February 04, 2007

+6.4℃

NewsWeekの表紙もセンセーショナルだが2月2日付け夕刊のIPCCによる第四次評価報告書(日本語版・報道資料PDF)はこのまま化石燃料を使い続けるとして今世紀末の平均気温最大で6.4℃上昇(1990年比)との予測も充分センセーショナルである。省資源循環型の環境保全指向の社会を実現しても1.8℃(1.1℃〜2.9℃)と気候変動 +2℃の社会が待ち受けている。これは先日のCBSドキュメント"A Global Warning"での気象学者ロバート・W・コレル博士の警告と略同じである。
また、IPCCの報告書を受け、ゴア米国元副大統領、地球温暖化問題でシリコンバレーに期待の記事がCNETJapanに掲載されている。
東京新聞2月7日特報欄・なぜなの?暖冬 どうなる?異変

Posted by S.Igarashi at 08:28 PM

January 28, 2007

映画・不都合な真実

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映画「不都合な真実」を観てきた。書籍版・不都合な真実から想像していた以上に面白かった。と言うと語弊があるかも知れないが、退屈をする暇を観客に与えないアル・ゴアのプレゼンテーションの上手さには、ジョブズのそれとは違った意味で感心した。二人の共通点はプレゼンテーションに用いるツールにある。もちろん、それはMacとKeynoteである。余談はさておき、これは現代を生きる地球人は必見のドキュメンタリー映画である。そして、一人の孤高のエコロジストよりも行動する千人のプチ・エコロジストが求められているのだろう。

aki's STOCKTAKING:不都合な真実
東京大学気候システム研究センター:地球温暖化問題

Posted by S.Igarashi at 03:04 AM

January 11, 2007

書籍版・不都合な真実

不都合な真実 アル・ゴア著
今月の20日から上映される映画・不都合な真実の書籍版である。
Amazonから【以前に山本 良一の『気候変動 +2℃』をチェックされたお客様に、アル・ゴアの『不都合な真実』のご案内をお送りしています。】のメールが届いた。丁度、月末まで有効のクーポンも有ったので、速攻で注文した。
地球温暖化については誰でもが知っている事だが、具体的にどこまで深刻な状況にあるのか理解してない人が多数を占めているだろう。アル・ゴアからのメッセージである『不都合な真実』は(一般人が)知りたくない、そして(為政者が)知らせたくない事実をビジュアルを用いて、具体的事例を挙げて示している。先ずは現実を知ること、そして生活を見直し、具体的な行動をするしかないだろう、、、。
TBS/NEWS23「地球環境スペシャル(仮題)」

Posted by S.Igarashi at 02:42 AM | コメント (10)

August 28, 2006

不都合な真実

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アップルの取締役だけでは物足りなかった「一瞬だけ大統領になった男の挑戦」とは「不都合な真実(An Inconveniant Truth)」を明らかにすることだった。

Posted by S.Igarashi at 11:37 AM | コメント (3)

April 22, 2006

気候変動 +2℃

気候変動 +2℃
責任編集:山本 良一、編集・文:Think the Earth Project
どう考えても、自分を含めて人(ヒト)という生物は地球に寄生する種でこれ以上最悪なものはない。そう断言してしまえるのがやりきれないのだが、兎に角、現実を直視しなければいけないだろう。
JICAのサイトにある世界の砂漠化にアラル海が砂漠化している経過が年代順に図示されている。Google Earthでアラル海を見ると予想を超えるものがある。これも人の浅知恵がもたらした結果だろう。

Posted by S.Igarashi at 10:32 AM

September 20, 2005

黒砂糖から防炎・防火剤

古くはPCBにフロンによる環境破壊が、最近ではアスベストによる健康被害が糾弾されている。この三つの物質は何れも嘗ては産業界の優等生であった。この三つに共通する特徴は発火(酸化)しない、しにくいこと、それは見方を変えれば物質としても安定していることでもあり、処理に悩まされる所以でもある。
今朝の東京新聞に、こんな記事が紹介されていた。「黒砂糖に夢60年/川崎の内藤さん防炎・防火剤開発」
黒砂糖から「炎止剤・エンシ」を開発したのはナイトアルコン株式会社、防炎・防火効果だけでなく、アスベストに替わる断熱・耐熱効果も期待できると云う。

Posted by S.Igarashi at 09:59 AM

August 23, 2005

体温で発電する。

今日の東京新聞朝刊・科学欄に熱電変換の記事があった。いわゆる廃熱利用の発電システムとして以前より着目されていた新技術であるが、実用化には効率的な熱電変換モジュールに必要な材料の開発が鍵となる。そうした関門がクリアされれば、それこそ発電所を身に付けることも可能になるようだ。熱電変換の最大のメリットはスケール効果がないこと、少量の熱エネルギーでも、それに応じた電気エネルギーが得られると云うこと。最終目標は100ワットのエネルギーをもつ人の体温を利用することだそうだ。それが実現すれば携帯電話やノートブックPC、それにiPodの電池切れを心配することもなくなる。
独立行政法人 産業技術総合研究所
棄てる熱から発電.HTML版
棄てる熱から発電.PDF版
東芝熱電モジュール

