と云うことで、昨日の午後、東京ステーションギャラリーの没後90年記念 岸田劉生展を観てから中央線特別快速で一路西方へ...八王子で下車、八日町の八王子夢美術館で素描礼讃 岸田劉生と木村荘八を...そんな訳で二つの展覧会を梯子した。
目的は《道路と土手と塀(切通之写生)》の確認と、以前、東京ステーションギャラリーの生誕120年 木村荘八 展を見損ねたので、是非とも墨東奇譚の挿絵も観たかったのだが、それも新聞小説を丁寧にスクラップしてあるノートも展示。
明治・大正・昭和と生きた木村荘八が昭和30年に描いた千住のお化け煙突...僅かに自分とも時代が重なる。
と云うことで、なんちゃって絵画探偵となり、先ずは時層地図から切り通しを検証...。
と云うことで時層地図にマークした処が《道路と土手と塀(切通之写生)》の場所なのだが、今回の展覧会には豊田市美術館が2005年に買い取ったとされている代々木附近 [1915年 (大正4)]も併せて展示されており、場所の特定を確かなものとしている。
GoogleのStreetviewで見ると左側のコンクリート塀と出入口は山内邸の時代の塀をそのまま流用しているものと思われる。
Posted by S.Igarashi at September 21, 2019 11:04 AM