アラン・チューリングとチューリング・マシンについては、その名前を知っているぐらいで、それ以上の事は殆ど情報を持たぬまま、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を観た。前日まで二日続けて呑む機会があったので、上映中で爆睡してしまわないか自信がなかったが、最初から最後までスクリーンに釘付けで、久しぶりに面白い映画を観た。ストーリーや内容については公式サイトに詳しいので省くが、第二次世界大戦を諜報活動の側面から捉えた映画はこれまでもあったが、2012年にはチューリングの生誕100年を迎え、その翌年には正式に名誉回復されることになり、それに併せて映画が製作されたようだ。チューリングの複雑な人格を演じたベネテクト・カンバーバッチに対して、少年時代を演じた子役との差に違和感があったが、ウィキペディアに掲載されている彫像を見ると、校長から呼ばれ友達の死を伝えられる場面の少年時代のチューリングが動揺して小鼻を膨らませ嘘を付くシーンの子役と似ていると思える。それなりに考えられたキャスティングをしているようだ。そういえば2012年6月23日のGoogleのチューリング・マシンを模したトップ画面をキャプチャーしていたことを思い出した。これだ。
暗号を解読しドイツ軍の情報が手に取るように解った後、情報は全てMI6の管理の元に置かれ、ドイツ軍に暗号解読が気付かれないように連合国の作戦は立てられた。つまりは最終的な勝利の為には自軍の犠牲も厭わないということだ。そしてドイツが降伏した後…暗号解読に関する情報は全て焼却処分された。
似たようなことは太平洋戦争に於ける日本海軍の真珠湾攻撃も米国は暗号を解読し情報を得ていたとされている。日本軍にやりたいようにさせて、米国民の反日感情と世論を味方にしたてた。既に日本海軍の動向を手中にしていた米軍はミッドウェー海戦で日本海軍に壊滅的打撃を与えることに成功…その為に真珠湾で犠牲になった人の命等、米国政府にとって想定内のことである。国家というものはそうしたものだ、最初に犠牲になるのは自国民である。
先週、再放送のEテレ・エデュカチオ!「子どもたちが夢中!“プログラミング”の魅力」が面白かった。放送を見て、どうやらアラン・ケイのオブジェクト指向によるプログラミング・ツールのSqueakとかEtoysを使っているようだが、映像だけでは確証が得られないので、スタジオ・ゲストの阿部和広氏をネット検索してみると、彼はScratch・日本語版の担当者と云うことで合点した。
子供達のワークショップの映像から、揃いのTシャツに「TEDxKids…」が読めたので、それも検索するとTEDxKids@Chiyodaだと分った、番組にも登場する山内 奏人(Soto Yamauchi)君の英語によるスピーチもこのサイトに置かれているが、YouTubeに置かれている画像「New learning style by kids for kids: Soto Yamauchi at TEDxKids@Chiyoda」の方が見易いだろう。尾木ママもこの中学生の意見(教育理論)に感心しきり…。
番組ブログ:プログラミングキッズから見える新しい学習法
先週の木曜日は午後の三時前、八王子の山里では烈しい雷と雹に見舞われ、数秒間だけだが停電もあった。インターネットに接続している仕事場の電話回線に問題がなかった事もあり、母屋の電話の異常に気付いたのは二日後の土曜日の事、どうやら回線引込部分の保安器のヒューズが飛んだようでNTTに修理を依頼、修理に来た作業員によると普段の落雷被害の五倍の被害があったようで、八王子は柚木(由木)と横川町に被害が集中していたらしい。我家の被害は保安器だけに留まらず、電話機本体にも及んでいた。電話の故障中は迷惑電話もなく静かに過せたのであったのだが...亜熱帯化が進む島国日本、これからどのような気候変動による被害があるのだろうか...。
と云う事で深夜放送によるCBSドキュメントの特集・One Laptop per Childを見た。OLPC(One Laptop per Child)はM.I.T.メディアラボのN.ネグロポンテ発案のプロジェクトであるが、その切っ掛けはカンボジアの電気も電話もテレビもない村にある小学校に発電機とパラボラアンテナ、それにラップトップコンピュータを寄贈したことから始まる。臆する事なく、デジタル・デバイドを超えた子供達に感銘を受けたネグロポンテはそれを世界の子供達に広めようと思い、100ドルのラップトップコンピュータを開発すべく世界中を奔走することになる。
『現実的だったら始めてないですよ、、、でも実現に近づいています。』とネグロポンテは言う。
ネグロポンテのOne Laptop per Child-Projectを玩具だと鼻で笑っていたIntelは、その潜在需要のパイの大きさに宗旨替え、OLPCに対抗すべくClassmateを発表、OLPCの納入先に営業攻勢を掛ける。
しかし、今月になってIntelはOLPCへの参加を表明、きっと"CBS60minutes"を見た消費者からのイメージダウンを恐れたのであろう。これでネグロポンテはIntelもOLPCに引き入れた訳で、M.I.T.メディアラボから続く彼の政治力は健在である。
それにしてもOLPCの100$laptopPCはアラン・ケイのダイナブックを彷彿とさせますね。
現在のところ、100$laptopPCの価格は176$、二年後には100$まで価格を下げたいとのこと。因みに、今年後半から米国の一般消費者にもOLPCの100$laptopPCを販売を開始する予定だが、その価格は倍の二台分となる。自分の子供に一台買うと、もう一台が発展途上国の子供の手元に届く仕組みである。
7月25日の25:55(つまり、7/26 の01:55)に放送される「CBSドキュメント」の予告でちらりと『世界の子どもにコンピューターを!』の文字とカラフルなライムグリーンとイエローのコンピュータが垣間見えた。たぶん、例の$100 Laptopではないかと思うのだが、深夜放送なので忘れないようビデオ予約しておかねば。(当日の放送内容は、▽モルモン教徒の大統領候補▽冷遇されるホームレス▽世界の子どもにコンピューターを!)
