ける理不尽な支配の象徴であろう。3.11の未曾有の災害はこれらが一時に来てしまったということだろうが、困ったことに原子力村は未だに【親父】に支配されている。

Posted by S.Igarashi at 09:07 AM

March 27, 2012

説教強盗と学者...

3月20日付けの東京新聞コラム『筆洗』は服役後改心し、自分の犯した過ちに責任を感じ防犯活動へ転身した説教強盗の話しを例に挙げ、自身の過ちを負うことのない責任を忘れた原子力ムラの官僚や学者を批判している。
 件の説教強盗であるが小菅刑務所に服役しているとき同じ房に社会学者の河上肇が思想犯として服役、日常生活では出逢うこともない強盗と学者の二人が同じ獄舎で寝食を共にしていた。兄によるとこの話しは母が直に河上肇から聞いていたそうである。河上肇が刑期を終えてから京都に戻るまでの数年間、中野の落合界隈に居を構えていた時期に、朝日新聞に掲載された女中募集の求人広告を見て娘時代の母が訪ねていった。河上博士(母はそう呼んでいた。)は母を見て、とても女中(お手伝いさんと言い換えられたのは昭和30年代)には向いていないと、梅田町の家までわざわざ断りに来たそうだが...どうしても働きたいと言う母の我儘を聞き入れ、お茶汲みに置いてくれたそうである。母が語る博士は穏やかで優しく、書斎に入りきれない文藝書の類いは玄関廻りに置いて有り、「ここに置いてある本は好きに読んで良いからね。」と言われていたという。そうした中、仕事の合間の息抜きに母を相手に牢獄での説教強盗との交流を話してくれたのだろう。説教強盗の話しは面白かったらしく、何度も母は博士にその話しの続きを聞きたいとねだったらしい。

Posted by S.Igarashi at 10:04 AM | コメント (6) | トラックバック

December 22, 2011

黒い車...


嘗て「黒い車」と云えば霊柩車、公用車、タクシーにハイヤーと決まっていた。自家用で「黒い車」に乗っているとしたら...その筋の人が通り相場であった。それがどうだろう最近矢鱈と「黒い車」を街中で見掛けるようになった。気になり始めると、信号待ちの時や対向車のボディカラーをチェックするようになり、「黒い車」が三台四台と続くと「なんじゃ、これは」と思う。まさか3.11で亡くなられた人々に哀悼の意を表わし、喪に服している訳ではなかろう。セダンからワンボックス、SUVに軽、それに二輪までと車種に係わらず「黒い車」が増殖している。
しかし「闇夜の烏」の喩えにあるように「黒い車」は視認性が悪い。「黒い車」と黒ずくめの服装で無灯火のチャリの出合い頭の事故なんて...嗤えない噺だが...起きても不思議でない。
ん...ここにも...一台...
追記California May Ban Black Cars(黒い車が流行るのは日本だけ...?)

Posted by S.Igarashi at 01:36 PM | コメント (6)

October 29, 2011

...ですから...


...ですから...しないで...

Posted by S.Igarashi at 10:00 AM | コメント (4)

September 27, 2011

a linear motor

今朝の新聞折り込みに中央新幹線環境影響評価方法書・縦覧と説明会開催のお知らせが入っていた。これを見ると橋本駅周辺に駅を造るようだが...この辺り工場跡地が超高層マンションになったりしているが...今度は車両基地と停車場の誘致で...どうなることやら。
JR東海・中央新幹線環境影響評価
しかし...これが本当に必要なのか...中国に対する面子だけ...の様な気もするなぁ。

Posted by S.Igarashi at 11:29 AM

July 17, 2011

共通点は何処に...


この二人の共通点が何処にあるのか私には分からない。ましてや...この歌手のCDも持ってないし...

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM | コメント (7)

July 04, 2011

何様...

maturyu.jpg
しかし...この男この態度は何様のつもりだろう。恥ずかしげもなく『そうしないと我々は何もしないぞ...ちゃんとやれ』だってさ...この状況を見れば...3.11からずっとそうだったし、これからも...何もしないのだろう。『そうしないと我々は何もしないぞ...』言われなくても解るさ。

Posted by S.Igarashi at 07:51 AM | コメント (22)

June 15, 2011

Kan...Kan...Kan...

kanfull.jpg
あまりの無策ぶり空き缶に菅直人の似顔絵ラベルを貼り付けて「缶蹴り遊び」でもやりたい気持であったが、マスゴミが一斉に唱える「菅下ろし」と大連立の背景にある「原発推進と東電救済」を考えると、ちょっとまてよと思う。兎も角、原子力からの脱出を図るためにも、震災当日に閣議決定した電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法案を今国会で通し、名誉ある退陣をして欲しいものである。
と云うことで日曜日に官邸で行われインターネットでも配信された「総理・有識者オープン懇談会」のビデオも上記サイトに公開されている。懇談会を締めくくる出席者からの最後の一言でサッカー日本代表元監督・岡田武史がこの言葉を紹介していた。サッカー日本代表監督としては好きじゃなかったけど、改めて、ごめんね岡ちゃん。m(_ _)m
追記:現代ビジネス・原発やめますか、続けますか・史上空前の大アンケート
有識者の回答...1

Posted by S.Igarashi at 10:08 AM | コメント (8)

June 09, 2011

組織と個人

嘗ての強硬な印象しかなかった蓮池 氏も企業組織を離れると...違ってくるようですが...。
「私も、被ばくした」――蓮池透が語る、原発労働の実態(前編)
「原発に未来? ない」――蓮池透が語る、原発労働の実態(後編)

Posted by S.Igarashi at 10:19 AM

May 30, 2011

My Back Pages

My Back Pagesと云えばBob Dylanが1964年に作詞・作曲した曲だが、私にとってはAtlantic Label系のVortexからリリースされたKeith Jarrett Trioの1968年のアルバム・Somewhere BeforeのA面一番の曲として聴いたのが初めてであった。
昨日の篠田博之氏による東京新聞のコラム「週刊誌を読む」に『「古傷」映画化 なぜ大宣伝/深謀遠慮、風化...朝日の思惑は...』と映画『マイ・バック・ページ』が取上げられていた。この映画も川本三郎の原作も(金を払ってまで)見るつもりも読むつもりもないが、原作の素材となった事件は...確かそんな事があったと...記憶に残っているが、その当事者の一人が川本氏であったことを知ったのは数カ月前に読んだ雑誌の記事ではなかったかと思う。それにしても週刊朝日3月25日号でも原作のタイトルに使われたBob Dylanの詩のリフレインについて言及されていないし...。まぁ、こんな手垢に塗れた紋切り型の括り方を読むと...やっぱりマスメディア側(マスコミ村)にいた人間だなぁ〜と白けてしまうのだが...。
Bob Dylan - My back Pages
Keith Jarrett Trio - My Back Pages
追記:数カ月前に読んだ雑誌とは3/15発売の週刊朝日・緊急増刊「朝日ジャーナル」の川本三郎と中森明夫の対談でした。とかげの尻尾にされた川本氏に対し弁解の機会を与えるのはマスコミ村・大字朝日新聞の損失補填でしょうか。

Posted by S.Igarashi at 01:39 PM | コメント (2)

May 14, 2011

ひまわり

himawari.jpg
今日の夕刊一面に『土壌浄化へ咲いて・避難地域にヒマワリ、菜種』の記事があった。ヒマワリ、菜種はセシウムを取込む性質があり、チェルノブイリ周辺地域でも土壌浄化の目的で数多く栽培されていると云う。ヒマワリのそうした性質と旧ソヴィエト連邦を舞台とした映画「ひまわり」のどこまでも続くヒマワリ畑とヘンリー・マンシーニ作曲の映画音楽からインスパイアされ医師の鎌田實氏らが主宰するJCF(日本チェルノブイリ連帯基金)ではJazz演奏家の坂田明氏と協力してCDアルバム:ひまわりをリリースしている。そう云えば坂田明氏は昨年末に行なわれた『音楽とミジンコから見えてくる世界...』の時もひまわりを演奏していた。鎌田實氏がYouTubeに投稿した坂田明氏の演奏がバックのチェルノブイリのスライドもある。

Posted by S.Igarashi at 03:45 PM | コメント (4)

May 08, 2011

まる子ちゃんの家

さくらももこKeith Jarrettの誕生日が5月8日なんてことには関係性は何もないが、話のネタにするのは「まる子ちゃんの家」である。
何年か前にNHK教育で水彩スケッチの講座を何となく見ていたら、神社仏閣の写生で出演者の男女のタレントが揃いも揃って建築物を遠近法を無視して「まる子ちゃんの家」の様に描いていた。初心者を起用した番組Pの思惑通りの結果なのかも知れないが、指導講師の困惑が画面からも伝わってきた。さくらももこ言う処の「くん・ちゃん漫画」の類いでは遠近法に乗っ取って描かれることは少ない。図法的に検証すると「まる子ちゃんの家」は対象物を45度に振って水平方向から平行投影法で得られる画面であるが、水平方向の距離は長めに補正が加えられている。人は「空間認識」よりも「図形認識」が優先されるのだろう。記号化された「まる子ちゃんの家」に疑いを持つものは居ない。(漫画は東京新聞5月3日・朝刊より引用)

Posted by S.Igarashi at 09:49 AM | コメント (0)

May 04, 2011

哀しい...憲法記念日

憲法をキーワードにMADCONNECTIONを検索すると2004年から24のエントリーがありました。自分の書いた物を読み返してみると状況は次第に悪化し...2007年の5月3日に書いた日本国憲法に対するFumanchu氏のコメントは3.11以後を想像させられます。そういえばi文庫で日本国憲法を読むことも試してました。改めて電子法令検索 for iPadで調べてみると、粛々と憲法改正への法令手続きが進められていることが解ります。今年の憲法記念日は『ウサマ・ビンラディン殺害』の報道で新聞一面の片隅に追いやられてしまいました。この日に合わせたのは米国のメディアコントロールなのかと...疑ってしまいます。それにしても福島の子供達は憲法第25条に守られることも...ないとは...どう云うことでしょう。この「都合良い日本人」だけが再生産される異常さ...そんな国は疑え。
January 22, 2009:棄民(オバマ米大統領の就任演説を聴いて...)

Posted by S.Igarashi at 11:07 AM | コメント (4)

April 18, 2011

都合良い日本人の作られ方

『都合良い日本人の作られ方』と云う視点で1994年に制作されたこのドキュメンタリー番組を見ると実に良くできている。YouTubeやGoogleに置かれたこのビデオも...こんなことを要請する政府の元、いつ削除されても...おかしくないかも、なので見るなら今のうちです。
YouTube:原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜NHK 1
YouTube:原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜NHK 2
YouTube:原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜NHK 3
以上の動画へのコメント機能は無効に設定されています。
GoogleVideo「原発導入のシナリオ 〜冷戦下の対日原子力戦略〜」(連続再生可能)
この動画は、2011 年 4 月 29 日に削除されます

ここからは今年の2月9日に書き留めておいたものだが、エントリーするまえに3.11の未曾有の災害が起きてしまいそのままにしてあった文章である。

第二次世界大戦後の読売グループを率いた正力松太郎が米国CIAのパシリだったことは、米国で公開されたCIAの資料によって明らかにされており、それらに関する本も多く出版されている。
国民を『都合の良い日本人』に育成するためにメディア・コントロールは不可欠だ。中でも権力者がメディアを使って国民を懐柔する為の手段として、Sport・Sex・Screenの3つのSは有効である。それを民間企業としてテレビの放送免許を取得した読売グループに当て嵌めると、実に明解である。Sportは戦後街頭テレビの花形となったプロレス、放送時間帯は金曜のゴールデンタイムの金曜日午後8時、隔週毎にプロレスとディズニー・アワー(邦題:ディズニー・ランド)を放送、これは家族向けのScreenである。そして残るSexであるが、深夜の時間帯に「11PM」が放送されたのが僕が高校生の時、何かが見えたの見えなかったのと都市伝説も広まりクラスでは親の目を盗んで「11PM」をどう見るかが話題にもなった。そう、僕らは餓鬼の頃から「都合良い日本人」になるようメディアコントロールされていたのだ。

その後70年安保を万博ですり替えるのに成功した広告代理店は70年代以降、権力構造と共に肥大化して、新聞、TVを傘下に治め、実質的に此の国を支配するまでに至っている。

そういえば動力炉・核燃料開発事業団」の作成したプロパガンダ・アニメ頼れる仲間プルト君――プルトニウム物語も...理論が破綻していて、酷いですねぇ。

Posted by S.Igarashi at 10:14 AM | コメント (3)

March 29, 2011

豊洲新市場予定地の液状化

2011年3月8日ビックサイトから東京駅丸の内行きのシャトルバスで豊洲新市場予定地の傍を通った。そして3日後に東日本大震災が起きた。臨海部の液状化が気になったが、浦安の液状化被害は直ぐに報道されたが、その後首都圏の被害は津波の惨状や原発報道の蔭に隠れ、豊洲新市場予定地の液状化被害については全く報道されなかった。東京都が隠したい不都合な真実について我々は考えなければいけない。

豊洲新市場予定地液状化見学をさせない東京都
岩上安身オフィシャルサイト:築地に注目・東京都知事選挙の争点として
2011年1月緑フォーラム報告
黒い都知事 石原慎太郎

Posted by S.Igarashi at 06:49 PM | コメント (4)

March 28, 2011

岩波書店の英断!世界1月号PDF公開。

岩波書店の英断!世界1月号『特 集 原子力復興という危険な夢』をPDFで公開。

 これまで経験したことのない巨大地震と巨大津波、被害はなお続いています。
 かつてない規模の被災者にとって、いま緊急に必要なのは支援、救援体制の整備と静かな喪の時間の確保です。しかし、救援と喪の時間を妨げ、不吉な影を落としているのが、いうまでもなく、福島原発の深刻な事故です。
 本誌は、原子力発電について、その安全性、経済性、エネルギー政策の面などから、疑問を呈し、批判的な論陣を長く張ってきました。
 その直近の号が2011年1月号の特集「原子力復興という危険な夢」でした。
 事故以後、この号を読みたいという要望が多く寄せられました。本屋さんを通じて注文をいただくことも可能ですが、被災地に近いところではそのようなことは不可能です。そこで、著者の方々の了解を得て、特集の一部をPDFとし、当面の間、無料でダウンロードすることができるようにしました。
 2011年3月28日
「世界」編集長 岡本厚
PDFダウンロードは下記のリンクから
岩波書店「世界 2011年1月号」
ん〜、平凡社も現在入手困難な佐藤 栄佐久の"知事抹殺 つくられた福島県汚職事件"を電子書籍化してくれないかな。
追記:岩上安身オフィシャルサイト
2011年3月20日、佐藤栄佐久元福島県知事に緊急インタビューをしました。
3月30日の東京新聞朝刊にも佐藤栄佐久氏の記事が...
『原子力開発に地元の声は届かず、国会議員すら触れない。事故は起こるべくして起きた。原子力関係者は地元の人たちを今どんな状況に置いていると思っているのか。』
とインタビューは結んであります。「世界 2011年1月号」のPDF版『原発頼みは一炊の夢か』と併せて読むと、地方の現実が伝わってきます。
ところで、心労とかで入院され顔を見せなくなった御方の元気な頃のインタビューがあります。
ブレジデントロイター:安定志向はノー。チェンジ、チャレンジ|東京電力社長
やはり「安定志向はノー」か....

Posted by S.Igarashi at 06:42 PM | コメント (3)

March 18, 2011

被災地からの伝言

被災地からのメール「【被災地より心からのお願い】 [フードバンク ] 食品等の受け入れについて」を伝言します。

 [フードバンク] 食品等の受け入れについて メル・プラッツ事務局

 メル・プラッツ運営メンバーの坂田邦子さん(東北大学)からの信頼できるお知らせです。皆さまのご協力をお願いいたします。

東北大学の坂田@仙台です。

民間レベルの支援物資の受入窓口の体制が整いましたのでご連絡させて頂きます。

ニュースでは、ヘリや船などで続々と物資が搬入されていると報道されていますが、実際は、被災地の末端まで届くためにはまだまだ時間がかかり、絶対量も不足しています。

加えて、どの地域も窓口が一元化されており、個人による支援物資は、あちこちで、留め置かれていると聞いております。

以下の活動では、東京と仙台のNPOが連携して、緊急車両証を確保し、個人からの支援物資を受け入れるルートを構築し、すでに活動が動き出しています。

特にメディア関係の方、新聞、テレビ、ラジオ、媒体を問わず、可能な限り取り上げて頂ければと思います。

ツイッターでのつぶやきも大歓迎です!
詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www.2hj.org/index.php/news_j/disasterrelieffooddonations/
以下の点もご確認下さい。(セカンドハーベストジャパンからの留意事項)

・NPO法人セカンドハーベストジャパンのサイトに掲載されている物資であれば、<事前連絡なしに>サイトに掲載されている事務所宛に送付して大丈夫とのことです。(食料品以外も受け付けています)
・送付の際、中身が何なのかが外からでも分かるようにしていただけると、仕分け・配送において非常に助かりますとのことです。
・送付する物資の種類や送り方について、迷うような点がある場合は、事前に電話・メールで連絡をして欲しいとのことです。
・平日(月〜金)10:00-18:00であれば、直接、事務所に持ち込んでいただいても
  構わないとのことです(職員が対応)。
・物資としては、特に、常温で持ちが良い食品や、タオルが有難いとのことでした。
どうか、みなさまのお力をお借りしたく、心よりお願い申し上げます。
**********

おはようございます。
NPO法人ふうどばんく東北AGAINの高橋です。

今回は、様々なご縁でつながることができました。
まずは、このご縁に感謝します。

次に、支援のご連絡ありがとうございます。
現在は、何もかもが足りない状況で、本当に助かります。

□食品の受け入れについて

 ・現状
   物流が断絶しているため様々な商品の仕入れが不能になっている。近隣へも
   連鎖し、日本海側の隣県でも不足状態になっている。
   自衛隊、災害救援隊が行っている支援物資は、大量だが地域ニーズに対応
   しきれていない。

 ・対応
   以下3者が協力して、緊急車両証を入手(一般車両は通行禁止の東北道を
   無料で通れます。
   災害支援物流ルートを民間NPOの連携プレイで構築しました。

    NPO法人ふうどばんく東北AGAIN:当団体/食品を生活困窮者へ届ける
        活動をしている団体
    NPO法人ワンファミリー仙台:仙台市内で生活困窮者支援を行っている団体
    NPO法人セカンドハーベストジャパン:東京でフードバンクを行っている団体

 ・物流の流れ
   1.セカンドハーベストジャパンが東京で食品の受け付け、管理、配送準備
   2. セカンドハーベストジャパンが東京から仙台へ食品を輸送
        (1回/2日/4トントラック)
   3.ふうどばんく東北AGAINが食品を受け取り、市内の各団体へ配送し市民へ
        炊き出し

 ・食品等の提供方法について
   詳しくはこちら
   http://www.2hj.org/index.php/news_j/disasterrelieffooddonations/

------------------------------------------------------------------------

このメールは、旧メル・プロジェクトメンバー、旧「メルの環」読者の
みなさま、メル・プラッツ事務局に新たに案内のご希望をいただいたみ
なさまにお送りしています。もしこのご案内が不要な方がいらっしゃい
ましたら、<2010@mellplatz.net> までお知らせいただきたく存じます。

メル・プラッツ 2010年度オーガナイザー 伊藤昌亮(愛知淑徳大学)
--------------------------------------------------------------------------

Posted by S.Igarashi at 04:48 PM | コメント (2)

168時間が...

地震発生から一週間、168時間が経とうとしてます。その間、ブログを更新していませんでした。地震発生前に下書きしていたテーマは『都合の良い日本人』『48億の妄想』『オール電化生活を巡る東電と東京ガスの確執』と云った内容で...この機に及んで...今更と思い...エントリーするのを取り止めました。しかし改めて東日本大震災への政府対応やメディアのドタバタした混乱は...1960年代に書かれた筒井康隆のSF世界『48億の妄想』や『霊長類南へ』そのものでありました...。
と...ここまで書いたところで初めての計画停電が実行されました。.....中断.....3時間の計画停電が終了して再起動...そして黙祷....
私の居場所から半径2キロ圏にある病院の総ベット数を調べてみると合計2557床もあります。最も大きいのが600床を超える八王子医療センターと永生病院、500床を超えているのが駒木野病院、他は300床から80床規模の病院で、総合病院から精神科専門病院に老人医療専門病院と多種多様の病院があるので、恐らく計画停電した際の病院側のバックアップ体制のシュミレーションが整うまで延期していたのではと推測しましたが...さてさてその実態は。

3/12付けのメール

JEDIの皆様
私も秋山さんと同様に江戸市中にもコストコにも出掛けず山里の自宅仕事場に引篭りしてましたので帰宅難民にならずに済みました。
地震3日前の8日は江戸湾塵芥埋立地のビック・ダ・サイトに出掛け、帰りは豊洲の築地市場移転地(液状化が怖い)の傍を通り東京駅までシャトルバスで帰りましたが、あの場所で地震に遭遇していたら確実に帰宅難民になっていたと思うと、ぞっとします。

私の所は薄皮程度の表土とローム、直ぐに礫層、次に砂岩と粘板岩の層と続いているので、地盤は良い方で、都内で震度4くらいですと、ほとんど感じることもなく、神奈川西部地域や山梨東部地域の直下で起こる地震も衝撃波を感じますが、揺れは少ない地域です。それでも、今回の地震は揺れが中々収まらず只事ではないと表に出て外の様子をうかがい、近所の人と「こんな地震初めてですね。」と立ち話、揺れが収まり主屋に戻ると本棚も食器棚も何事もなく無事、テレビをつけると何処のチャンネルも地震報道だけなのに、自分が住んでいる地域の情報が何もない状態。インターネットのウェザーニュースの地震情報も更新が途絶えたまま...ツイッターも善意の中に悪意が混じり、悪意が自己増殖したりとか...これもネット・リテラシーの問題性かとも...
道路事情は中央高速閉鎖で甲州街道に大型車が流れ...一般道には大型車の休憩施設が無いためか...不法駐車する大型車が二車線の一車線を塞ぎ...渋滞を誘発...

これまでエントリーした中で、原発、津波、地震に関するものをピックアップしました。
原子力発電関連
April 25, 2006:1986.Chernobyl nuclear power plant.2006
津波関連
December 30, 2004:Tsunami
January 08, 2005:Tsunami-2
January 11, 2005:Tsunami-3
January 17, 2005:忘れてはいけないこと
March 02, 2010:TSUNAMI 20100228
地震関連
October 23, 2004:NHKとメディアコントロール
October 27, 2004:Hazard Map
November 16, 2004:ネットとマス・メディア
February 13, 2008:「名所江戸百景」と江戸地震
February 16, 2008:謎解き広重「江戸百」
January 20, 2010:NASA on Twitter
November 23, 2005:セルフビルド・ビルヂング

計画停電にしても政府と東電によるスピン・コントロールではないかと云う疑いもあります。
福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ2007/7/24
ロイター通信:日本、原子力発電不足分補う石油火力発電の余剰ある=IEA
日本地図センター:地震・津波に関わる地図


こんなの見ると...うるっと...です。

Posted by S.Igarashi at 02:46 PM

June 15, 2010

6.15 安田講堂シンポ

ANPO.jpg

リンダ・ホーグランド監督作品・映画「ANPO」の紹介も兼ねて「6.15 安田講堂シンポ」が行われる。歪んだ日米関係を考え直す機会になればと思い...申込んでみた...。因みに6月15日は樺美智子さんの御命日である。

Posted by S.Igarashi at 10:29 AM

March 10, 2010

Tokyo Holocaust 1945.03.10

身内では本所方面に住んでいた父の兄がこの日以来連絡が取れなくなりました。
私はその大空襲の焼跡に建てられたバラックで生まれましたが、その頃の日本は占領下にあり非独立国でした。と云うことで私はオキュパイド世代になります。日本が米国の支配下から脱し、「思いやり予算」と云うヤクザのみかじめ料に等しい金を上納しなくても平和で穏やかに暮らせる真の意味の独立国になることを心より願っています。

Posted by S.Igarashi at 09:44 AM | コメント (6)

February 05, 2010

Wozだって...

Prius-acceleration-problem.jpg

て〜ことで、あの温厚なWozだって...怒っているのだ。

Posted by S.Igarashi at 02:46 PM | コメント (4)

December 25, 2009

calendar

年末になると使い切れないほどカレンダーや手帳が届いたのは、もう昔話なのだろう。企業の販売促進アイテムのカレンダーも不況の所為と資源保護なのか、サイズは小振りにページ数も減って、一ページで一月だったものが、一ページで二月分になっていたりする。それに反するかのように書店や文具店のカレンダー売場の品揃えが増えている。カレンダーが当たり前に貰うものから、自分で気に入ったものを買うように変化しているのだろう。そうした風潮の中でも昔からARFLEX JAPANinnovator等、家具メーカーのカレンダーは猥雑さを嫌いシンプルさを求める人々の支持を受けて定番商品の地位を確立してきたと思う。

Posted by S.Igarashi at 10:20 AM | コメント (0) | トラックバック

November 24, 2009

RANGES OF T.Hidaka

今朝の新聞で日高敏隆氏の訃報を知った。僕が初めて氏の文章に触れたのは40年前位に読んだエドワード・ホール の『かくれた次元』の翻訳者としてだった。氏はエドワード・ホールの他、ソロモンの指環のコンラート・ローレンツ や利己的な遺伝子のリチャード・ドーキンス 等の紹介者(翻訳家)でもあり、我国の動物行動学(エソロジー)の第一人者と位置づけられているが、前エントリーのアニエス・ヴァルダに劣らず"RANGES"が広く、ジャズピアニストの山下洋輔や作家の筒井康隆とも交流があったことだ。僕が『かくれた次元』を読んだだけで終らず、氏の著作物を読むようになったのも、ジャズから派生して山下洋輔のエッセーや筒井康隆の作品やエッセーを読むようになったからだと思う。其処に度々、対談や鼎談の相手として氏の名を確認して、その考えに興味を持つようになったのだろう。科学的に未解決な問題を仮説で誤魔化すことなく、それは未だ『解らない』と飄々と述べる学者の姿に信頼感を覚えたものである。合掌。
追記:そういえば氏の翻訳したE.T.ホールの「文化を超えて Beyond Culture」に影響されて『伝達不能』なる駄文を書いていた。

Posted by S.Igarashi at 10:06 AM | コメント (2)

October 08, 2009

ここでバンジージャンプを...

週刊朝日の今週号八ツ場ダムの特集が組まれているが、その概要を読まずに(買わずに)知りたければ「大竹まこと ゴールデンラジオ」の【10月6日山口一臣(週刊朝日編集長)】のポッドキャスト(但し来週火曜日まで期間限定公開)を聴くのも良いでしょう。まぁ何しろ予算総額4600億円の内、関連事業で既に7割を使ってしまったというのにダム本体は未着工と云う何が何だか常人の理解を超えた話しである。ダムサイト予定地はただの渓谷で何もないから、テレビや新聞は付け替え道路の橋脚の工事写真を載せて、7割方完成と報道しているのである。メディア側の人間でさえもがこれは情報操作だと言うくらいなのだ。
てことで、ダム工事中止記念として、この橋脚はバンジージャンプ台として公開の刑場にすればよい。そう税金を食い物にした官僚や天下り官僚に対して懲役刑ならぬ懲バンジー刑である。罪の重さに対し1バンジーから100バンジーまでの量刑を処すのである。人道に配慮し自らの意志でジャンプするまではジャンプ台の上に...いつまでも居て良く、執行人が無理矢理背中を押すようなことは御法度である。もちろん公開処刑であるから、だれでも見物できるしテレビ中継も行う。ヘタレ芸人のバンジージャンプより視聴率がとれるかもね。(写真はCreative Commons Licenseに基づきウィキメディアより引用)

Posted by S.Igarashi at 01:35 AM | コメント (0)

October 05, 2009

リオデジャネイロに祝福を...

週刊文春・2009年4月9日号の小林信彦「本音を申せば」で氏は『東京を破壊したのは、関東大震災、東京大空襲、そして東京オリンピックである。』と語っている。1964年10月10日、東京に住んでいた人はまさにその通りと思うだろう。それはオリンピックから三年後、1967年の都知事選で社会党・共産党推薦で立候補した美濃部亮吉が当選した事実が証明しているのではないだろうか。オリンピックが終って都民に残されたものは、オリンピック特需の反動による不況や、オリンピック道路として建設された環状七号線の排気ガス汚染、江戸東京の景観を破壊した首都高、河川の暗渠化と汚水の垂れ流し、そして大気汚染に河川の汚染等の公害であった。
先日深夜に再放送されたテスト版のブラタモリでも代々木のオリンピック選手村の汚水を垂れ流すために渋谷川の下水化...つまり暗渠化が行われたとの証言があった。
当時の状況を憶えている人は50歳を過ぎている。なぎら健壱は東京オリンピックを人災と呼んでいるそうだが、「本音を申せば」50歳を過ぎた多くの都民はもうこりごりだと感じているのである。
2016年オリンピック開催地に落選して、都知事が誰にその罪を被せるのかと思ったら、見えない力学とか、政治の力が働いていたとか、訳の分からないことを言っている。オリンピックの理念に従えば南米初の開催となるリオデジャネイロが選ばれるのは自然な流れ、逆にシカゴや東京、マドリードが選ばれたとすれば...政治力云々がささやかれても良いだろう。知事のエゴをエコで偽装してみたけど...新銀行・東京の問題もあるし...笛吹けど踊らず...都民は醒めていたということでしょうね。
ブラジル大統領の言葉『オバマ大統領や鳩山首相は悲しくて、私が幸せであることを申し訳なく思う、でも、五輪はこれまで何度も何度もあなた方の国でやってきた。いまは私たちに、喜ぶ権利がある。』ほんとそうだよね。気持ち良くリオ・デジャネイロに祝福を贈りたいものですね。
追記開催都市リオ、石原発言を批判 IOCに通知と声明
石原知事、五輪招致150億円「痛くもかゆくもない」
まぁ、自分の懐から出ている金ではなく、都民共有の税金だからそう言えるのでしょう。

Posted by S.Igarashi at 09:18 AM | コメント (8)

September 14, 2009

号外

12時半頃、京王線新宿駅で降り地下鉄・丸ノ内線に乗り換える為、西口地下コンコースに向かうとき、京王線構内で号外を配る人の姿が目に入った。これも何かの巡り合わせと記念に一枚いただいた。そういえば五年前に「天才という括り」と云うタイトルのエントリーを書いていた。
銀座四丁目ではデジタル号外"イチロー"も....

Posted by S.Igarashi at 08:52 PM | コメント (0)

September 08, 2009

ぱそなる

ぱそな・る [0][4]【ぱそなる・パソナる】
(動ラ 五[四])
(1) 究極の天下り。
(2) 元大臣が退任後,自ら手掛けた規制緩和に関する法案によって高い利益を得た民間会社や団体の経営者に治まること。
「関連企業に―・る」
(3)意味が転じ「恥知らず、強欲の意」でも使われる。
語源(日刊:鎌田實 なげださない)語源(東京新聞2009.9.8)

Posted by S.Igarashi at 04:14 PM | コメント (2)

August 31, 2009

Change 2009.08.30

[+]小選挙区勢力分布図
青:民主過半数
橙:自民過半数(含保守系無所属)
これを見ると、自公連立政権崩壊と云うよりも、140年続いた薩摩長州土佐による官僚支配型保守政治への異議申し立てとも見れる。半藤一利の『幕末史』ではないが伝説化聖域化された「明治維新」の再検証も活性化するのではないだろうか。

Posted by S.Igarashi at 07:05 AM | コメント (8)

August 30, 2009

ねじれ投票


天気が崩れそうなので午前中に投票所へ、四年前と同様に今回も小選挙区と比例代表を異なる政党へ『ねじれ投票』を行なった。四年前の小選挙区は"死に票"となってしまったが、今回はどうなるのだろうか。尤も、選挙権を得てから此の方シジフォスの如く報われない結果にも棄権することなく投票を続けてきたので過度な期待はもっていない。辺見庸の『しのびよる破局』の後書きにあった彼の友達Dの言葉『まちがいとわかっていても、味方しなければならないこともたまにはあるさ...』が妙に引っ掛かる。私も...比例代表は護憲政党へ『ねじれ投票』して自分なりにバランスを計っているのだが...。
写真左:投票所(小学校体育館) 写真右:出口調査(NHK)

Posted by S.Igarashi at 06:37 PM

Change 1909〜2009

1889:2月11日・大日本帝国憲法公布(建国記念日)...パリ万国博覧会
.....
1909:伊藤博文暗殺(翌年韓国併合)、未来派宣言(F.T.マリネッティ)
1919:ナチ党結成(A.ヒットラー)
1929:ウォール街大暴落
1939:ノモンハン事件、ナチスドイツ軍ポーランド侵攻...第二次世界大戦
1949:中華人民共和国成立
1959:キューバ革命
1969:東大安田講堂攻防戦、アポロ11号月面有人着陸、ウッドストック
1979:米中国交樹立、ソビエト連邦アフガニスタン侵攻、フセイン・イラク大統領就任
1989:ベルリンの壁崩壊
1999:自公連立政権
2009:オバマ第44代アメリカ合衆国大統領就任、自公連立政権崩壊

Posted by S.Igarashi at 01:44 AM | コメント (0)

August 29, 2009

国民審査

kokuminshinsa.jpg
最高裁判所裁判官の国民審査公報が届きました。公報には審査対象となる判事の略歴、最高裁判所において関与した主要な裁判、裁判官としての心構え、等が記載されていますが、結局は都合の良いことしか書かれていませんですね。さて憲法と三権分立を守るに相応しい人とは...

Live in Peace.jp:最高裁裁判官をあなたがチェック

第21回最高裁裁判官国民審査対象裁判官の横顔

天木直人のブログ:今回の総選挙では政権交代より重要な事がある

神州の泉:最高裁判事国民審査、それでも全員弾劾する!!

追記:今日の朝刊に意見広告が出ていた一人一票実現国民会議・設立趣意書「一票の不平等」を容認する判事に×を...ということだが...自分の一票の価値は...

ippyo.jpg

判っていたけど『あたしら八王子の人間は半人前以下かよ!!』もっと怒らな...。
とは云うものの、この「一人一票実現国民会議」は新自由主義者やら派遣業の輩もいたり胡散臭い面もある。限界集落の問題や中央に搾取されている地方の問題など...それはまた政治の問題でもある。

fubyoudou.jpg

Posted by S.Igarashi at 08:00 AM | コメント (1)

August 13, 2009

抹殺...プレミア...欠番...

芸能界から(たぶん一時的に)抹殺されることになったNPですが、AmazonからCDが撤去され販売中止になったと思えば、直ぐにAmazonに出品する輩も現れます。小遣い稼ぎでしょうが、果たしてこの値段で需要が...


と云うことでiTunesStoreの歌謡曲部門のランキングの推移です。左二つが8月10日午前中、右二つが8月10日の夜、CDとネットでの楽曲販売中止になってからのランキングです。NPのCDを販売中止にしたものの、コンピレーションアルバムに入っていた楽曲が未だ売られていたと云うことです。この事実がメディアで報道されてから、12日にはコンピレーションアルバムから9番目の楽曲が破棄され欠番となりました。まぁビクターエンタテインメントも気付かなかった見落としも、コンピュータでは直ぐに検索してしまうということの証明ですね。しかし、何もそこまでしなくても、と云うことでしょうか12日の夜にはコンピレーションアルバムは欠番なしで復活したようです。そんな訳で常時iTunesを立ち上げてAirmac Express経由でBGMを鳴らしているので、この数日間のiTunesStoreの異変に気付いてウォッチしたのでした。何が切っ掛けで商品が売れるのか予測できませんですね。
それにしても、業界裏事情に詳しいナイスなこの方の妄想力には誰も敵いません。尤も清純と云う言葉も殿方の妄想世界にしか存在しないものでありましょう。NPがどのようなカタチで二度目のデビューをするのか判りませんが、それもまた男共の馬鹿な妄想を刺激することでありましょう。まぁジャンキーになっても余程再起不能の廃人にならない限り、過去の事例からしても本人次第で復活できるのが芸能界でしょうね。
全国薬物依存症者家族連合会

Posted by S.Igarashi at 01:35 AM

July 21, 2009

ああ...夏休み

summer-holiday1.jpg私らの様な零細個人事業主にとって祭日も夏休みもあまり関係ないのであるが、大学の夏季休暇がここ毎年夏痩せが酷くなっている。都内の公立小中高は先週から夏休みに入ったと云うことだが、大学によって差異はあるだろうが、今年は前期授業修了が7月29日、後期授業開始が9月7日となり、小中高並み或いはそれ以下の夏季休暇期間となってしまった。それもこれもハッピーマンデー制度によって時間割に支障をきたし、授業日数を確保できない為なのであるが...総務省は矢鱈と祝日を増やし...文科省は授業日数は確保せよ...と...まぁ矛盾だらけなのである。

Posted by S.Igarashi at 09:35 AM | コメント (2)

June 15, 2009

しずる...

