January 25, 2011

Vectorworks 2011 Radiosity


いつの世も『泣く子と地頭には勝てぬ』訳でNemetschek Vectorworksのお代官様を務めてるA&A年貢を納めVectorworks 2011のDVDが送られてきたのだが、それだけではアップデートはままならず。年貢逃れをする不埒な輩が居る所為でアクティベーションとやらの手続きをしてシリアルナンバーを統合しないと使えない。先ずはお代官様にお伺いを立てる訳だが、お代官様から米国に居られる将軍様に光の速度で伝令が届いて許可を戴くと云う面倒な手続きを経て、改めてシリアルナンバーを拝領されるのである。
『Vectorworksの何が変わったの?』かと云うとBIMに関する事は差し置いて、RenderworksのレンダリングエンジンがLightworksからCINEMA 4Dにチェンジしたのが目立つ。なんだかんだ言って、Vectorworks 2010までのラジオシティ(Radiosity)によるレンダリングは非力なマシンでは途轍もなく時間が掛かり実用性が疑われる代物であった。故に学生には絶対にラジオシティに触れてはいけないと『ラジオシティ禁止令』成るお達しを定めた。それほど時間が掛かるのでパラメーターの設定をテストする気力もなかった。Vectorworks 2011のレンダリングメニューからラジオシティが無くなっていたので...『あれぇ...』と思ったが...標準のRWレンダリングでラジオシティがサポートされ、光源設定の『背景反射光...』から間接光のバウンス回数をポップアップメニューで設定できる様に変わり、レンダリング時間も実用的な範囲に納まっていた。因みに左から『間接光なし』、『標準バウンス2回』、『屋内バウンス4回』としてレンダリングした結果である。

江戸のお代官様の御振れ書き

PASSアップの手続き、ありがとうございました。

[使用された「Kit No.」]
6JA-XXXXXX-XXXXXX-XXXXXX

[新しいVectorworksシリアル番号は以下の番号です。] GXXXXT
EXXXXZ--XXXXXX-XXXXXX-GXXXXT

[このシリアル番号は、以下の製品(機能)を含んでいます。]
Vectorworks Fundamentals 2011J
Vectorworks Designer 2011J
Renderworks 2011J

<インストールついて>
製品付属のインストールガイドをご参照の上、インストールしてください。

<シリアル番号の取扱いについてのご注意>
このメールを印刷しインストールDVDと一緒に大切に保管してください。
PASSアップ前のシリアル番号はご利用できません。お客様にて削除いた
だきますようお願い致します。全てのシリアル番号にはお客様情報が含まれ
ています。転売/譲渡等により発生した損害、または損害による賠償責任は
元所有者であるお客様となり、本使用条件にてお客様自身によって同意され
ています。

<本メールついて>
本メールは、配信専用のメールアドレスから送信しています。
このメールアドレスにお問い合わせをいただいても、お返事ができませんの
でご注意ください。


--------------------------------------
エーアンドエー株式会社 
カスタマーサービスデスク
gradeup@aanda.co.jp

と云うことで下6桁が各バージョンを通じてユーザー固有の記号となり、異なるバージョンを同時に立ち上げることは出来なくなります。(これはバージョンの違いを比較して解説を書くときにとても不便です。)
解説書を書いていると、只でVectorworksを貰えると誤解する人もいますが、全てのバージョンは自分で購入したものです。ベーター版やWindows版等は契約書を交わして貸出しを受けますが、執筆が終ると返却します。
ソフトウェアのコピーをする輩は試験でカンニングする輩と共通するものがあるようですね。まぁ...最近はデジタル・カンニングする学生もいるので...その対策も...考えねばいけません。

Posted by S.Igarashi at 06:12 PM | コメント (12) | トラックバック

January 21, 2011

BLUE NOTE UT

bluenote-uniqlo.jpg

そうか、ECMとのコラボは四年前だったのか。と云うことで今度はBLUE NOTEとのコラボですね。Somethin' Elseも良いけど、Cool Struttin'はBLUE NOTEの定番なので外せないかも...。
そういえばiTunesStoreでも100 Best of Blue Noteとか50 Best of Blue Noteのコンピレーション・アルバムがそこそこ売れているようです。

