東京新聞日曜版に紹介されていた谷古宇さんの自作「塩ビ管スピーカー」。
館山中央整骨院の院長・谷古宇さんのホームページに紹介されている。自作スピーカーのカリスマ・長岡鉄男氏に触発されホームセンターで見かけた塩ビ管が動機になったそうです。デザイン的にも可能性のあるシステムだと思います。
ブログの力 GEODESIC編著
株式会社 九天社・発行 定価1680円(税込)
ISBN4-86167-021-7
「ブログの力」が届いた。俎板の鯉よろしく栗田さんの電光石火の包丁さばきでMADCONNECTIONも料理されてしまいました。友達に見せたら「ガハハ、、」と笑っていた。
iPodの選択肢がまた増えた。iPod U2 Special EditionとiPod Photoだ。第一世代のiPod Userとしては、既にHD容量が限界なので買い替えたいところであるが、ん〜。
ITmedia PCUPdate:「動画対応は間違い」とジョブズ氏
Cult of Mac
Apple Special Event With Steve Jobs, Bono, and The Edge
病気療養復帰後初めてイベントに姿を見せたジョブズ。(50分余りのストリーム配信)
ヨーロッパとカナダでも始まったiTunes Music Storeだが日本での開始には国内音楽産業の閉鎖的業界体質がネックなんでしょうね。
iPod ソックス
東京都の発行する"Hazard Map"地域の危険度を500mメッシュで表している。都庁に所用で出掛けたときに3階にある都民情報ルームで購入したもの。現在は「地震に関する地域危険度測定調査(第5回)地域危険度図」が最新版のようだ。
新潟中越地震で問題になった地表最大速度と地盤のボーリングデータ(40区分)からなる図から一次災害の危険度を判定している「地盤と地表最大速度図」。他に建物危険度、火災危険度、人的危険度、非難危険度の地図があり、更にそれらを総合した危険度地図が作られている。
イミダス付録の活断層マップより。
新潟中越地震が信濃川断層帯で起きたことが分かる。
新潟中越地震 活断層調査ルポ
多摩地域では立川断層が5000年周期でマグニチュード7の地震を繰り返すとされている。立川断層で最近起きた地震は1800年前、後3200年は大丈夫と云う予測で、この立川断層の真上の米軍立川基地跡地に国や東京都は大規模な防災基地を作っている。
私の住む場所の地盤は中古生層となっていて、関東東部の地震は殆ど伝わらず、新潟中越地震も気付かなかったが、神奈川県西部や山梨県東部を震源とする地震は揺れではなく衝撃波として感じる。まぁ、旧日本軍大本営の疎開先として浅川地下壕を作った場所だから、地盤は安定しているだろうが、大本営発表だけに鵜呑みにしてはいけない。
イギリスの建築写真家集団のサイトVIEW、いわゆる大判カメラ4×5版フィルムの高解像度データが1カット、1ユーロからだそうです。建築家、カテゴリー別に分類されていて、透しの入った低解像度の写真はフリー。こうしたサイトを見るとフォトジェニックな建築がもて囃されるブルータス現象(ファッション化)が益々進みそうな予感がします。
手帳に描いたメモは1989年8月31日、ヴィツエンチァ郊外のトラットリア「MOLIN VECIO」の夕食に出された「エル セガンティーニ」と名付けられたイタリアン・ドルチェである。中心に解したスポンジケーキを置き、その周りにチョコレート、ナッツ、バニラの三層のアイスクリームを三角に切り、三つ鱗の家紋の様に配し、珈琲豆を砕いたものを散らしてある。
