December 31, 2006

大晦日だからサディスティック・ミカ・バンドを聴いて、、、

大晦日だからカエラの参加したサディスティック・ミカ・バンドを聴いて元気を貰って、シャカシャカシャキシャキと、もうちょっと働こう。と云う事で昨日は紅白ナマスを作り、買い出しをして、ノーアイデアのまま、やっとこさ年賀状を作成した。今日は仕事場の片付けと掃除、夕方からお煮しめを作って正月料理はおしまい。後は同時多発エントリーわがやのお雑煮大会の為に出汁を取っておこう。
拙ブログは年中無休(無給)nanoで、明日というか来年も宜しくお願いします。皆様、良いお年を、、、

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December 30, 2006

若王子の四軒長屋

先月のアースダイビングのポイントである王子、それに私の住んでいる八王子から、王子繋がりと云う事ではないが、京都東山は若王子神社参道近くの四軒長屋である。東京は谷根千界隈にある長屋とも趣が異なる。大阪の文化住宅に見られる破風を強調した妻入り程ではないが、下屋部分の出張りで分節し入り母屋にしているところが、軒入り(平入り)を旨とする市中の町屋に見られない自己主張なのだろうか。

二軒毎に前面道路の高低差に合わせられている。南面する裏側も隣地との高低差がきつい。

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December 29, 2006

カムイ伝

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カムイ伝一部が見つかった。兄が建替えの際に梱包して保管してあったもので、昭和56年(1981)の新聞紙に包まれていたから25年ぶりに日の目をみた事になる。第1巻「夙谷の巻」から第21巻「滄海の巻」まで全21巻である。全て初版で最初の「夙谷の巻」が昭和42年(1967)5月10日発行、最後の「滄海の巻」が昭和46年(1971)10月10日発行である。第1巻「夙谷の巻」は青林堂の雑誌ガロに発表されてから約3年のタイムラグで小学館から刊行されたものだが、第21巻はガロでの連載が修了した年に刊行されている。と云う事で第1巻から40年ぶりにカムイ伝を読み直すことにした。

第1巻を読んで思いだした事がある。それは「テリトリー」と云う言葉を憶えたのはローレンツ等の動物行動学系の本ではなく「カムイ伝」からであった。そのくらい、第1巻は人間社会と自然・動物社会を並列して描いている。
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上は第1巻「夙谷の巻」第1章「誕生」の白土三平による後記である。この物語も時代的には「吉原御免状」にも重なっている。雇用体制の矛盾が新たな階級制度を形成しつつある現在こそ「カムイ伝」はもっと読まれても良いのではないだろうか。

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December 28, 2006

遅れてきた馴鹿

昨日は台風一過のような天候、富士を求めて市内を移動しているとこんな雲が、何やら橇を引いて遅れてきた馴鹿(じゅんろく=トナカイ)のように見えてきた。

と云う事でこんな日に大岳山を撮ってしまうのは八王子に住んでいるからです。

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December 27, 2006

修学院の寂トタン

この前に修学院離宮を見たのは空に浮かぶ浜辺に記したように1977年早春のことだから略三十年ぶりに訪れたわけである。と云う事で予定参観時間よりも早めに着いたので離宮周辺を散策することにした。この鄙びた田園風景の野焼きの煙の向うが中離宮、いわゆる中ノ茶屋である。修学院離宮の造営は後水尾上皇によって明暦元年(1655)から万治二年(1659)に行われた。時代小説・吉原御免状の松永誠一郎が浅草日本堤の上に立ったのが明暦三年(1657)のこと、小説で語られている様に幕府と朝廷の確執と緊張が頂点に達していた時代である。

やれた寂トタンの向うが下離宮(下ノ茶屋)、松並木の奥の山懐に上離宮(上ノ茶屋)がある。
こうした寂トタンも風景と一体化している。人に比べ自然の懐は斯様に深い。

みゆき道からの枝道の寂トタン、これが町名、寂トタンであっても建物には古都の趣が残されている。

Posted by S.Igarashi at 01:52 AM

December 26, 2006

冷たい国・日本へ

先日のミニダイブで山谷堀付近を徘徊し、写真中央のタイニーバラックを写していると後ろから自転車の二人連れがやってきて私たちを通り過ぎようとした。後ろの人が「ここにも」と声を掛けると、Uターンして駐車場に入っていった。二人は弁当らしき包みを渡すと足早に走り去っていった。バラックに気に取られて左隅の人影に気付くのが遅れたが、いたずらにカメラを向けてはいけない対象の方であった。そして翌々日の12月25日付け東京新聞夕刊に 「ホームレス お寒い年の瀬」の記事が目に付いた。
記事を読むと『、、、安い海外農産物との競争に敗れた農家の従業員がリストラされ、集団で公園に流れてくるケースが目立つ、、、』とある。農地解放によって日本から小作人も下人(日本固有の農奴)もいなくなった筈であるが現実は『カムイ伝』の世界とどれだけ違うのだろうか、、、気になることである。

