私の場合は先月の中旬に何だか...なと思いながら購入した商品券であるが、左記の東京新聞朝刊社会面の記事では、販売日や購入セット数など、あれ〜と首を傾げるような内容である。東京新聞サイトに掲載の東京新聞7月29日朝刊・社会面の記事では二次販売によるものと書かれていて、成程と納得、恐らくは社会部のデスクが紙面に入らないので記事の一部を削除したのだろうが、ネット環境に繋がらないものには、良く解らない話しだ。それにしても売れ残った商品券の二次販売の告知は八王子市と八王子商工会議所のホームページに掲載されただけで、多くの市民が何も知らされないまま、事が進められたのが分る。しかしねぇ…こうしたバラマキ行政には...卑しい人間が群がるものだ。と云うことで本日の東京新聞7月30日朝刊・多摩版にも後追い記事が...
・八王子市:プレミアム付商品券2次販売における販売者の不適切な行為について
「広報はちおうじ」平成27年6月1日号 プレミアム付商品券特集号(PDFファイル 2.7MB)
ここには売れ残った場合は二次販売するとあるが、そこまでサイトをチェックする人はいないでしょう。
・多摩信用金庫:八王子市プレミアム付商品券の取扱いに関するお詫び
・八王子商工会議所:八王子市プレミアム付商品券 特設サイト
『ホドロフスキーのDUNE』が面白かったので、6月にiTunesStoreにラインアップされた『リアリティのダンス』もレンタルしたのだが、これもいつものようにレンタル期限終了間際の7月13日に見たのであった。つまり映画公開から一年目である。何の予備知識もなかったが、見終わった後でFacebookにこんなコメントを残した。『 iTunesStoreで借りていた「リアリティのダンス」を後22時間のレンタル期限終了間際で見た。フェリーニやら、白塗り暗黒舞踏風やら、寺山修司風やら、メキシコ万歳風ドクロやら、なんやら、かんやら、映像イメージの闇鍋と云った、訳の分らない変態的な処が面白かった。映画はこれで良いのだ。ホドロフスキーもフェリーニと同じ「正直な嘘つき」なのである。(2015/7/13)』
そんな訳で、見終わってから、あれこれと気になる処を調べてみた。先ずは映画の舞台となったホドロフスキーが12歳まで住んでいた南米はチリのトコピージャ(Tocopilla)である。
最後のシーンとなったトコピージャを去る桟橋のシーンであるが、上図のGoogleMap中央の「くの字」とも「ヘの字」とも見れる桟橋がそれのようである。最後のシーンのスクリーン右手に見える時計台が下図のstreetviewの時計台である。
それにしても周囲は草木一本も生えない禿山が海岸線近くまで迫り、僅かな緩い傾斜地に街が造られている。鉱物資源と鉱山が支える街、塀に描かれた緑に辺境の哀しさが漂う、ホドロフスキーの生家をStreetviewで見つけることは出来なかったが、此の地でウクライナからのユダヤ系移民の子は、その民族特有の風習から、こんないぢめにも遭っていたようだ。
トコピージャを検索したらリストアップされた松岡正剛の千夜千冊:アレハンドロ・ホドロフスキー/リアリティのダンス(1505夜2013年04月27日)を読んでみると、寺山修司もホドロフスキーを評価していたようだ、納得。70年代のatg(アート・シアター・ギルド)制作の映画を体験していれば、そう思うだろう。
骰子の目:ホドロフスキー23年ぶりの新作は社会や歴史に囚われた人を開放する「心の治療」の映画
一年前、埼玉県立近代美術館で開催された『戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家』の巡回展の最終会場となった八王子市夢美術館の展示も残すところ連休の最終日の7月20日までとなった。
展示会場のキャパシティの限界もあるだろうから、埼玉県立近代美術館との違いも確かめたく、昨日お盆の墓参りの前に美術館まで足を延ばした。エレベーターホールからホワイエに入ると、会期中に亡くなった東孝光・設計の「塔の家」の原寸大平面が床に、会場構成は一つの展示作品に対し大型出力写真のタペストリー、写真パネル、図面、模型が一点乃至二点、それに映像をレイアウトしたものとなっている。埼玉県立近代美術館では大型出力写真のタペストリーと原図が展示のメインになっていたと記憶していたが、八王子では模型が展示の主力になっているようだ。模型は各大学の研究室で手分けして制作しているようで、これら全てを埼玉県立近代美術館では展示してなかったように記憶しているが…どうだろう。残り後三日になってしまったが、見ておく価値のある展覧会である。
AppleMusicの開始に合わせたように、NHKクローズアップ現代でも『あなたは音楽をどう愛す? 〜新・配信ビジネスの衝撃〜』のタイトルで放送されたストリーミングサービスだが...。
そのAppleMusicの9月30日までのトライアル期間を試して10日程になる。上図は、一応貴方に合わせてセレクトしてみたけどどうよ!と云うことで、Serendipity(セレンディピティ)にも配慮したインターフェースなのだろうが、還暦過ぎの爺には…「はじめての….」は遠い昔のことで...
それでもAppleMusic内に音源があれば検索機能を駆使して「遠い昔の45年前に買ったLP」を久しぶりに聴くことも可能で使い勝手もそれほど悪くない。
と云うことで、念の為に一応、iTunes Store から届いた「Apple Music個人メンバーシップ 購読開始のお知らせ」のメールから「購読の編集」にアクセスして「自動更新をオフ」しておいたのだが…翌日になると。
どうやら、iTunesを立ち上げる度に購読を促すアラートが表示される様で…まぁ、キャンセルをクリックすれば良いのだが、一手間増えるのが困る。
追記
Amazonから届いたメールの「おすすめ商品」もAppleMusicで全曲視聴も…う〜む。
と云うことで、昨日は市ケ谷からの帰りに新装開店した銀座伊東屋に寄り道...iPhoneとiPad用?に読書レンズと新聞レンズをゲット…おまけにミントタブレットを貰った。
TV TOKYOのカンブリア宮殿「東京・銀座で111年 進化を続ける文房具のテーマパーク」を見ていたら現社長の伊藤明氏が米国留学を終え伊東屋に入社し銀座本店の一階売場を見て驚いたのがインスタント・レタリング(インレタ)が主力商品として売られていたことだそうだ。番組サイトの伊藤明氏のプロフィールを見ると1964年生まれの彼が入社した年が1992年、奇しくも上図の「Macintosh Desktop Architecture Guide」を発行した年と同じだ。彼は直ぐ様、社長にインレタが既に時代遅れの商品であることを訴え、売場を他の商品に入れ替えることを提案したが、社長は売れ筋の商品を撤収するなど持っての他と譲らない…現状を訴える為に彼は売場責任者を伴い米国西海岸に視察に…そこの画材店で見たものは…売場から撤収されたインレタが店頭に置かれた箱の中に無造作に入れられ、箱には『お自由にお持ち帰り下さい』の貼り紙が、既に彼の地ではインレタは商品価値を失っていたのである。
時代の潮目を見失わず、且つ時代に迎合することなく...古き良きモノを残してゆくこと…課題ですね。