東京アメッシュによる昨日の午後二時十五分の降雨範囲を示すiPadの画面ですが.........八王子南西部で二時前から三時過ぎまで降った俄雨は気象庁の八王子アメダスの公式記録は午後2時台で、なんと降雨量1mmでした。それもその筈でAMeDAS-Hachiojiの位置は八王子市役所・北東の浅川近くにあります。上記東京アメッシュの地図の文字「八王子市」の中心が市役所の位置ですから、この時間には既に雨は降っていないようです。
と云うことで、局地的に集中豪雨を浴びても...情報が限られ、どのくらいの降雨量だったのかも分からない。
上:昨日の八王子の14時15分から15時10分までの降雨
下:昨日の八王子の観測データ
午前中、八王子南郵便局からの帰り、工事途中の八王子南バイパスの西行き正面に富士が...この季節にしてははっきりと見えたので、栃谷戸公園に立ち寄り車を止め、展望台からiPhoneで撮影。みなみ野の開発で、七国峠に通じる、この公園付近の鎌倉古道は消えてしまったが、この風景から人工物を消し去れば古の人々が見た風景とそれほど変らない筈だ。もちろん人工的に発生した飛行機雲も消し去った方が良いだろう。
水仕事をしていると台所の窓から山桜の花びらが舞い落ちるのが見えた。昼食後の腹ごなしに裏山から初沢城跡まで往復小一時間弱の散歩...去年よりも一週間程度...春がゆっくりです。山道の脇では控えめにミツバツツジも咲いていた。
今年は昨年よりも開花が遅れ、未だ満開とはなっていないようです。私もインフルエンザでダウンしていたので例年の様に開花ウォッチングすることもなく今日が初めてでした。昨日は高尾山の貫首様も花見に訪れていたようです。
ちょっと裏山まで散歩、新緑に山桜の花と葉が彩りを添えてます。夏場は緑一色となる雑木林のもこの季節は水彩画の様に微妙な色彩の重なりが愉しめます。
と云うことで樹齢250年を越える老木故に昨年よりも今年は花を付けない枝が多く見られ、花の季節が終わったら大規模な延命治療が待っている様です。また、高楽寺の裏山の旧道に抜ける嘗ての里道だった赤道の土手にはカタクリの花も咲いてました。
因みに本日の東京新聞朝刊多摩版にも高楽寺の枝垂れ桜が大きく扱われています。
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関連:ブログを始めた半年後からの「高楽寺の枝垂れ桜」に関する記事。
March 27, 2004・高楽寺の枝垂れ桜
April 01, 2006・Sakura
March 26, 2008・福楽会の...
March 24, 2009・三分咲き...
April 05, 2011・高楽寺の枝垂れ桜 2011
April 08, 2012・改訂:高楽寺の枝垂れ桜 2012
April 12, 2012・福楽の桜
March 18, 2013・高楽寺の枝垂れ桜 2013
March 21, 2013・続・高楽寺の枝垂れ桜 2013
March 26, 2013・続々・高楽寺の枝垂れ桜 2013
March 26, 2014・2014・春
April 04, 2014・高楽寺の枝垂れ桜 2014
March 26, 2015・高楽寺の枝垂れ桜 2015
March 30, 2015・高楽寺の枝垂れ桜 2015-その2
March 23, 2016・高楽寺の枝垂れ桜 2016
横着を決めて木下沢梅林まで歩かずに車で様子を見てきた。花の盛りは過ぎ、そろそろ散り始めかな…因みに梅林は日曜日まで開放。昼間は下弦だが夜には上弦となる月がうっすらと写り込んでいた。
一昨年の3月26日は早くも散り始めた高楽寺の枝垂れ桜でしたが、昨年は二月の大雪の影響か3月26日は蕾も固く、咲き揃ったのは四月になってからでした。今年はどうやら咲き始めた様子、週末は七分咲きくらいになるでしょうか。
