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民主主義

民主主義 (角川ソフィア文庫) 近くのイトーヨーカドー八王子店の新星堂が撤退し、替わりのテナントは入らず、隣のくまざわ書店が売場を拡張し、CDやDVDも扱うようになった。と云うことで、雑誌、書籍、新書、文庫等々の売場が大移動...従って、何処に何があるのか...???店内をウロウロ...文庫のコーナーで目に留ったのが本書...腰巻きに書かれた内田樹の「読み終えて、天を仰いで嘆息した」が気になったのだろう。その日は買わなかったが、やはり気になるので後日、別のくまざわ書店で求めた。 と云うことで、内田樹の解説を読むと...1948年(昭23)から1953年(昭28)までの間、中学高校で用いられた文部省が編纂した上下二巻の「民主主義の教科書」を一冊の文庫本に纏めたのが本書である。戦後定められた憲法の理念を中高生に啓蒙する為の教科書だが、6年間しか使われていない。この間、一年でも中高生だった世代はギリギリで1930年生まれから1941年生まれが該当する。先日、退位した方は高校生でこの教科書を使っていたことになる。同い年の永六輔はこの教科書から...多くを学んでいたのかも。 民主主義が蔑ろにされている今日、日本国憲法と併せて読みたい。...
Posted in MADCONNECTION on May 3, 2019 08:51 AM

世界人権宣言

アムネスティ・インターナショナルの谷川俊太郎・訳「わかりやすい 世界人権宣言」は全30条が一頁毎にイラストと条文からなり絵本の様な体裁となっている。...
Posted in MADCONNECTION on January 19, 2019 11:53 AM

アジア辺境論

アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書) 内田 樹 姜 尚中 一年前(2017.8.24)の発行である。ブックカバーの見返しにある内容紹介に『アメリカ、欧州で排外的な政治勢力が台頭する中、ロシア、中国の影響力が日増しに拡大している。米ソ対立の冷戦終結から四半世紀経ち、世界各地に複数の覇権の競合関係が生まれている。はたして、その狭間で日本が生き残るためには何が必要なのか? その鍵は日・韓・台の連帯にあり。アメリカとの一方的な従属関係を見直し、中国、ロシアなど、スーパーパワー間にある中小民主主義国家同士の協力関係の構築いかにして可能か。世界史レベルの地殻変動と戦後の平和国家的な国の在り方を蹂躙する近年の日本の政策を目の前に、リベラルの重鎮ふたりがその理路を提示する。』とある。  二人とも僕と同世代であるから、小中の義務教育で、平和憲法、基本的人権、表現の自由、義務と権利、三権分立、等々を学び、多少進歩的な教師がいれば、英国の社会福祉政策や北欧の福祉国家、スイスの永世中立等々を理想として教えられたと推測する。もちろん、戦前の生き残りのトンデモない教師も居たが...表立ってヘイト的発言をすることは憚られていた。 それが...今ではどうだろう...民主政治は蔑ろにされ、政治、経済、教育、メディアは劣化する一方...そのような状況下で希望を失わず、生きるには......先ずは現状の認識から...他者の目も...。...
Posted in MADCONNECTION on September 20, 2018 09:51 AM

一票の行方...

今回の衆院選を表現する言葉を考えていたら、この二冊の本のタイトルが頭に浮かんだ。何一つ説明責任を果たさない現政権の「平気でうそをつく人たち」に投票する有権者は自ら憲法に保障された国民主権を放棄、奴隷となることを志願して「自由からの逃走 」をするようなものであろう。彼等・為政者は憲法から国民主権・基本的人権・平和主義を無くすことをを考えている。もう一度、人間として守るべきものは何かを自分自身で考えなければいけない瀬戸際に我々は置かれている。...
Posted in MADCONNECTION on October 15, 2017 10:11 AM

標的の島 風かたか

 クラウドファンディングでも資金を集めていたので僅かですが協力させていただいた映画・『標的の島 風かたか』が完成、公開されることになった。内容はこのチラシ裏面をご覧下さい。東京での上映はポレポレ東中野で3月25日からです。 22年前のこの事件も悲しくてやりきれなかったが、この映画に掛けた監督のメッセージを読むと、とてもヒトゴトと知らぬ振りなど出来ない。 いま、政府は2005年に廃案となった共謀罪を復活させようとしている。そんな時代だからこそ、この映画に意味が或る。これを書いているときも、横田基地を離陸した大型輸送機が私の仕事場の上空を爆音を残して飛び去っていった…。占領下の島国に生れた私にとって…「標的の島 風かたか」は私たちの問題でもある。...
Posted in MADCONNECTION on February 23, 2017 11:39 AM

