April 03, 2010

メガネ小僧が...

数日前から Streetviewに何やらメガネ小僧らしきキャラが付くようになっていたが、何かの記念日かと...別に気にも留めないでいたら...未だ居るなと思い...良く見ると3Dメガネらしきもの掛けているので...クリックすると...アバター化...う〜む、そういえば東京の凸凹地図の附録にメガネが....山里も3Dなのである。

Posted by S.Igarashi at 12:22 PM

October 22, 2009

Google Earthに...

石川さんのつぶやきで知ったのだが東京地形地図on the Google Earthが凄い。 Google Earthの表面に5mメッシュの地形図データから得た等高線と陰影段彩図のオーバーレイを掛けるのだが、今までWindowsのカシミールとか、Macでは数値地図ビューアで作成していたものを誰でも簡単に手にすることができるのだ。オーバーレイの透明度の設定や空撮写真に等高線だけを表示したりと、オプション機能を上手く使えば隠されていた都市のレイヤが見えてくるのである。
上記地図の参考エントリー:
JEDI・春だから荒ぶる川の桜と水門...
稲付谷ラフティング
追記:タモリ命名の前島坂界隈を追加した。

と云うことで先日放送のブラタモリで坂好き男・タモリ命名の前島坂(晴海通り)であるが、Google Earthに東京地形地図のオーバレイを掛け、レイヤから「建物の3D表示」をすると、銀座の江戸前島がくっきり、日比谷入江を開発した「丸の内三菱村」は水没である。拡大表示すると中央通り銀座四丁目交差点が尾根となり晴海通りに掛かる等高線が切り通しにみられる特徴があるのが良く解る。

Posted by S.Igarashi at 08:22 AM | コメント (6) | トラックバック

June 10, 2009

Google Earth 3D


久しぶりにGoogle Earthを立ち上げてみたら北朝鮮の舞水端里ミサイル発射台( 40°51'24.42"N 129°39'58.81"E)にミサイルの3Dモデルが...


と云うことで。いつの間にか東京にも建物の3Dデータ(立体写真モデル)が増えているのだ...。

Posted by S.Igarashi at 10:30 PM

February 15, 2009

Che...「他者の痛みを感じられるか」

Che
Apple - Movie Trailers - Che
キューバ革命前夜、『君が死んだら誰に連絡すればいい?』このフィデル(カストロ)の言葉がボリビアでのゲリラ活動を記録した『ゲバラ日記』(1966.11.7〜1967.10.6)を死(1967.10.9)の三日前まで続ける大いなる動機付けになったのではないだろうか。「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」のプロローグはそんな事を考えさせられる。連絡するのは家族だけではないのだ...。
最初は82名で始め、一時たった12名まで数を減らしたキューバ革命は次々と民衆を味方に付け成功した。しかし、ボリビアでは...未だ機が熟していなかった。先住民の血を受け継ぐ多くの貧しい農民にとって、支配者たる政府も、ゲリラも心を開くことを許さない他所者でしかなかった。彼ら先住民の末裔と信頼関係を築くには時間が不足していた...。
フィデルへの「別れの手紙」でなく...「子どもたちへの最後の手紙・1965」(The Che Handbookより引用)...

『イルディタ、アレイディタ、カミーロ、セリア、エルネストへ、
この手紙を読まねばならないとき、
お父さんはそばにいられないでしょう。
とりわけ、世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、
いたみを感じることができるようになりなさい
これが革命家において、最も美しい資質です。
子どもたちよ、いつまでもお前たちに会いたいと思っている。
だが今は、大きなキスを送り、抱きしめよう。
お父さんより』
僕は知らなかった。高橋悠治が2005年12月のICC公開トークで提示したテーマ「他者の痛みを感じられるか」 はゲバラの「子どもたちへの最後の手紙」からの引用だっただろうことを...。ともすれば失われそうな他者の苦しみをおもう痛覚を取り戻す為にも観ておきたい映画である。


映画「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」の唯一の救いは政府軍との戦闘に敗れイゲラ村の小学校に捕らえられ、その監視役の若い兵士とのやり取りであろう。『私が信じるのは人間だ。』ゲバラの知的で人間的な魅力に圧倒された兵士の心は揺らぎ、教室を出て他の兵士に交代してもらう。このシーンはボリビアの現在を予言する意味で挿入されたとも考えられる。
戸井十月の「チェ・ゲバラ/革命への旅」にゲバラと民間人として最後に会って、食事の世話をした小学校の女性教師フリア・コルテス(当時19歳)とのエピソードが綴られている。その会話の要約は...。

「あなたには奥さんや家族はいないの?」
妻子はいるが、それよりも大事なものがある。それは思想であり、それが私の生き方なのだ。』
『君はなぜこんな山の中で教師などをしているのか、もっと向上心を持って、広い世界を見なさい。』
「ここで教師をすることは私の天職であり、それが私の生き方なのです。」
互いに同じようなことを言ってるのに気付き二人は笑いあった。それから家に戻った彼女は、小学校から銃声が立て続けに鳴るのを聴いたと云う。


