February 26, 2011

倉敷雛めぐり 旅するおひなさま

Mitsuko Onodera Exhibition
倉敷雛めぐり 旅するおひなさま
2011/2/26~3/13
夢空間はしまや
倉敷市東町1番20号
TEL&FAX:086-422-2564
「倉敷雛めぐり 旅するおひなさま展」会場風景
Blog:ONE DAYのkadoorie-aveさんことイラストレーター・小野寺光子さんの個展が今週末から二週間程、ひなまつりをテーマに倉敷で開かれます。お近くの方は是非...
そういえば、倉敷には30年以上前に一度行ったきり...


大きな地図で見る

と云うことで、会場の番地をGoogleMapで検索してStreetviewで見ると道路に面した古民家は改修工事の真っ最中の様です。その古民家からスタートしてStreetviewでぶらぶらとアイビースクエアの前を通り、川筋の歴史保存地区を眺め大原美術館の前まで、カロリー消費ゼロのヴァーチャル散歩を洒落ました。倉敷に行ったのは1978年頃のこと、町で見掛けた観光ポスターが良かったので丹下健三設計の旧市庁舎(現美術館)の観光課まで行き、ずうずうしくも「観光ポスターを下さい。」と言って貰ってきました。(一応、書類に掲示場所とか住所氏名に必要事項等を書かされましたが...)観光ポスターは歴史保存地区を宮脇檀研究室がデザインサーヴェイして作成した立面図を用いたもので、銀の地に立面図と写真を組み合わせたもので全紙四枚綴りでした...観光課の要望に従い事務所の人目に触れるところに張っておきましたが...それから...う〜ん。

Posted by S.Igarashi at 10:50 AM | コメント (0)

February 25, 2011

全貌ウィキリークス

全貌ウィキリークス
早川書房刊
書籍版1890円、Voyager Store:電子版800円
ウィキリークスの情報開示報道に協力した独・シュピーゲル誌の二人の記者によるウィキリークス創始者で、或る意味に於いて時代の寵児と呼ぶに相応しいジュリアン・アサンジの伝記『全貌ウィキリークス』を発行日の2月10日にVoyager StoreからiPadにダウンロード購入した。
そして本書の国内発売に合わせたかのようにウィキリークスのNo.2でアサンジと袂を別ったドイツ人ハッカーのダニエル・ドムシャイト-ベルグ が書いた暴露本「ウィキリークスの内幕」の記者発表が翌日の国内メディアに一斉に掲載されていた。米軍の機密情報の公開方法を巡る二人の確執は本書にも書かれている事で周知の事実の様であるが、米国追従型談合メディアは相も変わらずハニートラップ疑惑付き下半身スキャンダルの容疑者としてのアサンジしか報道対象としていないのが...米国保守メディアと同じでなんだかである。豪州のアナーキーなハッカーと云う認識が一般的と思えるジュリアン・アサンジだが、その生い立ちを知ると...成程と、ダニエル・ドムシャイト-ベルグとの確執が起きても当然と思える。そしてパーソナル・コンピュータの黎明期と共に少年時代を過しハッカーと成長したアサンジがウィキリークスを創設したのも自然な流れだろう。もしも、アサンジがやらなくても他の誰かがウィキリークスを創ったのではないだろうか、その意味で彼は時代が生んだ寵児なのであろう。
追記:コラテラル・マダー へのリンク等追加

内容:


上図:第四章の『コラテラル・マダー (Collateral Murder)』イラク民間人爆撃ビデオ

民は之に由らしむべし之を知らしむべからず
日本に限らず程度の差こそあれ...為政者は...似たようなものであるが...それもネットの力で...新たな局面を迎えていることは間違いない。ウィキリークスがその魁であってもデジタルデバイドによって情報から排除される人々の存在も少なくない...それも現実だ。
我々は新たにネットを含めてメディア・リテラシーの能力が必要とされている時代に居ることを認識しなければいけない。

Posted by S.Igarashi at 10:28 AM | コメント (0)

February 18, 2011

iOS4.2の目立たない改善...

iPadOS-4.2.1.jpgあまりにも目立たない改善点なので見逃してしまうことだが、たぶん"iOS4.2"からだろう。iPadをMacに接続してiTunesと同期している時でもバッテリーチャージが行われる様になっていた。まぁバッテリーチャージの選択肢が増えたということで...

