September 30, 2010

JAZZ名盤 999 BEST & MORE

The-Return-of-Art-Pepper.jpg

先日、CD-Shopに立ち寄った際、EMIによる「JAZZ名盤 999 BEST & MORE」シリーズが999円で発売されているのを見て、どんな物があるか...物色しながら...さて...これはCDを持っているのか...その記憶があやふやで...結局は何も買わずに店を後にした。新譜ならばそんな事はないが、昔々...LPで聴いていたアルバムは...後からCDを買ったことを...よく憶えていなかったりする。特に最近はCDを買ってもリッピングしてiTunesで聴く事が多く、LPジャケットを手に取り、ライナーノーツを読みながら聴く事もないので、その傾向が顕著である。そんな訳で昨日...メールマガジン『EMIミュージック・リリース情報』が届いたので、リリース情報とiTunesのLibraryを照らし合わせてから買うかどうか考えることにした。
JAZZ名盤 999 BEST & MORE」のキャンペーンに併せてiPhoneAppの「Best&More1」もリリース(無料)されている。ところでiPhoneに画面表示されたArt Pepperの'The Return of Art Pepper"は"CD"は10曲で999円だが"iTunesStore"では15曲で900円と格安となっている。まぁ...アトムにするかビットにするかは消費者の自由で選択肢が増えたことを素直に喜びたい。

Posted by S.Igarashi at 11:43 AM

September 24, 2010

東京時層地図

TokyoTLmap.jpg
この処、朝晩欠かさず上図のサイトをチェックしていたが、本日漸く、マッパーの聖地・日本地図センターによる東京時層地図がiPhoneAppとなってリリースされた。東京の地図を時間のレイヤーで表わす江戸・明治・現代の三層重ね地図等はPC版で既にあるが、これは明治初期の軍部による迅速測図から現代までの時代を9つのレイヤーで都市の様々な変遷を表わすものである。単なる地図好きの範疇を越え、近現代の政治・経済・文学を地勢から読み解く必須アイテムでもある。JEDiPhoneには必ずインストールしておくべきツールなのだ。因みにiPadではiPhoneAppを二倍モードの拡大鏡で見ることができ、ドットは荒れるが、それでもリーディンググラスが必要な世代には楽である。
追記:因みに『東京時層地図』の文明開化期で用いられている『五千分一東京図』は『図説・明治の地図で見る鹿鳴館時代の東京』の元になっている地図です。また二万分の1の迅速測図の複製は東京都だけで三万円程で日本地図センターから購入できます。

Posted by S.Igarashi at 10:08 AM | コメント (8)

September 22, 2010

Keith Jarrett At the Blue Note

明日から日本公演の始まる"Keith Jarrett Trio"であるが、それを記念してなのか定かではないがiTunesStoreで6枚組のアルバム・Keith Jarrett At the Blue Note - The Complete Recordingsが驚くようなお買い得価格で販売されている。ブルーノートでの3日間のライブは38曲合計7時間3分23秒の演奏である。因みにAmazonではこの値段...
Keith Jarrett At the Blue Note: The Complete Recordings


と云うことでブルーノート3日間のライブで全38曲を演奏し、同じ曲は二曲だけですから36の異なる曲を弾いた訳ですね。これは3日間ブルーノートに通い詰めた人もいるでしょう。明日からの日本公演で東京、神戸、横浜と全コンサートを聴きに行くタフな人はどの位いるのでしょうか。

考えてみると、もう40年以上に亘ってKeith Jarrett を聴いてきたことになる。それにベースのゲーリー・ピーコックは私が初めて聴いた外国人ジャズミュージシャンだった。彼が未だ日本に住んでいた頃の話。今は無き銀座のJunk、千疋屋の隣にあったビルの4階、菊地雅章のピアノ、村上寛のドラムのトリオによる演奏だった。1960年代末は世相も騒がしかったし、コルトレーンが亡くなったり、エルビン・ジョーンズもコカインか何かで捕まり日本国内の刑務所に服役...マイルスの日本公演も入国管理局の審査が降りず中止になったりとか...日本では...このまま永久に外国人ジャズミュージシャンによるジャズが聴けないじゃないかと...思ったりもした。
Keith Jarrettの招聘元の鯉沼ミュージックも前身のアイミュージックを鯉沼氏が立ち上げた時から知っている。(もちろん一方的だが...)青山通りと骨董通りの交差点のGSの隣にあった青山共同ビルの地下、原信夫とシャープ&フラッツの楽器置場に間借りしていた頃、電話予約したマッコイ・タイナーのチケットを取りに行った事がある。未だ電話予約が一般化していない頃、プレイガイドでチケットを買うのが普通だったが、駄目元で電話したら...「いいよ」...の返事。チケットを取りに行くと...まさかこんな所に...というような楽器置場を兼ねた倉庫の様な一室に鯉沼氏が一人ぽつねんと立っていた。ここはアイミュージックですか...と言うと。「そうだよ」の返事...電話予約した者と名前を告げ代金を支払いチケットを受け取ると...床に丸められたポスターが転がっているのが目に付いた。「これ貰っていいですか。」と訊ねると。「いいよ、持っていきな。」....何年か経ってから氏が日本橋の生まれと分かって...納得。
鯉沼さんにはサイト内のコラム"KOINUMA'S NOTE"を上梓して一冊の本にしてもらいたいと願っている。其処にはジャズや音楽に関する宝のような話が詰まっているに違いないのだが、江戸っ子のシャイな性分が...嫌なんだろうな。
"Keith Jarrett At the Blue Note"の"If I Were a Bell"を聴きながら...

