妖怪萬画 (第1巻 妖怪たちの競演編)
目次-------------------------------------------------------------------------------
序 妖怪画はどこから来たのか?(妖怪画の系譜(辻惟雄)
描かれた妖怪―その祖型をめぐる(辻惟雄×板倉聖哲))
第1章 妖怪たちが行く(百鬼夜行絵巻―大徳寺真珠庵
百鬼夜行絵巻(百鬼ノ図)―国際日本文化研究センター ほか)
第2章 妖怪絵巻を読む(酒呑童子絵巻―國學院大学図書館
稲亭物怪録―広島県立歴史民俗資料館 ほか)
第3章 妖怪博物館(化物づくし絵巻B 湯本豪一コレクション
化物づくし絵巻A 湯本豪一コレクション ほか)
巻末付録 妖怪カタログ
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われわれの畏怖というものの、最も原始的な形はどんなものだったのだろうか。なにがいかなる経路を通って、複雑なる人間の誤りや戯れと、結合することになったのでしょうか。幸か不幸か隣の大国から、久しきにわたってさまざまの文化を借りておりましたけれどども、それだけではまだ日本の天狗や河童、又は幽霊などというものの本質を、解説することはできぬように思います。
柳田国男『妖怪談義』
妖怪萬画 (第2巻 絵師たちの競演編)
目次-------------------------------------------------------------------------------
第1章 妖怪なんて怖くない(鳥山石燕―『画図百鬼夜行』ほか
北尾政美―『夭怪着到牒』
勝川春英―『異摩話武可誌』
葛飾北斎―『北斎漫画』)
第2章 絵師たちの百鬼繚乱(喜多川歌麿―「化物の夢」
葛飾北斎―「百物語お岩さん」ほか
歌川広重―「平清盛怪異を見る」ほか
伊藤若冲―「付喪神」
高井鴻山―『雨中妖怪図』ほか
歌川国貞―『七変化壱本足(芝居絵)』ほか
歌川国芳―『頼光公舘土蜘作妖怪図』ほか)
第3章 妖怪画の文明開化(月岡芳年―「新形三十六怪撰源頼光土蜘蛛ヲ切ル図」ほか
河鍋暁斎―『暁斎百鬼画壇』ほか)
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表紙カバーの河鍋暁斎が描く「ぬらりひょん」のなんとも…いえない表情が…宜しいですね。
宅配本屋「SANTA POST」がJR高尾・北口近くのgoto. Room 18%で3月28日から〜4月5日まで9日間の期間限定で開店。併せて「妖怪の日本地図」に用いられた石井勉氏による原画(300点余り)も展示されるとのこと。
案内はがき.PDF
A4チラシ.PDF
ビブリオバトルを楽しもう.PDF
…と云うことでビブリオバトルのバトラーが足りないから...なんでも良いから本の紹介をと頼まれてしまったのであるが…さて、どうしたものかと…。
追記:…で、昨日(3/29)のビブリオバトルではガルシア=マルケスのグアバの香りを紹介…思いかけず、チャンプ本に。
横着を決めて木下沢梅林まで歩かずに車で様子を見てきた。花の盛りは過ぎ、そろそろ散り始めかな…因みに梅林は日曜日まで開放。昼間は下弦だが夜には上弦となる月がうっすらと写り込んでいた。
三年ぶりに四月から放送されるブラタモリのレギュラー番組に先立ち正月番組として『京都』篇が放送された。南禅寺界隈の琵琶湖疏水や新京極は名所旧跡の観光スポットに含まれているので、何度か行っているが、おどいは知らなかった。iPadの辞書で検索したが大辞林にも新明解にも記載されておらず、角川日本史事典には記載されていた。どい(土居)で検索すると大辞林には記載されているが、新明解にはなかった。どうも、御土居は関西から西日本で用いられる言葉なのか...関東では土塁が曲輪とセットになって用いられているような気もする。と云うことで、タモリ達がブラついた御土居であるが、此処は20年位前に上賀茂神社から光悦寺に行った時、帰りにバスでスルーした場所のようだ。この場所をStreetview(上図)で見ると南旧御土居町の住居案内図板も写っている。
追記:↓…と云うことで、番組情報を追記しました。
「ブラタモリ 京都・完全版」総合 3月27日(金)午後10時〜午後11時08分
未公開シーンをプラスした完全版でお送りします!さらに、4月からの番組の見どころもダイジェストで!
