参院選のお祭り騒ぎが終わりました。東京地方区は定数5名に対し20名が立候補し、法定得票数に達したのは8名、供託金没収点をクリアしたのは9名で、残り11名は供託金300万円が没収される。いわゆる法定得票数に達せず、且つ供託金没収点もクリアできない泡沫候補と言われる人にとってこの300万円は高いのか安いのかどうなんだろう。因みに選挙公報のスペースを広告料金で換算すると読売新聞の3段組記事下広告でこのくらいになる。ん〜、世間から少々怪しい人と思われても、パブリシティと考えれば安いものでしょうね。
11,222票集めて15位と健闘?したKandaNewsNetworkの主宰者K氏はこんなことを語っている。因みに最下位で3,420票獲得した方はこちらです。
『はくしは白紙、カラスはカラス、せんこうがみは線香紙、、、』、、と紙屑を選別するときの口上が面白くて、餓鬼の頃、そうした口上をまねていたものだった。7歳まで住んでいた足立区梅田界隈には、当時そうした紙屑屋も多く、落語の世界が身近なものに感じられたものだが、株式会社ナントカ紙業とか名乗るようになった現在、落語の世界を彷彿させるものは何も残っていない。
お台場寄席 フジテレビのポッドキャスティング・『紙屑屋』 林家たい平
ポッドキャスト・「大竹紳士交遊録」の【7月26日 おすぎ(映画評論家)】で取り上げられていた、マイケル・ムーアの新作・SiCKO(シッコ)が面白そうだ。米国の医療保障制度にメスを入れたこの映画、対岸の火事といって笑って済ませられない。米国に追従する日本政府の様々な政策をみると明日は我が身なのである。先日のCBSドキュメントの「冷遇されるホームレス」では病院から救急車に乗せられ無法地帯に放置される患者の実態に迫っていた。法治国家ならぬ放置国家アメリカの現状である。
と云う事で深夜放送によるCBSドキュメントの特集・One Laptop per Childを見た。OLPC(One Laptop per Child)はM.I.T.メディアラボのN.ネグロポンテ発案のプロジェクトであるが、その切っ掛けはカンボジアの電気も電話もテレビもない村にある小学校に発電機とパラボラアンテナ、それにラップトップコンピュータを寄贈したことから始まる。臆する事なく、デジタル・デバイドを超えた子供達に感銘を受けたネグロポンテはそれを世界の子供達に広めようと思い、100ドルのラップトップコンピュータを開発すべく世界中を奔走することになる。
『現実的だったら始めてないですよ、、、でも実現に近づいています。』とネグロポンテは言う。
ネグロポンテのOne Laptop per Child-Projectを玩具だと鼻で笑っていたIntelは、その潜在需要のパイの大きさに宗旨替え、OLPCに対抗すべくClassmateを発表、OLPCの納入先に営業攻勢を掛ける。
しかし、今月になってIntelはOLPCへの参加を表明、きっと"CBS60minutes"を見た消費者からのイメージダウンを恐れたのであろう。これでネグロポンテはIntelもOLPCに引き入れた訳で、M.I.T.メディアラボから続く彼の政治力は健在である。
それにしてもOLPCの100$laptopPCはアラン・ケイのダイナブックを彷彿とさせますね。
現在のところ、100$laptopPCの価格は176$、二年後には100$まで価格を下げたいとのこと。因みに、今年後半から米国の一般消費者にもOLPCの100$laptopPCを販売を開始する予定だが、その価格は倍の二台分となる。自分の子供に一台買うと、もう一台が発展途上国の子供の手元に届く仕組みである。
先日の事である。仕事場の電話にでると某石材(墓石屋)を名乗る女性の声がした。「ご主人様でしょうか。」こう尋ねてくる電話は怪しい、仕事場の電話は電話帳に載せていないので、電話セールスに対しては電話番号の情報入手法についてツッコミを入れる事にしている。
『どちらにお掛けですか、貴方、ここが何処か、承知の上で電話してるのですか。』と問うと、相手は狼狽え「いえ、コンピュータで八王子市内の電話番号に順番に電話してます、、、そちらは会社様でしょうか、、、」
『その、会社等にやたらと様やさんを付けるのは如何なものでしょうか、金田一先生もそれは宜しくない傾向だと言ってましたよ。』
「は、はい、失礼しました、、、。」
7月25日の25:55(つまり、7/26 の01:55)に放送される「CBSドキュメント」の予告でちらりと『世界の子どもにコンピューターを!』の文字とカラフルなライムグリーンとイエローのコンピュータが垣間見えた。たぶん、例の$100 Laptopではないかと思うのだが、深夜放送なので忘れないようビデオ予約しておかねば。(当日の放送内容は、▽モルモン教徒の大統領候補▽冷遇されるホームレス▽世界の子どもにコンピューターを!)
