February 28, 2006

CADのコスト

VectorWorks12へのupdateである。自分の仕事にはVectorWorks12DXにする拡張ツールはあまり必要性を感じないのだが、迷った揚げ句、いちおう参考資料として購入することにした。
最初の日本語版である1990年のMiniCad+2.0JからMiniCad+3.1Jへのアップグレードから数えて今回のVectorWorks12まで実に10回を数える。と云うことで16年間のコストを考えるとランニングコストは4万円/年以上掛かっていることになる。そうすると2万円/年の学生向単年度版はそれなりにお得といえるかもね。

Posted by S.Igarashi at 02:04 PM | コメント (2)

February 27, 2006

ぴんくなすーぱーふらっと

構造解析も施工も高い技術力を必要とする建築であるが、そうした裏話は銀座を歩く人にはまったく関係ない。ブランドを信仰する人々に対して、もはや建築家は無力と思える。

Posted by S.Igarashi at 11:14 PM

February 26, 2006

マサさんの2月26日

マサさんは母の妹、つまり私の叔母であるが、若くして結核で他界したので、母が語る昔話のマサさんの事しか知らない。この写真はマサさんが外務省に務めているとき、日本の働く婦人として米国の通信社の求めに応じて写したものだそうだ。もしかすると同じものが米国の通信社か新聞社に残っているかも知れない。
70年前の昭和11年の2月26日、勤め先の外務省から、マサさんは緊急事態で帰れなくなったとの電話が入り、当時の外務大臣・廣田弘毅をはじめとして職員共々、省内に缶詰めになり一昼夜を過ごしたそうだ。と云うことは2.26事件は未明に決起されている訳だが、その朝は外務省に出勤できたことになる。外務省が襲撃の対象となっていなかったのが幸いしたのだろう。それにしても女学校を出たばかりの娘の身を案じて祖父は気が気ではなかったらしく、こんな事になるなら勤めになど出すんじゃなかったとその日は一日悔やんでいたそうだ。それでも何事もなく翌日には公用車で無事に送られて帰ってきたそうである。
もしも、マサさんが結核に冒されず生きていたら当時の話を詳細に亘って聞けたと思うと実に残念である。まさに10年早くパス(結核の特効薬)ができていたらと思うのである。

Posted by S.Igarashi at 10:00 AM | コメント (6)

February 25, 2006

前川国男とコルトレーン

前川國男建築展に氏の愛聴盤LPレコードが数枚展示されていた。クラシックレコードが多い中で一番上にジョン・コルトレーンのブルー・トレインが重ねられていた。LPの発売時期と照らし合わせると、氏が50代の前半に出会ったことになる。なんだかちょっと前川さんが身近に感じられた。
The Ultimate Blue Train Blue Train

Posted by S.Igarashi at 06:32 PM | コメント (3)

February 24, 2006

送還日記

玉井さんの計らいで金東元(キム・ドンウォン)監督の送還日記の試写を渋谷シネ・アミューズで見てきた。映画監督・森達也とのトークショー付きであった。送還日記サイトのあらすじに書かれているように、北からのスパイ容疑で逮捕収監され刑期を終え出獄した非転向長期囚が北へ送還されるまでの12年間を追ったドキュメンタリーフイルムである。そして、これは現代韓国の民主化の潮流を伝えるフイルムでもある。