Posted by S.Igarashi at 11:18 AM | コメント (2)

October 16, 2004

クマにドングリ

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先日のエントリーでクマと水害を取り上げましたが、日本熊森協会という自然保護団体が熊に都会のドングリを贈ろうと云う活動をしていると、昨日の夕刊に掲載されていました。

東京新聞2004年10月15日夕刊
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Posted by S.Igarashi at 09:00 AM | コメント (0) | トラックバック

September 30, 2004

ゴミの有料化

明日から八王子市家庭ごみ有料化・戸別収集が始まる。収集日の日程はそのままだが、戸別収集となるので玄関先に指定のゴミ袋に入れて出すことになる。そんな、こんなで今月末は駆け込みでゴミ処理する人が多く、不燃ゴミ集積所に粗大ゴミまで出す輩もいる始末。庭木の落とした枝も始末しなければいけないが天候不順で濡れたままで整理がつかず止めた。市から配布されたパンフレットによれば枯れ枝や落ち葉、雑草の類いは分別すれば無料収集ということ、枯れ枝等はかさばるだけに納得。しかし馴れるまでは正確な分別に気を使わないといけない。

ゴミの有料化と共に資源ゴミの回収は無料で、新たにペットボトルとプラスチックが追加され、古着も毎月回収されることになった。ペットボトルや発泡トレーや牛乳紙パックをわざわざスーパーの店頭に持ち込まなくても良くなった。それに発泡スチロールの梱包用緩衝材を資源として回収してくれるのも助かる。


Posted by S.Igarashi at 09:05 AM | コメント (3) | トラックバック

September 14, 2004

ディーゼル革命・帰ってきたTV CAR GRAPHIC

先週土曜日深夜と言うよりも9月12日(日曜)の未明にテレビ朝日で「ディーゼル革命」が放映された。翌日、予約録画しておいたビデオを再生すると、今や懐かしい「TV CAR GRAPHIC」のキャストで番組構成されていた。「TV CAR GRAPHIC」が消えてから自動車関係の番組はテレビ神奈川制作の新車情報2004くらいしか残されていない。新車情報2004のMC三本和彦氏も番組内で再三にわたってディーゼル・エンジンの有効性を訴え続け、日本のディーゼル・エンジンへの対応のまずさに対して、このままではヨーロッパに後れを取ってしまうと警鐘を鳴らし続けている。そんなこともあってテレビ番組表の片隅にあった「ディーゼル革命」の文字が気になった。
番組は、5月末に開催された“ツインリンク もてぎ”における『Diesel Day in Japan 2004』の取材を中心に一般道路での走行、ディーゼル・エンジンの命でもある燃料噴射装置のインジェクター製造の製造現場、そのインジェクターを生産するボッシュ・ジャパンへのインタビューで構成されていた。

番組はヨーロッパで革命的に進化しているディーゼル・エンジンを国内でもっと普及させる目的で作られたパブリシティ番組である。その旗振り役はディーゼル・エンジンの燃料噴射装置製造トップのドイツ系企業ボッシュである。以外だったのは、その燃料噴射装置は日本国内のボッシュ・東松山工場で生産され輸出されていたことである。ミクロの単位の精度を要求されるインジェクターは半導体工場に準ずるクリーンな環境で製造されている。