選挙に行こう

11年前にも書いていたが『為政者による憲法改定の真の目的は「主権在民」を葬ることにあることを肝に銘ずべき。』を再録。 それゆけボムたん!その1 〜dis郎とゆかいな参院選〜 それゆけボムたん!その2 〜dis郎とゆかいな争点隠し〜 それゆけボムたん!その3 〜dis郎とゆかいな再分配〜 関連 『誰のための憲法改「正」?』自民党草案を読み込むワクワク出前講座・馬場利子著 改憲も悪くないんじゃないかと思っているあなたに知ってほしい7つのこと やっぱり自民党に投票しようと思っているあなたに知ってほしい7つのこと 当ブログ内・関連 May 03, 2007:日本国憲法...
Posted in MADCONNECTION on July 6, 2016 08:50 AM

2016 憲法記念日

生れて初めて憲法9条の存在を意識したのは7歳の頃であった。選挙権を得てからはこの憲法を守ることを最優先に投票権を行使している。考えてみると、この頃から危機感があった。戦争体験はないが焼跡のバラックで生れ、庭には3月10日の空襲で焼け残ったタイル貼りの風呂場もあったり、身近に戦争の悲惨さを伝えるものが未だ残っていた。 「軍隊を持たない国・コスタリカ」...
Posted in MADCONNECTION on May 3, 2016 01:38 PM

いまここに在ることの恥

いまここに在ることの恥 今朝、目覚めてから何気に書棚から取り出したのがこの本だ。カバーの写真は森山大道…3.11を彷彿とさせるが、発行はその5年前の2006年である。 いま、国会正門前に集まる人々の気持を代弁するようなタイトルと内容である。 組閣が発表された翌日、手にしたと云うことは『おまえ、もう一度、読み直せ。』と言ってるのだろう。...
Posted in MADCONNECTION on October 8, 2015 09:50 AM

2015年8月30日

東京新聞朝刊8月31日一面の写真が撮影された頃、僕は此処に立っていた。この場所に集まった多くの人は「日本国憲法」を尊重しない内閣と与党に憤りを感じている、極く普通のオジサンやオバサンにオジイサン、オバアサン、学生、若者、女子、ママさん達です。 【IWJレポート】8.30国会前「決壊」!官邸がメディアに撮らせたくなかった「人々の力」 参加した12万人それぞれの思い...
Posted in MADCONNECTION on August 31, 2015 11:24 AM

元米海兵隊員 アレン・ネルソン

昨日の憲法記念日、横浜臨海パークに3万人を集めた「平和といのちと人権を! 戦争・原発・貧困・差別を許さない」をテーマにした集会に、この人も生きていたらきっと参加していただろうと、日付が替わった深夜に日本テレビで放送された『ドキュメンタリー『9条を抱きしめて』〜元米海兵隊員 アレン・ネルソンが語る戦争と平和〜』を見終えて、そう思った。...あの日テレで「9条を守る」番組とは以外であったが、BSとCSでも再放送もされる。どうやら自主製作映画を放送したようで、下記のサイトからDVDも入手可能だ。 アレン・ネルソン平和プロジェクト 2013 関連エントリー:ベトナム戦争:戦後40年 そういえば10年前に初めて人を殺す・老日本兵の戦争論をエントリーしていた。それと日本国憲法も…。...
Posted in MADCONNECTION on May 4, 2015 10:14 AM

日本国憲法 第十章 最高法規

日本語を正しく理解するならば昨日の閣議決定が憲法違反であることは明白でしょう。このコメントもお読み下さい。 各キャンペーン 『憲法9条にノーベル平和賞を』 『日本弁護士連合会へ: 安倍内閣を憲法違反で訴えるよう即します』...
Posted in MADCONNECTION on July 2, 2014 10:01 AM

Free Free Free Nelson Mandela

ネルソン・マンデラが亡くなった。ネルソン・マンデラと云うiconを意識するようになったのは1980年代の半ばこのSPECIAL AKAによる"Nelson Mandela"のビデオクリップと写真を見てからでした。旧植民地から宗主国の英国に移住したアフリカ系の人々にとっても心の拠所だったことが、このビデオクリップからも伝わってきます。それから数年経って釈放された穏やかそうな風貌をみて...また驚きました。今朝の東京新聞のコラム・筆洗を読むと...なるほどと思います。憲法違反の悪法の強行採決に萎縮せず卑屈にならないことが肝心...それがネルソン・マンデラに学ぶこと。 ネルソン・マンデラに捧ぐ/モハメド・アリ 因みにBlogを始めたばかりの10年前にSPECIAL AKAを取上げていました。 October 26, 2003:What I like most about you is your girlfriend...
Posted in MADCONNECTION on December 7, 2013 09:45 AM