1970年代後半のこと、知り合いの設計事務所で雑談をしていたときのこと、話題が韓国の建築になったとき、その事務所のボスが「いま自分が韓国に行ったら空港でスパイ容疑で逮捕されるのは確実だろうね。なにしろパスポートに北朝鮮のスタンプがバッチリ捺されているからね。」彼は建築設計の仕事でチョソン(北朝鮮)に滞在したことがあったのだ。韓国と北朝鮮は当時も現在も休戦中であって、あの朝鮮戦争は終結している訳ではない。70年代は戒厳令が施かれ夜間外出も禁じられていたし、それは20年近く前まで続いていた。
キム・ドンウォ監督はこの映画を支持する主な観客層は(1980年代の民主化運動を支えた)三八六世代だろうと考えていたそうだが、そうした世代を超え、保守系メディアの朝鮮日報までが好意的な批評を寄せていると云う。それはキム・ドンウォ監督が極く普通の生活者の目線で非転向長期囚に接し、時には彼らの人間性に共感し、或る時は頑ななまでの政治的姿勢に憤りを憶えたり、様々なことに悩みながらドキュメンタリーを編集していったからだろう。右翼からの嫌がらせや拉北者家族からの抗議は当然あるにしても、自らの力で軍部から民主主義を勝ち取った韓国民のプライドと南北統一の願いが続く限り、それ程遠くない将来半島に春が訪れるような気がする。互いに正当性だけを主張すれば相互の心にバリアを築くだけである。キム・ドンウォ監督の人柄が滲み出すフイルムである。

Posted by S.Igarashi at 09:33 AM | コメント (6)

February 23, 2006

NTTの個人情報管理

このところNTTの代理店を名乗る電話セールスが母屋の電話に頻繁に掛かってくる。一度断っても二度も三度も際限なく電話してくる。どうせ光ファイバーか何かの勧誘なのだろうが、個人情報を管理しているNTTが代理店とはいえ契約者に無断で販売拡張の為に使用して良いものやら甚だ疑問である。実に形振り構わぬ、さもしい根性である。内容証明でも送らない限り止めないのだろうか。

Posted by S.Igarashi at 10:27 AM | コメント (0)

February 22, 2006

wall hole

今日の午後、八王子税務署で確定申告を済ませた。税務署は八王子駅南口から徒歩数分のところにあるが、駅南口は再開発計画の為、至るところで更地となり虫食い状態となっている。そうした中、駐車場となった一面に接した壁は何を伝えているのやら。

Posted by S.Igarashi at 07:16 PM

February 21, 2006

今日マチ子のセンネン画報

sennengaho.jpg

ブログで漫画を発表している人がいる。ちょっとシュールな脱力系とでもいおうか、風景と叙情の1ページの漫画を1000ページを目指しているそうだ。

Posted by S.Igarashi at 11:01 AM | コメント (8)

February 20, 2006

8年前のこと、、、

Woz2.jpgaki's STOCKTAKING: THE CULT OF MACにAppleが今年2006年の4月1日で創立30年を迎えると書いてある。そして、その4月1日には何かがありそうだとも絶えない。
僕のAppleとの関わりは1986年のMacPlusから、今年でMacUser歴20年になる。ところで、このサインは日付で分かるように1998年2月のMacWorld Expo TokyoでAppleの創立者の一人、スティーブ・ウォズニアックに書いてもらったお宝だ。この年の夏にApple再生の最初の糸口となったボンダイブルーのiMacがリリースされている。しかし、時は未だ2月、発表すべきサプライズがないMacWorldにはジョブズの姿はない。ジョブズを復帰させたアメリオ博士は、そのジョブズによって解任されてしまっている。キーノートスピーチの適任者が見つからないまま、お鉢がシャイで話し下手のウォズに回ってきた。誰もが認める良い人のウォズは頼まれたら断れそうもない、それに東京にはエレクトロニクスのワンダーランド秋葉原もある。8年前の2月20日、ウォズは幕張にいた。イタメシ屋の隣のテーブルについた一行の一人に、恐る恐る「失礼ですが、スティーブ・ウォズニアックさんですか?」と尋ねると、ちょっと甲高い声で「イェ〜ス!」、やっぱりWozは良い人だった。
謙虚な英雄スティーブ・ウォズニアック氏を語る(上)

Posted by S.Igarashi at 10:10 AM | コメント (7)

February 19, 2006

C-5060 WZ 退院

C5060taiin.jpg

C-5060 WZが退院しました。修理個所はモードダイアルの交換、接触不良で機能スィッチが設定出来なくなっていたものです。修理ランクは軽修理と云うことで費用は税込6300円でした。C-5060 WZは広角19ミリのワイドコンバージョンレンズもあり、現役で働いてもらわないと困るので、このくらいの値段で済んでほっとしています。

