フォトインタリオ展がJR高尾・北口近くのgoto. Room 18%で11/4まで開催されています。出品者は女子美アートセミナー・フォトインタリオ(写真凹版)講座受講生有志の皆様、アートを生業としない多様な職種と年齢層の人たちの作品です。(因みにアートセミナーは男性も受講できます。念の為...)
akiさんのエントリー「SONY HX300」と其処に寄せられたmasaさんのコメントを読み、この手の「なんちゃって…デジイチ」に興味が湧いてきた。一週間程迷った揚げ句、masaさん御推奨のLUMIX FZ200ではなく、新機種のLUMIX FZ70をポチってしまった。LUMIX FZ200の (Leicaレンズ/25mm-600mm/全域F2.8)も魅力的だが、FZ70 の60倍ズーム (20mm-1200mm)に魅かれてしまったのである。レンズはライカではないが、ライカのデジカメをOEM供給していたLUMIX(パナソニック)も一度は使ってみたいと考えていた。ミラーがないから、当然。光学式ファインダーでもない訳で「デジイチ」を偽装することもないのだが...「なんちゃて…デジイチ」にする理由はズームレンズを沈胴させるスペースが必要だからだろう。「デジイチ」ならばミラーが占めているスペースにズームレンズを納め、グリップを一体化したカメラ本体からは1200mmの望遠レンズが隠されているとは見えない。まぁ、コンパクト・デジカメではないのでボディが嵩張るのは我慢しなければならないが、爺には軽いことが何よりである。
と云うことで試し撮り、先ずは20mmの広角側で...
1200mmの望遠側で富士山の山頂を...
ついでに高尾山も…右側の二本の縦すじは..右がリフトで左がケーブルカー...
みなみ野の栃谷戸公園...
少し寄って...
更に寄り...ここまで寄ると手持ちでは些か...
全体的には青味がち…暗い処に露出が合わされ…若干、露光オーバーな印象なので…マニュアルを良く読んで…露出補正を必要する場合に備えねば...
FreeUpdateと云うことで昨夜はDownloadが集中していた所為か5.29GBのDLに時間が掛かり、今朝起きてからDLしたMavericksをインストールしたものの何故か失敗、ディスクを修復するようにとのアラートが表示されディスクユティリテイで修復して再度インストール...やれやれ疲れましたです。さて辞書でMavericksを調べると、複数形だから一匹狼ではなく異端者達か?…うーむ「Think Different.」とJobsへのオマージュかな...
例の踏切事故の件で安全対策はどうなっているのか、合理化と安全対策に名を借りた人減らしの為に死語と成りつつある踏切番をGoogle検索したら「添田唖蝉坊・ああ踏切番」が四番目にヒットした。2013年7月8日の東京新聞の記事はスルーしていたが、音源が有るのと無いのとは大違い、初めて聴く土取利行が唄う添田唖蝉坊・知道の演歌に引き込まれてしまった。それは70年代にフリージャズのドラマーとして富樫雅彦や豊住芳三郎らと並び、活動していたジャズミュージシャンの土取利行がスティックをバチと三味線に持ち替え唄う演歌とフリージャズの落差と... 立ち位置の共通点に引かれたのかもしれないし、映画「風立ちぬ」に描かれた世相と...現在の世相に共通する息苦しさが...添田唖蝉坊が唄った演歌の世界とシンクロしているのだろう...。土取利行は私と同世代、子供の頃に何かの機会でこれら演歌の幾つかを聴いた事がある最後の世代だろう。桃山晴衣と出逢ったことで、記憶が呼び覚まされたのかも知れない...飄々と唄う彼の演歌の軽さと重さ...に心意気を感じる。
土取利行の音楽世界
土取利行の明治大正演歌
青空文庫:乞はない乞食・添田唖蝉坊
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添田唖蝉坊・知道を演歌する:曲目リスト
ディスク:1