16号線の御殿峠から脇道に入り鑓水を抜けて南大沢の法務局へ…用事を済ませての帰り道、路肩に車を停めiPhoneで山里の早春をパチリ...此の辺りは幕末にベアトも訪れている。
台風一過…と云うことで朝から快晴であります。本来ならば今日は専門学校への出講日なのですが、昨日夕方に『10月14日は午前中休校とする』のメールを戴き、ならばと今朝は裏山の初沢山の尾根に登り、台風の爪痕を…と…見て回りましたが...それらしきものは見当たりませんでした。事前にNASAの撮影したこんな「台風の目」を見せられていたからでしょうか…肩透かしを喰らった感が有りますね。そんなことで山里から見た高さ634mの電波塔ですが...。
肉眼では何処に在るのか直ぐには見つかりません。
台風一過の時は筑波山のツインピークスも見えます。
そんな訳で高さ634mの電波塔よりも低い高さ599mの高尾山です。わたしらガキの頃、高尾山は600mあったのですが、いつの間にか背が低くなりました。
車で出掛けようとしたら、何か良い香りが漂ってくる。ジャスミンの香りだ。見れば春先に咲く山藤の木の下に蔓性植物の白い花が咲いている。そういえば高尾駅まで歩いて行く途中にこの花を生垣にしている家がある。去年まではここに咲いてなかったから、何処からか、風に乗ってか、昆虫か鳥が種か何かを運んできたのかも知れない。帰ってからネットで調べると羽衣素馨(ハゴロモジャスミン Pink Jasmine、Jasminum polyanthum))らしいが…さて、どうだろうか。
と…疑問を抱いていたら…Facebook経由で友達の専門家から、それはセンニンソウ(仙人草、学名 Clematis terniflora)と教えてもらった。有難い。
追記:なんと、ジャングルと化した家の庭にも咲いていた。ズームインにて確かにセンニンソウと確認。
車で出掛けようとしたら、何か良い香りが漂ってくる。ジャスミンの香りだ。見れば春先に咲く山藤の木の下に蔓性植物の白い花が咲いている。そういえば高尾駅まで歩いて行く途中にこの花を生垣にしている家がある。去年まではここに咲いてなかったから、何処からか、風に乗ってか、昆虫か鳥が種か何かを運んできたのかも知れない。帰ってからネットで調べると羽衣素馨(ハゴロモジャスミン Pink Jasmine、Jasminum polyanthum))らしいが…さて、どうだろうか。
と…疑問を抱いていたら…Facebook経由で友達の専門家から、それはセンニンソウ(仙人草、学名 Clematis terniflora)と教えてもらった。有難い。
追記:なんと、ジャングルと化した家の庭にも咲いていた。ズームインにて確かにセンニンソウと確認。
上記画面は昨年末に放送されたタモリ倶楽部『哀愁ネーム雑草図鑑』で紹介されたアメリカ雑草学会による定義であるが、これにはタモリも呆れて如何にもアメリカらしいと感想を述べていた。この定義を読むと殲滅・排除すべき対象として『米国富裕層の活動と幸福・繁栄に対して、これに逆らったり、妨害したりする全ての貧民』と言い換えられるし『キリスト教原理主義の活動と幸福・繁栄に対して、これに逆らったり、妨害したりする全ての宗教とその信者』とも言い換えられる。オバマが就任演説でアメリカ先住民族に一言も触れず棄民としたこともこの定義に従ったものと考えれば良く解る。
ところで日本語で『雑』の付く言葉の意味を考えると、一つに括れない多様なモノを含む集合体等に使われている概念ではないだろうか。「雑草」を一として「雑木林」「雑煮」「雑炊」「雑穀」「雑兵」「雑誌」「雑学」「雑念」……等々、そういえば、LGBTを標榜する「雑民党」なんてのも有りましたね。
そういえば、まことの徒然草は「雑草元年」で始まっている。
先週の土曜日、京王高尾線の車窓から片倉城跡のある丘に桜が咲き始めているのが見えたので、天気が回復した今日の午前中に城跡の穏やかな風景の桜を愛できた。カタクリの花はそろそろ…
菜の花も後は種を収穫するだけ…と云う農業が...いつまで続けられるのか...
