October 31, 2005

C-5060-WZの故障

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まだ購入して二年目のオリンパス・CAMEDIA C-5060Wide-Zoomが故障した。撮影はできるが肝腎要の設定が一切できなくなってしまった。ネットで調べると修理代が16800円も掛かるらしい。恐らくは基盤を交換しないと直らないと云うことだろう。気休めにファームウェアーを再インストールしてみてから修理に出すか考えることにする。しかし二年間、使用してみて人様にお勧めできるカメラではないことがよく解った。購入の目的は広角が使えることだったが、広角のアドバンテージはレンズの歪みによって相殺されてしまった。写真はいわゆる紡錘形の歪みがかなり目立つ仕上がりとなる。最悪なのはマシンインターフェースであろう。ダイレクト設定ボタン(これも故障)の数が多く、カメラをホールドする際に誤って触れてしまうことが多い。とにかく改善の余地が多いデジタルカメラであるが、デジタルカメラの方向性が一眼レフと薄型軽量コンパクトに分かれている現在では、この種の中途半端なサイズの多機能カメラが生き延びる可能性は少なくなっているだろう。

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October 30, 2005

Heard on Campus

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iTMS-USとスタンフォード大とのコラボレーションによるHeard on Campusが始まった。例のジョブズのスピーチ'Stay hungry, stay foolish'もiPodやiTunesで聴くことができる。遅かれ早かれ教育の現場でPodcastが利用されるとは思っていたが、やはりこうした開かれたキャンパスを目指すところは米国は先駆的だ。

日本でも放送大学等がPodcastを採用すれば受講者は時間軸に拘束されることもなくなるだろう。だが放送大学のラジオ教材のインターネット配信実験についての現状を読むと、開かれたキャンパスには程遠い鎖国政策の様な印象を受けてしまうのが残念である。

他にもPodcastの可能性として音声マニュアルも考えられるだろう。PodcastはiTunesで音声ガイダンスを聴きながらコンピュータ操作等を学習するのに向いているアイテムと云えよう。
音声ガイダンスと云えばiPodにも視覚障害者の為の音声ガイダンスによるインターフェースがあっても良いと思う。そして音声ガイダンス付きiPodを"iPod DJ"として販売する。音声ガイダンスはインターフェスだけでなく"DJ"の役割も果たす。"DJ"はiTunesのプレイリストやシャッフル機能で流す楽曲を音声機能で紹介する訳だ。もちろん"DJ"はヒップホップ系、アダルトコンテンポラリー系、セクシー系等々、選択可能である。日本バージョンならジェットストリーム系等があってもよい。(いちおう、Apple Japanの“Tell Us”に"iPod DJ"の要望を出しておいた。)

       

Posted by S.Igarashi at 10:48 AM

October 28, 2005

今日の気になる番組

深夜の隠れた教養番組「タモリ倶楽部」の本日のテーマは「潜入!これが地図好きの聖地タモリ崇拝伊能忠敬の世界を体験」だ。(本日24時15分から)
追記:----------------------------------------------------------------------------------------------
流浪の番組はマッパーの聖地・日本地図センターからでした。
日本地図センター
日本地図センターの「地図の店」
日本地図センター案内図
場所は246と環6の立体交差の北東角、土日祭日が休み。

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October 27, 2005

1960 Steve Kuhn, Scott LaFaro, Pete LaRoca

買い物のついでに寄ったレコード店で一際目を引くグッゲンハイムのヴォイドスペースを下から撮った写真を使ったCDジャケットがあった。"1960 Steve Kuhn, Scott LaFaro, Pete LaRoca"と題されたアルバムは、Steve Kuhn22歳、Scott LaFaro24歳、Pete LaRoca22歳の時のデモテープである。Steve KuhnとPete LaRocaはコルトレーン・クァルテットを6週間でクビになったばかり、もちろんレコード会社に売り込むためのものだ。残念ながら売り込みには失敗、45年間お蔵入りとなっていたテープである。近頃の日本のように可愛い子ちゃんでジャズのようなものが弾ければアルバムを出せる訳ではない。(クラシック界も同様であるが、、)捨てる神あれば拾う神ありで、3人はスタン・ゲッツ・クァルテットのメンバーとなる。そして61年のニューポート・ジャズ祭出演の3日後にScott LaFaroは交通事故に遭い、ジャズ界の伝説の人となる。と云うことで"Scott LaFaro"が参加していなかったら、この録音は日の目を見ることもなかっただろう。興味深いのは"So Whot"の二つの演奏だ、マイルス五重奏団の演奏と同様にイントロにベースがフィチャーされ、もろに影響を受けている。好きな人はポール・チェンバースやロン・カータと比較するのだろうな。

Posted by S.Igarashi at 11:36 AM

October 26, 2005

iTunes videoを作ってみた

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一昨年のエントリーWhat I like most about you is your girlfriendで紹介した"THE SPECIAL A.K.A IN THE STUDIO"のボーナストラックに付いていたQuickTime によるビデオクリップをiPod(320×240)用に書き出してみた。といっても新しいiPodがある訳ではないのでiTunesで見るだけである。QuickTime Pro 7.0.3でファイル形式を指定して書き出し保存すれば完成と至って簡単。

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"Sting"と"Luxo Jr."は試しに"iTMS"で買ったもの"girl2"と"nelson2"がCD付属のビデオクリップから書き出したものだ。

