先のMacworldで"iPod Ad"に出演していた"Wynton Marsalis"が"iTMS"に登場である。これも"Wynton Marsalis"がCBSから東芝EMIが版権を持つBlueNoteに移籍していたから国内販売が可能になった訳ですね。と云うことで"Wynton Marsalis"がBlueNoteにレコーディングした他のアルバムも"iTMS"からリリースされる可能性有りでしょうね。それにしてもSONYは何をしているのか。
やっぱり、ここもヒルズなんだ、(>z<)参ったな。
建物を低層にしたことはそれなりに評価できるけれど、、、本来は旧住民が帰ってきて此の場所に嘗て存在したコミュニティが復活されるか否かで評価が与えられるべきでしょうね。御為倒しな復元保存は何故か空しく見えてしまいます。(昨日、アースダイブの前に立ち寄りました。)
何故か建築から社会性や公共性が失われ、消費の器と化しているような気がします。街路に面して開かれたプロムナードが造られることを期待していたのですが、とても内向きな建物で、残念な結果ですね。
安藤忠雄氏は2000年4月からNHK人間講座「建築に夢を見た」を担当して、その10回目の放送で同潤会アパートを取り上げています。そのテキストに書かれたことと今回実施された計画との乖離は何なのでしょう。
おためごかし【御為倒し】
表面は相手のためになるように見せかけて、実は自分の利益をはかること。「―を言う」
(広辞苑第五版)
と云う訳で、昨日「第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈」を無事に終えました。目的の一つである渋谷川の水源の清正井と根津美術館内にある笄川の水源を確認。上の写真は明治神宮御苑内の谷地の風景。嘗てはこのような風景が江戸東京の其処彼処にあった訳ですね。2007年6月の菖蒲田
明治神宮南詰大鳥居前広場に集合した参加者は16名(子供2名を含む)最初の目的地、清正井を目指し明治神宮御苑内へ、案内板で団体割引を適用される人数に4名不足することが判明、急遽通り掛かりの人に同行を求め勧誘、先ずは中高年夫婦をゲット、三人連れの女性に声を掛け誘うと、明治神宮御苑の職員だったりとか、そうこうするうちに日本人と外国人のカップルに声を掛け、井上さんが英語で話しかける、入苑料500円が300円にディスカウントは説得力あり、これで総勢20名集まり団体で入園できた。
苑内は参道とはうって変わって人影も少なく都会の喧騒を忘れさせてくれる。南池の畔で望遠レンズ付一眼レフを構えた人に話しを伺うと、大鷹が飛来するのを待っているそうだ。原宿と数百メートル離れているだけで、ここでは時間がゆったりと流れている。冬場の渇水期のせいか谷戸頭にある清正井は心なしか水量が不足しているように見える。
次はこの水源から渋谷川へ向かって川筋を下る。山手線によって分断された谷戸の川下にあたる竹下通りへ向かう。道幅いっぱいに溢れた人の波に飲み込まれないようにして脇道の川筋にでる。其処は誰が名付けたかブラームスの小路、甘ったるいクレープの匂い同様にオジサンには受け入れがたい。地下鉄工事中の明治通りは街路樹が撤去され砂漠化している。どこか砂漠の中の蜃気楼の町・ラスベガスにも似て全てが書き割りのように見える。
明治通りを東郷神社前から渋谷川に向かい、川沿いを千駄ケ谷方面に溯る。外苑西通りに合流する手前で右に折れ土手を上り陸橋を渡る。建築家協会の前を通り左手に折れると龍巌寺にでる。嘗てこの地から富士が望めたとは思いもつかぬ。龍巌寺の前は鎌倉街道、千駄ケ谷方向から上ってくる坂が勢揃い坂、もののふ達がいざ鎌倉へと向かった古道をいざ塔の家へ。
外苑西通りの手前で木曾アルテックのショールームを覗く、斎藤さんは不在であった。外苑西通りの塔の家は40年近くの風雪に耐えそこにあった。将来的にこのまま塔の家が保存されることを望みたい。ここで河さんが合流、総勢17名となった。このまま誰もフェィドアウトすることなく打ち上げの酒宴まで全員が付き合ってくれるとは予想もしなかった。