昨年は例年より早くお彼岸には咲いてましたが、今年は例年より遅く四月になって咲きそろい昨日・一昨日の雨にもマケズ、今朝まで降り続いた雨の所為か花が重そうに見えますが、花が散ることなかったようです。因みに6日の日曜日まで夜間はライトアップするとか…です。
と云うことでライトアップの様子を...
高楽寺の枝垂れ桜も昨年と較べて一週間以上開花が遅れている様子。昨日膨らみ始めた蕾も今日明日の雨に洗われ明後日は一斉に咲くかも知れぬ...。
と云うことで昨日は銀行と郵便局の帰りに御衣公園に立ち寄り、菅原道真像の裏手に造られた天神様と梅を…どちらも私が餓鬼の頃は無かったものだ。
初沢城趾まで登り帰宅することに…タラの芽も未だ膨らんでない...
小学三年の頃、此の辺りで東映の教育映画のロケがあった。街道を旅するお女中と駕籠担きのシーンだったような。
ぼくは高尾山の森林保護員
宮入芳雄 (著)こぶし書房 (2014/2/25)
先日、市ケ谷見付から江戸湾・お台場周辺まで出掛けた帰り、高尾駅南口の啓文堂書店に立ち寄ると、本書が平積みにされていた。いつもなら一瞥するか、手に取りパラパラと頁を捲り、元に戻すのだが、珍しくそのままレジに持って行った。外連味も作為も感じられない体裁と、飾り気の無い正直で読みやすい文章に共感を憶えたからである。
都内から転校してきた小学二年から中学三年まで地元の公立校に通っていたので、秋の遠足と云えば高尾山周辺を学年に応じたコースで歩かされるのが定番であった。それに子供の頃は山の中も遊び場だったから道なき山を分け入ることや、沢に降りてサワガニを捕ったり、自生の栗や柿やアケビやキイチゴを採集したりもしたが、地元で生まれ育った農家の子が持っている動植物に対する知識にはとても敵わなかった。頁を捲ると、そうした昔を思い出し「そうそう」「そうだったのか」「へぇ〜」と知っていることよりも、知らないことが多いと、今さらながら思うのである。
内容
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はじめに
春 ----------------------------------------------------
春を告げる花々/芽吹きの山/高尾山のスミレ/高尾山のブナ/蛙合戦/タゴガエル/
異形のビーナス/ジャケツイバラ/立ち入り禁止の植物/境界線と林班図/
森の中の信号 不思議な建物/ヤマガラを野鳥に戻そう/ホウチャクチゴユリ/
イヌブナの実生/高尾山山頂の賑わい/エビネの群落/ヤマシャクヤク/高尾山野観察路/
江川杉/ミミガタテンナンショウ/霧の森
夏 ----------------------------------------------------
夏の花々/キヨスミウツボ/捨てられたウサギ/イノシシ/山ガール/オオムラサキ/
高尾山の動物事情/不思議なアジサイ/ランの季節/クガビル/薬王院/飯綱権現/地衣類/
森の中の結婚式/冬虫夏草/ゲリラ豪雨/他人になりすますアゲハモドキ/石清水/
よく見るとカワイイ?小型のヘビ/忘れられた場所
秋 ----------------------------------------------------
秋の花々/麦蒔きイチョウ/スズメバチ/タカオヒゴタイ/黄葉/キノコ/妖しい八王子城山/
幻の滝 青龍寺滝/キジョランの実の中から/ブナの結実調査/アサギマダラ/
高尾山ケーブルカー/奇妙な虫たち/サルの食事/秋の実/八十八大師巡り/
冬 ----------------------------------------------------
元旦/シモバシラ/ムササビの食痕/国有林の間伐/キジョランとテイカカズラの綿毛/
冬芽と葉痕/スギ花粉/林道歩き/リスの食べ方、ネズミの食べ方/高尾山から見える山と海/
雪景色/動物たちの足跡/他人の家で越冬するフクラスズメ/高尾山の救助態勢/
ダイヤモンド富士
昼寝の話---あとがきにかえて
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因みに著者の宮入芳雄氏の前歴はカメラマン(今もそうかも知れないが)、広告業界をフィールドにして「モノ撮り」をしていたらしい。そういう業界を知っているから、逆に外連味のない編集を心掛けたのかも知れない。
と云うことで14日の大雪から10日経ち、White Regent状態だった車の屋根に積もった雪もフロントグラスに僅かに残るだけとなりました。やれやれです。
高尾駅南口の高架下は日陰なので雪が融けません。
人手を掛けられない日陰のコインパークは...