名前の由来は「Giovanni Segantini」アルプスを描いた画家の名から付けられている。その時、画家の名を初めて耳にした。それから15年の間、「Giovanni Segantini」の名を耳にすることはなかった。
それが今年になって、それも最近、二度も美術番組で「Giovanni Segantini」が取り上げられた。NHKの世界美術館紀行と先日のテレビ東京「美の巨人たち」である。
画家の名を耳にしてから15年目にして初めてその作品を見た。アルプスを背景にそこで暮らす生活者を描いた絵画はバルビゾン派を思わせ、光と色彩の表現は印象派を思わせる。
Segantini Museum
ヴィツエンチァ郊外のトラットリア「MOLIN VECIO」
先程の地震に関する気象庁の記者会見の中継でNHKによる情報操作体質が見えてきた。それは民放がライブ中継なのに対して、NHKは言葉一つ、一秒くらい遅れて放送している。つまり二台のテレビで民放とNHKを受信していると、輪唱のように聞えるのである。これは明らかに意図的であろう。米国ではスーパーボールでのジャネット・ジャクソンの一件から、ライブはタイムラグを取って放送するようになったと云うことだが、既にNHKでは報道にもそうした規制を掛けているようである。一秒くらいの遅れ等、些細な事と受け取られる向きもあろうが、どこかで真実をそのまま伝えない、伝えたくない権力の存在があるのであろう。
先週の土曜日深夜にテレビ朝日で「イサム・ノグチ」のドキュメンタリー番組が放送された。ナビゲータは「イサム・ノグチ-宿命の越境者」の著者であるドウス昌代。イサム・ノグチの誕生にまつわる逸話から、生い立ち、成長、人間関係、芸術家としての自立と成功、苦悩等を追っている。生誕100周年を記念する番組として内容的には優れているのだが、問題はその放送の時間帯と間に流されるTVCFにあった。放送に魅入り高揚した精神は、途中に入るテレビ朝日のお笑い系番組宣伝で、ズタズタにされ、水を浴びせられすべてが打ち消される。TVCFの枠が売れないから自局の番組宣伝をしているのだろうが、明らかにこの時間まで起きて「イサム・ノグチ」を見ようとする人間とは相容れない内容である。テレビ朝日もテレビ東京も、始まりは教育放送を主体にする放送局として郵政省の認可を得て免許を取得したテレビ局であった筈である。初心は何処に、教育番組うんぬんは差し置いても、せめて優れたドキュメンタリー番組の枠だけは残して欲しいものである。アリバイ作りの御為ごかしの放送なら、いっそのこと無いほうが良い。
「イサム・ノグチ - 宿命の越境者」
ドウス昌代著 講談社文庫(上・下)
定価790円(税込)
「石は地球の骨だ」その言葉は常に自らの帰属する場を求め、漂泊する魂が辿り着いた答えなのか。原作を読みたい気持ちにさせられた。
イサム・ノグチ庭園美術館
大分前、土曜か日曜の午後あたりのダル〜イ時間帯のTVでヨーロッパのセレブな人達の暮らしぶりを紹介していた。全部は見ていないが、子育てと教育をどうするのかというレポーターの質問の所だけ、偶々見た。
セレブな若妻はレポーターの質問に答えて曰く「寄宿舎のある学校に入れます。」
オバカなレポーター「え〜、お子さんが可哀想じゃないですか。」
セレブな若妻「ええ世の中、理不尽なことも多く、自分の思い通りにはいきませんから、我慢することを理解しないと、人の上には立てません。」
日本のセレブな人達、堤さん、俄セレブな中内さんとナベツネさん、皆さん、我慢すること知らないみたいですね。もっともセレブな堤さんは晩年を塀の中で過ごすようになるのかなぁ、税金払わず転がし続けようとした報いなのかな。