Posted by S.Igarashi at 10:30 AM

October 25, 2005

初めての東京タワー

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2005年10月22日は私の東京タワー記念日。東京に生まれ、物心付いてから半世紀経ち、初めて東京タワーに上った。因みにこの写真は東京の都市模型を見に六本木ヒルズに行った時に東京タワー方面を撮ったもので、同じような気象条件だったので使ってみた。六本木ヒルズから下を眺めた時も思ったが、上から眺めると事の他墓地が目立つ。東京は生きている者だけの街ではなく、死者の街でもあるのだ。

Posted by S.Igarashi at 11:41 AM | コメント (2)

October 23, 2005

アースダイビング


aki's STOCKTAKINGの北緯40度線探検隊によればパラボロイド(逆双曲線幾何学)の坂と云われている飯倉交差点である。この場所は江戸の昔から尾根道(現・外苑東通り)が江戸湾に向かって下り、再び愛宕山方向に向かって上る道と、谷道である桜田通りが神谷町から尾根越えして赤羽橋に向かう道との四つ辻となっていた。

正井泰夫氏による江戸幕末の土地利用図の洪積台地の輪郭線を辿ると、古の地形が彷彿とされる。私が現在住んでいる八王子に縄文後期の竪穴住居群が点在していた丘陵地を越える切り通しを地元の人は「みねげと」と呼んでいる。子供の頃はその意味を知らなかったが、大人になって漢字で「峰開戸」と書くと知り、成程と合点した。尾根道を歩いていると気付かない景観の変化が坂道や切り通しにはある。小学生の頃、「峰開戸」を越え自分の住んでいる集落に戻る時、異次元に迷い込むことを心のどこかで密かに期待していた。丘を越えると景色が一変し冒険が始まることもなく、いつもと変わらない風景に落胆しつつも、どこかでホッとしていた自分がいた。青山の事務所にいたときは狸穴の法務局に行くには青山6丁目から東京タワー行きのバスに乗り、麻布郵便局の前で降り、狸穴坂を下るのが普通だが、たまに青山から狸穴まで歩いて行くこともあり、それは谷を渡り山を越えてゆく、ちょっとした冒険でもあった。
aki's STOCKTAKING(仮称)アースダイビング大会
MyPlace:「アースダイバー」とアースダイビング大会
Kai-Wai 散策:(仮称)アースダイビング大会 (I)
af-blog:(仮称)アースダイビング大会

Posted by S.Igarashi at 08:54 AM | コメント (4)

October 21, 2005

音、沈黙と測りあえるほどに

「音、沈黙と測りあえるほどに」とは武満徹の初期エッセー集のタイトルである。20日に行われた「Keith Jarrett Solo 2005」に於いて、異例ともいえるチラシが入場者に配布された。 そこには10月14日のコンサートで起こった出来事に加えキースからの言葉と招聘元の鯉沼利成氏の願いが込められていた。

「こうやって演奏するのは、大変ハードな仕事だけれど、静かにしていることは、難しいことではないでしょう?皆さん、どうかWesternize(西洋化)しないで下さい。日本には昔から、瞑想(Meditation)という伝統があります。 アメリカには伝統がありません。」
キースは、ずっと前から日本の聴衆は静かに自分の音楽を聴いてくれるので、日本で演奏するのが大好きだと言っています。最後の余韻まで聴いたあとに大きな拍手をくれるからです。今回の日本公演でもそのように余韻を楽しんでくれることをキースは望んでいます。

演奏会が終わってからロビーにいたfuruさんに感想を求められた僕は「聴衆の質が落ちている。」とだけ述べた。キースの即興演奏は二度と聴くことが不可能なものである。使い古した言葉であるが、それこそ一期一会である。昨夜のコンサートホールの空間も時間も取り戻すことは出来ない。その中で、音楽と共に、その余韻や沈黙を味わうことが何故出来ないのだろう。20日の演奏会では騒音こそなかったが、余韻に浸る暇も刹那さえも与えず拍手をする一部の白痴同然の輩によって、音楽の大切な部分が台無しにされてしまったと感じているのは私だけではないだろう。

キースの即興演奏の場合は曲間の静寂が必要欠くべからざる条件である。それは曲間のブリッジでもあるし、一つの組曲の大切なパートでもある。拍手はキースがピアノから立ち上がってからすれば充分である。
キースがこれからも演奏活動を続けてゆくかは誰にもわからない、それは彼が決定すべきことである。唯、私はキースの日本に対する思いや鯉沼利成氏との信頼関係は14日の件で崩れるようなものではないと信じている。
演奏会で配られたブックレットに武満徹とキース・ジャレットが対談した時のエピソードが語られていた。後にキース自身が武満徹のインタビューがベストだったと言わしめているものだ。そのキースとの対談が収められた武満徹・対談集「すべての因襲から逃れるために」(現在絶版)の中でキースはこう語っている。

、、、私の言いたかったのは、過去の一点から現在へとレベルが深まってきたということだったわけです。大変深まって音楽が必要なくなってしまう時もあるくらいで、そういう時がコンサートの最中で面白い瞬間なんです。というのも、そういう時には、私は何も弾いてないのにもっと多くの音楽があふれている。
キースの音楽を理解している者ならば彼の言うことは理解できるはずである。その絶妙な間を楽しむ機会を心ない拍手で私たちは奪われてしまったのだ。
そして、キースとの対談を終えた武満はこのような言葉で章を締めくくっている。
キース・ジャレットの感性は、訓練された筋肉のように、しなやかで、そこに余分な、曖昧な感情というものは無い。ダイレクトに事物の核心を狙う豹のようなすばやさで、把握する。音楽的未熟児が多いジャズの領域で、かれは、停まることのない成長を続ける幼児(イノセント)のように見える。彼は、いつでも、最小限の音で、世界の全体を顕してしまう。

キース・ジャレットがその人間性ゆえに選んだトリオのパートナーであるゲーリー・ピーコックはPrivate Lifeを“沈黙を聴く”のに充てていると云う。
思いだされるのは昨年書いた記憶に残る演奏会での"TASHI"の演奏会を共有した聴衆である。そういえばキース・ジャレットも"TASHI"のメンバーであるクラリネットのリチャード・ストルツマンとも共演していた。自分がそれぞれ個別に聴いてきた音楽家が何かの機会で共演する。それこそ音楽を愛しているものにとって喜びでも有る。スタンダードトリオのキースとゲーリー・ピーコックの関係もそうだ。

Posted by S.Igarashi at 12:07 PM | コメント (6) | トラックバック

October 20, 2005

「共謀罪」今国会、成立断念か?