12.05 国会正門前

12月10日は「世界人権デー」です。日本国内ではその一週間前の12月4日から人権週間と定められ、今年は65回目です。その人権週間に個人的人権を保障する日本国憲法第3章に掲げられた「第21条 集会の自由、結社の自由、表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密保障」を制限する特定秘密保護法を強行採決しようとしています。自ら議会制民主主義を否定する暴挙と云えます。これは食品偽装よりも悪質な党名偽装ですから、自由民主党の党名を返上しなければいけません。当然、党名偽装で得た得票も無効としなければいけないでしょう。与党である公明党も、特定秘密保護法の元、公明性を欠く情報を隠蔽する法案に加担する等、党名偽装で選挙民を愚弄しています。やはり党名偽装で得た得票は無効でしょう。 当日の抗議行動の模様はこちらを... Kai-Wai 散策:秘密保護法案反対!抗議行動 12.05 (国会前&議員会館前)...
Posted in MADCONNECTION on December 6, 2013 10:22 AM

歩兵第3連隊・跡地

先週の火曜日、休館日とも知らず無駄足を運んでしまったが、会期も残り数日と僅かとなったので、関東地方が梅雨入りした昨日午前中に「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 −モダン・リヴィングの起源−」展を見てきた。この場所が旧日本陸軍・歩兵第3連隊・跡地の遺伝子を引き継いでいる所為なのか、屋外も館内も矢鱈と制服、私服を問わず警備や監視の人間の多さには...なんだか...うんざりさせられる。何となく自民党が目論む憲法改正後の監視社会が前倒しされている様な...印象。...
Posted in MADCONNECTION on May 30, 2013 10:15 AM

日米地位協定入門

本当は憲法より大切な「日米地位協定入門」 毎年、会計事務所に決算報告の打合せに行くと、なんたらかんたらと1時間くらい雑談してから本題に入るのだが、今年はケンちゃんが「東京の空は米軍に支配されているんですね。知りませんでした」と本書の事を話題にした。『そうですよ。僕んちの上は「アメリカの空ですよ。』と答え、『そうそう、その本は買ってあります。未だ読んでないけど...』と...3年前に拙ブログにエントリーした「Born In The Occupied Japan」の事に触れ、ベトナム戦争が終わったのをファントムが飛ばなくなった事で実感した話をした...。 本書の「はじめに」を読むと...『......この数年、日本には大きな出来事が次々と起こりました。民主党政権の誕生と消滅、普天間基地の「移設」問題、東日本大震災、福島原発事故と原発再稼働問題、検察の調書捏造事件、尖閣問題、オスプレイの強硬配備、TPP参加問題、憲法改正問題..... そうしたなか、これまで、「ひょっとして、そうなんじゃないか」「でも信じたくない」 と思ってきた事が、ついに現実として目の前につきつけられてしまった。......』とある。 まぁ、敗戦後の長期に亘る自民党政権下で「隠蔽・改竄・捏造」で誤魔化していたことが、民主党政権で白日の下に晒された訳であるが、野田の自爆解散で自民党政権が復活したことにより、権力に擦り寄るマスメディアとの連携によってメディア・コントロールはより陰湿さを増している。『知らなかった。』では...済まされない事が...現実となりつつある。...
Posted in MADCONNECTION on May 3, 2013 11:02 AM

謹賀新年

...と云うことで、年が明けまして、今年も宜しくお願いします。 3Dで竹製の蛇の玩具を作ろうかなと思っていましたが...適当な資料が見つからず...さりとて玩具屋に探しに行く時間もなく、既存の絵を拝借して手抜きの年賀状を作ろうと、思いついたのがこの絵...昨年暮にEテレでサン=テグジュペリの此の本が取上げられていましたが、「絆」と「自己犠牲」に着地点を見出そうとする番組編集に???を感じたからです。3.11以降、矢鱈と声高に「絆」が連呼され...その上、「自己犠牲」ときて、憲法改正を目論む政党への政権交代ですから...心穏やかでは居られません。 さて著作権が切れたサン=テグジュペリの「星の王子様」は大久保ゆうによる新訳がCreative Commons License.に基づきパブリックドメインとして青空文庫に「あのときの王子くん」のタイトルで公開されていますので。著名な岩波書店版の内藤濯氏の翻訳と比べてみるのも一興かとも思います。私も2005年に著作権が切れた時、池澤夏樹の新訳を買った憶えがある筈なのですが、乱雑にしたままの書棚を探さないと...です。兎も角、誰かの感想を鵜呑みにして「思考停止」に陥らないように...気をつけたいものです。それはサン=テグジュペリが望んだこととは真逆でしょうね。...
Posted in MADCONNECTION on January 1, 2013 02:47 PM

「主権者」は誰か

「主権者」は誰か...原発事故から考える 先頃、亡くなった弁護士でフリージャーナリストの日隅一雄氏の最後の著作物は56頁足らずの小冊子・岩波ブックレットである。この小冊子に書かれていることは民主主義ならば「当たり前の事」である。『なぜ国民はこれほどまでに ないがしろにされたのか 「主権在官」を打破し、私たちのの社会をつくるために』と遺言を国民に託し...彼は50年足らずの人生を終えた。我々が「主権者」として目覚めるには......
Posted in MADCONNECTION on June 30, 2012 09:55 AM

