August 15, 2005

「靖国」を語る

東京新聞・特集「靖国」を語るが一区切りした。
印象深い言葉をピックアップすると。
俳優・池部良の「今さらできない相談だけど、日本人自身の手で、戦争を指導した戦争責任者を摘出しなくてはいけなかった。五十年前に議論されるべきでした。」
作家・保阪正康の「ポツダム宣言を受諾していることを無視して、「勝者の裁き」と批判するのは、日本が敗戦国であるという認識を欠いている。まるで戦争に勝ったと見間違えるような倒錯した論理が、公然とまかり通っている。」
 元女優 山口淑子は「政府の個人への戦後補償の仕方を見ていると、人間の尊厳を傷つけられた人たちの心の痛みを癒やす気持ちが足りない気がします。」

合祀問題
2005年7月15日:公約通り『8・15』参拝して 東條英機元首相の孫 東條由布子
2005年7月16日:『死を喜びに』、許せない ひめゆり学徒の弟 仲里朝治
2005年7月17日:日本人自身で責任追及を 元陸軍中尉 池部良
2005年7月18日:父の魂 いまだに植民地支配 在韓軍人軍属裁判原告 李煕子
小泉参拝
2005年8月2日:戦没者の霊 私物化するな 慶大助教授 小熊英二
2005年8月3日:『A級戦犯』は罪人でない ジャーナリスト 櫻井よしこ
2005年8月4日:中国にはまだ『同時代史』 ノンフィクション作家 保阪正康
60年目の戦後
2005年8月13日:熱狂の危うさ昭和に学べ 作家 半藤一利
2005年8月14日:傷つけた心癒やす努力を 元女優 山口淑子
2005年8月15日:『帝国の遺産』清算が必要 東大教授 高橋哲哉

Posted by S.Igarashi at August 15, 2005 09:24 AM