Posted by S.Igarashi at 10:20 AM

January 16, 2011

Sting Live In Berlin


現在来日公演中のStingによる昨年9月に行われた"Live in Berlin: +DVD"のライブアルバムである。偶々、新星堂に立ち寄った際、発売日(1/12)の前日にフライングされていたのを見て国内盤を購入したものだが、どうやら輸入盤の方が付属DVDの曲数等から買い得である。但しリージョンコード対策用のDVDプレーヤーを持っていないと...DVDが宝の持ち腐れとなりかねない。
と云うことで上図は"Englishman in New York "の為だけにゲストに招かれたBranford Marsalisとの共演場面である。思えば、Stingのアルバムを初めて買ったのはゲストのBranford Marsalisも参加した1985年の"Dream of the Blue Turtles"の輸入盤LPであった。Marsalisは1987年にリリースされたアルバム"Nothing Like The Sun"にも参加、"Englishman in New York"はそのアルバムに収録されていた楽曲である。1980年代は...LPからCDへの変革期だったので、"Bring On The Night "と"Nothing Like The Sun"はCDで持っているが、僅か数年の差で"The Dream of the Blue Turtles"はアナログ盤であった。
"The Dream of the Blue Turtles"から数えて25年を経て、Stingも今年で還暦...若くは見えても前頭部には、やはり経年変化が...。本アルバムは"Symphonicities"のライブツアー盤と云うことらしく、内容はポリスの時代も含めての集大成の感があるが、程よく抑制の効いた歌唱は俗に云う燻し銀の輝きを得ている。Berlinと云う土地柄、或いは国民性の所為なのかも知れない、アリーナ席の聴衆も決して立ち上ることなくシートに腰掛けたまま、抑制が効いているようだ。こうした聴衆だけならオジサンも...此の手のコンサートに行けるのだが...。

Posted by S.Igarashi at 09:44 AM | コメント (10) | トラックバック

January 15, 2011

虚構と現実

まさに作り物のファンタジーを見るのにTilt-Shift Videoは最適な仕掛けである。

一方、悲惨な現実もTilt-Shift Videoでは、貧しすぎるバラックが何やらインスタレーション・アートにも見えてくるから不思議である。

追記:iPhoneAppだけじゃなくてMacOSのアプリにも"TiltShift"がAppStoreにリリースされてますね。

Posted by S.Igarashi at 11:59 AM | コメント (2)

January 12, 2011

電波改善...

SoftBank3G area service center」に要望を出してから待つこと二年と四ヶ月、ようやく「基地局工事計画のお知らせ」のショートメールが昨日届いた。昨年5月には小型基地局(ホームアンテナ)で対処する方法を提案されたが...ADSLから光への変更を検討していたので、小型基地局の申込は先送りしたままだった。このショートメールを受け取ってからSoftBankにアクセスして電波改善宣言から電波状況ピンポイント検索で住所を入力すると『現在、この地点は、さらなる電波品質の向上や屋内対策のために電波改善中です!』と進捗状況が工事中となっている。これで開局すれば、電波を探して窓際で電話したり、裏庭に出て電話する必要もなくなるだろう。iPhoneApp:電波チェッカー
追記:Touch Lab - タッチ ラボ『アップル、「iOS 4.3」のベータを開発者向けに公開〜Wi-Fiホットスポット機能を追加!?』と云うことはOSレベルでテザリング(Tethering)が...それに備えて基地局の補強か...だとしたら良いのだが...