大きな地図で見る

チェ・ゲバラの旅の終着地となったボリビア(Bolivia)山岳部の一寒村、La Higuera(ラ・イゲラ 18°47'42.41"S 64°12'4.63"W)である。ゲバラが処刑された小学校はこの地図では隠れているが広場の南側に位置し南半球らしく北東に向いている建物がそれらしい。(大きな地図で見ると、Panoramio にリンクされた La Higuera のサムネイル写真を表示できる。)
2006年に就任したボリビアの現在の大統領であるフアン・エボ・モラレス・アイマはキューバ革命の年、1959年に生まれている。社会主義運動党を率いるモラレスは先住民の出身で反米主義、ベネズエラのチャベス政権、キューバのカストロ政権と連携し、新自由主義経済やグローバリズムに異を唱えている。ボリビアでの映画撮影が可能となったのはモラレス政権となったからであろう。映画「Che: Part Two チェ/39歳 別れの手紙」はとても哀しい結末を迎えているが、ゲバラの遺志は"Hasta siempre Comandante(mp3)"の唄と共に彼の子供達の世代に受け継がれていたのである。そして、ボリビアでは2009年1月25日、先住民の権利拡大と大統領の再選を可能とする新憲法案が国民投票により承認された。

Seguiremos adelante
Como junto a ti seguimos
Y con Fidel te decimos
Hasta siempre Comandante
私たちは前に進み続ける
これまであなたと一緒に進んできたように
そしてフィデルとともに私たちは言う
ごきげんよう、司令官


大きな地図で見る
チェ・ゲバラが埋葬されていたVallegrande バジェグランデの軍用飛行場。( 18°29'0.18"S 64° 5'52.88"W)

aki's STOCKTAKING:CHE
MyPlace:PATRIA O MUERTE:祖国を、さもなくば死を
MADCONNECTION:Song For Chè
MADCONNECTION:PLAYBOY July 2008
MADCONNECTION:LIBERATION MUSIC ORCHESTRA

Posted by S.Igarashi at 01:50 AM | コメント (2)

February 11, 2009

今日は伊能忠敬の...

Inou17450211.jpg

Googleで検索しようとしたら、ロゴデザインが...もしかしてと伊能忠敬でググッてみると、延享2年1月11日(1745年2月11日)が誕生日でした。成程、ガッテン!!

Posted by S.Igarashi at 09:57 AM | コメント (2)

February 05, 2009

舞水端里

ヒラリーが日本、韓国、中国への訪問を発表するのに合わせるように、舞水端里(ムスダンリ)のミサイル発射基地(40°51'24.42"N,129°39'58.81"E)にテポドンが運び込まれたとか、イランも国産衛星を打ち上げるし、オバマ大統領のリアクションを伺う外交上の綱引きも、夫々の国の政権維持を目的とした国内向けデモンストレーションでもあるのだろう。


大きな地図で見る

Posted by S.Igarashi at 10:33 PM | コメント (0)

November 29, 2008

東京水門地図

上記の地図(クリックで拡大)は昨日放送されたタモリ倶楽部「秋の巨大建造物クルージング/江東・水門銀座を行く!」の解説とナビゲートを務めた佐藤淳一氏が提供している東京水門map(beta)の水門位置情報をGoogleMapに落とし込んだものである。番組内容は木場を出航し「1:曙水門」から湾岸地区埋め立て地の運河を巡り「5:浜前水門」から隅田川を上り、右手に「6:月島川水門」と「7:住吉水門」を見やり、「8:新小名木川水門」から小名木川に入り、旧中川に合流して「10:荒川ロックゲート」から荒川に出るまでを紹介。いつもならマニア向けの内容に対し狂言廻しのお笑い芸人の冷ややかな醒めた態度が目立つのであるが、今回はお笑い芸人を含め一同、船上で大盛り上がりを見せていた。中でも閘門(こうもん)を通過する時は一同大興奮、こうもんからほとばしる水しぶきを浴び、アドレナリンもピークに達した。それにしても「9:扇橋閘門」と「10:荒川ロックゲート」の間の小名木川は隅田川や荒川よりも水位が2.4mも低い、つまり江東区のゼロメートル地帯に位置していると云うことである。
水門写真家・佐藤淳一氏のblog:Das Otterhaus

江東区のゼロメートル地帯が解るように数値地図(クリックで拡大)を作成しました。ちょうど小名木川の扇橋閘門から東の荒川ロックゲートまで海抜よりも低いことが解ります。これを見ると東西線より南の近代による埋め立て地によってゼロメートル地帯が取り残されてしまったことが解ります。(嘗てのごみ処分場であった夢の島が海抜5mと意外と高い...。)地下水の汲み上げよる地盤沈下もあるでしょうが、既に市街地化している場所では利権もあって土盛りで地盤をかさ上げするのは困難の上...スーパー堤防の構想も実現には...江東・水門銀座は行政が考えられる現実的な問題解決の結果...でしょうか...。 因みに図中の赤丸が州崎神社の位置になります。嘗ては海岸線から離れた弁天島だということです。
森川和夫:廣重の風景版画の研究より名所江戸百景 深川洲崎十万坪
森川和夫:廣重の風景版画の研究より名所江戸百景 深川木場

扇橋閘門をGoogleMapのストリートビューで橋の上から眺める。
荒川ロックゲート(閘門)は周囲に公道がなくストリートビューで眺めることは叶わなかった。

運河好きotokoを自称するM.Niijimaさんののblog:Across the Street Sounds「川からは空が見えるのが望ましい」も併せて御覧の程を...扇橋閘門のモノクロ写真が...。

masaさんのKai-Wai 散策・オックスフォード便り(11)にはテムズ川支流のロックゲートが紹介されている。

タモリ倶楽部出演の経歴を持つ石川初さんのblog・身辺メモ「水門のエコロジー」もどうぞ...