21世紀の治安維持法になると懸念されていた「共謀罪」の今国会での成立が断念された。しかし、政府与党は継続審議の対象とし次期国会での成立を謀る方針だ。
東京新聞・こちら特報部(2005/10/20)共謀罪 三たび断念の背景
共謀罪―5つの質問―
共謀罪が適用される法律名・罪名

「こちら特報部」の脇にある作家・半藤一利氏の「本音のコラム」はタイトル「独歩独往」、怖い物知らずの小泉首相の自信ぶりを憂えてシェークスピアを引用「もしわれわれローマ市民が羊にならなかったら、シーザーが獅子になることはなかったはずなり。」
首相の靖国参拝を支持しているのが女性の方が多いとは何故だ。

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October 19, 2005

F.ベアト幕末日本写真集

この「F.ベアト幕末日本写真集」は予てより横浜に行った時に買おうと思っていたものである。発行元は大桟橋入口のシルクセンターの向かいに有る横浜開港資料館(旧英国総領事館)である。この手の博物館資料としては良く売れ、1987年の初版から2004年には第6刷を数えている隠れたベストセラーだ。それだけ、失われてしまっった日本の風景に対する人々の関心も高いと云うことであろう。実は明石書店からも幕末日本の風景と人びと―フェリックス・ベアト写真集が出版されているが、やはり横浜開港資料館の編集によるもので頁数から考えると内容は同等と思われる。明石書店発行が4200円、横浜開港資料館発行が2100円の価格差は印刷や装丁の違いだけなのだろうか。

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内容
写真編
1:横浜とその周辺
2:金沢と鎌倉
3:東海道
4:箱根と富士
5:江戸とその周辺
6:琵琶湖と瀬戸内海
7:長崎
8:風物・風俗
解説編
横浜写真小史--F.ベアトと下岡蓮杖を中心に
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F.ベアトの写真は何度も見ているが、この写真集の存在を知ったのは東京都教育委員会発行の歴史の道調査報告書第四集「浜街道」に引用されていた「F.ベアト幕末日本写真集」の鑓水の写真からであった。「F.ベアト幕末日本写真集」で興味深いのは横浜の居留地から外国人が外出できる範囲を示した1867年の「横浜周辺外国人遊歩区域図」である。その範囲は、東が多摩川まで、北が日野から八王子、駒木野(小仏関所)まで、西が大山から丹沢、そして小田原の手前の酒匂川までとなっていた。地図によると、横浜から厚木、宮ケ瀬、津久井、八王子、橋本、原町田から横浜に戻るルートが遠出する際の推奨コースだったようである。因みに橋本を"Ashimoto"と表記してあるのはHを聴き取れなかったのか、英国海軍大尉が編集・作図したとあるが、フランス語のようにHを発音しない習慣があったのだろうか。

Posted by S.Igarashi at 09:44 AM | コメント (2)

October 18, 2005

PodTV.jp

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早速、iTunes6と第五世代のiPodに対応した100チャンネルのビデオストリーミング専用PodTV.jpが誕生するようです。
プレスリリース

Posted by S.Igarashi at 07:42 AM

October 17, 2005

ランスロットのはちみつケーキ

ランスロットのはちみつケーキ
たむらしげる・作
偕成社 : ISBN4-03331310-9 定価1000円+税
先月、たむらしげるの世界展 が終了したばかりのたむらくんから新作絵本が届いた。2003年の「ランスロットとパブロくん」、そして2004年の「ランスロットのきのこがり」に続く「ロボットのランスロット」シリーズ第3作目である。今回はロボットのランスロットが作ったアニマル・ロボット「ジゴジゴピー」が新登場。「ジゴジゴピー」制作の秘密が"たむらしげるスタジオ通信"の2005/10/16のDiaryに記されている。

Posted by S.Igarashi at 01:02 AM

October 16, 2005

横浜港大桟橋

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と云うことでトリエンナーレ会場の山下埠頭から横浜港大桟橋の遠景です。コンペで選ばれた横浜港大桟橋国際客船ターミナルですが、国際客船ターミナルとして相応しいカタチなのか意見が分かれるところです。後方のランドマークタワー・ビルと港の入り口のベイブリッジがランドマークの役割をしているから国際客船ターミナルにはランドマーク的意味は必要ないと考えたのでしょうか。空から見ればランドマークになるかも知れませんが入港する客船からは目だ立たないように思えます。尤も客船が主役と考えれば国際客船ターミナルは脇役として主役を引き立てる役割ですのでそれも良いでしょう。それにしてもこの国際客船ターミナルに何かが欠けています。船出をするときの高揚感が穴蔵のようなロビーからは感じることはできないのがとても残念です。