アン・サリーのニューアルバム「こころうた」が"iTunesStore"に登場している。ジャズにアレンジした武満徹の「翼」も、石川セリや小室等の歌とまた違った味わいがあり、ハングルで唄う「遠い日の子守唄」もドラムとのデュオのパートは一聴に値する。
東京人 8月号は特集・「東京の橋100選」特別ふろく付きである。その巻頭を飾る伊東孝氏と陣内秀信氏の対談による「東京は橋の博覧会」をはじめに「神田川クルージング」と興味の尽きぬ内容。「東京の橋100選」には漏れてはいいても、人夫々、人生の節目で記憶に残る橋が一つや二つはあるのではないだろうか。
aki's STOCKTAKING:万世橋駅
その「東京の橋100選」の中に懐かしい橋の名を見つけた。等々力渓谷に架かるゴルフ橋だ。等々力の駅を降りて上野毛方向に向かって進み、踏切のある道に出たら左に折れ、次の角を右に折れるとゴルフ橋( 35°36'28.55"N 139°38'47.67"E)に出る。その角に八百屋があったように記憶しているが、今はどうなっているのだろう。そしてゴルフ橋を渡ると世田谷区中町の閑静な住宅街である。其処には等々力渓谷に沿って蔵田周忠の設計によるモダニズムの住宅(等々力ジードルンク計画)があった。その近く、環八から100m位入った所に、私が高木事務所で初めて担当した住宅の敷地もあった。そしてGoogle Earthで空から見ると、その住宅は既に存在していない。200坪の敷地に老夫婦の為の40坪弱の平屋建て住宅であるから、恐らく相続問題で処分されたのであろう。
2002年発行のシリーズ前作「まじょのケーキ」の原画は一昨年の「たむらしげるの世界展」で目にした人もいるでしょう。「ポルカちゃんとまほうのほうき」はその続編、今回は見開き頁で森の中をポルカちゃんがまほうのほうきに跨がり疾走するシーンが描かれている。絵本でこうした空間の奥行きと広がり、そして映像的な浮遊感を描かせたら彼の独壇場である。
あきもすなる「まーきんぐ」といふものを、われもしてみむとてするなり。
因み以下の5台はアップグレードで延命措置を施しています。
MacII → fxにアップグレード(マザーボード交換68040/40Mhz)
LC II→ オーバードライブ
PM7600/604/132 → 604/180(Apple純正)→G3/400(サードパーティ)
PB2400 →G3/320
PMG4/400Ghz →G4/1.2Ghz
何て云うか、、、
November 21, 2003:PowerBook 2400c/180
January 25, 2004:My First Macintosh
February 19, 2004:Sonnet CRESCENDO/ST G4
February 24, 2004:memories of mac
May 08, 2005:MacOpenerでバラシ
August 13, 2005:引っ越し
September 22, 2005:Memory
追記:因みにボンダイブルーの初代iMacはakiさんが御家族を動員してご近所のムラウチで並んで買われたiMacを譲って戴いたものです。
「ゲドを読む。」は文庫本サイズのフリーペーパー、つまり無料の広告媒体である。このフリーペーパーの存在は文化放送のポッドキャスト「大竹紳士交遊録」の水曜コメンテーターで辛口書評家とされているらしい大森望がどれほど辛口なのか聴いてみようと思い立ち、聴かずに溜っていた6月6日のポッドキャストで「ゲドを読む。」を取り上げていたのが切っ掛けである。そして昨日、本屋のレジカウンターにこの「ゲドを読む。」の広告を見つけ店員にお願いして頂戴したのである。尤も映画の「ゲド戦記」の評判も散々だったし、今更、ファンタジー小説「ゲド戦記」を読もうとも思ってなかったので、広告の存在に気がつかなくても当然だろう。と云うことで、先ずは第1章の中沢新一による『「ゲド戦記」の愉しみ方』から読んでみよう。