哀しい...憲法記念日

憲法をキーワードにMADCONNECTIONを検索すると2004年から24のエントリーがありました。自分の書いた物を読み返してみると状況は次第に悪化し...2007年の5月3日に書いた日本国憲法に対するFumanchu氏のコメントは3.11以後を想像させられます。そういえばi文庫で日本国憲法を読むことも試してました。改めて電子法令検索 for iPadで調べてみると、粛々と憲法改正への法令手続きが進められていることが解ります。今年の憲法記念日は『ウサマ・ビンラディン殺害』の報道で新聞一面の片隅に追いやられてしまいました。この日に合わせたのは米国のメディアコントロールなのかと...疑ってしまいます。それにしても福島の子供達は憲法第25条に守られることも...ないとは...どう云うことでしょう。この「都合良い日本人」だけが再生産される異常さ...そんな国は疑え。 January 22, 2009:棄民(オバマ米大統領の就任演説を聴いて...)...
Posted in MADCONNECTION on May 4, 2011 11:07 AM

Change 1909〜2009

1889:2月11日・大日本帝国憲法公布(建国記念日)...パリ万国博覧会 ..... 1909:伊藤博文暗殺(翌年韓国併合)、未来派宣言(F.T.マリネッティ) 1919:ナチ党結成(A.ヒットラー) 1929:ウォール街大暴落 1939:ノモンハン事件、ナチスドイツ軍ポーランド侵攻...第二次世界大戦 1949:中華人民共和国成立 1959:キューバ革命 1969:東大安田講堂攻防戦、アポロ11号月面有人着陸、ウッドストック 1979:米中国交樹立、ソビエト連邦アフガニスタン侵攻、フセイン・イラク大統領就任 1989:ベルリンの壁崩壊、昭和天皇崩御・平成元年 1999:自公連立政権 2009:オバマ第44代アメリカ合衆国大統領就任、自公連立政権崩壊...
Posted in MADCONNECTION on August 30, 2009 01:44 AM

国民審査

最高裁判所裁判官の国民審査公報が届きました。公報には審査対象となる判事の略歴、最高裁判所において関与した主要な裁判、裁判官としての心構え、等が記載されていますが、結局は都合の良いことしか書かれていませんですね。さて憲法と三権分立を守るに相応しい人とは... Live in Peace.jp:最高裁裁判官をあなたがチェック 第21回最高裁裁判官国民審査対象裁判官の横顔 天木直人のブログ:今回の総選挙では政権交代より重要な事がある 神州の泉:最高裁判事国民審査、それでも全員弾劾する!! 追記:今日の朝刊に意見広告が出ていた一人一票実現国民会議・設立趣意書「一票の不平等」を容認する判事に×を...ということだが...自分の一票の価値は......
Posted in MADCONNECTION on August 29, 2009 08:00 AM

売国者たちの末路

「売国者たちの末路」 暫く前に読んだ本であるが衆院選の前にエントリーしようと思い「下書き」のままにしていたが、akiさんが『売国者たちの末路』をエントリー、それを見て出番となった。 私はテレビの政治報道が大嫌いである。政治家の顔が画面に映ると気分が悪くなるのでリモコンを手にとりザッピングする。上っ面だけのテレビの政治報道を見なくても新聞やネットに目を通せば充分なので別に困ることもない。しかし、世の中には新聞も読まないし、ましてやネットなんて...見た事もない人も多い。彼らは為政者にとっては都合の良い人達である。そんな観客を取込んで小泉劇場は大盛況となったのだが...カイカク・ミンエイカを絶叫!浪費国家米国に日本を売り渡し、目的を達した座長は引退、座付き作家も参考人招致を避け平蔵ならぬ「知らぬ顔の半兵衛」を決め込んでいる。 ここで政権交代しないと、我々は憲法で保障された主権在民も、生存権も、三権分立も、それら全てを失うことになるでしょう。...
Posted in MADCONNECTION on August 1, 2009 08:57 AM

Che...「他者の痛みを感じられるか」

Che Apple - Movie Trailers - Che キューバ革命前夜、『君が死んだら誰に連絡すればいい?』このフィデル(カストロ)の言葉がボリビアでのゲリラ活動を記録した『ゲバラ日記』(1966.11.7〜1967.10.6)を死(1967.10.9)の三日前まで続ける大いなる動機付けになったのではないだろうか。「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」のプロローグはそんな事を考えさせられる。連絡するのは家族だけではないのだ...。 最初は82名で始め、一時たった12名まで数を減らしたキューバ革命は次々と民衆を味方に付け成功した。しかし、ボリビアでは...未だ機が熟していなかった。先住民の血を受け継ぐ多くの貧しい農民にとって、支配者たる政府も、ゲリラも心を開くことを許さない他所者でしかなかった。彼ら先住民の末裔と信頼関係を築くには時間が不足していた...。 フィデルへの「別れの手紙」でなく...「子どもたちへの最後の手紙・1965」(The Che Handbookより引用)...『イルディタ、アレイディタ、カミーロ、セリア、エルネストへ、 この手紙を読まねばならないとき、 お父さんはそばにいられないでしょう。 とりわけ、世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、 いたみを感じることができるようになりなさい。 これが革命家において、最も美しい資質です。 子どもたちよ、いつまでもお前たちに会いたいと思っている。 だが今は、大きなキスを送り、抱きしめよう。 お父さんより』僕は知らなかった。高橋悠治が2005年12月のICC公開トークで提示したテーマ「他者の痛みを感じられるか」 はゲバラの「子どもたちへの最後の手紙」からの引用だっただろうことを...。ともすれば失われそうな他者の苦しみをおもう痛覚を取り戻す為にも観ておきたい映画である。...
Posted in MADCONNECTION on February 15, 2009 01:50 AM