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ターミナルビルをランドスケープ・アーキテクチャーと見れば、屋上のデッキと芝生は遠足に来た小学生や休日を楽しむ人にはピクニック気分が味わえてとても良いでしょう。

Posted by S.Igarashi at 10:31 AM | コメント (2)

October 15, 2005

ART CIRCUS

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13日の木曜日に横浜トリエンナーレ2005に行ってきました。天気予想が大外れで午後も快晴が続きトリエンナーレ日和でした。今回のテーマは"ART CIRCUS"つまり日常からの跳躍と云うことだそうです。2001年の前回よりも伸びやかに展示されていたのが印象に残りました。まぁ現代アートには倉庫が似合うと云うことでしょうか。内容は明日(10/16)の日曜美術館で紹介されるので、生まれも育ちも横浜のはなちゃんのナビゲートで御覧下さい。

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会場のコンテナは"COSCO"の提供です。そう、コストコが米国と同様にコスコと呼べなかったのは、この海運会社が既に商標登録していたからだそうです。

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岸壁に繋留してある砂利運搬船らしきダルマ船にビニールハウスの上屋を被せたリビングルーム。

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肛門系?カフェ、そういえば最近のテレビは肛門系タレント???が矢鱈と目立ちますね。
(注釈:人様にはお見せできないモノの総称が"肛門系"ですね。流石に日曜美術館ではこの方向から撮影してませんでした。)

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準備中の画像は面白そうだったけれど、こーゆーモノは出来たのを見ると感動が薄いですね。
因みに会場屋内の撮影は禁止されているので外回りの写真だけでした。でも、撮りたくなるのは倉庫とかクレーンでしたが。
前回第1回横浜トリエンナーレ2001のサイトも残されてPDFによる横浜トリエンナーレ2001報告書もあります。
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追記:トリエンナーレはその名の通り3年ごとに開催される美術展ですが、第二回の今回は2001年から4年を経ての変則的な開催となってます。本来ならば昨年開催されているところですが、色々と紆余曲折があり、土壇場で磯崎新氏が総合ディレクターを辞退、今年3月に東京藝大学・教授を退職した川俣正氏が急遽、総合ディレクターを引き受けた事のようです。
磯崎新氏、横浜トリエンナーレ2005の企画案を表明(2004/12/05)
緊急告知【どうする?どうなる!横浜トリエンナーレ2005】(2004/12/07)
どうなるトリエンナーレ(2004/12/14)
どうなる?どうする!「横浜トリエンナーレ2005」(2004/12/14〜2005/1/18)
トリエンナーレ幻の構想も収録、「なぜ、国際展か?」出版(2005/9/28)
Yokohama City Art Network
今回の横浜トリエンナーレ2005には市民グループによるボランティアが寄与しているようです。

Posted by S.Igarashi at 12:23 PM | コメント (1)

21世紀の治安維持法か

歪んだ選挙制度による自民党の圧勝を受けて共謀罪 3度目の国会提出ということになった。郵政民営化を隠れ蓑にして「憲法改正国民投票法案」やら小泉政権が本当にやりたかったことをごり押ししそうである。タカ派的発言の目立つ文芸春秋の広告見出しでは石原慎太郎は郵政民営化よりも自民党議席過半数のうちに憲法改変をと鼻息も荒い。憲法改変の前に共謀罪を成立させて言論や結社の自由を封印することは明らかである。そしてテロ対策と称して公安を戦前の特高のようにするだろう。斯くして言論の自由と人権は奪われる。ん〜何のことはない、気付いた時には日本の北朝鮮化と云うことかもね。
本日、「共謀罪」審議入り。来週中に衆議院通過か

stopthekoizumi.jpg

追記:森永卓郎のコラム・小泉構造改革をどう生きるか
金子勝・誰も本当の改革を望んでいなかった

Posted by S.Igarashi at 12:53 AM | コメント (0)

October 14, 2005

QuickTime7.0.3は凄いかも


The New iPodとNewiMacG5のリリースの蔭に隠れた印象であるが、同時に発表されたQuickTime7.0.3は凄い。これは革新的なビデオのストリーム配信を予感させるに充分である。兎に角、時間軸に支配されないで好きなところから再生できるようになったのは画期的だ。今回の"Apple Special Event - October 2005"も早送りして"Wynton Marsalis"が出演したところからでも見られるようになっている。NewiMacG5にTVチューナーがない理由が分かった気がする。

Posted by S.Igarashi at 12:20 AM | コメント (3) | トラックバック

October 13, 2005

The New iPod

NewiPod.jpg今回は予想を裏切らない結果でしたね。本体は薄く軽くなって、カラー液晶は2.5インチとサイズアップ、30GBと60GBのモデルがそれぞれ34,800円と46,800円でビデオ対応で、iTunes6.0とQuickTime7.0.3も同時にリリース。NewiMacG5にはiSight内蔵でリモコンにMighty Mouseが付いた。どちらもクリスマス商戦対応てことかな。

iTunesVideo.jpg

iTunes6.0のサイドバーにビデオが、販売の方はまだ準備中の様子。しかしフリーダウンロード・今週のシングルに値段が付いているのは何かの間違いかなぁ〜。
それにしてもiPodのケースや何やらを製造するサードパーティも、こうサイズが変わると大変ですね。

Posted by S.Igarashi at 06:42 AM

Gnossienne No. 1

"Pascal Roge"のピアノで"Erik Satie"の"Gnossienne No. 1" を久しぶりに聴いている。
いつ聴いても、サティのグノシェンヌの1番はチャランポラン、チャランポラン、チャランポラン、と聴こえてしまうチャランポランな私です。
Gnossiennes: No. 1 (Lent)
曲名: Gnossiennes: No. 1 (Lent)