ディーゼル・エンジンの問題はガソリンエンジンに比べて遥かに高圧のシリンダー内に燃料を送り込むことにある。それがが正しく制御されないと、燃料の軽油は不完全燃焼を起こし、燃えかすが黒煙となる。日本ではペットボトルに入れられた炭素粉末を振りかざした都知事のパフォーマンスによって、だからディーゼル・エンジンは駄目なんだというレッテルを貼られ、それが定着してしまった。その後の国内のディーゼル・エンジン対策は、黒煙除去装置の取付を義務化した、正しく後ろ向きの対策でしかない。問題は出口ではなく入り口にある。その入り口に軽油を完全燃焼させる対策を施さなければ意味がない。
ヨーロッパでは自家用車の半分はディーゼル・エンジンだという。リッターカーと言われるクラスの小型大衆車にとって低回転域で高トルクを発生するディーゼル・エンジンは、ガソリンエンジンに比較してパワーもあり、安い軽油でその上、燃費もよく、欠点である不完全燃焼による黒煙問題とエンジンの震動音がクリアされれば、CO2排出量も少なく理想的なエンジンとなる可能性を秘めている。
ボッシュの取り組みは燃料噴射から排出ガス後処理までの環境ソリューション先端技術を目指しているようだ。それらが可能になったのは高性能の組込み型マイクロチップの出現、その電子制御によって高圧(海底6000mくらいの圧力)による燃料噴射を5回に分けてシリンダーに送り込むことに成功している。完全燃焼させれば排ガスはクリーンとなる。ガソリン・エンジンにしろ、ディーゼル・エンジンにしろ排ガス対策の目標値はゼロ・エミッションである。
2002年にVWの1リッターカーの試作車でリッター112.4キロという驚異的な燃費を実現している。ホンダも自社開発の2.2リッターディーゼル・エンジン搭載のアコードをヨーロッパ市場向けに販売するようである。このディーゼル・アコードはディーゼル・エンジン市販車としての世界最高速を記録したという。
何れにせよ、資源の有効利用として原油精製の各段階で得られるエネルギー資源を効率良く用いることが求められている。ディーゼル車を否定してガソリン車だけが走ると云うことは、エネルギー効率の面から考えても問題が多いのである。
新世代ディーゼルの真実
『Diesel Day in Japan 2004』

Posted by S.Igarashi at 11:07 AM | コメント (0) | トラックバック

August 12, 2004

AIGLEのトートバック

AIGLEのトートバックを南大沢のアウトレットモールで購入。内部が保冷仕様になっていたのが購入の決め手、別にレジ袋うんぬんと言うほどの環境派ではないが、スーパーに買い出しに行くのに使っている。

内側は保冷仕様になっている。

Posted by S.Igarashi at 10:13 AM | コメント (0) | トラックバック

July 26, 2004

変わりゆく生態系

真鍋さんに教えてもらった画眉鳥(ガビチョウ)ですが、神奈川県立生命の星・地球博物館のサイトによると、神奈川県内の藤野町で野生化したガビチョウが確認されたのが1995年ということで、つい最近のことです。野鳥図鑑にも出てないし専門的知識がなければ解らないことですね。私の住んでいる場所と藤野町とは直線距離で9kmくらいしか離れていないですから、この周辺にガビチョウが姿を現すようになったのも同時期でしょうね。こちらのサイトにあるガビチョウの鳴き声は確かに良く聴くものですが、昔は聴いたことのない鳥の声です。このガビチョウとウグイス、それにスズメ、そこに尾長の鳴き声が加わると、もうこの辺りはジャングルの中にいるようです。それらの鳴き声が朝っぱらから聞こえて目が覚めるときもよくあります。そういえば5月にハクビシンが捕獲されたと思ったら、次はアライグマが捕獲されたそうです。このハクビシンの額のケガはアライグマとの縄張り争いかもしれない。雑草と化した外来種のハルジオンもヒメジョオンにしても僕ら子供頃はあまり見かけなかったような気がする。何か気候も亜熱帯化しているようですし、これから先、生態系はどうなるのでしょう。

Posted by S.Igarashi at 10:58 AM | コメント (2)

December 18, 2003

Recycle

リサイクルとかエコロジーとか言う柄ではないが、多少なりともゴミを減らしたいと思っている。何年か前に東急ハンズで買ったリサイクル・ハサミである。左がペットボトルのキャップを外す為の分別ハサミ、右が牛乳パックを展開図に切り取るハサミである。

しかし、この分別ハサミは使い勝手はあまり良くないし万能でもない。ペットボトルによっては蓋だけがプラスチック樹脂になっているものと、蓋と口金部分もプラスチック樹脂になっているものがある。この口金部分のプラスチック樹脂を分別ハサミで切り取るのは困難である。分別する者にとっては口金部分までペットボトルと同一素材で作られているのが望ましい。

その使い勝手が良くないと思っていた分別ハサミであるが、製造元の関の孫六で有名な岐阜県関市にある長谷川刃物株式会社のサイトを調べてみたら、既に改良された分別ハサミがあった。それだけでなく口金部分に当たるプラキャップを外すプラキャップを取りマウスと云う製品もあった。
もっとも、こうした分別ハサミを用いなくてもプラキャップを取り外せるようになっているペットボトルもある。エコキャップを採用したキッコーマン醤油のペットボトルがそれである。
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ペットボトルだけでなく発泡スチロールのトレーもリサイクルするのだが、スーパーマーケットによっては印刷してあったり黒いものはリサイクルを受け付けない所もある。最近になってイトーヨーカドーの鮮魚の発泡スチロール・トレーが表面のフィルムを剥がせるようになり、リサイクル可能になった。

しかし、このトレーは店内でパッケージした商品だけのようで、納入業者によるトレーは相変わらず印刷していたり黒いトレーのままである。

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