雪の捨て場のない道は路肩に...向かいの山は…八王子城趾…
『あんだよ、もんくあんのかよ…』と...あんちゃんが突っ張ってる訳じゃ在りません。先週の積雪では、こんなに美味しそうに見えましたが…
と云うことで、八王子では公称50cmの積雪だそうです。深いところで60cm、吹きだまりで70cmくらいでしょうか。裏庭の日陰は先週の雪を含めて100cmくらい積もっているところもあります。…観測開始以来...初めての積雪量のようですね。お蔭で雪掻きで手に豆ができましたです。
因み高尾山は麓で70cm、山頂で100cmの様です。
昨日の連休初日、石上さんに誘われ久々に高尾山に登りました。行きは6号路を登り、帰りは大見晴らしから、富士路と1号路を塵拾いしながら下ると云うコース。その1号路のつづらおりの最後辺りに人だかりが…その視線の先に居たのがこの蝶、iPadの高尾山公式アプリで調べるとParantica sita(アサギマダラ)でした。
異常に暑かった今年の夏は国内最高気温も2013年8月12日13時42分に高知県四万十市西土佐用井のアメダス江川崎観測所で記録された41.0°Cによって塗り替えられた訳ですが、偶々、当日か翌日のTBSの夕方のNews番組を見ていたら、江川崎のアメダス観測所の映像が流れ、気象予報士・森田氏は設置環境の問題点を話していた。それはYahoo!ニュースでも『「41度」日本記録への疑問』とまとめられている。
ところでアメダス・八王子は何処に在るのか気になった。そういえばアメダス以前は八王子の気象観測は市立の中学校で生徒が続けていた筈だ。Google検索すると『八王子市天気相談所:1983年(昭和58)10月3日開設.日立市に次いで全国で2番目の市独自の天気相談所.初代所長原嶋宏昌.沿革は57年以降続けられてきた市立第四中学校気象観測業務が,68年に気象庁東京管区気象台八王子地域観測所に指定されるなど公的気象デ−タの観測を行ってきたものを,八王子市が引き継ぎ,82年4月八王子市気象観測室として設置,それを拡充して天気相談所としたもの.気象観測をはじめ,予報,電話による気象情報の提供などサ−ビスを行っている.』とある。(つまり理科の先生が定年退職後、その実績が評価されて云々でしょう。)その八王子市天気相談所も『平成22年4月1日から無人化され、市内7箇所に設置された雨量計などにより機械観測のみを行う「気象観測所」となりました。』とある。観測の経緯などについては「八王子市気象観測所・データについての解説、注意」が詳しい。八王子市立四中気象部顧問を務めていた原嶋宏昌氏は日本気象学会機関紙・天気に市民生活と気象・一中学校での気象観測が八王子市天気相談所へ発展一なる文章を残している。
と云うことで一件落着、AMeDASは八王子市役所の屋上ではなかった。200m東にある市立四中と観測環境に極端な違いが生じないように配慮したのだろう。
参考:八王子市 防災気象情
昨日(7/27)は隅田川の花火が中止になるほど烈しい雷雨に見舞われた首都圏でしたが、夕刻、山里から見た東の空は遠くに黒い雨雲と重なり合う白い積乱雲が...雷雨が近付いている様子でした。
スーパーの屋上駐車場に車を止め西の空を見上げると青空と雲の境に陽光が当り四分休符の様です。雷雨にならない間に用事を済ませなさいと云う事でしょうか...。
四年前の夜分に瓜坊を写真に収めた事があるが、今日は雑木林を伐採した裏山に真っ昼間から現れた猪を発見、直ぐ様、台所の窓からiPhoneで撮影(部分拡大)。あの時の瓜坊ではないだろうが、まだ若者の猪のようだ。我家の庭には野鳥や野良猫だけでなく狸や猪も闖入するようで、庭に猪が鼻先で植物の根を掘り起こした穴が見つかる時もある。