Posted by S.Igarashi at 01:33 AM | コメント (1)

October 12, 2005

犬時計

久しぶりにClocklink.comを見たら、日本語にも対応しているし、こんな犬時計があったのだ。時計を自分のサイトに表示させるにはClock Galleryから時計を選び、ClockLink HTML Tagを表示してTimeZoneを国際標準時からGMT+9に設定してHTML Tagをコピー、Main Index等の所定の位置にペーストすればOKなのだ。犬時計をクリックすると、さて、、、。

Posted by S.Igarashi at 01:02 AM | コメント (2)

October 11, 2005

第4回 出版UD研究会

10月28日開催の第4回 出版UD研究会のご案内をいただきましたので転載します。
年内はMacUserにも興味深いテーマが続きますね。

第4回(10月28日)
青空文庫からのメッセージ〜誰でも読めるインターネット上の電子図書館」
第5回(11月30日)
「iPodで読書できるか?〜オーディオブック普及の可能性を考える(仮題)」

これまで開催した3回のテーマ
第1回(7月29日)「拡大教科書の現状と課題」
第2回(8月30日)「LD(学習障害)と読書」
第3回(9月30日)「公共図書館における読書サポートの可能性」

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以下、第4回出版UD研究会のご案内文です。
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第4回出版UD研究会
青空文庫からのメッセージ
〜誰でも読めるインターネット上の電子図書館〜
■ゲストスピーカー:
富田倫生 さん(青空文庫主宰)

 インターネットを利用している人で「青空文庫」の存在を知らない人はとても少ないのではないかと思います。
 今回は、1997年から青空文庫プロジェクトを主宰されている富田倫生さんをゲストスピーカーにお招きして、なぜ著作権の消滅した作品や「自由に読んでもらってかまわない」とされた作品をテキストファイルやHTML形式にしてインターネット上で公開しているのか、これまで直面してきたさまざまな課題にどう対処されてきたのか、そして富田さんが考える理想の読書環境についてお話いただきたいと思います。
 また、著作権保護期間延長の動きに反対されている理由を解説していただき、参加者間で意見交換してみたいと思います。

■日時:2005年10月28日(金)18:30〜20:30(受付開始:18:00〜)
■場所:東京しごとセンター 5F 第1セミナー室
千代田区飯田橋3-10-3
交通機関:JR中央線「飯田橋駅東口」より徒歩7分。都営地下鉄大
江戸線・東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅A2出口」より徒歩7分。東京メトロ東西線「飯田橋駅A5出口」より徒歩6分。
地図
■参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
■定員40名につき、予約制とさせていただきます。参加希望の方は
10月25日(火)までに、下記アドレスに「お名前と所属先(勤務先、学校名など)」をお知らせください。
※定員になり次第、〆切とさせていただきますので、何卒ご了承ください。
ud-pub04@d-kobo.jp
※問い合わせ先:
出版UD研究会事務局(読書工房内)担当/成松
(電話:03-5960-1662、ファックス:03-5960-1663)
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Posted by S.Igarashi at 01:33 AM

October 10, 2005

はじめての中沢新一

中洲産業大学&ほぼ日刊イトイ新聞presentsのはじめての中沢新一が面白い。イベントのチケットは完売だが、タモリ、糸井重里、中沢新一の鼎談が上記サイトで読める。

Posted by S.Igarashi at 10:06 PM

B&Oのモバイルフォン

BandOmobilephone.jpg

デンマークの高級音響機器メーカーBang & Olufsenと韓国はSAMSUGによるモバイルフォン"Serene"ですが、B&Oらしく価格も高級の1000ユーロだとか、当然 日本で使えない。

Posted by S.Igarashi at 07:33 AM | コメント (0)

October 09, 2005

EGBRIDGE15

何故か私の周りでEGBRIDGEの評判がすこぶる悪いのだ。あちらではATOKに乗換えたそうで、こちらのように認知障害にされてしまうと淋しい。それにしても最新のATOK 2005 for MacOS XとEGBRIDGEの旧バージョンとを同じ土俵で比較されても、それは立つ瀬がないと云うものだ。認知障害の問題についてはユーザー辞書が壊れている可能性があるので壊れたユーザー辞書を取り除き、環境設定をリセットし辞書設定と変換の学習設定を直せば障害は除かれる筈である。日本語入力システ厶夫々によって漢字変換のアルゴリズムにも特徴もあるだろうから、本来は自分に合うシステムを求めて試すのが良いことなのだろう。と云うことで"EGBRIDGE15"は認知障害がないことは当然のことだが、変換にも学習にもそれなりの特徴があるのでそれらを把握して使用すべきだろう。

"EGBRIDGE15"は分節毎の変換が基本で、前後の文節の文脈から変換する言葉を選んでいる。従って一括変換することでより正確な漢字変換が為されるのである。例として次の同音異義の文字を含む文章を打ってみると下のような結果となった。
例:「こうそくではうんてんできないせいとがこうそくどうろでこうそくされた。」

EGWORD001.jpg

最初の変換例は「こうそくでは」が「高速では」となる。これは次の「運転できない」から推測された結果である。「高速では」を「校則では」に再変換して学習させても一括変換では「高速では」となる。これは「校則では」が「運転できない」に繋がる言葉としては不適切と解釈している為である。「こうそくでは」を「こうそくによって」と表現を変えて一括変換すると、全て正しく変換される。次に「がっこうのこうそくでは」とすると、最初の変換は「学校の高速では」となるが「高速では」を「校則では」に再変換して学習させると「学校の校則では」と正しく変換される。つまり「こうそくでは」は次の文節「運転できない」に掛かるのではなく、前の文節「がっこうの」に繋がる言葉として学習されたのである。つまり曖昧な表現は日本語らしく意味が伝わるように解釈して変換されるのである。従って事例の一番下のように意味が伝わるように入力すれば一括変換で済むのである。