しかしながら、水門を含め日本の土木工事にはマエストラント可動橋のようなデザイン性が欠けている、逆にそれがマニアの興味の対象となっているのだろう...が...。

Posted by S.Igarashi at 08:55 AM | コメント (11)

October 27, 2008

iPhoneにGoogle Earth

Google-Earth-for-iPhone.jpg

iPhoneのアプリケーションにGoogle Earthが登場した。とりあえずインストール...。

結局、iPhone対応・GoogleMapにストリートビュー機能が備えられる前にGoogle Earthがリリースされたのである。Google Earthの操作には加速度センサーを利用、iPhoneを垂直に立てると左の画面のように3Dが立ち上る。と云うことで、高尾山上空から圏央道と中央道のジャンクションを見てみた。WikipediaへのリンクもiPhoneに最適化された画面で、WikipediaからGoogle Earthに戻れるボタンがあるのが有り難い。
しかし、GPSをオンにして3Gの電波だけでサーチしているとバッテリー消費が多いので気をつけた方が良さそうだ。

Posted by S.Igarashi at 11:46 AM | コメント (2)

August 23, 2008

Google Earthの"Street View"

このところGoogleMapの"Street View"にかまけてGoogle Earthのことを忘れていたら、Google Earthもアップデートされ"Street View"が追加されていた。Google Earthで見ると一枚のVR画像がどうなっているのか良く解って面白い。道路に沿って配置されたカメラをクリックすると表示されるスライドマウントの"Show full screen"をクリックすると....。


グングンとズームアップされ"Street View"が表示される。GoogleMapとの違いは右上に表示されているVR画像の全体が解ること。


写真を終了すると魚眼レンズで撮影したような球体となる。元の画面には戻るには更にズームダウンする。

Posted by S.Igarashi at 01:22 AM | コメント (2)

August 10, 2008

この画像はなくなりました。

と云うことでこちらの画像の矢印をクリックしたら、いきなり暗転して上の画像となった。そしてもう一度くりっくするとこの画像となった。この場所が何処で、この画面に何が写っていたのか、その様なことを詮索しないのが大人...でございます。

Posted by S.Igarashi at 01:09 AM | コメント (6)

August 09, 2008

StreetView in Europe

Wikipediaで"Google Street View"を調べてみると各国でのストリートビューへの対応状況が記載されていた。既に8月4日から始まった日本での対応状況と都市も含まれている。ヨーロッパでは7月2日からフランスとイタリアの一部の都市でストリートビューがスタートしている。イタリアから選ばれた唯一の都市・クネオ(Cuneo)の名を生憎と知らなかったが、名産品がピエモンテのワインとポルチニ茸、更に高級なトリュフと知ると、思わず生唾を飲み込んでしまう。日本では情報も少なく、あまり知られていないクネオジェノヴァの西約110キロ、サンレモの北約60キロに位置する。どうもフランスとの国境近くのがストリートビューに選ばれた理由のようであるが...


と云うことで、どうやら"2008 Tour de France"のステージの様である。ヨーロッパに於けるGoogleStreetViewの第一歩はTour de Franceの追体験にフォーカスしたものだった。そうです、位置を示すアイコンも自転車に乗っているのである。


大きな地図で見る

残念ながら「2008 Tour de France」のストリートビューはあっても、昨日から始まった「2008 北京オリンピック」のストリートビューはない。

北京市内を上空から眺めてみると。ん〜天安門前広場や紫禁城(故宮)が大気汚染で霞んでいるのが良く解りますね。(注:レイアウトの都合上、地図を90度回転。左が北、右が南)
彼の国ではGoogleの勢いをしても、オリンピック開催を記念して北京市内のストリービューと云う訳には行かない様ですね。
それにしても、40年前のメキシコオリンピックの時もプラハに侵攻したソ連は、国名も政治体制が代わった今日でも、北京オリンピックの開幕に合わせてグルジアに軍事介入し戦闘モードに入るとは...開会式にプーチンの姿だけでメドベージェフ大統領がいなかったのも...改めて「ロシア 闇と魂の国家」を思い起こした。


大きな地図で見る

Posted by S.Igarashi at 07:45 AM

April 19, 2008

ショーの製塩工場

今日(4/19)のテレビ東京系「美の巨人たち」(PM10:00〜10:30)はクロード・N・ルドゥーの「アル=ケ=スナンの王立製塩所」だ。地名を冠にした名称(Saline royale d'Arc-et-Senans)もフランス語を仮名表記すると「アル=ケ=スナン」と「アルク・エ・スナン」と翻訳者によって微妙な違いがあるようだが、「ショーの製塩工場」と覚えた世代にはどちらも舌を噛みそうである。
GoogleMap( 47°2'6.00"N 5°46'37.26"E)
NHK 世界遺産の旅:【アルク・エ・スナンの王立製塩所】

Posted by S.Igarashi at 09:23 AM | コメント (0)

March 27, 2008

GoogleMapでPalladio tour

GoogleMapの解像度が多少向上したので、今まで識別不能だったVilla Barbaro の形状が漸く確認できるようになった。と云うことで2008年は建築家"Andrea Palladio"の生誕500年なのでGoogleMapでPalladio tourを企画してみた。400年程の時代の差があるが同郷の建築家と云うことで、ちょっとだけ"Carlo Scarpa"も加えてある。

