昨夜、風呂から上がって何気にテレビ欄を見たら「トーキョーアースダイビング」の文字が目に入った。深夜2時からの1時間番組である。取り敢ず録画予約しておき、さわりだけちょっと見て確認してから寝た。予想通り中沢新一の「アースダイバー」を基に制作されたものだった。番組内容は自転車でトーキョーをアースダイブする女性タレントのモノローグを縦糸に、渋谷の神泉・丸山町界隈を徘徊する中沢新一の蘊蓄を横糸に構成されている。アースダイビングの出発地は代官山ヒルサイドテラスの猿楽塚、そして、渋谷、十二社、芝公園、六本木・麻布、銀座・新橋と漂流し、上野公園の岬に漂着する。番組のナビゲータでありアースダイバーとなる香椎由宇は、どうやら帰国子女のようである。アースダイバーとなり、トーキョーをDigすることで帰国子女の目に写っていた東京がどう変化するのかがポイントのようだが、タレント・香椎由宇のイメージビデオを見せられている気もするのは、フジテレビとホリプロのタイアップだから仕方ないのかな。そして、中沢新一が鉄人28号の金田少年の行く末に見えたのは気のせいだろう。
フジテレビ、トーキョーアースダイビング、香椎さんの出てる分、誰かもっていらっしゃる方を探しています。
とてもみたいです。
宜しくお願いします。
今日(4/2)の深夜と云うか明日(4/3)の未明に再放送されます。
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フジテレビ
02:30 トーキョーアースダイビング[再][出]中沢新一 [出]香椎由宇
iGaさん、こんばんは。「微地形と場所性」について、拙ブログで紹介いたしました。そのなかで、このエントリーについてもふれています。よろしくお願いいたします。
http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/366.html
マナブさん、はじめまして。
>HDDで録画
その願望はいまだ実現せず、ご要望に叶えず残念であります。
わきたさん
クリック一発、そちらに飛びます。
僕もこの番組見ました。面白かったです。
ただ番組冒頭を見逃してしまって・・・
DVDでぜひ欲しいと思っているんですが、
どなたかHDDで録画した方がいたらコピーしていただけないでしょうか?
少しだけ拙ブログで、この「エントリー」と「飛躍文化人類学」について触れました。
http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/355.html
この番組偶然テレビでみましたよ。途中からですけど
。この番組を頭からみたいんですけど誰かDVDで録画した人いませんか?
石川初さんのweblog「身辺メモ」のエントリー"the earthdiver diver"も面白い。
http://fieldsmith.net/bslog/archives/2006/01/the_earthdiver.html
考古学系のブログで番組への批判がなされている。
この批判は当然でしょうね。
http://maia.exblog.jp/2879691#2879691_1
すみません。さきほどのコメントに付け加えて…なのですが、朝倉さんは、代々その土地に暮らしてきた旧家であるがゆえに、「地霊がこもる場所」のような陰影のある「場所性」について大変敏感であり、同時に、そのような土地のあり方についても強く責任を感じておられたのでしょうね。
Posted by: わきた・けんいち at December 29, 2005 12:25 PMiGaさん、こんにちは。丁寧に槇文彦さんの文章を引用していただき、ありがとうございます。いや〜、もうすぐにでも『見えがくれする都市』(槇文彦、鹿島出版会SD選書)手に入れたくなり、さきほど発注しました。例によってAmazonですが(っていうのが気にいらないのですが…)、よく読まれている本のようですね。娘が建築を勉強しているので、父娘で読ませていただきます。引用していただいた文章の後半部分、読んでいてゾクゾクしてきますね〜。特に、「盛上った地形は地霊がこもる場所と考えられ…」という部分は。私が、『Kai-Wai散策』のmasaさんが撮影される街の風景に時々強く感じるのは、まさにこのような「地霊がこもる場所」の問題なんです。