Posted by S.Igarashi at 12:30 AM | コメント (9)

September 19, 2010

Apple iPad Dock Connector - VGA Adapter

Apple Store に注文したApple iPad Dock Connector to VGA Adapterが届いた。来月初め"iPad Night"を某所で行なうので、その前にアプリケーションとの対応性のテスティングをする為だ。実は先月、シンポジウムの講演をiPad だけで行なうつもりで散々なことになった人がいたので、事前に調べておかないと当日大変なことになると思ったからだ。一応、Apple StoreにもApple製アプリケーションでVGAディスプレイに表示できるAppはリストアップされているが、サードパーティについては『別途ご確認下さい。』とあるので、これは自分で確認しなければいけない。既にiPadでは埋込まれたpictのデータは表示しないことはKeynoteやPDFのリーダーで確認して了解済みである。TVのVGA端子にモニタで使っていたVGAケーブルを流用してiPadにつないでみた。商品説明の詳細に書かれている通りiPadのホーム画面の表示やミラーリングはできない。先ずはApple純正のKeynoteからビデオ、写真 (スライドショーの再生)、YouTubeを確認。そしてサードパーティAppを...端から試す。それで可能だったのが...『GoodReader for iPad』と『i文庫HD』である。両方とも常にAppStoreのトップ有料iPadAppのベスト3にランクされているもので流石だ。本家のiBookは外部モニタに対応してなくて『i文庫HD』が対応しているとは以外であった。

iPadの『i文庫HD』でVGA出力すると画面には頁は表れない。表示されたノンブルを目安に画面右上のアローボタンをタップして頁を捲る。

画面の拡大縮小にも対応している。iPadはワイヤードのリモコンとなりスクリーンをなぞると画面の位置が動く。

VGA出力のテレビモニタに拡大表示。

iPad対応のKeynoteでは画面表示可能な画像形式は限られる。1984年以来Mac標準のPict.Fileは残念ながら表示できないのでJepgに変換しないといけない。VGA出力でレーザーポインターが使えるのは良いかも。


GoodReader for iPadはVGA出力でもiPadの画面で拡大やスクロール等などをモニタできるのが良い。

Posted by S.Igarashi at 10:58 PM | コメント (0)

September 18, 2010

香港からの書留便...

昨日夕刻、家に帰ると郵便受けに留守中に届いた『郵便物等お預かりのお知らせ』が...香港から書留便である。再配達を頼むと時間の拘束を受けるので、夜の10時過ぎに八王子南郵便局まで取りに行った。書留便の中身はこれだ。実はiPhone3GをiOS4.1にしたらこんな風になってしまったのである。昨年、機種変更したときiPhone3Gで使っていたSIMをそのままiPhone3GSに換装して、SIM無しのiPhone3GがiTunesと同期がとれずアクティベーションが無効となってしまい、後で家電量販店でSIM無しのiPhone3Gをアクティベーションをしてもらったことがあるので、今回もiPhone3GSを買った家電量販店に持って行ったが、無駄足に終わり、akiさんに教えてもらった記事を参考に注文していたのであった。

と云うことで事の顛末をブツブツとTwitterしていたので...一部始終を。

『3GSに「iOS 4.1」(382.1MB)を光で20秒でDL 、今回はDLよりもインストールに時間を要した。前回見送ったSIM無し3GにもインストールしてSkype端末に転用するつもりなのだ。』8:18 AM Sep 9th

『SIM無し3Gを「iOS 4.1」にアップデートしたらアクティベーションがキャンセルされモノリスになってしまった。3GSのSIMを使っても駄目だ。SIMロックの弊害か。』9:21 AM Sep 9th

『そう、SIMを抜いた元iPhone3Gなのね。 RT @dehoudai: @JEDiPhone02 iPodTouchじゃなくて?』7:38 PM Sep 9th

