昨年の国会で成立断念した共謀罪が今国会の委員会審議入りしたのに合わせるように、耐震偽装事件容疑者の別件逮捕が行われ、続けてホリエモンの保釈が認められるようです。権力の演出に報道機関が劇場を提供しているように思えます。先月の朝日新聞社長の息子が大麻取締法違反容疑で逮捕されたのも「共謀罪」を批判する報道を押える狙いがあったという見解もあるようです。これで脇が甘く、問題意識の稀薄なジャーナリストもどきはこれで腰砕け状態になるだろうと云う狙いかも知れませんね。このまま、権力が暴走し日本の北朝鮮化が現実のものとなるでしょうか。
私は「戦後」というものは、一寸やそっとで消失するものだとは思わない。 我々が現在、声高らかに唱えている新憲法も、デモクラシーも我々の本当の、自分のものになっているとは思わない。 それが本当に心の底から、自分のものになった時において、はじめて戦後が終わったと、自己満足してもよかろう。白州次郎どうも、戦後が終わるどころか戦前に逆戻りしているような気がします。
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東京新聞2006/4/14・筆洗『天皇の逝く国で』『祖母のくに』の著者でシカゴ大学教授…
東京新聞2006/4/15・核心教育基本法改正案・お茶の水女子大教授 藤原正彦氏に聞く
Posted by S.Igarashi at April 27, 2006 09:42 AM