塔の家を後に尾根道の大山街道(現・国道246青山通り)を越え、今は無き笄川の源流を探る。梅窓院付近の谷戸頭を源流とする笄川であるが、1941年の地図では既にその姿は認められず暗渠化されていたようである。ともかく梅窓院から出発し流れに沿って外苑西通りを下り、古道である長者ヶ丸通りから笄児童公園まで歩く。地元民は三角公園と呼ぶ笄児童公園であるが、嘗ての地名を留める公園名を示すものが、公園近くの案内地図にしか認められないのが淋しい。古道を立山墓地下まで行くと其処には庚申塚がある。江戸の昔、この付近の谷戸は青山原宿村と云われ、水田があったとされる。
庚申塚を青山百人丁に向かい北坂を上る。時間が押してきたので斎藤茂吉の青山脳病院跡地は遠望するに留まり、左に折れ、根津美術館へと向かう。根津美術館到着時点で入館時間を5分過ぎておりタイムアウト、職員に話しを付け取り敢ず一人分の入場券を求め笄川源流の水源地を撮影する。昔はさい銭箱にドネーションを払うだけで庭園に入ることができたが、庭園だけの入場はできなくなってしまった。実に世知辛い世の中である。根津美術館・庭園のような深い谷は下末吉面に形成される谷戸の特徴でもあるのだから、もう少し広く公開されても良いだろう。市中山居を求めた根津嘉一郎は草葉の陰で何を思うか。
岡本太郎邸を外から見学した後、笄川の川筋を霞町方面へと下り、材木町、竜土町方面に向かう。この辺り一帯のナショナルプロジェクトは何ぞやと云う疑問を残しながら桧町公園に向かうが、公園は封鎖され再開発工事に組み込まれていた。なってこった、と憤慨しつつ、予定より早く6時前に最終目的地の「赤坂 NAGARA ながら」に到着、ここから延々と打ち上げの酒宴は続くのである。少年はギター演奏に興じ、少女は参加者の似顔絵を描き、大人は肴と美酒に酔い、赤坂の夜は更けて行ったのである。総勢17名が「赤坂 NAGARA ながら」を後にしたのは11時前であった。
既に告知していた企画を下記の予定で実行します。
第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈
東京の原地形を体感し、縄文人の足跡を辿り、歴史の地に思いを馳せ、都市の過去現在未来を展望する。
開催日時:2006年1月28日(土曜日)12時30分集合
集合場所:明治神宮南詰大鳥居前広場(JR原宿駅下車)
参加費等:実費として以下の料金等を各自お支払い下さい。
明治神宮御苑入苑料(500円)、根津美術館入場料(1000円・希望者)
打ち上げ(希望者、時価・実費にて)
尚、途中からのフェードイン、フェードアウト等も差し支えありません。初めての方は参加希望を書き込み下さい。既に参加表明している方々には資料のダウンロード方法についてメールを送信してあります。
追記(1/26):と云うことで明後日の天候はアースダイビング日和のようです。
徘徊順路(予定)12時30分〜17時(途中、適当に休憩)
明治神宮南詰大鳥居前広場
明治神宮御苑(500円)
原宿駅竹下口から川筋を下る
東郷神社(旧池田邸)
渋谷川を遡上
竜岩寺(龍巌寺)
外苑西通り(塔の家)
梅窓院付近の笄川源流から川筋を下る
青山長者ヶ丸
立山墓地(青山霊園・分園)下・庚申塚
青山脳病院跡
百人組同心大縄地跡のブラダビル周辺
大隈重信邸跡、岡本一平・かの子住居跡・旧岡本太郎邸(坂倉準三設計)
根津美術館(旧根津嘉一郎邸)
青山原宿村・笄川を西麻布まで下る。
旧笄町、旧霞町、旧材木町、旧竜土町を徘徊
六本木ヒルズ(旧毛利邸)を横目で見ながら防衛庁跡地を桧町公園(長門萩藩・毛利家・中・下屋敷)へ
「赤坂 NAGARA ながら」にて打ち上げ・当日貸し切り
全行程(8〜10km)
参考
アースダイバー
(仮称)アースダイビング大会
東京の公園と原地形
東京の凸凹地図
江戸の川・東京の川
東京未来地図
東京・首都圏未来地図
今回、青山同潤会アパート再開発(表参道ヒルズ)は徘徊コース外となりますので、興味ある方は集合時間前に各自見学して下さい。(但しオープン前・テナント工事中)
また、2016年の五輪招致のメイン会場を代々木公園にする案が浮上しています。歩道橋の上から代々木公園を一望し、巨大スタジアムの姿を想像すると、うーむ。
五輪招致にMの影