GoogleMapで"Palladio Tour in Veneto"を開く。

今まで書いた"Andrea Palladio"(アンドレア・パッラーディオ)に関するエントリー。
August 26, 2005 Rotonda
August 29, 2005 マゼールの館
January 06, 2006 Anaglyph
January 10, 2006 立体写真集 NIPPON・明治の日本を旅する
February 06, 2007 完璧な家
May 06, 2007 Santa Sofia
cruasanさんの地中海ブログ・ 旅行記:建築に"Palladio Tour in Veneto"で紹介したパラーディオやスカルパの作品についてのエントリーがあります。


いつか見に行きたいGiulio Romanoの"Palazzo del TE"も加えてしまいました。あまり大風呂敷を広げずに、このマップはポー川より北の範囲に留めて置かねばいけませんね。

Posted by S.Igarashi at 10:51 AM

August 25, 2007

Google-Sky

Google-Earthに天体を望むSky-Mapが追加された。SkyとEarthの切り替えはツールバーの土星アイコンから行い、そのポイントから見える天体が表示される様であるが、ステータスバーを見ると12月と云う表示がある。ん〜、これはリアルタイムの天体図ではないのか?どうなんだろう。

サイドバーのレイヤメニューから惑星の運行等を時間軸で表示することができるようだ。
因みにバージョンは4.2.180.113となっている。
SkyとEarthの切り替えはツールバーの土星アイコンの他に表示メニューからも可能。
参考:宇宙航空研究開発機構 SPACE INFORMATION CENTER : ハッブル宇宙望遠鏡


林檎家さん紹介のStellariumの画面です。これは場所を指定してリアルタイムの天体の状況を観測できます。と云うことで日中なので星は見えません。

Stellariumで南の星座を見ました。月齢に応じた月が表示されます。南西には木星が。

木星を拡大すると衛星のエウロパがありました。天体観測をシミュレーションするには良いですね。

追記:天体観測だけでなくフライト シミュレータ機能も付いてます。

Posted by S.Igarashi at 02:01 PM | コメント (11) | トラックバック

May 28, 2007

JR中央本線多摩川橋梁

気になる風景がある。江戸市中から山里に戻る途中のJR中央本線多摩川橋梁から見た河原の風景がこの40年の間で変貌している。多摩川での砂利採取が禁止されたのが昭和39年(1964)東京オリンピックの年だそうだ。オリンピック特需で濫掘された為だろうが、需要が一段落してから規制するのも、極めて政治的である。その後、砂利採取法によって法整備されたのが昭和43年(1968)と云うことだが、その頃、多摩川橋梁から見た河原の風景は砂利採取の現場そのものであり、土手沿いの道には幾つもの生コン工場があったと記憶している。ながいこと、砂利と雑草に覆われていただけの河川敷に上流から漂着物が根付き、繁みから雑木林へ、それに合わせてブルーシートの小屋も潅木に隠れるように点在するようになった。車窓から眺めるこの風景に時の流れだけでなく、自然の回復力を感じずにはいられない。海進期が終わり、水が引き、再び地表が緑で覆われ始めたときの風景を想像してしまうのである。

Posted by S.Igarashi at 09:26 AM | コメント (0)

May 19, 2007

TALIESIN EAST

MyPlaceにエントリーされたタリアセン・ウェスト:TALIESIN WESTを見て、早速"Google Earth"で"TALIESIN WEST"まで飛んで行き、周囲を偵察していたら、もうひとつのタリアセン"TALIESIN EAST"はどうなっているのか好奇心が湧いて出た。丁度、Google Earthのサイドバーのレイヤに「AIA(アメリカ建築家協会)の特集コンテンツ」が組込まれていたのでそれを頼りに"TALIESIN EAST"( 43° 8'29.37"N  90° 4'13.30"W)まで飛んでみた。すると、低解像度の衛星写真の中に"TALIESIN EAST"が丘の上に漂着していた。このイメージはどこかで見たことがある。30年前に見たタルコフスキーの映画・惑星ソラリスラストシーンにイメージが重なって見えてきた。

Posted by S.Igarashi at 09:20 AM | コメント (2)

May 02, 2007

National Assembly in Dacca

今日は連休の谷間の出講日、明日から連休後半に突入、しかし連休明けに提出しなければいけない仕事があって、とーぜん休みはない。こんなときはGoogle Earthで気分転換するしかないのである。
と云うことで、昨年、建築家"Louis I. Khan"の足跡を追った映画"MY ARCHITECT A Son's Journey"を地味に話題にしたが、その時カーンの遺作となったダッカの国会議事堂をGoogle Earthで探してみた。だが川と大地の違いが判る程度の衛星写真ではとても見つけることはできなかった。それから一年、今日の再挑戦で漸くカーンの遺作である国会議事堂の幾何学的な形態を鮮明にみることができたのである。やれやれなのだ。
National Assembly Hall in Dacca, Bangladesh ( 23°45'45.79"N 90°22'46.69"E)

ところで、ダッカの旧市街地を上空から眺めるのも初めてなのだが、この楕円形をした池(?)のようなモノの存在が気になる。

カーンと云えばソーク研究所はどうなっているのだろうと偵察に行くと、こちらも鮮明な画像になっていた。研究所南側にある新興高級住宅地の成功者向け大邸宅がなんていうか、、、アメリカンです。
Salk Institute ( 32°53'13.68"N 117°14'43.25"W)

