と云うことで16日はJR中央線・高尾駅舎内のIchigendo・群言堂高尾駅店で開かれたジャズミュージシャン坂田明氏による『音楽とミジンコから見えてくる世界...』を聴きに行った。と書くと、わざわざ...そんな遠い処...と思われそうだが山里に棲む私の地元に...はるばる坂田明(以下敬称略)がやって来たのである。はるばる...と云えば、イベントを主催している『Ichigendo・群言堂』も島根は石見の石見銀山生活文化研究所による石見の「アンテナショップのようなもの」なのである。何故...石見銀山が高尾に...と云うと東京進出の際、JRから東京駅と...それに高尾駅にもスペースがあるけれども...と提案され...迷うことなく高尾駅を選んだそうだ。理由は...東京駅は色々と出店の条件やらなにやら...縛りが多いが...高尾駅は...もう少し...面白いことがやれそうに思えたそうで。それでミジンコとフリージャズが高尾で繋がるらしい...。
ミジンコについては氏の『ミジンコ図鑑』を読んでいただくことにして、当日、アルトサックスでソロ演奏した曲目は山下トリオ時代に「ゴースト」の間奏曲に取込み不動の地位を確立したフリージャズ版『赤とんぼ』に始まり、氏の故郷である呉の民謡『音戸の舟歌』、映画音楽から『ひまわり』、最後に季節柄『ホワイトクリスマス』で締めくくった。
折角の機会なので、持参した左の山下洋輔トリオ時代(1976)のLPアルバム(MONTREUX AFTERGLOW)と坂田明のリーダーアルバムのこれとこれとこのCDにサインして戴いた。
今では山下洋輔トリオのアルバム"MONTREUX AFTERGLOW"を聴いてフリージャズに目覚めたと云うヨーロッパのミュージシャンも多くいて、彼らにとってもこのアルバムは一つのメルクマールになっているようです。レコードジャケットの坂田明の着ているTシャツは演奏旅行の途中、ドイツで購入したもので、今でも持っているとか。因みに"MONTREUX AFTERGLOW"はDVDで発売されるらしく、モニターに34年前のモントルーの映像を映し、孫にレコードジャケットのTシャツを着させて記念写真を撮ったとか言ってました。それを聞いて思わず...私...お孫さんは似てますか...と尋ねると『似てないよ...女の子だよ...』...失礼しました。いやぁ〜クローンの様な男の子だったら...爺ちゃんとジャムセッションする姿を想像すると...可愛いと思った次第です...。
生活向上委員会は実際に聞いていませんけれど
路上でいろいろミニコンサートしてました
頭脳警察とかハッピーエンドとか、その後のムーンライダーズとかです
何だか夢で見たみたいに思うときがあるほどです
どのバンドも過激で一生懸命でした
shinさんどうもです。
中央線沿線で国立と云えば梅津和時率いる生活向上委員会が居ましたですね。彼はJazzだけでなく忌野清志郎ともセッションしてましたですね。
Posted by: iGa at December 27, 2010 11:05 AM岩淵(がんぶち)さん(武蔵美ではこう呼んでました)のDUG
坂田明、山下洋輔のAftergrow....と、急にあの時代に戻ります
ロック好きのでしたが、国高にかよっているころから音大生山下のファンでした
兼松あたりで講演すると鍵盤が真っ赤に染まりました、まさに新時代
ぽーりー さん、どうもです。
そうですか、石見の本店に行った事があったのですか。
高尾駅は木造駅舎を解体するか保存するかの問題もあって、この木造駅舎を有効に活用しようとする人達が...地方から名乗りでてきたことが...今までにないことですね。
Posted by: iGa at December 22, 2010 06:54 PM私も群言堂に激しく反応です。7年ほど前、石見の本店に行きました。どういうお店かも知らず、連れて行かれたかんじでしたが、ショップの2階にあるイベントスペースが開放されていて、板張りの広い空間に寝椅子が一脚。
30分ほど居眠りを決め込みました。
風が吹き抜けて気持ちのよい昼寝でした。
AKiさん、どうもです。
マクドナルドと旨くもないラーメン店・直久が撤退し空いたスペースに今年の春に出店したようで、グローバル企業の後に地方発の企業が参入すると云う実に対照的な展開ですね。
次回講座は、八王子千人同心を組織し、石見銀山を一とする幕府直轄の鉱山を統括していた、彼の大久保長安についてだそうですが、あたしは大学の新年会で聴きに行けません...ですが。
Posted by: iGa at December 22, 2010 10:12 AM私め、ジャズの話は分かりませんが、Ichigendo・群言堂に激しく反応でございます。
石見は益田のモデルハウスの現場で、何度も行きましたが、そんな遠くの地のアンテナが、高尾の山里にあるとは……びっくりでありました。早速、石見地方に連絡をとりました。
ケイイチローちゃんがみちこっちゃんと、おデートしていたと云う紀伊国屋裏の岩淵活輝設計のDUGは、既に、ん十年前に靖国通り側に移転してJazzBarに、因みに新宿二幸裏のアカシヤの上にあったDIGはおデートには不向きでございましたですね。
そういえば、最近は新宿に行っても西口か南口で用を済ませ...東口や歌舞伎町方面はとんと御無沙汰であります。
当時ジャズを聞くというと、紀伊国屋裏のDUGでありましたですね。当時おデイトなぞやっていたみちこっちゃんも、くそばばあになっているのでありますから、月日の経つのは早いものであります。
Posted by: 古山惠一郎 at December 21, 2010 05:26 PM