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December 24, 2006

吉原御免状ミニダイブ

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と云う事で昨日は午後一時、竜泉の一葉記念館に集合して「吉原御免状ミニダイブ」となりました。黒幕二名は急遽不参加となり、主犯の私、共犯のmasaさん、御目付の長老・吉松さん、若頭のfuRuさん、カークさんの五名によるダイブです。吉原御免状を読むまでは艶笑落語くらいでしか吉原について知ることがなかったけれど、実際に曲輪跡を巡ってみると、この屋上工作物の如く、やはり吉原は異界であった。(12/26更新)

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お歯黒ドブ跡の緑地帯に立つmasaさんの大笑いの原因はこれです。普通の通行人から、さぞかし異様な集団に見えた事でしょうね。右手交差点の先が京町二丁目、東南側の廓(曲輪=堀割)に面した河岸が羅生門河岸と呼ばれていた。
これが昨日歩いたルート、人間GPSに付き、途中でメモリーエラーを起こしている恐れがあります。
お歯黒ドブより路地越しに江戸町一丁目を見る。左手が「はとバス」の夜のツアーの花魁ショーで有名だった松葉屋の跡地に建つマンション。吉原御免状の西田屋の裏口はこの辺りであろうか。因みに全日本特殊浴場協会連合会の事務所がこのマンション内に事務所を構えているのも何かの因縁だろうか。


Posted by S.Igarashi at 02:34 PM | コメント (10)

December 23, 2006

八坂の草庵系トタンハウス

京都の町にブルートタンは似合わない。トタンもブルーではなく「利休鼠」を意識しているのだろうか、八坂の塔から二年坂へ向かう途中で家並みが途切れ露にされた妻壁に引き込まれ奥にはいると斯様な草庵系とも云えるトタンハウスがあった。
と云う事で略三十年ぶりに桂離宮と修学院離宮の庭を見に京都に行ってきたのであるが、ついでに東山の山裾にそってミニダイブしていたときに発見した風景である。

歴史的町並保存地域に指定されているであろう観光地化された尾根道に挟まれたスリバチ状の谷戸に取り残されたように長屋やアパートがひっそりと佇んでいる。何か、この一画を舞台にしたドラマが生まれても良さそうに思えて、妄想が、、、。


草庵系利休鼠トタンハウスに見とれていると足下で何か鳴き声が、そのに、ご挨拶するのを忘れていた。
場所は( 34°59'53.07"N 135°46'47.69"E)

Posted by S.Igarashi at 02:29 AM | コメント (5)

December 19, 2006

中世の非人と遊女

中世の非人と遊女 網野 善彦 (著) 講談社学術文庫
周辺ブロガーの間で俄にプチ・ブームとなった吉原御免状であるが、そのプチ・ブームを起こした玉井さんはMyPlace: 吉原御免状の記事で網野史観との共通性を指摘している。「吉原御免状」を読み終わってから、そういえば網野善彦の「中世の非人と遊女」が積ん読のままだったことを思いだし、「吉原御免状」の続編「かくれさと苦界行」を読みつつ、「中世の非人と遊女」にも目を通しはじめた。どうも「吉原御免状」を読み始めた頃から僕の中で勝手に「網野善彦+白土三平=隆慶一郎」と云う妄想がふつふつと沸き始めている。さてその白土三平であるが、代表作の忍者武芸帖も友達に貸したまま、カムイ伝もカムイ外伝も今は手元にない。確か雑誌・ガロに連載された白土三平のカムイ伝を読み始めたのは高校生の頃だった。

その当時、高尾に1軒だけあった本屋・小沢書店には雑誌・ガロは置いてなく、月極めで取り寄せることになった。主人公が非人で、傀儡子が登場する漫画なんて、それまで読んだ事もなく、少年誌の漫画に飽きていた僕にとってそのプロットやテーマが事の他新鮮に思えた。歴史の表面からかき消された人々の存在は、中学一年の日本史の授業で教師の余談として士農工商の身分制度から外れた人々の存在を示唆されたが、それ以上の事は奥歯にモノの挟まったような教師の口から語られることはなく、どこか腑に落ちないままでいた。そうしたテーマに正面から向き合ったのが、分野は異なるが、白土三平であり、網野善彦であり、隆慶一郎なのであろう。とにかく、カムイ伝はもう一度読み直してみたい。

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December 16, 2006

善福寺川ミニダイブ+阿佐ケ谷住宅

先日のTOTAN GALLERY の午後から、一挙に盛り上がりを見せている次回アースダイビングへの期待ですが、前半の善福寺川ミニダイブについては、既に10月28日に善福寺川・調査ミニダイブを済ませております。ルートは上図の通り、地下鉄丸ノ内線方南町駅から出発して善福寺川沿いに約4.2キロを阿佐ケ谷住宅までダイビングするというもので、後は日程の調整ですかね。

