March 30, 2012

港北からの夕景

昨日、IKEA港北店に行ってきましたが年度末だけあって国道16号は混雑、IKEA店内は春休みの所為なのか子供連れも多く...これまた混雑...駐車できたのは屋上...その御蔭で夕景に...飛行機雲が夕日に輝いて綺麗でした...


IKEA港北店から富士は大山(1252)と丹沢(1576)の間に見えるのですが、その標高差も距離で相殺される様です。

Posted by S.Igarashi at 11:04 AM | コメント (2)

March 28, 2012

地震・雷・火事・親父

昨日も東北地方で大きな地震があったが、この言葉は他の辞書でも同様に【世間でたいへん恐ろしいとされているものを、その順に並べていう言葉。】とされているが、考えてみると予知できず回避することも抗うことも出来ない自然災害から、予知可能、回避可能な災難と順に並んでいることが分かる。その筆頭が【地震】である。【雷】はどうだろう、雲行きが怪しくなったら安全な場所に避難することはできる。地震によって発生する津波は二番目の【雷】と同様に、地震が発生してから安全な場所に避難する可能性は残されている。【火事】の多くは人間による過失であるから日頃の心掛けにもよる。【親父】は或る意味、人間社会に於ける理不尽な支配の象徴であろう。3.11の未曾有の災害はこれらが一時に来てしまったということだろうが、困ったことに原子力村は未だに【親父】に支配されている。

Posted by S.Igarashi at 09:07 AM

March 27, 2012

説教強盗と学者...

3月20日付けの東京新聞コラム『筆洗』は服役後改心し、自分の犯した過ちに責任を感じ防犯活動へ転身した説教強盗の話しを例に挙げ、自身の過ちを負うことのない責任を忘れた原子力ムラの官僚や学者を批判している。
 件の説教強盗であるが小菅刑務所に服役しているとき同じ房に社会学者の河上肇が思想犯として服役、日常生活では出逢うこともない強盗と学者の二人が同じ獄舎で寝食を共にしていた。兄によるとこの話しは母が直に河上肇から聞いていたそうである。河上肇が刑期を終えてから京都に戻るまでの数年間、中野の落合界隈に居を構えていた時期に、朝日新聞に掲載された女中募集の求人広告を見て娘時代の母が訪ねていった。河上博士(母はそう呼んでいた。)は母を見て、とても女中(お手伝いさんと言い換えられたのは昭和30年代)には向いていないと、梅田町の家までわざわざ断りに来たそうだが...どうしても働きたいと言う母の我儘を聞き入れ、お茶汲みに置いてくれたそうである。母が語る博士は穏やかで優しく、書斎に入りきれない文藝書の類いは玄関廻りに置いて有り、「ここに置いてある本は好きに読んで良いからね。」と言われていたという。そうした中、仕事の合間の息抜きに母を相手に牢獄での説教強盗との交流を話してくれたのだろう。説教強盗の話しは面白かったらしく、何度も母は博士にその話しの続きを聞きたいとねだったらしい。

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March 22, 2012

ワープする空間...


iTunesStoreでレンタル開始された『人のセックスを笑うな』を借りて観た。映画の中の美術学校のロケ地になったのはここの杉並キャンパスですが、場所の設定は北関東らしく、ロケは桐生市や深谷市でも行なわれたようです。エンドロールのタイトルバックにも使われている校舎屋上は北関東にある建物のようで...地元の人なら山並みで何処か分かると思いますが...映画の屋上と校庭とは異次元をワープして同一空間となっているようです。美術学校のロケ地は映画のタイトルもあって難航したようで...軒並み断られ...最後で望みの綱が繋がったようです。従って場所の設定から、大学周辺とか校門とか...どう見ても北関東らしくない場所は撮影されてません。恐らく打診して断られた筈と思いますが...、風景やら地形などから判断すると...この映画のロケ地として相応しいのは図書館が建つ前の多摩美の八王子キャンパスでしょうね。因みに画面の校舎は既に耐震建替工事で撤去され現在は駐輪場に駐車場と広場になっています。
映画は、最近の漫画のコマ割りの影響か矢鱈とカット割りを多用するテレビドラマや商業映画とは真逆に、芝居臭さを極力消した台詞廻しとか、ワンシーン・ワンカットの長回しとか、この2時間17分の映画はマシンガン的な演出手法に慣らされた観客から見ると退屈極まりないものかも知れませんが...リアルな時間の流れは...もっとゆっくりしたものでしょう...。

Posted by S.Igarashi at 11:01 AM | コメント (4)

March 21, 2012

a cloud dragon

3月18日のこの日、八王子JCTから見た市内方面の曇天の空です。何となく雲が龍の尾の様に見えたのでデジカメに撮って、後から妄想力を働かせて映像を見ると右端の雲が振向いている竜頭に見えないこともないようです。もしかすると、これは国立博物館で20日から開催された『ボストン美術館 日本美術の至宝』で初公開される曽我蕭白の雲龍図のパブリシティーなのかも...。

と云うことで、こちらは翌日の19日、京王線高尾駅からiPhone4Sで撮影した雲龍図?その1

こちらは初沢城趾の上にかかる雲龍図?その2
それとも、ネバーエンディングストーリーのファルコンでしょうか?