10年前くらい、ある「お茶漬けのCF」が少しだけ話題となった。音を立ててモノを喰う青年の映像に賛否両論が起きた。YouTubeで確認するとモノ喰う音による不快感以上に電話のベルにも腹を立てていたことを思い出した。敢えて自分のことは棚に上げて言うが他人がモノを喰うときに立てる音は、一旦気になるとこれ以上、人を不愉快にさせるものはない。従って他人からすれば私がモノを喰うときの音も人を不愉快にさせているに違いないだろう。人が不快に感じ品位に欠ける行為を肯定し「TV-CF」を正当化するために使われた言葉が『しずるかん...』であった。耳慣れない、初めて聞く言葉であったが、箸から出汁がしたたり落ち、ズルズルとお茶漬けをかきこむ音から派生した言葉なのかと...長い間...思っていた...。
最近、何かの放送で『しずるかん...』を耳にしたので...iPhoneの大辞林で調べてみた。どうやら日本語ではなく英語から派生した業界用語のようである。英語をカタカナに直し漢字を付け足す....これで言葉の出自は益々解らなくなってしまうのである。これも誰かにとっては思う壷であろう。

Posted by S.Igarashi at 02:24 AM | コメント (0)

May 22, 2009

Kawaii

Wired Visionに米国『4ちゃん』の有名人、モデル・オーデション番組で準優勝(動画)と云う記事があった。その有名人は"Creepy Chan"のニックネームで呼ばれていたそうだが、" Chan"は日本語の「○○ちゃん」をそのまま使ってるらしい。どうもこの"Creepy Chan"は日本のアニメや漫画から影響を受けているようで、漫画の世界のキャラクターを演じているようでもある。90年代に女子高生の間で流行したルーズソックスにミニスカも漫画のキャラクターそのものであったが、当節流行りのコスプレもその延長線だろうが、アメリカにまで影響を与えていたとは....。
そうした風潮のキーワードである『カワイイ』が"Kawaii"として世界共通語に認知されているようでWikipediaには日本語以外15の言語に訳されている。なかでもスペイン語版は古くから日本アニメがTV放映されていた関係もあり、カワイイ系タイプの分析や関連語を含めて充実している。バルセロナでは漫画フェスティバルも開かれているし、スペインの漫画は一過性のものでなく社会に認知され定着しているようだ。

まぁ、なんて云うか....キティちゃんを着ている"Creepy Chan"は山本晋也風に言えば「ほとんどビョーキ」なのでしょうが、リアルな"Zeitgeist"(時代精神)と裏表のヴァーチャルな"Zeitgeist"なのかも...いや、これも現実...でしょう。

そういえば...先日、ゴスロリの学生が...教室に...(‥;)

Posted by S.Igarashi at 12:35 AM | コメント (2)

May 18, 2009

Zeitgeist Addendum

Zeitgeist.jpg
Zeitgeist, the Movie(時代の精神)というドキュメンタリー映画の続編が昨年秋にNetで公開され話題になっているようだ。そのNetで公開されている続編にボランティアで字幕を付けたVideoがYouTubeでも見られるし、GoogleVideoからはiPodやPSPに対応したmp4ファイルもダウンロードできる。

GoogleVideo:ザイトガイスト アデンダム 日本語字幕 Zeitgeist Addendum with Japanese subtitle(2:03:06)542.7MB

YouTube:Zeitgeist Addendum 「時代の精神 続編」要約
YouTube:Zeitgeist Addendum 「時代の精神 続編」結論部 1/3
YouTube:Zeitgeist Addendum 「時代の精神 続編」結論部 2/3
YouTube:Zeitgeist Addendum 「時代の精神 続編」結論部 3/3

ドキュメンタリー映画らしいといえばAppleのThink Differentでも使われたフィルムが用いられていましたね。最初に事を起した...勇気ある人の...事例としてでしょうか....

Zeitgeist :Addendum、ツァイトガイストの続編 について

関連サイト
The Venus Project
ビーナス計画
こんなサイトもあります。
Benjamin Fulford

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM | コメント (4)

February 15, 2009

Che...「他者の痛みを感じられるか」

Che
Apple - Movie Trailers - Che
キューバ革命前夜、『君が死んだら誰に連絡すればいい?』このフィデル(カストロ)の言葉がボリビアでのゲリラ活動を記録した『ゲバラ日記』(1966.11.7〜1967.10.6)を死(1967.10.9)の三日前まで続ける大いなる動機付けになったのではないだろうか。「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」のプロローグはそんな事を考えさせられる。連絡するのは家族だけではないのだ...。
最初は82名で始め、一時たった12名まで数を減らしたキューバ革命は次々と民衆を味方に付け成功した。しかし、ボリビアでは...未だ機が熟していなかった。先住民の血を受け継ぐ多くの貧しい農民にとって、支配者たる政府も、ゲリラも心を開くことを許さない他所者でしかなかった。彼ら先住民の末裔と信頼関係を築くには時間が不足していた...。
フィデルへの「別れの手紙」でなく...「子どもたちへの最後の手紙・1965」(The Che Handbookより引用)...

『イルディタ、アレイディタ、カミーロ、セリア、エルネストへ、
この手紙を読まねばならないとき、
お父さんはそばにいられないでしょう。
とりわけ、世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、
いたみを感じることができるようになりなさい
これが革命家において、最も美しい資質です。
子どもたちよ、いつまでもお前たちに会いたいと思っている。
だが今は、大きなキスを送り、抱きしめよう。
お父さんより』
僕は知らなかった。高橋悠治が2005年12月のICC公開トークで提示したテーマ「他者の痛みを感じられるか」 はゲバラの「子どもたちへの最後の手紙」からの引用だっただろうことを...。ともすれば失われそうな他者の苦しみをおもう痛覚を取り戻す為にも観ておきたい映画である。


映画「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」の唯一の救いは政府軍との戦闘に敗れイゲラ村の小学校に捕らえられ、その監視役の若い兵士とのやり取りであろう。『私が信じるのは人間だ。』ゲバラの知的で人間的な魅力に圧倒された兵士の心は揺らぎ、教室を出て他の兵士に交代してもらう。このシーンはボリビアの現在を予言する意味で挿入されたとも考えられる。
戸井十月の「チェ・ゲバラ/革命への旅」にゲバラと民間人として最後に会って、食事の世話をした小学校の女性教師フリア・コルテス(当時19歳)とのエピソードが綴られている。その会話の要約は...。

「あなたには奥さんや家族はいないの?」
妻子はいるが、それよりも大事なものがある。それは思想であり、それが私の生き方なのだ。』
『君はなぜこんな山の中で教師などをしているのか、もっと向上心を持って、広い世界を見なさい。』
「ここで教師をすることは私の天職であり、それが私の生き方なのです。」
互いに同じようなことを言ってるのに気付き二人は笑いあった。それから家に戻った彼女は、小学校から銃声が立て続けに鳴るのを聴いたと云う。


大きな地図で見る

チェ・ゲバラの旅の終着地となったボリビア(Bolivia)山岳部の一寒村、La Higuera(ラ・イゲラ 18°47'42.41"S 64°12'4.63"W)である。ゲバラが処刑された小学校はこの地図では隠れているが広場の南側に位置し南半球らしく北東に向いている建物がそれらしい。(大きな地図で見ると、Panoramio にリンクされた La Higuera のサムネイル写真を表示できる。)
2006年に就任したボリビアの現在の大統領であるフアン・エボ・モラレス・アイマはキューバ革命の年、1959年に生まれている。社会主義運動党を率いるモラレスは先住民の出身で反米主義、ベネズエラのチャベス政権、キューバのカストロ政権と連携し、新自由主義経済やグローバリズムに異を唱えている。ボリビアでの映画撮影が可能となったのはモラレス政権となったからであろう。映画「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」はとても哀しい結末を迎えているが、ゲバラの遺志は"Hasta siempre Comandante(mp3)"の唄と共に彼の子供達の世代に受け継がれていたのである。そして、ボリビアでは2009年1月25日、先住民の権利拡大と大統領の再選を可能とする新憲法案が国民投票により承認された。

Seguiremos adelante
Como junto a ti seguimos
Y con Fidel te decimos
Hasta siempre Comandante
私たちは前に進み続ける
これまであなたと一緒に進んできたように
そしてフィデルとともに私たちは言う
ごきげんよう、司令官


大きな地図で見る
チェ・ゲバラが埋葬されていたVallegrande バジェグランデの軍用飛行場。( 18°29'0.18"S 64° 5'52.88"W)

aki's STOCKTAKING:CHE
MyPlace:PATRIA O MUERTE:祖国を、さもなくば死を
MADCONNECTION:Song For Chè
MADCONNECTION:PLAYBOY July 2008
MADCONNECTION:LIBERATION MUSIC ORCHESTRA

Posted by S.Igarashi at 01:50 AM | コメント (2)

January 31, 2009

国境線

1961年12月・帝国書院発行の中学校社会科地図帳である。この地図は地中海沿岸地方の東端であるが、ガザ地区を見ると当時のアラブ連合共和国(エジプト)の領土となっている。既に表紙もボロボロになった地図帳だが、今となっては或る意味で貴重である。やはり世界地図も戦前戦後と少なくとも10年毎に揃えないと、世界情勢も分からなくなる。
そのガザから南南東に真直ぐ走る国境線は映画・アラビアのロレンスでオスマン帝国(トルコ)からの奪還作戦で印象に残っているアカバ湾に達している。映画に描かれたオスマン帝国に対するアラブ反乱も結果として、アラブの地をオスマン帝国に代わって英国が委任統治する口実に利用された。アラブにとっては支配者が代わっただけ、そして第二次世界大戦後、英国の後ろ楯により中東地域の更なる紛争の火種、イスラエルが建国されることになる。

 考えてみると、日本だって幕末に西郷隆盛が勝海舟の忠告を聴入れず英国の軍事援助を受入れたりしていたら、幕府方のフランスと、日本の内戦を利用した英仏代理戦争が起きて、日本の国力が疲弊したところで、お約束による英仏の談合で東日本がフランス領、西日本が英国領となっていただろう。

似たような話しは第二次世界大戦のギリシャもそうだ。連合軍の軍事援助でギリシャからドイツ軍は去ったが、ドイツに代わってギリシャを支配したのは英国となり、これも支配者が交代しただけである。それについては3年前のエントリー・戦争と建築家(March 20, 2006)にも書いている。

そういえば植民地と云う言葉と共に帝国と云う言葉も表面上は使われなくなった。「帝国」に代わり使われるようになった言葉が「大国」であるが、政治の表面に現れることのない支配者の影が常に「大国」に付きまとっている。オバマがイスラエルを支持しアフガンに戦力を増強することで、誰の利益に繋がるのだろうか...何れにせよ国民とか市民とか人民とか、民の名で呼ばれる人ではなさそうだ...。


大きな地図で見る

南北に走る停戦協定ラインの右(東)がイスラエル、左(西)はガザ地区である。資本力を投入し灌漑設備の整った近代的大規模農業を推進するイスラエルと対照的なガザ地区の農地。

GoogleEarth-gazaAP.jpg日本からも資金援助されて建設されたヤーセル・アラファト国際空港は2001年イスラエルの攻撃によって破壊された。


パレスチナ情報センター
パレスチナ情報センター:『占領ノート』掲載地図

Posted by S.Igarashi at 10:00 AM | コメント (4)

January 27, 2009

10の最も深刻な人道的危機 2008年

MSF-Top10_2008.jpg

国境なき医師団が「2008年 10の最も深刻な人道的危機」のサイトを開設した。2月14日には講演会も開かれる。

「10の最も深刻な人道的危機」には含まれていないが「ガザ地区:武力行使の国際人道法上の違法性」についての報告も...。

Posted by S.Igarashi at 09:30 AM | コメント (2)

January 22, 2009

棄民

棄民を辞書で検索したら和英辞典では難民と同じ【a displaced person】、微妙である。

オバマ米大統領の就任演説を聴いて正直がっかりした。演説には合衆国建国の初心を取り入れたものになるだろうと予想されていたので、アメリカ先住民族に対するオバマ米大統領の考えが表明されるかと期待していた。嘗てインディアンと呼ばれていた人達はマイノリティにも入らない棄民なのだろうか。『....語るべき所有物もなく新たな人生を求めて海を渡った人々。劣悪な環境で働き、西部に移り住み、硬い大地にすきを入れるときの衝撃に耐えてきた人々...』其処にアメリカ先住民族の姿は見つけられない...。彼等のアイデンティティが恢復する日は来るのだろうか...。

オバマ米大統領 就任演説全文  2009年1月21日   市民の皆さん。  わたしは今日、謙虚な思いで任務を前にし、皆さんが寄せてくれた信頼に感謝し、祖先たちが払った犠牲に心を留めながら、ここに立っている。ブッシュ大統領のわが国への奉仕、ならびに(政権)移行の間示してくれた寛容さと協力に感謝する。  これまで、44人の米国人が大統領就任の宣誓を行った。その言葉は繁栄の高まりのとき、平和で静かなときに語られてきた。だが、多くの場合、誓いは立ち込める暗雲や猛威を振るう嵐の中で行われたのだ。こうしたとき、高位の者たちの技量や考え方に頼ることなく、われわれ人民が祖先の理想に忠実で建国の文言に従ってきたからこそ米国はこれまでやってこれた。  われわれはそう歩んできたし、今の世代の米国人も同様でなければならない。  われわれはいま危機の真っただ中にある。果てしない暴力と憎しみに対し戦争を続けている。一部の強欲で無責任な人々のせいだけでなく、皆が困難な道を選び次の世代に備えることができなかった結果、経済はひどく脆弱になってしまった。家を失い、仕事は減り、商売は行き詰まった。医療費は高過ぎ、学校制度は失敗している。われわれのエネルギーの使い方が、敵を強化し、私たちの星を脅かしているということが日々明らかになるばかりだ。  これらは、データや統計で示すことができる危機である。計量はできないが、同様に深刻なのは、自信喪失が全土に広がっており、米国の衰退は避けられず、次の世代は下を向いて生きなくてはならないという恐怖だ。  われわれが直面する試練は本物だ。深刻で数多くあり、容易に短期間では解決できない。だが知ってほしい、米国は克服すると。  この日、われわれが集ったのは、恐怖より希望を、いさかいや不和を超越した共通の目的の下に団結することを選んだからだ。あまりにも長い間、この国の政治を窒息させてきた卑小な恨み言や偽りの約束、非難の応酬や使い古されたドグマ(教義)に別れを告げる。  われわれの国はまだ若いが、聖書の言葉にあるように、子供じみたまねをやめるときだ。忍耐の精神を再び掲げよう。より良い歴史をつくるときだ。神の前ではすべての人民が平等で自由であり、幸福を追求するためのあらゆる機会に恵まれているという世代を超えて受け継がれた崇高な理想を実行に移すときだ。  われわれの国家の偉大さを見直すとき、それは決して所与のものではない。つかみ取らなくてはならないのだ。われわれの旅に近道はない。その旅路は、労働より余暇を好み、富や名声による喜びのみを欲する者たちのものではなかった。むしろ、リスクを恐れず、自ら実行する者、物づくりをする者たちのためにある。一部は著名な人々かもしれない。だが、その多くは繁栄と自由へと続く長くでこぼこした道でわれわれを導いてきた、名もない労働者たちである。  それは、語るべき所有物もなく新たな人生を求めて海を渡った人々。劣悪な環境で働き、西部に移り住み、硬い大地にすきを入れるときの衝撃に耐えてきた人々。コンコード(独立戦争)、ゲティズバーグ(南北戦争)、ノルマンディー(第2次世界大戦)、そしてケサン(ベトナム戦争)のような場所で闘い、死んでいった人々のことである。  繰り返して言う。彼らはもがき、犠牲となり、その手が擦りむけるまで働いた。われわれがより良い人生を送ることができるようにだ。彼らの目には、アメリカは個人の野望の集積よりも大きく、出自の違いや貧富の差を超えた素晴らしい存在であり続けてきた。  われわれは今日もこの旅を続けている。われわれは世界で最も繁栄した強い国家であり続ける。われわれの労働者はこの危機が始まったときと同様に生産的で、われわれは変わらず独創的だ。われわれの商品やサービスは先週や先月、昨年と変わらず必要とされている。われわれの能力は衰えていない。しかしやり方を変えず限られた利益を守り、嫌な決断を先送りする時代は確実に過ぎ去った。今日からわれわれは元気を取り戻し、ほこりを払い、米国を再生させる仕事に取り掛からなければならない。  至る所にわれわれがなすべき仕事がある。(現在の)経済状態には大胆で迅速な行動が必要だ。われわれは新しい仕事をつくり出すだけでなく、新たな成長の基盤を築くために行動する。商業を潤してわれわれを結び付ける道路や橋、配電網やデジタル回線をつくる。科学を正当に位置付け直し、技術の驚異を巧みに使って医療の質を向上させ、そのコストを削減する。太陽や風力、土壌を利用して自動車を動かし、工場を稼働させる。新しい時代の要望に応じるため学校や単科大、大学を改革する。われわれはこれらをすべて成し遂げることができるし、成し遂げるだろう。  今、われわれの野心の大きさに疑問を唱える人がいる。われわれのシステムがこれらの大きな計画に耐えられないと指摘する人がいる。しかし彼らの記憶力は乏しい。彼らはこの国が成し遂げたものを忘れている。想像力が共通の目的と結び付き、必要性が勇気と交わった時、自由な男性、女性が成し遂げることができるものを忘れている。  皮肉屋は、彼らの足元で地面が動いたことを理解していない。長い間、われわれを消耗させた陳腐な政治議論はもはや通用しない。今日問われているのは政府の大きいか小さいかではなく、政府が機能するかどうかだ。各家庭が適正な賃金の仕事や負担できる医療、尊厳ある退職後の生活を手に入れる手助けを政府ができるかどうかだ。答えが「イエス」の時、われわれは前に進む。答えが「ノー」の時、その政策は終了する。国民のお金を管理するわれわれは、賢明に支出し、悪い慣習を改め、日の光の下で仕事ができるよう責任を持つ。なぜならそれによってのみ、人々と政府の間の不可欠な信頼関係を再生することができるからだ。  問うべきは、市場が良いか悪いかではない。富を生み出し自由を拡大する市場の力は無類のものだ。しかしこの危機は、絶えず注視していなければ市場が制御不能になることを再確認させた。繁栄だけを望んでいると国家の繁栄は長く続かないことを再確認させた。国内総生産(GDP)の規模だけでなく、広がる繁栄の範囲が、やる気のある者に機会を与えるわれわれの力が、われわれの経済の成功を決定付けてきた。それが慈善からではなく、われわれの公益に通じる最も確実な道だからだ。  防衛に関し、われわれの安全と理想が二者択一であるとの考えはまやかしであり、否定する。建国の父たちは、想像を超える危機に直面しながらも、法の支配と人権を保障する憲章を起草した。その憲章は何世代もの血をもって拡充された。この理想の光は今も世界を照らしており、ご都合主義で手放すことはできない。米国は、平和と尊厳を求めるすべての国、男性、女性、子どもの友人であり、大都市やわたしの父が生まれた小さな村まで、今日の日を見ている世界の人々や政府に告げたい。いま一度先頭に立つ用意があると。  先の世代がファシズムや共産主義と対決したのはミサイルや戦車の力だけではなく、確固たる同盟関係と信念であったことを思い起こしてほしい。先の世代は、われわれの力だけではわれわれを守ることはできないし、その力で思うままに振る舞っていいわけではないことをわきまえていた。軍事力は思慮深く用いることでその力を増すことを踏まえ、われわれの安定はわれわれの大義の正しさと力強さ、そして謙虚さや自制からもたらされることを知っていた。  われわれは、この遺産の守護者である。この信条にいま一度立ち返ることで、より大きな努力、国と国の間のより踏み込んだ協力と相互理解を必要とする新たな脅威に立ち向かうことができる。われわれは責任ある形でイラクをイラク人に委ね、アフガニスタンでは努力を惜しまず平和を築き上げる。古き友、かつての敵とともに核の脅威を減ずるための努力を重ね、地球温暖化を食い止める。われわれの生きざまを謝罪はしないし、守ることにためらいもない。そして、テロや罪のない人々をあやめて目的を達しようとする者に断言しよう。今こそわれわれの精神はより堅固であり、打ち負かされることはない。われわれは勝利する。  寄せ集めであるわれわれの伝統は弱さではなく、力であることを知っている。われわれはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教、ヒンズー教、そして無信仰の人々の国である。この地球の至る所から来たさまざまな言語や文化がわれわれを形づくっている。われわれは南北戦争や人種差別の苦渋を味わい、暗い歴史を超え強く立ち上がり、団結を強めた。だからこそ、過去の憎しみは乗り越えられると信ぜずにはいられない。民族間の隔たりは解消され世界が小さくなるにつれ、共通の人間性が現れると。そして、米国は新たな平和の時代への先導役を務めねばならない。  イスラム世界に対しては、相互の利益と尊重に基づき前進する新たな道を希求する。争いの種をまき、自らの社会の災難への批判を西側社会に向ける指導者たちよ。諸兄が破壊するものではなく、築き上げるもので人々の審判が下るのだ。汚職と欺き、異議を抑圧することで権力にしがみつく者たちは、歴史の流れに外れていると知れ。ただ拳を下ろすなら、われわれは手を差し伸べよう。  貧しき国々の人々には、田畑が豊かに実るよう、清潔な水があふれるよう、共に働くと誓おう。飢えた体に滋養を注ぎ、やせ細った心を癒やすために。そして、われわれと同様、豊かさに恵まれた国々には、これ以上の無関心は許されないと訴えたい。結果を顧みずに世界の資源を浪費することは許されない。世界は変わった。われわれも共に変わらなければならない。  われわれの前に広がる道を考える時、今この時、はるか遠くの砂漠や山々をパトロールする勇敢な米国人を感謝の意を込めて思い起こす。時を超えてささやくアーリントンに眠る英雄たちのように、彼らはわれわれに語りかける。われわれは、彼らが自由の守り神というだけでなく、奉公の精神を体現しているからこそ、自分自身よりも大きな何かに積極的に意義を見いだそうとしているからこそ、敬意を表するのだ。これこそが今、そしてこの世代を定義付ける時、われわれすべてが宿すべき精神だ。  政府はできることやしなければならないことをするが、結局、この国がよりどころとするのは、米国国民の信念と決意だ。堤防が決壊した時に見知らぬ人を受け入れる親切心。暗黒の時に友人が仕事を失うのを見るよりは、自らの労働時間を削る労働者の無私の精神。煙に包まれた階段を突進する消防士の勇気、子どもを育てる親の意志。これらこそが最終的にわれわれの運命を決定付けるのだ。  われわれの試練は新しいものかもしれない。それに立ち向かう手段も新しいものになるだろう。しかし、われわれの成功は、勤勉、誠実さ、勇気、そしてフェアプレーにかかっている。昔から言われていることだが、その価値は本物だ。歴史を通じて静かなけん引力であり続けてきた。必要なのは、こうした真実に立ち返ることだ。いま求められているのは、新たな責任の時代だ。困難を乗り越えるために全力を尽くすことが最も精神を満たし、人格を鍛えるのだと信じるすべての米国人が、不承不承ではなく、むしろ喜びをもって進んで責務を果たすことだ。  これが、われわれが市民であることの対価であり、市民が果たすべき約束なのだ。  これが、われわれの自信の源だ。不確かな運命を生き抜くよう神が授けた知識なのだ。  それが、われわれの自由と信念の意味である。あらゆる民族と信条の男女と子どもたちが、この壮大なナショナルモールに祝福のために集まった理由であり、また、60年足らず前には地元のレストランで給仕もしてもらえなかったであろう父を持つ1人の男が、最も聖なる誓いをするために皆さんの前に立つことができた理由なのだ。  この日を胸に刻もう。われわれが何者であり、どれほど遠く旅してきたのかを。米国誕生の年、厳寒の中で、少数の愛国者の一団がいてつく川岸で消えそうなたき火のかたわらに寄り合った。首都は見捨てられ、敵は前進し、雪は血に染まった。独立革命の実現が不確かなときに、建国の父が次の言葉を人々に読むよう命じた。  「希望と良識のみが生き残る酷寒の中、共通の敵にさらされた都市と地方は手を取り合ったと、将来、語られるようにしよう」  米国よ。脅威に直面した苦難の冬において、時を超えるこの言葉を記憶にとどめよう。希望と良識を胸に抱き、いてつく流れに立ちはだかり、どんな嵐にも耐えてみせよう。子孫たちにこう言い伝えられるようにしよう。試練を与えられたとき、われわれは旅を途中で終えることを拒んだ。振り返ることも、くじけることもなかったのだと。そして地平線とわれわれにそそがれた神の慈悲を見据えながら、自由という偉大な贈り物を抱き、未来の世代に無事に届けたのだと。(共同)

ネィティブアメリカン・祈りの大地

Posted by S.Igarashi at 08:40 AM | コメント (2)

January 05, 2009

ハッピーマンデーかブルーマンデーか

と云うことで今日から仕事始めの方も多いと思うが、元外交官・天木直人のブログに「日本は怠け者の国なのか」という記事があった。
「rハッピーマンデー制度」そのものが確実に休暇を取れる官僚による、お手盛り政策なのだが、その煽りを受けているのが大学等の教育機関、この制度によって月曜日の授業回数が極端に少なくなってしまい、何処でも授業日程の調整に苦労している。中でも、最もふざけているのが一月第二月曜日の成人の日だろう。お蔭で、冬休みの数日を返上して本日から授業となり正にブルーマンデーなのである。

Posted by S.Igarashi at 09:56 AM

December 25, 2008

踊り字

上図右の赤線部分の繰り返す文字を示す記号の様な字を「踊り字」と云うことを、これまで知らずにいた。それというのも金阜山人戯作なるものをテキストデータとして『i文庫』に読込んだ処、上図中の赤線部分の様に『矇矍』と文字化けが起きてしまい、文脈から繰り返して読むものと解るものゝ、何故なのか真相究明のミッションを得て、調べた結果知ったことである。因みに上図右の『く』を「くの字点」、上図左の『々』を「同の字点」と云う。ならば原文通りに「くの字点」に直そうと試み、成功したかに思えたが...アレアレ..

と云うことで『ウィキペディア(Wikipedia)』で『くの字点』の文字コードを参照にegwordの検索機能を用いて文字化け部分を一括変換することにした。


egwordを縦書きにすると『くの字点』もすらすらと読めるようになった。これをテキストデータに出力すれば良い筈である。此処で悪い予感が....shift-JISでは変換できず、Unicodeで変換する事に、どうにかテキストデータをサイトに貼り付け、『i文庫』へのテキスト読込も順調、データ登録も済み、読もうとするとメッセージが...と云うことで、「くの字点」は諦め「同の字点」で妥協したのである。フォントデータがないのか、Unicodeへの対応が完璧でないのか、何れにせよ...残念でした。

Posted by S.Igarashi at 07:10 PM | コメント (5) | トラックバック

November 20, 2008

NURTURING DREAMS

Nurturing-Dreams.jpg

今年の3月のことであるが、トウキョウ建築コレクション2008の「東京」をテーマとした槇文彦特別講演を聴いた。講演内容は「奥の思想」と東大・槇研究室を引き継いだ大野秀敏氏によるFIBER CITYから引用したデータを元に「東京」を鉄道網や地勢等の文脈から語り。代官山ヒルサイドテラスと最近作から都市に於けるパブリックスペースについて氏の持論を語った。その内容はクリエイティブ・コモンズにも通じるものがあるように思えた。特に印象に残ったのは『都市は、群から離れて一人で居ても楽しい場所、孤独でいることを保証するもの、』でなければいけないと云う考えであった。

その講演で今秋に『NURTURING DREAMS』のタイトルで本を上梓すると述べていた事を思い出し、Amazonで著者名で検索したが表れず、このエントリーの下書き(2008-03-16)から書名の『Nurturing Dreams』で検索したら既に10月31日に出版されていた。但し、それは洋書であった。つまり英文によるものである。う〜ん、現在、Amazonで「日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で」が売れているというし...デジタル・デバイドのみならず...ランゲージ・デバイドも...

と云うことで、塩漬けにしたまま埋もれていた下書きを...8ヶ月経ってから、ちょっとだけ手を加えてエントリーのお粗末でした。

参考:
法科大学院統一適性試験・長文読解力を測る問題3奥の思想・「中心」の思想との比較

大野秀敏研究室・FIBER CITY

HOW BUILDINGS LEARN

オクタビオ・パス

弓と竪琴

悲しき熱帯

モダニズムの人

Posted by S.Igarashi at 01:04 AM | コメント (0)

November 19, 2008

遅れてきたギフト券

affiliateAmazon3.jpg

Amazonで調べ物をしていたらインターフェースにAmazonアソシエイトのツールバーのようなものがあるのに気付いた。そこで『紹介料レポートを見る』をクリックして、パスワードでサインインして『支払い履歴の確認』をしてみた。

affiliateAmazon.jpg

すると『ギフト券による支払い』のところで目が止まった。そういえば昨年末、紹介料を知らせるメールが届いていた。そこには『お支払い時期は各月終了後60日ごろを予定しております。』と書いてあったので、未だ先のことだろうと、そのままにしていた。
しかし、その後『ギフト券』が届いた記録も記憶もなかった。どこから連絡すればよいのだろうと画面を探すと『フィードバック』の文字が、そこをクリックすると『アソシエイトカスタマーサービスに連絡する』の書式が表れた。件名には『支払い』の項目も用意されている。コメント欄に...かくかくしかじか...なんたらかんたら...と書込み送信した。すると...程なく...

メールが届いた

Amazon.co.jpアソシエイト・プログラムにお問い合わせいただき、ありがとうございます。
以下に昨年お送りしたギフト券番号を再送信いたします。

ギフト券番号:m(__)m○×△(^.^)◇◆▼m(__)m
金額:1,704円
有効期限:2008/12/26

上記番号はお客様固有のものですので、取扱いには十分ご注意くださいますようお願いいたします。なお、ご参考までに、当サイトではギフト券をgc-orders@amazon.co.jpより送信いたしております。

その他にもご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
アソシエイト・プログラムをご利用いただき、ありがとうございます。

再度、コンピュータ内部とメーラーを検索をしたが『gc-orders@amazon.co.jp』が引っ掛かることはなかった。有効期限をみるとギリギリでセーフ...気がついて良かったけれど...なんだかな...。

Posted by S.Igarashi at 07:21 AM

November 13, 2008

国語能力

2008/11/11の元外交官・天木直人のブログに「権力の前に沈黙する風景」と云う記事があった。その言い間違いを確認すべくYouTubeで「ふしゅう」を検索してみると、トップにリストアップされた.... 【踏襲】は旧仮名遣いでは「たふしふ 」だが...彼の愛読誌の週刊・少年チャンピオンに旧仮名遣いが使われていることもないだろう。ん〜...もしかすると【世襲 】も読み違いしてたりして....

俺は先生が『明日に備えて「よしゅう」をしなさい。』って言ってたから、ちゃんとその言いつけを守って日本の明日の為に「よしゅう」しているのに、世間は【世襲 】はよくない、なんて出鱈目なことを言いやがる。なんてね....

これじゃブッシュのこと嗤えないよね。こんなものを見ると"Change!"と叫びたくなる。

「ふしゅう」は読み間違い 「踏襲」国会答弁で首相
「みぞうゆう」の災害? 首相、あいさつで読み間違い

と云うことでネットの話題から波及して今日(11/14)の朝刊二面政治欄の囲み記事には振り仮名を...とある。老眼からくる単なる読み違えとかばう声も聴こえるが、....文脈を読む能力があれば...ありえない読み違えでしょうねぇ....う〜ん。
て、云うか彼の後方に待機している事務官だか補佐官だか何かに原稿を渡されなければ答弁できない事が大問題でしょうね...。

米国で次期大統領にオバマが当選して喜んでいるのは学校の教師だという。何故なら、これで『君たちも努力すれば大統領になれるチャンスだって掴むことができる。』と子供達にアメリカンドリームを語ることができるから...と...。

Posted by S.Igarashi at 01:26 AM | コメント (2)

November 12, 2008

賞金300万円

11月11日のポッドキャストの週刊朝日編集長・山口一臣の話、例の懲戒免職にならず定年退職扱いとなったトンデモない人、例の論文の賞金300万円だとか。論文募集したこの会社の代表を務めているオッサンがF-16に民間人として体験搭乗しているとか...。そういえばイーホームズ・藤田東吾による耐震偽装告発本を発行する際にも....圧力が...あったと云うし...何がなんだか...偽装や疑惑から...トンデモない方向へ...

Posted by S.Igarashi at 10:02 AM | コメント (4)

November 11, 2008

survival

この看板が機能しているとはとても思えない。読めないのでなく無視されているのだろうが...
まぁ、なんて云うか非常時だけじゃなくて日常に潜む危険を避けるのが自らの命を守ることになるんだけどね。
それにしても...最近は車道を逆走するチャリが目に付く...

Posted by S.Igarashi at 01:28 AM

November 05, 2008

Change

Think Different 2008 Edition

オバマの勝利宣言の"Change"から"Think Different"のOriginal Adを思い出し、YouTubeで検索してみると既に2008 Editionを作っていた人がいた。Original Adは...

そして「CHANGE オバマ氏勝利宣言演説」

オバマ氏勝利演説

Posted by S.Igarashi at 06:09 PM | コメント (0)

October 31, 2008

こうぼう

因みに画面のオッサンが叫んでいる「こうぼう」は工房でも攻防でも弘法でも光芒でも興亡でも高望でもなく「公務執行妨害」を省略して『公妨』です。なので国語辞典にも広辞苑にも大辞林にも記載されてません。こーゆー言葉を調べるのはやはりネット検索しかありませんね。これも渋谷系のアンちゃんネエちゃんの使うギャル語やKY語と同様に、他者とのバリアーにもなる仲間内だけに通じる言葉で、フツーの市民には分からない言葉です。それにしても景気対策と称して、貧乏人に一律三万円とか(標準所帯6万とか?)を恵んでやると云う発想、なんだかね...。
追記:今朝のasahi.comでは『一人一律1万2千円程度』とか、だんだん額が下がるのも...なんだかね...。これで貧乏人から票を買うつもりなのでしょうが、粟良く政権を維持できたら、今度は増税で絞れるだけ絞り取るつもりでしょう。

こうぼうオッサン

同じ場面を...在京テレビ局がニュースにすると...

そういえば、70年代後半に放送されたドラマ・刑事コジャックでは不当逮捕すると、人権問題に関わるだけでなく、真犯人ですら起訴に持ち込むことが適わないので堅く戒められていましたね。弁護士物ではペリー・メイスンとか...、近頃は...大人の観賞に耐える真当なテレビドラマは絶滅危惧に...

JanJanニュース:「麻生さんのおうちを見にいこう」逮捕事件
雨宮処凜がゆく!『麻生の家に行こうと歩いただけで逮捕!!!!の巻』
日刊ベリタ : 記事 : 麻生邸見学ツアーで逮捕者 食い違う警察発表報道と当事者の声

Posted by S.Igarashi at 01:27 AM | コメント (7)

October 26, 2008

・・・は思いつきでものを言う

橋本治の『上司は思いつきでものを言う』がピッタリの慎ちゃんが三宅島で吠えまくったそうだが、ほんとに懲りない性格というか...。
専門家の忠告も聞かず、プロのライダーやバイクメーカーを敵に回して、何をしたいのか...ほんとに良く解らん。

チャレンジ三宅島モーターサイクルフェスティバル

ライダーも怒ってる。血税使った三宅島バイクイベントに絶対反対!

Posted by S.Igarashi at 01:16 AM | コメント (3)

September 07, 2008

職場放棄

あの立花隆も『この部分が一番面白い』と絶賛ですね。...結局、この雑誌の通りとなりましたが...まぁ彼は職場放棄した訳ですから...この際、国会議員も辞職されるのが...宜しいかと...。そういえば早々と政界に見切りをつけた肥後の殿様は湯河原の工房で陶芸三昧とか...ですが...その殿に媚を売っていた大奥モドキは政党を渡り歩いて...
一政党の御用メディアと化したテレビニュースを見るのが憂鬱な毎日です...

「あなたとは違うんです」ボタン

Posted by S.Igarashi at 03:17 PM | コメント (6)

August 27, 2008

America number one

盛り上がったのか、そうでもなかったのか、過ぎたる情報操作の所為か、今一つ良く解らない北京五輪も終ったが...。何でも一番でなくちゃ嫌なアメリカはIOCのメダルランキングの基準なんかは無視します。と云うことでメダル獲得総数で勝負なのだ。「やったね!アメリカが一番!!」斯くして日本はトップ10から陥落。
New York TimesA Map of Olympic MedalsThe Diver’s View:お〜怖!
国土と人口比を計算すると韓国は強い...。それなら英国が一番だろうって...ん〜植民地を支配していた宗主国の影が...どーも...ね...。
追記:New York TimesによるA Map of Olympic Medalsには1896から2008までのオリンピック参カ国のメダル獲得数が記録されているが、オリンピックがスポーツを超えた国際的な政治力学によって支配されていることが良く解って面白い。

Posted by S.Igarashi at 08:13 AM

August 15, 2008

指導者

指導者に恵まれていない国民ほど惨めなものはありませんね。ところで、一昨日、佐和子さんのお父さんも推奨しているこの本を買いました。この本は未だ読んでませんが、指導者の政治力が試されるのは『負け方』にあるのではないかと思います。維新の混乱に乗じて日本の植民地化を狙っていた英仏の軍事援助をたち切り、日本の独立性が守られたのは、江戸の無血開城に尽力した海舟がいてこそ成り得たものです。1945年に海舟のような指導者が現れたら、東京大空襲も広島・長崎の悲劇も北方四島を失うことも無かったでしょう。逆に、8月15日以降も東条英機が引き続き権勢を振るっていたら、想像するだけ恐ろしいことです。

Posted by S.Igarashi at 10:12 AM | コメント (10)

July 23, 2008

アメリカ人はどこまでバカか...

と云うことで、akiさんが着目している映画評論家・町山智浩氏が週1で出演しているTBS RADIO 954kHz「小西克哉 松本ともこ ストリーム」の「コラムの花道」7/14(月)放送分も面白かった。内容は「アメリカ人はどこまでバカか」。最近、日本のTV業界でも「オバカキャラ」が持て囃される変な時代であるが、海の向こうアメリカでも似たり寄ったり。アメリカンアイドルに知性は不要のようだ。「クイズ・貴方は小学5年生よりも頭が良いか」に出演したケリー・ピックラー(American Idol: Kellie Pickler)は「問題:ブダペストはヨーロッパのどの国の首都か?」に対し「ヨーロッパって国だと思っていたわ」と聞き返す。迷った揚げ句に「パリ」。司会者が「答えはハンガリーです。」と言うと、「ハングリー?」「ターキー(七面鳥orトルコ)?」。さてブダペストがどの国の首都か解らなかった貴方は...アメリカンです。やっぱり地理に興味(空間位置情報への理解)がないと海馬も発達しない...と云うことでしょうか。
「日本でも、ある女子大のクラス全員がフェミニズムと云う言葉を知らなかったそうだから、他国のことは...」の町山智浩氏の発言に対し、このPodcastを聴いた内田樹氏からの回答は内田樹の研究室:アメリカ人はどこまでに。80年代以降の日本での「知性」について言及している。
アメリカ人がバカなのは今に始まったことではないと町山智浩氏は50年近く前に書かれた「アメリカの反知性主義」(みすず書房)を紹介し、その根底にあるのはキリスト教原理主義ではないかと看破する。神の存在に疑問を抱く知性を邪悪なモノとする考えが支配する社会は大衆を知性や教養から遠ざけ、そして反知性主義の代表のようなジョージ・W・ブッシュを大統領に選ぶのである。マイケル・ムーアのSiCKO(シッコ)等はその反知性主義に抗う映画であろう。SiCKOでのムーアのモチベーションは「どうなっているのか本当のことを知りたい」であって、彼が思想的にバイアスが掛かっているとは思えないのだが...

ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記:アメリカ人に聞きました。広島と長崎はなんで有名?ケリー・ピックラーの珍解答ビデオ等YouTubeへのリンクがある。

Posted by S.Igarashi at 01:15 AM | コメント (2) | トラックバック

July 09, 2008

喉が渇いても...

jihanki02.jpg

喉が渇いても...熱中症で倒れても...我々の知ったことではない。と云うことね。
ゴダールさん、40年を経てマルクスの申し子は日本では絶滅品種と成り果てましたが、コカコーラの申し子は健在です。

Posted by S.Igarashi at 07:44 PM | コメント (0) | トラックバック

July 02, 2008

来週から...

来週から自称G8各国の史上稀に見る低支持政府首脳が集まる2008北海道洞爺湖サミットが始まると云うことで、北海道から遥か離れた都内でも物々しい警備体制に入っている。ターミナル駅は各改札口に機動隊員が張り付いているのだが、利用者も少ない知る人ゾ知ると云った小さな改札口にも機動隊員一人張り付いていたが、ぼーっとして、こいつ大丈夫かな、というヤルキのないオーラを出していたのは、きっと敵を欺くカモフラージュに違いない。それにしても見馴れた男性の機動隊員よりも女性の機動隊員が凛々しく見えるのは、きっと私の偏見なのだろう。何れにせよ、来週までは都心から離れた山里にいる方が良さそうだ。

と云うことで警備体制の異常ぶりは既に昨年から始まっているのである。
改正入管法指紋提供義務に抗議
市民記者、入管に16時間
普通に生活していたのでは見えにくい部分であるが、9.11以降、何から何まで米国に追従しているようだ。
ところで「国境なき記者団」による2007年・世界報道自由ランキングによれば日本は世界169カ国中37位なんだそうで、米国の48位よりも自由があるらしい...うーむ。

Posted by S.Igarashi at 11:46 PM | コメント (4)

June 12, 2008

六月のテロル

precariat01.jpg

重いし、辛いし、悲しくてやりきれない事件だ。事件と関わりのない多くの日本人も傷ついたと思う。いや、私たちの疲弊した社会もこの事件がボディブローの如く働き今にも崩れ落ちそうに思える。何処にでも居そうな青年を狂気に駆り立て殺人鬼に仕立てたのは...紛れもなく私たちの社会なのだ。私たちの中に被害者の嘆きと加害者の悪霊が混在している。誰も傍観者ではいられない、それがこの事件だと思う。
奇しくも事件の四日前に時代背景となった格差社会の現実を言及した辺見庸による『プレカリアートの憂愁』と題したエッセーが東京新聞夕刊に掲載されていた。話は四年半ぶりに客員教授をしていたときの教え子に会ったことから始まる。

そのエッセーの一部を要約すると...
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
彼は大学卒業後、中堅の広告会社に就職、そこで軽度の鬱を発症、通院しているうちに会社も退職、その後、様々な職業を転々とするが何れもアルバイトで定職には就いていない。『ぼくら、いったんプレカリアートとしてアンダークラスにくみこまれたら、袋小路からぬけだすのは不可能にちかいんですよ。』辺見庸は耳慣れない言葉に戸惑いを隠せない。
そして教え子から二つ問われる。一つ『このような時代を経験したことがありますか。』二つ『いま、いったい、なにに怒ればよいのですか。』それに辺見庸は反問する『プレカリアートは怒っていないのか、団結しないのか。』と、教え子は吐き捨てるように『自殺多いでしょ。あれって変種のテロじゃないですかね。』『大恐慌、きますか。きたら、ガラガラポンですよね。』
-------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
まさに状況は『出口なし』だけでなく奈落の『底』さえも抜けてしまっている。

書店に平積みされている『蟹工船』そのブームの火付け役とされる雨宮処凜は「プレカリアートとプロレタリア文学」の中で時代は繰り返すというよりは、悪化しているこの状況を、当事者だけでなく、多くの人たちが知るべきではないでしょうか?と語る。

嘗て法律によって守られていた労働者の権利は労働者派遣法によってなし崩しにされた。人材派遣によって供給される歯車はカンバン方式の元で出荷も調整され、高い歩留まりが要求される。
加害者が勤務していた企業の6月9日付けのニュースリリースを読むと派遣会社による歩留まりの低下に問題があるかのようにも受け取れる。

人が人として扱われず、社畜と化した中間管理職は心を閉ざし業務命令を下す。人間関係は分断され憎しみの対象となる相手の顔も見えない。「結いの心」は失われたのか「市場原理と企業」について東京新聞(東京中日新聞)の挑戦は続く。(トヨタの地元、中日新聞が5/11から6/10に亘り連載した特集記事を再構成して5/30から東京新聞で連載。)

自殺者と同じ心理であろうか、ネットに書込を続けていた加害者は狂気へと暴走する自分を止めてくれる者が現れるのを待っていたようだ。オーデンの「われらの狂気を生き延びる 道を教えよ」のフレーズがこだまする。誰からも「生き延びる道」を教えられず、加害者の狂気は格差社会の元凶に向かうことなく、無防備な弱者に対し牙をむけた。日曜の午後、秋葉原を散策する人々、加害者はそれらの人々に自己を投影して狂気に及んだのであろうか...。それは倒錯した自死なのだろうか...。

....『このような時代を経験したことがありますか。』....

Posted by S.Igarashi at 08:18 PM | コメント (4)

May 26, 2008

所謂不法投棄

前のエントリーの皐月の植込に飲みかけの飲料パックが捨てられていました。やっぱり、こーゆーこととかする人は心がささくれているか、余程想像力がないのでしょうね。そういえば一昨年は、こんな不審物が置かれていたことがありました。

Posted by S.Igarashi at 03:47 PM

May 18, 2008

1199

2007年は過去最も少なく1199件、映画「三丁目の夕日」で一躍昭和レトロを代表する年となった1958年は2683件、最も多かったのは1954年の3081件、さてこの数値は...。

死刑」の著者・森達也が5月13日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」にゲスト出演した際、放送の最後で体感治安は悪化しているが、昨年認知された殺人事件の件数は過去最低の1199件で最も多かった1954年と比較すると1/3に減少している。と述べていたのでネット検索して調べたのが前頁の数値である。因みに2006年の殺人事件・認知件数は1309件でこの10年間を見ると平均1200件台を前後に数値が推移しているようである。

そこで人口統計と照らし、人口当りの殺人事件・認知件数を割り出すと以下の様になる。
1954年(総人口:88,239,000)3081件、1/28,639
1958年(総人口:91,767,000)2683件、1/34,203
2007年(総人口:127,756,000)1199件、1/106,552
(但し2007年の総人口の値は最も新しい推計値である2006年7月1日現在の数値を参照。)

数字を単純比較すると最も多い1954年と最も少ない2007年の差は2.56倍であるが、人口比を計算すると3.72倍となる。これは1954年と比較して1/4近くまで減少しているということを意味する。
そうすると体感治安の悪化とはメディアによるプロパガンダの意味合いが濃くなる。記者クラブによる官民の慣れあいと既得権の保持という構図も見え隠れする。
懐かしの昭和レトロ、50年前の東京タワーが建設された1958年は昨年の3倍の殺人事件が起きた年でもある。時代は高度成長経済の真っ只中、公害は垂れ流し、水俣病やイタイイタイ病は謎の奇病とされ、公害問題を抱える現在の中国を嗤えない状況にあったのである。

少年犯罪データベースによれば戦前の方が未成年による凶悪犯罪や異常犯罪が多いという。これを見ると、まるで横溝正史の世界のようである。
ワイドショーによる視聴率争いが猟奇的殺人事件をセンセーショナルに取り上げ、大衆の不安を煽り、凶悪犯罪が増えているかのような報道をしているが、東京大学・情報学環デジタルアーカイブの小野秀雄コレクション・新聞錦絵を見ると、昔からメディアはおどろおどろしい猟奇的事件を好むことがわかる。

警察庁:犯罪統計資料(平成19年1月〜12月分)確定版がExcelのデータとして公開。
政府統計:我が国の推計人口(大正9年〜平成12年)
政府統計:人口推計・平成17年国勢調査結果確定人口に基づく改定数値

Posted by S.Igarashi at 10:08 AM | コメント (2)

April 12, 2008

HOUSE OF CARDS 2

CBS-SubPrime3.jpg

"House of Cards"と云っても4年前にエントリーしたイームズ・デザインのそれではない。この場合の"Cards"はギャンブルで使われるトランプカードに見立てられた証券化された不動産債権、つまり「サブプライムローン・問題」を意味している。と云うことで先日の「CBSドキュメント」は"CBS 60 Minutes"の"House Of Cards"だった。何て云うか、これは国家をあげての限りなくねずみ講的な犯罪に近い「人生ゲーム・ゴッコ」ですね。敗者はいてもゲームの参加者は大して損をしない。ウォールストリートのラスベガス化で大損するのは"Joker"を掴まされた海外投資家。しわ寄せは受けるのはゲームに参加してない世界中の人々。"CBS 60 Minutes"で紹介されていたカルフォルニア州の抵当物件住宅を探す"Foreclosure Radar"はこちら。

Posted by S.Igarashi at 10:56 AM | コメント (0) | トラックバック

April 05, 2008

War Against Women In Congo

War-Against-Women.jpg

"CBS 60 Minutes"で2008年1月に放送された"War Against Women In Congo"の吹替版「コンゴ・犠牲となる女性たち」をTBSの「CBSドキュメント」で見た。余りにも残酷で辛い内容なので追記に本文を記すことにする。(注意:悲惨な現実を知ると、とても憂鬱になれますが... 。)

画面の被害女性・ルースィアンは突然家に侵入してきた六人の兵士に弟の目前で次々に犯された。
『レイプされるところを見せるために、彼らは弟に懐中電灯を持たせました。ええ まるでけだもののように代わる代わる私をレイプしました。1人が終ると私に水をかけ立ち上がるように命じる。すると別な男が...。弟に私をレイプするよう命じました。それを拒むと...』

被害女性を入院措置し治療にあたる病院の院長は「(治療以外は)彼女達に何もしてあげられない。」...「16才の少女に人工肛門と器具の説明をしなければいけないのです。」と現実を語る。
ルースィアンは彼女を暴行した兵士の子を身ごもり女の子を産んだ。ルースィアンはその子に希望と名付け、NPOによる自立支援教育を受けている。She says "I have hope."


大きな地図で見る>

この10年間でコンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo:旧称Zaire・ザイール)で起きている政府軍と反政府軍それに民兵を交えた三つ巴の内戦により400万人が死亡、数十万人の女性(下は3才から上は75才まで)が性的暴行の被害に晒されている。特に東側の1994年にジェノサイドの起きたルワンダ (Rwanda)と国境を接する地帯は略奪と性的暴行が日常化し、武装集団はレイプと云う武器により人々を恐怖に陥れている。

また国境なき医師団のサイトによれば2007年「10の最も報じられなかった人道的危機」の一つとしてアンゴラ:国外退去されるコンゴ人への組織的レイプと暴力が報告され、PDF形式による和文と英文による報告書がダウンロードできる。因みにアンゴラ(Angola)はコンゴ民主共和国の南西に位置し大西洋に面している。

世界銀行の調査によれば内戦の起こる可能性のある地域は次の三つの条件を満たしていると云う。
1:貧しい、世界最貧国
2:民族的対立がある。
3:地下資源が豊富である。(石油、貴金属、宝石、レアメタル等)

英語のヒアリングが堪能な方はこちらからビデオを...。
AOL Video 60 Minutes:War Against Women In Congo
但し最初の数秒間はスポンサーのCMが入る。

Posted by S.Igarashi at 01:39 PM | コメント (0) | トラックバック

April 01, 2008

桜の樹...

遠くに新宿を望む山里の桜は七分咲きでしょうか。青山墓地の近くにいた頃、春になると墓地の桜を見て設備設計のT氏が『う〜ん、桜の樹の下には屍体が埋まっているって本当ですね。』とよく言っていた。確かに先日歩いた染井の里もそうだし、戊辰戦争の後、上野の山は彰義隊の骸が晒し者にされ放置されたままだったと伝えられている。考えてみると花見も生きている者達だけの為にあるものではないのだろう。上野の山で繰り広げられる花見の酒宴には多くの亡者も混ざって、一年に一度どんちゃん騒ぎをしているのかも知れない。

Posted by S.Igarashi at 01:45 PM | コメント (0) | トラックバック

March 01, 2008

上海から...

上海から父宛に怪しい手紙が届いた。どうせ詐欺の類いだろうと思って開封すると高額賞金獲得の文字が、詐欺グループの狙いは申込書にクレジットカードの番号を書かせることにあるのだろう。同封されている封筒の宛名はGoogleMapで検索するとカナダの太平洋岸、バンクーバー郊外の住宅地のようである。クレジットカードの個人情報が狙いとすると偽造カード専門の中国系マフィアの仕業だろうか。因みに父は生きていれば95歳だが、亡くなって22年目の今年は二十三回忌である。

そういえば以前にも父宛に怪しい電話が来たことがあり、老人目当ての詐欺紛い商法の類いであろうと「電話に出られませんが」と対応、何時なら居るのかと相手がしつこく聞いてくるので、「お盆には戻ってくるらしいですが、電話にでられるか分かりませんが...」と言って受話器を置いたのだが...。

Posted by S.Igarashi at 01:10 AM | コメント (2)

February 26, 2008

意味深い...のか...

Ajile.jpg

確かに或る意味でアジールかもね...但しアジールはドイツ語でスペルは"Asyl"だから...これは...ん〜...。

Posted by S.Igarashi at 03:45 PM | コメント (2) | トラックバック

November 06, 2007

パーツ付きマガジン

日曜朝刊に『週刊 ハーレーダビッドソン』の広告が出ていた。こうした付録がメインの雑誌もシリーズ化され、商売として成立しているのだから根強いフアン層があるのだろう。しかし、いつも思うのだが果たして最後まで諦めずに完成させる購読者はどの位の数いるのだろうか、と。それよりも、全冊揃えるのに、どのくらいの期間で値段が幾らくらい掛かるのか気になった。広告を隈無く調べると小文字で毎週火曜日発売の89号で完成とある。う〜む、全てのパーツの入手まで1年と8ヶ月以上、購入価格を計算すると(890+1790×88)で〆て金158,410円也の出費で1/4のメタル製のハーレーが手に入る訳であるが、それには一冊の厚みが5センチと計算して全89冊が収納できるラック(900×280×1800)のスペースと、完成品(597×255×270)を飾るスペースも必要となる。創刊号の価格だけで、お手軽な「パーツ付きマガジン」だと侮ってはいけない。時間と予算、そしてスペース、その上、根気も充分必要とされるのである。

Posted by S.Igarashi at 09:01 AM | コメント (6)

October 16, 2007

ブリコルールな...

ブリコルールな人々である。左が鑿井(さくせい)工事のボーリングの刃先とケーシング、右はそれにスリットを開け、パイプの足を付けると焼き鳥コンロの出来上がり。『遊びで井戸掘りしてるんだ。』と云うオヤジさんの本職は焼鳥屋らしい、でも一年に数えるほどしか仕事をしないで遊んでばかりいるらしい。

と云うことで、こちらは「ハウスなバラック」の建っている石田産業の敷地内で開催された「石田倉庫のアートな二日間」の様子。

Posted by S.Igarashi at 02:15 AM | コメント (0)

September 23, 2007

暑さ寒さも、、

『暑さ寒さも胃癌まで』とか『仏の顔も三度笠』のパロディは確か筒井康隆とその周辺が震源地だと思うが、『ビックリハウス』の御教訓カレンダーにも収録されたかも知れない。
今年の猛暑も彼岸の中日になると、流石に遠慮するようで、今日は朝から小雨も降りめっきり涼しくなったが墓参りには生憎の天気である。霊園の数なら日本一かどうかは定かでないが、八王子はこの季節、高速出口で墓参り渋滞が起こる程、墓参者が訪れる。
と云うことで先日、『入り牡丹餅の明け団子』に倣い、仏前のお供え物を用意しなければと思い立ったが、手元に暦がない。さていつから、彼岸の入りで、明けなのか分からない。Google検索で調べると秋分の日の前後三日の一週間が秋の彼岸と分かったが、日本能率協会によるkoyomi365も見つかった。しかしこのkoyomi365のサイトは『現在は閲覧可能ですが、今後閉鎖する予定でおります。何卒ご了承くださいますようお願い申しあげます。』とある。営利企業が無償で情報提供するには限界があるのだろうが、アナログとデジタルの情報共有というか、能率手帳の付録に和暦等の"iCal"の共有カレンダーを提供するとかのサービスがあっても良さそうである。

Posted by S.Igarashi at 11:34 AM

September 15, 2007

MATSUMURA TECHNOLOGY

MatsumuraTec.jpg

このところ、タイで旧一万円札の精巧な偽札「スーパーJ」が出回っている。そうした偽札を鑑別する機械を製作しているのが、この松村テクノロジーである。社長の松村喜秀氏は時折、偽札に関連した報道番組にも出演されるが、日経BPのSAFETY JAPANにコラム・「犯罪に立ち向かうテクノロジー」を寄稿している。

Posted by S.Igarashi at 10:49 AM

August 21, 2007

相対的体感温度

熊谷で最高気温40.9℃を記録した先週の16日、八王子の最高気温は39℃だった。同じ八王子でも私の居る山里はこれより2〜3℃低いと思うが、それでも今年一番の暑さだった。
そして、今日の午前10時15分の気温を測ってみると、母屋の二階が28℃、一階が26℃、仕事場が27℃である。先週の暑さを体感すると28℃はとても涼しく感じる。それにエアコンの設定温度は28℃なので、午前中はエアコンを点ける必要もない。(因みに仕事場のG5は室温が大体29℃を超えると冷却ファンが騒々しく仕事を始めます。)
もう最高気温を記録することもないと思うが「暑さ寒さも彼岸まで」と言うが如く、後一月は残暑が続くのである。やれやれ。

Posted by S.Igarashi at 10:46 AM

August 13, 2007

宿題

宿題と言っても前期授業の採点である。先ずはExcelで採点集計表を作成、出席率を集計してプリント、それからモニタでデータを検証しながら、プリント提出物と合わせて集計表に書き込み、採点が終了してからExcelに入力し、その集計表を元に採点表に清書して提出する訳であるが、まさに複製技術時代の課題評価、悩ましい事も多い。

Posted by S.Igarashi at 10:14 AM | コメント (2)

July 31, 2007

泡沫候補の経済学

参院選のお祭り騒ぎが終わりました。東京地方区は定数5名に対し20名が立候補し、法定得票数に達したのは8名、供託金没収点をクリアしたのは9名で、残り11名は供託金300万円が没収される。いわゆる法定得票数に達せず、且つ供託金没収点もクリアできない泡沫候補と言われる人にとってこの300万円は高いのか安いのかどうなんだろう。因みに選挙公報のスペースを広告料金で換算すると読売新聞の3段組記事下広告このくらいになる。ん〜、世間から少々怪しい人と思われても、パブリシティと考えれば安いものでしょうね。

11,222票集めて15位と健闘?したKandaNewsNetworkの主宰者K氏はこんなことを語っている。因みに最下位で3,420票獲得した方はこちらです。

Posted by S.Igarashi at 02:09 AM | コメント (0)

July 23, 2007

会社様

先日の事である。仕事場の電話にでると某石材(墓石屋)を名乗る女性の声がした。「ご主人様でしょうか。」こう尋ねてくる電話は怪しい、仕事場の電話は電話帳に載せていないので、電話セールスに対しては電話番号の情報入手法についてツッコミを入れる事にしている。
『どちらにお掛けですか、貴方、ここが何処か、承知の上で電話してるのですか。』と問うと、相手は狼狽え「いえ、コンピュータで八王子市内の電話番号に順番に電話してます、、、そちらは会社様でしょうか、、、」
『その、会社等にやたらとさんを付けるのは如何なものでしょうか、金田一先生もそれは宜しくない傾向だと言ってましたよ。』
「は、はい、失礼しました、、、。」

Posted by S.Igarashi at 12:01 PM

May 03, 2007

日本国憲法

『未だ足立区に住んでいた頃、週に一度くらい映画を見に連れていかれた。一般家庭にテレビが普及する前の話である。当時は映画の本編を上映する前には必ずニュース映画が上映された。そのニュース映画の記憶は、スエズ運河、エジプト、戦争、という断片だけだが、今すぐにでも世界大戦になりそうな印象は覚えている。状況から判断すると1956年のスエズ紛争の事だろう。そうすると僕が小学一年生の時の記憶である。
それから暫くして、中学一年の長兄と近くの神社の前を歩いていると、爆音と共に一筋の雲を残しながら飛行機が頭上を飛んでいった。「また、戦争が始まるの。」と僕は兄に尋ねた。「日本には憲法九条があるから、もう戦争はしない。」と兄は言った。僕はそれを聞いて少しだけ安心した憶えがある。』
以上は2005年8月12日のエントリーの再録であるが『、、少しだけ安心した、、、』と書いたのは、子供の頃から、為政者によって改憲され再び徴兵制度が施行され、最悪の日を迎えるのではないかと云う不安が常にあったからである。

March 20, 2006:戦争と建築家
August 01, 2005:初めて人を殺す
June 23, 2005:靖国問題

軍隊を持たない国 <上> コスタリカ(東京新聞2005/8/10)より一部引用

軍隊を持たない−。憲法でこう“宣言”している国が、世界には日本のほかにあと二つある。中米のコスタリカとパナマだ。コスタリカはほぼ半世紀、パナマは十一年間戦争をしていない。
中略
 中米和平に道筋をつけた功績で一九八七年にノーベル平和賞を受け、次期大統領として返り咲きを果たすとの呼び声も高いオスカル・アリアス氏の秘書、リンシー・マコーマックさんは「それぞれの国で歴史や事情は違うが、日本には軍を持たない方法で進んでほしいですね。困難な道だとは思いますが、中米全部の国から軍を廃棄させる夢を、われわれはまだ捨てておりません」と力を込めて語った。
、、、

軍隊を持たない国 <下> パナマ(東京新聞2005/8/11)より一部引用
、、、 運河をめぐる利権が複雑に絡むパナマで、軍隊の不保持を決める憲法の条文ができたのは一九九四年。この前後、反米主義を掲げた軍事独裁者ノリエガ将軍の打倒を掲げ、米国が八九年に軍事侵攻に踏みきったのを受けてパナマ国防軍は解体。九九年十二月、パナマ運河を返還した米国が全軍を撤退させ、パナマから軍隊はいなくなった。
 社会学者でパナマ社会教育調査研究所のラウル・ルイス所長(58)は「パナマ運河には弱点が約百カ所ある。それを守ろうとすれば膨大な予算が必要。それなら、全く軍を持たずに中立を保つのが最も安全と考えたわけです」と説明した。ルイス所長は「それは国民の総意です」とも話す。、、、

戦争をしないと云うことを「誇り」にしたい。

Posted by S.Igarashi at 08:47 AM | コメント (2)

April 16, 2007

准です。

つい最近、北関東の某大学で学生を自殺に追い込んだとして准教授が懲戒免職されたことが報道されてましたね。或るニュース番組では助教授が懲戒免職と報道していたが、直ぐ後で「助教授ではなく准教授の誤りでした。お詫びして訂正します。」と女子アナが頭をたれていた。そう、4月1日から日本国内から助教授と云う教職はなくなり、代わって准教授と云う教職が制定されています。要するに助教授を英訳すると"Assistant Professor"となるので、これでは国際社会で自立した研究者とは認められないので"Associate Professor"の意味に近い准教授としたようです。「にすい」の「准」の字は「准将・准尉・准看護師」等の特定の役職名など用いられるようです。

文部科学省・大学の教員組織の在り方について(審議経過の中間的な整理)
文部科学省・大学の教員組織の在り方について(図)(PDF:61KB)

Posted by S.Igarashi at 10:40 AM

March 27, 2007

オタンチン

わきたさんが「『Kai-Wai散策』と方言周圏論」で『全国アホバカ分布考』を紹介して松岡正剛の千夜千冊 にリンクを張られていた。
その全国分布を読んで福岡の「あんぽんたん」と熊本の「オタンチン」の二つの罵倒語が気になった。「あんぽんたん」は普通に東京でも使われていた言葉で「由来」を見ると上方・語源説と江戸・語源説があるようだ。もうひとつの「オタンチン」は聞いたことはないが、朝日新聞社発行のサザエさん・文庫本版にサザエさん(昭和20年代)の台詞として「オタンチン」が使われていたのを憶えていた。作者は福岡に疎開していたので、福岡に近い熊本の言葉を使ったのかなと思った。しかし、紀田順一郎氏の「9/10//2006 ことば抄・風馬牛と没分暁漢(ぼつぶんぎょうかん)の話」によれば漱石の造語「オタンチン・パレオロガス」について、その「オタンチン」の語源を江戸の遊里にあると書いてあった。尤も、遊里に通った江戸勤めの熊本藩士が国に帰ってから江戸の流行り言葉として「オタンチン」を広めたとしても辻褄は合う、江戸で廃れた言葉が遠く離れた熊本で生き残ったのだろうか。方言の起源が実は江戸にあったと云うのも愉快な噺ではないか。

Posted by S.Igarashi at 10:42 AM | コメント (2)

March 26, 2007

漢字テストのふしぎ

kanjifushigi.jpg
今朝の東京新聞に出ていたのだが、日本ビクター株式会社主催の東京ビデオフェスティバル2007の大賞を受賞した長野県梓川高等学校放送部による「漢字テストのふしぎ」が面白い。それは漢字テストで「環」のつくりの「とめ」をはねて×を付けられた高校生の疑問から始まる。高校生が間違いとされた問題の「環」は漢字テストの基準となる文化庁・国語施策の常用漢字表でも「筆写の楷書では,いろいろな書き方があるもの」として参考事例にあげられ、「とめ」も「はね」も正しいことになっている。ここから高校生の逆襲が始まり、現場の教師は次第にたじたじとなる。最後に「落ち」も用意されている。高校生と云って侮れない、大賞に相応しい作品だ。

Posted by S.Igarashi at 01:07 PM

March 10, 2007

情報流失

日本郵政公社から左記の詫び状(クリックで拡大)が送られてきた。
しかし、車上荒しに遭ったというこの職員は何の目的でUSBメモリーに個人情報を入れて持ち出したのだろうか。自宅で仕事?そんな訳はないと思うな。

Posted by S.Igarashi at 01:00 AM | コメント (0) | トラックバック

January 22, 2007

辞書にない言葉

辞書にない言葉は漢字変換不能です。変換できないと辞書で調べますが、辞書にもないと不安に駆られます。最近はそんな場合でもグーグルで検索すると音だけで曖昧に憶えていた言葉でも、関連性から正しい表記にアクセスでき、再度、辞書で調べることも可能になりました。それでも滑舌は未だに広辞苑にも新明解にも出ていない言葉です。

もし、新明解に記載されるようになったら、どんな用例になるのだろうか、新解くんに成りきって妄想してみると。
似非新解くん用例-1:「友人の結婚式の司会を頼まれたが、新婦側の親戚に珍名が多く、滑舌良く喋れるかとても不安だ。」(似非新解くんは心配性でした。)
似非新解くん用例-2:「営業二課の新加井は滑舌良く、セールストークが上手いと評判だが、言葉に心がこもってない。」(似非新解くんは嫉妬深い。)
似非新解くん用例-3:「テレビのイケイケ大事典で納豆を食べると滑舌良くなると聞いて、試したが何も変わらなかった。」(似非新解くんは情報番組に騙されやすい。)
そんな馬鹿な。(^_^;)

Posted by S.Igarashi at 10:29 AM | コメント (0)

January 07, 2007

不偏不党な壁

へぇ〜

Posted by S.Igarashi at 01:35 AM | コメント (2)

December 26, 2006

冷たい国・日本へ

先日のミニダイブで山谷堀付近を徘徊し、写真中央のタイニーバラックを写していると後ろから自転車の二人連れがやってきて私たちを通り過ぎようとした。後ろの人が「ここにも」と声を掛けると、Uターンして駐車場に入っていった。二人は弁当らしき包みを渡すと足早に走り去っていった。バラックに気に取られて左隅の人影に気付くのが遅れたが、いたずらにカメラを向けてはいけない対象の方であった。そして翌々日の12月25日付け東京新聞夕刊に 「ホームレス お寒い年の瀬」の記事が目に付いた。
記事を読むと『、、、安い海外農産物との競争に敗れた農家の従業員がリストラされ、集団で公園に流れてくるケースが目立つ、、、』とある。農地解放によって日本から小作人も下人(日本固有の農奴)もいなくなった筈であるが現実は『カムイ伝』の世界とどれだけ違うのだろうか、、、気になることである。

Posted by S.Igarashi at 07:41 AM | コメント (2)

October 14, 2006

何だか、

昨日の朝刊にこんな一面広告を見ました。普通なら見逃す広告ですが、どうも構図が気になりますね。

Posted by S.Igarashi at 10:53 AM | コメント (6)

October 12, 2006

利殖

あ〜、結局、これって利殖だったのだ。昨日のディープインパクトの引退記者会見(?)のニュースを見てそう思った。
斯くいう私、生まれてこの方、競馬場へ行ったこともなく、馬券も一度も買ったこともなく、日曜日の競馬中継は時々見るくらいですが、記者会見の池江調教師の落胆ぶりが悲痛に思えた。パトロンに見放された芸術家と言ったら大げさでしょうが、泣く子と地頭には勝てないのである。

Posted by S.Igarashi at 09:09 AM | コメント (0) | トラックバック

September 16, 2006

気になるデータ

今朝の東京新聞・TOKYO発の特集記事は「下町発長寿大作戦・23区の平均寿命 『西高東低』脱出へ」であった。所謂、東京下町は隅田川、荒川流域のデルタ地帯の平均寿命が他と比べて低いと云うものであるが、その根拠になっている厚生労働省大臣官房統計情報部による平成12年(西暦2000年)市区町村別生命表の概況を調べてみた。そこに都道府県別の市区町村別平均寿命の統計表が公開されており、Excelの.xls形式のデータもダウンロードできるようになっている。と云うことで、そのExcelのデータを取込んで平成12年度東京都平均寿命を表にまとめてみた。

記事では23区内だけであるが、多摩地域と諸島地域のデータも取込んでいる。すると、男女ともベスト3にランクしているのが三鷹市である。そして最下位の61位は男女とも奥多摩町である。男性の場合は低湿地帯の53位・江東区、54位・葛飾区、56位・墨田区、57位・足立区、59位・荒川区、60位・台東区の最下位グループに割り込むように52位・日の出町、55位・檜原村、58位・瑞穂町が並んでいる。奥多摩、日の出、檜原は東京の過疎地帯なので医療施設の遅れが考えられるが、不可解なのが横田基地を抱える瑞穂町だ。

男女共、ワースト10にランクされているのは足立区、荒川区、墨田区、そして西多摩地域の奥多摩町、檜原村、日の出町である。
さて、私の生まれた足立区と現在住んでいる八王子市との比較であるが男性で2.2年、女性で1.6年と寿命に差がある。何れにせよ大気汚染等公害が深刻化する兆しが見えてきた昭和32年に郊外への転居を決断した両親に感謝すべきなのだろう。


Posted by S.Igarashi at 02:26 PM | コメント (3)

August 24, 2006

無知の奢り

の太陽系惑星の数を減らすか増やすかの国際天文学連合の論争であるが、自然科学と云うよりも政治的駆け引きに見える。人類の誕生以前に存在し、人類の滅亡以後も存在するであろう惑星を認めるの認めないとは、全く以てのお笑い草で無知の奢り、決定したら是非ともボードメンバーが認定証を責任もって惑星に届けて欲しいものである。まぁ、この論争を蔭で喜んでいるのは、クイズ番組の問題作成者か有名私立中学の入試問題作成者だけのような気もするのだが。

Posted by S.Igarashi at 09:54 AM | コメント (3)

August 21, 2006

騙される人々

東京新聞8/19の記事振り込め詐欺 都内は増加中 方言いらない金持ち多いによると八王子は都内で世田谷に次いで被害が多いそうである。振り込め詐欺の電話があったら浦辺粂子の声色(ていうか、志村けん?)でボケてみようと思うのだが、そんな電話は掛かってこない。
「まさか自分が…そんな人ほど騙される?詐欺、悪徳商法、マインド・コントロールの心理学」の著者・西田公昭による25のチェックリストで「多いに当てはまる」(2点)、「多少当てはまる」(1点)、「まったく当てはまらない」(0点)で35点以上の人は要注意ということである。だが、このチェックリストを分析すると「小泉政権を支持する人々」と共通するところが多いにありそうだ。お人よしでマインド・コントロールに弱い国民性、其処につけ入るのは政治家もメディアも企業も、そして犯罪者も共通である。

Posted by S.Igarashi at 07:49 AM | トラックバック

August 16, 2006

8月15日と南原繁を語る会

昨日は「8月15日と南原繁を語る会」に行ってきた。この講演者の顔ぶれから見ての通り、内容の濃い、興味深い話の連続で「学問の自由=アカデミック・フリーダム」を問う三時間の講演が瞬く間に終わってしまった。立花隆による趣意書を締め括る、『南原繁の衣鉢を継いで、日本の歴史について、日本の現在と未来について、広く、深く、遠くを見る見地から、いま言うべきことを言っておこうとする者がここに集っている。』の言葉に続けて、立花隆は日本の現在と未来について狭く、浅く、近くしか見られない人達(政治家)を(大学から)批判する声を挙げるべきであると述べている。それは正に先の戦時中の指導者のが次期総理の最有力候補となっている現在、憲法改正を含めて戦前の日本帝国に逆戻りすることへの危機感の表れでもあり、知識人の覚醒を問うことでもあろう。

立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」第83回 小泉首相“開き直り参拝” 日本が見失った過去と未来

Posted by S.Igarashi at 10:48 AM

August 15, 2006

フィクションに支配される世界

西も東も、北も南も、世界は現実に目を背けフィクションに支配されている。ヒトがつくったフィクションも最初につくったヒトの手を離れると、フィクションがフィクションを生み、手を付けられないモノになり、やがてモノノケとなる。今日もまた虚無のヒトがフィクションの装置を訪れ、これでまた、フィクションとフィクションがせめぎ合うのだが。哀しいかなヒトはフィクションに支配されても、フィクションの世界に生きることは許されず、現実の世界においてけぼり。血が流れるのはフィクションではなく現実と云う訳だ。

追記:フィクションに支配されない為にはイデアとリアル、そして持続するイマジンが大切なんだと、改めて痛感した、今日の「8月15日と南原繁を語る会」でした。

Posted by S.Igarashi at 10:51 AM | コメント (5)

August 06, 2006

「原爆の子」片岡脩の生涯

TNP060804.jpg8月4日から今日(8月6日)まで東京新聞朝刊に特集記事『新聞記者が受け継ぐ戦争・「原爆の子」片岡脩の生涯』が三回に亙って掲載された。片岡さんは僕が72年から5年間勤めていた高木滋生建築設計事務所の所長である高木さんと藝大からの友達だった人である。そして、高木事務所が南青山にあった頃の事務所の大家さんでもあった。自宅だけ建替えるつもりだった片岡さんに、将来のことを考えて共同住宅にすることを勧めたのは現実主義の高木さんだった。そんな事情で片岡さんは高木事務所の大家となり、高木さんは店子となり、京橋から南青山へと事務所を移転した。片岡さんとお話ししたのは、一度か二度だけ、高木さんが上京したおり、事務所でウィスキーを傾けながら、ロスのブラッドベリー・ビルを話題にした記憶があるが、とてもユーモアを好む人と云う印象であった。(因みにブレードランナーが撮影される、ずっと以前の話。)

Posted by S.Igarashi at 10:18 AM

July 27, 2006

2006年8月15日

nanbara060815.jpg

こんなニュースを読むと、この国の行方を考えさせられる。
公開講演会チラシ・PDF

Posted by S.Igarashi at 10:29 AM | コメント (6)

July 13, 2006

時間の接着

著作権の失効した映画の500円DVDの販売を巡る裁判であるが、一昨日の東京地裁で格安DVD販売が認められた。裁判の争点は70年に引き伸ばされたミッキーマウス保護法であるところの改正著作権法がどの時点で適用されるかであった。その解釈をめぐって映画会社と文化庁側は「時間の接着」と云う猫だまし的な屁理屈をこねたが、あっさりと却下されてしまった。いくらなんでも大晦日と元日が同じ日なんてありえない、この屁理屈を通せば時効なんて幾らでも延長できるし、法治国家の根幹を否定することにも繋がる。どうやら、コイズミだけでなく、文化庁もハリウッドのポチのようである。
東京新聞7/13・筆洗

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM

June 30, 2006

MF症候群

またしても、決定力不足を指摘されたサッカー日本代表である。ミッドフィールダー(MF)はいるがストライカーのタレント不足は日本の社会を映し出す鏡のように思える。そう、学生でも将来なりたい職業はアート・ディレクターやなんたらプランナーとか、地に働くことを嫌い、人をアゴで使うのが格好良いと勘違いしている者が増えている。受け手のいないキラーパスほどみっとないものはない、一対一の局面を乗り越えられない奴はレギュラーになれない世界があること知るべきだろう。

