February 20, 2010

在日フランス大使館・旧庁舎

云うことで"No Man's Land"の最終日に滑り込み在日フランス大使館・旧庁舎を見てきました。旧庁舎の本館(左図:赤)はフランス人建築家Joseph Belmont(ジョゼフ・ベルモン1928-2008年)により設計された1957年竣工の建物のようです。別館(左図:青)は1960年代の建築で設計者については記載なく不明ですが、ゲートに向かって大きく張り出したキャンティレバーが印象的な建物です。ジョゼフ・ベルモンはジャン・プルーヴェに師事した建築家と云うことで、ル・コルビュジエや師であるジャン・プルーヴェの影響がバルコニー手摺り等のディテールにも現れていると思われます。青木坂を背にした高低差10mの敷地に地下一階地上3階の建物が高低差を利用して巧みに配置されています。西側道路に面した門からスロープで一層分の高さに上ると車寄せが設けられたポーチがあり、そのレベルが1階と見做されているようです。中庭に面したポーチから動線は左右に別れ、右側のウィングがラウンジ(カフェテリア)になっていて、その屋上は2階レベルにある庭園と連続しています。この辺りの空間構成はアトリウムを内包する地中海住宅を彷彿とさせるものがあります。屋上庭園のレベルにある執務室(個室)には盗難予防と機密保持の目的か竣工後に鉄格子が設置され警察の取調室の様となっていますが、サッシュ割とかのプロポーションはコルビュジエのユニテやラ・トゥーレットの影響を感じさせられます。


Google Earthで見るフランス大使館の敷地、台地の上には大使館公邸と大使館員の宿舎が、敷地南側の谷には渋谷川(古川)が流れ、嘗ては「名所江戸百景 広尾ふる川」に描かれた風景が...

1階レベルの中庭と2階レベルの庭園から見た南側のファサード、翼のような断面を持つバルコニー手摺りが如何にもジャン・プルーヴェの門下生...。
建設された年代は鳥居坂の国際文化会館(1955)と2年程の差がありますが、其処にはモダニズムと云う共通の理念を感じることができます。...おまけの写真
KARAKARA-FACTORY:No Man’s Land/ 在日フランス大使館・旧庁舎
Kai-Wai 散策:"NO MAN'S LAND" FLAG
トリコロールと云えばこんなインスタレーションもありました。

Posted by S.Igarashi at 07:04 PM | コメント (2)

February 17, 2010

Tokyo ArtBeat

Tokyo ArtBeat
東京のアート系イベントを紹介するAppである。開催期間や時間、場所や道順等々のガイドをしてくれるそうで、ニューヨーク版のNY ArtBeatもある。まぁ...美術館巡りや...ちょっと時間が空いたとき近くで何かイベントがあるか調べるのに重宝するかも...。
これは18日だけか...あ〜時間が...
追記:最終日にどうにか滑り込み...間に合いました。

Posted by S.Igarashi at 12:53 AM | コメント (8)

February 15, 2010

We Are the World 25 for Haiti

We-Are-the-World-25-for-Hai.jpg
と云うことでHope for Haiti Nowに続いて真打ちのリリースです。もしかするとが...が実現しましたですね。MJもビデオ参加でJJと兄妹の共演であります。さて、このビデオですが楽曲との時間差がこれだけあります。その差分は全てエンドロールで占められています。もちろんMJとJJも他の兄弟と並んでクレジットされています。
Official Site of We Are The World 25 For Haiti
You tube:We Are the World 25 for Haiti
You tube:'We Are the World' -- The Remake Quincy Jonesも老けたであります。
ところで、冬季オリンピック開催中のカナダの総督・ミカエル・ジャンはハイチ・ポルトープランス生まれのハイチ系カナダ人であります。もしも、オリンピック閉会式にサプライズがあれば...フィナーレを盛り上げるのに最適なアイテム...と期待するのは...私だけではないでしょう。
Across the Street Sounds:【続・急】We Are The World 25 For Haiti

Bieber was invited to be a vocalist for the remake of We Are The World for its 25th anniversary to benefit Haiti after the earthquake. Bieber sings the opening line, which was sung by Lionel Richie in the original version.
てことでオリジナルバージョン冒頭のライオネル・リッチーのパートを唄っているのは若干15歳、カナダのアイドル"Justin Bieber"(ジャスティン・ビーバー)だそうで...これは...ショービジネス界を背景に閉会式サプライズ有りかなと思わせる話題作りのキャスティングですね。"We Are the World 25 for Haiti"のビデオではボーイッシュな女の子にも見える彼もYouTubeでのセルフ・プロモーションから...と...ネット時代のアイドルデビューと云うことで、この25年間でMTVから...YouTubeにiTunesStoreとセールス・プロモーションの方法も様変わりであります。おまけにAppStoreからこんなAppが出ているとか...あちらのアイドルのプロモーションも変わりましたですね。カナダのジャニーズJr.系のビーバーちゃんもアイドルからシンガーに成長する段階で試練が待ち受けているでしょう。それにしても慈善とビジネスの間で強かに暗躍するエージェントの存在も...見え隠れするようです。 ウィキペディア(Wikipedia)にソロリスト(登場順)が紹介されています。 Wikipedia:We Are The World/We Are the World 25 for Haiti
Posted by S.Igarashi at 01:03 AM | コメント (6)

February 14, 2010

今夜聴くJazz


やっぱりこれしかないでしょう、と云う訳でiTunesのPlaylistに"My Funny Valentine" を...もちろんFunnyなChet Bakerの演奏も...Playlistに...

