October 31, 2003

記録と記憶

すこぶる記憶が悪くなっている。特に人の名が思い出せない、と云うか憶えられない。これは私だけのことでもなさそうである。先日「発掘!あるある大事典」でも取り上げていたが、人の名を憶える時の優先順位は、形、属性、記号の順で、記号にあたる名前は優先順位の一番最後になる。そうすると名前などの元々は意味のない記号を憶えるのが苦手なのは、とても自然なことにも思えてくる。
そうは云っても記憶が悪いと、様々な場面で支障を来すことになるから、記録に頼るわけだが、その記録していたことも忘れてしまうと、為す術もない。
二年ほど前、CAD&CGマガジンの取材を受けた際に、何か座右の銘にしている言葉はありませんかの質問に対して「今日の便利は、明日の不便」と答えたが、その出典をどうしても思い出せなくて、そのままになっていた。
それが、先日 MAD Pressを整理している際、確か「今日の便利は、明日の不便」をテーマに何か書いたことを思い出した。どの号に書いてあるのか探してみると、その出典について「今日の便利は明日の不便 つーのは、違いの解る清家清(建築家、敬称略)のユーメーな言葉だそうで(但し孫引き)、、、」と書いてあった。そうか、清家さんの言葉だったのか。

Posted by S.Igarashi at October 31, 2003 10:54 PM | トラックバック
コメント

MAD Pressの記事の締括りは「今日の大変は明日も大変」と書いてました。記事の内容は古いバージョンのMiniCadの自動寸法に関するバグについてなので、ここに再録するのは止めました。

Posted by: S.Igarashi at November 1, 2003 01:03 PM

「今日の不便は、明日も不便」なんて、誰か云っていませんか。

Posted by: 秋山東一 at November 1, 2003 12:28 PM