薪炭林として里山が機能していた頃は此のような風景はなかった。何故なら山藤の様なツル性植物は他の樹木に絡み付き成長を阻害するので、里山の下草を手入れする時に切り落とされるのが当たり前であった。生命力が強い所為か最近では我家の庭にも自生し、知らぬ間に庭木に絡みつく様になり、庭には雑草だけでなく雑木までが生えるようになってしまった。
ブログを始めて今年の9月で10年目となるのだが、その間多摩森林科学園の桜保存林を既にエントリーしていたと思い込んでいたが未だであった。...と云うことは、桜保存林に行ってから少なくとも10年以上は経っているのだろう。そんな訳で久々に好天に恵まれた一昨昨日の4月4日、桜保存林まで散策してきた。山桜が咲き始め、落葉樹が芽吹き、そのなか常緑樹が落ち着きを与えている山里の風景はこの季節限りの自然の贈り物だ。
東京新聞:【望 〜都の空から】多摩森林科学園 楽園守る 美と心
上の写真は高尾街道を多摩森林科学園に向かう坂道、1964年の東京オリンピック・自転車ロードレースの時はこの坂を高尾駅前交差点に向かって一気に下る難所でもあった。
私の家からは往復で8km弱、高尾駅から高低差50mほどの山を散策して4〜6km位、手頃なウォーキングといったところだろう。
杖も借りられるので...御安心を...猪に遭遇できたら...或る意味幸運かも...
開花から一週間経ちましたが...ここ二三日と気温が低めで...枝垂れ桜も見頃が続いているようですが、そろそろ散り始めでしょうか...リュウノヒゲに花が咲いたように見えます。
一昨日は蕾だった枝垂れ桜は翌日には開花...本日は概ね満開でしょうか...昨年よりも二週間程度早い模様です。
昨日はお彼岸の中日、お墓参りとお花見が同時にであります。
こちらのお宅はミモザが満開。
梅は咲いたので桜は..と云うことで、昼過ぎに高楽寺の前を通りかかると枝垂れ桜の手入れを行なっていました。昨年は4月に入ってから咲き始めましたが...蕾の様子を見ると開花は早そうです。
高楽寺の枝垂れ桜 2012
高楽寺の枝垂れ桜 2011
冬そばキャンペーンもあって、昼にとろろ蕎麦を食べに高橋家まで行った。行きは電車に乗ったが、帰りはぶらぶら散策することにした。途中、甲州街道から南浅川の支流小仏川に沿って溯ると、対岸の堤に残る昨晩の雪にめげずとばかり紅梅の古木が早々と花を付けていた。高尾梅郷の梅まつりは来月の9日・10日だから、随分とせっかちな梅である。小仏川の堤から駒木野病院の脇を通り甲州街道の旧道に抜ける農道には猪の被害から畑を守るバリアーが施されていた。これは50年前には見られなかった風景である。
14日の積雪で庭のハナミズキの枝が折れてしまった。常緑樹の椿や月桂樹は雪が積もり始めた段階で、枝が折れないよう雪落としをしたが、まさか落葉樹のハナミズキの枝が折れるとは思わなかった。まぁ、それだけ湿って重たい雪だったようだ。そんな、こんなで14日は雨が雪に変わる前に買い物を済ませ、雪から小雨に変わった夕方6時すぎに家の前の道路と駐車場の雪掻きをざっと済ませたが、昨日は昼過ぎに谷戸地形で日陰で人家に面してないアイスバーンと化した道路をアバウトに除雪(前のエントリーの写真から想像してください。)...今朝の体重は前日よりも0.6kg減...御蔭でメタボ予備軍脱出か...。
台風一過の八王子は、みなみ野・栃谷戸公園からの眺め、富士隠し(大室山)の背後の雲に隠れてちょっとだけ黒いモノが...早朝なら見えたでしょう。