晩節を汚したセレブな爺たちに取って代わろうとする、ヤンエグ(古い?)系セレブな人達もセレブな爺と似たり寄ったりですね。孫さん、三木谷さん、堀江さん、まぁ何でも欲しがりますね。そういえば、日頃、使っているソフトウェアのEudora もJeditも知らない間にライブドアの傘下に入っていました。
Googleで検索していたらaki's STOCKTAKINGの韓国語バージョンを発見、秋山さんに尋ねると身に覚えないという。アドレスをよく見てみると、どうも自動翻訳のサイトらしい。試しにアドレスの後ろにMADCONNECTIONを入力すると、あら韓流に変わっている。OSXだからハングルの書体もきれいだ。
と云う事で下記のアドレスの○○○部分に韓流にしたいアドレスを入力すると見ることができる。
http://j2k.naver.com/j2k.php/height/○○○○○○○○○○○○/
しかし、自動翻訳なので内容は、、、試しにハングルから英語、そして日本語にしたら。
『それはMac Blog の嵩拝の10/14 のに木にあり、ブッシュのIBulge は背部それが扱いにくくなる場所iPod だったか。背部iDebate と。Apple はiPod のTVCF の米国にである同じあるそれをSeb と作成することを来ているkhen 、U2 のキャンペーンビデオ。こちらに糸のlwu ES ただただ知っているとき表面を知っていたり、しかし生産のサイトを(眠るため) 。想像する』
ん〜限りなくブッシュの英語力に近いのだ。
The Cult of Mac Blogの10/14のエントリーにあった「Bush's IBulge」あの背中の膨らみはiPodだった?とかで「iDebate」。
Apple USAにあるU2のキャンペーン・ビデオはiPodのTVCFと同じコンセプトで作られている。こちらはシルエットだけでなく顔も分かるが、制作現場を想像すると、、、。
Appleでは幾つかの製品がマイナーチェンジされアップグレードされている。iBookG4は新しくAirMacが標準装備になった。Power Mac G5にもシングルプロセッサーのエントリーモデルが追加された。
今朝の東京新聞・TOKYO発にポイントカードってなんだ?<上>消費者の視点どこへと云う特集記事があった。私も昨年末のエントリー財布の中身で増え続ける「ポイントカード」について疑問を唱えたことがあった。東京新聞の記事は実際に消費者の利益に繋がっているのか多角的に検証しようという試みであろう。
先日もポイントカードで不愉快なことがあった。八王子スクエアビルの新星堂でCDを購入した際のことである。レジで支払いするとき、ポイントカードもあった筈と一緒に差し出すと、店員から有効期限が過ぎているので無効と言われた。畳みかけるように「お客様はどのような説明を受けていますか、、、、、発行日から一年までを有効期間、、、、」と、くどくど説明し始めた。あまりにも不愉快なので「こっちはポイントなんかどうでも良いんだ、勝手にそっちの好きなようにすれば良いだろう、それよりもサッサと会計を済ませてくれ。」と言った。
暫くして、件の店員がポイントカードを差し出し「本日から一年有効とさせて戴きました。」と言った。返却されたカードの裏面を見るとカードの有効期間は、最終利用日から一年と記されている。但し、レジカウンターにあるポイントカードの説明には、発行日から一年と書いてある。消費者からすれば正にダブルスタンダードである。利用規約を変更するならば、新しいカードに差し替えて説明責任を果たすべきなのである。なんて云うか、サービスを履き違えている。
東京新聞10月20日ポイントカードってなんだ?<中>進む上客優遇
東京新聞10月21日ポイントカードってなんだ?<下>還元商法 アキバの陣は?