と云うことでLeopardに特化したWWDCの様でした。サプライズと云えるか微妙ですがSafariのWindows版がリリースされると云うことで久しぶりにWindows XP を立ち上げ、モノは試しとSafari 3 Public Betaをインストールしてみましたが、、、まぁ、それだけのことです。(一見、Windowsのデスクトップらしく見えないかも知れませんが、、)
日本漢字能力検定協会の変漢ミスコンテストのエントリー作品が発表され12月14日までオンライン投票を受付中。巷には色々なミスコンがあるけれど、これは男性も応募可能なミスコンですね。
変漢ミスに気付くのも岡目八目で人様のミスは直ぐに気付くが、自分のミスはつい見過ごしてしまう。
吉原御免状の「みせすががき」は「ミセスが餓鬼」と誤変換、「見世清掻」と正しく変換させるには「みせ」「すががき」で分割しないといけないが、一度変換したら学習したようである。尤も「ミセスが餓鬼」も昨今の実母による子殺し事件を見るに付け誤変換とは云えない気もする。
本日、午後10時からNHK教育TV『ETV特集・これからの科学、これからの社会』で京都賞の歴代受賞者のメッセージを放送、チョムスキーとアラン・ケイからのメッセージです。要ビデオチェック、11時半まで。
YanoのMO Driveが逝ってしまった。まったく、MO Diskをマウントしなくなってしまった。僕にとってMO Driveは既に滅多に使わない周辺機器となってしまったが、学生がMOで提出したデータを読み込まなければ採点不能で成績が付けられないので、仕方なくヨドバシカメラまで出掛けアイ・オー・データの640MBのMO Drive"MOC2-U640S"を買ってきた。最初に買ったSONYの128MBのMO Driveから数えて四台目となる。
このMO Driveと云う周辺機器はは厄介な代物である。ある日、突然具合が悪くなり、MO Diskのデータを破壊してしまう。殆どがピックアップの汚れや経年変化によるものだが、2〜3年でその症状が出始める。やはり640MBが主流になってからその傾向が強まった。問題はコンピュータ教室のMO Driveである。造形大は来年度からMO Driveを取り外す方針で担当教員にアンケートが配られた。女子美はまだ方針が定まっていないが、データを失い学生の落胆する姿や、対策に追われる教務補佐員の姿を見るにつけ、個人的な移動用のデータストレージはもうUSBのフラッシュメモリに切替え、MO Driveは葬った方が良さそうである。
VectorWorks11ではじめるCAD
ISBN4-88166-436-0
発行:株式会社ソーテック社
定価(本体価格3,800円+税)
拙著が本日発売となりました。
表紙と前書きでリートフェルトの平行定規に触れてます。と云うことで装丁はデスティル・カラーです。
今回はDTPにMacOSX環境でInDesign CSを用いています。昨年、アカデミックプライスで購入したAdobe Creative Suiteが早速役に立ちました。本格的にInDesign を使うのは初めてですが、いつものように使いながら操作を憶えるということで、ツールを探してパレットをあちこちひっくり返しながらの作業でしたが。使ってみて、Illustrator や Photoshop との親和性が高く、PageMakerやQuarkXPress v3等より使いやすいことが実感できました。
出版社の方でもInDesign CSを本格的に使うのは初めてで、印刷所(図書印刷)への入稿もPDF/X-1a形式で行ったと云うことです。そんな訳でソーテック社が発行する「Acrobat7スーパーリファレンス」にPDF入稿の事例として掲載されるようです。
The Bill Gates JokeBook
B.Gutman著/藤本裕之訳
(株)ビレッジセンター出版局
1995年6月10日 初版発行
aki's STOCKTAKINGの本日のエントリーCreative Commiesはビルゲイツの暴言に対するシリコンバレーの反応である。同様な記事にLessig Blog (JP)の1月7日の「なんとまあ期待はずれの男か」がある。がんばれ!!ゲイツ君でもこの話題にふれている。
あれやこれや問題発言の多いゲイツ君であるが、そんなゲイツ君をネタにしたのが"The Bill Gates JokeBook"著者はシリコンバレーでIT企業の為にマニュアルや技術資料を制作する会社の経営者。つまり日常的にマイクロソフトのOSにどっぷり浸かっている人のビルゲイツに対する積年の恨みが込められている。マックコミュニティのユーザーがビルゲイツに批判的だという定説は的外れである。ビルゲイツに批判的な人の多くは仕事上マイクロソフト製品を使わざる得ず、何かと理不尽な状況に接している人達である。
翻訳はプログラマの藤本裕之氏、原文との対訳となっているので現代のアメリカンジョークの言い回しを勉強するテキストにもなりそうである。
FOCUS 誌 ビル・ゲイツ インタビュー :マイクロソフトのコードにバグはない (Microsoft が思っている限りでは)
全てユーザーの過ちに責任転嫁するWindowsのしれっとしたアラートはビル・ゲイツそのものだったのですね。
エプソンダイレクトからメールが届いた。「Windows XP Service Pack 2 の適用に関する重要なお知らせ」だ。本日から「自動更新」機能によってアップデートされる恐れがあり、機種によってはBIOSが破壊されコンピュータが起動できなくなるので注意を促す内容である。当然、「自動更新」機能は無効にしてあるし、「Windows XP Service Pack 2」なんて自虐テロに等しいものは、とても恐ろしくて受け入れていない。
がんばれ!!ゲイツ君番外編78にもBIOSが壊された話が出ていた。
そういえば昨日、MacOSX版「Microsoft Office 2004」も「自動更新」機能が立ち上がったので、急遽、手動に切り替えインストールを中止した。M$製品は第三者の評価を確認してからでないとアップデートする気になれないとは困ったものだ。
○○○ ○ 様エプソンダイレクト メール配信サービスへご登録のお客様へ
エプソンダイレクトの最新情報をお届けいたします。Support Information 2004/09/28