i文庫

思えばiPod touchの頃から手軽に青空文庫を読めるリーダーを欲していた。Aozora Bunko for iPod touchはネットに接続されていることが条件でオフラインでは読めなかった。iPhoneを入手してからPDFを読む"FileMagnet"を使って青空文庫を読もうと試みたこともあったが、一々、テキストファイルをiPhoneのスクリーンサイズにPDF化するのも面倒なことだ。そのうちオフラインでも青空文庫を読めるリーダーが幾つかAppStoreに出品されるようになった。その中でフォントサイズとルビに対応した『青空読書』を買ってみたが、本文がゴシック体であることと、本文中の注釈等も全て本文と同じように表示されるのが、気持ち良いものではなかった。そうしたユーザーの不満を解消する青空文庫リーダーが漸く登場した。『i文庫 』がそれである。青空文庫からテキストファイルをダウンロードして本棚にコレクションできることは当然であるが、既に『i文庫 』に最適化された152作品が内蔵されており、主だった文豪の作品は直ぐに読めるようになっている。なによりも本文が明朝体で表示できるのが良い。これならiPhoneで読書する気になれるというものである。iBunko :(¥350はキャンペーンプライスのようだ。) 追記:任意のテキスト(例:上図・日本国憲法)を『i文庫 』に取込んでみました。...
Posted in MADCONNECTION on December 17, 2008 01:35 AM

官邸崩壊

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年・上杉隆・著、新潮社刊 昨日の事態を予知していたかの様である。 ベンジャミン・フルフォードのブログで首相に引導を渡したと推測されている記事であるが、恐らくは本日発売の週刊文春の上杉隆による記事ではなかろうか。掲載誌が新潮でなく文春と云うのは、色んな事情があるのだろう。 ひとまず、虚ろに空を彷徨い、時折懇願するようなカメラ目線を見なくて済むのは有り難いが、それにしてもKYどころか、これほど適性に欠いた人間を首相に仕向けた連中の罪は重い。ところで、官邸のメディア対策について読んでいると、相撲協会理事長の言動に重なる部分も多いのだが、、。 「大竹紳士交遊録」: 【9月12日 大森望(辛口書評家)】で急遽紹介...
Posted in MADCONNECTION on September 13, 2007 02:11 PM

日本国憲法

『未だ足立区に住んでいた頃、週に一度くらい映画を見に連れていかれた。一般家庭にテレビが普及する前の話である。当時は映画の本編を上映する前には必ずニュース映画が上映された。そのニュース映画の記憶は、スエズ運河、エジプト、戦争、という断片だけだが、今すぐにでも世界大戦になりそうな印象は覚えている。状況から判断すると1956年のスエズ紛争の事だろう。そうすると僕が小学一年生の時の記憶である。 それから暫くして、中学一年の長兄と近くの神社の前を歩いていると、爆音と共に一筋の雲を残しながら飛行機が頭上を飛んでいった。「また、戦争が始まるの。」と僕は兄に尋ねた。「日本には憲法九条があるから、もう戦争はしない。」と兄は言った。僕はそれを聞いて少しだけ安心した憶えがある。』 以上は2005年8月12日のエントリーの再録であるが『、、少しだけ安心した、、、』と書いたのは、子供の頃から、為政者によって改憲され再び徴兵制度が施行され、最悪の日を迎えるのではないかと云う不安が常にあったからである。...
Posted in MADCONNECTION on May 3, 2007 08:47 AM

8月15日と南原繁を語る会

昨日は「8月15日と南原繁を語る会」に行ってきた。この講演者の顔ぶれから見ての通り、内容の濃い、興味深い話の連続で「学問の自由=アカデミック・フリーダム」を問う三時間の講演が瞬く間に終わってしまった。立花隆による趣意書を締め括る、『南原繁の衣鉢を継いで、日本の歴史について、日本の現在と未来について、広く、深く、遠くを見る見地から、いま言うべきことを言っておこうとする者がここに集っている。』の言葉に続けて、立花隆は日本の現在と未来について狭く、浅く、近くしか見られない人達(政治家)を(大学から)批判する声を挙げるべきであると述べている。それは正に先の戦時中の指導者の孫が次期総理の最有力候補となっている現在、憲法改正を含めて戦前の日本帝国に逆戻りすることへの危機感の表れでもあり、知識人の覚醒を問うことでもあろう。 立花隆の「メディア ソシオ-ポリティクス」第83回 小泉首相“開き直り参拝” 日本が見失った過去と未来...
Posted in MADCONNECTION on August 16, 2006 10:48 AM