東京新聞10月24日筆洗・「当店のポイントカードはお持ちですか」。何か買い物すると、
このところInDesignとPhotoshopをメインに、時々IllustratorにVectorWorksを使う毎日である。InDesignは三代目のCSなのだが本格的に使うのは今回が初めて、前回出版の際もInDesignを用いることを検討したのだが、出版社の方から時期尚早、未だ罫線が消える等の問題を抱えているとのことで見送った。従って、今回のInDesignはぶっつけ本番である。であるからPageMakerとの違いを確認しながらの作業、どこにツールやコマンドがあるのかも手探りで憶えている状態である。大幅に改善されたのがグラフィックスの配置、リンクパレットや配置ダイアログでのグラフィックスの確認が行えるだけでも、余計なストレスから解放されたことになる。と云うことでバックグランドではiTunesからAirMac経由でミニコンポに音源を飛ばしBGMを聴いている。
昔話であるが、東京下町で生まれた子供は小学一年生に上がると、国語の授業の最初に江戸訛りを標準語に矯正させられる。つまり、ハ行とサ行をきちんと区別して発音することを指導される。それで小学生の間に江戸訛りを直すことが義務づけられのである。しかし、元「てんぷくトリオ」の伊東四朗ほど江戸訛りが酷くはないが、私の場合も江戸訛りが抜けきっていない。
時々、訳が判らなくなるのが、キーボードで日本語変換しているときである。匹敵を「しってき」とタイプして、なんで変換されないのだろうと暫く考えて、日本語入力が訛っていたことに気付いたりするのである。従って日本語変換がおかしいときは自分が訛っていないか、先ずは自分を疑うのである。
直立猿人(Pithecanthropus Erectus)と題されたミンガスのアルバムを初めて耳にしたとき、これが5人編成のコンボジャズとは信じ難いサウンドに聴こえた。2ホーンの小編成でもエリントン楽団に匹敵する程の豊かなアンサンブルと、ミンガス・ジャズの底知れぬ音楽性に唯々敬服するのみだった。直立猿人は「進化」「優越感」「衰退」「滅亡」の四楽章からなるとされているが、演奏は切れ目なく一曲に仕上がっている。これはミンガス流のアイロニーだが、現時点でアメリカを見ると二楽章と三楽章の間と云うところだろう。世界を巻き込む四楽章は勘弁して欲しい。
ミンガスは社会批判を自己の作品を通して風刺的に取り上げることがよくある、「フォーバス知事の寓話」では過激にも自ら「馬鹿な奴だよフォーバスは」と唄っている。
渋谷のユーロスペースで1982年制作の「アトミック・カフェ」がレイトショー上映されている。監督はマイケル・ムーアに映画の撮り方のイロハを教えたケヴィン・ラファティ。つまり、『ボウリング・フォー・コロンバイン』や「華氏911」のムーア流ドキュメンタリーのルーツだそうだ。
「ホワイトハウスから徒歩5分」「蒼ざめて「アトミック・カフェ」をみよ」
ブッシュ氏、小型無線機で助言受ける? TV討論で疑惑と云うことですが、確かにこの写真の背中は異常ですね。米国ではもうこの疑惑を専門にウェッブサイトができているということですが、Bush と doubt でキーワード検索すると157万件もヒットします。ここから探すのはとても無理。
背中の膨らみが小型無線機だとすると、ホワイトハウスの小型化技術はたいしたことはなさそうですが、もしも、骨伝導スピーカーを使っていると考えると話は別です。肩甲骨をカバーしている辺りが、どことなく怪しく見えます。前回と打って変わって、司会者の制止を振り切っての熱弁にdoubt です。
東京新聞10月9日朝刊一面の陸自設置の友好碑破壊の記事と写真。これが自衛隊がイラクで行っている支援だと考えると恥ずかしい。これは税金の無駄遣いの何ものでもない。こんなに見苦しいもの作って、イラクの人々に申し訳ないと想像できないところが愚かだ。
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何故、日本のイラク支援の表象が石灯籠なのか理解に苦しむが、何故か靖国神社の石灯籠と重なって、個を国家に溶解する軍国主義の表象にも見えてしまう。想像力の無さが人々を不幸にするのだろう。
