昨夜、年度替わりの退屈な特番に閉口し、チャンネルをザッピングしていたら放送大学が画面に映りました。そこにドン・A・ノーマン先生が登場しカンニング擁護論を展開してました。ドン・A・ノーマンは90年代の一時期、アップル・フェローとしてユーザーインタフェースを評価する立場でアップルに在籍していたことがあり、来日しユーザーグループのミーティングに顔を出したこともあります。
ノーマン先生は再び大学に戻り、教職に就いているようですが、一向に減らない、むしろ増えている傾向のあるカンニングを、いっそのこと授業に組み込んだらどうかと考えているようです。それは自力だけで問題解決するのではなく、人の助けを借りる協調学習と云う考えに基づくものらしい。そうすると社会性とコミュニケーション能力を持つ人間が高い評価を受けることになります。生き馬の目を抜くような独善的な秀才よりも、グループで仕事のできる人材を育てるほうが社会にとっては健全なのではないだろうかと考えているようです。ノーマン先生のそうした考えはオープンソースに共通するものではないでしょうか。
>まとまりのない商店連合会みたいなところ
それは「言い得て妙」ですね。
或る意味、サービス業化しているみたいで、、、
夜中に書いたコメント、なんだか変ですね〜。教員にカンニングをしなさいといっているのではなくて(剽窃はもってのほか)、言いたかったのは、組織のどのようなインセンティブや条件付けが、教員をより「社会性とコミュニケーション能力を持つ人間」に変化させていくのかということなんですけどね(^^;)。大学って、自分の店の日銭の勘定ばかりに気がいってしまう商店主が集まった、まとまりのない商店連合会みたいなところがあったりしますから…。これ、一般論ですけどね。と、慌てて言い訳。
Posted by: わきた・けんいち at April 12, 2006 11:25 AMこんばんは、iGaさん。このようにすると、新しい考え方、とても面白いですね〜。学生よりも、教員のほうに取り入れたいです、ここだけの話しですけど(^^;)。
Posted by: わきた・けんいち at April 12, 2006 12:02 AM