転載・"WORLD PEACE NOW"

━━━━━━━━━━━ まるごと 転送 大 歓 迎 ━━━━━━━━━━━    "WORLD PEACE NOW" ニュース Vol.56  2005/5/19        最新情報・解除->> http://www.worldpeacenow.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━...
Posted in MADCONNECTION on May 19, 2006 07:36 AM

エドワード・サイード OUT OF PLACE

来週からアテネ・フランセ文化センターで2003年に白血病で亡くなったエドワード・サイードの足跡を辿る『エドワード・サイード OUT OF PLACE 〜Memories of Edward Said〜』が上映される。制作・配給元は映画 日本国憲法や送還日記のシグロだ。シグロのNewsによれば映画 もんしぇんの公開日も決まったようだ。...
Posted in MADCONNECTION on May 13, 2006 11:24 AM

別件逮捕と共謀罪

昨年の国会で成立断念した共謀罪が今国会の委員会審議入りしたのに合わせるように、耐震偽装事件容疑者の別件逮捕が行われ、続けてホリエモンの保釈が認められるようです。権力の演出に報道機関が劇場を提供しているように思えます。先月の朝日新聞社長の息子が大麻取締法違反容疑で逮捕されたのも「共謀罪」を批判する報道を押える狙いがあったという見解もあるようです。これで脇が甘く、問題意識の稀薄なジャーナリストもどきはこれで腰砕け状態になるだろうと云う狙いかも知れませんね。このまま、権力が暴走し日本の北朝鮮化が現実のものとなるでしょうか。...
Posted in MADCONNECTION on April 27, 2006 09:42 AM

戦争と建築家

akiさんが今日のエントリーRachel Corrieで3年前、イラク戦争が始まった頃のことを書いています。aki's STOCKTAKINGを立ち上げたのが2003年5月のことですから、その2ヶ月前はメーリングリスト等で意見を交換していたことになります。 以下はその時に書いた「戦争と建築家」です。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------- 戦争について考えると、どうしても二人の建築家のことが思い出されます。 それはジュゼッペ・テッラーニとイアニス・クセナキスの二人です。戦争に翻弄され 自らの命を絶った者と、生き延びた者、対照的な人生ですが、二人とも国家と 戦争によって人生を狂わされたことには違いありません。...
Posted in MADCONNECTION on March 20, 2006 01:15 PM

モラル崩壊

建築確認の許認可業務が民間委託されたときから、不正が起こるのではと懸念していたが、最悪の事態ですね。手抜き工事で崩落したビルの工事責任者を死刑判決にした韓国だったら、あの建築士は刑事裁判で重罪になるでしょうね。それにしてもテレビカメラの前の彼は不敵不敵しく、反省すらしてませんでした。理念以前のモラルが崩壊しているのでしょう。バブル時は「法に触れなければ何をしてもよい」と云う風潮でしたが、それが「バレなければ何をしてもよい」に変化してます。大人がこの様です、反省を忘れた誰かとイメージが重なり、この国の現在を象徴しています。また急速な米国型・自由主義市場経済への移行が齎した事件ともいえるでしょう。 追記:この一週間前のエントリーで憲法25条と建築基準法を書いたが、何か予兆のようなものを感じていたのかも。 東京新聞11月22日欠陥住宅は今日も建つ・検査機関機能せず...
Posted in MADCONNECTION on November 19, 2005 10:20 AM

憲法25条と建築基準法

1980年代に一級建築士試験・設計製図受験講座の講習会講師を5年程務めたことがあった。受験講座は4月から10月の試験日直前まで毎日曜日行われ、前半を基礎練習に8月の学科試験の週に設計製図の課題が発表された後は、その課題に合わせて練習課題が出される。試験課題が集合住宅の年があった。練習問題では規模や敷地条件を想定してプランニングを行うのであるが、ある受講生は毎回、建築基準法とその関連法規を無視してプランニングをし、何度注意してもそれが直らなかった。彼は建築の質のことなど全く考えていなかった。日照や採光を無視し面積さえ確保できれば良いと云う考えであった。僕は憲法25条の生存権を引き合いに出し、建築基準法の主旨を「国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を守るための最低限の基準であることを示し、この集合住宅の計画案で健康で文化的な最低限度の生活が過ごせるかよく考えなさいと諭したが、僕の言っていることが理解できないのか一向にプランが改善されることもなく、当然の結果として彼は試験に失敗した。試験直前の特訓講座で、彼が日本を代表するゼネコン大手五社の一つに勤める者であることが胸のバッチで判明したが、あのゼネコンならば、さもありなん、結局はそういう社員教育が為されているのであろうと妙に感心してしまった。近頃、サスティナブルやロハスという言葉をそうしたゼネコンやデベロッパーのサイトで見せられるにつけ片腹痛い思いをするのである。...
Posted in MADCONNECTION on November 12, 2005 10:10 AM