Posted by S.Igarashi at 09:02 AM

February 17, 2006

可分・不可分

生誕100年・前川國男建築展を見てきた。会場は嘗て美観論争を巻き起こした東京海上ビルから目と鼻の先にある東京ステーションギャラリーです。当時、東京都がこの東京海上ビルの確認申請を却下した理由は当該申請建築物と既存建築物は用途上可分の関係にあり一つの敷地と見なすことは出来ないと云うものでした。建築基準法施行令・第一条第1項で敷地は「一の建築物又は用途上不可分の関係にある2以上の建築物のある一団の土地をいう。」と定義されています。つまり、用途の異なる建築を一つの敷地に建てるのを禁止している訳ですが、構造的に一体化されている建築物は「この限りでない」と適用されないのが一般的判断です。従って地階や渡り廊下等で既存建築物と一体化されている申請建築物は過去の事例からも適法な訳です。当然、東京海上側は東京都の判断を不服として建築審査会に審査請求し、建築審査会は東京都の処分を取り消す判断を下します。時は1967年9月、その時、歴史は動いたか?。11月には佐藤B作じゃなく、時の首相・佐藤A作までが介入し、東京海上側に建設中止を求める始末、法治国家にしてこの有り様です。結局、東京海上側が自主的に階数を減らし、建物高さを低くして美観論争はうやむやのままソフトランディングした訳です。その後、美観を盾に東京海上ビルの建設に異を唱えた丸の内のMは、続々と東京海上ビルを超える超高層を建てています。そして用途上可分・不可分を争った敷地問題も、容積率で余った床面積を隣接する用途上可分な土地に売ることすら出来るようになりました。全ての価値は金に等価交換される時代です。丸の内地区の美観論争とは何だったのだろうか、欲深い人間の嫉みから派生した問題としか思えません。
註:可分(かぶん)--分けられる。不可分(ふかぶん)--分けられない。

Posted by S.Igarashi at 09:27 PM | コメント (6) | トラックバック

February 16, 2006

アクセシビリティ・アシスタンス

FujitsuAccessibility.jpg

前のエントリーに関連してユニバーサルデザインと云うことでWebをチェックするツールの揃った富士通アクセシビリティ・アシスタンスのサイト紹介です。ツールの一つWebInspectorはMacOSXにも対応しており、上図の富士通のサイトからでもApple - Mac OS X のサイトからでもダウンロードできます。
2年前にこのブログをチェックした時は数えきれないほど沢山の指摘を受けたので、打たれ弱い人は凹むのでお勧めできません。尚、ColorSelectorを用いて文字と背景の明暗・カラーバランスに問題ないかもチェックできる。と云うことで、このようにテキストにリンクを張ったり、画像が多用され、且つそれらの画像にテキスト属性がないとアクセシビリティの評価は低くなるようです。ちょっと"Stylesheet"を手直ししないといけないようです。

Posted by S.Igarashi at 01:30 AM | コメント (6)

February 15, 2006

第7回出版UD研究会

以下、イベントの告知です。
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第7回出版UD研究会(2006年2月24日(金)18:30〜20:30)
著作権保護とフェアユースの調和を考える
■ゲストスピーカー:山本順一さん(筑波大学教授)

インターネットやブロードバンドの急速な普及、メディアの多様化にともない、著作権保護に向けた動きが強まっています。一方で、ウェブサイトの世界を中心に「情報のユニバーサルデザイン」の大切さが認識されはじめていますが、それは、出版分野においても考えていかなければならないことだと思います。
著作権をきちんと保護しながら、誰でも公正な手段において著作物を利用(フェアユース)できるようにしていくためには、どのような法整備やシステムが必要なのでしょうか。
今回は、アメリカの事例を中心に、デジタルコンテンツの流通が多様化する現代における著作権制度や図書館サービスのあり方を研究されている山本順一さんをゲストスピーカーにお迎えし、出版UDを考えるうえで知っておきたい著作権やフェアユースについての基本的なお話をしていただき、参加者間で意見交換してみたいと思います。