先月の四国地方山間部の土砂災害の空撮写真を見ると一帯が針葉樹を植林した山のように見えます。最近、増えている「月の輪熊」の出没、これは冬眠に備えて栄養補給するため、餌を漁って里に下りてくるようです。どちらも、戦後の農林政策による杉等針葉樹の植林振興による因果のように思えます。
子供の頃、伊勢湾台風が過ぎ去った後、近くの山に入って被害状況を見て回りました。(好奇心と遊び半分で、すげ〜、とか言いながら、)それで、倒木とか軽度の土砂崩れとか見られるのは、殆どが保水力を失った植林による針葉樹の山でした。
広葉樹林との比較に於いて、針葉樹林には昆虫が少なく、昆虫の好む食べ物がないし、ヒノキチオールとかの芳香成分が虫を寄せ付けないのかも知れません。咲く花も限られ、木の実も少ない、昆虫も小動物も少ない、人工的な針葉樹林によって食物連鎖が断ち切られてしまったのが、クマが里に下りてくる要因なのでしょうか。どうも、人の浅知恵による人災とも思えてきます。
ランスロットのきのこがり
たむらしげる・作
偕成社・刊
ISBN4-03-331300-1
定価(本体価格1000円+税)
たむらくんの新作絵本「ロボットのランスロット」、前作「ランスロットとパブロくん」に引き続きシリーズ二作目だ。今回はトラネコのモンジャといっしょに「おいてけもり」にきのこがりに行く話。
TVのチャンネルを替えていたら放送大学のユーザー・インターフェース関連の講座が画面に映った。講師が人間の特性について8の項目をあげていたのでチェックしてみた。
・きまぐれ。
・なまけもの。
・不注意。
・根気がない。
・単調を嫌う。
・のろまである。
・論理的思考力がない。
・何をするか分からない。
こうして見ると、全て自分にも当て嵌まる。
イチローがメジャー年間安打記録を塗り替えたことを、マスメディアは「天才」とか「神様」とか言うけれど、それは、きまぐれで、なまけもので、不注意な、根気もなくて、単調を嫌い、のろまで、論理的思考力もなくて、何をするか分からない自分たちとは違うんだとイチローを神棚に上げて。自分たちのきまぐれで、なまけもので、不注意な、根気もなくて、単調を嫌い、のろまで、論理的思考力もなくて、何をするか分からない、という人間の特性を正当化しようとする以外の何物でもないような気がする。それはイチローが自らの、きまぐれで、なまけもので、不注意な、根気もなくて、単調を嫌い、のろまで、論理的思考力もなくて、何をするか分からない特性を日々の努力の積み重ねで克服してきたことに対して失礼でもある。
アーティストたちのおもちゃ・作家からの贈りもの
女子美アートミュージアムで10月18日まで開催。
地図
アーティストが拵えたおもちゃ、それは父と子が共有した幸せで穏やかなひとときの日常を垣間見るタイムマシンなのかも知れない。
印象に残ったのは香月泰男が作った楽団の大太鼓に書かれたPEACEの文字、シベリアに抑留され地獄を見たであろう香月泰男の子供らに平和を託す想いと、おもちゃを作れる喜びが伝わってくるようである。
日本と韓国のNGO団体『GDCAW』による、米国大統領選挙候補者に対する非米国市民の信任投票。投票結果は、10月19日には公表される予定。
朝刊一面トップに「被害100億円超 おれおれ詐欺」の文字、今年一月から八月までの「おれおれ詐欺」の被害総額は100億円を超え、「架空請求詐欺」の被害総額も32億5千万円に達していると云う。私でさえも、日に一、二度くらいそれらしい電話の着信記録が残されているくらいだから、国民の誰もが電話犯罪と隣り合わせということだろう。そうした明らかに犯罪と特定されるものだけでなく、犯罪と紙一重の電話勧誘も相変わらずである。
特にしつこいのは「先物買い」、昔はナンタラ商事とかカンタラ興産とか、それとなく判りやすい会社名を使っていたが、最近の業者は直ぐにそれとは気付かないカタカナの名前が多い。(おっと、自分の事務所もカタカナだった、やばい!)先日も、建築家協会の名前をかたって電話を掛けてきた業者がいた。「おたくから掛かってくる要件はない。」と電話を切ったら、「何故、切った!」と直ぐにまた掛かってきた。こいつらは、本当にしつこいし高飛車な態度で、恫喝さえする。気の弱い人は騙されると解っていても根負けするのではないだろうか。