Posted by S.Igarashi at 10:09 AM | コメント (0)

June 20, 2006

けじめ

「法に触れなければ何をしてもよいという考え」を望ましくないと思われる行動に挙げた人が41.9%と云う結果の「日本人の品格・道徳観」に関する調査結果ですが、きっとこの緑の枠で囲まれた人たちはそう思ってないでしょうね。さて渦中の人はけじめをどうするんでしょうか。

東京新聞・こちら特報部福井投資問題・プロが見たうまみとは
やっぱり、専門家からみても究極のインサイダー取引の疑いが指摘されてますが、東京新聞・こちら特報部のネット掲載記事は新聞記事全文ではなく要約記事です。因みに以下の内容が省略されてました。

持田氏はこう批判する。「福井総裁は小泉首相が任命した。その福井氏をクビすれば、自分も責任を取らなければならないから、小泉首相は擁護する。結局は政争の具にされている。米国の連邦準備制度理事会」の議長が同じ事をすれば、即座に罷免だ。

と云う事で、相変わらず、しらをきる小泉首相のけじめの付け方はどうなるのでしょうか。

Posted by S.Igarashi at 11:09 AM

June 17, 2006

ポストコロニアリズム的ワールドカップ観戦

ポストコロニアリズムとは強姦から生まれた子どもだ。』これはガヤトリ・スピヴァクの言葉だそうだが、ガヤトリ・スピヴァクを紹介している岩波新書のポストコロニアリズム(本橋哲也・著)には出ていない。この言葉は角川新書・ケンカの作法―批判しなければ、日本は滅ぶ収録の辛淑玉、佐高信、上野千鶴子による鼎談で上野千鶴子が紹介したものだが、一言でポストコロニアリズムを表現している。折しもワールドカップ開催中の16日、フランス議会上院で新移民法が可決されたと云う。旧植民地からの不法移民を制限し国内の雇用安定を狙う意味があるかも知れぬが、これでフランスは二度とワールドカップで優勝する可能性を失ったような気もする。ワールドカップとは旧植民地と旧宗主国とのプライドを掛けた戦いでもあり、旧植民地にとって存在理由を世界に誇示する場でもある。その状況に変化が起きたのは、旧宗主国が旧植民地出身の選手を取り囲み始めたことにある。1998年のフランス優勝はアルジェリア移民二世のジダンが齎したものである。
イングランド対トリニダード・トバゴの試合は正に旧宗主国と旧植民地との戦いであった。やっとの思いで勝利したイングランド選手を支配する焦燥感と悲愴感は何なのだろうか、そこには歓喜の表情を伺い知ることはなかった。

Posted by S.Igarashi at 10:44 AM | コメント (2)

June 07, 2006

シンドラーのリフト

国内に於けるエレヴェータの死亡事故は1984年8月に横浜のスーパーで起きた事故以来のことです。その事故を起こしたエレヴェータはF社の低層建物用の油圧エレヴェータでした。その後、仕事の関係で業界の事故調査委員会に参加したと云うM社の方に話しを伺ったことがありました。事故原因は特定できていませんが、剥き出しの基盤に金属片の落下物が付着して誤作動したと云う説が有力でした。その事故以降は落下物による基盤の保護は義務付けられている筈です。昔から、エレヴェータの現場納入価格は設計価格の半値八掛けが当たり前と云われているくらい競争の激しい業界です。そこに新規参入した「シンドラーのリフト」は低価格で市場を開拓していったようですが、超高層住宅とエレヴェータの高速化の影で優先されるべき安全性が蔑ろにされました。これも経済性が最優先される社会故に起きた事でしょう。何か暴走するコンピュータが支配する近未来社会を暗示する事件のような気もします。

Posted by S.Igarashi at 07:05 PM

May 23, 2006

stop-rokkasho podcast feed

stoprokkasho.jpgMURMUR_AOKI takamasaさんのブログで知ったのだが、音楽家・坂本龍一氏を中心とするグループによる青森県六ヶ所村・核燃料再処理施設の活動中止を訴えるアピールがポッドキャストになってiTMS-Japanに登録されている。

Posted by S.Igarashi at 02:00 AM

May 19, 2006

転載・"WORLD PEACE NOW"

━━━━━━━━━━━ まるごと 転送 大 歓 迎 ━━━━━━━━━━━
   "WORLD PEACE NOW" ニュース Vol.56  2005/5/19
       最新情報・解除->> http://www.worldpeacenow.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

こんにちは。
「非戦」・「非暴力」・「イラク占領認めない」・「日本の協力認めない」
"WORLD PEACE NOW"メルマガチームです。ごぶさたしておりました。

5月19日、戦前の治安維持法を髣髴とさせる、共謀罪が、国会で強行採決される危険があります。

話しあうことさえ、罪にできうる、とにかく、ありえない法律。
法律は、「疑わしきは罰せず」が基本。
それが、共謀、話し合ってるだけでそうなってしまう。、
「疑わしいから罰せる」、密告も歓迎(密告した人は無罪)。
つまり警察が選べるということ。

もちろん政府は、法律ができるまでは、罰さない と答弁しておりますけど、
法的には、それは重大だ っていえば罰することができるわけで。
できちゃったらあっちのもの。
ストップ!共謀罪。フリートークが当たり前。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
目次
■特 共謀罪リンク集
■1 アクション
■2 ニュースピックアップ
■3 カレンダーピックアップ
■4 ピックアップ
■ 編集後記
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
特●共謀罪リンク集

ヤフー
「共謀罪って・・なんだ?」
日弁連 共謀罪」に関する与党再修正案に対するコメント
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060518-00000119-mai-soci

小倉利丸さん投稿
・朝日新聞が「共謀罪」を論じた社説に対する異論
・NSAの違法通信記録収集は共謀罪と無縁ではない
ウィキペディア 共謀罪
・・・国際社会とは言っても、賛同しているのはアメリカと日本だけ、単語として正しくない。他の国は全面的に反対
『共謀罪』与党修正案を検証する(東京新聞)
共謀罪ブログ・共謀罪TV
共  謀  罪―5つの質問―自由法曹団 警察問題委員会
関組長の東京・永田町ロビー活動日記blog版
グーグルニュース
盗聴法(組織的犯罪対策法)に反対する市民連絡会

●できること >> とにかく広めること。

注目し、広め、できることをしましょう。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
■1 アクション

<大切なこと>
議員さんにファックスやメールを送るときは、同じ内容ではなく、その議員さんのHPなどをご覧になって、いつもこちらは見ている(応援している)という姿勢で書くと効果が高まります。共謀罪法案を止め
ようとがんばっている野党議員に抗議メールを送ったら、がっくりしてしまいます。一人一人に合った内容のものを、そして、野党議員には感謝や励ましの言葉を。

共謀罪法案成立をなんとかして止めたい、と思っている方々に直接行動のお願いです。
けれども「いまからでもできること」はあります。

●アクション1
「議員にファックス」作戦 

時間がない方は、せめて委員長と理事にファックスを。
とくに選挙民からの訴えは効果抜群だそうです。
選挙区の議員さんがいたら迷わずファックス!
ファックスは届くと目立つので事務所の空気を動かすこともできるでしょう。
批判や苦情ではなく、対話する姿勢でご意見を送るほうが効果があると思います。

委員長
石原伸晃 自民 東京8区
FAX 03-3508-7275 FAX 03-3593-7101   nobuteru@nobuteru.or.jp

ほか
http://tochoho.jca.apc.org/ut/syghm.html

●アクション2
<転載歓迎>

◎5月19日(金)に共謀罪を衆院法務委員会で強行採決しようという動きが強まっていますが、もし強行採決された場合は、下記のように衆議院議員面会所で緊急集会を行いますが、強行採決できない状況をつくることが一番重要です。みんなの力で強行採決をさせないようにがんばりましょう。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

強行採決された場合
5.19共謀罪の強行採決に抗議する緊急集会☆

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■とき:5月19日(金)午後5時30分〜
■ところ:衆議院議員面会所(衆議院第一議員会館の向かい側、地下鉄国会議事堂前
駅1番出口・永田町駅1番出口から徒歩3分)
■発言:国会議員、市民、表現者 ほか

■主催:共謀罪の新設に反対する市民と表現者の集い実行委員会

■呼びかけ人
魚住昭(ジャーナリスト)
大谷昭宏(ジャーナリスト)
岡本厚(『世界』編集長)
小倉利丸(ネットワーク反監視プロジェクト)
石下直子(盗聴法《組織的犯罪対策立法》に反対する神奈川市民の会)
きくちゆみ(グーロバル・ピースキャンペーン)
北村肇(『週刊金曜日』編集長)
木村まき(横浜事件第三次再審請求人)
斉藤貴男(ジャーナリスト)
佐高信(評論家)
佐藤憲一(盗聴法《組対法》に反対する市民連絡会)
設楽ヨシ子(ふぇみん婦人民主クラブ共同代表)
篠田博之(『創』編集長)
高田健(許すな!憲法改悪・市民連絡会)
俵義文(子どもと教科書全国ネット21) 
二木啓孝(日刊現代編集部長)
西野瑠美子(「戦争と女性への暴力」日本ネットワーク)
寺澤有(ジャーナリスト)
寺中誠(アムネスティ・インターナショナル日本)
富山洋子(日本消費者連盟)
西村仁美(ルポライター)
福山真劫(平和フォーラム事務局長)
元木昌彦(講談社 元『週刊現代』編集長)
森達也(TVディレクター・映画監督・作家)
森原秀樹(反差別国際運動日本委員会)
矢野まなみ(移住労働者と連帯する全国ネットワーク)
星川淳(グリーンピース・ジャパン事務局長/作家・翻訳家)

■問い合わせ先
日本消費者連盟 TEL 03-5155-4765
『創』編集部 TEL 03-3225-1413
mail@tsukuru.co.jp

参考:http://tochoho.jca.apc.org/

■2 カレンダーピックアップ 
5/19
5・19共謀罪の強行採決を許さない緊急集会
5/20,21,23
懐かしい未来へ 〜ヒマラヤ・ラダックに学ぶ持続可能な社会づくり〜
5/23,5/28
マルハバ! パレスチナ・カフェ
5/28
チャリティライブ 〜アフリカの子どもと世界の自由のために@5・28
7/15,16,17
ap bank Fes06

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■3 ニュースピックアップ 2/15-3/13

5.19Up:「共謀罪」で対立 与党、19日採決の構え
5.18Up:ニールヤングの新譜は
5.18Up:坂本龍一氏 脱原発
5.17Up:チャリティライブ 〜アフリカの子どもと世界の自由のために@5・28
5.17Up:「今日、ニュースはない。ただ、アフリカで予防できるはずの、治療できるはずの病気で6500人が死ぬだけだ」「U2」ボノ、英紙インデペンデントの一日編集長に
写真はこちら
5.17Up:やはり仕組まれていた911(1)
5.17Up:日本原燃の海洋への放射能放出に抗議する
5.16Up:国民投票法、野党が共同提案拒否なら与党案提出へ
5.15Up:警察当局が外出禁止令=陸自駐留サマワ治安悪化
5.15Up:懐かしい未来へ 〜ヒマラヤ・ラダックに学ぶ持続可能な社会づくり〜
@5/20,21,23

5.15Up:ガザの子苦境。
5.14Up:「母の日」の元祖は母親たちが戦争に反対し、平和を求める日 だった
5.12Up:マルハバ! パレスチナ・カフェ@5/23,5/28
5.12Up:パレスチナ・ガザ地区で緊急栄養支援を開始します
5.12Up:サマワで陸自契約車が破損 道路の爆発物、けが人なし
5.8Up:推進本部を設置 教育基本法改正
5.8Up:バグダッド飛行で装備強化=C130に衝突防止装置導入−イラク空自支援・防衛庁
5.4Up:メーデー救援会 | 抗議声明への賛同署名、連帯・支援メッセージをお寄せください
5.2Up:『共謀罪』与党修正案を検証する
5.2Up:自衛隊の元隊員がイラク派兵止し止め訴訟(関西)で行った陳述
5.2Up:日米「一体化」が加速 米軍再編、8年後完了
5.2Up:「移民不在の日」 全米一斉ストに数千万人参加
5.2Up:米海兵隊の多くは「戦争に反対」 戦死兵士の父親がたった一人で抗議
5.2Up:石油中毒大歓迎?エクソン社の本年度第一四半期収益は84億ドル
5.1Up:人間の未来へ―ダークサイドからの逃走〜5/7
5.1Up:4.29ピースマーチ@NY


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

■4 ピックアップ

●『表現の自由、デモの権利の破壊を許さない』
4・30「自由と生存のためのメーデー06」デモ行進への、警察による介入と逮捕は不当です!


●WORLD PEACE NOW 3.18
謝ってよ!ブッシュさん、小泉さん
今すぐもどせ自衛隊
終わらせようイラク占領 終わらせよう戦争の時代は
2000人で作りました!
3.18Up:イラク開戦から3年 自衛隊撤退求め集会・デモ(asahi)
3.18Up:「自衛隊、即時撤退を」 イラク戦争3年で反戦集会(共同通信)
3.19Up:『戻れ自衛隊』2000人訴え(東京新聞)
3.19Up:Protesters mark Iraq war anniversary(Japan Times)
3.20Up:ムキンポさん撮影
3.25Up:CITV市民テレビ
インリンさんよりいただいたメッセージ
● 憲法9条 変える?変えない?全国意見投票
 9条を変えることに 賛成 12% 反対 77% わからない 11%
教育基本法改正(悪)問題


■ 編集後記

LOVE Ourselves.
人間のしていることは、人間だけが変えられます。人類2.0へ。
日本政府のしていることは、日本国民でも変えられます。Japan 2.0へ。
http://give-peace-a-chance.jp/118/

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
このメールは http://www.worldpeacenow.jp/ で
WORLD PEACE NOW News(緊急情報・関連する情報をお届けします。
情報送付希望として、ご連絡いただいた方にお送りしています。
ご不要な方は、同ページにてご解除ください。
Vol.56 編集:うちやま
お問い合わせ:worldpeace@give-peace-a-chance.jp
Back No.:http://give-peace-a-chance.jp/118/melmag.html
バナー歓迎

border="0" alt="WORLD PEACE NOW">

━━━━━━━━━━━まるごと転送歓迎ここまで━━━━━━━━━━

Posted by S.Igarashi at 07:36 AM

April 30, 2006

Murrow vs. McCarthy

先日のCBSドキュメントは1994年に全米で放送された"Murrow vs. McCarthy"の特集だった。12年前の放送を何故この時期にと思うがジョージ・クルーニーによる映画・Good Night, And Good Luck.の公開に先立ち、レッドバージの恐怖政治を齎したマッカーシーを自らの番組「See it Now」で告発した、この映画のモデルでもあるCBSの伝説のキャスターエドワード・R・マローを紹介するのが目的のようであった。

ドキュメンタリーの冒頭で『ジョセフ・マッカーシーは上院議員でいるよりも刑務所の中にいるのが相応しい人物だった。』と、彼を知る人物はそう語っている。Wikipediaの経歴でも『、、、射撃手として戦闘参加した。』とあるが、"Murrow vs. McCarthy"によれば、軍隊では情報部付きの将校で実戦には参加しておらず。これは自分を強く見せる為の経歴詐称の出鱈目であると指摘されている。マッカーシーは何の根拠もなく「国務省で働いている共産主義者がいる。」と口から出任せを喋ったら、それが全国紙に掲載され、あれよあれよと『赤狩りの旗手』となってしまった。第二次大戦後のソヴィエト連邦の台頭と共産主義に対する漠然とした米国民の不安感がマッカーシーの暴走を許してしまったのだろうが、状況は9.11以後の米国民のテロに対する不安感に通じるものがあるのかも知れない。多くの冤罪を生んだマッカーシーの暴走はジャーナリスト、エド・マロー達の力によって食い止められたが、もしも、共謀罪が成立したなら似たような状況が日本でも起こりえるであろう。映画・Good Night, And Good Luck.の全国公開が5月13日からと云うのも、その公開前に是が非でも法案を委員会に通そうと云う政府与党の思惑が反映しているのだろうか。
rosemaryClooney.jpg
ジョージ・クルーニーの伯母にあたるローズマリー・クルーニーのアルバムはiTunesMSにもあった。

Posted by S.Igarashi at 12:00 AM | コメント (10)

April 27, 2006

別件逮捕と共謀罪

昨年の国会で成立断念した共謀罪が今国会の委員会審議入りしたのに合わせるように、耐震偽装事件容疑者の別件逮捕が行われ、続けてホリエモンの保釈が認められるようです。権力の演出に報道機関が劇場を提供しているように思えます。先月の朝日新聞社長の息子が大麻取締法違反容疑で逮捕されたのも「共謀罪」を批判する報道を押える狙いがあったという見解もあるようです。これで脇が甘く、問題意識の稀薄なジャーナリストもどきはこれで腰砕け状態になるだろうと云う狙いかも知れませんね。このまま、権力が暴走し日本の北朝鮮化が現実のものとなるでしょうか。

私は「戦後」というものは、一寸やそっとで消失するものだとは思わない。 我々が現在、声高らかに唱えている新憲法も、デモクラシーも我々の本当の、自分のものになっているとは思わない。 それが本当に心の底から、自分のものになった時において、はじめて戦後が終わったと、自己満足してもよかろう。白州次郎
どうも、戦後が終わるどころか戦前に逆戻りしているような気がします。

共謀罪新設反対 国際共同署名
共謀罪反対

東京新聞2006/4/12・特報仏デモが政府動かすワケ・街頭訴え共鳴社会

東京新聞2006/4/14・筆洗『天皇の逝く国で』『祖母のくに』の著者でシカゴ大学教授…

東京新聞2006/4/15・核心教育基本法改正案・お茶の水女子大教授 藤原正彦氏に聞く

東京新聞2006/4/28切り抜き

Posted by S.Igarashi at 09:42 AM

April 25, 2006

1986.Chernobyl nuclear power plant.2006

明日4月26日でチェルノブイリ原発事故から20年が経つ、News23でチェルノブイリの現在の様子を見ていたら"Google Earth"でチェルノブイリを確認したくなった。ウクライナの首都キエフの北方に位置する。それだけの情報を手掛かりにチェルノブイリに飛んだ。"Chernobyl"は見つかったが市街地中心部の衛星写真は低解像度で建物の確認は不可能だが、その西側の衛星写真は解像度が高い。原子力発電所の立地条件である冷却水を確保できる川の沿岸を探してみると、人造湖があった。サイロかタンクのような建造物を発見、近くの工場のような建造物を観察、これは原子力発電所ではなさそうだ。その北西に進むと、それらしい建造物があった。"Google"のイメージ検索で建造物の特徴等を確認、確かにChernobyl nuclear power plantであった。(およそ北緯:51°23'22.53"、東経:30°05'56.50")四号炉が封印されているのが見られるが、そのバラック建築のようなやっつけ仕事が不気味だ。"Google Earth"の画像は原子力発電所上空からチェルノブイリ市街地、そして首都キエフの方向を見ている。

Posted by S.Igarashi at 09:05 AM | コメント (6)

April 11, 2006

ノーマン先生のカンニング擁護論

昨夜、年度替わりの退屈な特番に閉口し、チャンネルをザッピングしていたら放送大学が画面に映りました。そこにドン・A・ノーマン先生が登場しカンニング擁護論を展開してました。ドン・A・ノーマンは90年代の一時期、アップル・フェローとしてユーザーインタフェースを評価する立場でアップルに在籍していたことがあり、来日しユーザーグループのミーティングに顔を出したこともあります。
ノーマン先生は再び大学に戻り、教職に就いているようですが、一向に減らない、むしろ増えている傾向のあるカンニングを、いっそのこと授業に組み込んだらどうかと考えているようです。それは自力だけで問題解決するのではなく、人の助けを借りる協調学習と云う考えに基づくものらしい。そうすると社会性とコミュニケーション能力を持つ人間が高い評価を受けることになります。生き馬の目を抜くような独善的な秀才よりも、グループで仕事のできる人材を育てるほうが社会にとっては健全なのではないだろうかと考えているようです。ノーマン先生のそうした考えはオープンソースに共通するものではないでしょうか。

Posted by S.Igarashi at 03:39 PM | コメント (3)

April 03, 2006

ミツカン 水の文化センター

MizkanCWC.jpg

ミツカンによる文化事業・「水の文化センター」のサイトである。陣内秀信氏の「水辺から都市を読む 〜舟運で栄えた港町〜」はこの「水の文化センター」の研究事業「舟運から都市の水の文化を探る」を基に一冊の書籍にしたものである。それらの研究成果が発表されている機関誌「水の文化」のバックナンバーはPDFで提供されており、充実した内容が素晴らしい。そういえばミツカンの中埜酢店の社長が東京新聞の夕刊コラムで当主になると代々、中埜又左衛門を襲名する慣わしがあると書いていたことを思いだした。

Posted by S.Igarashi at 08:53 AM

March 27, 2006

陰翳礼讚

「建築を学ぶなら谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』くらい読んでおくべきだ」と安藤忠雄が言ったそうだが、私は自慢じゃないが「陰翳礼讚」は読んでない。「陰翳礼讚」は建築・空間系学科の必読書になっているらしい、そして「陰翳礼讚」は外国人が日本文化を礼讚するときのテキストでもある。そうしたお墨付きを有り難く受け入れる事を好まない臍曲がりの私は「陰翳礼讚」を手にはしたが、あまり読む気になれなかった。そんな私は松岡正剛の千夜千冊『陰翳礼讚』谷崎潤一郎で「、、、むしろ谷崎潤一郎が『陰翳礼讚』で「お茶を濁してしまった」、、、」の批評に、ん〜『正剛礼讚』。

Posted by S.Igarashi at 09:51 AM | コメント (0)

March 20, 2006

戦争と建築家

akiさんが今日のエントリーRachel Corrieで3年前、イラク戦争が始まった頃のことを書いています。aki's STOCKTAKINGを立ち上げたのが2003年5月のことですから、その2ヶ月前はメーリングリスト等で意見を交換していたことになります。
以下はその時に書いた「戦争と建築家」です。
---------------------------------------------------------------------------------------------------------
戦争について考えると、どうしても二人の建築家のことが思い出されます。
それはジュゼッペ・テッラーニとイアニス・クセナキスの二人です。戦争に翻弄され 自らの命を絶った者と、生き延びた者、対照的な人生ですが、二人とも国家と 戦争によって人生を狂わされたことには違いありません。

ジュゼッペ・テッラーニはイタリア・ラショナリズモ(合理主義)の建築家として評価されて然るべき人物ですが、政治的にファシスト党の党員だったこともあり戦後暫くの間は黙殺されてきた建築家です。

古典主義的モチーフを表現手段とした多くのファシズム建築の中でジュゼッペ・テッラーニは異端と言わざるを得ません。彼の代表作のコモにあるカーサ・デッラ・ファッショもファシスト党の建築ならば広場に面して党首ムッソリーニが演説するための跳ね出し式のバルコニーが設けられるのが当たり前なのにそれがありません。俗な言い方をすれば未来派建築やファシズム建築の多くに見られるファルス(男根)を象徴する突起物が無く、一見してモダニズムの集合住宅のようなファサードをしているだけです。
テッラーニがロシア戦線に召集され、肉体も精神も病み、病院列車で帰郷し許嫁の家の階段室で首を吊って自殺したのはムッソリーニが失脚する6日前の1943年7月19日のことです。テッラーニがファシズムにも戦争にも関わらず生きていたら時代的にもコルビジェの良きライバルになったことは疑いもありません。

1998年に開催された「ジュゼッペ・テッラーニ展」に共催される形で六本木のTNプローブ・サロンで行われたシンポジウムで美術史家の若桑みどりがファシズムの定義についてベンヤミン等を引用して次のように要約していたと思います。つまり、「国家の起源を神話等の虚構に求め、全体主義的な国家権力に個人を溶解し階級的矛盾を覆い隠す思想。」と、それは正に明治政府が行なったプロパガンダそのものです。尊王攘夷思想に西欧から取り入れた国民国家、ドイツ帝国憲法、それらをミックスしたものが国体思想というわけで、1945年8月15日の悲惨な結末へのレールは既に明治政府によって敷かれていたといえます。
因みにイタリア・ファシズムにも影響を与えている1909年のイタリア未来派宣言で、戦争について肯定的に「9、われわれは、世界の唯一の健康法である戦争、軍国主義、愛国主義、無政府主義者の破壊的な行動、命を犠牲にできる美しい理想、そして女性蔑視に栄光を与えたい。」と語られています。未来派建築のモチーフの一つである男根崇拝のルーツはここにあります。日本では未来派宣言(マニフェスト)の負の側面について美術史・建築史でもあまり多く語られていません。

●イアニス・クセナキスの建築家としての活動はコルビジェの元でベルギー万博のフィリップス館のデザインとラ・トゥーレット修道院(主に窓の割り付けデザイン)を担当したことが知られていますが、彼は建築家としてよりも現代音楽家としての実績の方が有名で、確か数年前に亡くなったと思います。
クセナキスはルーマニア生まれのギリシャ人でアテネ工科大学で建築を学んでいます。多くのバイオグラフィーではギリシャがナチス・ドイツに占領された学生時代にパルチザンに加わり、その後パリに亡命してコルビジェのアトリエに入ったというくらいしか語られていません。
ナチス・ドイツがギリシャから撤退した後、ギリシャは王政派と解放戦線との内乱状態となり、実質的に英国軍の統治下に置かれることになります。この時代状況はギリシャ映画「旅芸人の記録」(テオ・アンゲロプロス監督、1975)によく描かれています。クセナキスはこの解放戦線に加わって負傷し右目を失明し頬には深い傷跡を負っています。ギリシャを統治していた英国軍の軍法会議(欠席裁判)によってクセナキスは死刑を宣告されることになり、地下に潜りフランスへ亡命します。その後、ギリシャには右寄りの政権が生まれることになります。

考えてみると元ボクサーの建築家よりも元死刑囚の建築家のほうがずっとインパクトがあると思います。

イアニス・クセナキスの作品でイランのペルセポリス・ダリウス王神殿跡で演奏された「ペルセファサ」がレコードになっています。初めてこのレコードを聴いたときマイケル・カコヤニス監督の「トロイアの女」の映像がイメージされたことを思い出します。大地が軋み、死者達の霊が甦り、暗雲が立ちこめ、雷鳴が轟く、黙示録的世界を連想しました。
イアニス・クセナキスの師匠にあたるオリビエ・メシアンに「世の終わりのための四重奏曲」があります。オリビエ・メシアンがドイツ軍の捕虜として捉えられていた収容所でヨハネの黙示録をテクストに書いた作品と言われています。もう、20年以上前になるのかピーター・ゼルキン率いるアンサンブル・タ
ッシの演奏で「世の終わりのための四重奏曲」を西武劇場で聴いたことがありますが、この時の演奏は本当に素晴らしいものでした。

小学一年生の頃だったと思いますが、六つ違いの兄と近所の社務所の前を歩いていたとき、上空を飛行機が飛んでいました。それを見て「また、戦争が始まるの?」と聴くと、兄は「日本は平和憲法があるから、もう戦争はしないんだ。」と言ってくれた。何故かその記憶がいつまでも残っています。
何故そんなこと兄に尋ねたのか、いま推測すると当時映画館のニュースで見たスエズ運河を巡るエジプト紛争が子供心に世界大戦を呼び起こすと思っていたのかも知れません。

玉井さんが CITROHAN.NET のメーリングリストに書かれた「『反戦』は、よい住宅をつくることと大いに関わりがあるのだとぼくは思っています。いや、反戦を語るときには住宅やまちづくりのことを同時に考えているというべきかもしれない。」僕もそう考えている。家を作ること考えることは、戦争と正反対のことなんだ。
と秋山さんも語っています。

私も建築を職業として選んだのには、直接的にも間接的にも人を殺すことをしなくても済むだ ろうという思いがありました。少なくとも破壊よりモノづくりに関与していたいと いう気持ちです。

Posted by S.Igarashi at 01:15 PM

March 14, 2006

幼稚園

「タモリのTOKYO坂道美学入門」の序章に彼が幼稚園に行くことを拒んだ経緯が書かれた「坂に佇む少年」の話がある。前にもタモリは何度かその話しを語っているのだが、私は自分と同じような子供がいたことにへぇ〜〜と感心した。四人兄弟の一番下だった私に対して、両親は兄達が学校に行っている間は私一人だけになるので幼稚園の一年保育に通わせようとした。

幼稚園に行かされることを兄から伝え聞いた私は幼稚園がどういうものなのか、自分が行かされる筈の幼稚園を兄と一緒に見に行った。そこで見たものは園児達のお遊戯であった。お遊戯の小首を傾け、しなを作る決めポーズを見て、こんな真似はしたくない、嫌だと思った。次に近所の同い年の子供を訪ね。幼稚園で何をしているのか、お絵描き帖等を見せてもらった。それを見て、なんて幼稚なんだと思った。そして色々尋ねてみて、幼稚園は自分の興味の対象ではないことが分かった。
スモックまで揃え、入園の準備をしていた両親の期待に反し、私は「幼稚園には行かない」と伝えた。両親は「好きなもの買ってあげるから」と私を誘惑した。私の頭の中は欲しい物が走馬灯のようにグルグルと回り、物欲に負けそうになった。しかし「幼稚園で勉強を教えてくれるなら行くが、幼稚園では勉強を教えてくれないから行かない」と言い、困らせた。両親は一度言い出したらきかない私の性格を知ってか諦め、「それなら、一人で留守番でもしてなさい。」と叱り。私は「いいよ。」と答えた。私のために買いそろえたスモックは兄の普段着となった。

Posted by S.Igarashi at 11:12 AM | コメント (3)

March 08, 2006

J-ALERT

昨日、テロリスト上陸を想定した全国瞬時警報システム(J-ALERT)のシュミレーションが避難訓練を兼ねて千葉の富浦町で行われていた。昨日夕方のローカルニュースで知ったのだが、新聞社系のニュースサイトにも情報はなく、今日の朝刊でも記事の扱いは小さい。今回のシュミレーションは21世紀版・治安維持法を連想させる国民保護法(有事関連)によるものだが訓練に動員された子供達に及ぼす影響が懸念される。

Posted by S.Igarashi at 02:07 PM | コメント (0) | トラックバック

March 06, 2006

中古家電売買規制

電気用品安全法の規定により中古家電売買が今月末で規制されることになっているのだが、その内容と真意については、いま一つ不可解である。
経過措置の 終了に伴う電気用品の取扱いに関して
電気用品安全法のページ
東京新聞2006.03.06朝刊 波紋広がる『中古家電売買規制』

Posted by S.Igarashi at 09:54 AM | コメント (5)

March 01, 2006

花粉症

昔から、春先になると朝起きて暫くのあいだクシャミが出る。自分では鼻炎モドキと思っているのだが、周りはそれを花粉症だと言う。どうも杉の木を目の敵にする風潮もなんだか情けない。子供の頃、通りに面した農家の林で杉鉄砲の弾丸にする為に芽を摘んだ杉の木は大人の背丈くらいだったが、今では建材にできるくらい成長している。植林したとき、その目的は孫子の代に家を改築したり新築したりするための備えなだったのだろう。そうした農家や元農家でさえ、昨今は新築するときはハウスメーカーの商品化住宅なのだ。

異端の肖像2006 「怒り」なき時代に<2>花粉症撲滅センター代表 永峯勝久
花粉症撲滅センター

Posted by S.Igarashi at 10:07 AM | コメント (1)

January 07, 2006

市外局番

平成大合併とやらで届いた年賀状の住所をチェックしているのだが、市外局番も変更されている場合も多い。そうしたら今朝の新聞の折り込みにNTTのこんなチラシが入っていた。八王子も3月5日から市外局番が(042)になるそうだ。それで、八王子と市外局番が同じの神奈川県の相模湖町と藤野町も当然変更される。こんなことからも、この地域が東京都に編入されるのではという噂が絶えないが、横浜市の水源でもある相模湖を神奈川県が手放す筈がない。

Posted by S.Igarashi at 10:36 AM | コメント (4)

January 05, 2006

元日の筆洗から

東京新聞・元日の筆洗に哲学者内山節さんの手書きの『やませみ便り』から「農山村が都市を見捨てるときが来るような気がしています。都市を背負って生きるのはいやになったという気分が、最近の農山村には芽生えてきている。」との一節が紹介されている。都市が農村や山林を搾取していると云う観点では、1月3日の特集記事異端の肖像2006 「怒り」なき時代に花粉症撲滅センター代表 永峯勝久の話と共通だ。そして3日には地方ゼネコンの現況が特集記事になっていた。景気回復の兆しがみられると云ってもそれは東京の一部だけのこと。公共工事の削減や民間需要も乏しく、地方での仕事が減り、活路を東京に求める地方ゼネコンが増えている。耐震偽造疑惑の木村建設(熊本県)もその一つだった。木村建設と受注競争したある地方ゼネコンは木村建設の見積価格は信じられないほど安かったと云う。元日のエントリーに添付した大学地図にある幾つかの大学でも少子化に伴い都心回帰現象がみられる。何れにしても超高層化による大学棟は、もはやキャンパスと呼べるものではなく。ましてやアジールには程遠いものだ。アカデミズムが日本列島を消費して生き延びようとしている姿も悪夢である。

Posted by S.Igarashi at 11:49 AM | コメント (4)

December 31, 2005

捏造と疑惑の2005年

耐震強度捏造事件に揺れた2005年であったが、先日、2002年9月25日付けのhotwiredの記事「ベル研究所の著名研究者、データ改竄で解雇」による捏造事件をテーマにしたドキュメンタリーを見た。どうやら再放送のようで、この番組のビデオを用いた授業が東洋大で行なれ、「専門資料論」第3回の授業のコメントへの返答(2005.10.27)として学生の意見と教官の見解が纏められている。こうした研究者の不正は他にも認められ研究倫理が問われている。
そんな中、捏造事件のトリはES細胞の捏造である。東京新聞はソウル大調査委員会の正式発表の日の朝刊に予定原稿で特集ES細胞問題・『ノーベル賞』が欲しいワケ(2005.12.23)を組んでいた。
翌日にはES細胞『ねつ造』・『科学の夢』韓国の悪夢にの記事を掲載、しかし捏造や不正は隣国の問題に留まらず不正相次ぐ「科学技術創造立国 ニッポンと警鐘を促している。
グローバル化の波の中で科学者や技術者はザ・コーポレーションに隷属し、科学や技術の独占的支配権の獲得を求められている。そうした傾向が続く限り、こうした事件は繰り返されるだろう。

Posted by S.Igarashi at 08:28 AM | コメント (4)

December 27, 2005

トーキョーアースダイビング

昨夜、風呂から上がって何気にテレビ欄を見たら「トーキョーアースダイビング」の文字が目に入った。深夜2時からの1時間番組である。取り敢ず録画予約しておき、さわりだけちょっと見て確認してから寝た。予想通り中沢新一「アースダイバー」を基に制作されたものだった。番組内容は自転車でトーキョーをアースダイブする女性タレントのモノローグを縦糸に、渋谷の神泉・丸山町界隈を徘徊する中沢新一の蘊蓄を横糸に構成されている。アースダイビングの出発地は代官山ヒルサイドテラスの猿楽塚、そして、渋谷、十二社、芝公園、六本木・麻布、銀座・新橋と漂流し、上野公園の岬に漂着する。番組のナビゲータでありアースダイバーとなる香椎由宇は、どうやら帰国子女のようである。アースダイバーとなり、トーキョーをDigすることで帰国子女の目に写っていた東京がどう変化するのかがポイントのようだが、タレント・香椎由宇のイメージビデオを見せられている気もするのは、フジテレビとホリプロのタイアップだから仕方ないのかな。そして、中沢新一が鉄人28号の金田少年の行く末に見えたのは気のせいだろう。

Posted by S.Igarashi at 10:16 AM | コメント (22)

December 18, 2005

マッパーな一日

Nokia051217a.jpgと云うことで昨日はいのうえsanmasaさんと御一緒にマッパーの聖地日本地図センターで開催された地図バザールに進入、普段は土日休みだがバザール期間中はは特別に1階の売店もオープン、この際であるから数値地図とMacDEミールをゲット、MacDEミールは注文生産と云ってもCD-ROMにコピーするだけのようだが、多少の日数を要するので後日送られてくる。数値地図はVectorWorksでどれだけの精度で読み込みできるかその検証も目的でもある。

mapcenter.jpg

地図バザールのお土産はこの3D立体地図(メガネ付き)とメモ帳、どちらも無料、他にお子様向けにぬいぐるみ等のグッズも無償提供してあっった。

saigouyama051217.jpg

日本地図センターを後にして目黒川沿いにアースダイブ、千歳橋付近ではカイツブリ(んな訳ないか)のアースダイブも目撃、西郷山にて日没を捉える。広重は江戸名所百景に目黒川に沿って河口の御殿山まで実に六枚の浮世絵を残している。ヒルサイドテラスの南にあるマンション・キングスホームスは「江戸名所百景・目黒元不二」に描かれた場所と云う。

アースダイブ終点の代官山は流石に今どきのオシャレな街らしくオヤジ向けの店はなく、(オヤジ向けの店なら山を下り、中目黒界隈であろう)代官山駅前のマーメイドカフェにてしばし談笑、あっという間に6時を過ぎ、それぞれ次の予定があり散会。

私は初台まで行き公開トーク「他者の痛みを感じられるか」 の開演ギリギリ5分前に到着、立ち見は覚悟していたが予想を超える観客動員であった。
トークの内容は茂木健一郎のブログに音声ファイルがある。対談は最後まで噛み合わなかったが、高橋悠治の最後の言葉「言いたいことを言えない苦しみを味わった方が良いと思う。」が、すべてを物語っているだろう。現代音楽家で自由人の高橋悠治の前で茂木健一郎くんは目が泳ぎ、じたばたしているだけのように見えたが、本人はそうでもないらしく、ブログで高橋悠治を批判している。しかし「他者の痛みを感じられるか」のテーマと高橋悠治を相手に茂木健一郎くんは明らかに勉強不足、高橋悠治の問いに他者の言葉を引用する茂木健一郎くんに「それは本に書いて有ることでしょう。」とたしなめるが、それが理解できない。高橋悠治は、茂木健一郎くんがどう考えているのか、どう認識しているのか彼自身の言葉を聞きたかったのだろう。それに対して、茂木健一郎くんは我々とか、同士とか、モーツアルトや小林秀雄を持ち出したり、常に的外れな返答のあげく、アドレナリンの分泌が急上昇してしまった。なんとなく、仲良しクラブ的なプチ・アカデミズムの限界が見えてしまったと云う印象である。

Posted by S.Igarashi at 06:20 PM | コメント (4) | トラックバック

December 09, 2005

五輪招致にMの影

昨日(12/8)の東京新聞・朝刊に『五輪の東京招致』でシンポ・代々木公園 メーン会場にと云う記事があった。なんと、代々木公園を潰してスタジアムを建設するという提案である。おいおい、公園を潰しておいて、景観の復活、緑化促進を謳っているが、そのシンポジウムのメンバーをみると、Mの影が、どこまで地球を消費すれば気が済むのだろうか。呆れてものが言えない。2016年の東京オリンピック開催なんてまっぴら御免だ。
渋谷・青山景観整備機構(SALF)
Kentsu Weekly・代々木公園にスタジアム

Posted by S.Igarashi at 06:49 PM

November 19, 2005

モラル崩壊

建築確認の許認可業務が民間委託されたときから、不正が起こるのではと懸念していたが、最悪の事態ですね。手抜き工事で崩落したビルの工事責任者を死刑判決にした韓国だったら、あの建築士は刑事裁判で重罪になるでしょうね。それにしてもテレビカメラの前の彼は不敵不敵しく、反省すらしてませんでした。理念以前のモラルが崩壊しているのでしょう。バブル時は「法に触れなければ何をしてもよい」と云う風潮でしたが、それが「バレなければ何をしてもよい」に変化してます。大人がこの様です、反省を忘れた誰かとイメージが重なり、この国の現在を象徴しています。また急速な米国型・自由主義市場経済への移行が齎した事件ともいえるでしょう。
追記:この一週間前のエントリーで憲法25条と建築基準法を書いたが、何か予兆のようなものを感じていたのかも。
東京新聞11月22日欠陥住宅は今日も建つ・検査機関機能せず

Posted by S.Igarashi at 10:20 AM | コメント (2)

November 03, 2005

Marginal

ステアリングを握り首都高速道路を運転していると自動車専用の道が江戸東京の微地形を忠実にトレースしていることに気付く。それは洪積台地の周縁や河川や掘割の上空を走ったかと思う間もなく地中深くとアースダイビングし、時空を超え太古へタイムスリップするジェットコースターのようでもある。そこは、かつて江戸東京の中に存在する周縁であり、余白でもあり、帰属するものがないニュートラルゾーンであったであろう。タルコフスキーが映画「ソラリス」で何の文脈も持たない東京の首都高を場面の転換に使っていたのは映画の中の余白と考えたのではないだろうか。江戸が東京と変わり土地が私有化され利潤を生み出すものに変容して、都市から余白が消えてしまったが、その痕跡が民営化の表徴の一つである首都高に残されているのが皮肉だ。

Posted by S.Igarashi at 01:57 PM

October 23, 2005

アースダイビング


aki's STOCKTAKINGの北緯40度線探検隊によればパラボロイド(逆双曲線幾何学)の坂と云われている飯倉交差点である。この場所は江戸の昔から尾根道(現・外苑東通り)が江戸湾に向かって下り、再び愛宕山方向に向かって上る道と、谷道である桜田通りが神谷町から尾根越えして赤羽橋に向かう道との四つ辻となっていた。

正井泰夫氏による江戸幕末の土地利用図の洪積台地の輪郭線を辿ると、古の地形が彷彿とされる。私が現在住んでいる八王子に縄文後期の竪穴住居群が点在していた丘陵地を越える切り通しを地元の人は「みねげと」と呼んでいる。子供の頃はその意味を知らなかったが、大人になって漢字で「峰開戸」と書くと知り、成程と合点した。尾根道を歩いていると気付かない景観の変化が坂道や切り通しにはある。小学生の頃、「峰開戸」を越え自分の住んでいる集落に戻る時、異次元に迷い込むことを心のどこかで密かに期待していた。丘を越えると景色が一変し冒険が始まることもなく、いつもと変わらない風景に落胆しつつも、どこかでホッとしていた自分がいた。青山の事務所にいたときは狸穴の法務局に行くには青山6丁目から東京タワー行きのバスに乗り、麻布郵便局の前で降り、狸穴坂を下るのが普通だが、たまに青山から狸穴まで歩いて行くこともあり、それは谷を渡り山を越えてゆく、ちょっとした冒険でもあった。
aki's STOCKTAKING(仮称)アースダイビング大会
MyPlace:「アースダイバー」とアースダイビング大会
Kai-Wai 散策:(仮称)アースダイビング大会 (I)
af-blog:(仮称)アースダイビング大会

Posted by S.Igarashi at 08:54 AM | コメント (4)

October 20, 2005

「共謀罪」今国会、成立断念か?