☆ゲストスピーカーのご紹介:
山本順一(やまもと・じゅんいち)
兵庫県出身。筑波大学大学院図書館情報メディア研究科教授、放送大学客員教授。
おもに日米の情報メディア制度研究を専門とし、アメリカの図書館の歴史と制度に関する比較図書館情報学的研究や、インターネットの普及とデジタル・コンテンツの流通により変容を強いられている著作権制度を含む知的財産権制度、情報政策に関する研究などを行っている。
おもな著書に『電子時代の著作権』勉誠出版、『情報メディアの活用』放送大学教育振興会、名和小太郎氏と共編著『図書館と著作権』日本図書館協会などがある。
■日時:2006年2月24日(金)18:30〜20:30(受付開始:18:00〜)
■場所:東京しごとセンター 5F 第2セミナー室
千代田区飯田橋3-10-3
交通機関:JR中央線「飯田橋駅東口」より徒歩7分。都営地下鉄大江戸線・東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋駅A2出口」より徒歩7分。東京メトロ東西線「飯田橋駅A5出口」より徒歩6分。
http://www.shigotozaidan.jp/map.html
■参加費:500円(資料代込み) ※当日、受付でお願いいたします。
■定員50名につき、予約制とさせていただきます。参加希望の方は2月20日(月)までに、下記アドレスに「お名前と所属先(勤務先、学校名など)」をお知らせください。
ud7@dokusho.org

※定員になり次第、〆切とさせていただきますので、何卒ご了承ください。
※なお、毎回、研究会終了後、夜9時〜11時ごろまで、ゲストスピーカーをまじえた懇親会(=飲み会)を、会場近くの居酒屋で開催してきました。
そして今回も予定していますが、回を重ねるごとに参加者が増えてきているため、事前に会場を押さえる都合上、今回から懇親会参加を希望される方は、参加申込の際、「懇親会参加」と書き添えておいてください。予算は、4,000円前後になります。

※問い合わせ先:
出版UD研究会事務局(読書工房内)担当/成松
(電話:03-5960-1662、ファックス:03-5960-1663)
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以上

Posted by S.Igarashi at 10:19 AM

February 14, 2006

Chet BakerのMy Funny Valentine

ChetBakerMFV.jpg彼の寺山修司がその昔にChet Bakerのヴォーカルを評し、ファザコンで美少年のオカマがボーイソプラノで唄っているようで、その隠微さがたまらなく良いとか、何とか、言ってましたが、その妖しい歌声を試しに聴きたいならばiTMSで1曲買いがお勧め。Chet BakerはArt Pepperと同様にジャンキー(麻薬常習者)でしたが、麻薬更生施設から出てきた時にはジャンキー特有の風貌に更に老いが加わり見る影もなくなっていた。時は残酷です。

My Funny ValentineChet BakerのMy Funny Valentine
Chet Bakerは好みではない人にはArt Pepperがお勧めです。
The Return of Art Pepper: The Complete Art Pepper Aladdin Recordings, Vol. 1The Return of Art Pepper
The RouteArt Pepper & Chet Baker こちらは共演盤

尚、寺山修司のChet Baker評に異論のある方は直接、寺山修司に言って下さい。お墓は高尾霊園内にあります。(高尾駅南口より徒歩10〜15分です。)
因みに、現代音楽にアレルギーがなければA valentine out of season (1944) / John Cageは如何でしょう。"Music For Marcel Duchamp (1947)/ John Cage"も宜しいです。

Posted by S.Igarashi at 09:44 AM | コメント (7)

February 12, 2006

交通博物館・モダニズムの光と蔭

先週、MY ARCHITECT A Son's Journeyを見たついでに神田小川町まで足を延ばしオリンパスのサービスステーションでC-5060-WZを修理にだした。ここまで来ると交通博物館は目と鼻の先、這ってでも行ける距離だ。と云う訳で旧万世橋駅遺構を見るべく交通博物館に立ち寄った。見学時間は午後3時30分、それまで小一時間以上あるので先ずは近所を散歩することにし、手始めに外観の写真を撮ることにした。旧万世橋駅遺構は既にあちらでもこちらでも紹介されているのでモダニズムにフォーカスしてみた。

