2007年は没後40年、2008年は生誕80年、そして2009年はキューバ革命50周年、それらに合わせるようにテレビの特集や雑誌の特集や映画も公開されている。そして今週、漸く火曜、木曜と一日置いて前編「チェ/28歳の革命」と後編「 チェ/39歳 別れの手紙」を見終わった。映画の印象の前に先ずは前から気になることから...
40年前の1969年、キューバ革命から10年目の年にチャーリー・ヘイデンによってリリースされた一枚のアルバム"LIBERATION MUSIC ORCHESTRA"、その中の一曲に"Song For Chè"がある。もちろんチェ・ゲバラに捧げられた曲だ。チャーリー・ヘイデンの4分ほどの長いベースソロが終るとカルロス・ブエブラによる哀愁ただよう"Comandante Che Guevara"の歌声がコラージュされ...ドン・チェリー、デューイ・レッドマンのソロと続く...フリージャズが展開する。
:Charlie Haden - Liberation Music Orchestra - Song for Ché
さて、"Song For Chè"にコラージュされたカルロス・ブエブラの唄が気になったのはNHK-ETVで放送された戸井十月による「チェ・ゲバラ/革命への旅」の挿入歌に使われていたからである。しかし聴き取れるのは"Comandante Che Guevara"だけ曲名も分からない。そうなったらGoogleにYouTubeそしてiTunesStoreの検索機能を駆使して探し出すしか方法はない。なにしろカルロス・ブエブラで検索を掛けてもMADCONNECTIONがトップにでる始末、先ずはYouTubeで"Song For Chè"から調べる。検索された曲を片っ端から聴いてゆくと、次第に絞り込まれてゆき、リストに似たようなスペルが並ぶ、どうやら曲名は"Hasta Siempre - Comandante Che Guevara"、"Hasta siempre Comandante"、"Hasta siempre"と長いのから短いものまである。次にGoogleで歌詞を調べるとHasta siempre Comandante(mp3ファイル有り)と和訳された(アスタ・シエンプレ)が見つかり、カルロス・ブエブラのスペルも分かった。"Carlos Puebla"のスペルでiTunesStoreで探してみると...。
:Carlos Puebla - Casa de los Babys - Hasta Siempre Comandante
:Pierre Barouh - Itchi Go, Itchi É - Hasta Siempre
カルロス・ブエブラも良いがピエール・バルーの唄も中々...味わいが..."Hasta Siempre Comandante"とはキューバを離れたゲバラに「ごきげんよう司令官」と別れの挨拶...
YouTubeにもオリジナルのカルロス・ブエブラやブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの曲がある。
Carlos Puebla - Hasta siempre
Hasta Siempre Commandante-Buena Vista Social Club
こちらは生前の映像もコラージュされている。
ドラマ仕立てのミュージック・クリップは女性解放を...。
フランス人には何故か仏々と唄うツブヤキ系のヘタウマ変人がいますですね。
ボサノバなら未だしも臆面もなくレゲエを呟くセルジュ・ゲンスブールも...へん..ですね。(^_^;)
ピエール・バルー! このヘタウマ親爺の歌は夏になると聴きたくなるのですが、このエントリーを拝読して久々に「イチ・ゴ・イチ・エ」をかけましたです。
Posted by: M.Niijima at February 14, 2009 08:50 PM