EGWORDtag1.jpg学習されるのは一括変換のときだけではない。「スマート履歴変換」は二つ以上の仮名を入力すると直ぐに該当する文字が候補にあがる。もちろん直前に選んだ文字が第一候補となるのは当然である。


EGWORDtag2.jpg目的の文字が候補にあがったときタブキーで選択する。


EGWORDtag3.jpgこんなHTMLのタグを入力するに重宝している。


なんと言っても他社の電子辞書も統合できるビュアーが便利である。
と云うことで何も問題はないのである。アップデートで使いやすくなっているのは商品なので当たり前なのだ。何れにせよ ATOK2005をライバルとし互いに切磋琢磨してより良い商品を提供してもらいたいものである。

Posted by S.Igarashi at 10:58 AM | コメント (2)

October 08, 2005

雨の鈴鹿

午後からの日本GP予選は雨の中行われるようです。しかし明日は一転して晴れの予報となっている。これで難しいのタイヤの選択とレース戦略ですね。レインタイヤでポールポジションを確保しても、今年からのレギュレーションにより予選で使用したタイヤとマシンそれに燃料で本番に臨まなければいけないので、明日が晴れならばスタート直後の周回でピットインしてドライタイヤに交換しなければいけません。或いは予選でドライタイヤを選択し予選最下位になっても、他のマシンがピットインしている間にトップに立てる可能性もあります。ピットスタートという選択肢も考えられるし、レース戦略の難しい荒れたレースになりそうですね。とにかく予選順位とレース結果は別になりそうです。

Posted by S.Igarashi at 12:00 PM

October 07, 2005

いばるヤツにロクなヤツはいない

これは赤塚不二夫のおコトバである。それを聞いていた高信太郎は、さっそく「いばるヤツにロクなヤツはいない!」と大いに威張りくさって言った、とか。
赤塚不二夫のマンガ人生50周年記念出版である。と云うよりも、病気療養中の不二夫ちゃんへの知人友人からの励ましの言葉でもある。
まだ、少年週刊誌が一般週刊誌と同じ「中綴じ」の時代に少年サンデーに連載された「おそまつくん」はそれまでのギャグマンガの概念を打ち破る疾走感に溢れていた。とにかく、六つ子もチビ太もイヤミも誌面を所狭しとドタバタと走り回っていた。赤塚不二夫はマンガの世界にスラップスティックを持ち込んだ張本人なのだ。と云うことで、50年には満たないが40年以上に亘り、赤塚不二夫のマンガに接してきた僕らにとって、一言一言、含蓄に溢れた有り難いおコトバなのだ。

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October 06, 2005

Soundoo.com

Soundoo.jpg

昨年11月のエントリー佐藤喜朗 個展にコメントを寄せて下さったベルギー在住の佐藤久美子さんが仲間と設立したワールドワイドなオンラインCDショップ"Soundoo.com"は独立した音楽家をサポートし、そのコンセプトは古い体質の音楽(流通)業界や利権体質の著作権問題からの自立を目指すところにあるのではないでしょうか。ネットと云うツールが彼らに恩恵をもたらすことを期待します。

Posted by S.Igarashi at 10:11 AM | コメント (1)

October 05, 2005

THE KOLN CONCERT

AmazonによればTHE KOLN CONCERTは"Keith Jarrett"のソロピアノで最も売れているCDである。そのCDが現在「JAZZ THE BEST 1500 世界最強の名盤30選」として特別限定価格1500円で販売されている。この廉価版はAmazonには今のところ置いてないようだがユーズド価格ならこの値段でも販売されている。
"Keith Jarrett"のベストアルバムの一つとされている"THE KOLN CONCERT"であるが"The art of improvisation Keith Jarrett"によれば二つの困難があって生まれた奇跡の作品と言えそうだ。

その一つ、コンサート当日はトラブルなどで徹夜が二日連続した翌日と云うことで最悪な体調であったこと。そして、もう一つはキースが希望したピアノが会場に届けられていなかったことである。会場に届けられていたピアノはレンジの狭いピアノだった。ピアニストならフルグランドを要求するのが当然である。(推測であるが貸し出し業者がどうせジャズだからとレンジの狭いピアノを持ち込んだのであろう。)
マンフレッド・アイヒヤーはコンサートの中止を考えたが、キースはそのピアノで演奏することを決めた。それからキースは通常のマイクセッティングではなく、ピアノの周囲に自ら一本一本マイクを立て、ピアノの音を確認しマイクセッティングを決めたと云う。コンサートに来る聴衆の為に妥協はしたが、音楽の為には最悪の条件でも妥協はしたくなかったキースの姿勢から名盤が生まれたのだろう。