Posted by S.Igarashi at 11:47 PM | コメント (2)

April 30, 2007

GoogleEarth+MyMap

GoogleMapの「マイマップ」にある「KML」のボタンを試しにクリックしてみると"KML file"が自動的にダウンロードされた。その"KMLfile"をダブルクリックするとGoogleEarthにMyMapのレイヤが重ねられる。

第五回アースダイビング・マイマップ:KML file
zip形式による圧縮ファイルになってます。

Posted by S.Igarashi at 03:49 PM | コメント (7) | トラックバック

April 28, 2007

鯉のぼり

koinobori.jpg

何処が元祖か本家は知らないが、鯉のぼりを川幅一杯に吊り下げることが各地で行事化されるようになっている。第五回アースダイビングの資料を作成している時に気付いたことであるが、Google Earthで見ると善福寺川でもそうした行事が行なわれている様子が記録されている。場所は堀ノ内の紅葉橋近くの済美養護学校と区立済美教育研究所の間(35°41'9.69"N 139°39'3.63"E)である。但し、今年も行われているのか確かめていない。

Posted by S.Igarashi at 01:41 PM | コメント (2)

April 23, 2007

ずれてる「TBS世界遺産」

Google Earthのサイドメニューバーを見ると特集コンテンツに「TBS世界遺産」が付け加えられていた事に気付いた。ならば世界遺産の二つの住宅はどうなっておるのか先ずは"Die Villa Tugendhat"に飛んでみた。するとウィキペデアやPanoramioのコンテンツのマーキングはあるが「TBS世界遺産」はない。ブルノの街を上空から偵察するとトンデモない場所にマーキングがあった。

と云うことで直線距離にして約780メートルも離れているのでした。TBSはこれだけのコンテンツを提供している訳ですから、位置情報も正確に伝えましょうね。
Die Villa Tugendhat (49°12'25.97"N 16°36'57.38"E)
因みにSchroder House (52° 5'7.30"N 5° 8'51.83"E)の位置情報は許容範囲内で問題ありませんでした。

Posted by S.Igarashi at 09:33 AM | コメント (0)

April 19, 2007

Siedlung Halen

Siedlung-Halen06.jpg

この写真はSiedlung Halen(ハーレン・ジードルング)の写真集Wohnort Halenの表紙見返しである。阿佐ケ谷テラスハウスを見てから、略同時期に造られた"Siedlung Halen"の現在はどうなっているのか気になり"Google Earth"で一飛びした。空から"Siedlung Halen"とその周辺の環境を見ると人が集まって住むと云うことの意味と自然と開発について考えさせてくれる。

Siedlung-Halen01.jpg
( 46°58'23.93"N 7°24'46.78"E )

因みに高木滋生建築設計事務所の同僚だった横澤くんがハーレンの集合住宅(Siedlung Halen 1959-61)として彼のサイトに写真をアップしてある。
(このエントリー、実は昨年暮れから下書きのまま、塩漬け状態でありました。akiさんのLe Corbusier ......を見て思いだし、取りあえずアップした次第であります。)
ハーレン・ジードルング付近の地形図:MapGate24

Posted by S.Igarashi at 10:18 AM

March 12, 2007

手掛かりを求めて

akiさんから『天狗様、お願げえしますだ。』のメールを頂戴したので「水無瀬の町家」の所在地発見までの事の顛末を取り上げます。それは2月10日のこと、akiさんから電話で「水無瀬の町家」の場所を知らない?と尋ねられた。そういえば水無瀬橋の傍にある位の知識しかなく、その水無瀬橋も浅川に架かっているのは知ってるがその場所は知らなかった。坂本一成氏の教え子である河さんが以前「水無瀬の町家」をエントリーして、そこで『、、、信じられない程綺麗な水無瀬の町家を見る事ができて、凄く嬉しかった。』書いてあったので、「きっと河さんが知っているんじゃないかな。」と答えた。程なく「河さんも行ったことないらしい」とakiさんから電話がきた。なんだ河さんも自分と同じ講釈師だった。それならば"GoogleEarth"に頼るしかない、手掛かりを求めて古雑誌を調べはじめた。