Posted by S.Igarashi at 09:33 AM | コメント (5)

March 18, 2012

力づく...

四年前の2008年2月21日にエントリーした南浅川町に今月の25日に開通する高尾山ICと八王子JCT間の高尾山トンネルを見てきました。印象として、政治的にも土木工事的にも力づくで、住民や自然をねじ伏せて既成事実を作り上げてしまう様は、原発行政と似たものがあるようです。それにしても大垂水峠へ向かう街道上に唐突に現れる高尾山ICの出入口ですが、国道20号線と八王子南バイパスとは信号による平面交差となります。杞憂でしょうが出入口付近の事故や渋滞の発生が気になります。御為ごかしか、ガードレールに使われている防腐処理された間伐材?らしき削り丸太は何を意味するのでしょう。

接続道路との高低差を解消するにはランプはより大きくなります。

2008年2月に工事事務所に置いて有った高尾山ICの完成模型と国土交通省関東地方整備局・相武国道事務所・発行の高尾山IC開通プレスリリースに掲載されている高尾山IC付近の航空写真を比較すると、城山八王子トンネル入り口の崩落現場が工事中断し、下り線の南浅川トンネルと高尾山トンネルの間にシェルターが新たに設けられたことが分かる。

3.11東日本大震災による仮称・城山八王子トンネル上り車線入り口部分の崩落現場、法面の改修工事が終り、来月からトンネル工事を再開するらしい。ここは確か2008年夏の集中豪雨でも崩落したと伝え聞いている。(此の時は京王高尾線のトンネル出口付近で山肌が崩落し、トンネル出口を塞いだ。)

国道20号線より城山八王子トンネル入り口付近を見る。(2008年2月)
恐らく、トンネル上部のこの植樹された針葉樹林が2008年夏の集中豪雨で滑落し、3.11で再び緩んでいた地盤が崩落したのではないでしょうか、広葉樹林と違って針葉樹林は下草も生えず、保水力も弱く表土が崩れやすいですからね...。

国道20号線より工事中断している城山八王子トンネル入り口付近を見る。(2012年3月)

因みに城山八王子トンネル以南の圏央道の神奈川県内は城山ダムと津久井湖を避けて、相模川の河岸段丘に沿って南下し海老名JCTで東名に接続し、茅ヶ崎で新湘南バイパスに繋がるようです。

Posted by S.Igarashi at 09:04 PM | コメント (4) | トラックバック

March 15, 2012

East i-E

昨日、確定申告を提出に八王子税務署に行った帰り、八王子駅に見馴れない車両が停まっていた。念の為にiPhone4Sを取り出し写真を撮ろうとすると動き出した。何かの試験車両だとは思っていたが肉眼では識別できず、画像をiMacに取込み車両に描かれたロゴを拡大し、Google検索した結果『East i-E』だと判明。税務署への近道でもある南口再開発ビル2階通路は鉄ちゃん向きかも...。

Posted by S.Igarashi at 03:46 PM | コメント (6)

March 12, 2012

原発危機と「東大話法」

原発危機と「東大話法」
―傍観者の論理・欺瞞の言語―明石書店・刊
2月25日の東京新聞・こちら特報部の特集記事『原子力ムラでまん延「東大話法」安冨歩・東大教授に聞く』で知って、Amazonから購入したのが本書である。Wikipediaから東大話法の規則一覧を一読すると...何人かの顔が思い浮かび...そういえば...と思い当たる節があるでしょう...。
この話法は悪質なウィルスの如く、東大に限らず、教育者、官僚、政治家、財界人、中間管理職、メディア、広告代理店、等々に広く蔓延しているようで、最終的には『思考停止』に至るようです。

内容
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第1章 事実からの逃走
燃焼と核反応と/魔法のヤカン/名を正す/学者による欺瞞の蔓延--経済学の場合/名を正した学者の系譜/武谷三男の「がまん量」/高木仁三郎・市民科学者/小出裕章と「熊取六人組」/玄海原発プルサーマル計画をめぐる詭弁との戦い

第2章 香山リカ氏の「小出現象」論
香山氏の記事の出現/原発をネットで論じてる人々の像/ニートや引きこもりの「神」/仮面ライダー・小出裕章/小出裕章=「ネオ麦茶」説
「原発問題=新世紀エバンゲリオン」説/インターネットの意味/関所資本主義の終焉/お詫びのフリ/真理の探求へ/真理の探求からの逃避/香山氏はなぜこの文章を書いてしまったのか