**********************************************************************■Windows XP Service Pack 2 の適用に関する重要なお知らせ
**********************************************************************
日頃よりエプソンダイレクト製品をご愛用いただきましてありがとうございま
す。2004年9月29日から「自動更新」機能によるWindows XP Service Pack 2 の提
供が開始されます。「自動更新」機能とは、Windows Update ページに公開さ
れている修正プログラムを自動的にダウンロードしたりインストールしたりす
る機能です。「自動更新」機能が有効になっていると、9月29日以降にインターネットに接
続した時に「更新の準備ができました」と書かれたバルーンが表示されたり
[自動更新]画面が表示されたりしますが、Windows XP Service Pack 2 を適用
すると何らかの問題が発生することも考えられますので、■Windows XP
Service Pack 2 適用前に行う作業■に記載されている内容を行った後、
Windows XP Service Pack 2 を適用してください。■Windows XP Service Pack 2 適用前に行う作業■に記載されている内容を
行っていない場合は、バルーンの[×]ボタンまたは[自動更新]画面の[キャン
セル]ボタンをクリックして「Windows XP Service Pack 2」の適用を中止して
ください。※AT-900C にWindows XP Service Pack 2 を適用すると、ディスプレイに何
も表示されなくなってしまう場合があることを確認しています。
大変申し訳ありませんが、AT-900C をご使用の場合はWindows XP Service
Pack 2 を適用しないでください。
原因および対処方法については現在調査を行っております。対処方法など
が確定次第、当社ユーザーサポートページにてご連絡いたします。
■Windows XP Service Pack 2 適用前に行う作業■<<大切なファイルのバックアップを行う>>
Windows XP Service Pack 2 のインストール時に不具合が発生すると、大
切なデータが消滅してしまう場合があります。Windows XP Service Pack 2
を適用する前に必ず大切なデータのバックアップを行ってください。データのバックアップ方法については、下記サポート技術情報をご覧くだ
さい。○サポート技術情報
・Windows XP Home Edition/ XP Professional:バックアップユーティリ
ティでファイルのバックアップを行う方法
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100008901・Windows XP Home Edition/ XP Professional:バックアップユーティリ
ティで作成したバックアップファイルを復元する方法
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100009263・IMEのユーザー辞書をバックアップする方法
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100010259・Internet Explorer 5/6:Cookieのバックアップ方法
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100010405・Internet Explorer 5/6:「お気に入り」のバックアップおよび復元方法
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100007334・Outlook Express 5/6:アドレス帳のバックアップおよび復元手順
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100007494・Outlook Express 5/6:メールデータのバックアップおよび復元手順
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100007326・Outlook Express 5/6:ユーザー設定のバックアップおよび復元手順
http://www.epsondirect.co.jp/support/faq/faq_mail.asp?ID=TN100007495
<<最新のBIOS やドライバへのアップデート>>ご使用のコンピュータで使用されているBIOS やドライバのバージョンに
よっては、Windows XP Service Pack 2 適用後にコンピュータが正常に起
動しなくなる場合があります。Windows XP Service Pack 2 を適用する前
に、当社ソフトウェアダウンロードに公開されている最新のBIOS やドラ
イバを適用してください。○ソフトウェアダウンロード
http://www.epsondirect.co.jp/support/pc.asp
<<その他 Windows XP Service Pack 2 適用後の注意事項>>上記以外にもWindows XP Service Pack 2 適用後に発生する現象などにつ
いて下記ユーザーサポートページに掲載しておりますので、あわせてご覧
ください。○ユーザーサポート-Windows情報-Windows XP Service Pack 関連情報
http://www.epsondirect.co.jp/support/winxp/sp.asp
======================================================================
※このメール配信サービスはお客様のご要望により登録されているすべての方
に送信しております。
メール配信サービスの停止や宛先アドレスの変更など、当サービスの登録内