Posted by S.Igarashi at 08:30 AM | コメント (2)

February 11, 2010

地上346kmの視点

Astro_Soichi.jpg
今日放送のTV東京「空から日本を見てみよう・都電荒川線」は地上数百メートルの視点だが、地上336 kmから346 kmの楕円軌道上にあるISS(国際宇宙ステーション)にいる野口さんから送られてくる写真はGoogle Earthとはまた違った視点で興味深い。冬の北海道は知床が...
因みに野口さんの居るISSを肉眼で見るにはこちら『国際宇宙ステーションを見よう』にその可視情報が...

Posted by S.Igarashi at 10:55 AM | コメント (1)

February 08, 2010

東京人 3月号

東京人3月号は特集『江戸吉原・part2』だ。三年前に刊行された「東京人2007年3月号・江戸吉原」の続編と云うことでサブタイトルは「聖と俗、光と影の人模様」と付けられ、対談は「遊廓と芝居『二大悪所』は江戸の夢」とくれば「吉原手引草」の作者・松井今朝子を置いて他はない。そういえば、もう一つの悪所であった猿若町は先日の第11回 浅草をブラタモリで、街の様子が放送されていたが往時を偲ぶモノは何一つ残されてなかった。悪所で見るのは徒夢...と云うことか。
因みに建築家・石上申八郎氏が『小唄と吉原情緒』を寄稿されている。そういえば、昨年「船橋ボックス」の見学会でお会いしたとき、小唄をiPodで聴いてると言っていたのを思い出した。

ところで、1月29日のポッドキャストで「きたろう(タレント/俳優)」が志の輔の落語の噺をしていた。何度聴いても私の耳が悪いのか、きたろうの滑舌が悪いのか、その演目が聴き取れないのだが、きたろうが言うには同じ演目を志ん生のCDで聴いたが、それよりも志の輔の方が面白かったと言う。きたろうが言うには志ん生の芸は引き算、志の輔は足し算、解説付きの噺だと言う。きたろうは私と同世代、高校時代から落研に居たという...らしいが...
それで、似たような話しが横浜・真金町で生まれた桂歌丸による「東京人 3月号」・「なんたって、廓の生まれですから。」にもあった。歌丸は廓噺一つ語るにも、演目の「お見立て」その言葉すらが通じないから、枕で、一言付け加えなければならず、昔は20分で済んだ噺が30分掛かるという。同世代の東京生まれでも、下町、山の手、郊外と生まれた地域で江戸東京の文化の残り香の差は大きい。世代が違えば更に広がるのだろう。特集『江戸吉原』の寄稿者も多くは60年代、70年代、80年代生まれの人達が文学的、文化的な研究対象として語っているのである。1970年代頃に吉原を語るのは往時を偲ぶ好き者のエロ爺と相場は決まっていたものだが、これも時代の変化だろう。

Posted by S.Igarashi at 09:01 AM | コメント (2)

February 07, 2010

メンテナンス...

先月末で締切りの健康診断を受けた。心電図をとる前に血圧を測ったのだが、私としては未曾有の数値が示された。一週間後、血液検査等の結果を聴きに行った際、再度血圧測定...あれぇ〜更に高くなっている。その場で降圧剤を処方され、血圧日記も授与された。と云うことで、私も目出度く持病持ちのお仲間入りで、二週間に一度のメンテナンス...を受けることに...そんな訳で日々の血圧を記録するアプリがないかとAppStoreを検索したところ見つかったのがBPNoteである。過去のデータも入力でき、リアルタイムの入力は時間も記録される。データはメール機能で自分のアドレスに送れるので、Excelでデータ管理も可能である。「iPhoneと連携するWi-Fi対応ヘルスメーター」もあるようだから、そのうちiPhoneと連携するWi-Fi対応血圧計も出てくるかも知れない。そう、iPhoneはキムタク世代だけでなく中高年の強い味方なのである。因みにデータ入力項目の体重アイコンの数値はこの曲からでしょうね。

Posted by S.Igarashi at 12:16 PM

February 06, 2010

劣化するメディアの中で...

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御上に阿り、彼らに都合の良い情報を垂れ流すだけの機関に堕ちたメディアの中で...孤軍奮闘している週刊朝日編集長・山口一臣氏が「東京地検から(事情聴取のための)出頭要請を受けた」との情報が...この数日...ネットを駆け巡った。その件について山口一臣氏・本人から(心配された人々への)「お騒がせして申し訳ありません」との一文と東京地検からの「抗議書」が掲載されているので、是非一読を。来週号は「東京地検の『抗議』に抗議する」を掲載するらしい。また、事の顛末は来週火曜日のポッドキャスト「大竹紳士交友録」でも聴けるだろう。関心のある人は、取りあえずは2月2日のポッドキャストを聴くのも良いだろう。
関連記事:Infoseek 内憂外患 :小沢問題についての検察会見を“リーク”する〜特捜OB郷原信郎

Posted by S.Igarashi at 02:45 AM | コメント (4)

February 05, 2010

Wozだって...

Prius-acceleration-problem.jpg

て〜ことで、あの温厚なWozだって...怒っているのだ。

Posted by S.Igarashi at 02:46 PM | コメント (4)