Posted by: わきた・けんいち at December 29, 2005 12:09 PM「見えがくれする都市」から「猿楽塚」をイメージしたと思われる槇さん(ヒルサイドテラス設計者)の文章を一部引用すると、こうした話が施主の朝倉さんと交わされていたと想像されます。
『今でも東京の周辺に存在する円墳は、こうした樹木が茂ってむしろ自然の山に似せられてつくられている。そしてそこに小さな社がひっそりともうけられているのをしばしば目撃することがある。恐らく古墳は日本において最初の人工的な象徴物であった。梅原猛はこれを日本の最初の塔的建造物であるといったが、そうした本来権力の象徴であるべきものが、すでに疑似的自然であったことが面白い。そして往々にして、屋敷の片隅の盛上った場所に嗣をたて稲荷塚をはじめとする屋敷神を祭ったように、盛上った地形は地霊がこもる場所と考えられ、生い茂った緑はこもるにふさわしい自然の奥深さを意味していた。それは僅かな地形の変化、樹木の存在、見晴し、湿り気等、自然がつくり出す微妙なニュアンスの象徴化である。』
iGaさん、さっそくお返事いただきありがとうございます(と、掲示板風・・・)。そうですか、「施主も建築家も渋谷区文化財保護条例の指定に関わらず、猿楽塚を保存していた」わけですね。これはいい話しを教えていただきました。また、文献のまで紹介していただき、ありがとうございました!!ところで、私は、建築のことはまったくわからないのですが、ヒルサイドテラスは、1960年代に計画されたのですね。驚きました。
そこで、少し槇文彦さんについて調べてみたくなりました。ネットでは、朝倉家と塚の話しも出てきています。
http://www.hillsideterrace.com/history-p-maki.html
「朝倉さん達は私と同じように、ゆっくりとした開発のペースを共に楽しむ雰囲気を持ち続けた。そして急いで絵にかいたヴィジョンのかわりに、地域社会の中で何が次にできるかということについて明確な意識と責任の所在を問う姿勢が常に我々のディスカッションの背後にあったと思う。たとえば、第3期の用地の真中にある数百年の歴史のある大きな塚は当初より計画の中心であった。」
(今回、「旧朝倉邸と庭園の将来を考える会」という市民活動も行われていたことを初めて知りました。)
わきたさん、こんにちわ。
猿楽塚は渋谷区の指定文化財となっていますが、渋谷区文化財保護条例は昭和五十年に施行されているので、指定されたのは昭和五十年以降と考えられます。
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/reiki_int/reiki_honbun/g1140552001.html
ヒルサイドテラスの1期工事が1967〜1969、二期工事が1971〜1973、三期工事が1975〜1977となっています。猿楽塚は三期工事の時に整備されているので、その時に渋谷区文化財保護条例の指定を受けたと考えられます。
しかし、ヒルサイドテラスの1期工事の時に既に全体計画のマスタープランも発表され、猿楽塚を保存する形で計画されていたと記憶しています。ですから施主も建築家も渋谷区文化財保護条例の指定に関わらず、猿楽塚を保存していたと思います。
ヒルサイドテラスの設計者・建築家の槇文彦氏は著書「見えがくれする都市」(鹿島出版会SD選書)の中で猿楽塚の写真を例に場所性について語っています。(P-214)
iGaさん、こんにちは。私は、代官山にはいったことがありません。ですので、このあたりのこと、よく知らないのです。猿楽塚は、2基の築山が並んだ、6〜7世紀の円墳だそうですね。それが、朝倉氏の敷地内にあったとすると、朝倉氏自身にこれが古代の墓であるとの自覚があったかどうかは別にして、特殊な、聖なる場所として、屋敷地のなかに大切に取り込んだというふうにも想像してしまいますし、そうやって、場所性が再生産されてきたのかなとも考えました。ところで、この猿楽塚、ヒルサイドテラスの開発以前から、文化財かなにかの指定を受けて保護されてきたのでしょうか、それとも、保護はないけれど、ヒルサイドテラスの開発においても、この場所をいじることができなかったのか。後者だったらオモシロイなあ〜と思うのですが、実際のところはどうなんでしょうね。