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October 04, 2005

EASTWARD

最近ではキース・ジャレットのスタンダード・トリオのベーシストと知られているゲイリー・ピーコックであるが、彼が日本に住んでいた1969年から72年の間に2枚のリーダーアルバムを含め幾つかのLPレコードを日本に残している。1970年2月にレコーディングされた最初のアルバム"EASTWARD"は 菊池雅章のピアノ、村上寛のドラムによるトリオだが、企画の段階では富樫雅彦がドラムを務める予定であった。これは或る事件により富樫が負傷し断念された。富樫の代わりを務めた村上であるが、村上のマイルス・ディビス五重奏団のトニー・ウイリアムスの影響を受けたと思われるドラム奏法はピーコックと菊池による内省的な音楽には向いているとはとても思えなかった。そして翌年1971年4月には事件からリハビリ復帰した富樫雅彦をパーカッションに迎えゲイリー・ピーコック・カルテットとして"VOICES"をレコーディングしている。この"VOICES"がピーコックと菊池が求めていた音楽なのであろう。ここで村上は下半身が不自由となった富樫雅彦をサポートする役割に徹し、自分が前面にでることを押えている。その演奏態度を"EASTWARD"でもしていたらと考えると残念である。
さて、"EASTWARD"制作の切っ掛けとなったゲイリー・ピーコックの長期日本滞在であるが、東洋思想研究の為、秘密裏に京都洛外の貸家に住んでいた処を音楽関係者に発見されたと云う話が定説化され、ECMによるゲイリー・ピーコックのリーダーアルバム"Tales of Another"(キース・ジャレット、ジャック・ディジョネットの三人による初めてのレコーディング)のライナーノーツにも実話として記されているが、これが全くのガセネタなのである。"EASTWARD"のレコーディングに立ち合ったCBS-SONYの元プロデューサー伊藤潔氏の小文を読むまでは、私もそのガセネタを信じていた。

話は1969年6月に溯る。バークリィ音楽院の留学を終えて帰国した菊池雅章から「ゲイリー・ピーコックが日本にいるらしい」という話を聞いた伊藤潔氏が直感的にゲイリー・ピーコックと菊池雅章のレコードアルバムを作りたいと考えたのが事の発端である。すぐさま上司からレコーディング企画の許可を取り付けた伊藤潔氏であるが、ゲイリー・ピーコックが日本にいると云う情報だけで、どこに住んでいるのやら皆目見当が付かなかった。来日の目的も分からず、思い込みだけが先走り、きっと禅や東洋思想を学ぶために来ているのだから京都に住んでいるに違いないと、その年の初夏、京都に赴き禅を勉強している外国人はいないかと探索が始まったが、結果は何の手掛かりも得られず徒労に終わった。意気消沈して東京に戻ってから二週間ほどして有力な情報が伊藤潔氏の元に寄せられた。それは新宿のピットインにゲイリー・ピーコックが現れたと云うものである。ベースの池田芳夫が演奏を終え楽器を片づけようとしたとき、外国人がベースに触らせてくれと言ってきたので、名前を尋ねると「私ゲイリー・ピーコックです」と名乗り、驚く池田芳夫の前でベースを弾き始めたという。そのテクニックに一同我を忘れ唖然とし詳しい住所を尋ねることを忘れてしまった。
兎に角、東京は下落合辺りに住んでいることは分かり、再びピットインに現れるのを待つことになった。7月の終わりにゲイリー・ピーコックは再びピットインに現れ、ようやく住所が判明した。それは京都でも下落合でもなく西落合のこの辺りであった。
結局のところ京都に住んでいたというガセネタはTBSラジオで放送されたドキュメンタリー番組「ゲイリー・ピーコックを探せ」による演出に拠るところが大きいのだろう。先のECMレコードのライナーノーツも情報源がTBSラジオのドキュメンタリー「ゲイリー・ピーコックを探せ」である。番組的にはアメリカのジャズベーシストが禅を学ぶために京都に住んでいた方が都合が良いのだろう。好意的に見れば京都が似合うと云うことだろう。尤も、ゲイリー・ピーコックが京都に住んでいたと云うのも強ち嘘ではなさそうである。しかし、それは"EASTWARD"をリリースした後であろう。二枚目のアルバム"VOICES"を発表した前後、スイングジャーナルのグラビアに京都洛外の田舎家で暮らす家族三人が紹介されていたと記憶している。まさか、これもヤラセではないだろうが、、、。
と云うことで、私は1970年に銀座千疋屋の隣のビルにあったジャズクラブ"ジャンク"でゲイリー・ピーコック・トリオの演奏に接することができた。ゲイリー・ピーコックは私が初めて聴いた外国人ジャズミュージシャンであった。その前年にマイルス・ディビスの来日が入国管理事務所の許可が降りずに中止となり、当分の間、外国人ジャズミュージシャンは来日できないだろうと噂されていただけに、少しでも米国のジャズシーンに触れられる演奏は貴重であった。
Gary Peacock interview2004

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October 03, 2005

iPodを巡る明暗二つの話題

明:2005年度グッドデザイン賞ベスト15にiPod shuffleが選ばれたということで金賞以上が確定、しかしグッドデザイン賞も業界内の御為ごかしなレコード大賞化しているような気もするのだが、、、
暗:PCからiPodへのコピーをできなくすれば問題は解決する--法制小委第8回審議という話はJASRACという利権に群がるウジ虫共を見ているようで吐き気をもよおす。

Posted by S.Igarashi at 11:51 PM | コメント (1)

October 02, 2005

チャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産

EamesinMeguro.jpgチャールズ&レイ・イームズ 創造の遺産と題された展覧会が10月8日から12月11日まで目黒美術館で開かれる。この10年間でイームズの展覧会は何回開かれたのだろうか。目黒美術館でも1997年に「チャールズ&レイ・イームズ 映像の世界」と題したEAMES FILMSの上映会があった。2001年8月には東京都美術館で「イームズ・デザイン展」があり、今年も3月に大丸ミュージアムで「チャールズ&レイ・イームズ展」があったばかりである。やはり、イームズは日本人の心の琴線に触れる何かを持っているのかも知れない。特に今回は目黒区民センターホールに於いてEAMES FILMSの上映会が11月23日と27日の二日間、開催されるとのことである。
尚、大日本印刷の運営するartscapeが様々な展覧会情報を詳しく紹介、要ブックマーク。