しかし、台風一過で真夏に逆戻りとは...八王子は32 ℃で、10月の最高気温記録に0.1℃...足りないだけ...やれやれ。
台風に備え昼前に買い物を済ませ、スーパーの屋上駐車場に出て西の空を望む。高尾山から景信山、八王子城趾、遙か彼方に大岳山(キューピー山)と...高尾山の手前が初沢城趾...。此の辺りも2時ごろから...時折、雨足が強くなるも、日も差したりと....不安定な天気である。
しかし、あんなことやこんなことは勘弁して欲しい。
どうやら、台風17号がもたらした瞬間最大風速は八王子で記録してしまったようだ。
家のある谷戸からは木立の間に見え隠れする朝日しか観測できず、然りとて標高599mの高尾山に登る元気も暇もないので、標高225mの裏山で観測...と云うことで肝心の金環日食の時刻には雲間に隠れてしまいましたが、逆に分け隔てなく「日食観測グラス」無しの肉眼でも見えたと云うことで良しとしましょう。
それでも2009年7月22日の僅かに薄らと...見えた部分日食の時に較べれば雲泥の差ですね。
一昨日の土曜日、家の前に居たところ見掛けない鳥が...近付いてきて...1m位近付いた処で「ケーン、ケーン」と啼いて飛び去りました。野生の雉鳩とは明らかに違います。鳴声からすると「雉」ですが...成鳥は多摩ニュータウンの南大沢地区で一度見たことがありますが...「雉」だとすると、未だ幼鳥のようですが...何だか解りません。ネットで検索すると...意外な...
どうやら、見た目の特徴から推測すると中国語のサイトにあった『雉鹑』の様です。英文名から再検索してウィキペディアを見るとキジシャコ(雉子鷓鴣、学名:Tetraophasis obscurus)とありました。見掛けない筈です、生息地が『チベット北東部から中国西部(四川省付近)まで分布する。』とあります。この鳥も『画眉鳥』と同じ様に帰化鳥なのでしょうか。雉子鷓鴣で良いのか詳しいことは「日本野鳥の会」神奈川支部のkomachiさんにお尋ねしたいと思います。
「日本野鳥の会」神奈川支部のkomachiさんによれば小綬鶏と云うことで、同じキジ目キジ科ですが...鳴き声が...
玉川上水への取水所である羽村の堰にちょっと行ってきました。日曜日も昼前とあって玉川上水の堤に陣取る花見客もまだ穏やかに過ごしていました。
追記:4月8日現在の高楽寺の枝垂れ桜ですが、都心とは最低気温が4〜5℃は違うので、未だ5〜6分咲き程度でしょうか...。
山里はまだまだ寒いですね。
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4月4日現在の高楽寺の枝垂れ桜です。昨日の春の嵐も開花前で問題無かったようですね。未だ一分咲き程度でしょうか。
3月30日の枝垂れ桜、例年ならば満開でしょうが、今年は剪定をしてました。
3月18日のこの日、八王子JCTから見た市内方面の曇天の空です。何となく雲が龍の尾の様に見えたのでデジカメに撮って、後から妄想力を働かせて映像を見ると右端の雲が振向いている竜頭に見えないこともないようです。もしかすると、これは国立博物館で20日から開催された『ボストン美術館 日本美術の至宝』で初公開される曽我蕭白の雲龍図のパブリシティーなのかも...。
と云うことで、こちらは翌日の19日、京王線高尾駅からiPhone4Sで撮影した雲龍図?その1
こちらは初沢城趾の上にかかる雲龍図?その2
それとも、ネバーエンディングストーリーのファルコンでしょうか?
