April 05, 2008

War Against Women In Congo

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"CBS 60 Minutes"で2008年1月に放送された"War Against Women In Congo"の吹替版「コンゴ・犠牲となる女性たち」をTBSの「CBSドキュメント」で見た。余りにも残酷で辛い内容なので追記に本文を記すことにする。(注意:悲惨な現実を知ると、とても憂鬱になれますが... 。)

画面の被害女性・ルースィアンは突然家に侵入してきた六人の兵士に弟の目前で次々に犯された。
『レイプされるところを見せるために、彼らは弟に懐中電灯を持たせました。ええ まるでけだもののように代わる代わる私をレイプしました。1人が終ると私に水をかけ立ち上がるように命じる。すると別な男が...。弟に私をレイプするよう命じました。それを拒むと...』

被害女性を入院措置し治療にあたる病院の院長は「(治療以外は)彼女達に何もしてあげられない。」...「16才の少女に人工肛門と器具の説明をしなければいけないのです。」と現実を語る。
ルースィアンは彼女を暴行した兵士の子を身ごもり女の子を産んだ。ルースィアンはその子に希望と名付け、NPOによる自立支援教育を受けている。She says "I have hope."


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この10年間でコンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo:旧称Zaire・ザイール)で起きている政府軍と反政府軍それに民兵を交えた三つ巴の内戦により400万人が死亡、数十万人の女性(下は3才から上は75才まで)が性的暴行の被害に晒されている。特に東側の1994年にジェノサイドの起きたルワンダ (Rwanda)と国境を接する地帯は略奪と性的暴行が日常化し、武装集団はレイプと云う武器により人々を恐怖に陥れている。

また国境なき医師団のサイトによれば2007年「10の最も報じられなかった人道的危機」の一つとしてアンゴラ:国外退去されるコンゴ人への組織的レイプと暴力が報告され、PDF形式による和文と英文による報告書がダウンロードできる。因みにアンゴラ(Angola)はコンゴ民主共和国の南西に位置し大西洋に面している。

世界銀行の調査によれば内戦の起こる可能性のある地域は次の三つの条件を満たしていると云う。
1:貧しい、世界最貧国
2:民族的対立がある。
3:地下資源が豊富である。(石油、貴金属、宝石、レアメタル等)

英語のヒアリングが堪能な方はこちらからビデオを...。
AOL Video 60 Minutes:War Against Women In Congo
但し最初の数秒間はスポンサーのCMが入る。

Posted by S.Igarashi at April 5, 2008 01:39 PM | トラックバック
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