Posted by S.Igarashi at 07:42 AM | コメント (2)

October 01, 2005

The art of improvisation

The art of improvisation Keith Jarrett
これは8歳でコンサートにデビュー、今年で60歳を迎えたキース・ジャレットの半世紀に亘る音楽生活のドキュメンタリーである。2002年にニュージャージーのキース・ジャレットの自宅スタジオで行われたロング・インタビューを軸に彼の共演者やECMのマンフレット・アイヒャー、妻のローズアン、キースの弟、鯉沼ミュージックの鯉沼利成氏らへのインタビュー、それに時代毎の映像アーカイブを織り交ぜながら制作されている。インタビューに登場するミュージシャンはスタンダード・トリオのジャック・ディジョネットにゲーリー・ピーコックをはじめとして、アメリカン・カルテットのチャーリー・ヘイデン、デューイ・レッドマン、それにユーロピアン・カルテットのパレ・ダニエルソン、ヨン・クリステンソン、そしてゲイリー・バートンやチック・コリアである。
僕はキース・ジャレットのジャズへのデビューから数年遅れてジャズを聴き始めた。それはキースが才能を開花した時期でもあった。それからリアルタイムでキース・ジャレットの音楽に触れてきたことになる。そうした者にとって、彼の口から語られる一つ一つのエピソードが時代背景と共に蘇ってくる。キース・ジャレットがアーマッド・ジャマールを聴いてから本格的にジャズへの道を歩み始めたというエピソードには、マイルスがアーマッド・ジャマールのようにピアノを弾く少年を欲していた事に重ね合わせ、後にキースがマイルスに請われて彼のバンドに参加したのも何かの必然のようにも思える。

マイルス・グループへの参加について、キースはこう述べている。
>マイルスとやるためにピアノを諦めた?

いや マイルスに屈した(笑)
当時なら彼に屈しても許されただろう

彼はパリで僕のトリオを聴いた
バンド全員で来た
"どうやって弾いているの?"と聞かれて
"自分でも分からない"と彼に答えたんだ
何度か僕らを見た後 彼は"いつでもその気になったら"
"俺達とやろう"と言った

>マイルスと対話(セッションでのインタープレイ)しましたね

そうせずにはいられない 完璧な瞬間があったんだ リヴァーブとかエコーで

僕らはグルーヴを見つけようとしただけだ
彼はファンキーなグルーヴを探していた
よりファンキーになろうと
窓が解放されたような自由な状態さ
でも限界に挑んだというより
バンド全体が楽しんでいたよ
電子楽器は楽しむ物さ
オモチャだからね(笑)
僕も楽しんだよ
弾き慣れた楽器(ピアノ)は弾けなかったけれど

即興演奏についてキースは語る。

昔から一度として
即興が正当に評価されたことはない
即興は全ての能力を結集させた結果だ
リアルタイムの編集不可能な演奏で
あらゆる可能性に備えて全神経を集中させる
他の音楽ではあり得ない状態なんだ
僕の本質は即興だ
クラシックを演奏して分かった

最後にキースは自らの病気について語った。

>張りつめたあなたの音楽人生で犠牲になったのは?

自分の仕事を厳しく監督しすぎて
健康が犠牲になった
ヘルシーな仕事じゃないよ
一人で腹話術師と操り人形の両方になるのは不健康だ
健康な筈がない
そうやって生きるのは健康とは言えない

>1996年 音楽活動を中止

プレイできなかったピアノも見れなかった フタを開ける力もなかった 妻に言ったけれどエイリアンに 身体を乗っ取られた感じだったね ナッシュビルの医師がそう診断してくれた

97年12月にメロディ・アット・ナイトを録音した
クリスマス・プレゼントさ
家を出られないけど妻に何かあげたくて

僕は病気に"ここにいるのは分かったから受け入れる"
"でも仕事はするぞ"と言った
だから個人的な作品から始めたかった

発表する気はなかったけど 最初だったから 気持ちが複雑になってきたら中断したよ 曲作りに集中したかった 結局自分の病気を曲に転化したんだ

病気は教師だよ
より成熟すると
ああ 今の言葉は忘れよう
経験が増えるとより単純になるんだ
タイミングは単純の中の複雑性なんだ

1998年に録音、翌1999年に発表されたソロアルバム
"The Melody At Night,With Tou"はこうして生まれた。

そして映像はスタンダードトリオによるベーズンストリート・ブルースで終わっている。

DVDのボーナストラックには鯉沼ミュージックの鯉沼利成氏のインタビューが納められている。このトラックを余計だと批判する者もいるようだが、僕はとても懐かしく、そして楽しめた。
30年以上前、僕が初めてアイ・ミュージック(鯉沼ミュージックの前身)にチケットを買いに行った時は、まだ鯉沼氏は30代だったのだろう。まだ痩身で青年の面影を残す粋な好人物に見えた。
久しぶりにヴィデオで見た鯉沼氏は大橋巨泉に風貌も喋りかたも似ていたが、日本橋生まれは江戸っ子の旦那がそこにいた。江戸っ子の気遣いが30年以上に亘るキースとの信頼関係を育んできたのだろう。

そしてRadianceがレコーディングされたソロコンサートから3年ぶりに10月14日から21日までキースのソロ・コンサートのジャパン・ツアーが始まる。

Posted by S.Igarashi at 10:29 PM