『昨日深夜在庫があったのでモノリスとなったiPhone3GをiPodTouchにすべく「全てのiPhoneで使える!アクティベートカード」を香港に注文、さてさて、どうなることか。』2010年 9月 12日 0:12:52 PM

『landship @JEDiPhone02 …………おぉ、香港に…、楽しみ楽しみ……。』5days ago

『IM無しiPhone3G用にアクティベートカードを発注した香港のショップからメールあり。 「本日商品のほう発送完了いたしました。香港より航空書留便にてお送りいたしますので到着は7日間前後とお考えください。」』2010年 9月 13日 11:21:46 PM

『香港からの航空書留便が成田の税関を通過、無問題。』2010年 9月 16日 2:31:47 PM

『landship @JEDiPhone02 ……くっくっく……、待遠しい……ですね。』2:38 PM Sep 16th webから JEDiPhone02宛

『香港から取り寄せた"ACTIVATE SIM CARD" をiPhone3Gに装着、iTunesで同期し復元完了。やれやれ。』約9時間前 Tweetie for Macから

『landship @JEDiPhone02 ……へい。』約8時間前 webから JEDiPhone02宛

『dehoudai @JEDiPhone02 へいへい』about 4 hours ago mobile webから JEDiPhone02宛


自動的にアクティベーションはされ、コンピュータに保存してあるバックアップから復元。これが可能なのがiPhoneの優れた処ですね。

そして無事に復元。キャリアのSIMではなくアクティベーション専用なので電話番号はありません。Skypeのテストも成功しiPhone3Gは無事にSkype端末となりました。

因みにACTIVATE SIM CARDを購入した香港のショップはその名もズバリ『無問題

Posted by S.Igarashi at 09:59 AM | コメント (2)

September 15, 2010

Twitter for iPad

タイムライン・リスト中の文末が表示されない等の不具合もあったりとかでAppStoreでのカスタマレビューでは意見が分かれていたがiPadでのTwitterのブラウザは専らOsfoora-HDを横向き表示で使っていた。ところが純正のTwitter公式アプリが"Twitter for iPad"としてiPhoneだけでなくiPadにも正式対応された。"Twitter for iPad"は起動した時はタイムラインだけの表示で無愛想であるが、ツィートを選択するとハイパーリンクな構造を持っているのが良く解る。例えばハッシュタグが付けられたツィートならば、そのグループがリストアップされ、リンクされたサイトがあれば上図の様にウィンドウ内に表示される。もちろんYouTubeのMovieもそのまま表示される。まぁ...3G回線しか使えない場所ではOsfoora-HDも選択肢に入るが、ブロードバンドのWi-Fi環境なら"Twitter for iPad"で決まりである。そんな訳で「新しいTwitter」はiPadで既に体験できるのだ。
追記:Filpboardで見るTwitterも面白い。

Filpboardで見るTwitterもレイアウトの組み合せに意外性があって面白い。

ドムスの表紙に妹島さんが...(^_^;) 

Posted by S.Igarashi at 10:33 AM

September 12, 2010

Seventh anniversaries

と云うことで2003.9.11の翌日に最初のエントリーを公開して今日で七年が経った。この間、1987件のエントリーを公開、165件のエントリーは下書き乃至はタイトルだけで放置したままである。アクセスログの分析によれば当ブログに訪れて戴いた方々は延べにして2,455.640人となるが、恐らく検索ロボットによるアクセスも含まれているだろうから実数はそれよりも少ないものと思われる。ここ最近は書こうとしている内容が以前にも書いていないか、記憶が怪しいときは自分のブログを検索してからエントリーするよう心掛けているが、そのうち同じことを繰り返し書いてしまう気もする。まぁそれはそれで仕方ないだろう。

と云うことで一年毎のエントリーを並べてみた。2008年だけが9/12のエントリーがなく翌日分とした。
September 12, 2003:BLOG事始め
September 12, 2004:ブログな人
September 12, 2005:荒川放水路
September 12, 2006:Zollverein Mining Complex
September 12, 2007:ジョー・ザビヌルの死
September 13, 2008:iPhone Software 2.1update
September 12, 2009:天才はノラが好き...
まぁ、自分の興味の対象が良く解るのだ。
因みに私の駄文『台北蘋果紀行(Taipei Apple Tour)』は月毎のThe WebDruid 0.5.4による解析では2908回ダウンロードされていることになるが、これも『Top 10 of 6658 Total URLs By KBytes』だけしかリストアップされないので実数はこれよりも多いと思われる。

この様な馬鹿噺にお付合いして戴いている方々に感謝する日々でございます。m(__)m

Posted by S.Igarashi at 10:36 AM

September 07, 2010

GENIUSは何処に...