このところ、定期的にPLAYBOY誌はブルーノートやビル・エバンズ等、Jazzの特集を組んでいる。そして今月号はジョン・コルトレーンの特集、表紙はあまりにも有名なLPジャケットからの引用だ。昔々、Jazzは不良の音楽だった。中でもコルトレーンの音楽は相当ヤバイ、コルトレーンは極道そのものだ。日々平穏無事に人生を全うしたいと願うならばコルトレーンを聴いてはいけない。Ascensionを聴く等は以ての外である。
昔の養生シートはグリーンが主流だったが、最近は白の養生シートが主流のようだ。そこで夜景はどうかなと10時過ぎに高尾駅南口まで写真を撮りに行ったのだが、件の集合住宅は明かりのついている住戸が少なくて被写体としては今一つである。そのうえデジカメのレリーズがないのでタイマーでスローシャッターを切っている間にカメラの前をバスが通りすぎた。
鳰川と云う人を知っているので、この字は読めるが、鳰が「かいつぶり」の古名とまでは知らなかった。ましてや琵琶湖の古称が「鳰の海」とは、古典文学に疎い私が知る筈もない。尤も「かいつぶり」にしてもアースダイバーを読んでから知った訳であるから野鳥については無知同然である。葉山で息子さんとバードウォッチングを楽しんでおられるkomachiさんは、無知な私のこんな疑問にもコメントを下さる、とても有り難いお方なのだ。
興味深いのはリーダーズ英和辞典のstackの意味に「鳰」が含まれていることである。これは「鳰の浮巣」から意味付けられているのだろう。アメリカ先住民の神話だけでなく、「かいつぶり=鳰」の生態から似たような神話が他にあってもよさそうだ。
先のエントリー第三回アースダイビングのお知らせのコメント欄で通称「外苑東通り」について「東京の凸凹地図」の誤りについて指摘したところ、編集者から早速の誠意ある御詫びのコメントをいただきました。それで道路名称と云うか路線番号を調べてみると、路線番号と通称とが必ずしも統一されていないことが分かりました。まるで「道路名称の怪」です。不思議なのは「明治通り」です。僕は「明治通り」が環状五号線だと思っていましたが、どうも正式に環状五号線とは認定されていないようです。「明治通り」は古川橋から渋谷、新宿、池袋、王子、田端、三ノ輪、東向島、亀戸、新木場までの東京の環状道路の一つですが、路線番号を調べると幾つもの道路からなっています。例えば古川橋から渋谷橋までの「明治通り」は「都道416号・古川橋・二子玉川線」で、渋谷橋から王子までの「明治通り」は「都道・主要地方道路305号・芝・新宿・王子線」となりますが、「都道・主要地方道路305号・芝・新宿・王子線」の芝から恵比寿(渋谷橋)までは「明治通り」ではなく、地図には通称もありません。一方、古川橋から渋谷橋まで「明治通り」だった「都道416号・古川橋・二子玉川線」は渋谷橋から「駒沢通り」と通称を変えます。ん〜む、何が何だか解りません。都市計画地図ではない、一般用の道路名称をメインに正式な路線番号と「通称」そして「俗称」を明確にした道路地図があっても良さそうな気がします。
以下告知です。
udpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudp
第6回出版UD研究会 (2006年1月27日(金)18:30〜20:30 開催)
ユニバーサルデザインにおける色覚バリアフリー
〜色弱の人に配慮したデザイン・色彩設計を考える〜
■ゲストスピーカー:
伊藤 啓 さん(東京大学分子細胞生物学研究所、NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構副理事長)
学校の教科書がオールカラーになったり、パソコンやデジカメの普及、印刷技術の発達などにより、カラーの出版物や印刷物は年々増加していると思われます。
そうした中、日本国内に300万人以上いるといわれている色弱の人にとって、バリアになりやすいデザインの事例も増えている可能性があります。
今回は、「色覚バリアフリー」をテーマに活動されている伊藤啓さんをゲストスピーカーにお迎えして、色弱の人に配慮したデザインや色彩設計のあり方について、出版やデザイン・印刷などにかかわる者が知っておきたい基本的なことをお話いただきたいと思います。