第3章「東大文化」と「東大話法」
不誠実・バランス感覚・高速事務処理能力/東大関係者の「東大話法」/東大工学部の『震災後の工学は何を目指すのか』/東大原子力の「我が国は」思想/工学研究の「計画立案」/東大原子力文書の「東大話法規則」による解釈/傍観者/池田信夫氏の原発についての見解
池田信夫の「東大話法」その1〜6/鈴木篤之の「東大話法」/東大話法の一般性

第4章「役」と「立場」の日本社会
「東大話法」を見抜くことの意味/「立場」の歴史/夏目漱石の「立場」
/沖縄戦死者の「立場」/日本版プラトニズムとしての「立場」/職→役→立場/原子力御用学者の「役」と「立場」/天下りのための原子力/福島の人々が逃げない理由

第5章 不条理から解き放たれるために
原発に反対する人がオカルトに惹かれる理由/槌田敦のエントロピー論
/化石燃料と原子力/地球温暖化/出してはならないもの/人間活動の生態系人間の破壊/熱力学第二法則と人類の未来/原子力のオカルト性/「日本ブランド」の回復へ
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そういえば、下記の人は『第4章「役」と「立場」の日本社会』を地で行く人のようで、長崎と福島では言うことが違いすぎますね。
山下俊一・長崎大学教授が『ベラルーシで被ばく時年齢0から15歳未満の甲状腺がん手術数が激増している』と解説

Posted by S.Igarashi at 10:31 AM | コメント (5)

March 07, 2012

東京人 2012.04

東京人の4月号は特集・ニヤリと笑い、世相をうがつ『川柳』
と云うことで...表紙にニヤリとし...半藤一利の『昭和史のなかの川柳 諸共と思へばいとしこのしらみ 昭和元年〜20年』を立ち読み、阿部定事件の川柳にクスリ...特攻隊員、魂の告発の川柳にハラリ...と、そのままレジに...
ブラタモリ・吉原編に登場した、あのカルイ感じの校長先生も『十七文字で歩く吉原案内』を書いている。最初はやはり猪牙船をよんだ川柳からだ。疲れた脳ミソをリフレッシュするには最適な一冊の雑誌だろう。
他に陣内秀信×三浦展の対談・『中央線がなかった時代』も興味深い。

Posted by S.Igarashi at 10:51 AM

March 05, 2012

著作隣接権の保護期間を過ぎた録音物が...


先のエントリーで書いたようにSony Music系レーベルの洋楽がiTunesStoreにラインナップされたことで、2009年12月28日のエントリー「著作権切れ...?」で取上げた際、音楽業界に詳しいM.Niijimaさんに教えてもらった「著作隣接権の保護期間を過ぎた録音物」から借用したアルバムと、CBSレーベルのオリジナルアルバムがこうして並ぶことになった。どれがオリジナルかはジャケットデザインの質で分かると思いますが、特に酷いのが右上のアルバムでMilesのNEFERTITIのアルバムジャケット写真をそのままパクってますが、何だかですね...。


The Dave Brubeck QuartetのTime Outはオリジナルジャケットに使われた抽象画をそのままパクっていますが、これもデザインも色合も貧相でいけませんですね。LP時代は雑音の混ざるラジオ放送やマニアが録音したジャズクラブでの音源から作られた海賊盤が、それなりに輸入されていましたが...そうした後ろめたさの有る禁制品とは異なり...デジタル時代の安易なフェイクは...あっけらかんとしたものであります。

Posted by S.Igarashi at 04:01 PM | コメント (2)

March 01, 2012

Sony Music in iTunesStore


1970年代のBitches Brewや1950年代の'Round About Midnight等、Miles Davisの主要なアルバムを占める米CBS時代の音源が静かにiTunesStore-Japanにラインアップされています。これらのアルバムは米国では2003年10月にiTunesStoreが立ち上った時からラインアップされていましたが、日本ではCBSの音源を管理するSony Music Entertainment Inc.やSONY BMG MUSIC ENTERTAINMENTとAppleとの交渉が座礁したまま...2005年8月にiTunes Music Store Japanがオープン...その後、他の主要レーベルを抱えるEMIやUNIVERSAL MUSIC等が音源を提供して...残る主要レーベルはSONY系列だけでした。それが...漸く2012年にSony Musicがラインアップと云うことで...本体のSONYのお家の事情もあるのでしょうか...あまり騒ぎ立てないのは...国内録音盤は含まれていない事もあるようですね。ともあれ、衝撃のWeather Reportのデビューアルバムや、Herbie HancockのHead Hunters等、1970年代を代表するアルバムのさわりだけでも試聴できるようになったのは喜ばしい。他にジョブズが影響受けたBob Dylanとか、Simon & Garfunkel、Blood, Sweat & Tears、Wynton Marsalis、等々のCBS時代のアルバムも...あの人のこのジャケットも...

Posted by S.Igarashi at 01:56 PM | コメント (0)