容の変更は http://www.epsondirect.co.jp/information/drmail.htm にて
お願いいたします。※本メールへ返信いただいても、回答はできません。
下記当社 テクニカルセンターまでお問い合わせください。
AssistOnに元祖十徳ナイフVictorinoxのOriginal Swiss Army KnifeにSwissbitの64MB/USBメモリが付いた製品が掲載されていた。近々に128MB/USBメモリ付きの製品も発売されるとのこと。キーホルダーに付けて常時持ち歩いていれば、ちょっとデジカメ・データのコピー等が欲しいとき等に便利かもしれない。使い方にもよるが問題はメモリがホコリ対策も含めてどれだけヘビー・デューティーにできているかということだろう。
Swissbit Japan 製品情報と販売店情報
Akibaニュース
ワームウィルス「W32/Netsky」の亜種が立て続けに二通送られてきました。
名称は"W32/Netsky.D-mm"でW32/Netsky.Bの亜種のようで、まだ報告されていないようですね。
これも、送り主を騙り、サブジェクトを請求書にしてリプライを付ける、とんでもない悪賢いやつですね。
3月2日の夕刻にSOURCENEXTにネットスカイ・ディーの情報がアップされました。
富士通のWebInspectorは「誰にとっても読みやすいホームページ」かを診断するフリーウェアだ。言い換えれば、どれだけウェッブデザインに「ユニバーサルデザイン」が配慮されているかがチェックされてしまう、とても恐いソフトである。その基準となるのは「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針」である。視覚障害のある人を対象としているので基本的にキーボードだけで全ての操作が可能であることが条件なので、ポインティングデバイスを主体とした操作は点数が悪くなる。
テストの結果InsideMadは下記の4件の問題点が指摘された。
●「ページ内で記述する基本となる言語を、明示すること」1件
●「画像には、画像の内容を的確に示すalt属性を付けること」3件
これで安心してはいけない、このBlog「MADCONNECTION」はなんと1004件もの問題点を指摘されてしまったのだ。ん〜、上記の問題点とテキストと背景のコントラストが弱視や白内障の人への配慮が足らないと云うことです。気をつけているつもりでしたが落第点でした。ですから、ディフォルトのままでもMovable Typeの利用者は其処を突かれます。
それで、例に「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針」チェックしました。スタイルシートは優秀ですが、肝心のページには45件の問題点があります。やはり問題点はテキストと背景のコントラストなのだ。と云うことで「紺屋の白袴」でした。チャンチャン♪
A&Aから旧正月のお年玉にしては遅いし、ヴァレンタインの贈り物にしては早すぎるかも知れませんが、VectorWorksのプラグイン・ツール「EX-建築申請」と「EX-建築詳細」が2004年2月5日から無償公開されました。
「EX-建築詳細」はいわゆるパラメトリック・ツールです。ダイアログに各部材の変数(パラメータ)を入力してから、マウスクリック等の操作で図面に配置します。
今回の無償公開を決定した太っ腹なA&Aの新庄CEOと開発者の皆さまに感謝しましょう。
昨年暮れにEPSONの複合機「PM-A850」を買った。購入のきっかけは、今まで使っていたスキャナーCanoScan FB1210UのMacOSX用ドライバーをキャノンはサポートする気がないようなので、MacOSXに対応したスキャナーの必要性が生じてきたことが一つ。それまで持っていたmaxellのメモリカードリーダーもMacOSXに非対応、その上、CFカードとスマートメディアの2系統だけにしか対応してなく、C-5060WZのxD-Picture Cardが読めないことが一つ。それに昨年、リース契約が満了してから大分経ち、たまにしか使わないXeroxのコピー機の保守契約も期限きれとなり、仕事場からコピー機がなくなったことが一つで、その三つを一台で満足させる手頃な複合機があれば良いと考えた。プリンター機能に関してはA3のポストスクリプト系レーザープリンタとA3のインクジェットがあり、取りあえず問題はなかった。
と云うことで、この「PM-A850」をプリンタ、スキャナー、カードリーダー、コピー機として使っているが、機能切替えの複雑な手続きは不要で、すこぶる快調である。とは、言っても一つだけ問題があった。それは、MacOSX10.3においてUSBケーブルに接続された状態で「PM-A850」の電源を投入すると「スキャナーの、、、、、」というアラートが画面に現れ、ボタンをクリックしてもそれが消えない、と云う問題があった。だが、それも先月末にEPSONのサポートサイトにアップされたスキャナーとプリンタのドライバーによって解決されることになった。
と云うことでキャノンのCanoScan FB1210Uが不要になってしまった。いちおう透過原稿も読めるようにオプションでフイルムアダプタユニットも付けてあります。インターフェースはUSBです。
MacOS9.2までなら使えるので、もしもこのCanoScan FB1210Uを使って戴ける人で、着払いの送料を負担してくれるならば差し上げます。
希望者が現れましたので締めきります。
他人事と思っていたら私のところにも「W32/MyDoom-mm」が送り付けられるようになってきた。
-- LinkClub --プロバイダ側のメールサーバーでウィルスチェックが機能しているので怪しい添付ファイルは削除される仕組みになっているのと、MacOS環境なので幸いにも感染の心配はないのだが、ワームは他人のメールアドレスになりすましてやってくる。ErrorもYasさんになりすましてやってきた。
Sorry Dangerous Attachment has been Removed.The file "readme.zip" has been removed because of a virus.
It was infected with the "W32/MyDoom-mm" virus.