また、「カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)」の活動についてご紹介いただき、商品開発におけるメーカーとのコラボレーションの事例についてもお話していただく予定です。
■日時:2006年1月27日(金)18:30〜20:30(受付開始:18:00〜)
■場所:東京しごとセンター 5F 第2セミナー室
千代田区飯田橋3-10-3
交通機関:JR中央線「飯田橋駅東口」より徒歩7分。都営地下鉄大江戸線・東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅A2出口」より徒歩7分。東京メトロ東西線「飯田橋駅A5出口」より徒歩6分。
http://www.shigotozaidan.jp/map.html
■参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
■定員50名につき、予約制とさせていただきます。参加希望の方は1月23日(月)までに、下記アドレスに「お名前と所属先(勤務先、学校名など)」をお知らせください。
※定員になり次第、〆切とさせていただきますので、何卒ご了承ください。
ud6@dokusho.org
※問い合わせ先:
出版UD研究会事務局(読書工房内)担当/成松
(電話:03-5960-1662、ファックス:03-5960-1663)
☆出版UD研究会について…
2004年2月開催の「出版物のアクセシビリティを考えるセミナー 2004」(主催:公共図書館で働く視覚障害職員の会)、2005年2月 開催の「出版のユニバーサルデザインフォーラム」(主催:毎日新 聞社)を経て、それらの実行委員だった有志メンバー(出版・印刷・デザイン・図書館などの関係者)が、2005年7月よりおよそ月 1回のペースで定期開催している研究会。2006年6月まで継続の予定。これまで取り上げたテーマは、「拡大教科書の現状と課題」「LD(学習障害)と読書」「公共図書館における読書サポートの可能性」「青空文庫からのメッセージ」「iPodで読書できるか?」。
http://www.d-kobo.jp/ud-pub.htm
udpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudpudp
MY ARCHITECT A Son's Journeyのチラシにルイス・カーンを取り巻く人物相関図(サイトでも見られる)があった。その「元所員・弟子」の括りの中にリチャード・ワーマンの名を見つけた。そう「情報選択の時代」(初版・1990年)の著者・リチャード・ワーマンはカーンの教え子なのだ。装丁はお堅いビジネス書風に仕上がっているが、内容はハイパーテキスト的に編集され興味に応じてどこから読もうが自由である。そして、テーマの一つである「情報へのアクセス方法」は今でも有効である。
野口悠紀雄著の「超」整理法を読むと時間軸が最優先されているが、これはあくまでも個人的なレベルでの整理法である。
リチャード・ワーマンの云う「情報へのアクセス」の5つの方法とは
カテゴリー
時間
位置
アルファベット
連続量
である。
考えてみると、これは犯罪捜査のイロハ、推理小説の事件解決のキーワードでもあるのだ。
いつだったか、akiさんと函南の別荘地に敷地調査に行ったとき、面白い場所があると丹那盆地まで下りたことがある。その擂り鉢状のこぢんまりした盆地に立つと、甲府盆地や阿蘇のカルデラとは異なる不思議な空間体験を感じる。何か世間とは隔絶された桃源郷のような小宇宙がそこにあるように思えた。そんなことを思いだしながら、Google Earthで丹那盆地を見ると、断層と思える亀裂が走っているのが手に取るように分かる。地殻変動があったから日本列島が誕生し豊かな自然もあるのだろう。地震はその豊かな自然とのトレードオフなのかも知れない。Google Earthでアメリカ大陸の死の谷や砂漠を見た後では余計にそう思える。