交通博物館・解説シートNo.101-2によれば旧鉄道博物館は1936年(昭和11年)の竣工と云うことだ。館内の案内板にはコルビュジェの元で学んだ技官による設計らしいことが書いてあった、1936年と云えば、2.26事件のあった年、確か渡辺仁・設計の第一生命本館と原邸(現・原美術館)がこの年に竣工している。モダニズム建築にも忍び寄る軍靴の音が現実となった年である。1930年代の「国際建築」バックナンバーの目録を見ると「国粋的建築か国辱的建築か」等の論文もあり東京帝室博物館コンペに建築界が揺れ動いている様子が見て取れるが、未だ山脇巌、蔵田周忠、山口蚊象、土浦亀城らがモダニズムのデザインボキャブラリーで建築を設計していた。
追記:aKiさん情報によると設計者は伊藤滋(1898年〜1971年)でJR中央線・日野駅も設計しているらしい。因みに「美しい景観を創る会」の伊藤滋とは同姓同名ですが別人です。(敬称略)

階段室のこうしたデザインボキャブラリーは原美術館との共通性も見出せるが、コルビュジェというよりもバウハウスやグロピウスの影響が強いように思える。




Posted by S.Igarashi at 05:16 PM | コメント (2)

February 11, 2006

ナサニエルの失われた時を求めて

「お父さん見てよ、僕こんなにローラースケートが上手くなったんだ。」
父に見守られているかのように、ソーク研究所中庭でローラースケートで遊ぶナサニエルはきっと11歳の少年に戻っていたのだろう。MY ARCHITECT A Son's Journeyを見てきた。建築家・ルイス・カーンの足跡を息子が辿るドキュメンタリー映画であるが、同時に家族とは何かを問う映画でもあった。カーンの葬式以来、ノーマン・フィッシャー邸のリビングで初めて顔を合わせる三人の子どもたちは、母親は異なるが父親は同じだ。座っている距離感が複雑で微妙な人間関係を表わしている。次のシーンでカメラはノーマン・フィッシャー邸の外観を捉えている。リビングの会話だけが聴こえる。「僕たちは家族かな?」「父親が同じだからって家族じゃないわ、お互いに気遣う気持ちがあれば、それは家族よ。」二人の姉は成長したナサニエルに父親の幻影を見たかも知れない。

蛇足その1:フィラデルフィアの都市計画でカーンと意見の相違から袂を別ったエドマンド・ベイコンがナサニエルが仕返しに来たと勘違いし、ファイテングポーズを取っていたのが意外性があって面白い。因みにこのシーンの背景にオルデンバーグの洗濯ばさみがちょこっと見える。ワーマンはこのことをジューイッシュ(Jewish)と云う出自故に疎外されたとみているようだ。furuさんもaf_blog: 「マイ・アーキテクト」でフィリップ・ジョンソンのインタビューを書いているが、あの話、映画を見た時は、以外とジョンソンは正直と思ったけれど、良く考えるとあれはリップサービスですね、そこがカーンとの違いで財産を残せるのでしょう。

蛇足その2:ルイス・カーンもイサム・ノグチと同様に越境者としての自覚があったのだろうか。ユダヤ社会にもWASPが支配するアメリカ社会のどちらからも疎外され、彼が帰属する場所・社会があったとは思えない。そのどちらでもない、ヒンズーのインドや回教のバングラディッシュで晩年の作品を残せたのは、宗教の枠組みを超えた思想・哲学を受け入れる度量が彼の国にあったということだろう。

Posted by S.Igarashi at 02:52 PM | コメント (2)

February 10, 2006

グラウンディングのまなざし

tenplusoneweb.jpg

「東京ナス化計画」の石川初氏が2006年1月8日に「東京グランディング」と称したフ ィールドワークを行なっている。その詳細は『10+1』No.42(3月下旬刊行予定)において紹介されるようだ。"10+1 web site"の小さな地図から推測すると行路は新宿副都心から愛宕山近辺のようで、行路の一部は我々が「第三回アースダイビング」で徘徊した場所と重なっているようだ。
アースダイビング@江戸東京地下水脈の後ではあるが東京の水 2005 Revisitedの様なブログも見つかった。地形への関心は静かに深く広がりつつある様だ。
わきたさんが、更に発展させたエントリーを書いてくれた。
石川さんたちの『グラウンディングのまなざし』

