パンデミックが懸念される中で「ペスト100万部突破」の記事に続き、Eテレでは2018年6月に放送した「100分de名著 カミュ“ペスト”」をアンコール放送もする。
と云うことで、カミュは10代から二十歳に掛けて、異邦人、ペスト、シジフォスの神話と読んでいるので、未だ有るか書棚を探したが出てこない。出てきたのはカミュの手帖の1と2である。それぞれ14刷と8刷で1969年の印刷である。ボロボロの嘔吐はあるが「ペスト」はない。手帖2は1951年までの日記が元になっているが邦訳が出版されたのは1965年だから、死後5年を経てである。まぁ、「カミュ=サルトル論争」よろしく「嘔吐」を重ねて置いてみた。サルトルを熱く語る大人も青年も...アンガージュマンも...80年代以降...フェイドアウトしたかと...思っていたが...2011年で..息絶えていないことを知った。