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December 15, 2006

冬支度

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長期予報の確率では暖冬らしいが、雨や雪が降る確率も高いらしい、と云う事で点検と部品交換のついでにスタッドレスに履き替えて冬支度、摩耗は殆ど無いが、いちおうコンパウンドの状態も見てもらい、今シーズンは大丈夫ということで余分な出費はなし。

Posted by S.Igarashi at 09:00 AM | コメント (0) | トラックバック

December 13, 2006

木村伊兵衛のパリ

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「木村伊兵衛のパリ」を見た。展示されているのは50年前の写真だ、その写真を撮った人は既に此の世にはいないが、そこに写っている多くの人も既に此の世から去っているだろう。ロンシャン競馬場の不貞腐れた有閑マダム達も、下町の人懐っこい笑顔の人達も、曰くあり気な店主もいないだろう。しかし、其処に住んでいる人々が代わってもパリは都市で在り続けている。正しく、この写真展の主役はパリなのだ。そういえば50年前の東京にもルノーのタクシーが走っていた。そのルノーのタクシーが走っていた50年前の東京の方が今よりも東京は都市であったような気がするのだが、、、。

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December 11, 2006

トタンで「3時のおやつ」

と云うことで昨日は宿題の途中で家を抜け出しTOTAN GALLERY「3時のおやつ」を御馳走になりました。私がTOTAN GALLERYに着いたのは既に3時半頃でしたがGALLERY主宰者の大川さんが私の分を取って置いてくれ御蔭で「おやつ」にありつくことができました。尚、昨日の経緯の詳しいことはmasaさんが既にTOTAN GALLERY の午後をエントリーしていますので、そちらをどうぞ、、、。

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December 09, 2006

江戸・東京の地名と地理

江戸・東京の地名と地理・鈴木理生著
一昨日、丸の内の丸善に行ったとき、エスカレーター脇に平積みで大量に置かれていた。東京の地理がわかる事典に代わる鈴木 理生氏による日本実業出版社からの江戸東京・地理地名シリーズである。この手の本が売れるようになったのか、判型も大きくなり、巻頭カラー頁、本文二色刷りと見やすく解りやすくなって、価格は1500円(税別)から1300円(税別)と安くなっている。

江戸の川・東京の川
図説 江戸・東京の川と水辺の事典

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December 08, 2006

キリ番

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キリ番といってもブログのアクセスカウンターではなく車のオドメーター(odometer/走行距離計)である。偶々、自宅近くの駐車場に止める直前にキリ番になったので、駐車場で記念写真。確か10000を差したときは高速道路を走行中だった。

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December 07, 2006

スパムメール-2

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と云うことでスパムメールはサーバーで削除するように設定したのだが、所謂フリーメール系の"yahoo.co.jp"から届くスパムも沢山あるのでこれも"Deleted"に振り分けていた。しかし、間違えて用件のメールも削除していたようなので新たに"Spam"のフォルダーを作成してそこに振り分けるようにして、チェックしてから纏めて削除することにした。これでメーラーはサーバーの"Main"フォルダーにあるメールだけを拾ってくるようになったのだが、しかしそれでもフィルタリングをすり抜けてくるスパムもまだあり、結局はイタチごっこなのである。てことで一日、100通もえろエロなスパムが届くのである。やれやれ。

Posted by S.Igarashi at 10:23 AM | コメント (2)

December 05, 2006

TOTAN GALLERY 二つの展覧会

TotanG061210a.jpg阿佐ケ谷テラスハウスTOTAN GALLERYから二つの展覧会の案内状が届いた。
一枚は12月10日から、日常生活をテーマに、トタンによる彫刻作品をつくる元木孝美『日彫展』
オープニングは「3時のおやつ」パーティとか。

TotanG070107a.jpgそして、もう一枚は来年の1月7(日)からは阿部岳史「GHOSTS−幽霊たち−」(彫刻家・インスタレーション)

December 02, 2006

八王子で玉子焼き

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てことで玉井さんにならい、王子ならぬ八王子で玉子焼きを作ってみた。

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玉子焼きは三温糖、味醂、薄口醤油による味付けで、当然辛口でなく甘口なのだ。隣は里芋、蛸、隠元の煮物。

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December 01, 2006

From Itabashi to Hakusan

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突然、玉井さんの第四回アースダイビング:王子の玉子に乱入した古山君が昨年、街歩きしたときの記録である。ルートマップは明治時代の地形図を元にしている。こーゆー事は彼は得意であるが、駅名を書き間違えたりのポカもある。しかし、玉子焼のエントリーにタクアンとはまるで「長屋の花見」である。

Posted by S.Igarashi at 10:30 AM | コメント (3)