東京新聞・元日の筆洗に哲学者内山節さんの手書きの『やませみ便り』から「農山村が都市を見捨てるときが来るような気がしています。都市を背負って生きるのはいやになったという気分が、最近の農山村には芽生えてきている。」との一節が紹介されている。都市が農村や山林を搾取していると云う観点では、1月3日の特集記事異端の肖像2006 「怒り」なき時代にの花粉症撲滅センター代表 永峯勝久の話と共通だ。そして3日には地方ゼネコンの現況が特集記事になっていた。景気回復の兆しがみられると云ってもそれは東京の一部だけのこと。公共工事の削減や民間需要も乏しく、地方での仕事が減り、活路を東京に求める地方ゼネコンが増えている。耐震偽造疑惑の木村建設(熊本県)もその一つだった。木村建設と受注競争したある地方ゼネコンは木村建設の見積価格は信じられないほど安かったと云う。元日のエントリーに添付した大学地図にある幾つかの大学でも少子化に伴い都心回帰現象がみられる。何れにしても超高層化による大学棟は、もはやキャンパスと呼べるものではなく。ましてやアジールには程遠いものだ。アカデミズムが日本列島を消費して生き延びようとしている姿も悪夢である。
Posted by S.Igarashi at January 5, 2006 11:49 AM 栗田さん、どうも。
「佐渡ヶ島ニュース」は地方の問題じゃなくて、明日の我が身の問題ですね。
わきたさん、どうもです。
TB問題を解決すべく、Movable Type 3.2へのアップデートとか、考えるだけで実行が伴いません。反省の日々です。
「凪」は流通という動脈をあたりまえの日常として島へ運び、
「時化」はその動脈を断ち切って、壊疽した島はサバイバルな原始社会へと戻っていきます。
まだまだ都会と密接な経済関係を保ちたがる地方が多いのですが、この冬の悪天候による時化で佐渡をはじめとする日本海の島々の備蓄が底をついています。
そんなとき、人は自分の本音をしゃべり始めるようで「佐渡ヶ島ニュース」のブログでは、島民だけでなく島外の人々からの赤裸々なコメントが寄せられています。
佐渡ヶ島ニュース
http://blog.goo.ne.jp/sadocity/
iGaさん、こんにちは。今日は、“いまさら”なんですが、インフルエンザの予防接種をしてきました。ところで、TBができないようですので、かわりに、「内山節」関連ということで。http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/345.html