21世紀の治安維持法になると懸念されていた「共謀罪」の今国会での成立が断念された。しかし、政府与党は継続審議の対象とし次期国会での成立を謀る方針だ。
東京新聞・こちら特報部(2005/10/20)共謀罪 三たび断念の背景
共謀罪―5つの質問―
共謀罪が適用される法律名・罪名

「こちら特報部」の脇にある作家・半藤一利氏の「本音のコラム」はタイトル「独歩独往」、怖い物知らずの小泉首相の自信ぶりを憂えてシェークスピアを引用「もしわれわれローマ市民が羊にならなかったら、シーザーが獅子になることはなかったはずなり。」
首相の靖国参拝を支持しているのが女性の方が多いとは何故だ。

Posted by S.Igarashi at 09:20 AM | コメント (0)

October 15, 2005

21世紀の治安維持法か

歪んだ選挙制度による自民党の圧勝を受けて共謀罪 3度目の国会提出ということになった。郵政民営化を隠れ蓑にして「憲法改正国民投票法案」やら小泉政権が本当にやりたかったことをごり押ししそうである。タカ派的発言の目立つ文芸春秋の広告見出しでは石原慎太郎は郵政民営化よりも自民党議席過半数のうちに憲法改変をと鼻息も荒い。憲法改変の前に共謀罪を成立させて言論や結社の自由を封印することは明らかである。そしてテロ対策と称して公安を戦前の特高のようにするだろう。斯くして言論の自由と人権は奪われる。ん〜何のことはない、気付いた時には日本の北朝鮮化と云うことかもね。
本日、「共謀罪」審議入り。来週中に衆議院通過か

stopthekoizumi.jpg

追記:森永卓郎のコラム・小泉構造改革をどう生きるか
金子勝・誰も本当の改革を望んでいなかった

Posted by S.Igarashi at 12:53 AM | コメント (0)

October 10, 2005

はじめての中沢新一

中洲産業大学&ほぼ日刊イトイ新聞presentsのはじめての中沢新一が面白い。イベントのチケットは完売だが、タモリ、糸井重里、中沢新一の鼎談が上記サイトで読める。

Posted by S.Igarashi at 10:06 PM

September 27, 2005

遺言川柳

サラリーマン川柳の向うを張ったと思われる遺言川柳が朝刊に掲載されていた。サラリーマン川柳の生命保険会社に対して、遺言川柳の主催者が信託銀行と云うのがミソだろう。
遺言立会い 何故かいるのさ 銀行員(iGa)
因みに私の亡父は遺伝子以外は何も残さなかった。

Posted by S.Igarashi at 08:59 AM | コメント (0) | トラックバック

September 17, 2005

裏表構造改革

今年の2月8日のメモである。

三位一体構造改革とは何だろうと考えると、小泉内閣は「立法」「司法」「行政」の三位一体を目指しているのではなかろうか、その三位一体にプラス1でNHKまで含めてメディアコントルールする。そして憲法の骨幹である主権在民、三権分立を闇に葬り去る。尤も官僚主導の法案がそのまま罷り通る立法府であるから既に三権分立も遠の昔に怪しいのだが、それを一層強力にし官僚と内閣によって好き勝手に国家を支配運営するのが彼らの改革の中身なのだろう。
半年前の懸念が"猫だまし"のような衆院選で現実化の様相を示しているようだ。

Posted by S.Igarashi at 03:36 PM | コメント (1)

September 13, 2005

数値で見る2005.9.11


クリックで拡大

玉井さんも新聞やテレビを見る気にならないそうで、毎度のことながら投票日の翌日はブルーマンデーである。演出された情報は見たくないが、操作されていない情報がようやく今朝の新聞に出ていたのでExcelで表とグラフを作ってみた。こうして見ると如何に小選挙区制が民意を反映しない制度であるかがよく解る。共産党の小選挙区票の493万票余りが全て"死に票"も酷いが、民主党の2480万票の大多数が死に票"というのも考えさせられる。公明の小選挙区得票率の1.44パーセントに対し比例代表の15.92パーセントも選挙協力という名のまやかしが浮き彫りにされる。自民党の支持率は比例代表の38パーセントに選挙協力で公明に流れた分を若干上乗せした40パーセント程度だろう。それでも議会を支配独占できるというのは異常である。
追記:選挙報道を検証したサイトへのリンクを追加。

911hirei.jpg
比例代表の政党別得票率


911shousen.jpg
小選挙区の政党別得票率


911total.jpg
比例代表+小選挙区の政党別得票率

岡留安則の「東京-沖縄-アジア」幻視行日記
小泉自民寄りくっきり 20代のココロ
“独裁者”生む?小選挙区制の研究
選挙報道を検証・テレビ 『劇場』盛り上げ役に

Posted by S.Igarashi at 02:30 PM | コメント (7) | トラックバック

September 06, 2005

問われるメディアリテラシー

今回ほど選挙民のメディア・リテラシー能力を問われている選挙はないだろう。ワイドショー型政治に振り回されないためにも選挙期間中はテレビを見ない方が良い。何しろ「小泉支持者はIQが低い」 と分析されているくらいだから、如何に国民が小泉にとって与しやすし愚民として侮られているか分かる。カイカク、カイカクとキャッチコピーに翻弄される考えないヒトが増えているのだろう。そんな中、外国誌系メディアのNewsweekは『小泉「郵政選挙」はまやかし』と切り捨て、経済効果が期待できない民営化にかまけすぎれば、日本が沈む、と訴える。また森永卓郎氏は郵政民営化はデメリットも大と述べている。既に郵政事業の公社化や財政投資融資制度改革で郵政事業の改革は段階的に行われている。「郵政民営化」と書かれた錦の御旗の蔭に何が隠されているのかが問題である。憲法の主権在民とは政治家に好き勝手にさせない為の国民の権利である。
最高裁判所裁判官 国民審査の判断資料

Posted by S.Igarashi at 02:02 PM | コメント (4) | トラックバック

August 18, 2005

チャーチル

ロンドン地下鉄テロで考えさせられたことがある。ポストコロニアリズムに書いてあったことであるが、世界で初めて生物化学兵器を使ったのはイギリス、そしてその命令を下したのは植民地大臣であったウィンストン・チャーチルと云われている。後のイギリス首相である。アラビアを支配していたオスマントルコからイギリス軍がアラビアを奪還した話は英国サイドから描かれた「アラビアのロレンス」として有名だが、アラブにとっては支配者がオスマントルコからイギリスに代わっただけのこと。イギリスの目的はオスマントルコからのアラブ開放ではなく石油資源にあったことは言うまでもない。そうしたイギリス支配に不満を持つ部族の反乱に対して用いたのが生物化学兵器だという。ウィンストン・チャーチル曰く

「こいつらには窒息性の爆弾を使うのがいい。この爆弾は人を殺さず不具にするから、、、騒ぎを起こす部族民にまず使ってみるのが最適だ。」、、、「ガスを使うからといっていちいち騒ぐことはない。野蛮な部族民に毒ガスを使うことに私は大賛成だ。」
ポストコロニアリズム/ロバート・J・C・ヤング著(本橋哲也・訳)より引用
私にはウィンストン・チャーチルもアドルフ・ヒットラーと同列の戦争犯罪人に思える。何よりもアジア・アフリカに国境線と云う紛争の種をばらまいたのが大英帝国を一とする西欧の列強なのである。その種が21世紀になってテロとして蘇ってきたのであろう。

Posted by S.Igarashi at 03:29 PM

August 14, 2005

引っ張り過ぎ

何ていうかTBSは"筑紫哲也NEWS23"をぶっ飛ばしてまで"2005世界陸上"に拘ってますね。政局が波乱含みの時に報道よりもスポーツを優先するあたりは芸能化するスポーツ番組共々、裏で暗躍する広告代理店を含めてメディアのありかたも問われそうです。陸上オタクの織田クンが失言を繰り返すた度に、TBSに苦情の電話が鳴っているのだろうと見ていたら、もうこんなサイトがありました。昨日のマラソン尾方選手に対する失言はまだ掲載されてないようです。決勝の度に"世界64億の1位"だかのテロップもオバカで呆れてしまいます。それにしても昨日と云うか、本日未明の男子4×100mレースの予告は引っ張り過ぎです。何となくレースを見てから寝ようと思っていたら明け方の4時近くになってました。
ヘルシンキというと建築を学んだ者にとっては建築家・アルバー・アールトの名が頭に浮かび、彼の代表作の一つであるフィンランディアホールのある街ですが、マラソンレースを見ても、都市や街並に触れられていないのが淋しいかぎりです。(今日の女子マラソンの国際映像ではフィンランディアホールの空撮がクローズアップされましたが、テロップもコメントも無しでした。)因みに会場のオリンピックスタジアムは1934〜1940年に建設されたモダニズム建築で、設計はユルヨ・リンデグレン(1900〜1952)という建築家の手によるものです。因みにアルバー・アールトもオリンピックスタジアムのコンペに参加し落選という残念な結果でした。

Posted by S.Igarashi at 03:00 PM

August 12, 2005

憲法九条

幼い頃、週に一度くらい映画を見に連れていかれた。一般家庭にテレビが普及する前の話である。当時は映画の本編を上映する前には必ずニュース映画が上映された。そのニュース映画の記憶は、スエズ運河、エジプト、戦争、という断片しか無いが、今すぐにでも世界大戦になりそうな印象は覚えている。状況から判断すると1956年のスエズ紛争の事だろう。そうすると僕が小学一年生の時の記憶である。
それから暫くして、中学一年の長兄と近くの神社のを歩いていると、爆音と共に一筋の雲を残しながら飛行機が頭上を飛んでいった。「また、戦争が始まるの。」と僕は兄に尋ねた。「日本には憲法九条があるから、もう戦争はしない。」と兄は言った。僕はそれを聞いて少しだけ安心した憶えがある。

軍隊を持たない国<上> コスタリカ
軍隊を持たない国<下> パナマ

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM | コメント (0)

August 11, 2005

だってぇ、教わってないも〜ん。

8月2日の東京新聞夕刊「放射線」に尾道の小学校校長・陰山英男氏が現場を忘れた教育論議というテーマでコラムを書いていた。それによれば中学の世界地理で習う国の数はたったの三カ国だけだと云う。ヨーロッパから一カ国、アジアから一カ国、そしてアメリカ、これだけで国際理解もへったくれもない。ニュース番組やら何やらの街頭インタビューの類いで世界の地理を知らない若者をキャスターが呆れている場面があるが、それは知らなくても当然なのかも知れない。

Posted by S.Igarashi at 03:40 PM | コメント (0)

August 05, 2005

翳りゆく街

hachioji01.jpg

八王子市夢美術館の「たむらしげるの世界」を見るために、車を駅前の地下駐車場にとめて八王子の街を歩いた。いつもは駅前周辺で用事を済ませてしまうので、西放射線通りを歩くのも、八日町を歩くのも久しぶりだ。出掛けたのが水曜日なので定休日の店舗も多かったが、嘗ては八日町商店街が八王子一の繁華街であったとは信じられない。写真中央の荒井呉服店がユーミンの実家、数年前までは家の母にも定期的にDMが届いていたけれど、流石に90歳近い介護老人にDMを出すのが無駄と知ってかDMが来なくなった。

八日町交差点付近から西方向を見る。右側のド派手な建物は昔のイノウエ百貨店、現在はシダックスのカラオケ。


荒井呉服店の先にある八日町の再開発地区、ここに八王子市夢美術館がある。夢美術館という名称も恥ずかしいけれど、この再開発ビルはデザインも何もない。少しでも床面積を確保しようとする利益だけが最優先されたとても恥ずかしい建物。こんなものでも一度、作ってしまったら壊すわけには行かないから始末が悪い。

再開発ビルの前にぽっかりと空き地、その両側に長屋が、今まで人目にふれなかった路地が、、空き地を駐車場にしないで緑化して森にしていったら面白いだろうな。

淋しいアーケード付き商店街

これが八日町商店街の全貌か?、店じまいした跡地は駐車場へと、

Posted by S.Igarashi at 10:59 AM | コメント (5)

July 26, 2005

ノルシュティンの外套

先週の土曜日午後、NHK教育で今年5月に放送した「ノルシュティンの世界」を再放送していた。
現在、製作中のアニメーション「外套」(原作・ゴーゴリー)についてノルシュティンは「(主人公の)限界を超えた屈辱は復讐(亡霊)となって現れる。」と語っていた。これは時代を超えて、民族を超えて共通することであろう。テロの根はそうしたところにもあるのだろう。

Posted by S.Igarashi at 02:32 PM | コメント (1)

July 25, 2005

ジェンダーを嫌うものたち

東京新聞2005.07.25の『男女共同参画』 法改廃狙いによると「男女共同参画社会基本法」を廃止しようとする動きが自民党内にある。その急先鋒が安倍晋三が座長を務める「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査PT(プロジェクトチーム)」であるが、そこでジェンダー潰しを画策する事務局長の山谷えり子参院議員がフジ・サンケイグループの一員だったと分かり納得する。そりゃーそうだ、フジ・サンケイグループの女子アナの扱いを見ればジェンダー教育と相容れないだろう。それにしてもフジテレビのニュースJAPANの滝川クリステル・アナウンサーを斜めから映すカメラワークは一体何なのだろう。気持ち悪いったらありゃしない。
仏文学者の鹿島茂がテロを止める方法は?の質問に「女におしゃれ、子供にゲーム、男にはエロを」と資本主義的堕落に誘導するのが良いと答えている。これは昔から言われている、スポーツ、スクリーン、セックスの頭文字から付けられた「3S政策」の現代的解釈であろうが、ホメイニ師によるイラン革命はそんな資本主義的堕落に対する原理主義者からの反動であったことを鹿島茂はどう考えているのだろうか。まぁ、イラクやアフガンにフジテレビを作れば物事は解決できるとでも思っているのかな。

Posted by S.Igarashi at 09:10 AM | コメント (0) | トラックバック

July 21, 2005

やおいのルーツ

最近、目にした「やおい」なる言葉、その意味を調べようと辞書や現代用語の基礎知識を見ても出ておらず、ネット検索にてようやく判明。「やまなし」「おちなし」「いみなし」の頭の文字から「やおい」となったのが語源のようである。語源の意味からするとアンガールズの落のないコントのように思えるが、そうではなく女性読者層に好まれている美少年系ホモセクシャル・コミックのこともいうようだ。
女性のアキバ「乙女ロード」…池袋に専門店集結


その「やおい」なる言葉を初めて目にしたのは左記の東京新聞に掲載された洋泉社新書『江戸の男色/上方・江戸の「売色風俗」の盛衰』の書評である。
正に「男もすなる陰間買いといふものを、女もしてみむとてするなり」と陰間茶屋の客は男性のみならず女性も多くいたと云うから、やおいのルーツは江戸時代からの伝統なのだろう。
美少年系だけを擁する芸能事務所もルーツは江戸の若衆歌舞伎に例えられそうである。Newsweek日本版(2005/6・8)掲載の『ジャニーという名の「神」の国』は溯ること二年前の2003年7月に結審した週刊文春とジャニー氏側との名誉棄損をめぐる裁判について触れている。東京地裁は一部の名誉棄損を認め週刊文春側に数百万の支払いを命じたが、争点となった性的虐待については事実認定をしている。マイケルジャクソンの例をあげるまでもなく欧米であったらと考えると、つくづく日本は不思議な国である。あるTV局プロデューサーの「私はセックススキャンダルに興味がない。番組製作者には関係ない話だ。」との発言は性的虐待を容認し芸能界にモラルを求めるなと受け取れる。先頃の未成年タレントを酒席に呼びだし泥酔させた局アナの話など、まるで舞台子を買う御局様のようでもある。

Posted by S.Igarashi at 09:12 AM

July 12, 2005

キャラクターの時代

メディアではキャラクターの時代が続いている。こうした兆候は1970年代後半ぐらいから見えていたと思うが、より顕著になったのが1980年代のロール・プレイング・ゲームが台頭してきた以降のことだろう。キャラクターの時代がいつまで続くか分からないが当分はこのままだろう。
そのキャラクターを支える要素であるが、リアクションとポジショニングが最重要となる。従って中身はどうでもよい。哀れなのは中身で勝負する文化人である。彼らの評価はその発言内容ではなく、外見やリアクションで決められ、変わり者、きもいの類いにポジショニングされる。ベテラン俳優でさえも容赦されない、個性派俳優はいじくりまわされ、そのリアクションが笑いの種にされる。キャラクターの時代にあってはネガティブ要素もキャラクターとして成立すればニッチに潜り込める。斯くして、汚れ系、いぢめられ系、肥満系、不思議系、天然系、秋葉系、逆ギレ系、等々その数知れず。そうした中で、キャラも薄く、芸も中身もなく、それにも拘わらずポジションを得ているタレントもいる。そのような存在理由の分からない輩は大抵は大手芸能事務所に所属するタレントである。つまり談合キャラである。

Posted by S.Igarashi at 10:31 AM

July 07, 2005

現代版・治安維持法

郵政民営化法案の蔭に隠れているが、現代版・治安維持法ともいえる「共謀罪」に関する法案が今国会に提出されている。個人情報保護法と併せて法律を適応すれば難癖をつけて誰でも警察にしょっぴくことができそうだ。その次は公安が特高と名前を変えるだけで戦前の恐怖政治に戻れるだろう。正に戦後六十年にして還暦となる。今日の朝刊の記事には「生活が苦しい」と感じている世帯が全体の55.8%とある。それに加えてサラリーマン所得税の控除が大幅にカットされ増税となる。そうすればこの数値は更に増え続けるだろう。現代版・治安維持法はこうした国民の不安や不満を力づくで押さえつける狙いもあるのだろう。
“治安立法”へ条約を曲解?「成立すれば拡大解釈当然」
犯行前の謀議だけで訴追 「共謀罪」24日審議入り
「共謀罪」衆院で実質審議開始 与野党の修正要求相次ぐ

Posted by S.Igarashi at 09:07 AM

July 03, 2005

ジェンダーフリー叩き

石原慎太郎の「ババア発言」もそうだが、都の教育委員会をはじめとする保守派による「ジェンダーフリー」への風当たりが強くなっている。とうとう自民党が「ジェンダーフリー教育」の撤廃に向けて動き出した。その背景には「新しい歴史教科書を作る会」の影があるそうだ。問題は「ジェンダーフリー批判」が「家長制度の復権」へと短絡していることだろう。

東京新聞2005.7.2『家族解体狙い愛国心もない』・悩める『現代』の心をつかむ?

Posted by S.Igarashi at 11:11 AM

June 22, 2005

想定内

昨日、住友VISAカードから保険がどーたらこーたと云う電話セールスを受けた。そんなことより、問題のカード情報流失問題はどうなっているのだと、切り返すと電話セールス係、その件の質問は想定内とばかりマニュアル通りに現在被害情報をホームページ上でお知らせしていますとの答え。
「米国における約4,000万枚のクレジットカード顧客情報の漏洩」
2004年9月から本年6月上旬まで米国内で買物、米国内サイトで通販、ネットショッピングした場合に可能性があるということだ。Amazon等は日本国内での利用だけに留めていたが、シェアウェアSnapz ProXの支払いをどうするか考えていた矢先のできごとだけに、これからのシェアウェアの支払いにも影響を与えそうだ。

それにしても支払いがクレジットカード以外に選択肢がない場合も多く、国内でもこうしたケースが発生する可能性は否定できない。振込め詐欺やフィッシング詐欺等の新たな犯罪、何れにしてもこうした確信犯は無期懲役刑くらいの重罰が必要だろう。

Posted by S.Igarashi at 11:21 PM

June 18, 2005

越境者

小学二年生のとき八王子市に籍がありながら隣の浅川町の小学校に編入した私は越境入学者だった。足立区から八王子に越してきた理由は私たち兄弟四人のうち私を含めて三人が小児結核を患ったことによる。幸いにも結核の特効薬であるパスが普及したこともあって越してくる前年の夏休み期間を安静にしていたくらいで直ぐに回復したのだが、母は戦前に姉と妹の姉妹三人を結核で亡くしているので、もう空気の汚れた東京には住みたくないと考えた。浅川町の小学校に編入したのは通学距離が短いこと、それに浅川町が八王子市に合併編入されることが決まっていたので越境入学も問題にされることもなかった。しかし、それは建前だけで、義務教育の残りの八年間を私は越境者としての差別を時折味わうことになった。

「おまえ達の居場所はここにはない。」そう宣告されたのは、年に数回行われる地域ごとの児童集会のことだった。越境入学者の児童は一の部屋に押し込められ、そしてドアが閉められた。それが中学三年まで続いた。差別されたのは児童・生徒だけでなく、父兄会も同様であったそうだ。私が中学三年の時、父兄会の席上で教師・Aが「狭間・廿里地区の人は発言権がありません。」と言ったそうである。母はこの理不尽な発言に猛烈抗議したそうだが、その余波はその後、私自身に降り掛かり、理不尽な扱いを教師・Aから受けることになった。時は既に八王子市に編入してから6年は経っていた。
或る時、自分の居場所がないことを思い知らされる、それが越境者である。私にとって高校への進学は越境者からの解放であった。

Posted by S.Igarashi at 08:04 PM | コメント (2) | トラックバック

June 16, 2005

ダイエー再建問題

昨日の東京新聞に産業再生機構の支援によってダイエー再建を推し進める樋口社長の談話が掲載されていた。内容はこれまでの一括大量発注を改め、地域ごとに地元市場との取引を拡大し、食品の鮮度向上を目指すと云うものである。何故、これほどまで当たり前のことが旧経営陣が出来ずにいたのか不思議でもある。私の住む八王子では地元スーパーの忠実屋が拡大路線を続けるダイエーと秀和による株の買占によって乗っ取りに会い消滅、忠実屋の店舗はダイエーとなりそのまま営業が続けられたが、出入りの納入業者は切られ、全てダイエー関連企業に取って代わった。それによって生鮮食品の鮮度品質がガタ落ちし、鮮魚に関して云えば鰆(サワラ)は臭いが残り、普通なら安くて旨いものの代名詞でもある塩鯖に至っては、生臭く油気もなくパサパサしてとても人間が食べる代物ではなかった。これでは消費者のダイエー離れは当然、駅前のダイエー高尾店を利用する人の多くはマイカーを運転できない老人やごく近所の人だけとなっていった。利益の独占を追求し消費者を裏切り続けた結果が今日のダイエーの惨状である。既にダイエーにバリューは存在しない、あるのは負の遺産だけである。雇用安定や地域社会の為に再建するならば、名前を含めて全てリセットして普通のスーパーとして出直すのが道理だろう。

Posted by S.Igarashi at 01:54 PM | コメント (0)

June 06, 2005

冤罪を生むもの

70年代の小劇場ブームの火付け役となった"つかこうへい"の「熱海殺人事件」は警察の取調室を舞台にした演劇である。テーマとなっているのは「事件は現場で起きているものではなく、取調室で刑事によって作られるものである。」というものである。アイロニカルな笑いを生む屈折した演出は観客に自虐的なカタルシスを残し幕となる。しかし密室で行われる警察の取調の様子を"つかこうへい"は一度も見たことがない筈である。取調室に弁護士が同席することも、公正な取調が行われることを検証するためのビデオ撮影、即ち「取調べの可視化」も行われていない。数年前に日韓の弁護士団体が共同で「取調べの可視化」を求める運動を起こし、韓国では「取調べの可視化」が実現されることになったようだが、日本では民主党による議員立法も与党により否決廃案になっている。先進国と云われている国で「取調べの可視化」が行われていないのは日本だけであり、あきらかに基本的人権を無視した憲法違反でもある。今年、再び民主党によって議員立法されているが、このメディアも積極的に取り上げない法案の推移を見守りたい。
中村正三郎のホットコーナー・テレビ版噂の眞相「日本のタブー・検察ファシズムの闇 」
「取調べの可視化」についての意見書 日本弁護士連合会
民主党議員立法「刑事訴訟法の一部を改正する法律案(弁護人立会権、取調べ可視化)

Posted by S.Igarashi at 03:39 PM | コメント (1) | トラックバック

May 25, 2005

非常識な検問

昨夜、JRの踏切を渡ったところで突如現れた警官に車を止められた。酒気帯び運転の検問である。酒気帯び検査の後、「ごくろうさまでした、どうぞ。」と言う警官に向かって、私が「変じゃないか?」と言うと警官は明らかに不快感を顔に表わし「何が?」と言った。「こんな所で車を止め検問して、後続車が踏切で立ち往生したらどうするんだ。危険だと思わないのか。(酒気帯び運転の)検問なら、もうすこし交通の支障にならない場所があるだろう。」と私が言うと、その警官、困惑の表情をうかべ「そうですね、これから気をつけます。」

Posted by S.Igarashi at 11:44 PM | トラックバック

May 20, 2005

宅地造成2005

050520minamino.jpg
2004/11/3・宅地造成
2004/12/11・宅地造成-2
と、云うことで昨年末、宅地造成された盛り土の上に、もう住宅が建ち始めた。

Posted by S.Igarashi at 06:39 PM | コメント (3) | トラックバック

May 19, 2005

オタクvsヤンキー

「ねぇ〜、もし付き合うんだったら、オタクか、ヤンキーか、どっちがいい?」
「ん〜、ヤンキーに車の話されても、わかんなくない?」
「そうね、オタクだったら、アニメとか話し合うかも。」
「じゃー、外見がオタクで中身がヤンキーと、外見がヤンキーで中身がオタクならどっちがいい?」
「外見がオタクってどういうかんじ?」
「ほら、秋葉原とかさ、、いるじゃない。」
「あ〜、それで中身がヤンキーじゃ、きもくて、話し合わないし、さ・い・あ・く〜」
「やっぱ、見た目ヤンキーで、中身がオタクなら許せるかも。」
授業前の学生の会話でした。

Posted by S.Igarashi at 11:09 PM | トラックバック

May 17, 2005

夜討ち、朝駆け、NTT

T君の日記にNTT光ファイバーの勧誘電話がしつこくて困っていると書いてあった。そういえば、最近は通常の業務時間外にこうした勧誘電話が増えている。たまに、(亡くなった)親爺を出してくれという勧誘電話には、連絡できないところにいます、と応えることにしている。昨日も夜の7時台に勧誘電話があった。母の名前を出して電話会社だという、こちらから文句言う前に切られてしまったが、数えで90、満89歳で病院に入院中のバアサンに電話会社が何の用だというのか、怪し過ぎる。尤も、家の母はこうした電話セールスには引っかからない。ひとしきり、相手に用件を言わせた後で、母は入れ歯をガタつかせ「何、言ってんだか分からない。フガ、フガ、」と電話を切る。そう、母は耳が遠いのだ。これは究極の勧誘電話撃退法である。

Posted by S.Igarashi at 10:47 AM

May 12, 2005

戦後60年

東京新聞戦後60年 特集60年目の風景浅川地下壕のことが出ていた。韓国の世論調査では驚異と感じる国の第1位が日本となった。建前としては軍隊はなく、核もなく、軍事教練も行われていない日本人の多くは自分たちの国がそう思われていることが理解できないだろう。金平茂紀氏の「ホワイトハウスから徒歩5分」の5月4日付けのコラム[足を踏んだ側は踏まれた側の痛みはわからない?]を読むと、侵略された側の傷は日本人が考える以上に深い。「ホワイトハウスから徒歩5分」によれば5月の連休にワシントンを訪れた国会議員は40人を下らないと云う。そこには日本の国連常任理事国入りの根回し(効果があるとは思えないが、)も含まれているのだろう。東亜細亜の国々にとって日本の国連常任理事国入りは日本の再軍備とイコールと云う認識であろう。
東京新聞 戦後60年 特集
記憶  新聞記者が受け継ぐ戦争
60年目の風景
昭和零年 1925年生まれの戦後60年

Posted by S.Igarashi at 10:36 PM

May 04, 2005

農と言える日本

今朝の東京新聞・特報欄『雪印百株運動』 酪農家の戦いより。

「農家は、農産物の自由化などで厳しい状況にずっとさらされてきた。その中でふるいにかけられ、自分の言葉で物をしゃべれない人は残っていない。でも会社という組織の中では歯車として動いていればいい。個人が個人として判断して行動していない」

先日、無殺菌牛乳を製造する酪農家を取材したテレビ番組をチラッと見ましたが、衛生管理は勿論のこと乳牛にストレスを与えないことが第一と云うことで健康な牛からしか搾乳できないという話しに納得したばかりで、やはり生き残っている農家はそれ自身ベンチャーなのですね。

昔、餓鬼の頃、米食よりもパン食の方が健康にも美容にも良いというガセネタが罷り通っていたけれど、あれは誰が仕組んだ陰謀だったのでしょうか。まぁ、やはり主食ぐらい自分で米をといで炊き上げた御飯を食べたいものです。

Posted by S.Igarashi at 10:47 AM | コメント (0) | トラックバック

April 30, 2005

サイゴン陥落30年

1975年4月30日に南ベトナムのサイゴン(当時)が陥落してから今日で30年目だという。
ベトナムから遠く離れた八王子でもベトナム戦争終結を体感することができた。それは米軍横田基地に離着陸する戦闘機がベトナム戦争終結を境に激減したことによる。横田基地と私の住む場所は直線距離にして15km位離れている。確かに15km離れていれば離着陸の際の騒音は聴こえないが、家の上空を編隊を組んで飛行するファントムの爆音は聴こえる。着陸態勢に入り、低空飛行している爆音も煩いが、離陸してから急上昇し音速(マッハ)の壁を超えるときの衝撃波は半端ではない。ドォッカ〜ンと雷鳴がし、衝撃波でガラス窓が鳴り響く、ベトナム戦争中はそれが日常茶飯事だった。ベトナム戦争終結によってこの山里にも静寂が訪れた。

Posted by S.Igarashi at 11:09 AM | コメント (2)

April 29, 2005

順法闘争

昔、JRが国鉄だった頃、労使紛争の労組側の対抗手段として順法闘争が行われた。山猫ストやサボタージュではなく、労組側は運行上の安全確認等について徹底して信号や規則に従うことを闘争の手段とした。通勤時間帯の中央線は高尾・東京間で20〜30分の遅れが生じた。遠距離通勤者にとって辛い日々が続いた。結果、メディアの批判にも晒され労組は一方的に悪者にされていった。その後の国鉄民営化は労組を解体する目論見も含まれていた。今回のJR西日本の尼崎・列車脱線事故で改めて順法闘争のことが思い出された。

Posted by S.Igarashi at 09:59 AM

April 27, 2005

スケープゴート

尼崎・列車脱線事故 の報道を見ているとメディアもJR西日本もスケープゴートを誰にするか躍起になっているように思える。事故当日の憶測が独り歩きしているような報道はうんざりさせらた。タブロイド版夕刊紙では運転士の写真を大きく掲載しスケープゴートに仕立てている。今朝のニュースショーでも件の運転士の父親に電話してコメントを求めていた。それでなくても両親兄弟は針のむしろに置かれた心境だろう。スケープゴートに全ての責任を転嫁して一件落着しても、何の解決にもならない。

国鉄が民営化されJRになってから、売り上げ第一主義になっているのは誰の目から見ても明らかである。その中で目立つのは駅構内での物品販売である。建築基準法上では駅構内の施設は法律の適用外である。建築基準法や関連法規、関連条例では物品販売の用に供する建物、大規模小売店舗等は様々規制が施かれている。基本的には防火区画や避難経路の確保、内装の制限、消火設備と消防隊の進入路の確保等である。本来、駅のコンコースは乗客の流れを安全に且つ効率的に捌くためのものであり、物品販売の用に供するものではない。それ故、建築基準法等の適用も除外されているのである。小規模のキオスク程度ならまだしも、コンビニ、本屋、ドラッグストア、衣料品店舗、等々が陣取りゲーム宜しくコンコースを占居している様は戦後の闇市のバラックにも似ている、空いた迷路のようなスペースを乗降客が彷徨しているのを見るにつけ、災害時の悪夢が想像されてならない。

要は安全よりも利益と云うことであろう。誰も責任を取らない官僚システムだけは民営化されても生き残っている。

日航機トラブル続出のウラ
JR脱線事故 進む効率化 安全大丈夫か
ミスした運転士追い込む?再教育
JR西 運転士の技量を考える

Posted by S.Igarashi at 11:50 PM | コメント (2)

April 21, 2005

不調和

1970年大阪万博の統一テーマは「人類の進歩と調和」だが、吉見 俊哉氏の万博幻想によれば、1965年の大阪国際博覧会準備委員会のテーマ委員会で話し合われた大阪万博の基本理念は「不調和」であったという。つまり、20世紀社会が直面している困難と矛盾に人類の知恵がどのように応じていけるのかということである。