Posted by S.Igarashi at 12:40 AM | コメント (2)

January 11, 2011

映画・わたしを離さないで

2008年12月24日にエントリーした『わたしを離さないで』が映画に...のその後が気になってネットで検索してみると既に映画は完成して欧米では昨年秋に公開されていた。公式サイト・映画『わたしを離さないで』によると日本では3月に公開される。その予告編を見ると「...donation...」の言葉がいやに耳に残る...。さて...映画ではどのような...カタルシスが用意されているのだろうか...注目したい。
Never Let Me Go

Posted by S.Igarashi at 01:57 AM | コメント (2)

January 10, 2011

住宅工事現場写真帖

楽しくわかる!住宅工事現場写真帖
古川 泰司著:エクスナレッジ・ムック
昨年末、坂田明氏から伺った話で、海外公演旅行の際に余興で日本の伝統的歌謡を独唱すると場が盛り上がり、大体の国では受けるそうだが、中にはシラーとして全く受けず、逆に怪訝な顔をされる場合もあるそうである。何故か?といえば、その国では歌は一人で唄うものでなく皆で唄うものなのだそうだ。その話を聞いて『じゃぁソバヤを唄えば受けたかも知れませんね。』と言うと、坂田氏は『そうだね。』とソバヤのサワリを唄ってくれた。坂田氏の分析によれば職能が未分化な地域で共通するリアクションと云うことである。
近代化によって職能の分化がもたらされ、現代はその職能も更に細分化され、自分が従事している職能でさえも、その産業の全体像を捉えることは、もやは困難な時代となっている。住宅建築もその例外ではなく嘗て農村地域では村を上げて農家の新築や改築、そして茅葺き屋根のの葺き替えをしていたが、そうした農家でさえも今日では商品化住宅によって建替えられているのが現状だ。

話は大幅に逸れてしまったので本書に戻ろう。古川氏が再三Twitterで呟いていたメインタイトルの「住宅工事現場写真帖」だけでは、その内容が何のことやら想像できず、伝わり難いが、本書を手に取って見るとタイトルの脇に添えられた"Half-Build Handbook"の文字に合点し、そこに著者の思いが込められているように思えた。恐らくはタイトル決定まで著者と編集者、それに営業企画の間で喧々諤々とした話し合いが行われ、それぞれの意見を取り入れた結果、背表紙に副題、表紙カバーにキャプションやコンテンツを入れたと想像するのだが...さて真相は...如何に。
そんな深読みをするまでもなく、本書で最も多くの頁を割いているのが"Half-Build Handbook"に相応しい、床、壁、家具による、いわゆる内装工事にも分類できる工事区分である。これは新築でなくても、中古マンションや、中古住宅を自分の手でリフォームしたいという潜在的なニーズに応えたものであろう。いきなり自分の手で建築工事の何から何まで...セルフビルドでは余りにも敷居が高すぎて、尻込みしてしまうが...床の張り替え...とか壁の塗り替えの...ハーフビルドなら自分でもやってみたいと思う方には...最適な本である。
住宅は世界の至る所に遍在しているものである。見本となるものは幾らでもある。我流だろうが独学であろうが、自分で作ろうと思い立ち...研究心と根気さえあれば...誰でも可能性はある。必要なのは子供の頃に...秘密基地を作った...あの時の冒険心だけである。
aki's STOCKTAKING:住宅工事現場写真帖

Posted by S.Igarashi at 11:49 AM

January 04, 2011

This Way Up


年の初め、物の試しにiTunesStoreで短編映画(Short Film)を購入してみた。何の予備知識もないまま選んだタイトルは"This Way Up"と云う9分弱の3Dアニメーション。どうも何処かで見た事があると思ったら2009年のOscarの短編アニメーション部門にノミネートされた作品であった。葬儀屋(funeral director)の親子が繰り広げるスラップスティック・コメディが可笑しい。それはアニメーションだから可能とも云えるが、もしもこれを実写版にしたら...と...そのキャスティングを考えると二度楽しめるかも知れない。
This Way Up - Official Site

Posted by S.Igarashi at 12:36 PM

January 02, 2011

634m


1月2日、墓参りのついでに標高約220mの地点から直線距離で約48.58km離れた634mの塔を探すと新宿の超高層建築群の向かうに何やらボンヤリと...それらしき塔が...


尤も肉眼では此の程度...なので634mの塔を見つけるのは...地理感覚と早朝の空気が澄んだ時間帯でないと...難しそうだ。

Posted by S.Igarashi at 02:34 PM | コメント (12) | トラックバック

January 01, 2011

謹賀新年...2011


本年も宜しくお願いします。

Posted by S.Igarashi at 09:32 AM | コメント (14) | トラックバック