生まれた年から時を溯って歳を重ねていったらどうなるのだろうと考えてみた。そうすると、私は明治まで生きたことになる。そう考えると今の時代から、僕が生まれた年を想像するよりも、生まれ年から逆算した時代の方が、生まれ年との時代のギャップが案外少ないようにも思えたりする。100年、1000年の単位で時間を考えるのは難しいけれど、自分の生きた時間を単位にモノを考えられる気もする。元日に届いた新聞の樋口一葉の特集記事を見て、そんなことを思いついた。暮れに買った現代語訳の「たけくらべ」もすこしは解る歳に近づいているだろう。
Posted by S.Igarashi at January 14, 2005 10:40 AM