1. 拳骨節(明治25年)
2. チャクライ節(明治25年)
3. ストライキ節(東雲節:明治33年)
4. ラッパ節(明治36年)
5. 社会党ラッパ節(明治39年)
6. あきらめろ節(明治39年)
7. ああわからない(明治39年)
8. ああ金の世(明治39年)
9. ゼーゼー節(明治42年)
10. 思い草(明治43年)
11. むらさき節(明治44年)
12. 奈良丸くづし(明治45年)
13. マックロ節(大正3年)
14. カマヤセヌ節(大正3年)
15. 現代節(大正4年)
ディスク:2
1. 青島節(大正5年)
2. ノンキ節(大正6年)
3. ブラブラ節(大正6年)
4. ああ踏切番(大正8年)
5. 東京節(大正8年)
6. つばめ節(大正9年)
7. 虱の唄(大正11年)
8. 復興節(大正12年)
9. ストトン節(大正13年)
10. 月は無情(大正15年)
11. 恋を知る頃(大正期)
12. 生活戦線異常あり(昭和5年)
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以下・CD-ライナーノーツより引用
今、なぜ演歌なのか士取利行
演歌は明治20年頃、自由民権の思想を広めるために壮士が街角に立って唱いだした演説
の唄に始まる。壮士達は読売という、歌をうたいその歌詞を売ってメッセージを広める手
をとって国家に物申した。しかし、こうした壮上たちの売り物の反骨も逆に国威発揚のた
めに政府に利用されてしまうという結果を招くにいたる。これを察知したのが社会主義者
、堺利彦の影響を受けた唖蝉坊。彼はそこで従来の壮士たちの憤慨悲憤をぶちまける怒鳴
り演歌ではなく、市井の民衆の心に沁み入る風刺、諧謔に満ちた歌を多く作り出し、為政
者への強力な抗議メッセージとした。そこで民衆の心を唄で掴むために、日本人に馴染み
深い「三味線調」の節や調べを取り入れた替歌を作曲術の一つとする。「明治から大正へ
の流行調を大別すれば、三味線洲時代、朗詠時代、唱歌調時代、壮士節時代、浪花節節
影響時代、小唄時代。そしてそれ等の波動を表面に見せながら、然もその背後に流るる情調
は依然伝来の三味線調である。ここに国民性を見逃すことの出来ぬ理由がある」と唖蝉坊
は流行歌の変遷について述べている。実際に文明開化で日本は西洋近代の音楽教育を採り
いれたものの、地方の庶民は角付け、旅芸人、乞児、雑芸者の芸を楽しみ、唄者たちはま
さに「三味線調」の唄で喉を自慢していた。唖蝉坊演歌は都の唄だけでなくこうした各地
の俚謡や俗謡なども取り入れ、生きた唄のアンソロジーともなっていく。また鋭い批判に
満ちた歌詞を挿入するも、唄は民衆の心に沁み入るものでなければならないとする唖蝉坊
演歌が、こうして演歌の本流へとなっていったのである。桃山晴衣は三味線の弾き唄い、
語りの世界を追求してきた音楽家で、語り物・浄瑠璃を極めるために四世・宮薗千寿師の
内弟子となり奥義を修得したにもかかわらず、さらに民衆の流行歌に目を向け、中世の流
行歌「梁塵秘抄」と添田唖蝉坊・知道の演歌に注目していった。た。唖蝉坊の子息、添田知道
師との出会いで、桃山は実際に生きた演歌の歴史を知道師から学ぶ。知道帥は書生節とは
異なる桃山の演歌が気に入り、彼女を荒畑寒村氏の会に誘って演歌を披露させたりもした
。桃山が唖蝉坊演歌に魅かれたのは、彼が繊細な美声であったと聴かされたことにもあり
、大衆歌はガサツで声を張り上げ、やたらとコブシをまわすというイメージを払拭するか
のように彼女は自らの唄い方を築き上げていった。私が「演歌」を唄うのは、桃山と死の
際に交わした暗黙の約束につきる。桃山晴衣の世界は誰も真似できない経験に裏打ちされ
ている。演歌一つ取り上げてみても、実際に知道師から徹底的に学んできた。彼女が知道
師から演歌を学ぶ録音テープ耳を傾け、添田唖蝉坊・知道の書籍を読むに連れ、自ず
と彼女の三味線を手に唄いだしていた。唖蝉坊が演歌を始めたのは文明開化への転換期で