Posted by S.Igarashi at 02:40 AM | コメント (4)

February 09, 2006

Live At the House of Tribes

WyntonMarsalis.jpg

と云うことでスイングジャーナル主催 2005年度 第39回 ジャズ・ディスク大賞・金賞を受賞したウィントン・マルサリスのLive At the House of Tribes(邦題:スタンダード・ライヴ)"Live Session (iTunes Exclusive) - EP" に引き続き"iTMS"にアルバム・900円と云う手頃な価格で登場した。 Live At the House of Tribes Live At the House of Tribes

残念なことに一曲目の"Green Chimneys"の音飛びが酷いのでiTunes Music Storeに問い合わせたところ下記の返答をいただきました。

iTunes Music Storeチームへお問い合わせをいただきありがとうございます。
お問い合わせの件についてご連絡をいたします。
iTunes Music Storeをご利用いただきありがとうございます。ご購入の音楽またはオーディオブックの品質が、iTunes Music Store に期待されている標準から外れているとのご指摘、大変申し訳ございませんでした。アップルはアップル製品の品質を第一に考えており、お問い合わせいただいた問題について現在慎重に調査しております。
勝手ながら、ご購入になった商品『Live At the House of Tribes』について、払い戻しをさせていただくことにいたしました。払い戻しは3ー5日営業日以内にアカウントに反映されます。
この商品の再購入には 4 週間はお待ちいただくようお願いいたします。この期間に、商品についての問題を解決、あるいは必要な場合は商品を削除させていただきます。
これからも iTunes Music Store で音楽のショッピングを楽しんでいただけると幸いです。
今後ともご支援・ご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

今のところiTunes Music Storeから削除されていないのは900円という特価で提供しているからでしょうか、もしかすると問題点が解決されたら1500円になっていることもありうるかなと、それは考えすぎかな。

Posted by S.Igarashi at 01:39 AM | コメント (3)

February 08, 2006

ピクサー・アニメーション・スタジオ

pixar.jpg

ウォルト・ディズニー・ピクチャーズに買収されることが決まったピクサー・アニメーション・スタジオであるがウェッブサイトに日本語のページが用意されているとは考えもしなかった。短編映画や長編映画(最新長編作品「カーズ」)の予告編等が見られる他、制作プロセス等が紹介されている。

Posted by S.Igarashi at 09:57 PM | コメント (0) | トラックバック

February 07, 2006

脈動変光星

PulsingStar.jpg
脈動変光星は天草諸島にある御所浦町の牧島を舞台につくられた今年公開される「映画 もんしぇん」のサウンドトラックはエンディングの曲だ。「映画 もんしぇん」を制作、出演している玉井夕海さんが作詞作曲そして自ら歌っている。mF247のサイトからダウンロードすると、直ぐにiTunesに取り込まれiPodを接続すればiPodに転送されるのが嬉しい。ジャケットの絵は「芸大の研ちゃん」こと海津研さんの作品である。

映画の舞台となった御所浦町の牧島には行った事はないが、天草には三角から小さな連絡船で渡ったことがある、もう30年以上前のことだ。何故、天草まで足を延ばしたのか、天草で何を見てきたのか、もう記憶にアクセスできない。それでも、天草の海と島々の風景、そして生活の足である連絡船はイメージとして記憶に残っている。