Posted by S.Igarashi at 02:22 PM | コメント (0)

February 13, 2011

映画「巴里のアメリカ人」の楽しみ方...


ガーシュイン(George Gershwin)作曲の交響詩An American in Parisを元に作られた1951年制作の映画「巴里のアメリカ人」をiTunesStoreからレンタルした。ジーン・ケリー(Gene Kelly)出演のミュージカル映画と云う程度の知識しかなく、タモリほどミュージカル・アレルギーは強くはないが好んで見るジャンルではなかった。この手の映画はリアリティを求めても仕方ない。子供達が巴里っ子でなく、ヤンキー丸出しにしか見えなくても、突然、野郎同士三人が顔を寄せ"'S Wonderful"を唄うのも、ジーン・ケリーがモンマルトルの町中でタップダンスを踊るのも、その虚構性を面白がらなければいけない。どことなく「はしのえみ」に似たパリジェンヌ・Liseに失恋した主人公"Jerry Mulligan"の妄想シーンがこの映画のハイライトで"An American in Paris"が全曲通して演奏されジーン・ケリーの振り付けでフィナーレを飾るのだが、その書き割りがRaoul Dufyの絵画をモチーフにしているとは思いもよらなかった。モチーフに使われているのは"Dufy"だけに留まらず...


"Utrillo"に日曜画家"Rousseau"も


そしてムーラン・ルージュらしきキャバレーには"Lautrec"の姿も...他の場面では遠景にゴッホのペインティングタッチによるモチーフがあったりとか...名画を探す楽しみも隠されている。

この映画を観てMichael Jacksonのズボンの丈はGene Kellyへのリスペクトではないだろうかと思えるのだが...恐らくMJはビデオテープが擦り切れるほど...この映画を研究している筈である。この映画も60年前のものだが...未だ見ていない昔の映画を探しだすのも....よいものだ。

と云うことで色々な楽しみ方のできる映画「巴里のアメリカ人」について制作に関わったスタッフとキャストがコメントを述べている映像をYouTubeで....先ずは視聴から...
YouTube:Gene Kelly : making of An American in Paris(8:12)

"'S Wonderful"をはじめとするガーシュイン作曲のスタンダードが収められたコンピレーションアルバムなら"The Complete Gershwin Songbooks"が御奨め。

Posted by S.Igarashi at 11:45 AM | コメント (4) | トラックバック

February 12, 2011

予知されていたエジプト革命...

昨日(2/11)の東京新聞朝刊・国際面にアレクサンドリア発の特派員記事『サイードがエジプトを目覚めさせた』の見出しが目に付いた。一瞬、E.W.サイードの事かと思ったが、2010年6月6日地中海に面した古都アレクサンドリアで起きた青年殴打殺害事件・被害者の若者の事であった。その「ハリード・サイード(Khalid Saeed)」でネット検索すると日本イスラム連盟のサイトがリストアップされた。日本イスラム連盟の7月3日のコラムにはハーリド・サイードはエジプト革命のシンボルになるのかと今日の状況を予言するかのような内容であった。更にYouTubeで検索すると、その青年殴打殺害事件を伝えるTV放送の映像がリストアップされた。言葉は解らないが近親者の悲しみ怒り憤りは充分に伝わってくる。更に撲殺された顔面と生前の顔が並列された映像が悲惨さを伝える。こうした情報は親米NHKのニュースを見ていても伝わって来ることはない。