21世紀の治安維持法か

歪んだ選挙制度による自民党の圧勝を受けて共謀罪 3度目の国会提出ということになった。郵政民営化を隠れ蓑にして「憲法改正国民投票法案」やら小泉政権が本当にやりたかったことをごり押ししそうである。タカ派的発言の目立つ文芸春秋の広告見出しでは石原慎太郎は郵政民営化よりも自民党議席過半数のうちに憲法改変をと鼻息も荒い。憲法改変の前に共謀罪を成立させて言論や結社の自由を封印することは明らかである。そしてテロ対策と称して公安を戦前の特高のようにするだろう。斯くして言論の自由と人権は奪われる。ん〜何のことはない、気付いた時には日本の北朝鮮化と云うことかもね。 本日、「共謀罪」審議入り。来週中に衆議院通過か 追記:森永卓郎のコラム・小泉構造改革をどう生きるか 金子勝・誰も本当の改革を望んでいなかった...
Posted in MADCONNECTION on October 15, 2005 12:53 AM

裏表構造改革

今年の2月8日のメモである。 三位一体構造改革とは何だろうと考えると、小泉内閣は「立法」「司法」「行政」の三位一体を目指しているのではなかろうか、その三位一体にプラス1でNHKまで含めてメディアコントルールする。そして憲法の骨幹である主権在民、三権分立を闇に葬り去る。尤も官僚主導の法案がそのまま罷り通る立法府であるから既に三権分立も遠の昔に怪しいのだが、それを一層強力にし官僚と内閣によって好き勝手に国家を支配運営するのが彼らの改革の中身なのだろう。半年前の懸念が"猫だまし"のような衆院選で現実化の様相を示しているようだ。...
Posted in MADCONNECTION on September 17, 2005 03:36 PM

問われるメディアリテラシー

今回ほど選挙民のメディア・リテラシー能力を問われている選挙はないだろう。ワイドショー型政治に振り回されないためにも選挙期間中はテレビを見ない方が良い。何しろ「小泉支持者はIQが低い」 と分析されているくらいだから、如何に国民が小泉にとって与しやすし愚民として侮られているか分かる。カイカク、カイカクとキャッチコピーに翻弄される考えないヒトが増えているのだろう。そんな中、外国誌系メディアのNewsweekは『小泉「郵政選挙」はまやかし』と切り捨て、経済効果が期待できない民営化にかまけすぎれば、日本が沈む、と訴える。また森永卓郎氏は郵政民営化はデメリットも大と述べている。既に郵政事業の公社化や財政投資融資制度改革で郵政事業の改革は段階的に行われている。「郵政民営化」と書かれた錦の御旗の蔭に何が隠されているのかが問題である。憲法の主権在民とは政治家に好き勝手にさせない為の国民の権利である。 最高裁判所裁判官 国民審査の判断資料...
Posted in MADCONNECTION on September 6, 2005 02:02 PM

憲法九条

幼い頃、週に一度くらい映画を見に連れていかれた。一般家庭にテレビが普及する前の話である。当時は映画の本編を上映する前には必ずニュース映画が上映された。そのニュース映画の記憶は、スエズ運河、エジプト、戦争、という断片しか無いが、今すぐにでも世界大戦になりそうな印象は覚えている。状況から判断すると1956年のスエズ紛争の事だろう。そうすると僕が小学一年生の時の記憶である。 それから暫くして、中学一年の長兄と近くの神社の前を歩いていると、爆音と共に一筋の雲を残しながら飛行機が頭上を飛んでいった。「また、戦争が始まるの。」と僕は兄に尋ねた。「日本には憲法九条があるから、もう戦争はしない。」と兄は言った。僕はそれを聞いて少しだけ安心した憶えがある。 軍隊を持たない国<上> コスタリカ 軍隊を持たない国<下> パナマ...
Posted in MADCONNECTION on August 12, 2005 09:00 AM

靖国問題

靖国問題 高橋哲哉・著 ちくま新書・ISBN4-480-06232-7 定価(720+税) 著者の高橋哲哉氏はリベラリズムの人だろう。その著者がプラグマティズムな観点から冷静に靖国問題を、感情の問題、歴史認識の問題、宗教の問題、文化の問題、そして国立追悼施設の問題と分析し、最後に極めて現実的な解決の方向を提示している。それは「政教分離」の徹底により国家と神社の癒着を断つこと、次に神社の信教の自由を保証すると共に遺族側の信教の自由も保証することである。それは合祀を望まない遺族に対して神社側が応じることであるとしている。要するに、そこに祀られたいと遺族が望む戦死者だけを祀る一つの宗教法人として自立することが現実的選択としている。しかし、この新書の最も重要な個所は最終章の石橋湛山について触れた部分にあるのではないだろうか。...
Posted in MADCONNECTION on June 23, 2005 11:18 PM