そういえば「水無瀬の町家」はTOTO通信のF森教授の連載「原・現代住宅再見」に近況が出ていた筈と探したがこういう時に限って見つからない。確か雑誌・都市住宅に出ている筈と書棚から都市住宅7109臨時増刊・住宅第1集を引っ張り出した。ネットでも「水無瀬の町家」についての情報がないか調べてみた。都市住宅には旧道沿いの町並に建つ「水無瀬の町家」の写真があった。ネットからの情報では南南西に向かって建っているらしい。一番の手掛かりは都市住宅の町並が写った写真である。旧道が浅川の堤に向かって緩い勾配の上りになっていること、「水無瀬の町家」の左隣の家は角地でそこが四つ辻になっている。この写真とネット情報から浅川の南側にあるらしいことが推測される。地形と建物の形状、銀色の屋根にはトップライト、それらを手掛かりにして水無瀬橋の付近を"GoogleEarth"で調べた。そして浮かび上がったのがこの地点。
< 35°39'42.15"N 139°18'40.70"E >
それらの条件に該当する場所は此処しかない。座標情報をakiさんにメールすると『、、、なんだか軒が出ていて影が落ちている感じだし、ちょっと大きいという感じがしますが、、、』の返事。
翌日の2月11日、車で買い出しに、運転の途中で、そうだついでに水無瀬橋まで行ってみようと思い立つ。目的のスーパーを行き過ごし、甲州街道に出て千人町の交差点で左折する。この道は八王子市役所に行く時に通る道だ。その道を陣馬街道の手前で左折すれば、この道の右手に「水無瀬の町家」がある筈だ。ゆっくりと車を走らせると右手前方に銀色に輝く建物が、、、『やったね!(^o^)』、生憎とカメラを持たずに出たので証拠写真はないが、家に戻ってから『へへへ、、、、』の一行メールをakiさんに送信。
aki's STOCKTAKINGのコメントにも書いたが、「水無瀬の町家」を手掛けた建築家・坂本一成氏の処女作「散田の家」は中央線の車窓から工事中の段階から注目していた。尤も、その段階では誰の仕事かは知る由もないが近隣に点在する住宅と異なる文脈で造られている事は理解できた。完成した姿から建築家・篠原一男氏の影響を受けている住宅であることは予想できた。それから、後に新建築に「散田の家」として発表されたのを見て坂本一成と云う名がインプットされた。昭和30年代初めの西八王子から高尾(浅川)までの中央線の南側は、一面に畑が広がり、曲がりくねった農道の両側には桑の木が植えられ、雑木林の丘陵の山裾に人家が点在するような風景であった。散田(八王子市側)または三田(旧南多摩郡浅川町側、現・東浅川)と云う同じ読みの地名が付けられてはいたが水田は見たことがない。散田から東浅川の一帯が工場誘致の為に区画整理されたのは浅川町が八王子市に編入合併された後の昭和30年代も後半になってからである。1969年(昭和44)の「散田の家」も周囲は畑ばかりで、野中の一軒家と云う様相であったが、いつの間にか人家が建込み中央線の車窓から姿を消してしまった。
GoogleEarthで「散田の家」を探す手掛かりは方形屋根とトップライト、それにGA HOUSE No.4に掲載の図面であった。何よりも正方形のプランに側室の出張りが決め手となった。
< 35°39'4.66"N  139°18'17.44"E >

北側の前面道路に沿って附属棟が増築され建物全体を伺う事は叶わない。築40年近く経っているがメンテナンスも良い、やはり庇の存在によって建物の傷みも押えられているのだろう。

どうも、右側のサイディングの家はOMっぽいのだが、モスバーガーの駐車場からなら確認できるでしょう。その奥の建物が散田の共同住宅ではとfuruさんに指摘されました。やはり教え子の力は違います。
東京工業大学・坂本一成研究室

Posted by S.Igarashi at 08:04 AM | コメント (7)

March 01, 2007

TokyoTower

この間まで、唯の棒杭だった東京タワーが3D化されていた。その足下をよく見ると何かを踏みつぶしている。

Posted by S.Igarashi at 03:14 PM | コメント (2)

February 07, 2007

VectorWorks12.5

Google-Earth-VW12.5.jpg

アップデートされたVectorWorks12.5はGoogle-Earthで3Dを表示するKMLファイル形式を取り出せるようになりました。と云う訳で手持ちのファイルからKMLファイルを作成してみました。(但し、KMLの取り出しは12.5DXのみ。)
Schroder House.kml:Download file

Posted by S.Igarashi at 03:13 PM | コメント (2)

January 19, 2007

Google Literacy

Google-NHK01.jpg

「15位以内にヒットしなければ存在しないと同じだ。」とグーグルに寄生するIT関係者はそう嘯く。21日に放送されるNHKスペシャル・グーグル革命の衝撃の番宣での一コマだが、かねてよりグーグルの検索順位について意図的(政治的)な情報操作があるのではと問われている。そんな折り古山君から「GoogleでBasraを探してもヒットしないぞ。」と一行のメールが届いた。早速検索するとBasra - Wikipedia, the free encyclopediaが一番目にヒットした。思い込みが強い彼の事だから、何か勘違いしてるか言葉が足らないのだろうとGoogleEarthも調べてみた。

成程、"Basra"にこれほど接近しても"Al Basrah"と地図と同じ名称でも「検索エラー」と表示される。ヨーロッパや北米の上空で検索すると、その名を冠した施設等が検索されるが"Iraq"まで案内してくれることはない。
こうした、グーグルの問題点も含めて21日の放送は見逃せないが、何れにせよ、サーチャーのリテラシー能力が問われていると云うことだろう。

Posted by S.Igarashi at 10:43 AM | コメント (12) | トラックバック

January 11, 2007

江戸東京1680-2007

地球温暖化で超高層ビルが水没した図ではない。GoogleEarthの最新バージョンで1680年の江戸の地図をレイヤーに重ね、更に建物の3D表示をしてみた。東海道線が昔の海岸線を走っている訳だから、こうなるのも当然と云えば当然だが。

最近思うのは、こうした埋め立てにどれほどの山が消え、超高層マンションが一棟建つ度に地方の過疎化が促進され村が消えているのではないだろうか、と云う事である。

と云うことでGoogleEarthの最新版は3D表示もアップデートされ、リアルな3Dデータが増えている。
しかし、東京タワーが未だに棒のままでは、哀しい。


Posted by S.Igarashi at 02:42 PM

November 22, 2006

アースダイビングは妄想力

明日のダイブの最終地点・向島で「もんじゃ」を食すことになっているが、私もaki隊長もこの「もんじゃ」を食したことがない。妄想力を膨らますと荒川下流域の低湿地帯を歩いた後の打上に、これほど相応しい食べ物はないように思える。