、西洋音楽を教育化する方針も打ち出され、元来の「三味線調」の音楽が疎外されだしも
した。しかし民衆の感性は即座に変わらない。演歌には日本人の奥深い節調が潜んでいる
。添田唖蝉坊は無伴奏歌手だったが、その後バイオリン演歌の時代が統き、歌謡曲にいた
ってピアノやギターなどの和声楽器が支配的になり唄がコードと機械リズム従属してしま
った今、添田唖蝉坊・知道の演歌から学ぶ事は多い。
ノンキ節(大正六年) 詞・曲/添田唖蝉坊学校の先生はえらいもんじゃそうな えらいからなんでも教えるそうな
教えりゃ生徒は無邪気なもので それもそうかと思うげな ア、ノンキだね成金という火事ドロの幻燈など見せて 貧民学校の先生が正直に働きゃみなこの通り
成功するんだと数えてる ア、ノンキだね貧乏でこそあれ日本人はエライ それに第一辛抱強い 天井知らずに物価はあがっても
湯なり粥なりすすって生きている ア、ノンキだね洋服着ようが靴をはこうが学問があるが 金がなきゃやっぱり貧乏だ 貧乏だ貧乏だその貧乏が
貧乏でもないよな顔をする ア、ノンキだねお花売る貴婦人はおナサケ深うて 貧乏人を救うのもお好きなら河原乞食もお好きじゃそうな
ほんに結構なお道楽 ア、ノンキだね万物の霊長がマッチ箱見たよな ケチな巣に住んでる威張ってる 暴風雨にぶっ飛ばされても
津波をくらっても天災じゃ仕方がないサですましてる ア、ノンキだね南京米くらって南京虫にくわれ 豚小屋みたいな家に住み 選挙椎さえ持たないくせに日本の国民だと威張ってる ア、ノンキだね
うんとしぼりとって泣かせておいて 目薬ほど出すのを慈善と申すげな なるほど慈善家は慈善をするがあとは見ぬふり知らぬふり ア、ノンキだね
二本ある腕は一本しかないがキンシクンショが胸にある 名誉だ名誉だ日本一だ
桃から生まれた桃太郎だ ア、ノンキだね膨張する膨張する国力が膨張する資本家の横暴が膨張するおれの嬶ァのお腹が膨張するいよいよ貧乏が膨張する ア、ノンキだね
96年前の演歌であるが、100年近く経っても何一つ変わっていないような...
Apple TVでiTunes FESTIVAL 2013のライブ映像を見終わってから、ここ最近、矢鱈とニュースサイトのバナー広告でも目に付く"Hulu"が気になりApple TVのトップ画面のアイコンをクリックしてみた。ネットかのら申込みは2週間無料とあるが、Apple TV からの申込みは一ヶ月無料らしく、料金もiTunesStoreから引き落とされるので「iTunes Cardクーポンキャンペーン」の時にiTunes Cardを買っておけば節約できそうだ。肝心なのはWi-Fi環境でのストリーミング配信の品質とコンテンツだろう。これは試してみないことには何とも...なので、一応無料期間と併せて二ヶ月くらい試してみることにした。コンテンツを視聴するのにMac、Apple TV、iPad、iPhone 等々、特定のデバイスに固定されないのも良い。
Wi-Fi環境でのストリーミング配信の品質は問題なかった。元々、テレビドラマは見ない方だが、ここ数年は全く見なくなり話題の「あまちゃん」も「半沢なんとか」も大河ドラマの「八重のなんとか」も何が何だか知らないのでドラマ好きな人とは話が噛みあわないのが難点。尤も成人してから見ていたテレビドラマは70年代の刑事コジャックとか、アイアンサイドとかペリーメイスンくらい、今でも見るのは一年に一度くらい放送する鬼平犯科帳くらい...。と云うことなので...BBCのドキュメンタリー番組やNational-Geographic-channelが見られるのは有難いかも...。見たいコンテンツはネットからマイリストに登録しておくのが便利だが...取り敢えず...昔...見逃した映画を探してみよう。しかし...iTunesStoreで借りた映画もレンタル期限間際で漸く観たりする為体なので...何時でも見られるとなると....どうなることやら。さてさて...