March 25, 2018

アメリカンドリームの終わり

[Book]

アメリカンドリームの終わり あるいは、富と権力を集中させる10の原理
本書は2015年に米国で公開されたドキュメンタリー映画・「Requiem for the American Dream」を元に2017年3月に米国で出版されたペーパーバックス版「Requiem for the American Dream: The 10 Principles of Concentration of Wealth & Power」の翻訳版(2017.10.15)です。残念ながら映画は日本では公開されておらず輸入盤のDVDかBlu-rayを字幕無しで見るしかない様です。帯にも書かれている『今日のアメリカは明日の日本だ』とは、数十年前から良く言われている事ですが...僕は世界的に同時進行していると思うし、本書は明日の日本ではなく、現在の日本、いや世界中の市民に対する警告ではないだろうか。
...と下書きのまま半年程そのままでいたら、次の本も出てしまったので、慌ててのエントリーです。

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Posted by S.Igarashi at 10:15 AM | コメント (0)

March 20, 2018

巴水と圓生

[Book]

大正末期、六代目三遊亭圓生(1900〜1979)が三遊亭圓窓から橘家圓蔵を襲名した時分だから25歳位だろう、その頃から始められた落語勉強会「橘会」を後援する会員の一人に、圓生より七歳年上の川瀬巴水(1883〜1957)がいて、何かと支援を受けられていたと云う話しが圓生の「浮世に言い忘れたこと (小学館文庫)」「寄席こしかた/あたくしの勉強会 」に書かれていた。そんなエピソードを知ると巴水の「東京二十景 芝増上寺」 1925年(大正14年)を描いていた頃、同じ芝の三光亭で行なわれていた落語勉強会「橘会」にも巴水は顔を出していたことだろう、芝露月町(現・新橋五丁目)生れの巴水にとって芝増上寺界隈は日常の風景そのものであったことだろう。そう考えると何となく巴水の版画を見る目にも奥行きがでてくる。
どうやら、三遊亭一門は若手育成のため自ら席亭を設ける傾向があるようだ、尤も金儲けを第一優先としない席亭の運営は順調とは云えず、芝の三光亭も青山に移転したり、流浪の日々の末、消滅したようである。圓生の弟子の円楽も自分の席亭「若竹」を潰したり、好楽も「池之端しのぶ亭」を設けたりするのも...一門に伝わる遺伝子かも...。

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Posted by S.Igarashi at 12:15 PM | コメント (0)
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