追記:7時のNHKニュースは相変わらずチュニジア革命からの連鎖とインターネットとの関連付けだけ、夕方のTBSの報道特集ではハーリド・サイード殴打殺害事件との関連付けをしていた。金平茂紀が報道の現場に戻って...TBSは変われるだろうか。

追記:「All about FIFI」エジプトの夜明け〜明日への一歩

Posted by S.Igarashi at 02:22 PM | コメント (1)

February 07, 2011

ブラタモ効果...

shinjykukohoVideo.jpg

久しぶりにアクセス解析を見ると二年前にエントリーした『真田濠』にアクセスが急増、Google検索でも二位となっている。どうやら2月3日のブラタモリ効果と思われる。昨日は長谷川順一氏からリンク承認のコメントが寄せられた。氏は江戸から東京への変遷をテーマとするブログ「葵から菊へ」を主宰しており、私と同じ二年前に東京新聞の記事に連動して真田濠をテーマとした記事をエントリーされていたのだ。そしてブラタモリ放映の翌日に動画「江戸城外堀ものがたり」をエントリーされていた。其処には新宿区の広報が制作した25分程の動画配信『歴史探訪 江戸城外堀ものがたり〜むかしといま〜』へのリンクが設けれていた。その映像を見ると...ブラタモリ第16回 江戸城 外堀をブラタモリの元ネタ...ではないかと思わせる。再放送が2月9日(水)【8日深夜】 午前1時05分 からあるようなので気になる方は明日の深夜にでも検証の程を...
そんな訳で長谷川氏からは『金沢市に転居してしましましたので「真田濠」復元の運動は出来なくなりました。貴兄に是非世論喚起をお願いしたいと思います。』と頼まれてしまったのだが...。まぁ...東京都の所有地であった「真田濠」を戦災復興期にGHQの指示により上智大学と借地契約が行われ、その期限が一昨年であったのだが、そのまま契約は更新され、上智大学による公有地「真田濠」の排他的独占使用権が継続された訳だが...先ずは排他的独占使用権を優先的使用権に変更して...段階的にでも都民に公開する位の度量を見せて欲しい気がする。それともバチカンに陳情に行くとか...。

Posted by S.Igarashi at 09:59 AM

February 05, 2011

"Moon Over Bourbon Street"を聴いていたら...


久しぶりにSting Live In Berlinの"Moon Over Bourbon Street"を聴いていたら...何故かクルト・ワイルに捧げたオムニバス盤のLost in The Stars : Music of Kurt Weill(邦題:クルト・ワイルの世界~星空に迷い込んだ男)を聴きたくなったが、既にCDも廃盤でマーケットプレイスの価格も高騰しているので、その代わりにSeptember Songs: The music of Kurt Weillをマーケットプレイスから購入した。まぁ、これも悪くはないが "Lost in The Stars"の方がミュージシャンも多彩で、アルバムの構成も優れているので再版されるのを期待したい。ところで"Moon Over Bourbon Street"の収められたStingの"The Dream of the Blue Turtles"も"Lost in The Stars : Music of Kurt Weill"も発売時期は1985年、"Lost in The Stars"でMack the Knifeを唄っているStingがKurt Weillからインスパイアーされて曲作りしても不思議な事でもない。
クルト・ワイルの曲は三文オペラの挿入歌をはじめてとしてジャズのスタンダードナンバーになっているモノも少なくない。その中でもMack the Knifeはエラも唄ってるし、ソニー・ロリンズも演奏していたりと...誰でも一度は耳にしているだろう。そういえばThe DoorsもKurt WeillのAlabama Songを唄っていたなぁ...。
Louis Armstrong - Mack the Knife
Sonny Rollins Quartet - Moritat
Sting - The Ballad of Mack the Knife
Sting - Moon over Bourbon street

Posted by S.Igarashi at 10:24 AM

February 04, 2011

立春

立春の今日、春を探しに丘陵を散策...雑木林の木々も芽吹く日に備えているよう...。
追記:そういえば、高尾山の南、神奈川の津久井方面の山並みから噴煙の様に...花粉が立ち上っているのが見えました。これも昨年の猛暑の影響でしょうか...