先日の地図バザールの帰りに、いのうえsanとmasaさんと御一緒に、この番組にも紹介されたヒルサイドテラスの猿楽塚に立ち寄りましたが、ヒルサイドテラスの朝倉不動産のオーナーの朝倉氏は甲州武田家の家臣の末裔なんだそうです。(タモリのTokyo坂道美学入門に書いてありました。)朝倉家はこの辺りの豪農で庄屋だったとは聞いてましたが、そこまでは知りませんでした。この辺りはヒルサイドテラスが出来る前も知っていますが、どこか農家の面影を残す屋敷があって、恵比寿農協がその旧山手通に面した一画にあり、猿楽塚は朝倉家の敷地内にあったと思います。
Posted by: iGa at December 28, 2005 11:27 AMiGaさん。おはようございます。
>徘徊マップができたらお知らせします。
わ〜、嬉しいです。どうか、よろしくお願いいたします。
>それは、カイツブリです、いやカイカブリです。
う〜ん、iGaさんもかなり『ア…』度が高まっているご様子ですね〜(^^)ゞ。
nozさん。
>どこか雰囲気が、iGaさんと似てらっしゃ、、、
それは、カイツブリです、いやカイカブリです。(・・;)
わきたさん
徘徊マップができたらお知らせします。
わ。私も偶然、見ましたよ!
閉店同時にバタンキューして、深夜にふと目を覚まして、なんとなくTVをつけたら、あれ、どこかで聞いた話。狐の横穴の話あたりから見ました。
カルピスバターテイストの気取った演出でしたね。きれいなお姉さんに泥臭いのは似合わないんでしょうね。
中沢氏をはじめて見ました。どこか雰囲気が、iGaさんと似てらっしゃるような気がしました。
たぶんそのせいで、明け方、iGaさんとパフォーマンスのダメ出しをする夢を見ましたよ!縄のれんに描いたライオンの顔がよくないって話でした。
年末、疲れ気味でしょか。
年明けのアースダイブ記事、楽しみにしております。風邪にはお気を付けてください。
こんばんは、iGaさん。番組内容は、やはり、そんな感じだったんですね。それから、「これは私達の想定内でした」とのこと。関西から活動を拝見させていただいている者の勝手な言い分ですが、「使われませんでした」でよかったな〜という思いです。でも、皆さんにとっては、どっちであろうと、我が道を行くということで、関係のないこどてしょうけれど。次回の「アースダイビング@江戸東京地下水脈」、もう今から、むちゃくちゃ期待してしまっています(^^)。
Posted by: わきた・けんいち at December 28, 2005 12:07 AMわきたさん、こんばんは。
>ちょっと「?!」という感じなのでしょうか。
一通り、アースダイビングのツボは押えていますが、理屈よりも感覚的でオシャレに語られています。ですから番組を見て視聴者が目覚めてそれ以上Digしようとするかは「?!」でしょう。話題に目敏いフジテレビとホリプロの利害が一致して作られた番組なのかな。ビデオ録画でCMを飛ばしながら見れば良いでしょうが、実際にリアルタイムで見たら、寝ないで起きているのが辛い番組かもしれませんね。それに、Mについては当然のことですが語られてません。
>「鉄人28号の金田少年の行く末」
私の単なる印象です、金田少年が大人になると風貌が中沢新一みたいになるのかなと、なんとなく思っただけです。
TBSの地震特番は既に放送されましたが、録画を早送りで見ましたが、使われてませんでした。これは私達の想定内でした。
iGaさん、こんばんは。こんな番組をやっていたとは知りませんでした。エントリーにお書きになっている内容からすると、ちょっと「?!」という感じなのでしょうか。「鉄人28号の金田少年の行く末」って、なんだか意味深ですね〜。それはそうと、アースダイビング@下北沢のときのTBSの取材って、もう番組になったんですか?
Posted by: わきた・けんいち at December 27, 2005 08:20 PM