Subjectが「test 」「hi 」「hello」「Mail Delivery System」「Mail Transaction Failed」「Server Report」「Status」「Error」だったら直ぐに削除するしかない。
と、このエントリーを書いている最中にも二つのワームが送られてきた。
MacPlusを買う一年ほど前にJDLのワープロ・文作7をリースで導入していた。確か沖電気のOEM製品によるドットインパクトのB4プリンターとセットで月12,000円のリース料だったと思う。この文作7は実はMacPlusと同じモトローラ68000をCPUに使っていた。5.25インチのFDドライブが二つあり、システムとデータ保存に別れ、カタカタと云うドライブ音が今となっては懐かしい。当時はPC-98シリーズという選択肢もあったのだが、PC-98シリーズの筐体デザイン、あの美的感覚は受け入れ難いものがあった。それに一太郎は僕がワープロに望んでいたスペックを持ち合わせてはいなかった。
文作7導入の決め手はその作表機能であった。縦横のセルの数とセルの高さ幅を指定して表組のフォーマットを保存しておけるワープロはその当時他にはなかったと思う。
或る意味、文作7があったからMacintoshの世界に気ままに踏み込んで行けたのではないかと考えている。業務の書類作りは文作7に、仕事半分、面白半分のMacintoshと棲み分けていた。その文作7は日本語ポストスクリプト・フォントとNTX-Jを導入してから、作表も Excel を使う割合が増えリース期間を全うする前に引退、リース会社から手配されてきた中古OA機器の業者がマニュアルとソフト一式を受け取りに来た。まだワープロ機器全盛の時代であった。
error bomb pixel MP06/B
銀座松屋・デザインギャラリーの2003ウィンターギフトショーで見つけたマウスバッド。
最近は爆弾に遭遇することも殆どなくなったので、せめてマウスパッドの爆弾で気を引き締めよう。
英国サイオン(Psion Computer)のPDAと云うよりもハンドヘルドコンピュータの名が相応しいPSION sreies5(左)とPSION revo(右)です。
PSIONはシステム手帳のファイロファックスをデジタル化するとこうなった、そんな英国らしさが伝わってくるPDAだ。本体を開くとキーボードがせり出してくる仕掛けとかプロダクトデザインという視点から見ても面白い。残念ながら新製品の開発は中止、販売は継続しているがストックが底をついたら終了のようだ。Palmも日本市場からハードウェアを撤退、残るはSONYのCLIEだけで何だか面白くない。
それでもPSIONの遺伝子はSymbian OSとしてNOKIA等の次世代モバイルに受け継がれてゆくようだ。
カバーを閉めた状態のPSION revo
詳しくはエヌフォーのサイオン紹介ページはこちら。
記述法としてのCAD(VectorWorks10で始めるCAD:前書きより)
CADを一言で語り尽くすことはできない。もしも一言で語るとすれば「言葉によって対象の形状を写実する記述法」と言えるのではないだろうか。つまり、絵や図版を用いず、言葉だけでモノ(対象・object)のカタチを表現することである。そう説明すると「本文の内容と矛盾するのでは」と訝しく思われる人も少なくないであろう。確かにグラフィック・ユーザーインターフェースのコンピュータとObject-based CADでは表面的に言葉を用いて対象の形状を記述することはないが、しかしユーザーインターフェースのバックグランドでそれは行われているのである。
「全ての事象は言語によって明確に語らねばならない。」とは「始めに言葉ありき」に代表されるように「音声中心主義」の西洋文明のドグマでもある。その西洋文明の文脈の上に作られたCADという記述法に従い、つまり言語によって対象を物理的に再構築することは容易いことであるが、対象の意味やイメージを伝えることはそう容易いことではない。 言語が人の遺伝子情報に組み込まれていない限り、それは人に先天的に備わっているものではない。言葉は人によって発明された最小単位のメディアである。それ故にメディアが持つ虚構性を避けることができない。言語は集団の属性として位置付けられ、集団の一員として学習することを義務づけられる。また後天的であるが故に、言語はたえず流動的に他の集団の文化をも呑み込み変化し続ける。そして集団固有の文化的文脈も時代と共に新しい潮流を生み、伝統的な文脈も交えレイヤとして重なり合う。言葉が「世界を写しだす像」にしかすぎないとしたら、意味は文脈の中にしか見いだせないのである。 我々は全く新しい言葉をそのまま理解することはできない。新しい言葉は常に古い言葉に置き換えられ、過去の文脈の中にその意味を探る。1980年代に我々の前に姿を現したMacintoshに代表されるようなグラフィック・ユーザーインターフェースのコンピュータもまた然り、その画面上にはアナログの道具が見立てられ置かれている。デジタルデータを扱うプログラム言語でさえもユーザーインターフェースの部分はアナログなのである。新しい道具の使い方は過去の文脈の中にこそ存在している。 VectorWorksを理解するに必要なのは見立てられた道具が何に対応しているのか、過去の文脈から探ることにある。そして自分が描き現そうとしている対象を一度言葉でどう表現できるか考えてみることである。本書にはヒントはあっても、その答えは書かれていない、何故ならそれは貴方の目の後ろにあるからである。イメージすることから何かが始まるだろう。
