米国大統領選挙が終わった。この先、四年間の事を考えると憂鬱でニュースを見るのも不愉快になるので、三日の深夜は教育放送の茂木健一郎の「クオリアで脳に迫る 〜脳科学〜 」とサッカー・UEFAチャンピオンシリーズを見ていた。昨日になって、その茂木健一郎氏のブログ・クオリア日記を見たら「ブッシュの再選で、こんなに気が滅入るとは思わなかった。」と書いてあった。世界中でどのくらいの人々がブッシュの再選で幻滅を感じたことだろう。嫌な予感はTBSのクルーが取材した福音教会派のテレビ伝道師を見たときに感じていた。選挙速報の赤と青で塗り分けられたアメリカの地図、あの赤い部分は今でも辺境(the frontier)なのだろうか。彼らのアイデンティティーは先住民を追い払った開拓時代とそれを正当化した宗教にあるのだろうか。
神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。そして、神の似姿として作られた、男女を次のように祝福された。 「生めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」創世記28節。原理主義者に、このミッションは未だ生きているのか。
追記:週刊文春・先週号の清野徹の「ドッキリTV語録」で「、、他の外タレさんは、宣教(モルモン教)であったり、またCIAのプロパガンダ(?)であったりと動機に不純なものがあるが、カールだけは違う。もとより日本の文化に憧憬していたのだ。」、、、、とダニエル・カールを小泉八雲の再来と評していた。たぶん、CIAのプロパガンダ(?)とされたのは自称TVプロデューサーのD.Sのことだと思うが、僕は以前より、彼はCIAのスパイではないかと考えていた。ちなみにダニエル・カールはカナダ人だったと思う。
確かに動員されてブッシュに投票した者よりも、自分の意志でストップ・ザ・ブッシュの意思表示をした者の方が数多いかも知れない。彼らがブッシュとネオコンの暴走を止める監視人になることを願いたい。マイケル・ムーアにはこれからも働いて欲しい。
Posted by: S.Igarashi at November 6, 2004 03:39 PMマイケル・ムーアは元気だ。
皆を励ましている。元気になる。公式サイトはここだ。
http://www.michaelmoore.com/
町山智浩の日本語訳がある。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20041105
私も同じです。
自分でもびっくりするくらい、ガッカリしてます。
アメリカが本当に終わってしまったと感じたのかもしれません。
これだけ世界中がガッカリしてると(言いすぎかな?)結構な経済効果もあるかもしれないですね。
Posted by: ナカタ at November 5, 2004 02:45 PM茂木健一郎氏の「ブッシュの再選で、こんなに気が滅入るとは思わなかった。」と同じ心境ですね。まったく。
3日の午後は、やらなくちゃならないこともやらず、ボーッとしておりました。