テーマ委員会のリーダーであったフランス文学者で京大教授(当時)の桑原武夫氏(故人)が取りまとめた基本理念の草案を引用すると

世界の現状をみるとき、人類はその栄光ある歴史にもかかわらず、多くの不調和に悩んでいることを認めざるを得ない。技術文明の高度の発展によって、現代の人類は、その生活全般にわたって根本的な変革を経験しつつあるが、そこに生じる多くの問題は、なお解決されていない。さらに世界の各地域には大きな不均等が存在し、また地域間の交流は、物質的にも精神的にも、いちじるしく不十分であるばかりか、しばしば理解と寛容を失って、摩擦と緊張が発生している。科学と技術さえも、その適用を誤るならば、たちまちにして人類そのものを破滅にみちびく可能性を持つにいたったのである。
このような今日の世界を直視しながらも、なお私たちは人類の未来の繁栄をひらきうる知恵の存在を信じる。しかも私たちはその知恵の光が地球上の一地域に局限されて存在するものではなく、人間あるところすべての場所に、あまねく輝いているものであることを信じるものである。この多様な人類の知恵が、もし有効に交流し刺激しあうならば、そこに高次の知恵が生まれ、異なる伝統のあいだでの理解と寛容によって、全人類のよりよい生活に向かっての調和的発展をもたらすことがができるであろう。

40年を経た今日でも、人類は進歩も調和もしてないことがよく分かる文章である。

Posted by S.Igarashi at 09:53 AM

April 20, 2005

カ・ン・バ・ン

Aoyama050420a.jpg

都市景観のことを言ってるのでしょうか。

Aoyama050420b.jpg

何ていうか、、、表参道周辺の中低層ビルの屋上は女性ファッション誌のグラビアに席巻されているように見えます。

Posted by S.Igarashi at 10:36 PM

April 11, 2005

The 2005 TIME 100

米誌タイム誌が選んだ「世界で最も影響力のある100人」と云うのもカテゴリー別の選考基準が分かったような分からないような気がする、要するに恣意的判断ということか。まぁ弔問外交よりもお花見を選択したこの国の宰相が影響力のあるリーダーに選ばれないのは当然ですね。ビル・ゲイツがネルソン・マンデラにダライラマやシューマッハと同じ偶像・ヒーローとして選ばれていたのに対してジョブズが創造主・巨人で選ばれているのはiPod効果なのか。シャンプーだかヘアケア製品のTVCFの中国人女優チャン・ツィーがアーティスト・エンターティナーで選ばれているのは、ナレーションの「結っても、、」のアクセントが気になるからなのかなぁ〜。

●Leaders & Revolutionaries
George Bush
Condoleezza Rice
Bill Clinton
Barack Obama
Bill Frist
Donald Rumsfeld
Mark Malloch Brown
Gordon Brown
Ali Husaini Sistani
Abu Mousab al-Zarqawi
Hu Jintao

Kim Jong Il
Manmohan Singh
Thabo Mbeki
Joseph Cardinal Ratzinger
Mahmoud Abbas
Ayaan Hirsi Ali
Ariel Sharon
Javier Solana
John Howard
Chen Shui-bian
Hugo Chavez

●Artists & Entertainers
Clint Eastwood
Michael Moore
Hilary Swank
Quentin Tarantino
Dan Brown
Dave Eggers
Marc Cherry
John Elderfield
Kanye West
Jon Stewart
Alicia Keys
Jamie Foxx

Johnny Depp
Art Spiegelman
The Halo Team
Ann Coulter
Hayao Miyazaki
Ziyi Zhang
Juanes
Miuccia Prada
Marc Newson
Santiago Calatrava
Alice Munro
Cornelia Funke

●Builders & Titans
Steve Jobs
The Google Guys
Lee Scott
Meg Whitman
Martha Stewart
Craig Newmark
Jay-Z
Amy Domini
Reed Hastings
Bram Cohen
Martin Sorrell

John Bond
Howard Stringer
Katsuaki Watanabe
Noe¨l Forgeard
Anne Lauvergeon
Ren Zhengfei
Lee Kun Hee
Roman Abramovich
The BlackBerry Guys
Rupert Murdoch

●Scientists & Thinkers
Jeffrey Sachs
Malcolm Gladwell
Robert Klein
Andrew Weil
Burt Rutan
Karl Rove
Rick Warren
Brian Atwater

Mitchell Baker
Timothy Garton Ash
Natan Sharansky
Abdolkarim Soroush
Peter Singer
Richard Pound
Lee Kuan Yew
Larry Summers

●Heroes & Icons
Bill Gates
Oprah Winfrey
LeBron James
Eliot Spitzer
Melissa Etheridge
The Dalai Lama
Nelson Mandela
Viktor Yushchenko
Dina Astita

Hania Mufti
Wangari Maathai
Mary Robinson
Lubna Olayan
Ellen MacArthur
John Stott
Michael Schumacher
Stephen Lewis

Posted by S.Igarashi at 04:13 PM

April 03, 2005

フードファディズム

今朝の東京新聞サンデー版大図解シリーズの「フードファディズム」は初めて目にした言葉だが、「思いっきり、、」「、、ガッテン」「スパスパ、、」「あるある、、、」等々で紹介される大道香具師でさえも呆れるような食品の効能を過大評価するアレである。
大図解シリーズの解説と監修を行った群馬大学教授 高橋 久仁子によるフードファディズム時代の食生活教育とは-1フードファディズム時代の食生活教育とは-2に詳しく解説されている。

日本放送狂会の「、、ガッテン」という番組も見ていると、どうも広告代理店によるプレゼンを見せられているような気がする。始めから結論があって、それを導くために仮設を立て検証するというパターンなのだが、結論への導きかたが毎度ながら御都合主義で決まっているように思え、そうとも言えないだろうと、ガッテンがいかなかったが、司会者の見てきたような嘘をつくのが商売である噺家の前歴が広告代理店勤務と知って、な〜るほど、ガッテン。

Posted by S.Igarashi at 11:33 AM | コメント (3)

March 31, 2005

目糞、鼻糞を笑う

朝日の天敵はNHKだけではない、予てより朝日を毛嫌いしている文春が本日発売の4月7日号で「人はそれをブラックジャーナリズムと言う 朝日新聞が武富士から受け取った『ウラ広告費』5000万円」と云う記事を掲載した。その週刊文春今週号に、とある新興の宗教団体のPR記事が10頁に亘って特集されている。まぁ確かにPR特集とは書いてあるが、うっかりしている人は本文と間違えてもおかしくない。週刊文春は3月17日号から三週に亘り、別な某宗教団体の批判記事を特集したが、その中でその某宗教団体の発行する新聞を全国紙系新聞社の印刷所に印刷を依託し、新聞社からの批判が自主規制されるようメディア・コントールしていると批判している。その批判が尤もなだけに、目糞、鼻糞を笑うと言いたくなる。ホリエモンにやられるまえにメディアは自滅してしまうのだろうか。

Posted by S.Igarashi at 09:47 PM

March 29, 2005

妄想力

趣味を妄想と公言して憚らぬのは関根勤クンやタモリであるが、妄想力に関しては私も彼らに引けをとらないと自負している。そんな私でも落語の登場人物の妄想力には敵わない。中でも六代目・三遊亭圓生の十八番・小言幸兵衛に出てくる麻布は古川の家主・田中幸兵衛の妄想力は群を抜いている。長屋を借りにきた者が店子になると仮定しただけで、その家族構成や職業から推測してアレコレとんでもない状況を未来予測、妄想は飛躍し、妄想が独り歩きし始めると誰も手を付けられなくなる。仕舞いには借り主の当の本人が傍観者然として妄想話の続きを催促する。妄想力は他人を巻き込まず脳内ファンタジーに留める程度が宜しいようで。
小言幸兵衛・あらすじ

Posted by S.Igarashi at 12:05 PM

March 28, 2005

サイレント・モード

最近、矢鱈と喋る機械が多すぎる。その筆頭は銀行のATMである。ずらっと並んだATMがてんでバラバラに勝手に喋っている様子は騒々しさを通り過ぎて不気味ですらある。ATMを前にして少しでも操作が遅れようでもしようなら、遠慮会釈なく次の捜査を促すメッセージを浴びせかける。「ウルサイ!分かってる、今するところだ!」と、怒鳴ったところで相手は機械、人の気持ちなど分かる訳もなし、まわりの客に頭のおかしい奴と思われるのが関の山である。ATMという機械そのものが顧客を奴隷扱いにして銀行業務の手助けをさせているようなモノなので、いまさらサービスと言っても始まらない気がするが、せめてATMの初期画面に「サイレント・モード」を選択するボタンくらいはあっても良いだろう。それに意味もなく矢鱈と喋りまくるのでなく、顧客が必要なときだけ手助けするヘルプ機能だけで良いのではないだろうか。ATMで振り込みするときの後ろに並んだ顧客からの無言の重圧に加え、ATMからの罵声にも聴こえるメッセージ、誠に精神衛生上宜しくない。

Posted by S.Igarashi at 02:55 PM | コメント (0)

March 18, 2005

門前払い

先進国で取り調べに弁護士立ち会いやビデオ撮影が認められていないのは日本だけ、取り調べや捜査に違法性が疑われているのだから、それを正すのが法治国家だと思うのだが、残念。
2005年3月18日東京新聞狭山事件再審請求・石川さんの特別抗告棄却
2004年12月7日東京新聞狭山事件 仮出獄から10年 石川さんに聞く
2005年2月13日テレビ朝日「ザ・スクープスペシャル〜検証!冤罪の構図」でも狭山事件が取り上げられた。

Posted by S.Igarashi at 09:19 AM | コメント (0)

March 01, 2005

刃物の販売

先月、愛知県安城市のイトーヨーカドー安城店で起きた幼児殺傷事件によって、ようやくイトーヨーカドーでは刃物をレジカウンター脇のガラスケースに入れて販売するようになった。犠牲者が自社の店内で発生してから対策を講じた訳だが、余りにも遅過ぎる対策と言わざるを得ない。
大阪池田小学校児童殺傷事件(2001年)が起きた後にも関わらず、数年前のことであるが、近所のイトーヨーカドーで「関の孫六、ナンタラカンタラ、包丁展示即売」と称して、エスカレータ脇の売り場で、包丁をむき出しで、それも出刃包丁から柳刃包丁まで販売していたことがあった。その上、近くに店員の姿もなく、客は物騒な包丁をカゴに入れレジで清算するような、セルフサービスシステムである。
私はその光景に唖然として、店員を探して注意をしたが、当の店員、何を言われているのか理解していないようであった。想像力がないとはこう言うことであろう。
イトーヨーカドー安城店の事件は店内で万引きした刃物によって起きていると云う。幼い命の犠牲がなければ、相変わらず無神経に刃物を販売していた事だろう。

Posted by S.Igarashi at 06:29 PM | コメント (2)

February 22, 2005

四文字略語

先日、書店のコーナーに平積みされた書籍のタイトルに「シスアド」の文字が並んでいるのを見た。何の略だろうと、暫く考えてからシステム管理者(System administrator)の略語だと解った。その隣の経済関係のコーナーには○○トレの四文字略語、トレはどうやらトレーディングの省略らしい。
ネオコン、シネコン、ゼネコン、パソコン、ゴウコン、と数え上げたらきりがないが、コンの付く四文字略語のコンと省略された元の語意は全て異なるが、四文字略語にされることで語意は曖昧になり語感だけが残る。長い言葉を四文字略語にしたがるのは七五調の言葉のリズムにありそうだ。四文字略語に助詞を付けて五文字、動詞、形容詞、副詞を付けて七文字にすると、言葉の座りが良くなる。若者達だけに通じる四文字略語は世代差別意識だけでなく、日本語の話し言葉の構造にも要因があるのかも知れない。

最近分かった四文字略語が「ゴクセン」、テレビドラマは見ないので何のことか知らなかった。新聞に四文字略語の解説はなかったがドラマの解説があったので、「ゴクツマ」の姉妹編のようなものと分かった。これも世代差別ドラマと云うことでしょうか。

Posted by S.Igarashi at 11:02 AM | コメント (3) | トラックバック

February 13, 2005

天地無用

昨日に引き続き本日も急遽中止となった番組がある。NHKではないフジテレビである。例のライブドアによる日本放送株買占の余波と云うか報復措置にも思える。急遽中止となった番組は「平成教育2005予備校」だ。ライブドアの堀江社長ことホリエモンが出演していたのが気に入らないらしい。ところでホリエモン君は先日の番組で出題された「天地無用」の意味を知らず、まったく逆な意味に解釈していた。今回の株買占騒動を考えるとホリエモンらしい解答である。ホリエモンの辞書に「してはいけない」ことは無いのかも知れぬ。それにしても、NHKといい、フジテレビといい、朝日新聞も含めてメディアが権力化していることが問題ですね、ホリエモン君はそれをどうしたいのかな。

てんち‐むよう【天地無用】
運送する荷物の外装などに記す語で、この荷物を取り扱うのに、上下を逆にしてはいけないという意。(広辞苑第五版)
まぁ、言葉の意味は知らなくても観察力が優れていればどのような荷物に「天地無用」が記載されているのか分析して、それから意味を推測すればね。

Posted by S.Igarashi at 09:02 AM | コメント (1)

February 12, 2005

アホで間抜けなNHK幹部

どうやらラグビー日本選手権、トヨタ自動車vs早大の試合が2時から放送されているが、放送中止しようとした理由が審判の胸にある朝日新聞のロゴだそうだ。トヨタのロゴは良くて朝日新聞は駄目、明らかに朝日新聞憎しの意趣返しと見られて当然だろう。視聴者を無視した思い上がりの結果がこれである。幼稚な子供の喧嘩よりも始末が悪い、これでまた視聴者離れと受信料支払い拒否が増えることでしょう。しかしラグビー審判の胸にある朝日新聞のロゴが駄目で、プロジェクトXの企業礼賛が良いのはガテンがいかない。(他のメディアのロゴだからいけないと言うが、、、ホントですか?)

追記:アホで間抜けなのは現場の人よりも上層部なのでタイトル変更

東京新聞2005年2月28日朝刊の記事、クリックで拡大。
メディアの”平壌放送”化という指摘に納得。

Posted by S.Igarashi at 02:20 PM | コメント (4)

February 08, 2005

司法の見識

例の松下vsジャストシステムのヘルプアイコン特許裁判の件で松下電器産業製品不買運動を実践する人も現れたようです。このところ続いている裁判の判決結果を見ていると司法の見識が疑われるものが多すぎるように思えます。司法の独立性は怪しく三権分立どころか、「立法」「司法」「行政」の三位一体化が進んでいる気がします。もしかすると小泉内閣の云う三位一体構造改革の中身は「立法」「司法」「行政」の三位一体だったのではないでしょうか。改憲の狙いもそこにあるのかも知れません。

「一太郎」訴訟にみるソフトウェア特許のぶざまな現状

Posted by S.Igarashi at 11:11 AM | コメント (2)

February 03, 2005

太巻き

太巻きではなく「恵方巻(えほうまき)」と言うらしい。1月31日付けの東京新聞朝刊に「招福 恵方巻が席巻」という記事が掲載されていた。関東人には違和感があるが、どうやら関西地方が発祥と云われているこの節分の行事、歴史的由来がはっきりしないがすし屋の組合が流行らせたらしいところは、源内先生の土用の丑の鰻に似ている。先週くらいからイトーヨーカドーの店内放送で盛んにこ恵方巻の宣伝をしていたが、昨日は恵方巻に替わってヴァレンタイン・チョコレートの宣伝を盛んにしていた。今夜辺り、商人の口車に踊らされ太巻きを咽に詰まらせないように。

Posted by S.Igarashi at 10:30 AM

January 31, 2005

晦日

もう一月も今日で御仕舞、源泉徴収税・法定調書合計表等の最終提出日である。朝一で支配調書用紙を取りに税務署へ、午後一で再び書類提出と税金納付で税務署へ、そんな訳で二度も税務署に行く破目になってしまった。毎度のことながら嫌なことは先送りしてしまう。来月の確定申告だけは早めに済ませよう。
と、云うことで明日から二月である。里山の雑木林の木々も芽をふくらませ、心なしか里山全体が産毛を生やしたように見える。着実に春は近づいている。

Posted by S.Igarashi at 06:39 PM | コメント (0)

サラリーマン的ビフォーアフター


ヒトシです。
サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ。
ヒトシです。

ヒロシです。
サラリーマンは気楽な稼業じゃなかとね。
ヒロシです。
ヒロシです。
by植木屋

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM

January 30, 2005

Creative Commies

て、ことで私は車のリアーウィンドウに貼り、後続車のこんな会話を想像してます。
CC.jpg
「ねぇねぇ母ちゃん、前の車のステッカー変じゃない?」
「うるさいね、この子は、おらぁ〜、どこ見て走ってんだぁ〜!」
「ほんと母ちゃん、ハンドル握ると人格変わるよなぁ。」
「なんだってぇ〜、前の車がどうかしたってっか。」
「ほら、あのステッカー見てよ、上下さかさまじゃないの。」
「どれどれ、ふ〜ん、べつに〜どこがへんなのよ。」
「ほら、ホントは真ん中の字がCじゃないのかな。」
「どれ、あ〜あれね、ひだり、ここからだと右目視力1.5くらいかな。」
「あぶない!ハンドルから手放さないでよ、母ちゃんすぐにボケるんだから。」
「大丈夫だって、あんなステッカー貼っているやつ、上下左右も分からないバカなのよ。
思い出した、おい!冷蔵庫にピカチューのステッカー貼ったの、お前だね。」
「母ちゃん、ごめんなさい。」

Posted by S.Igarashi at 02:51 PM | コメント (0)

January 29, 2005

チョムスキーとアラン・ケイ

本日、午後10時からNHK教育TV『ETV特集・これからの科学、これからの社会』京都賞の歴代受賞者のメッセージを放送、チョムスキーアラン・ケイからのメッセージです。要ビデオチェック、11時半まで。

Posted by S.Igarashi at 09:15 AM | コメント (3)

January 26, 2005

書き損じのハガキ

今年のお年玉付年賀ハガキは3枚が末等の切手シートに当たっていた。Sさん、Iさん、ありがとう当たっていました。もう一枚は予備のプリント済み年賀ハガキだった。そう、年賀ハガキは毎年、こうした予備のハガキや書き損じハガキが必ず数枚くらい発生して、いつまでも引き出しの中に仕舞われていたりする。
昨年末の大津波被害のことで日赤やユニセフ、ユネスコのサイトを調べていたら、ユネスコ世界寺子屋運動を知った。その運動への協力は書きそんじハガキ未使用切手&テレホンカード等を(社)日本ユネスコ協会連盟・書きそんじハガキ係に送れば良いらしい。引き出しに死蔵されている「書きそんじハガキ(未使用年賀ハガキ)」が33枚に未使用テレホンカードが二枚見つかった。未使用テレホンカードの一枚は何かのお詫びで送られてきたソフトバンクのものだった。と云うことで孫さんの気持ち、損させないようにしましょうか。

Posted by S.Igarashi at 11:00 AM

January 23, 2005

キレると云うこと

「ケータイを持ったサル」の著者・正高信男氏がNHK人間講座「人間性の進化史〜サル学で見るヒトの未来」『なぜ「キレる」のか』に於いて、PCや携帯電話等、IT化の進展普及で言葉でものを考える習慣がなくなったことがキレる要因になっていると云う意味のことを言っていた。そして、カミュの異邦人に描かれた主人公・ムルソーを引き合いに出して、殺人の理由を「太陽が眩しかったから」とする言語化されていない映像のフラッシュバックでしか説明できないムルソーを現代のキレやすい若者像に重ね合わせていた。
この、正高信男氏の理論は、現実を現実として言葉で理論的に整理して受け止めないと、恐怖体験がフラッシュバックとして蘇ると云う、PTSD(心的外傷後ストレス障害)にも当て嵌まるような気がする。

Posted by S.Igarashi at 10:07 AM

January 20, 2005

SECOND TERM

SECONDTERM.jpg
ブッシュ政権の二期目がスタートということで、さっそくJibJab.comのパロディです。
Japan Mail Mediaの最新号・冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』 第182回「小さくなって行くアメリカ」で大統領就任式について伝えています。(1/22まで掲載)
駐日大使にはブッシュのテキサス時代の元ビジネスパートナーの就任が決まったようで、マネーが優先されるってことでしょう。

Posted by S.Igarashi at 11:29 PM | コメント (0) | トラックバック

January 17, 2005

忘れてはいけないこと

先日、或るパーティでの或るお偉いらしい?お方の年頭の挨拶で「、、、年末には大津波などありましたが、4ヶ月も経てば、この会場の誰も憶えていません。、、、」
おいおい、それはないだろう、あんたは忘れても俺は忘れないぜ、この発言には呆れてしまった。人の噂も75日って言うじゃない、てか。それが通じるのは芸能界だけでしょう。
しかし、数百人集まっているパーティならば、被害者や行方不明者の知人や関係者だって参加しているかも知れないってこと想像できないのかな、それに今年は阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件から10年目、第二次世界大戦の敗戦から60年という節目の年である。仮に100歩譲って、情報大量消費時代を皮肉を込めて表現したつもりでも、その文脈は理解不能で、場をわきまえない発言とみなされても仕方ない。残念!

Posted by S.Igarashi at 10:35 AM

January 14, 2005

時間の遠近法

生まれた年から時を溯って歳を重ねていったらどうなるのだろうと考えてみた。そうすると、私は明治まで生きたことになる。そう考えると今の時代から、僕が生まれた年を想像するよりも、生まれ年から逆算した時代の方が、生まれ年との時代のギャップが案外少ないようにも思えたりする。100年、1000年の単位で時間を考えるのは難しいけれど、自分の生きた時間を単位にモノを考えられる気もする。元日に届いた新聞の樋口一葉の特集記事を見て、そんなことを思いついた。暮れに買った現代語訳の「たけくらべ」もすこしは解る歳に近づいているだろう。

Posted by S.Igarashi at 10:40 AM | コメント (0)

January 03, 2005

徹子の科学

「徹子の部屋」年末恒例のゲスト・坂道愛好家のタモリを前に徹子さん曰く「私、出掛けるときは下り坂を通るように心がけているんですのよ、それで下り坂でエンジンブレーキを使えば発電もされるし、帰りは上り坂は避けて、平坦な道を通って帰れば、上り坂で無駄にガソリンを使わずに省エネになります。」と、得意満面。タモリ、半ばあきれ顔で「お言葉を返すようですが、一旦下ったら、同じ場所に戻るには同じだけの高低差を上らなければならないので、平坦な道だけを通って帰ることは不可能です。」それでも、徹子さんは長距離走っても急坂を上らなければ省エネになると信じ。タモリはそれでは長距離走ることになり、逆にガソリンを無駄に消費するだけと説明するも、これ以上何を言っても理解不能と諦めた様子。きっと、徹子さんはエッシャーの騙し絵が現実に起こりえると信じているに違いない。昨日見た平成教育委員会でも理科の問題にパニックっている女優を筆頭に押し並べて理科系に弱いところは昨今の理科離れに通じる。それもこれもメディアが占いや似非科学を垂れ流している状況ではむべなるかな。
中高年のための科学番組があってもよいかも知れません。司会はもちろん徹子さんでね。

Posted by S.Igarashi at 11:58 PM | コメント (0)

December 22, 2004

ユーミン・コンプレックス

先日の『「ブログの力」出版記念ミーティング』のとき、隣にいた沖山さんと話していたときに八王子のことが話題になった。何のことからか空襲の話になり、八王子の焼け野原にぽつねんと焼け残った建物の写真が残されているが、それが荒井呉服店だったと云うことから、話は飛躍して「ユーミンコンプレックス」の定義について話始めた。沖山さんはユーミンと同い年だから何となく想像がついている。それは昭和三十年代に少年少女時代を過ごした人に共通する意識でもある。

荒井由実時代の「ユーミンコンプレックス」を形成するものは昭和三十年代に流入したアメリカン・ポップスやアメリカン・ホームドラマによって、横田や立川、相模原、座間等の米軍ハウス、代々木公園にあったワシントンハイツ等の日本の中のアメリカ、その「結界」の向こう側で行われている消費生活を見せつけられたことによる子供ながらの憧れ。しかしそれは見果てぬ夢でもあった。昭和三十年代そこにはまだ超えられぬ壁が存在した。「憧憬」と「結界」によって「ユーミンコンプレックス」は成り立っている。
ポスト・ユーミン世代には「憧憬」はあっても、既に「結界」はなくなっている。だから彼らは臆面もなく「dream came true」と言い切れるのである。

Posted by S.Igarashi at 10:15 AM | コメント (1)

December 14, 2004

12月14日

Googleで大河ドラマの歴史を検索してみたら自分が如何にNHKの大河ドラマを見ていないかが分かった。最初に見た大河ドラマは「赤穂浪士」、その後の「太閤記」「源義経」までは家族に付き合ってどうにか見ていたが、その後は殆ど見ていない。今思えば中学生の時に見た大河ドラマ「赤穂浪士」で何かこうした歴史ドラマを批判的に見る目が自分の中で培われていたようである。僕にとって「赤穂浪士」は反面教師ならぬ反面ドラマなのだろう。理不尽を正当化して美意識に結びつけてゆく過程に疑問を覚え、正直うんざりしながらドラマをみていた。その当時はメディアリテラシーという言葉は知らなかったが、そうした意識があったのだろう。20年前くらいにこの「赤穂浪士」を批判的に見たという話を或る所で話したことがあるが、殆ど全否定された。

Posted by S.Igarashi at 10:26 AM | コメント (0)

December 13, 2004

悪口男

中央線東京行快速電車・車内での事、立川駅から乗り込んだ会社員風二人連れの男が私の前に立った。一人の男が連れの男に向かって話し始めた。聴きたくなくても二人の話は自然に耳に入る。話の内容は上司の悪口である。如何に上司が無能で、仕事ができないか延々と語り始めた。連れの男はその話しに引いている風である。悪口の止まらない男、落ち着きなく身体の軸は揺れ、自分の言葉によって更にアドレナリンの分泌が高まっている様子。三鷹駅辺りを通過しているとき、何気に顔を上げたら、どうにも止まらない悪口男と視線が合ってしまった。「電車の中で人の悪口は言うもんじゃないよ。壁に耳あり障子に目ありで、誰が聴いているか分からないし、そんな話を聞かせられる方も迷惑ですよ。」しまった!と思いつつも、どうにも止まらなく意見をしてしまった。反省、、、

Posted by S.Igarashi at 11:32 PM | コメント (2)

December 09, 2004

色眼鏡と思考停止

今朝の新聞テレビ欄に「人気の血液型バラエティー窮地?」「差別を助長」「非科学的」の見出しが目についた。「放送倫理・番組向上機構」に寄せられた苦情に基づき、「放送倫理・番組向上機構・青少年委員会」が民放各社に自粛を申し入れたそうである。
私も11月28日にエントリーを書いて下書きのまま未公開にしてあったが、10日目にして公開します。

近ごろ、学生の話題の筆頭は血液型占いのようである。女子美でも、造形大でも、学生の私語は誰々が何型でなんちゃらかんちゃらで私は何型だからどーでこーでと云うモノである。テレビの番組表を見れば「血液型なんたら」や「占いモノ」が目白押しである。オウムによる地下鉄サリン事件から来年で10年目、一時は鳴りを潜めていた、こうしたトンデモ系がホトボリが冷めたと勘違いしたのか復活している。

血液型性格占いは旧帝国陸軍による軍隊編制を目的に兵隊を掌握するために考えられたものに端を発すると云われている。簡単に言えば情報操作によって、人を支配することが目的です。中学時代の国語教師はノモンハン事変に将校として参戦していたことを自慢していたが、彼のコンプレックスは血液型であった。「自分はA型だが、勇猛果敢なO型に生まれたかった。」と、この教師は実に時代錯誤で非教育的な発言を繰り返していた。
占いの類いはどこか野球の打者の成績に似ている。三割打てば大打者となるが、実は七割は失敗なのである。占いはその文学的表現によって如何様にも解釈できるような曖昧さを旨としている。であるから、一割でも自分に該当する事柄があれば関心を引き、三割も該当すれば、もうその占いは大当たりで、見当違いな七割は無かったことにされる。血液型なんたらが罪深いのは統計を装った似非科学風なところであろう。何よりも問題なのはそれを信じる輩が人を色眼鏡で見て思考を停止することである。

Posted by S.Igarashi at 01:50 PM

November 29, 2004

描かれた風

昨日の日曜美術館は「描かれた風」(目に見えない風を表現した美術家たち)と云うテーマだった。
このテーマから小学五年生の授業を思い出した。何の教科かは覚えていないが「風は目に見えるか」が問題になり、「見えない派」と「見える派」に分かれ論争した。「見えない派」のリーダーはタローちゃん、彼は銀行の書式見本のような姓名でその上、五月五日生まれ、大人が望むような典型的よい子を演じていた。彼は教科書的模範解答により「風は見えない」と主張した。それまで教室の後ろの席で、ろくすっぽ授業を聴きもしないで、僕はキヨシくんと一緒にバカなことをして、和菓子屋のサエコちゃんを笑わせていた。タローちゃんの発言が終わると僕は手を上げ、黒板の前に出てプレゼンテーションすることを求めた。発言の要旨は我々は視覚的情報によって風を知ることができ、よって風は見える、というものだ。それを、煙突の煙や、風に舞う落ち葉や、風にはためく旗や鯉のぼりの絵などを黒板に描いて説明した。おまけに漫画的には風はこう表現すると付け加えた。


プレゼンテーションが終わり、担任が「見えない派」と「見える派」のどちらの意見を支持するか挙手をさせた。少数派だった「見える派」は「見えない派」を押え逆転した。今になって思えば、僕の行動は優等生的発言に対する、天の邪鬼的なところもあったのかも知れない。それに絵や漫画も好きだったから視覚的表現を否定された気がしたのかも知れない。それに僕の姓には風もあるしね。

後日談:優等生を演じていたタローちゃんはその後、高校から専門学校に進み、オヤジさんの電器商会を継ぐための修業に大阪の電気街日本橋で徹底的に教科書的優等生を浪速風商人に鍛え直され、その後、和菓子屋のサエコちゃんと一緒になった。

Posted by S.Igarashi at 10:43 AM | コメント (2)

November 26, 2004

芸能界は薮の中

紳助事件のことなんか、どうでも良いことだが、芸能界から発せられる言説の殆どは彼を弁護するものだという。芸能誌もワイドショーも見ないのでその実態の程は分からないが、手元にある新聞のテレビ欄のコラムだけみても紳助事件に関しては彼を擁護する発言である。芸能界の常識は世間の非常識ということなのだろうか。加害者、被害者の双方が認めているという鍵を掛けられた密室での出来事、これだけでも充分に異常です。

被害者の方が悪いという言説は、どこかイラクで殺害された香田さんや、イラクで拘束された人達へのバッシングにも似ています。それが芸能界のみならずメディアを支配する人々の考え方だとすると恐怖を覚えます。
2004年11月11日東京新聞
山田さんと云う方は吉本興業の芸人が出演する番組の放送作家をしているようですので、100%身贔屓の発言と考えるべきでしょう。彼女の仕事上の立場からも彼を批判できません。従って「言いたい放題」はあり得ない。


2004年11月14日東京新聞
、、交通事故と同じかよ、、

Posted by S.Igarashi at 10:47 AM

November 18, 2004

介護ビジネス

先週、11月12日朝刊の「リース会社所得隠し・追徴8000万円」の三面記事はプロ野球関係者の実兄が経営していたことをツカミに見出を構成していたが、こうした手法は事の本質を見失うように思われる。
家でもケア・マネージャーを仲介して、このリース会社から母の為に車椅子をレンタルしていた。レンタル料金の自己負担額は月に800円であるが、介護保険からは月に8000円がこのリース会社に流れる。車椅子はどう見ても安物、せいぜい2万円が良いところだ。それを今年3月に老人病院に入院するまでの自宅介護の間、一年以上に亙って借りていたのだから、そこだけ見れば美味しいビジネスである。しかし、それには多くの福祉施設やケア・マネージャーと通じ利権を確保しなければ成り立たない。隠した所得1億7千万円の内、どれだけ仲介手数料に使ったのか解らないが、これが介護保険制度に寄生する利権ビジネスの現実だろう。この三面記事を見ても「やっぱりねぇ!」と云うのが実感である。

Posted by S.Igarashi at 10:37 AM | コメント (0)

November 13, 2004

御御御付

この歳まで生きていて初めて「おみおつけ」を漢字で書くと「御御御付」となることを知った。昨夜深夜の日本語なるほど塾ゲストの井上史雄氏の解説によると、汁物を表す「付け」が丁寧表現の「御付」となり、更に「御御付」、そして「御御御付」と変化していった。こうした現象を「敬意低減の法則」というそうだ。僕が子供の頃を過ごした足立区では女性が「おみおつけ」、男性は「おみおつけ」か「おつけ」が一般的表現で、幼児語的表現では「おみよつけ」と言っていた。
小学生のとき八王子に引っ越してきて「味噌汁」という言葉を初めて聞いた。八王子は「おみおつけ」も「味噌汁」も、どちらも使われていた。しかし初めはこの「味噌汁」に違和感を覚え馴染めなかった。今でも「味噌汁」はあまり好きな言葉ではないが、全国区の一般的表現としては標準化しているので、文字にするときは「味噌汁」を用いている。何故、「味噌汁」が「御御御付」を押えて全国区に成ったのだろうかと考えると、テレビコマーシャルの影響ではないだろうか。「味噌」を宣伝するのには「御御御付」よりも「味噌汁」の内容を表す直接的表現の方が効果的だったと云うことだろう。

Posted by S.Igarashi at 11:22 AM

November 11, 2004

薮の中

青空文庫は著作権の消滅した作品と、「自由に読んでもらってかまわない」作品を揃え、利用に対価を求めないインターネット電子図書館だ。明治・大正・昭和(初期)の文豪の作品がテキストデータで読める。もちろん、芥川龍之介の作品もある。
「薮の中」黒沢明監督の映画「羅生門」の原作の一つである。映画は表題の芥川龍之介の小説・「羅生門」と、この「薮の中」を一つにしたものである。「薮の中」は殺害された夫、妻、盗賊、目撃者、の夫々の証言の違いをそのまま語り、結論は与えられていない。或る意味、メディアリテラシーのテキストのようでもある。傍観者の感情移入の差違によって結論は変化し、ぶれを伴う。

Posted by S.Igarashi at 10:06 AM

November 05, 2004

米国大統領選挙

米国大統領選挙が終わった。この先、四年間の事を考えると憂鬱でニュースを見るのも不愉快になるので、三日の深夜は教育放送の茂木健一郎の「クオリアで脳に迫る 〜脳科学〜 」とサッカー・UEFAチャンピオンシリーズを見ていた。昨日になって、その茂木健一郎氏のブログ・クオリア日記を見たら「ブッシュの再選で、こんなに気が滅入るとは思わなかった。」と書いてあった。世界中でどのくらいの人々がブッシュの再選で幻滅を感じたことだろう。嫌な予感はTBSのクルーが取材した福音教会派のテレビ伝道師を見たときに感じていた。選挙速報の赤と青で塗り分けられたアメリカの地図、あの赤い部分は今でも辺境(the frontier)なのだろうか。彼らのアイデンティティーは先住民を追い払った開拓時代とそれを正当化した宗教にあるのだろうか。

神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。そして、神の似姿として作られた、男女を次のように祝福された。 「生めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」創世記28節。
原理主義者に、このミッションは未だ生きているのか。

追記:週刊文春・先週号の清野徹の「ドッキリTV語録」で「、、他の外タレさんは、宣教(モルモン教)であったり、またCIAのプロパガンダ(?)であったりと動機に不純なものがあるが、カールだけは違う。もとより日本の文化に憧憬していたのだ。」、、、、とダニエル・カールを小泉八雲の再来と評していた。たぶん、CIAのプロパガンダ(?)とされたのは自称TVプロデューサーのD.Sのことだと思うが、僕は以前より、彼はCIAのスパイではないかと考えていた。ちなみにダニエル・カールはカナダ人だったと思う。

Posted by S.Igarashi at 02:00 AM | コメント (4)

November 01, 2004

約9万8000人

IraqBodycount.jpg
イラク戦争による民間人の死者数が10万人を超えたと云う記事があります。また、この記事に異議を唱えているグループもあります。その要旨は「戦争によって死亡リスクが1.5倍に増えたのだから3万人強という数字が適当な値であり、よって、この記事は正当性を欠いている。」と云うもので、狙いは市民活動家を揶揄することです。やはり、こうした誤解を招く要因がこの記事にはあります。それは「、、これをイラク全体で推計すると、新たに約9万8000人が死亡したことになるという、、、」と云う表現にあります。この「新たに」という表現による文脈の理解を読者に強いています。従って文脈をどう読み取るかで解釈に違いが生じます。(読解能力の低下という問題もありますが、)誤解を与えないように正確さを重んじるならば、文学的表現に頼らずイラクの平均的な年間死亡者数とイラク戦争後の年間死亡者数とを比較対象、検証するデータを示さねばいけません。それがメディアやジャーナリズムの使命です。

Posted by S.Igarashi at 01:44 PM | コメント (0) | トラックバック

October 21, 2004

セレブな人

大分前、土曜か日曜の午後あたりのダル〜イ時間帯のTVでヨーロッパのセレブな人達の暮らしぶりを紹介していた。全部は見ていないが、子育てと教育をどうするのかというレポーターの質問の所だけ、偶々見た。
セレブな若妻はレポーターの質問に答えて曰く「寄宿舎のある学校に入れます。」
オバカなレポーター「え〜、お子さんが可哀想じゃないですか。」
セレブな若妻「ええ世の中、理不尽なことも多く、自分の思い通りにはいきませんから、我慢することを理解しないと、人の上には立てません。」
日本のセレブな人達、堤さん、俄セレブな中内さんとナベツネさん、皆さん、我慢すること知らないみたいですね。もっともセレブな堤さんは晩年を塀の中で過ごすようになるのかなぁ、税金払わず転がし続けようとした報いなのかな。

晩節を汚したセレブな爺たちに取って代わろうとする、ヤンエグ(古い?)系セレブな人達もセレブな爺と似たり寄ったりですね。孫さん、三木谷さん、堀江さん、まぁ何でも欲しがりますね。そういえば、日頃、使っているソフトウェアのEudora もJeditも知らない間にライブドアの傘下に入っていました。