「生誕100年・前川國男建築展」が東京ステーションギャラリーで開かれている。生前の前川さんの姿を一度だけ見掛けたことがある。それは赤坂草月会館の裏手にある東京ドイツ文化センターで開催されたワルター・グロピウス展であった。カタログを見ると1980年と記されているから氏が75歳の時であろう。清潔感の漂う小柄ながら背筋の伸びた矍鑠たる紳士だったと云う印象が残っている。その印象は氏の建築から受ける、肯定的な意味での不器用な生真面目さと共通する何かがあったように思える。
前川さんの代表作の一つである神奈川県立音楽堂の保存を訴える集会が1994年5月17日に同所で開かれたことがあった。その時に音楽家の口から「神奈川県立音楽堂の音響効果は偶然の賜物」と云う言葉が発せられた。その言葉を耳にした時ほど、この国の文化の不毛を感じたことはなかった。
神奈川県立音楽堂1994年5月17日
音楽のゲニウスロキ・建築のゲニウスロキ
一昨日の新年会二次会でこの映画が話題になりました。S教授は是非とも学生に見せたい映画だが、映画館の場所が問題と言います。それにレイトショーなのですね。まぁ、保護者引率ということで希望者を集め団体で観賞しに行くしかないでしょうという結論でしたが、まぁ社会見学にもなるでしょうね。と云うことで"MY ARCHITECT A Son's Journey"の上映期間中は建築関係者はこの付近での秘密めいた夜遊びはお控え下さい。お知り合いに目撃される恐れがあります。
栗田さんがCHRONOFILEでGoogle Earth-Macをエントリーした。早速、それに便乗して"Google Earth-Mac"をダウンロードしインストールした。これは面白い、"My Places"に登録した場所に、一飛び行けるのだ。まるで自分が孫悟空になった気分だ。そうだ"Google Earth"は孫悟空のキン斗雲なのだ。(キンは角+力)
しかし、悟空が自分の力に慢心したように、この"Google Earth"は恐ろしい一面も持っている。何の努力もせずに、これだけ全てがあからさまにされてしまうと、勘違いしてしまいそうだ。
"IntelMac"の話題にとらわれている間に"MacOSX update"やら"iTunes"に"QuickTime"等がアップデートされていた。なかでも"iTunes6.0.2"は"MiniStore"のフレームが追加されライブラリから楽曲を選択したり聴いている時にも"MiniStore"のフレームに該当する商品が表示されるようになった。(もちろん非表示も可能だ。)因みにキーノートスピーチでスポットが流れた"Wynton Marsalis"は"CBS-SONY"なので"iTunesMusicStore Japan"では該当する商品は表示されない。
アナグリフが続いたついでに「立体写真集 NIPPON・明治の日本を旅する」である。この本にはアクリルか何かでできた「新プリズム式立体視メガネ」が付属している。平行法でステレオグラムを立体視する為の補助器具なのだが、訓練の賜物なのか、この程度の写真ならば裸眼でも直ぐに立体視できるようになってしまった。そういえばC.G.ステレオグラムなんて本もあった。C.G.によるステレオグラムは一時期、雑誌でも特集があったりして、ちょっと流行っていた。
裸眼で立体視するには。
1)写真を凝視してピントを合わせない。(老眼力をもっていれば、この段階はクリア)
2)平行法の場合は遠くを見る。交差法の場合は寄り目にする。
3)すると、左右の目にピンボケの像がずれて投影される。
4)左右の目で並列された二つの写真が、四つにダブって見える。
5)ダブって見える四つの写真の内、中央の二つの写真はずれて重なっている。
6)その重なっている二つの写真を一体にする。(ここは修業が必要となる。)
7)すると、両脇の薄い写真と中央に二枚が重なった濃い写真の三枚の写真になります
8)そして中央の濃くはっきりした写真が立体的に浮かび上がります。
さぁ、立体視できましたか。これは二つの写真の中心との間隔がミソですね。
この間隔が左右の眼の間隔と同じなら平行法で立体視するのが楽です。
写真のサイズは平均的な大人の目の間隔で決まりますね。
小さい写真で出来るようになったら、大きな写真でも立体視できます。