VectorWorksで始めるCAD(1999年9月発行)の前書き。
杉の海によみがえる楼閣
1998年11月にNHKで放映された中国貴州省黎平県トンチン村の楼閣再建を取材したテレビ番組「杉の海によみがえる楼閣」は設計とはなにか、しいてはCADの存在意義を考える意味でも大変興味深い内容だった。
250年ぶりに再建される鼓楼と呼ばれる楼閣建築の為に用意された図面は一つもない。建築を一任された村の大工棟梁ウー・ファイジンの脳内では鼓楼は既に完成している。しかしその姿を知るのはウー・ファイジン一人だけである。彼の脳内にある鼓楼を現実世界に再構築するのに使う道具はメイバンと呼ばれる五本の竹の尺杖だけで、それが全ての寸法押さえの原器となり、棟梁の墨付けに従って村の衆一同で刻みと建て方を行い鼓楼を完成させる。鼓楼が竣工した時点で村の衆はようやくウー・ファイジンの脳内にあった鼓楼を知るのである。それでも村の衆がウー・ファイジンに仕事を任せることが出来るのは彼が所属する社会の文化的コンテクストを決して逸脱しないことを知ってるからであり、村人達が共通のコンテクストで結ばれているからである。
一人の人間の脳内に建築が揺るぎない姿で設計されていて、自ら施工まで行えば設計図など必要ないのである。従って当然CADも必要ない。
我々の設計行為は脳による世界のシミュレーションの結果を図面として再構築するものである。CADはその名の通り、その設計行為をコンピュータにより支援するものである。つまりは脳内にシミュレーションモデルがなければCADも機能しない。
CADの操作を習得する前に自分が見ている世界を観察し分析し再構築する能力、建築設計を志すならば建築への理解が最も重要である。でなければ、コンピュータに振り回されCADに使われることに成りかねない。
一昨昨日、RSSBrowserの紹介を書いてから、一日二日ばかり、ドックに格納していたRSSBrowserのウィンドウを再表示してからRSSGETをクリックしてRSSを読み込み暫くするとフリーズする症状が見られた。しかし、それ以後はそうした問題も現れず今のところ快適に使えている。
本屋で立ち読みしたiNTERNET magazineの12月号にも田口和裕氏の「RSSリーダーは情報収集を楽にする魔法のツール」と云う記事があった。Blogを始めて未だ一ヶ月半と少し、やっとMOVABLETYPEに馴れたばかりである。レンタルサーバーにMOVABLETYPEをインストールしたときに読んだ入門書も積ん読状態になっている。迂闊にもこれまでウェブログ入門書にあるRSSリーダーの解説には全く目を通していなかった。
RSSBrowserを使い始めて、これはBlogをブラウズするのに適したツールであることがよく分かった。
作者の西村さんからのコメントにあるようにRSSBrowserは既に11月1日付けでver0.4.0にアップデートされています。
自分と同じくらいのレベルの若葉マークのBloggerもいると思うのでRSSBrowserにBlogのRSSを取り込む方法を解説してみたいと思います。RSSBrowserを立ち上げるとブラウザの記事本文のウィンドウは空白で左のブックマーク表示エリアだけに予め作者が登録しておいたブックマークがあります。メニューバーのSafariBookMからSafariのブックマークでBlogサイトを開きます。
Blogのsideにある”Syndicate this site (XML) ”をクリックして”index.rdf”を開きます。
XMLがない場合はURLのスラッシュの次にindex.rdfとタイプしてリターンキーを押します。
記事本文エリアが文字だけになりRSSリストにエントリー記事が表示されます。
ブックマーク登録ボタンをクリックします。
RSSリストのエントリー記事をクリックすればエントリーが記事本文表示エリアに表示されます。
ブックマークはマウスドラッグで移動して並べ替えることができます。
作者の西村弘美氏に感謝したいと思います。まだ、バージョンも 0.3.2ですから、これからもっと改良されるでしょう。
RSSBrowser ver 0.3.2 はフリーウェアCalendarMemoの作者・西村弘美氏によるブラウザを兼ねたRSSリーダーです。初公開の2003.10.17から、もう既に4回と、こまめにアップデートしているベータ版でが、使用感は軽快でブラウザとしても使えます。
クリックすると拡大。MineくんのHappy Go Luckyでこのスクリーンショットを使っていたので、こちらもそれに習い二重に入れ子にしてみた。
RSSについては詳しく知りませんが、RSS配信しているニュースサイトから最新のヘッドラインを取込みリストアップして、読みたい記事をクリックする。全ての操作が一つのウインドウで行えるのがミソです。またSafariのブックマークがそのまま使えるのもMacUserならではの配慮。
このRSSBrowseでモバイルタイプのXMLの活用法がちょっとだけ解りました。
今日の昼12時過ぎにMac OS X Panther がアップルストアから届いた。
早速、iBook(G3 600Mhz)にインストール、Mac OS X10.2.8をMac OS Xv10.3Pantherにアップデートした。インストールに要した時間はCD-ROMが二枚で一時間半余り、とても時間が掛かった。インターネット等の各種設定はそのまま継続される。ファインダーは使いやすそうだ。ウィンドウのデザインはSafariやiTunesと共通のメタル・ヘアラインだ。ウィンドウのエッジが両サイドにも出来たのでここをつまんで移動可能になった。これはOS9の良いものを復活させたと云う印象。