Posted by S.Igarashi at 09:05 AM

October 19, 2004

ポイントカード

今朝の東京新聞・TOKYO発にポイントカードってなんだ?<上>消費者の視点どこへと云う特集記事があった。私も昨年末のエントリー財布の中身で増え続ける「ポイントカード」について疑問を唱えたことがあった。東京新聞の記事は実際に消費者の利益に繋がっているのか多角的に検証しようという試みであろう。
先日もポイントカードで不愉快なことがあった。八王子スクエアビルの新星堂でCDを購入した際のことである。レジで支払いするとき、ポイントカードもあった筈と一緒に差し出すと、店員から有効期限が過ぎているので無効と言われた。畳みかけるように「お客様はどのような説明を受けていますか、、、、、発行日から一年までを有効期間、、、、」と、くどくど説明し始めた。あまりにも不愉快なので「こっちはポイントなんかどうでも良いんだ、勝手にそっちの好きなようにすれば良いだろう、それよりもサッサと会計を済ませてくれ。」と言った。
暫くして、件の店員がポイントカードを差し出し「本日から一年有効とさせて戴きました。」と言った。返却されたカードの裏面を見るとカードの有効期間は、最終利用日から一年と記されている。但し、レジカウンターにあるポイントカードの説明には、発行日から一年と書いてある。消費者からすれば正にダブルスタンダードである。利用規約を変更するならば、新しいカードに差し替えて説明責任を果たすべきなのである。なんて云うか、サービスを履き違えている。
東京新聞10月20日ポイントカードってなんだ?<中>進む上客優遇
東京新聞10月21日ポイントカードってなんだ?<下>還元商法 アキバの陣は?
東京新聞10月24日筆洗・「当店のポイントカードはお持ちですか」。何か買い物すると、

Posted by S.Igarashi at 10:29 AM | コメント (0) | トラックバック

October 15, 2004

訛り

昔話であるが、東京下町で生まれた子供は小学一年生に上がると、国語の授業の最初に江戸訛りを標準語に矯正させられる。つまり、ハ行とサ行をきちんと区別して発音することを指導される。それで小学生の間に江戸訛りを直すことが義務づけられのである。しかし、元「てんぷくトリオ」の伊東四朗ほど江戸訛りが酷くはないが、私の場合も江戸訛りが抜けきっていない。
時々、訳が判らなくなるのが、キーボードで日本語変換しているときである。匹敵を「しってき」とタイプして、なんで変換されないのだろうと暫く考えて、日本語入力が訛っていたことに気付いたりするのである。従って日本語変換がおかしいときは自分が訛っていないか、先ずは自分を疑うのである。

Posted by S.Igarashi at 09:20 AM | コメント (1) | トラックバック

October 12, 2004

遠隔操作?される大統領

ブッシュ氏、小型無線機で助言受ける? TV討論で疑惑と云うことですが、確かにこの写真の背中は異常ですね。米国ではもうこの疑惑を専門にウェッブサイトができているということですが、Bush と doubt でキーワード検索すると157万件もヒットします。ここから探すのはとても無理。
背中の膨らみが小型無線機だとすると、ホワイトハウスの小型化技術はたいしたことはなさそうですが、もしも、骨伝導スピーカーを使っていると考えると話は別です。肩甲骨をカバーしている辺りが、どことなく怪しく見えます。前回と打って変わって、司会者の制止を振り切っての熱弁にdoubt です。

Posted by S.Igarashi at 10:40 AM | コメント (2)

October 11, 2004

クマと水害

先月の四国地方山間部の土砂災害の空撮写真を見ると一帯が針葉樹を植林した山のように見えます。最近、増えている「月の輪熊」の出没、これは冬眠に備えて栄養補給するため、餌を漁って里に下りてくるようです。どちらも、戦後の農林政策による杉等針葉樹の植林振興による因果のように思えます。
子供の頃、伊勢湾台風が過ぎ去った後、近くの山に入って被害状況を見て回りました。(好奇心と遊び半分で、すげ〜、とか言いながら、)それで、倒木とか軽度の土砂崩れとか見られるのは、殆どが保水力を失った植林による針葉樹の山でした。
広葉樹林との比較に於いて、針葉樹林には昆虫が少なく、昆虫の好む食べ物がないし、ヒノキチオールとかの芳香成分が虫を寄せ付けないのかも知れません。咲く花も限られ、木の実も少ない、昆虫も小動物も少ない、人工的な針葉樹林によって食物連鎖が断ち切られてしまったのが、クマが里に下りてくる要因なのでしょうか。どうも、人の浅知恵による人災とも思えてきます。

Posted by S.Igarashi at 09:47 AM | コメント (0) | トラックバック

October 09, 2004

天才という括り

TVのチャンネルを替えていたら放送大学のユーザー・インターフェース関連の講座が画面に映った。講師が人間の特性について8の項目をあげていたのでチェックしてみた。
・きまぐれ。
・なまけもの。
・不注意。
・根気がない。
・単調を嫌う。
・のろまである。
・論理的思考力がない。
・何をするか分からない。
こうして見ると、全て自分にも当て嵌まる。

イチローがメジャー年間安打記録を塗り替えたことを、マスメディアは「天才」とか「神様」とか言うけれど、それは、きまぐれで、なまけもので、不注意な、根気もなくて、単調を嫌い、のろまで、論理的思考力もなくて、何をするか分からない自分たちとは違うんだとイチローを神棚に上げて。自分たちのきまぐれで、なまけもので、不注意な、根気もなくて、単調を嫌い、のろまで、論理的思考力もなくて、何をするか分からない、という人間の特性を正当化しようとする以外の何物でもないような気がする。それはイチローが自らの、きまぐれで、なまけもので、不注意な、根気もなくて、単調を嫌い、のろまで、論理的思考力もなくて、何をするか分からない特性を日々の努力の積み重ねで克服してきたことに対して失礼でもある。

Posted by S.Igarashi at 10:47 AM | コメント (0) | トラックバック

August 31, 2004

ムーアのジレンマ

先のエントリー華氏911で、この映画は彼の著書「アホでマヌケなアメリカ白人」のエピローグが映画制作の動機付けとなっていると書いた。それはムーアが2000年の大統領選で緑の党ラルフ・ネーダー候補の陣営で選挙運動に参加したため、民主党の票がラルフ・ネーダーに流れ、ブッシュを当選させることに繋がったと『全ての責任は自分(ムーア)にある』と述べている。だから、是が非でもブッシュをホワイトハウスから追い出せねばならない、と云う事である。

ムーアとラルフ・ネーダーの関係も複雑である。元々、ムーアはラルフ・ネーダーのオフィスで働いていた。しかし、次第にムーアが映画作りをするようになり、それを快く思わなかったラルフ・ネーダーからオフィスを追われることになる。しかし、2000年の大統領選でラルフ・ネーダーから選挙の応援を頼まれる。そのとき、ムーアはゴアの応援をしようと心に決めていたが、どちらかを選ばなければいけない、そこでムーアはゴアに手紙をしたためたが、ゴアから届いた型通りの返事に落胆し、かっては世話になったことのあるラルフ・ネーダーの応援にまわった。それでも、ムーアはラルフ・ネーダー陣営にいながら、ゴアに投票するよう訴えていた。
民主主義は多様な考え、マイノリティの意見が尊重されてこそ意味がある。米国でも二大政党制に疑問を抱いている人たちは大勢いるが、それらのリベラルな考えを持つ人は民主党の支持層とダブってしまうのである。先の大統領選のように全体得票数ではゴアがブッシュを上回っていたにも関わらず落選するなど、米国の選挙制度も日本と同様に欠陥だらけである。

爆笑問題が斬る!マイケル・ムーアの“アホでマヌケなアメリカ白人(1)”
9月10日(金)2:25〜3:40(9/9の深夜) テレビ東京  Gコード(9683565)
爆笑問題が斬る!マイケル・ムーアの“アホでマヌケなアメリカ白人(2)”
9月11日(土)3:10〜4:30(9/10の深夜) テレビ東京  Gコード(2847904)
木曜洋画劇場【特別企画】
ボウリング・フォー・コロンバイン BOWLING FOR COLUMBINE
テレビ東京 9月16日(木) 午後9:00〜11:24

Posted by S.Igarashi at 01:39 PM | コメント (1) | トラックバック

August 27, 2004

クロネコの意見

8月26日付け朝刊にクロネコヤマト意見広告が掲載されていた。
例のローソンからの一方的契約解除に対するものである。その意見広告の見出し部分だけ書き出してみた。

クロネコヤマトは変えません。
宅急便をご利用のみなさまへ。
残念ながら、クロネコヤマトの契約がうち切られました。
みなさんはクロネコヤマトのわがままと思われるかもしれません。しかし。
日本郵政公社は独占事業であげた利益をもとに競争しようとしています。
クロネコヤマトは日本郵政公社との競争に賛成です。ただし、公正ならば。
クロネコヤマトはお客様に支えられてはじめて存在できる民間企業です。

かって、クロネコヤマトは山梨の地を走り回ることを許されていなかった。何故ならば、そこは当時の自民党のドン・金丸信の地元だったから。宅急便というビジネスモデルを開発したクロネコヤマトは運輸省にとって政治家や官僚の言いなりにならない目障りな企業の代表であった。
クロネコヤマトが山梨の地を自由に走れるようになったのは金丸信がクロネコヤマトの競争相手・佐川急便から巨額の資金を不正に受け取っていたことが発覚し議員辞職、数年後には脱税容疑で逮捕される等で、これ以上、クロネコヤマトを不当にいぢめる理由がなくなったからである。
ヤマト運輸、民業圧迫訴え 新聞全面広告で「対決宣言」

Posted by S.Igarashi at 10:11 AM | コメント (3) | トラックバック

August 16, 2004

オリンピック報道の影に/2

為政者が政治から国民の目を遠ざける手段として、スクリーン、スポーツ、セックスの三つのSを使う。これは高校の倫理社会の教諭の口癖でした。名前も忘れましたが、この教諭は、端から生徒を小馬鹿にした態度が丸見えで嫌な奴でした。
そう云えば、ナベツネのオーナー辞任騒ぎも、オリンピック報道と週刊誌の夏休み休刊中に合わせるようで胡散臭いですね。
この人はまたこんなことを放言、ただ政治的に利用しているだけで、これまた胡散臭い。
靖国 8・15ルポ
鎮魂の夏2004 記憶 20代記者が受け継ぐ戦争
戦前と同じ空気に危機感  元日本兵恩給拒否のワケ
幻の雑誌『兵隊』 60年ぶり復刻

Posted by S.Igarashi at 01:43 PM | コメント (1) | トラックバック

August 10, 2004

打ち水大作戦

uchimizu2004.jpg

東京新聞8月10日付け朝刊100万人のハートで送る打ち水の涼風
日本水フォーラムの企画による打ち水大作戦2004が8月18日から25日まで作戦実行される。
行水、打ち水、風鈴、縁台、葦簀、昼寝、、、、、zzz

Posted by S.Igarashi at 09:49 AM | コメント (2) | トラックバック

August 07, 2004

ボーン・イン・ザ・USA

昨日、Sanspo.comにB・スプリングスティーン、ブッシュ政権を批判の記事が掲載された。記事には【スプリングスティーンの代表作「ボーン・イン・ザ・USA」は愛国的な“米国賛歌”として知られ、、】とあるが、この記者は「ボーン・イン・ザ・USA」をよく聴いたことがないのだろう。先ごろ亡くなったレーガン元大統領も「ボーン・イン・ザ・USA」のサビのリフレインだけ聴いて“米国賛歌”と勘違いして、ロック界からお笑い者にされた。米国で一番汗臭いロックシンガーの一人である、B・スプリングスティーンは米国の繁栄から取り残された人々をテーマにした曲が多い。「ボーン・イン・ザ・USA」もその中の一つだ。米国の繁栄から取り残された町に生まれた男が、罪を犯し、刑務所に入るかわりに、ベトナムに行き黄色人種を殺してくれば、罪を許される。国家の命令に従い、任期(刑期)を終え帰還しても、働く場も何もない、出口も見つからない、そんな男を唄った歌だ。
「ボーン・イン・ザ・USA」はアメリカンドリームを夢見て自由の国アメリカに移民した人々を祖先に持つ人々を唄っている。しかし彼らはアメリカに生まれてしまった為に新天地を求めて移住することも許されていない、彼らは祖先と違い予め選択肢を奪われてアメリカに生まれたのである。そう単純に“米国賛歌”とは言えない内容がある。
1985年のコンサートで戦争批判の曲【WAR】を唄う前にスプリングスティーンは若者に向かって「よく考えて、行動しろ、指導者の言いなりになるな、殺されるぞ!」と言っている。

日刊スポーツの記事がサンスポよりもスプリングスティーンを理解しているようだ。
スプリングスティーンも打倒ブッシュ
朝日新聞
B・スプリングスティーン、米政権交代求めるコンサートに参加ヘ

Posted by S.Igarashi at 10:36 AM | コメント (0) | トラックバック

July 29, 2004

ナチズムへの道

東京新聞2004.07.29『人格』より『人材』づくり ヒトゲノムで選別も?

内閣府主催の「教育改革タウンミーティング」で政府側出席者から「国民の質を高める」こんな発言が繰り返されているという。「ヒトゲノム」の活用も視座においた発言である。
政府側出席者は以下の四名
河村建夫文部科学相
中央教育審議会・鳥居泰彦会長
経済同友会・北城恪太郎代表幹事
日本科学未来館・毛利衛館長(宇宙飛行士)

つまり、国民の遺伝子情報を国家が管理支配すると云う構想である。生まれ持った遺伝子によって人の一生が国家によって決定される。まぁ、SF映画の一つのパターンが現実味をおびてきたということだろう。
これも「人は何故生きるのか」と云う哲学的命題を置き忘れたままの審議で年金問題と同様に国民総奴隷化構想の一環で、個を否定して国家が全てを支配する国家主義の台頭であろう。

学生:「哲学や思想を学んで、そんなもの一体何の役に立つんですか?」
教授:「おまえのような馬鹿を作らないためだ。」

昔から言われ続けてきた「分相応な生き方」とは、自分の力だけでなく自然の恵みや他力によって生かされていることを認識して、他者の権利を奪うことなく共存して自律的に生きることで、上から押し付けられるものではない。

Posted by S.Igarashi at 10:41 AM | コメント (0) | トラックバック

July 23, 2004

34427+7702=42129

昨年一年間の全国の自殺者数と交通事故死者の数である。つまり毎年、小都市の市民が忽然と消えるに等しい。これだけの数字であるから決して他人事では済まされない、近隣の住人や友達の事務所の所員、等々、統計の数値に顔見知りまで含まれている。ちなみに靖国神社に合祀されている戦死者と比較すると、日清戦争(1894/08〜1895/04)の13,619人、日露戦争(1904/02〜1905/09)の87,983人と戦死者にも匹敵する数値である。
自殺者の増加は韓国でも社会問題視されている、昨年と今年の朝鮮日報の記事を読み比べると日本と同様に深刻である。逆に自殺者が少ないのが、ギリシャ、ポルトガル、イタリアと、キーワードが地中海、ラテン、そしてケ・セラ・セラ〜♪、宗教的にカソリックとギリシャ正教は異なるが共通するキーワードにイコンがある。
東京新聞2004/07/23自殺者最多の34427人
朝鮮日報2003/07/251日36人が自殺 1年で2倍に
朝鮮日報2004/06/04韓国の自殺増加率、OECD加盟国で1位
中央日報2004/06/04韓国の自殺率、OECDで4番目
朝鮮日報2004/06/04また漢江投身自殺 今度は坡州市長

追記:高島平団地に住んでいた頃、団地が自殺の名所としてメディアにセンセーショナルに取り上げられ、その為自殺者が増えたことがあります。その後、外部者の進入可能な外廊下や外階段にはフェンスが設けられ自殺者は激減しました。私も一度だけ現場に遭遇したことがありますが、事情はどうあれ嫌なものです。それに団地に住んでいるというだけで、「あ〜あの自殺の名所の、、」というリアクションにもウンザリでした。

Posted by S.Igarashi at 09:41 AM | コメント (3) | トラックバック

July 08, 2004

言うたらあかん

言うたらあかん:その1
アトランタオリンピックの前だから、既に8年以上は経っている。アトランタオリンピックを前にして夕方のニュース番組の枠内で、柔道のヤワラちゃんこと田村亮子(当時)が、TBSの筋肉系アナ・安東弘樹のインタビューに応えて、こう言った。「歴史とは勝者の記録です。」誰かの入れ知恵だろうが、正に言ってはいけないことを彼女は言ってしまった、とその時思った。この言葉は、全ての文学、芸術、そして民主主義の全否定であり、独裁者が最も好む言葉でもある。アトランタオリンピックの結果は「勝利の歴史を刻むこと」このミッションを将軍様から受けた北朝鮮選手に敗れた。

言うたらあかん:その2
1995年の経済界の賀詞交換会でダイエー会長中内氏(当時)がTBSの有村かおりアナ(当時)のインタビューに応えてこう言った。「これからはコンピュータとパートタイマーがいればよい、能力のない社員は切り捨てる。」そして、一週間後に阪神淡路大震災が起きた。

Posted by S.Igarashi at 08:29 PM | コメント (2) | トラックバック

July 07, 2004

合衆国独立宣言

金平茂紀氏のホワイトハウスから徒歩5分に掲載の7月4日の記事[独立記念日にフィラデルフィアで独立宣言を読む]がとても面白い。大英帝国と合衆国との関係を、そのまま合衆国とイラクの関係に置き換えると。

Posted by S.Igarashi at 10:01 PM | コメント (0) | トラックバック

June 04, 2004

May 14, 2004

アナログな朝

analog01.jpg
ここ最近、一日の初めにテレビを消してアナログレコードに針を落とすことにしている。オーディオ機器も80年代に買い替えたもので既に20年は経っている。こんな普及型のレコードプレーヤーでさえもマニュアル式の場合、トーンアームはそれなりの精度とメカニズムを有している。時々は針飛びも起こすがLPレコード片面20分、空間を占める空気と時間の流れが変わるのを感じる。

LP:Chick Corea & Gary Burton Lyric Suite for sextet / 1982/9

Posted by S.Igarashi at 09:35 AM | コメント (0) | トラックバック

April 25, 2004

バトンルージュの記憶

東京新聞4月24日夕刊・社会面に「服部君射殺 12年前も自己責任論・イラク人質事件で悪夢再び」の記事。12年前、米国バトンルージュでハローウィンパーティの当日、射殺された留学生服部君の母・美恵子さんが当時を振り返りインタビューに答えている。美恵子さんの元に全国から寄せられた手紙は励ましだけでなく、批難・中傷の手紙も多く含まれていたと云う。曰く「米国は銃社会、、、、、殺されて当然、」そうした手紙だけでなく無言電話にも苦しめられたと云う。

以下、美恵子さんの人質とその家族を思いやる言葉を引用。
「息子は死んでしまったけれど、あの方々は矢面に立っても生きていかなければならない。だからこそ、余計に人の心が悲しくなる。苦しむ人の立場を考えない人が増えたのでしょうか。ならば、どうしてそうなってしまったのでしょうか。」

先日、NRA・全米ライフル協会の大会でチェイニー副大統領が演説している姿をテレビでみた。
イラクで殺されたイタリア人の人質は銃を持っていたと云う。銃は身を守るものにならない、米国でも自分の銃で射殺される人の数が多いと云う。

Posted by S.Igarashi at 04:05 PM | コメント (0) | トラックバック

April 23, 2004

三菱村

二週間前の下書きをそのままにしていたら、とうとうダイムラー・クライスラーは三菱自動車への支援を打ち切ってしまった。結局、三菱自動車は顧客満足度を一度も真剣に考えた事がなかったとしか思えない。昔あったデボネアという車、あれは三菱グループの重役の為に作った車で、ほとんど手作りで自重は2トンを超え、製造原価は販売価格を遥かに上回るという話を聴いた事がある。そうした因習とかが過去において許されていた会社ではダイムラー・クライスラーに逃げ出されても仕方ないが、日本経済へのダメージは大きい、こうした場合の経営者の自己責任はどうなるのだろうか。

4月8日の東京新聞「特報欄」で三菱ふそうのタイヤ脱落問題 2つの責任について、何故、三菱自動車、三菱ふそう等の三菱グループ内で隠蔽体質があるのか言及している。

三菱グループと云えば60年代後半に東京海上火災が本社ビルを超高層ビルに建て替えようとしたとき、三菱地所をはじめとする三菱グループ企業が超高層ビル建設の反対運動を画策し、皇居前の美観論争までに発展させた。丸の内界隈は三菱村と言われるくらい、三菱グループの企業で構成され、不動産も丸ビルに代表されるように三菱地所の所有物件で占められている。結局、美観論争も丸の内地区での超高層ビル建設を東京海上火災に出し抜かれ、一番になれなかったことにたいする逆恨みか。丸ビルも超高層に建て替えられた今となっては、あの美観論争っていったい何だったのだろう。

Posted by S.Igarashi at 08:51 PM | コメント (0) | トラックバック

April 17, 2004

パウエルの発言

昨日のTBSニュース23でパウエル長官がTBS金平特派員のインタビューに答えてこう言った。「日本はあの三人を誇りに思って良い。」
米国の民主的サイドは彼らのように自分の意志で困難な状況に立ち向かいボランティア行為をする人々は尊敬の対象になるということである。この発言は、朝日新聞のサイトに掲載されているルモンドの記事に似ている考え方だ。仏紙が3邦人の行動を弁護
尤も、米国政府内のパウエルは自衛隊派遣の継続を支持している訳であるが、そうした立場の人間ながら懐の深さを感じる発言である。それに比較すると我が国の宰相はなんと傷口に塩を塗り込むような発言しかできないのである。まったくケツの穴が小さい小心者である。

JMM『from 911/USAレポート』 第141回この冷泉彰彦氏のレポートは今日だけの掲載です。

以下、東京新聞「こちら特報部」の記事にリンク
『地球の歩き方』片手に自分探し派
『小泉言語』混乱に拍車
新生イラク軍にみる主権移譲のまやかし
イラク邦人人質の遠因? 米国の“ポカ”

Posted by S.Igarashi at 02:26 PM | コメント (0) | トラックバック

消えゆくGS

30年以上前でこのタイトルならグループサウンズを指していたけれど、ガソリンスタンドの話です。
先月のこと、いつものように給油しようとガソリンスタンドに立ち寄ろうとしたら閉まっていた。その日はそのまま給油しないで家にそのまま戻った。翌日、再び立ち寄ったら、工事用の仮設フェンスで入り口がふさがれ、工事業者が電飾看板を取り外していた。高尾周辺の甲州街道と町田街道に面するガソリンスタンドで閉店したのはこれで何件目だろう。
GS04jomo.jpg
先月閉鎖された町田街道に面したJOMO、家から歩いて行けて一番近いGS、給油するのに歩いては行かないけどね。前面道路の朝の渋滞は甲州街道まで続く。向かい側には佐藤製薬八王子事業所がある。

GS03shell.jpg
知らない間に閉店になっていたシェルのGS、紅葉台入り口交差点近くの町田街道に面してる。朝は甲州街道から舘ケ丘団地入り口まで渋滞する。

GS02esso.jpg
甲州街道に面して、最近までエッソのGSがあったところ。町田街道があきる野市に抜ける高尾街道と繋がったことで、それまで甲州街道を迂回していた車の流れが、潮が引くように少なくなってしまった。ここは跡地利用計画があるようだ。

GS01idemitu.jpg
ここが高尾駅に一番近い出光のGSだったところ。高尾周辺では最も古くから営業していた、昔は家でも専用カードの月末払いでここで給油していた。この辺りの交通量のピークは中央高速が開通するまでの時代であろうか、このGSが一番先に廃業した。

景気が回復傾向にあるという報道はどの国の事だろうか、しかしGSも乱立されて過当競争もあるし、交通量の変化とか立地条件も時代ととも変わりますね。写真を撮ってみて気付いたのはGSが廃業すると一番先にすることは石油会社のロゴを外すことなんですね、それでもコンクリート塀のテーマカラーで解ってしまうメーカもありますね。JOMOはテーマカラーまで塗りつぶすという徹底ぶりです。企業イメージが問題なのでしょう。

Posted by S.Igarashi at 11:45 AM | コメント (0) | トラックバック

April 11, 2004

クリティカル・シンキング

1999年12月11日のメモから

先日、解剖学者・養老猛司の「学問の格闘」という日経サイエンスでの対話を一冊にまとめた本を買った。その中で認知心理学を専攻している菊池聡との対話「超常現象を信じる人、」でクリティカル・シンキングという言葉が出てきた。日本語では批判的思考と訳されるが、何かにケチをつける意味ではない。心理学的に見て錯誤が起こりやすい状況があることを認識し、できるだけ仮説は仮説としてものごとを捉え、正しく因果関係を判断する姿勢を身に付けようということで、ものの考え方の技術ということである。

大野晋の岩波新書「日本語練習帳」に「思う」と「考える」の違いについての記述がある。「思う」が一つの事柄に対する心の動き示す言葉であるのに対して「考える」は複数の事柄に対する心の動き示す言葉であるという意味の事を書いている。
つまり「恋人を思う」は恋しい人の事で脳が占有されている状態であるが、「恋人を考える」では何か他の対象物と比較して起こる心の働きである。

「思いすごし」「思い込み」と「考えすぎ」の違いも、「思う」と「考える」の違いの意味を考えると良く理解できる。

学生の提出課題を見ていると「思い込み」と「考え不足」が多いことに改めて考えさせられる。

Posted by S.Igarashi at 02:17 PM | コメント (0) | トラックバック

April 01, 2004

April fool

この日ばかりは「嘘つきは泥棒のはじまり」と大人に窘められなくてもすむので、子供の頃は競って他愛のない嘘をついたものだった。
大人になってみると、世間は欺瞞と虚構に満ちているので、改めて嘘をつく気にもなれない。いや、既に自分自身、嘘をついていることすら意識しなくなったのかも知れない。
そのうち、「April fool」この日だけは嘘をつかずに、馬鹿正直に一日を過す日になるかも知れない。多くの人にとって、きっと辛い一日になるだろう。

 東京新聞

Posted by S.Igarashi at 11:03 AM | コメント (0) | トラックバック

March 24, 2004

馬鹿のフェンス(壁)

馬鹿のフェンス、カーブした道路の見通しを悪くするだけで全く意味のない代物、税金の無駄使いの見本でもある。

何故、馬鹿のフェンスが設けられたのか一応の理由はある。それは、ある不幸な出来事と役人の事なかれ主義によってなされたことだが、馬鹿のフェンスによってそれが交通障害になることを予測できないのが役所の馬鹿の壁ということである。

馬鹿のフェンスが設けられことになった、ある不幸な出来事とは住民の一人(中高年男性)が家で酒を飲んでいて、わざわざ表に出て河川(水路)に向かって立ち小便をしていて、誤って転んで、その勢いでガードレールを越えて河川に落ち、翌日発見された時には息絶えていたという事故である。こうした事故が度々起こるとは考えにくい、極めて稀なケースである。それでも河川に落ちないようにするならば成人男性の重心よりも高い位置に手すりがあればよく、鋼管パイプをガードレールの上に設けるだけでよいことである。それだけならば道路の見通しに支障をきたすこともない。

水路側から見るとこうなっている。昔は夏になると蛍が飛び交っていたが、コンクリートで固められ、蛍もトンボのヤゴもサワガニも全て絶滅した。

Posted by S.Igarashi at 11:35 AM | コメント (0) | トラックバック

March 10, 2004

東京大空襲

夕刊一面に東京大空襲から59年・女性の死 途絶えた慰霊祭という記事があった。イラク復興への戦力提供の当事国となった今年はメディアの対応も心なしか、こうした記事を取り上げることが少ないように思われる。夕方のニュースでは福田官房長官が防衛庁の省への昇格を当然のごとく述べている。今日の新聞のテレビ欄のどこを眺めても1945年3月10日の「東京大空襲」を特集した報道番組がない、ニュースステーションも筑紫哲也NEWS23もNHKニュース10も揃って「東京大空襲」の文字が見つからない。たった一晩の空襲で市民10万人が犠牲になったのはヒロシマ以上の大量虐殺といえるのである。
噂の真相休刊号で辺見庸が体制批判派のようなポーズをとりながら権力(メディア)べったりの筑紫哲也を批判していた。右翼よりも質が悪い、正に同感です。

Posted by S.Igarashi at 04:43 PM | コメント (0) | トラックバック

February 17, 2004

記念品と云う無駄


昨年、一度も国民健康保険を使わなかったと云うことで市から記念品が届いた。そういえば昨年も何か送ってきた。包みを開けると練り歯磨きと歯ブラシのセットだった。市長からのどうでもよい挨拶文も一緒だ。毎度のことながら、こうしたものを送られると余計なことを考えてしまう。一つは市の関係部署と業者(京王百貨店)との関係である。業者指名が特命なのか入札なのか、そこに情実が絡んでいないか、誰に商品選択の決定権があるのだろうか、良く解らないが利益を得る者はいるのだ。もう一つはこの記念品が飴とムチの飴であるとすれば、もういい加減に止めればと思う。こうした制度が残っている背景には医者に掛からないで国民健康保険だけ払っているのは取られ損だとする考えがあるからだろう。保険制度は昔の無尽講のようなもの、お互い様である。無駄は省くべきである。

Posted by S.Igarashi at 11:00 AM | コメント (0) | トラックバック

February 16, 2004

地上げの時代・昭和も遠くなかりけり


東京人3月号(200号記念)の特集「東京からなくなったもの」を見て、頭に浮かんだ言葉が「地上げ」である。「地上げ」と云う言葉が一般化したのは80年代からであろう。辞書で「地上げ」を検索してみたら電子辞典の「大辞林」にもアナログの新明解国語辞典第五版にも出ていない、「地上げ」なんてヤクザが使う下品な言葉は格調高い新解くんには相応しくないのだろう。それなのに新英和・和英中辞典には「地上げ」が出ている。不思議だが何故か納得できた。日本が不動産バブルで浮かれる、その前にはアメリカも同じように不動産バブルが起こりトランプ・タワーのトランプ氏が時代の寵児として持て囃される時代があった。同時代のニューヨークを舞台にしたテレビドラマ「刑事コジャック」では度々、マフィアと「地上げ」が絡んだテーマでドラマが作られていた。だから、日本ででヤクザが「地上げ屋」に進出した話を聞いて、真っ先に思い出したのが「刑事コジャック」のことだった。日本のバブルがアメリカのそれよりも質が悪いのは「地上げ屋」に資金援助したのが大手銀行だったということだ。そのツケが廻り廻って公的資金援助となって国民が支払わされている。しかし「地上げ屋」とグルになって悪事を働いた輩が誰一人ブタバコに入っていないことの方が大問題である。
特集「東京からなくなったもの」の、95人の執筆者のコラムの一つ一つの内容は共感をおぼえ、納得できるものが多い、しかしそれが特集全体となると「ノスタルジー」として括られている。結局、同じ雑誌の小特集で「2004年、都心大変貌地図」と称して再開発プロジェクトの特集を組んでいるが、そこに批判的な精神は微塵もない。つまりは大特集「東京からなくなったもの」は前座で、真打ちが「2004年、都心大変貌地図」なのである。「東京からなくなったもの」を「ノスタルジー」として葬り去る為の仕掛けのような気がする。云わばガス抜き効果。

Posted by S.Igarashi at 11:05 AM | コメント (0) | トラックバック

February 14, 2004

茶色の朝

今日(2004年2月14日)の東京新聞朝刊に「フランス寓話が問いかけるもの」というタイトルで「Matin Brun(茶色の朝)」が紹介されていた。茶色はファシズムの象徴、「ファシズムの危険は市民の事なかれ主義に潜む」とある。

ベンヤミンによれば、ファシズムの美学は「偽りの古典主義的調和、有機的全体主義、社会的矛盾の虚位の妥協と統合」であるとする。これは明治政府が確立した国体思想にそのまま当て嵌めることができる。大東亜戦争の敗北を軍部と軍国主義者の暴走と責任転嫁する考えもあるようだが、尊王攘夷思想を核とした明治維新以降の日本の近代化はファシズムへの道を歩むことを始めから余儀なくさせられていたのである。

Posted by S.Igarashi at 12:46 PM | コメント (0) | トラックバック

February 05, 2004

ベトナム帰還兵の証言

今朝(2月5日)の東京新聞朝刊・こちら特報部は「ベトナム帰還兵が語る 本当の戦争」だ。元海兵隊員アレン・ネルソン氏の証言が語られている。1月15日付けの東京新聞では「イラク駐留米兵の自殺増」と云う記事があった。
陸上自衛隊がイラクに派遣された以上、この記事は他国の事ではなくなる。外務省職員がイラクで殺害された件に関しても、政府は事件の真実を明かさないでうやむやのまま葬ろうとしている。そしていま、陸上自衛隊は情報管制下におかれている。

数年前にベストセラーになった「平気でうそをつく人たち」の作者・M.スコット・ペックは1963年から1972年まで米軍所属の精神科医であった。多くのベトナム帰還兵の治療体験から「平気でうそをつく人たち」の第五章「集団の悪について」ではソンミ村虐殺事件を取り上げている。

米国民主党の大統領選候補者指名争いで一歩リードしているケリー氏はベトナム帰還兵から一転してベトナム反戦運動に身を投じている。

地獄を見た人たちが平和を訴えるほど確かなものはない。もう小泉純一郎の絶叫は見たくも聞きたくもない。

「国際政治は複雑だという点を、先生がもっと教えるべきだ」と小泉純一郎が教育関係者や子供たちを恫喝していますが、2月7日付けの東京新聞はこの問題を追及イラク派遣 首相発言に学校は…、、これで益々、メディアリテラシー教育の必要性を感じます。

国会中継を見ると、戦争オタクのバカボン・石破のソフト答弁戦略に野党は翻弄されたりして、まったくだらしないですね。

バカボンのパパははっきり「参戦の反対なのだ!」と言ってます。

Posted by S.Igarashi at 02:43 PM | コメント (1) | トラックバック

January 30, 2004

基本特許

中村教授と日亜化学工業との間で争われていた裁判が結審して200億の支払い命令が裁判所から申し渡されたけれど、日亜化学工業(株)のサイトには「404特許裁判について」と
404特許訴訟の判決についてのコメント」というコメントが掲載されています。
往生際が悪いと云うか「当社は404特許の寄与率は0であると確信している。」なんて書いてあります。この404特許が青色発光ダイオードの基本特許になっている訳でしょうが、これって自分の会社の基本特許を全否定していることになるけれど、いいのかな、こんなこと言って。

Posted by S.Igarashi at 11:52 PM | コメント (4) | トラックバック

January 27, 2004

故人の意志

テレビを見ていると亡くなった俳優や有名人がコマーシャルに出演していることがある。最近、頓に目立つのは夏目雅子や石原裕次郎である。そこで、故人の意志はどうなっているんだろうと疑問に思えてしまう。きちんと故人が遺志を伝えてあればまだしも、そうはとても考えられないケースの方が多いような気がする。冥土に旅立った者をいつまでも俗世界に縛りつけ稼がせているように思え浅ましい。亡くなった俳優に会いたければ彼らの残した作品を見れば良い、幾らCGの技術が向上しているからと云って、それらを編修改竄して、故人の意志と異なる編修するのは如何なものか。
何年か前に手塚治虫が彼の生み出したキャラクターのお茶の水博士と共に某社の車のCFに出ていた。手塚治虫は自分の作品を再版するときは新たに書き直し、そのまま復刻再版することを許さなかった人である。手塚治虫が亡くなった後に、コレクターアイテムであった初期の作品の宝島やロストワールドの復刻版が挙って出版された。故人の意志(遺志)がどうなっているのか知る由もないが、何か割り切れないものだけが残った。
昔のスイングジャーナルのコラムでニューオリンズの「名物遣り手婆さん」の逸話を読んだことがある。僕の曖昧な記憶によると、彼女はホンキートンク(安酒場兼売春宿)の生き字引的存在で彼女自身売春婦でもあった。多くのライター等が彼女から半生記を聞き出そうと試み断られた。理由は「あたしが死んだら、あたしのブックは閉じられるのさ、死んでまで博物館の展示品になるなんて、まっぴらだね!」

Posted by S.Igarashi at 10:45 AM | コメント (0) | トラックバック

January 22, 2004

CD-ROMのリサイクル

ボンダイブルーのiMacが初めてリリースされたとき川崎和男氏がMacPower誌上でiMacを酷評されたことがある。その後のG3、G4も酷評しポリタンクと揶揄していた。特に川崎和男氏は、それらの筐体がポリカーボネート樹脂で作られていることを問題視していた。ポリカーボネート樹脂はその成分にビスフェノールAが含まれていることから環境ホルモンの容疑のある素材である。特に食器、なかでもポリカーボネート哺乳瓶の安全性を問題視する人は少なくない。
iMacの批評で、ポリカーボネート樹脂をやり玉に上げていた川崎和男氏であったが、何故かいつの間にかトーンダウンしてポリカーボネート樹脂について言及することを止めてしまった。その真意は計りかねるが、川崎和男氏が連載を受け持っているMacPower誌には毎月付録でCD-ROMが付いてくる。そのCD-ROMの素材はポリカーボネート樹脂である。つまり、環境ホルモン云々を問題視していた記事を載せていたマスメディアがポリカーボネート樹脂を大量にばらまいている当事者でもあった訳である。

建築素材としてポリカーボネート樹脂の使用は、僕の記憶の限りでは1960年代の後半に三菱のユーピロン硝子の名称で銀座四丁目角の交番の窓ガラス、つまり防弾硝子の用途で使ったのが、最初の頃だと思う。Googleで検索した結果、ユーピロン硝子の名称は現在では使われていないようだが、ユーピロンの商標は三菱エンジニアリングプラスチックが保有し、商品名はユーピロン・シートとなっている。

何かの展示会でポリカーボネート樹脂による中空シート「ツインカーボ」を販売している旭硝子にリサイクルや環境対策について伺ったところ、現場加工は原則禁止、工場で施工図寸法に合わせて裁断してから現場に発送し、自社製品に関して建築廃材になった場合は回収してプラスチックのビスなどに再利用しているとのことである。それでも、ゼネコンや解体業者に環境に対する配慮がなければ、それらの回収もままにならない事は予想される。