GENIUS-BAR.jpg
GENIUS BARに行ってきたが、結局の処、問題解決とはならなかった。まぁシステムにコンフリクトを起こした直接原因を探るのは途方もなく...時間が掛かりそうである。
事の発端は7月31日にiTunes 9.2.1、Magic Trackpad and Multi-Touch Updata 1.0、Safari 5.0.1をアップデートしてからMacBookProの調子が悪く、その症例はApplicationのウィンドウがアクティブの状態を維持できず、直ぐにファイダーに戻ってしまい、テキスト入力等の操作を受付ない状態になってしまったことにある。最初はアップデータに問題があるのだろうと、いずれバグフィックスされるものと高を括っていたが...どうもそうではなさそうである。その後、症例は出たり引っ込んだりで...暫く安定していたが、フレッツ光の工事が完了した9月4日にセキュリティアップデート 2010-005 - Snow Leopard 、iWork アップデート 9.0.4、Snow Leopard グラフィックスアップデート、等々をアップデートしたら再び症状が悪化してしまい、症状をネット検索しても原因が分からず...GENIUSの力を借りようと予約を入れてAppleStoreまで出向いたのであった。

予約時間の10分前にAppleStoreに着き、暫しGENIUS BARで待つこと予約時間を5分ほど過ぎたところで順番が廻って来た。バッグからMacBookProを取り出し起動する時、もしや症状が現れないかもと思ったらマーフィーの法則通り、症状が現れず。GENIUS BARのスタッフにあれこれと症状を説明し再起動すると症状が現れスタッフも納得、疑わしきシステム環境設定ファイルがないか見ると、Growlが怪しいのではと...云うことになったが...確かに64bitシステムの中の32bitのシステム環境設定ファイルがコンフリクトを起こしている可能性もありそうだが、機能を中止しても...相変わらず症状は治まらない。念の為にMac OS X v10.6.4 統合アップデートを行なっても変わらず、解決する手立てを失ったスタッフは...症状が治まっている頃合いを見計らって、新しいユーザーアカウントを設定してログインすることを提案する。新しいアカウントでログインするとシステムはユーザーカスタマイズされていないので症状は現れない。と云うことでMac OS X v10.6.4には問題がないと云うエクスキューズでGENIUS BARは一件落着なのだが、問題が解決した訳ではない。相談時間の目安15分を遙かにオーバーしていたので...ここは一先ず撤収して...次の人にBarCounterを譲ることにして...銀座を後に山里に...まぁBarCounterにGENIUSは居なかった...て事で...残念!

Posted by S.Igarashi at 11:20 PM | コメント (5) | トラックバック

September 04, 2010

ひかり...

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と云うことで本日午前中に『NTT東日本・フレッツ光』の工事が終わり、光速のブロードバンド環境が整った。ADSL回線の不具合から。この十日間程3G回線の"b-mobile WiFi"でネット接続していたので専らメールチェックとサイトの閲覧だけに留め、iPhoneAppやiPadAppのアップデートも控えていた。日本時間9月2日未明のApple Special Event, September 2010も3G回線ではフラストレーションが溜るだけなので早々に切り上げ、iTunes10へのアップデートもせずにいた。そんなこんなで溜っていたアップデートやポッドキャストの更新もひかりのスピードで数分で済んでしまった。90年代にISDNに切り替えた時、ISDNからADSLに切り替えた時、何れも体感的にはオンラインの拘束から逃れることはなかったけれど、ひかりはオンラインの感覚も消え、フツーにサーバーにアクセスしている様である。と...なると...G5からIntelMacへの誘惑が...

Posted by S.Igarashi at 06:12 PM | コメント (9)

September 02, 2010

Tamura Shigeru Flip Book

Tamura-Shigeru-Flip-Book.jpg

四年前にトムズボックスより発行された絵本作家・たむらしげるのFlip Book、つまりパラパラ漫画がiPhone Appになって戻ってきた。因みに印刷された三冊のFlip Bookは限定1000部で定価600円のコレクターアイテムとなっている。iPhone Appの方は引き続き英語、フランス語版がリリースされるとのこと...。

Star-Circus.jpg

iPhone Appにはリバースもあって、いわゆる逆回転もできる。しかしサウンドは無いのでiPodで手使海ユトロ作曲のサントラ盤「銀河の魚 URSA minor BLUE」を聴きながらパラパラ捲ると良いかも。

と云うことでリアルな三冊のFlip BookとiPhoneに二冊の豆本とあたしも手伝った『PLAN』もまぜてトムズボックス・ブラザーズの記念写真。

Posted by S.Igarashi at 04:46 PM | コメント (4)