冤罪を生むもの

70年代の小劇場ブームの火付け役となった"つかこうへい"の「熱海殺人事件」は警察の取調室を舞台にした演劇である。テーマとなっているのは「事件は現場で起きているものではなく、取調室で刑事によって作られるものである。」というものである。アイロニカルな笑いを生む屈折した演出は観客に自虐的なカタルシスを残し幕となる。しかし密室で行われる警察の取調の様子を"つかこうへい"は一度も見たことがない筈である。取調室に弁護士が同席することも、公正な取調が行われることを検証するためのビデオ撮影、即ち「取調べの可視化」も行われていない。数年前に日韓の弁護士団体が共同で「取調べの可視化」を求める運動を起こし、韓国では「取調べの可視化」が実現されることになったようだが、日本では民主党による議員立法も与党により否決廃案になっている。先進国と云われている国で「取調べの可視化」が行われていないのは日本だけであり、あきらかに基本的人権を無視した憲法違反でもある。今年、再び民主党によって議員立法されているが、このメディアも積極的に取り上げない法案の推移を見守りたい。 中村正三郎のホットコーナー・テレビ版噂の眞相「日本のタブー・検察ファシズムの闇 」 「取調べの可視化」についての意見書 日本弁護士連合会 民主党議員立法「刑事訴訟法の一部を改正する法律案(弁護人立会権、取調べ可視化)...
Posted in MADCONNECTION on June 6, 2005 03:39 PM

アメリカが死んだ日

Newsweekの今週号のコピーは過激だ。『アメリカが死んだ日・ブッシュ続投で地に落ちた「自由」の理想』である。昨日もTBSでブッシュ番組があったようで「見捨てられるアメリカ」への警鐘なのか。金平茂紀氏のホワイトハウスから徒歩5分は大統領就任式の異様さを伝える『「帝国」の就任式をみる』である。しかし昨日の最高裁判決の公務員による「公権力の行使」とは何ぞや、為政者による憲法改定の真の目的は「主権在民」を葬ることにあることを肝に銘ずべき。...
Posted in MADCONNECTION on January 27, 2005 10:09 AM

超監視社会

「過防備都市と超監視社会」と聞くと、なんだか近未来社会を描いたSFの「1984」や「未来世紀ブラジル」のようであるが、国民の知らぬ間に、いま其処に見える現実になるかも知れぬ。 8月23日付け東京新聞朝刊の特報記事『超監視社会』の前夜? 標的は…労組と市民団体はエントリー「情報操作内閣」で紹介した5月14日付けの記事「なぜ ビラ配布で 拘置75日」をもっと合法的に為政者のやりたい放題にできるように法律整備するものではなかろうか。何れにせよ、憲法改正へ向けて反対意見を封じ込めるための手段のように思える。...
Posted in MADCONNECTION on August 25, 2004 10:22 AM

2大政党制

ワシントン在住の金平茂紀氏による「ホワイトハウスから徒歩5分」 7/19付け「2大政党制がそんなにいいのか?」に注目。 小選挙区制や参院選比例代表等々、次から次に政権政党に有利な選挙制度が実施されるが、都市と地方の一票の格差は是正されぬまま。支持政党をもてない知識層の棄権票に加え、死に票にするより野党第一党へという消極的理由で「2大政党制」に収斂されるとなると、まったく選挙によって民意が反映されない。それが権力側の狙いでもある。大政翼賛的情報操作でその政治不信スパイラルを誘導しているのがメディアであることも始末が悪いが、メディアの中にも異を唱える人物もいる。...
Posted in MADCONNECTION on July 28, 2004 05:20 PM

乱用される土地収用・病める米国

6月11日深夜のCBSドキュメントを見た。メインテーマはカリスマ主婦のマーサ・スチュワートを巡るインサイダー疑惑だったが、二つ目のテーマに病める米国の側面、頽廃する資本主義国家を見る思いがした。 オハイオ州クリーブランド郊外のレイクウッド市の閑静な住宅街を巻き込んだ再開発計画の騒動は行政側の市が私有地を強制収用して、その土地をデベロッパーに売却、デベロッパーはその土地に高級コンドミニアムとショッピングセンターを建設するという。つまりは行政がヤクザまがいな地上げ屋の代行をするという、とんでもない計画である。市側の言い分は高級コンドミニアムとショッピングセンターが建設されることにより市の税収が増えて財政が潤う、従ってこの計画は公共の利益になると云うものである。...
Posted in MADCONNECTION on June 14, 2004 09:00 AM