.Mac.comはアカウントをspaceshopで取り直し、ここでVectorWorksのファイルを公開する予定。
先日のJR中央線高架工事に伴う仮設線路の切り替え工事で起きた信号機の配線ミスは図面チェックのケアレスミスによって起こされた。それも工事直前に図面のミスに気づいたにも関わらず、情報が工事関係者全員に周知されず、図面が訂正されないまま工事が行われるという二重のミスを犯している。
最近になって頓に増えているこうした事故は設計の効率優先による図面のCAD化と果たして無縁と云えるのだろうか。
昔の工事現場では現場常駐の監督が自らトランシットやレベルで墨出しを行い、その上、施工図も描いていた。次第に施工図はゼネコンやサブコン内部の施工図専門設計技術者の手に委ねられ、それもいつの間にか派遣会社から出向の技術者に取って代わられ、施工図がCAD化された今日では東アジアの国々に外注される場合も少なくないという。20年前くらい一級建築士受験講座・設計製図の講師をしていたことがあった。そのとき、試しに矩計図(かなばかりず)を描かせたことがあったが、図面の上手下手を抜きにして満足に防水納まりや建具廻りの納まりを描ける者が殆どいなかった。受講者の大半が建設会社の現場監督なのにこの体たらくである。「施工図のチェックはできるけどねぇ、描くのはちょっとねぇ、、」そんな言い訳も現場監督の仕事が算盤勘定と手配師に費やされる故であろう。
■VectorWorks10ではじめるCAD:後書きより 「そこは下書き線をトレースするように」私の言葉に学生が意味も解らずキョトンとしていた。学生は「トレース」の意味を知らなかったのである。当然、知っている言葉だと思っていただけに我ながら唖然とした。そう云えば、昭和の時代まで大衆雑誌や新聞の通信教育の広告に必ず「トレース」とか「トレーサー」と言う文字があった。憶えるでもなく誰もが知っているような言葉だったが、既に死語と化したのだろう。それに代わり、最近の新聞や雑誌の通信教育には「CAD技術者養成」の文字が目立つようになってきた。その隣の高収入うんぬんの文字に首を傾げたくなるが、CADがトレーサーと云う職能を駆逐したことは確かだろう。それはDTPが写植技術者の職場を奪ったのに似ている。この10年の間に設計環境はコペルニクス的変動に晒され、手描による製図は少数派となりつつある。 最近になって、図面上の初歩的ミスが事故の要因となった例が後を絶たない。テーマパークで起きた配管接続ミスの事故など、極めて単純な設計上のケアレスミスにその原因があるという。国産ロケット「H2A」2号機と高速再突入飛行実験衛星「DASH」の事故も設計図から製造用図面へのコピーミスによって電気系統に配線ミスが生じた結果だという。これらの事故の要因になった図面がCADによるものであったと云う報道はされていないが、しかし、こうした単純ミスは工程毎のチェックが厳しかった手描製図の時代は考えられなかった。電子無脳状態のCAD化された環境でこそ起こりうるミスと考えられる。CADへの転換が我々に齎した恩恵と共に失ったものが何か考えることが、いま求められている。
哺乳類が一生の間に打つ脈拍数は種が異なってもほぼ同じだという。モーターの寿命も同様である。コンピュータの起動中、ほぼ常に回転しているハードディスクは、壊れやすいデバイスだ。だが、僕が最初に買ったMacPlusの20MB純正HDは10年以上も長生きした。何しろこの20MB純正HDはSCSIではなく外付けFDドライブポートに取り付けるものだった。大型5インチのハードディスクは回転も穏やかで、象の時間を生きていた。それに比較すると最近の2.5インチの超高速回転のハードディスクはまるでネズミの時間を生きていることになる。
今までに壊れたり交換したHDのこれがほんの一部、一番手前の2.5インチHDが昨日iBookから外したもの、その左上のアップルマークのある3.5インチがG4から外したもの、まだ壊れていなかったが3年以上経ったので交換した。その右のケーブルの付いた2.5インチのHDはキャノンのポストスクリプト・レーザーショットLBP-730PSのフォント用で日立製のキャノン純正部品、これは6ヶ月未満で壊れた。
このHDはモリサワフォントを収納するために、八王子にあったキャノン01ショップで確か80,000円で購入したものであるが、プリンター本体が既に6ヶ月以上使用していたため、本体の保証期限が適用され、HDは保証できないという理由で泣き寝入りさせられた。(それでも一年は経っていない。)なにしろLBP-730PSそのモノの保証期限6ヶ月というキャノン御自慢の製品ですから仕方ありませんね。キャノンの本社まで掛けあったが規則ですの一点張りで交渉不能。揚げ句の果てに「HDが日立製ですから、、」と責任転嫁ともとれる発言。それで、汎用のHDが使えないか秋葉原のジャンクショップで同様の製品を買ってきたけれど、汎用品では認識しなかった。これも工場出荷時にキャノンが特殊なファーマットで初期化しているので、それ以外の汎用品は使えないということが判った。そのときLBP-730PSのロジックボードを外してみた分かったことは、ロジックボードがレイアウト的に全然スマートでなく、とても無理のある設計をしていた。そんな設計だからメモリも汎用品は駄目で純正品しか使えない。この点、エプソンや沖電気のレーザープリンタはメモリもHDも汎用品が使える設計になっていて、ユーザー指向にできている。結局は企業姿勢が反映しているんでしょうね。第一世代のBJプリンタのときにも、プリンタドライバの件でキャノンと何度も交渉した経験があるのに、二度も失敗した私がバカなのよね。