これが"aki's STOCKTAKING"のエントリー3Dに紹介されていた1968年4月発行の「都市住宅」創刊号表紙の杉浦康平によるアナグリフ(anaglyph)である。38年前の雑誌故にすっかり退色してしまい立体視するのは到底無理である。しかし1976年の創刊100号記念・総特集カタログ「都市住宅」に於いて創刊号の表紙が復刻されているのだ。杉浦康平による「都市住宅」表紙のアナグリフは創刊6805号から6904号まで一年間続けられていた。
都市住宅・創刊号目次
因みに創刊一年間の表紙アナグリフは下記の通りである。
6805:耕地管理人の家/クロード・ニコラ・ルドゥ
6806:サヴォイ邸/ル・コルビュジェ
6807:ダイマクシオン・ハウス/バックミンスター・フーラー
6808:シュレーダー邸/G.T.リートフェルト
6809:カサ・バトロ/アントニオ・ガウディ
6810:フラグ・ハウス/ロバート・ヴェンチュリー
6811:ガラスの家/フィリップ・ジョンソン
6812:トリッシーノ邸/アンドレア・パッラーディオ
6901:エンドレス・ハウス/フレデリック・キースラー
6902:トリスタン・ツァラの家/アドルフ・ロース
6903:ショーダン邸/ル・コルビュジェ
6904:落水荘/フランク・ロイド・ライト
「知識じゃなくって感覚」というエクスキューズを残し、チャリンコに乗って渋谷丸山町からエスケープしたシンちゃんは、いったい何処に行ってしまったのだろう。そうは言っても腑に落ちないモノを、そのままにしておくのは身体にも精神衛生上も宜しくない。「東京の凸凹地図」は飛躍文化人類学読本「アースダイバー」を読んで、「それは、、ちょっと、、」とか「ん、な訳ないだろう。」とツッコミを入れた読者や、「タモリのTokyo坂道美学入門」を読んで東京の地形に興味を抱いた読者に向けて東京の地形を自然科学的アプローチから解説した本だ。であるから諸説ある「縄文海進期」の海面の高さも「アースダイバー」とは異なる4〜5mという見解である。
何れにせよ海面の高さが15mとか20mも高かったのは13万年くらい前の下末吉海進期と云うことのようだ。「縄文海進期」の海面の高さ8〜9mと云う説もあり、これは川越辺りまで海岸線があったという「江戸の川・東京の川」36頁の「海進期の関東地方」の図版と一致する。(「江戸の川・東京の川」には縄文海進期の海面高さの記述がない。)仮に海面の高さ8〜9mとすると、古川水系では天現寺辺りまで海進していたことにはなるが、とても渋谷や代々木までは至らない。どうやら代々木八幡の半島が岬であった時代と縄文期とは一致しないようである。
その辺りの疑問に応えるためにも「東京の凸凹地図」は関東地方全体、少なくとも東京の全てを一枚で把握できる「凸凹地図」や海進期、海退期の「凸凹地図」を収録すべきであったろう。どうも「縄文海進期」の海面高さが定説ではどうなっているのか疑問は解けないままである。
参考までに海進期の「凸凹地図」を作ってみた。
海進海面高5m「凸凹地図」説
浅草の微高地や江戸前島、それに日比谷の入り江がそれとなく分かる。
海進海面高10m
神田川水系で高田馬場辺りまで、古川水系が天現寺辺りまで、目黒川水系が中目黒辺りまで海進。
海進海面高15m
これでも東横線渋谷駅くらいが河口というところでしょうか。
「アースダイバー」を契機に「縄文海進期」の謎を門外漢の私らにも明解にして欲しいものだが、それには文科系考古学と自然科学系地質学との枠組み超えた論議も必要なのだろう。
海進海面高20m(鈴木理生説)
縄文海進のピークは6,000年前
広くて暖かだった縄文の海
wikipedia 海面上昇
縄文の人々と日本人の起源
こうしてみると縄文海進・海面高さ5m説が定説化しているのでしょうか。縄文海進・海面高さ20m説の根拠は貝塚や貝殻等の堆積物にあるようです。それと、縄文海進以降に地震等による土地の隆起がどの程度あったかと云うのも問題になるでしょう。
海進海面高20m(鈴木理生説)熊谷付近を含む関東平野。