月島界隈の駄菓子屋が起源とされるこの食べ物、まるで海進期が終わり水が引いた後の江戸東京デルタ地帯を表徴しているようである。漂流物で土手を造り、水が引け地面が現れたところをヘラで刮げ取り食す。粉系食べ物の中でもこれほど水分を多量に含んだものはない、形が崩れ原形も定かにあらず得体も知れない大洪水の後の森羅万象でさえもを食べてしまう下町の餓鬼共の逞しさを見習おう。

Posted by S.Igarashi at 11:02 AM | コメント (9)

November 02, 2006

Godzilla

Godzilla.jpg

GoogleEarthからは目が離せない、またしても、こんなことに。

Posted by S.Igarashi at 04:05 PM | コメント (2) | トラックバック

October 25, 2006

軍艦島

gunkanjima.jpg

最近、軍艦アパートとか、昭和の建造物や産業遺跡や軍事遺跡や廃墟に関連したテーマの出版物が増えている気がするが、その本家本元とも云える軍艦島はどうなっているのかGoogleEarthで調べると既に高解像の画像データが用意されていた。GoogleEarthの良さはこうしてズームインして見るだけではなく、長崎市内等や他の島との関係性が手に取るように解る事であろう。これは軍艦島をテーマにした数々のドキュメンタリー番組だけでは知り得ないことでもある。
緯度経度( 32°37'40.86"N 129°44'18.70"E)

Posted by S.Igarashi at 09:37 AM | コメント (2)

September 27, 2006

Google Earthで浜松を見る

Google-EarthHamamatu.jpg

何故か高解像度データがなくGoogle Earthとの相性がいま一つの浜松市だがV4.0の建物3Dデータは用意されているので表示可能だ。と云う事でピンボケ状態のGoogle Earthに3Dモデルは似つかわしくないので、こちらjm@foo氏作成による暗黒の地球のオーバーレイを使わせて戴いた。Google Earth の建物3D表示は元城町在住の古山くんがVectorWorksで作成している浜松の中心市街地には及ばないが、それなりである。

motoshiromachi.jpg

Google EarthはピンボケでもGoogleMapの新しいバージョンはゼンリンのベクトルデータを利用しているのだろうシームレスでスケラーブルなMapとなっている。これで指定範囲をPDFとしてダウンロードできるようになれば、デジタルマップを買う必要がなくなる。
GoogleのCEOエリック・シュミット博士がアップルの取締役なったというからに、次期OSのMac OS X LeopardではOSレベルでGoogleとの親和性が深まるのだろうか、期待したいところである。

Posted by S.Igarashi at 10:35 AM

September 15, 2006

GoogleEarth日本語版

Google-EarthHachioji.jpg

最近、GoogleEarthを立ち上げる度に日毎、日本語版が機能強化されているのが解る。今日もサイドバーのレイヤメニューが完全に日本語対応になっていることに驚かされたが、それだけにあらず道路標示や建物の3D表示も可能になっていた。新宿副都心だけなら兎も角も、八王子も3D表示されるようになっている。もちろん、aki隊長の御自宅も3Dモデリングされるし、私の仕事場も3Dモデリングされているのだ。

Posted by S.Igarashi at 01:14 AM | コメント (5)

September 12, 2006

Zollverein Mining Complex

Stiftung-Zollverein.jpg

何気にArcspace - architecture onlineをチェックしたらRem Koolhaas OMAによるZollverein Mining Complexのマスタープランが目に付いた。ユネスコ世界文化遺産に指定されたエッセンのDer Schacht XII der Zeche Zollverein(ツォルフェライン炭坑遺跡群)の整備計画である。見覚えのあるタワーに、直ぐに自分が持っているBERND & HILLA BECHERの写真集・Typologien Typologiesを探してみた。やはりZollvereinのシンボルであるWinding Towerの写真があった。こうした近代産業の遺産をただ静態保存するだけでなく、コンバーションすることで新たな命を吹き込み動態保存することが、自らの作り上げた近代史に対して誇りと責任を持つことなのだろう。それにしても日本の炭坑の街とは大違い、緑豊かな住宅街が構成されている。財政破綻した夕張のその後はどうなるのか。
World Heritage Site Zollverein Foundation
炭坑の縦坑横坑を視覚化したサイトのインターフェース・デザインが秀逸。
GoogleEarth・Download file:Zollverein.kmz.zip( 51°29'16.65"N  7° 2'17.88"E)

Posted by S.Igarashi at 04:29 PM

September 08, 2006

F1-GP Circuit by GoogleEarth

と云うことで、2006年のF1-GP 18戦が開催される世界各国のCircuitをGoogleEarthで探し求めた。今日からイタリアGPが開催されるモンツァであるが何故かサーキットだけが低解像度の航空(衛星)写真になっている。他のF1-GP Circuitは概ね高解像度である。但し、トルコGPが行われたイスタンブールパーク・サーキットは未だ影も形もなく、サーキットのサイトにあったアクセスマップから場所を推測した。他に来月初めに上海GPの行われる上海インターナショナル・サーキットはGoogleEarthでは未だ工事中であるが特徴あるスタジアムスタンドの骨格が伺える。またドイツGPの開催されるホッケンハイムリンクは未だ古いコースレイアウトのままである。市街地コースで行われるオーストラリアGP、モナコGP、カナダGP等も公園の利用方法としても興味深い。