海津研さんがブログのエントリー「時間」について〜杉本博司展を見てで杉本博司の「海景」から触発された旨を語っているが、私も「海景」を見た時、その旅行の途中、有明海で体験した記憶が蘇ってきた。貧乏旅行故に熊本は荒尾の先輩の実家に投宿させていただいた。先輩も帰郷していたので、彼の高校時代の同級生らも集まり、球磨焼酎に酔いしれた後、酔いを醒しに夜遅く有明海の岸辺を歩いた。有明海はミルク色の霧靄がたちこめ、空と溶け合っていた。踏みしめる砂の音と波の音、時折海岸線と平行に走る鹿児島本線の貨物列車の光と音だけが現実との接点だった。真っ暗闇の中、水平線と霧靄のミルク色が強烈なイメージとして今でも焼き付いているのが不思議だ。

Posted by S.Igarashi at 02:14 PM | コメント (2)

February 06, 2006

人名字解

常用字解の続編にあたる人名字解である。何気に頁をめくっていたら「匡」の文字が目に入った。匸(けい)は儀礼を行なう聖所として匿(かく)されている場所。つまりサンクチャリの様なものかな。王は王位の象徴である鉞(まさかり)の頭部の形。鉞の霊力・威力でものを正すこと、ただし明らかにすること、の意味なのだ。う〜む凄い、これは納得できる。
本屋あるいは書店
神さまがくれた漢字たち

Posted by S.Igarashi at 11:29 AM | コメント (4)

February 05, 2006

東京人march2006

東京人・今月号の特集は「さよなら交通博物館」だ。akiさんmasaさんは既に出掛けたようであるが、私は小学4年生の時に一度行ったきりで未だに裏を返していない。子供の頃は中央線の先頭車両から飽くことなく鉄路を眺めたり、HOゲージで遊んだり、鉄道模型を作ったりしたこともあったが、マニアやコレクターに成長進歩することなく今日に至っているのだが、近いうちに是非尋ねたいと思っている。

東京人・今月号で興味を引いたのは佐藤喜一による「万世橋駅物語」の震災復旧後の二代目・万世橋駅の写真だ。辰野金吾による初代・万世橋駅のような威厳がないぶん、駅前の明治軍人彫刻が目立っている。これが占領時代の満州の建物だと言われても、そう思ってしまう何かを感じさせる写真だ。

Posted by S.Igarashi at 02:50 PM

February 04, 2006

立春

Ume060203a.jpg

八王子みなみ野・栃谷戸公園で見つけた春でした。

Posted by S.Igarashi at 07:07 AM | コメント (2)

February 03, 2006

お疲れさまです。

Zokei060203.jpg

今日は入試の試験監督に駆り出されました。試験三日目は平面構成の実技、試験を終えて大きな荷物を抱えてスクールバスに乗り込む受験生。今どきの美大受験生ですから道具は皆さん立派なものをお持ちです。

Posted by S.Igarashi at 05:10 PM | コメント (4)

February 01, 2006

アースダイビング・レポート

「アースダイビング@江戸東京地下水脈」に参加した方々のレポートです。
aki's STOCKTAKING:アースダイビング@江戸東京地下水脈
af_blog: 第三回 アースダイビング大会
Kai-Wai 散策: 第3回アースダイビング
Kai-Wai 散策: 第3回アースダイビング報告 (号外)
漂泊のブロガー2 : 江戸東京の地下水脈をたどる : 第3回アースダイビング終了!
simple pleasure: 大人の遠足 アースダイビングvol.3
秋葉OLの楽しみ探し : 六本木再開発と森びる天井高
秋葉OLの楽しみ探し : きょろきょろ14km
湘南国際村 じゃらん : 1/28 アースダイビング
Roc写真箱 : 第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈 その1
Roc写真箱 : 第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈 その2
Roc写真箱 : 第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈 その3
秋谷日記:1月28日を御覧下さい。
MyPlace: 第3回アースダイビング大会
MADCONNECTION: アースダイビング@江戸東京地下水脈
残念ながら当日参加できなかった、わきたさんはブログで参加。
Blog版「環境社会学/地域社会論 琵琶湖畔発」 - 『第3回アースダイビング@江戸東京地下水脈』の報告が続々・・・
と云うことでトラックバック機能が壊れているのでリンク集として纏めました。それにしても十人十色とは良く言ったもので、多様な見方や意見が聴けるのがとてもブログ的です。

Posted by S.Igarashi at 12:23 AM | コメント (4)