建築解体の場合は大量の廃材がでるので目に付きやすいが、常々、雑誌や書籍の付録のCD-ROMがどれだけ利用されているのか、見もしないで破棄される可能性はどのくらいあるのか疑問に思っている。僕も出版社の要望で自著にCD-ROMを付けていたことがあるが、既にその必要性はなくなったと考えられるので止めてしまった。僕自身も雑誌のCD-ROMの処分に困っている。CD-ROMを何か再利用できればよいのであるが、情報の鮮度が落ちれば使い道のなくなる代物である。

同じようにCD-ROMの処分に困っている人はいるようでCDメディアのリサイクルビジネスショー辺りでも話題になりつつある。
それよりも、より環境負荷の少ないCDメディアも考えられている。こちらはトウモロコシ1本からディスク10枚が作られると云うことである。
もう、そろそろゴミにしかならないようなCD-ROMを雑誌の付録にするのは止めたほうが良いと思うのだが、如何なものか。
スーパー店頭の発泡トレー等の回収ボックスやコンピュータショップ店頭のインクカートリッジ回収ボックスのように、書店やレコード店、コンピュータショップの店頭に不要になったCD-ROMの回収ボックスを設けてもらいたいものである。システムさえあればリサイクル可能なのである。

Posted by S.Igarashi at 02:33 PM | コメント (1) | トラックバック

January 15, 2004

想像して下さい

数年前のこと、私が仕事で家を空けるときに老いた母(介護認定3度)を介護保険制度を利用して、介護施設のディサービスに預けられないか、とケアマネージャーに相談した結果、近くの介護施設を紹介され、母を伴いその施設に面談に出掛けることになった。紹介したケアマネージャーは他の用事で同行できず、我々だけで面談することになった。
カウンセリングルームに通された私たちに対して、その介護施設の女性係員が最初に発した言葉は次のようなものであった。

「施設内でお母さんに何か事故があっても、当施設を法的措置に訴えないという誓約書を書いてくれないと、預かることはできません。」と言われた。
最初から免責事項の確認から説明が開始された。次にディサービスについての説明が始まった。
「送迎については施設のマイクロバスで行いますので、ご自宅にバスが到着する前に道路まで出られて送り迎えして下さい。」一方的である。
そして「お預かりする時間は、9時から10時の間に迎えに伺い、3時から4時の間にお送りいたします。」
まるで、幼稚園である。私が望んでいるのは、どちらかといえば保育園である。私が「例えば、送迎はこちらで行いますから、時間をもう少し早くしたり、或いは5時か6時くらいまで預かってもらうことは出来ないのでしょうか。?」と尋ねると、にべもなく「それはできません。」と全否定された。
それから、食事のこと、おやつのこと、着替えのこと、なんたらかんたら、と細々したことの説明。そして、「最初にお預かりする場合は、集団生活に馴染めるか分かりませんので痴呆老人グループの日に入ってもらいます。」
それから、いちおう、母を伴って施設内を一通り見学させてもらい帰宅したが、条件も合わないし、それ以上に施設の高飛車な態度にむかつくし、ケアマネージャーを通して断ることにした。

それから暫くして、新聞に「介護施設の見直し」という記事が掲載されていた。内容は問題のある施設は介護保険制度の適用から除外するというものだった。

それから、数日後、件の施設の私たちが会った担当者から電話があった。「まだ決定されてないようですが、是非、お母様と一緒に一度施設を見に来て下さい。」
その電話で私は思わず、目が点となり、ひたいからサァーっとスダレが掛かってきたが、「あの〜、先日は母も一緒でしたけれど、あなたが何か質問していた相手はいったい誰だったのですか、、」と答え、もちろん、その電話でお断りした。

テレビ番組か何かで、良い介護施設を選ぶときの条件をあげて、先ず第一に「玄関が立派すぎる施設は避けよ。」と言っていたが、その施設はまさしくその条件にぴったりであった。玄関ホールとロビーは広く閑散とし、一見して老人介護施設ということは分からない。つまりは、外部からそこで何が行われようとも誰の目にも止まらないのである。老人は社会とは隔離され、言ってみれば態のよいアパルトヘイト状態であった。

Posted by S.Igarashi at 11:29 PM | コメント (0) | トラックバック

December 27, 2003

蛍のいかり

女優・中嶋朋子がエッセー「タダシイオコナイ」で怒っている。いわゆるエコ系のイベントの参加者や主催者の独善的な偏見に対してである。「蛍のいかり」に僕も同感、そうなんですエコオヤジとエゴオヤジは紙一重の差なのです。

Posted by S.Igarashi at 07:58 PM | コメント (2) | トラックバック

December 14, 2003

声に出して読めない日本語 其二

世界中の言語の中でも日本語ほど変化の激しいものはないと思う。聖徳太子の昔から戦前までの知識人の条件は漢文の素養を身に付け、漢詩を詠み、書に秀でる者を云ったそうだ。その条件に照らして見ると私なんぞは白痴、愚鈍の類いである。高々五六十年前の戦前に書かれた文語体や候文で書かれた文章でも、楷書か活字で書かれていればまだしも、毛筆で草書で書かれていたりすると、もうお手上げである。僕らが日本語を読めるといっても、現代語として確立した明治以降の口語体で書かれたものからである。それ以前は苦手とする外国語となんら変わりない、所々の単語は読めても全体を理解するには辞書をもってしても文脈を理解できないのに似ている。草書では、もはやその辞書も使えない。

亡父が伯父の形見分けに貰ってきた書き物、私にとって、もはや外国語である。嘉永年間と思われるので約150年前のものだが、初めの「其の方」と所々の単語が読める程度だ。年代から考察すると殿様とは京都守護職・松平容保の父、会津八代藩主松平容敬と思われる。凶作によって困窮した村人の訴えに対する返答ではないかと推測するだけである。それらが一巻きにまとめられた書状の最初の文である


これも年代から考察して戊辰戦争の時の会津藩家老・西郷頼母の父ではないかと思われる。
この書き物は我が家にあるよりも郷土史研究家が持っているのが良いのではと思うのだが。

Posted by S.Igarashi at 05:02 PM | コメント (2) | トラックバック

December 11, 2003

喧しいATM

喧しいATM
銀行のATMが喧しい、喋りすぎである。もっと寡黙なATMがあってもよい。せめて、顧客がサイレントモードを選択できるようにして欲しい。いちいち、機械如きに指図されるのは腹が立つ。特にATMから振り込みするとき、金額に間違いがないか、相手先の口座番号を間違えてないか確認している時に、次の操作を行えと口うるさく指図する。「喧しいなぁ!分かってるよ。」と文句の一つ言いたいところだが、機械に向かって何か言っても仕方ない。ATMの操作に慣れていれば、まだ腹が立つだけだが、操作に不慣れな人ならば本当に叱られている気持ちになり落ち込んでしまう。お年寄りはオロオロするばかりである。手助けしてあげたくてもお年寄りを騙す詐欺師と勘違いされかねないので、係員を呼んであげるのが限界。そもそも、ATM等と云う代物は顧客へのサービスと云うよりも、顧客が銀行の手間を省くためにサービスしているようなものである。客にサービスさせておいてアレコレと指図するなどは言語道断である。ATMに喋らせるならば、真の意味でエージェント指向のコンピューティングが可能になった後にして欲しい、顧客が何を望んでいるのか理解した上でサポート・ケアするようなシステムでなければ意味ない。

Posted by S.Igarashi at 10:00 PM | コメント (0) | トラックバック

December 10, 2003

眠る場所

先のエントリー【「JR中央線の復古神道的解釈」に思う】で八王子には霊園が多いと書いたが、私のいる所も地主が高尾山に縁のある真言宗の寺で、北側の窓からその霊園が見える。私が生まれた足立区の家も隣が弘法大師とも縁のある真言宗の遍照院という寺であった。そこの墓所と生家の庭とが裏木戸を介して行き来できようになっていた。昼間は一人で墓所を通り抜けることは厭わないが、暗くなってから一人で墓所に入るのは、落語、講談の怪談噺を思い出し、幼い私には怖くて嫌だった。80年代を過ごした南青山の事務所は、かつての斎藤茂吉の青山脳病院に通じる北坂を挟んで青山霊園・分園の立山墓地に面したマンションの四階だった。事務所の北側の窓からの景色は九条家の墓所の傍らにそびえ立つ花梨の老木を正面に見据えていた。事務所に訪れる人は決まって立山墓地を見て「幽霊がでそう」とか「お墓の側で夜は怖くないの」と言うので、私は決まって「生きている人間の方がずっと恐ろしいです。」と答えることにしていた。

Posted by S.Igarashi at 08:54 PM | コメント (0) | トラックバック

December 09, 2003

「JR中央線の復古神道的解釈」に思う

秋山氏から講談社現代新書「鉄道ひとつばなし」が面白い、かくかくしかじか、なんたらかんたらで、これから啓文堂に行って買うようにとのお薦めがあった。その日、夕刻に知人の親族の通夜があり、その帰り京王線高尾駅前の啓文堂に立ち寄ったが「鉄道ひとつばなし」は置いてなかった。その翌日、大学の帰りに啓文堂に立ち寄ると「鉄道ひとつばなし」があった。
その第一章「天皇と鉄道」に「JR中央線の復古神道的解釈」という節がある。JR中央線の起点と終点の何れもが天皇に深く関わっているという話だ。東京駅が天皇の生を、高尾が天皇の死を象徴すると神道的解釈を試みている。私も勤めていた高木滋生建築設計事務所が京橋にあったとき、高尾から東京まで、つまり起点から終点まで中央線をフル活用していた時期があった、その上、私の祖父までは会津の鎮守・伊佐須美神社の神職をしており、本来ならば神道に縁が深いのだが、その祖父は神職の株を売り払い、東京に出て、家族を省みず死ぬまで自分の趣味に生きた人である。その子である父も伯父も既に他界しているが、神道で葬儀を出したのは長男である伯父のときだけで、伯母は戦争にも負け、夫と息子を立て続けに亡くしたことから神道は国も家族を守ってくれはしないと神道を捨てた。父にいたっては基本的に信仰心のない人である。従って私も神道に関する知識は持ち合わせていない。であるから「JR中央線の復古神道的解釈」にも「あっそう」程度の感想しか持ち合わせていない。ちなみに著者は触れていないが高尾駅は新宿御苑で行われた大正天皇の大喪の礼で使用した施設を移築したものである。皇居から見れば多摩御陵のある地は日の沈む西方であるから御陵を造るには最適であろう。荒井呉服店の娘・ユーミンが唄う中央フリーウェーでは黄昏が西に向かう車のフロントグラスを染め、その先の八王子恩方では夕焼け小焼けで日が暮れると山のお寺の鐘が鳴る。山並みに沈む太陽が人を感傷的な気持ちにさせるのか、八王子はやんごとなき御方の御陵から下々の霊園まで、あの世に旅たってから世話になる所も、老人ホームや老人病院等、あの世に旅発つ直前に世話になる所も数多くある。何も「復古神道的解釈」でこじつけなくとも、この地は真言宗高尾山薬王院有喜寺もあり、霊界とは縁のある土地なのである

Posted by S.Igarashi at 03:21 PM | コメント (1) | トラックバック

December 01, 2003

誤読・曲解・バカの壁

「バカの壁」が流行語ベストテン・ランクイン、その上2003年のベストセラーと、その余勢を駆ってか、養老孟司センセーはテレビ出演、コマーシャル主演と大忙しである。ちなみにAmazon.comで「養老孟司」をキーワード検索すると、なんと154冊もある。全てが書き下ろしでなくとも、監修、共著、対談集等を含めてもこの数はたいしたものである。それにしても養老センセー、「バカの壁」の新潮社だけを依怙贔屓するのは不公平と中央公論、光文社、日経サイエンス、 PHP研究所 、集英社、等々、からも新刊を出すなど、他社への気配りも怠らない。全方位外交である。きっと頼まれると断れない性格でしょうね。
ぼくも恥ずかしながらMAD Press Vol.12 (1994/1/31)で養老センセーの「バカの壁」を自嘲的に使っていた。10年後に流行語になると知っていたら使うのを止めていただろうに、若気の至りである。養老センセーの本は対談集も含めて数冊読んだが「バカの壁」が何に出ていたのか「唯脳論」なのか、何なのかどこから引用したのか、そこまでの記憶はない。「バカの壁」もベストセラーになっていたので読むのを躊躇していたが、いちおう賈って読んでみたが、自分の脳内にそびえる「バカの壁」がバリアーとなっているのか、なんだかあまり興味深く読めなかった。ちなみに蛇足を承知でAmazon.comで「バカ」をキーワード検索すると「バカの壁」を筆頭に692冊あった。養老センセーの手を離れ「バカの壁」が独り歩きし、それにつれて誤読・曲解も増えているのではなかろうか。

Posted by S.Igarashi at 11:55 PM | コメント (0) | トラックバック

November 28, 2003

ユニバーサル・デザイン?

今日の夕方、八王子みなみ野駅前に完成した大型ショッピングセンターに立ち寄った。4階の駐車場に車を止めて、エスカレータで下階に降りた。2階までの下りエスカレータは普通のタイプだが、2階から1階の下りエスカレータと上りエスカレータは全て傾斜路式のエスカレータである。(オートスロープが一般名称らしい。)これはバリアフリー対策とショッピングカートのまま上層階の駐車場までアプローチできるようなシステムを考えて導入したのだろう。勾配にもよるのだろうが、このオートスロープは乗ってみるとあまり楽ではない。何しろ足元が傾いているものだからバランスを取るために自然と足首に負担がかかるのだ。その上、助走の水平部分から傾斜部分への移動が注意していないと前触れなしに訪れるので、足元が掬われ前のめりになる。(或いは後ろにのけ反る。)子供や若い人は問題ないだろうが、足元の覚束ない老人が一人で乗るには危険であろう。手すりには必ず捉まるよう等、何かしらの対策を講じないと転倒等の事故の可能性が考えられる。尤もエレベーターも併設されているから老人はオートスロープでなくエレベーターを利用せよと云うことか。

Posted by S.Igarashi at 10:06 PM | コメント (0) | トラックバック

November 20, 2003

財布の中身

財布がはち切れそうで重い。一万円札がびっしり詰まっていて重ければ「ドーダ!」とばかりに成り金風情で自慢できて良いのだが、財布の中身は矢鱈と増え続けるポイントカードにレシートの類いが殆どで現金はごく僅か。いつ頃からだろう、こんなにポイントカードが増え出したのは。70年代はその頃の僕の体形と同じで財布もスリムで、せいぜい銀行のキャッシュカードが入っているくらいのものだった。デパート系のクレジットカードやポイントカード、メンバーズカード、サービスカードの類いが俄に増え出したのは80年代に入ってからだろう。ポイントカードは顧客の囲い込み、つまり顧客をリピーターにさせるシステムである。
pointcard.jpg
財布の中身をざっと見ても、これだけのカードの類いがある。これでも、なるべくカードは作らないようにしているから少ないほうだろう。以前持っていたデパート系のクレジットカードも更新手続き行わず、カードを破棄処分して、クレジットカードはVISAだけにした。近ごろは大手スーパーでもポイント機能付クレジットカードを始め、その勧誘のしつこいことには些か閉口する。
大手スーパーのイトーヨーカドーでも今年の四月からポイントカードを廃止して、ポイント機能付クレジットカード一本に統一した。あまりにも露骨な顧客囲い込み作戦である。僕はこのイトーヨーカドー・クレジットカード申込書を仔細に読んでみて、こんなものには入らないでおこうと決めた。住所氏名までなら許せるが、なんで、小売業ごときに年収やら家族構成やらの個人情報を売り渡さなければいけないのか理解できない。そこまで彼らのマーケティングに協力する義務などありはしない。道路を倉庫代わりに使って多くのトラフィック障害を起こしているイトーヨーカドー系列のセブンイレブンでは会計時に客を性別年齢別に分類していると云う。小売業にとって僅かなポイントサービスで顧客の個人情報が手に入れば濡れ手に粟、商品によっては顧客の生理的周期も掌握することだって可能だ。これでは1984の世界じゃなかろうか。個人情報保護法が成立したから、そんなことはないだろうと信じるのは勝手だが、まったく薄気味悪い世の中になっている。
ところで、今年の四月からポイントカードを廃止したイトーヨーカドーであったが、余程、不評だったのか、それとも売り上げが落ちたのだろうか、再び六月頃からポイントカードを復活させることになった。消費者をなめてはいけない。

Posted by S.Igarashi at 11:52 AM | コメント (0) | トラックバック

November 19, 2003

賞恤金

賞恤金、この馴染みのない言葉、何と読むのか、その意味も解らない。おまけにワープロの辞書にもなく漢字変換もしてくれない。【賞恤金】と書いて【しょうじゅつきん】と読む。意味は【警察官・消防職員・海上保安官・自衛官などが公務中に殉職したり負傷した場合に,その功績をたたえて国から贈られる金。】とある。つまりは流した血に対する代価なのだろう。
今朝の東京新聞「こちら特報部」は【なお続くイラク米兵の死】と云う内容だ。
命の値段は米兵130万円対自衛隊員1億円である。自衛隊がイラク派遣でどのくらいの賞恤金予算を組んでいるのか気になるところである。ちなみに戦場に自衛隊員を送り出す小泉純一郎は見送りにも行かないことを決めているそうだ。

Posted by S.Igarashi at 10:03 AM | コメント (0) | トラックバック

November 14, 2003

文字化けする人

10年程前のこと留守中にAppleJapanのマーケティング部の課長から電話があった。そのメモには「AppleJapanのYK氏より電話、文字化け多し」と書いてあった。後日、千駄ケ谷にあったAppleJapanを訪れ、課長に面会し用件を伺ったのだが、帰国子女ならぬ帰国成人と云うことらしく、本当に文字化けの多い人であった。その件以後、僕たちの周りでは矢鱈と話に外来・カタカナ語が多い人を「文字化けする人」と呼ぶようになった。
昨日付けで国立国語研究所による第2回「外来語」言い換え提案が発表された。
矢鱈と意味なく文字化けする人も困るけれど、こんなことに偉そうに御上が介入する問題でもないでしょう。言葉は文脈の中で意味付け定義されるものなのに、カタカナ語だからといって何でもかんでも言い換えすれば良いものでもない。どっちにしろ文章を書く人のスタンスとインテリジェンスの問題で、そんなこと放っておけばよい。(いけねぇ〜文字化けだ。)
その言い換えする言葉ですら、明治以降に外来語を翻訳し漢文表記したものが多いわけだし、漢文そのものが外来語な訳で、日本語から純粋な大和言葉だけ残したら、一体何が残るというのか。
年齢にかかわらず、そうしたカタカナ語を調べたり使ってみれば良いのだ。そうすれば「使える言葉」と「使えない言葉」、日本語との違いがはっきりするだろう。その方が人生面白くないだろうか。

本題と逸れるが「いいかえていあん」と入力して漢字変換すると真っ先に「言い換えて慰安」と変換され「言い換え提案」とは漢字変換されなかった。ん〜、言い換えない前の慰安は何だろう、はっきり言うと売春でしょうね。援助交際しかり、戦前から言い換えすることで物事の本質を曖昧にする風潮があるんだよな。

Posted by S.Igarashi at 10:28 AM | コメント (0) | トラックバック

November 12, 2003

Serendipity

Serendipity(セレンディピティ):研究社の「新英和中辞典」によれば「思わぬものを偶然に発見する才能(能力)」と云う意味で、原典は【The Three Princes of Serendip というおとぎ話から; この主人公が捜してもいない珍宝を偶然に発見することから】に由来しているらしい。(Serendipは辞書になく意味不明、Google検索によると昔のセイロンー今のスリランカーの国名でした。)
と云うことでこの言葉もGoogle検索でヒットした下記のサイトにあったもので、正にセレンディピティ。
小学生の頃、八王子市立富士森図書館(現存せず)に行った時のこと、自由に書架にアクセスできない閉架式書架とお役所的レファレンス・システムに、子供の知的好奇心が見事に打ち砕かれ、もう二度と来たくないと思った。図書館に限らず、僕らが本屋やレコード店に行くのは必ずしも目的の本やCDを買うと云う訳でもなく、いつもどこかでセレンディピティな出会いを期待しているものだ。
追記:5年前にはWikipediaにはセレンディピティはありませんでしたが...(2008.12.6)

Posted by S.Igarashi at 11:30 PM | コメント (0) | トラックバック

November 09, 2003

警察の常識・非常識?

東京新聞11月9日朝刊・特報「働く警察官は損!?」を読んで、昔あった事を思い出した。
20年程前、表参道で財布を拾った。場所は今のルイ・ヴィトンあたり、財布はワインレッドのカルチェ、一万円札が入っているのが見えた。面倒なもの拾ってしまったと、財布を手に持ったまま、歩道橋を渡り、表参道の交番に届けた。交番に警察官の姿は見えなかったが、奥から夕食の店屋物を何にするか相談する声が聞こえてきた。「すみませぇ〜ん!」と声を掛けると、奥から若い警察官が面倒臭そうに出てきた。警察官に向かって財布を差し出し「いま、向こうで財布を拾いました。」と届けた。
すると、その警察官は僕に向かって「放棄しますか」と言った。「えっ?」と聞き返すと、再び 「財布の拾得者の権利を放棄しますか」と尋ねてきた。僕はムッとして「放棄しません。」と答えた。
警察官は不承不承に書類を取り出し、拾得者(僕のことね)の立ち会いの元、財布とその中身を確認し、書類を作りだした。財布の中身は一万円札が二枚と、小銭が少々、持ち主を特定するものは何も入っていなかった。警察官から書類を受け取り原宿駅までの道のり、もしも僕が財布の権利を放棄したら、彼ら警察官はそれをどうするのだろう、それを想像すると暗澹たる思いにさせられた。

後記:結局、落とし主は現れず、その半年後、飯田橋の遺失物保管所に出向き、拾得者の権利を行使して財布を受け取ったことは言うまでもありません。この財布を拾う半年から一年前くらいに、僕も二万円程入った財布を落としたことがありまして。それも、交番に届けたけれど、、、出てこなかった。だから、拾ったこの二万円は、無くしたものが戻ってきた。そんな感じでしたね。で、その使い道はと云えば、仕事仲間に昼飯を表参道は佐阿徳の鰻重を奢らされた。「そーゆーお金は独り占めすると罰が当たるからね。」と脅され、不承不承に、、。

Posted by S.Igarashi at 10:57 AM | コメント (0) | トラックバック

November 05, 2003

マニフェスト

近ごろ巷ではマニフェストが流行っているようだ。マニフェストと聞いて思い浮かべるのものに「未来派宣言」("Manifeste fu Futurisme"1909/2/20 フィガロ紙、F.T.マリネッティ)がある、知識として「未来派宣言」を知っていても、「未来派宣言」全文を読んだことのある人は少ないと思われる。たぶんYK氏もその内の一人ではないだろうか、そうでなければNHKで自分が司会をした番組に「未来派宣言」等と名付けたりするのを許しはしないだろう。もしも、全文を読んでいて「未来派宣言」と命名したのならば、相当面の皮が厚いか、或いは慎太郎と同様に男根中心主義者ではなかろうか。語感だけでは「未来派宣言」から進歩、前衛、革新といったキーワードをイメージするかも知れないが、その内容は暴力を賛美するとんでもないものである。

建築を学んだものにとって「未来派 = 建築家アントニオ・サンテリア」をイメージするが未来派建築はドローイング・スケッチが残されているだけで実物(写真)を見ることは叶わない。スケッチを見る限りにおいて、それらはヒューマンスケールを超えた土木的スケールを持ち、威圧的であり、発電所やダム、軍艦を彷彿させ、至る所に屹立する塔や砲台がデザインされているのは男根(ファルス)を表象するものであろう。
「未来派宣言」が詩人F.T.マリネッティになされたこともあってか、「未来派宣言」に関する研究は文学系に於て行われているようであり、理工系建築史では歴史的史実としてのみ認識されている程度なのだろう。
「未来派宣言」は差別意識と暴力の肯定を前提とし、機械文明、戦争、軍国主義を讚え、それらを世界の唯一の衛生装置と見做し、女性蔑視を主張している。マリネッティは「機関銃の弾道を走るように見える自動車はサモトラケのニケよりも美しい。」と、その思想を表現している。
だが、「未来派」に未来はなく、イタリアに於ては後にムッソリーニ率いるファシストに収斂され、彼らが讚えた戦争にも敗れることになり、戦争と云う衛生装置によって「未来派」や「ファシスト」が駆除されるとは皮肉な結末ではないだろうか。
「未来派宣言」の男根中心主義とホモセクシュアルとの因果関係を研究した文献があるかどうか判らないが、マッチョ嗜好な「未来派」を見るにつけ、強ちそれを否定できない気もするのだが。

Googleにより検索された未来派宣言を紹介してあるサイト。
 未来派宣言(森鴎外・訳)あんとに庵
 未来派宣言(京都精華大学・高橋伸一氏による)
 京都精華大学 人文学部講義「比較文学概論 II」20世紀的暴力と破壊の芸術の誕生 イタリア未来派宣言(1909)

Posted by S.Igarashi at 12:39 AM | コメント (1) | トラックバック

November 02, 2003

「ドーダ!」と「ヘェー!」

赤瀬川原平と東海林さだおの対談集「ボケかた上手」の第7話に、ゲストに黒金ヒロシを迎えた【人は「ドーダ」で生きている】と云う鼎談がある。

写真は「ボケかた上手」の表紙カバー(書籍本体の表紙は東海林さだおによる厄介棒?の漫画となってます。)
新潮社 定価:本体1300円 ISBN4-10-452302-X

東海林さだおの提唱するドーダ学とは人々が自慢するときの態度を分類・考察する学問?らしい。すると、男の場合は「ドーダ」で構わないが、女の場合は「ドーヨ」になるのか。オヤジは蘊蓄で「ドーダ」、勝ち組で「ドーダ」、オバハンはブランドで「ドーヨ」、セレブで「ドーヨ」、小僧はラップで「ドーダ」、タトゥで「ドーダ」、小娘はミニスカで「ドーヨ」、中田は雪駄で「ドーダ」、キラーパスで「ドーダ」、と実に小煩い。東海林さだお曰く「人間の会話の八割がドーダなんです。」と、男も女も「ドーダ」と「グチ」と「ウワサ」がなければ口数も減って世の中静かに平穏になるんだろうが、そうはならないのが此の世の常、インターネット・サイトには「ドーダ系」が溢れている。八割どころか九割九分が「ドーダ系」と云っても差し支えないかも知れない。従って、このBLOGも「ドーダ系」になるだろう。その主宰者である私のこうした発言は天に向かって唾を吐くようなもので「ドーダ」の誹りを免れない。
ビデオリサーチによれば深夜からゴールデンアワーに進出したフジテレビ系「トリビア(trivia)の泉」が20%以上の視聴率でその他の娯楽番組の一位だそうだ。視聴者からの投稿による無駄知識(番組ではこれをトリビアと定義)に対して五人のメンバーが点数(単位:ヘェー)を与え、ヘェーの感心度の高い無駄知識が高得点となる仕組みだが、まぁ、消費生活等経済活動の枠組みに囲い込まれていない知識はすべて役に立たない無駄でつまらないものである、という前提と云うか思い上がり(ドーダ)によって成り立っている番組である。

近ごろ流行の建築系というか住宅系番組は100%「ドーダ」である。司会進行役のタレントも「へぇー」と感心してるだけでなく半可通の知識をひけらかし「ドーダ」とくる。「ビフォーアフター」に至ってはヴァラエティ班のタレントを並べ「ヘェー」を連発するために仕込んでる。
空間の魔術師で「ドーダ」、すかさず所が「ヘェー」、その他大勢が「ヘェー」「ヘェー」。プロデューサーとスポンサーの思惑通りで「ドーダ」、躍らされている匠も「ヘェー」。

このエントリーはaki's STOCKTAKINGのBefore Afterに寄せたコメントを加筆編集したものです。

Posted by S.Igarashi at 03:17 PM

October 31, 2003

記録と記憶

すこぶる記憶が悪くなっている。特に人の名が思い出せない、と云うか憶えられない。これは私だけのことでもなさそうである。先日「発掘!あるある大事典」でも取り上げていたが、人の名を憶える時の優先順位は、形、属性、記号の順で、記号にあたる名前は優先順位の一番最後になる。そうすると名前などの元々は意味のない記号を憶えるのが苦手なのは、とても自然なことにも思えてくる。
そうは云っても記憶が悪いと、様々な場面で支障を来すことになるから、記録に頼るわけだが、その記録していたことも忘れてしまうと、為す術もない。
二年ほど前、CAD&CGマガジンの取材を受けた際に、何か座右の銘にしている言葉はありませんかの質問に対して「今日の便利は、明日の不便」と答えたが、その出典をどうしても思い出せなくて、そのままになっていた。
それが、先日 MAD Pressを整理している際、確か「今日の便利は、明日の不便」をテーマに何か書いたことを思い出した。どの号に書いてあるのか探してみると、その出典について「今日の便利は明日の不便 つーのは、違いの解る清家清(建築家、敬称略)のユーメーな言葉だそうで(但し孫引き)、、、」と書いてあった。そうか、清家さんの言葉だったのか。

Posted by S.Igarashi at 10:54 PM | コメント (2) | トラックバック

October 28, 2003

バーコード・エラー

先日、スーパーのレジで何度も読み取りしてもバーコードエラーがでる商品があった。その商品を手に取ってよく見るとバーコードまで薄い色で印刷してあった、これではエラーがでても仕方ない。
小泉にお払い箱にされた中曽根元首相の記者会見の未練がましいこと。コント・ニュースペーパーに揶揄されたバーコードは、今はその面影も幻。読取り不能。

Posted by S.Igarashi at 11:47 AM | コメント (0) | トラックバック

October 21, 2003

これはパロディではない。

マッドアマノの週間パロディ・タイムズのパロディ投稿欄のNo.76に「建築家を皆殺しにしろ」という投稿がある。しかし、全然、ユーモアの欠片もなく、それといってシニカルでもなくパロディにもなんにもなっていない只の直球勝負で投稿している。全く文脈の読めない人間である。投稿者のペンネームで誰を批判しているか判断つくが、坊主憎けりゃ袈裟まで憎いで、こんな輩に殺されては敵わない。
問題があるならば科学的データに基づき実証すれば良いのである。その上できちんと対策を講じるよう管理者に訴えるなり、社会問題化すればよい。
パロディ投稿
これで解ったのはマッドアマノが投稿を削除したりして情報操作していないことだ。
しかし、こんな事書いてパロディもユーモアも解さないこの投稿者に狙われたらどうすんべ、、、書いたからには仕方ない、まぁいいか。

Posted by S.Igarashi at 07:12 PM | コメント (0) | トラックバック

October 18, 2003

ネィティブアメリカン・祈りの大地

60年代後半のアイドル内藤洋子(喜多嶋洋子)が出演したNHK教育の特別番組「ネィティブアメリカン・祈りの大地」より。


大地を大切にしなさい
大地は親に貰ったものでなく
あなたの子供から借りているのです

大地は先祖から受け継いだのではなく
未来の子供たちが貸してくれたものだから

Posted by S.Igarashi at 11:07 AM

October 10, 2003

Nobel Peace Prize for 2002

昨年、2002年10月16日のAppleのサイトである。

Nobel2002.jpg

その日はジミー・カーター元大統領のノーベル平和賞受賞に捧げたThink differentのキャンペーンポスターがトップページを飾っていた。翌日の10月17日まではこのポスターをトップページにしていたが、僅か二三日でThink differentは姿を消すことになる。そして、このサイトがメディアで一度も話題に取り上げられたこともなく、無視された。折りしも米国はイラクへの攻撃モード一色と政治プロパガンダ真っ盛り。

Posted by S.Igarashi at 10:30 PM | コメント (2)

October 04, 2003

東京新聞が面白い

東京新聞が面白い、イラク攻撃の時も反戦の姿勢を崩さなかった東京新聞だが、昨日の「こちら特報部」は「ギャンブル都政の石原知事」と政策の大半はスカばかり、唯一評価されている、ディーゼル車排ガス規制は宿敵だった美濃部都知事も出来なかった公害対策だから、きっと対抗心も強いだろうね。テレビのワイドショーが挙って石原一家をヨイショしているのとは対照的です。

Posted by S.Igarashi at 12:30 PM | コメント (0)

October 02, 2003

片岡修平和ポスター回顧展

届いたばかりの東京新聞夕刊を開いたら「平和ポスター描いた故片岡修さん追悼展・被爆者の一人として64枚の訴え」の文字が目に飛び込んできた。片岡さんは僕が勤めていた高木滋生建築設計事務所の部屋のオーナー、つまり大家さんだった人だ。
銀座のPOLA Museum Annexで明日(3日)から日曜(5日)まで開催。

Posted by S.Igarashi at 04:59 PM | コメント (0) | トラックバック

September 29, 2003

ロナウドのヘアスタイル

昨年のサッカーワールドカップ・ブラジル代表ロナウドの意表を突くヘアスタイルは未だ記憶に新しい。日本中の誰もがあのヘアスタイルは子連れ狼の大五郎カットだと思い込んでいた。しかし先週の土曜日に放送されたNHK教育放送「ETVスペシャル」沢木耕太郎アマゾン思索紀行”森の奥・森の声”を見てそれが間違いかも知れないと思った。あのヘアスタイルはアマゾン奥地の先住民「イゾラド」の人々にも多く見られるものだった。
以前、ポストコロニアリズムとクリオール文化をテーマにした番組か何かで、ブラジルの人種別人口構成比を取り上げていた。ブラジルはポルトガル系移民、アフリカ系強制移民、先住民族等が複雑に入り交じり国民を構成している。ロナウドの風貌を見ると、彼にはそれら全ての血が流れているようにも思える。そう考えると、ロナウドがブラジル先住民族の誇りをもって、あのヘアスタイルで決勝トーナメントに出場したとしても不自然でない。

Posted by S.Igarashi at 11:30 PM

September 27, 2003

森の奥・森の声

先週の土曜日に放送されたNHK教育放送「ETVスペシャル」沢木耕太郎アマゾン思索紀行”森の奥・森の声”を見た。
アマゾン奥地の先住民「イゾラド」(隔絶された人々)の保護区を武力を持って守るFUNAI(国立インディオ基金)の前線基地のシドニー・ポスエロの言葉は重い。ブラジルの歴史はイゾラドへの残虐行為の歴史だと言う。「自分に与えられた時間は、私たち社会が自らの罪を知り、行動を改めるための時間だ。」
「イゾラドはそれぞれの部族が一つの文化・言葉・神話を持っている。いくら小さくても、それは何千、何万の国家と同様一つの国なのだ。そうした国が滅びれば、世界は一層平準化し貧しくなっていくのだ。」
「たとえ、どれ程、私たちと異なるものであれ、それが地球上から消えるということは、私たち自身の豊かさを失うことになる。」

昨日の夕刊にE・サイードが24日深夜、白血病で亡くなったという記事があった。またアメリカはマイノリティからの声を失った。

Posted by S.Igarashi at 03:28 PM | コメント (0) | トラックバック

September 23, 2003

図書館の冬

今日の東京新聞朝刊に読書の秋、図書館は冬という特集記事があった。
都立図書館の新刊購入等の資料費が1999年度から比較すると今年度は六割近く予算が削られているという。G7の中、日本は図書館の人口比数が最下位だ。

Posted by S.Igarashi at 11:46 AM | コメント (0) | トラックバック

September 18, 2003

八王子の言葉

数年前、NHKの深夜に横浜・神奈川の方言を特集した番組があった。(メモの日付は2000年10月22日となっているが、再放送かも知れないし放送日は確かでない)
その時のメモがあったので掲載してみる。但しテレビを見ながらのメモなので正確さに欠けることが多少はあるかもしれない。


メモ・横浜言葉・神奈川の方言

じゃあんかよ(じゃんの原形らしい)
じゃんか
じゃん
よー
でよー
そうだんべ
ひゃっけー(冷たいこと)
ちっちゃかね(大きい)・本牧の逆さ言葉(アクセントの置き方で意味が変わるのかも?)
ちゃぶ(食事)
ちゃーふー(テーブルクロス)
ほい助(ウィスキー)
ドロンケン(よっぱらい)
おっぺす(押す)
きっかり
ね、さ、よ、(語尾につく、ねさよ言葉)

津久井青根地区
べーよー
やっこかった(柔らかい)
あんで
おやけねぇ(可哀想)

こうしてみると、八王子の方言と殆ど共通しているように思える。もっとも八王子は明治の中頃までは神奈川県に属していたのだから、当たり前かも知れない。戦国の昔から八王子は相模と武蔵の間で二股膏薬の如き、あっちについたり、こっちについたりと、あまり自立性のある地域とは思えない。江戸時代は幕府直轄地となり甲斐の国から武田の残党を八王子千人同心として仕えさせたことから、山梨との交流も多く、山梨言葉の影響も強い。

小学二年生の時、足立区の下町から八王子に引っ越してきた当時は八王子の方言に面食らいカルチャーショックを受けたものだった。
何しろ、当時の子供の代表的な遊びである「メンコ」が通じなかったのである。八王子の西南に位置する浅川・横山地区あたりでは「メンコ」は「パース」乃至は「パァス」と呼ばれていた。
それと代表的な八王子言葉は「じゃんか」である。それに加えて語尾に「よー」が付くこともある。
例として「そうじゃんかよー」とか「いいじゃんかよー」もよく使われる。
引っ越してから数ヶ月の間は頭の中で、じゃんか、じゃんか、じゃんか、と鳴り響いていた。

足立では悪ガキの一人称は「おれ」か「おいら」(北野武はいまだにおいら)だったが、八王子では「おれ」の他に「おん」という言い方があった。だから「おれなんか」が「おんなんか」になる。これには「女かよー」と呆れたものだが、いつしか自分でも「おんなんかよー」と八王子言葉に染まり、母親の顰蹙をかっていた。
他によく使われた八王子言葉は「ちょろい」(ふざけた、可笑しい)、「きつがってる」(生意気な)とかが子供の間で使われていた。

Posted by S.Igarashi at 11:10 AM | コメント (5) | トラックバック