Posted by S.Igarashi at 09:48 PM | コメント (4)

February 03, 2011

東京今昔歩く地図帖

東京今昔歩く地図帖
彩色絵はがき、古写真、古地図でくらべる
学研ビジュアル新書
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副題の通り、彩色絵はがき、古写真、古地図で江戸東京の過去と現在の風景を見比べる本である。似たようなテーマによる書籍は今までもあったが、ポケットに入るハンディな新書は初めてかも知れない。それが長所でもあり、内容の薄さと云う欠点にもなる処が難しく、何処に行くにも持って出掛ける必携の書とは成りえないのが残念である。何れこうした類いの本は電子書籍に置換わる可能性が大きいと思える。

Posted by S.Igarashi at 11:05 AM | コメント (2)

February 01, 2011

黒い都知事 石原慎太郎

黒い都知事 石原慎太郎
記者クラブ制度に甘んじ、権力に阿るマスメディアしか存在しない国に住む我々はなんと不幸なのだろう。
本書で語られているのは特に目新しい事ではないが、関係者への取材を積み重ね事実を浮かび上がらせる、ジャーナリズムが本来持つべき地道な行動力によって得られたものであることは間違いないだろう。それは第1章で語られている大手ゼネコンとの癒着が故・新井将敬氏への人種差別的選挙妨害シール事件(参考文献・代議士の自決―新井将敬の真実)まで溯って追求されていることからも伺える。
石原都政の12年間とは何だったのか...都民はもう一度冷静に考え直す必要が求められている。それは彼の男根中心主義に根ざすキャラクターと失言・問題発言を批判するだけでなく、本書腰巻に書かれた事がより重要なのである。
追記豊洲新市場予定地液状化見学をさせない東京都

内容--------------------------------------------------------------
第1章 羽田空港国際線オープンの黒い霧
 国際線就航の背後で蠢いた黒い利権
 石原人脈「鹿島建設」と住吉会を結ぶ点と線
 D滑走路の工事でなぜ大量の「産廃」を投入した?
 …他

第2章 錬金術にまみれた「築地市場移転計画」の陰謀
 最大最悪の“土壌汚染地帯”に移転させたい“胸算用”
 基準値のなんと1000倍を超える発がん性物質を検出
 東京五輪招致との「抱き合わせ」計画
 …他

第3章 “石原一家”と闇の勢力に喰われた「新銀行東京」
 1000億円をドブに捨てた「石原銀行」
 「口利き案件リスト」の真相
 暴力団とタッグを組んで不正融資を仕組んだ元行員
 …他

第4章 幻の「東京五輪」で儲けまくった面々
 疑惑の明治神宮外苑再開発計画
 JOC理事・森喜朗元首相の暗躍
 大嘘だった「カネのかからないオリンピック」
 …他

第5章 「東京再開発」に蠢く土建バブルの亡霊
 森ビルと「マッカーサー道路」をめぐる利権話
 秋葉原再開発――鹿島建設の開発計画に合わせて都市計画が変更される
 鹿島と東京都政――ズブズブの関係の動かぬ証拠
 …他

第6章 東京のカネはオレのカネ!?――税金私物化の唖然
 画家としては無名の4男・延啓氏を重用しまくりの謎
 「聖域」だから許されるTWSの乱脈運営
 共産党都議団に暴露された「密室の宴会政治」
 …他

第7章 福祉絶望都市に栄える「強欲福祉ビジネス」
 都立病院たたき売りと石原都政の下心
 不透明な入札が目立った都立病院のPFI事業
 偽装請負がなければ成り立たなくなった病院
 …他
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参考

Posted by S.Igarashi at 02:02 PM | コメント (2)