追記:10月9日付けの東京新聞特報欄に巧妙化おれおれ詐欺が掲載。
先日のCBSドキュメントで米国ハーバード大学・デザイン学科・風景学の教授の仕事を紹介していた。残念ながら名前は聞き取れなかったのでハーバードのF森教授(仮名)としておこう。彼の授業は学生をボストンの街に連れ出し、路上のあらゆるものを観察し、考察を加え、そのコンテクストを探ると云うものである。学生達は、教授の授業が何かの役に立つか解らないが、モノの見方を変えてくれたのは確かだ、と一様に述べている。観察の対象は路上だけに留まらず、あらゆるポスター、広告、DM等の印刷物等にも及ぶ、彼は研究の為、自宅に仮想の人物を設定して彼らに送り届けられるDMもチェックし、送り届けられるカタログの表紙も性の違いによって、そのイメージを替えていることを指摘する。彼が最初にCBSのキャスターに出した質問はFedExのロゴに隠されている記号は何かというものである。
その答えはアローマーク、矢印。
大文字のEと小文字のxの間に隠されている。
教授は幼い子供に直ぐに見つけられても大人は答えに窮すると述べている。
今日は週に一度の電車通勤の日、午後からの授業に合わせ11時30分の高尾駅始発の中央線特別快速に乗るつもりであった。回数券が切れていたので、南口京王線改札口でJRの北口に抜ける為の通行手形を貰い、跨線橋を渡る時、電光盤に特別快速の文字がない、それに発車時刻が11時35分になっている。まさかダイヤを改正したのかと訝りながらも、北口に抜け回数券を求め、ホームに再入場して時刻表を確認すると、間違いない11時30分は特別快速である。その時の時刻は11時25分、だが一番線ホームには11時35分発・普通快速電車が止まっている。ホームには駅員の姿も見えず、アナウンスもない。仕方なく、普通快速電車の車掌に「特別快速はどうしたのか」尋ねると、悪びれもせず、「ええ、電車が遅れまして、この電車が一番最初に東京駅に着きます。」と、何か誇らしげな返事。その普通快速電車に乗り込み5分以上余計に待たされている間、11時30分発の特別快速が運休したとも、ましてや御詫びのアナウンスが一度たりともないのには呆れて果てた。まぁ、これが旧国鉄・民営化後のJRの現状なのだろう。「親方日の丸」の遺伝子は今だ健在、誰もが「俺のせいじゃない、俺が悪いんじゃないもん。」と言っているようである。
未だ学校に上がっていない子供の頃、母に連れられて新橋演舞場とか明治座の新派とかいった芝居に付き合わされた。母からすれば、兄達は学校に行っているので、私を家に一人にしておく訳にはゆかず、仕方なく連れていったのであるが、芝居が佳境にさしかかると、母を突いて「もう、帰ろうよ。」と言っては困らせた。新派の「婦系図」なんて子供に面白い訳がない。一度だけ、「もう、帰ろうよ。」と言い出さなかった芝居は「サザエさん」だった。これは子供にも理解できたようで、いまでも記憶に残っている。10年前に朝日新聞社から出版された文庫版の「サザエさん・第三巻」にその芝居のネタがあった「防犯ベル」の話である。記憶に残っているのは、隣同士で取り付けた防犯ベルが鳴り響き、それっ!一大事とばかりに手に手に箒やらバットやらを持って隣家に駆けつけるのだが、サザエさん一家が駆け出して上手か下手かに消えると、回転舞台が一転し隣家の茶の間に変わり、次に大騒ぎで花道からサザエさん一家が駆けつけると云う趣向である。覚えているのはそれだけである。いわゆる典型的なドタバタ芝居、よく考えてみると「ドリフの八時だよ全員集合」と共通点が有る、ドタバタと舞台装置の大仕掛け、そこに子供を飽きさせないものがあったのだろう。
追記:明治座昭和30年5月公演記録:昼の部にサザエさんがありました。
落語の寿限無が子供たちのあいだで流行っていると云うけれど、本当だろうか。教育放送「日本語で遊ぼう」の家畜化された子供が精気のない眼差しで、ブツブツと念仏を唱えるが如く「ジュゲム、ジュゲム、」と喋っているのを聴くと、何か教育学部系のセンセーに強制的に人体実験にされているようで、いたたまれない気持ちになる。
寿限無は落語としてはそれ程面白くない前座クラスのB級ネタである。子供は大人が喜ぶから、サービス精神で「ジュゲム、ジュゲム、」を覚えるだけ、そこを勘違いしてはいけない。