iTunes StoreへのWarner Musicの参加により傘下のアトランティック・レーベルのジャズアルバムもリリースされるようになりましたが、"John Coltrane"の"My Favorite Things"がなんと500円と云う破格の値段で登場です。これで"John Coltrane"の主なリーダーアルバムの殆どがiTunes Storeに揃った事になりました。
Apple.comにPhilip Johnson: A Glass House Opensの記事によると、Philip Johnsonの没後二年を経て、彼の自邸である Glass House が一般公開されるそうだ。この記事はビジターセンター内のマルチメディア・システムをAppleが協力したということによるものだろう。見学料金は、1人90分で25ドルの人数限定の予約制となっている。尚、500ドル払えばピクニック・ランチ付きのツアーもあるとか、、、、時間があって、お金もある人はこの夏休みにどうでしょうか。
何だか19世紀末から見た未来世紀的風景のようです。私にはこの歩道橋が監獄の囚人用運動施設のように見えました。
みなとみらい地区から海側を歩いてくると、歩道橋はJICAの建物には繋がってますが、歩道から直接上る階段が見当たらず、遠回りして横断歩道を歩いたので歩道橋を渡らずに済みましたが、、、こんな歩道橋は昼間でも一人では渡りたくはありません。
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エラ・フィッツジェラルドへのトリビュート・アルバムである。この手のコンピレーション・アルバムを買うことは滅多にないことだが、ジャンルを越えた参加アーチストの顔ぶれと選曲で買ってしまった。Chaka Khan & Natalie Coleのスキャットを交えたデュエット"Mr. Paganini"も良いが、1977年のライブ音源によるElla Fitzgerald & Stevie Wonderのデュエット"You Are The Sunshine Of My Life"の親子ほど歳の離れたエラがStevie Wonderを若い世代を代表する天才とか紹介しているのがなんとも微笑ましい。
但し原盤に共通のボーナス・トラック(Nikki Yanofsky、上手いけれど、12歳にしては達者すぎるスキャット唱法が些か鼻に付くけどね...)も、国内盤のボーナス・トラックのリミックスバージョンも蛇足であろう。(特にこうしたリミックスは生前本人が許諾していれば良いだろうが、そうでなければ死者への冒涜と云う気がしてならない。遊びは楽屋内だけに留めるべきと思う。)
何れにせよ、どちらもアルバムの文脈から逸脱していると言わざるを得ない。このアルバムのエンディングはYou Are The Sunshine Of My Lifeで余韻を残して終わるのがリスナーにとって心地よいのである。その心地よさがボーナス・トラックで混ぜ返され台無しにされてしまい、中身の濃いアルバムだけに残念なことです。
尤も、リッピングしてiTunesで聴くのであればリストからボーナス・トラックの楽曲を選択解除することをお奨めします。或いはiTunesの情報編集機能でボーナス・トラックだけ別のアルバムにする方法もあります。
メディアがLPからCDに替わり収録可能な時間が増えたことにより、嘗ての名盤と言われているアルバムにも矢鱈とオリジナルでない別テイクが追加されるようになりましたが、これもアルバムとしての統一感が損なわれる結果となっています。そうした傾向に対して、オリジナルアルバムのまま楽しみたい人にとってiTunesは強力な味方となります。