しかし、私の中学一年生の地図帳を見ると凄いですね。約1万年前は海退期になっていて日本列島は大陸とつながっています。今となっては眉唾モノの教科書でしょうか。そんな教科書にこんな悪戯書きを見つけました。やっぱり、中学一年生の時も私はアホでしたが、それにしても手抜きの悪戯書きです。
平成大合併とやらで届いた年賀状の住所をチェックしているのだが、市外局番も変更されている場合も多い。そうしたら今朝の新聞の折り込みにNTTのこんなチラシが入っていた。八王子も3月5日から市外局番が(042)になるそうだ。それで、八王子と市外局番が同じの神奈川県の相模湖町と藤野町も当然変更される。こんなことからも、この地域が東京都に編入されるのではという噂が絶えないが、横浜市の水源でもある相模湖を神奈川県が手放す筈がない。
と云うことで「Kai-Wai 散策」のmasaさんのエントリー東京の凸凹地図からの影響で"Anaglyph"(アナグリフ=立体写真)を作ってみた。素材はVectorWorksとRenderWorksによるレンダリング、左右の画像の視点間隔を500ミリに設定して二枚の画像データを作成。アナグリフへの変換はStereoPressを用いた。StereoPressはMacOS9対応のフリーウェアーであるが、MacOSXのクラシック環境でも問題なく使える。尚、立体視するには左目を赤、右目が青の色眼鏡を用いる。(画像はクリックで拡大)
シュロイダー邸のアナグリフです。
数値地図ビューアによるアナグリフも作ってみました。
琵琶湖
南関東
標高を示す段彩色がディフォルトのままなので明度による前進色・後退色が不適当な個所がありますね。
拙著「2D-CAD」(1994)からステレオグラムの「視点の設定」を抜粋しました。このときは未だMiniCAD5.0です。A&Aからの年賀状ではVectorWorks12の今春リリースが発表されてました。
東京新聞・元日の筆洗に哲学者内山節さんの手書きの『やませみ便り』から「農山村が都市を見捨てるときが来るような気がしています。都市を背負って生きるのはいやになったという気分が、最近の農山村には芽生えてきている。」との一節が紹介されている。都市が農村や山林を搾取していると云う観点では、1月3日の特集記事異端の肖像2006 「怒り」なき時代にの花粉症撲滅センター代表 永峯勝久の話と共通だ。そして3日には地方ゼネコンの現況が特集記事になっていた。景気回復の兆しがみられると云ってもそれは東京の一部だけのこと。公共工事の削減や民間需要も乏しく、地方での仕事が減り、活路を東京に求める地方ゼネコンが増えている。耐震偽造疑惑の木村建設(熊本県)もその一つだった。木村建設と受注競争したある地方ゼネコンは木村建設の見積価格は信じられないほど安かったと云う。元日のエントリーに添付した大学地図にある幾つかの大学でも少子化に伴い都心回帰現象がみられる。何れにしても超高層化による大学棟は、もはやキャンパスと呼べるものではなく。ましてやアジールには程遠いものだ。アカデミズムが日本列島を消費して生き延びようとしている姿も悪夢である。
昨年の暮れにaneppe さんの哀愁ビルディング【みつい篇】に「因みに「ビルヂング」の英語表記"Building"の省略形は"Bldg."です。
"Blog"と1字違いですね。」と書き込んだ。そうしたら昨日の栗田さんのCHRONOFILEにBLDG BLOGと云うエントリーがあった。そういえば、この間"Piranesi"を話題にあげたことがあった、偶然だけど面白い。因みに写真は【Cupertino Font】を使ったステンレスの切り抜き文字によるサイン。
山里より、謹んで新年の御挨拶を申し上げます。
Blog を始めて早いもので既に28ヶ月となりました。
始めてから気付いたことは一つの主題がリンクされ、ブロガーがちょっと違う角度で主題を見つめ意見を述べている。それは千の目までは持てないけれど、世の中を複眼で見られること、多様な考えに接することはとても刺激的です。地図説明 大学地図
本年も宜しくお願いします。m(__)m
これがF.ベアトが撮影した140年前位の鑓水(大学地図の山野美容短大の山の字の下の谷戸周辺)の風景です。
多摩ニュータウンに関しては多摩ニュータウンタイムズが多摩ニュータウン30年を検証しています。