FI-GP.kmz.zip:全18戦のサーキット位置情報(GoogleEarth目印)を納めている。

Yahoo! Formula 1
F1-Live.com

Posted by S.Igarashi at 06:52 PM

September 05, 2006

モンテカルロの謎

GoogleEarthのF1-GPシリーズを作成しようと、モンテカルロに飛び市街地コースを計測すると、あ〜ら不思議、市街地サーキットがメビウスの輪と化している。高低差の多い都市とはいえ、これだけ航空写真の継ぎ目に誤差が生じている例も珍しいのだ。
GoogleEarth:Circuit de Monaco.kmz.zip

Posted by S.Igarashi at 03:39 PM

September 04, 2006

Stonehenge

Stonehenge.jpg

と云う訳で"GoogleEarth"に目印(位置情報)を取込む"FileName.kmz"ファイルの作成法を考えました。(作業環境:MacOSX10.4.7)先ず作成した目印(位置情報)を選択しておきファイルメニューから「目印をメールで送信...」を実行します。するとディフォルトのメーラーに「新規メッセージ」が作成されます。その「新規メッセージ」に「目印名.kmz」が作成されます。その「目印名.kmz」を適当なフォルダーにドラッグコピーしてから、ファインダーで「アーカイブを作成」して、そのアーカイブをブログエントリーにアップロードします。
一例として下記のzipファイルの「目印名.kmz」(例:Stonehenge.kmz)をダウンロードして解凍します。解凍した"Stonehenge.kmz"をダブルクリックすると"GoogleEarth"の「サイドバー」の場所/保留に目印が追加されます。目印の説明にアドレスが書き込まれていると"GoogleEarth"からディフォルトのブラウザを起動しそのサイトにアクセスします。
Stonehenge.kmz:クリックすると目印の圧縮ファイルがダウンロードされます。

Posted by S.Igarashi at 01:37 PM | コメント (4)

September 03, 2006

Artifice Great Buildings Online

GBC01.jpg

それは"Alvar Aalto"の"Helsinki University of Technology"の別名"Otaniemi"をGoogle検索していた時に偶然出会った。"Artifice Great Buildings Online"による"The Great Buildings Collection"である。検索はキーワードによる"Search"、建築名称による"Buildings"、建築家による"Architects"、場所による"Places"と四つの選択肢がある。特筆すべきは建築データの位置情報が"GoogleMap"にリンクされていることである。願わくば"GoogleEarth"でアクセス可能な緯度経度の情報があると有り難いのであるが。

と云うことで実はCD-ROMによる"The Great Buildings Collection"を持っているのである。1994年にハイパーカードをベースに制作されたものだがPowerMacG5のclassic環境でも難なく開くことができた。何故このCD-ROMが手元にあるかと云えば1995年2月のatで特集したMacintoshの記事を書く際に3D InnovationsDesignWorkshopを取り上げ、3D Innovationsの井上淳氏に協力して頂いたことから始まる。DesignWorkshopはオレゴン大学建築美術学部のケビン・マシューズ助教授(当時)の手によるもので、DesignWorkshopによるモデリングデータとリアルな建築データを組み合わせたデータベースが"The Great Buildings Collection"と云う訳だ。このときシアトルに行く用事のあった古山くんがオレゴンまで足を延ばし、オレゴン大学建築美術学部のケビン・マシューズ助教授を取材しその時に頂いたCD-ROMと云う訳である。CD-ROMの閉じられた系からInternetによる開かれた系へと本来在るべきシステムに進化していたことを喜びたい。

左上の画面は"Architects"より"C"から"Le Corbusier"を選択し"Works"のリストから"Villa Savoye"を選んだ状態である。更に"Location"の項目に"map"があれば左図の"GoogleMap"に連動する。左図は"Villa Savoye"の"Location"を示す"GoogleMap"を最大限に拡大したものである。ディフォルトは航空写真に地図を重ねたデュアルであるが、もちろん地図だけ、航空写真だけも表示できる。
しかし、これだけのデータがあってもLouis I. KahnのBangladeshは"National Assembly in Dacca"の位置情報を示すMapはないのである。マイ・アーキテクトを見て"GoogleEarth"でダッカの議事堂を見つけられなかったが、やはり詳細な航空(衛星)写真がなく、見つけられないようである。

Posted by S.Igarashi at 01:28 AM

August 29, 2006

The Lingotto Factories

1週間振りGoogleEarthを立ち上げると、アップデートを促すダイアログが表示されたので指示に従いダウンロードするとGoogleEarthのMac版が日本語対応になっていた。akiさんがエントリーしたBrunelleschi's Domeを見た後、トリノまで一飛びした。イタリア合理主義を代表するフィアットのリンゴット工場が本当に全長500mあるのか確認してみたくなったのである。因みにリンゴット工場は既に生産拠点の役目を終えRenzo Piano Building Workshopによってリノベーションされている。( 45°01'55.37"N 7°39'55.25"E)
やはり、工業都市トリノなのか鉄道施設が充実しているようだ。こんな施設もみられたが、さすがデザイン王国・イタリアである。
因みにトリノと云えばスクデットを剥奪されセリエBに降格となったユヴェントスのホームでもある。

Posted by S.Igarashi at 10:53 PM | コメント (2)