ちなみにAppleの第二世代のレーザーライターNTX-JはHDが外付、メモリは汎用のSIMMを使っていたのでMacから外したSIMMでメモリを増設することができた。この外付けHDは6年以上とかなり長持ちした。
そんな訳で、日立のテレビコマーシャルで社長が「ストレージですよ」と言う度に、「笑わせるな、ろくな製品作ってない癖に、、ケッ!」と悪態をつく私である。
何れにせよ、毎日使うものなら3年を目安にHDを交換するのが望ましいと思うが、iPodはそれができない、しかしコンピュータとデータをシンクロさせるのが本来の使い方だから、寿命が尽きてもデータはコンピュータに残る訳なのか。
今日の夕方、iBookのharddiskがお釈迦になった。享年一歳半、ノートブックのharddiskの寿命は2年程度と考えてるので、まぁこんなものかな。いちおう、先々月、harddiskの中身は粗方、バックアップしてあるし、メールはサーバーに一週間残すように設定してあるので、G4にもiBookにも同じ受信データを残っているが、さいきんiBookから送信した一部の発信データは消えてしまった。それでも重要な送信データはカーボンコピーを.Macのアドレスに転送するようにしてG4にも残すようにしてはいた。
ということで、harddisk交換の出費がかさむのと、リカバリーに、なんたらかんたら一日は取られることになるだろう。
台北蘋果紀行(Taipei Apple Tour)1996
「私は嘘吐きである、それも正直な嘘吐きである。」フェデリコ・フェリーニのこの言葉が好きだ。そして、私も嘘吐きである。友達から講釈師と言われるくらいだから多分本物だろう。でも本人はそれ程自覚していない。
私が思うに全てのノンフィクションはフィクションである。そういう意味でこの台北蘋果紀行(Taipei Apple Tour)は嘘八百を並べたものと言って差し支えない。よって文中に登場する人物は実在するものではありません。CIAもKGBもそこを誤解しないように。(iGa-chang)
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自分の持っているマクセルのカードリーダーUA3はMacOSXに対応する予定がなく、MacOSXのClassic環境でも使えないので、デジタルカメラから画像を取り込むには、その度にMacOS9.2に起動システムを変更再起動しなければいけない。AppleJapanのiPhoto2のページにあるサポートしているデジタルカメラを見ても僕の持っているOLYMPUSのC-1Zoomは動作確認済みのデバイス一覧に掲載されていない。専らカードリーダーを使っていたのでC-1Zoomを買ってから一度もUSBケーブルでMacと接続したこともなく、ものは試しとMacOSX環境でUSBケーブル経由でC-1Zoomを接続してみた。すると、どうだろうiPhoto2が立ち上がり、デスクトップにはC-1Zoomのスマートメディアがストレージ・メディアとしてマウントするではないか。駄目元で試したが結果オーライとなった。取りあえずデジタルカメラからの画像入力は問題解決したが、後はMacOSXに未対応のスキャナーが問題だ。これもClassic環境でPhotoShopの6.0からスキャナーを起動しようと試みたがやっぱり失敗、もっともメーカーサイトにも非対応となっているので仕方ないのだが、、
僕がMacintoshのUserになって衝撃を受けたソフトウェアはMacPaintでもMacDrawでもMiniCADでもなく、確か1988年にキャノン販売の手によって日本語化されたDTP(DeskTop Publishing)ソフトウェアのAldus PageMakerだった。それは誰もがパブリッシャーになれるという可能性を感じたからだろう。既に日本語DTPソフトにはエルゴソフトのEG-Bookがあったが、リドロウが遅く、全くと言ってい良いほど使い物にならない代物であった。EG-Bookに比較するとPageMakerは遥かに操作性に優れ、リドロウも早く快適であった。晴海のビジネスショー(或いはデータショー)でPageMakerのデモを見て、すぐにキャノン系のゼロワンショップに注文したことは言うまでもない。
浜松在住の古山君にもPageMakerを奨めると、彼はにべもなく「そんなもの何に使うの」と否定した。彼はその舌の根も乾かぬ間に、PageMakerで「MiniCADしんぶん」を発行しMAD Partyの魁をつくった。その頃、僕は僕でMacPerspectiveの日本語マニュアルを勝手に作ったりしていた。
翌年の1989年にリリースされた日本語ポストスクリプトプリンタ・Apple NTX-JとPageMakerはMAD PartyとMAD Pressにとって最強のツールであった。確かに道具が人の行動を変える、そんな時代に僕らはいた。
その後、PageMakerは後発のQuarkXpressにシェアを奪われ、AldusはAdobeに売り渡され、そのAdobeによるInDesign によって引導を渡され、メインステージから引き下がることになった。今年7月に出版した「VectorWorks10で始めるCAD」も編集作業をInDesignで作業するか検討したが未だ印刷所がInDesignに対するノウハウの蓄積がなく、結局はPageMakerですることになった。たぶんこれがPageMakerする最後の仕事であろう。