September 20, 2018

アジア辺境論

[Book]

アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)
内田 樹 姜 尚中
一年前(2017.8.24)の発行である。ブックカバーの見返しにある内容紹介に『アメリカ、欧州で排外的な政治勢力が台頭する中、ロシア、中国の影響力が日増しに拡大している。米ソ対立の冷戦終結から四半世紀経ち、世界各地に複数の覇権の競合関係が生まれている。はたして、その狭間で日本が生き残るためには何が必要なのか?
その鍵は日・韓・台の連帯にあり。アメリカとの一方的な従属関係を見直し、中国、ロシアなど、スーパーパワー間にある中小民主主義国家同士の協力関係の構築いかにして可能か。世界史レベルの地殻変動と戦後の平和国家的な国の在り方を蹂躙する近年の日本の政策を目の前に、リベラルの重鎮ふたりがその理路を提示する。』とある。
 二人とも僕と同世代であるから、小中の義務教育で、平和憲法、基本的人権、表現の自由、義務と権利、三権分立、等々を学び、多少進歩的な教師がいれば、英国の社会福祉政策や北欧の福祉国家、スイスの永世中立等々を理想として教えられたと推測する。もちろん、戦前の生き残りのトンデモない教師も居たが...表立ってヘイト的発言をすることは憚られていた。
それが...今ではどうだろう...民主政治は蔑ろにされ、政治、経済、教育、メディアは劣化する一方...そのような状況下で希望を失わず、生きるには......先ずは現状の認識から...他者の目も...。

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Posted by S.Igarashi at 09:51 AM | コメント (0)

September 12, 2018

誰が世界を支配しているのか?

[Book]

誰が世界を支配しているのか?
出版社の本の紹介には『『アメリカンドリームの終わり』が話題となっている、知の巨人、ノーム・チョムスキーが2016年に執筆した本書は、これまで一貫して米国政府の横暴や、それに従う御用メディア、御用知識人を批判してきた彼の集大成、あるいは遺言とも言うべき一冊。米国、中東だけでなく、日本を含めた東アジア情勢(特に北朝鮮の核問題の本質)にも触れた、「これからの世界」を読むうえで、必読の一冊』とあるが...
今年の3月から4月までテレビ東京の平日昼に放送されていた米国ドラマ『NCIS:LA極秘潜入捜査班4』でチョムスキーの本を反体制思想の教授に薦められたと云う学生に捜査班の女性が身分を隠して近付く件があった。ドラマは70年代の過激派の一人が名前を変え身分を隠して教授となり、最後は内ゲバで終身刑になると云う、判で押したような愛国ドラマとなっていたが、出演者(極秘潜入捜査班)のどいつもこいつも仲間内で罵倒しあい、ルールも都合よく自分の利益に合わせ解釈したりとか...絶対、米国には住みたくないと思わせるドラマだった。まぁ、ガキの頃に見ていた西部劇も白人社会を正当化する御都合主義そのままのプロパガンダで、相も変わらずですが、同じ時間帯で放送されていたリドリー・スコット監修の「NUMBERS」は文明批評にもなっていたのに対し、公権力に対し忖度したような内容であった。まぁ、それだけチョムスキーは公権力には煙たい存在なのだろう。(3月に書いたまま塩漬けになっていたが...トップページの記事が無くなったので。)

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Posted by S.Igarashi at 10:52 AM | コメント (0)
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