矢印がStreetviewの方向…丸が河岸段丘の崖地...番組でもこの付近の空撮写真を表示していたが、北を左に向けているという方位の原則を無視したオソマツ。iPadのFieldAccessから地理院地図の色別標高図で見ると空堀と土塁の関係性も良く解る。
そういえば昨年、永いこと積読状態にあった『大阪アースダイバー』を読了したが、その内、ブラタモリでも上町台地の海岸線だった崖線を取り上げるのではないかと…期待しているのだ。
一昨年の3月26日は早くも散り始めた高楽寺の枝垂れ桜でしたが、昨年は二月の大雪の影響か3月26日は蕾も固く、咲き揃ったのは四月になってからでした。今年はどうやら咲き始めた様子、週末は七分咲きくらいになるでしょうか。
と或る公衆便所の男子小便器前の貼り紙である。確かに床面が濡れているので「一歩前進」するのも憚れる。どうも床面が濡れているのは配管の結露か漏水によるものではないだろうか…とも思われるが…如何にも戦時中の標語を思わせるようなユーモアの欠片もない命令口調で高圧的な文を書くような輩は、得てして自分がいばり散らしていることに気付かずものである。そんな貼り紙に…添削を加えた貴方は偉い!!
トイレの格言
アラン・チューリングとチューリング・マシンについては、その名前を知っているぐらいで、それ以上の事は殆ど情報を持たぬまま、映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』を観た。前日まで二日続けて呑む機会があったので、上映中で爆睡してしまわないか自信がなかったが、最初から最後までスクリーンに釘付けで、久しぶりに面白い映画を観た。ストーリーや内容については公式サイトに詳しいので省くが、第二次世界大戦を諜報活動の側面から捉えた映画はこれまでもあったが、2012年にはチューリングの生誕100年を迎え、その翌年には正式に名誉回復されることになり、それに併せて映画が製作されたようだ。チューリングの複雑な人格を演じたベネテクト・カンバーバッチに対して、少年時代を演じた子役との差に違和感があったが、ウィキペディアに掲載されている彫像を見ると、校長から呼ばれ友達の死を伝えられる場面の少年時代のチューリングが動揺して小鼻を膨らませ嘘を付くシーンの子役と似ていると思える。それなりに考えられたキャスティングをしているようだ。そういえば2012年6月23日のGoogleのチューリング・マシンを模したトップ画面をキャプチャーしていたことを思い出した。これだ。
暗号を解読しドイツ軍の情報が手に取るように解った後、情報は全てMI6の管理の元に置かれ、ドイツ軍に暗号解読が気付かれないように連合国の作戦は立てられた。つまりは最終的な勝利の為には自軍の犠牲も厭わないということだ。そしてドイツが降伏した後…暗号解読に関する情報は全て焼却処分された。
似たようなことは太平洋戦争に於ける日本海軍の真珠湾攻撃も米国は暗号を解読し情報を得ていたとされている。日本軍にやりたいようにさせて、米国民の反日感情と世論を味方にしたてた。既に日本海軍の動向を手中にしていた米軍はミッドウェー海戦で日本海軍に壊滅的打撃を与えることに成功…その為に真珠湾で犠牲になった人の命等、米国政府にとって想定内のことである。国家というものはそうしたものだ、最初に犠牲になるのは自国民である。
先日、新宿の東京都建築士事務所協会登録センターまで事務所の更新手続きに行ったついでに地下鉄大江戸線で六本木まで足を延ばしTOTOギャラリー・間の「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」を見てきた。会場には丹下健三の36歳から46歳までの仕事を自ら撮影した35ミリフイルム全てのベタ焼きが展示台に水平に置かれている。そして上記写真のルーフテラスには端正なプロポーションの丸の内の旧都庁舎と成城の自邸に桂離宮の大型プリントが展示されている。皮肉にも桂離宮は現存するが丹下健三・設計による旧都庁舎も成城の自邸も既にない。赤坂プリンスホテルもモリハナエ・ビルも取り壊され現代建築の寿命の短さに…言葉を失います。
因みに1949年は私が生れた年、1959年はオバカな小学四年生男子であった。ラジオでAmerican Popsを聴いたり、ローハイドに夢中になっていた。
地下鉄大江戸線六本木駅構内にあった絶滅危惧品種の遺構…バブル期にデザインされたものでしょうか…お金を掛けて実に堅牢に作られていますが...。
その上、前に貼ってあるK察のポスターが空しさを助長していますね。助けが必要な人は...時代から取り残されてゆきます。
16号線の御殿峠から脇道に入り鑓水を抜けて南大沢の法務局へ…用事を済ませての帰り道、路肩に車を停めiPhoneで山里の早春をパチリ...此の辺りは幕末にベアトも訪れている。
iPad mini 付属のApple純正のLightning cable(写真左)のコネクタ部分が破れて断線するも時間の問題、もう少し堅牢なモノはないかと新宿ヨドバシでこれなら丈夫かなとProtek Power Cable for Lightning(写真右)を買ってみた。Apple認証のMFIライセンス取得品と云うことでこの様な事もなく無問題…。