大晦日に風邪を引いてしまい、寝正月を決め込んでいたのだが...熱も治まり...両親と兄妹の墓参りに家から歩いて三分の檀那寺へ...墓参を済ませ...航空機の爆音がするので空を見上げると...横田基地に向かう航空機が南から北へ...真上を見上げるとその遙か上空を東から西へ向かう羽田か成田から飛び立ったと思われる民間機が...視線を落とし...東の空を見ると...放射状の雲が拡がっていた。
写真は先月中旬に行なわれた国道20号線・銀杏並木の剪定の様子です。見て判る通り銀杏の実が道路に沢山落ちています...これを踏み潰すと...臭いがストーカーに...御用心を。
と云うことで昨日の銀杏並木は..多少...黄色くなってますが...
2011年9月21日16時40分頃、裏山の立木が倒れた。それはRoke...ロウキーこと台風15号が八王子で瞬間最大風速43.1m/hを記録した10分後の事である。この山里の集落で台風で木が倒れたのは昭和34年の伊勢湾台風以来ではなかろうか。住宅地の造成に伴い、嘗ての里山の薪炭林を緑地保存するのは良いが、20~30年サイクル位で木の株を残して、伐採しないと...こーなるという見本の様な出来事。予てより市に警鐘を訴えていた人曰く、「市は予算がないの一点張...」とか...
一夜明けた今朝の状況...
人が住んでない空き家だったから、良かったけど...もしも...
怪我人もなく...この車も右のサイドミラーとボンネットが若干損傷しただけで...
裏山の逆斜面の拓大敷地内の立木が倒れ...道路を塞いで...今回の台風による被害は倒木と...その二次被害が...多かったようです。
一昨日の夕刻、ホームセンターに行き、熱中症予防対策として所謂スポーツドリンクをカートンボックスで1ダース買って車に積み込んだ後、西の空を見上げると...バロックの光が...上から降りそそぐのは普通ですが...これは...
2008年(右)のころころ坂の一本桜と較べると今年(左)は桜の開花が遅れているのが分かります。宅地造成されてから40年近く空き地だった土地にもとうとう建て売り住宅が建ってしまい、3年前に空き地から撮ったアングルは得られなくなりました。
春も足踏みしているのか、多摩横山の里は今年は四月というのに未だ寒くころころ坂の一本桜はようやく咲き始めの一分咲きくらいでしょうか、高楽寺の枝垂れ桜は未だ五分〜七分咲きくらいでしょうか、今年は諸般の事情と云うことでライトアップも自粛するようです。(April 04,2011)
March 24, 2009:三分咲き...
March 26, 2008:福楽会の...
April 01, 2006:Sakura
March 27, 2004:高楽寺の枝垂れ桜
地震発生から一週間、168時間が経とうとしてます。その間、ブログを更新していませんでした。地震発生前に下書きしていたテーマは『都合の良い日本人』『48億の妄想』『オール電化生活を巡る東電と東京ガスの確執』と云った内容で...この機に及んで...今更と思い...エントリーするのを取り止めました。しかし改めて東日本大震災への政府対応やメディアのドタバタした混乱は...1960年代に書かれた筒井康隆のSF世界『48億の妄想』や『霊長類南へ』そのものでありました...。
と...ここまで書いたところで初めての計画停電が実行されました。.....中断.....3時間の計画停電が終了して再起動...そして黙祷....
私の居場所から半径2キロ圏にある病院の総ベット数を調べてみると合計2557床もあります。最も大きいのが600床を超える八王子医療センターと永生病院、500床を超えているのが駒木野病院、他は300床から80床規模の病院で、総合病院から精神科専門病院に老人医療専門病院と多種多様の病院があるので、恐らく計画停電した際の病院側のバックアップ体制のシュミレーションが整うまで延期していたのではと推測しましたが...さてさてその実態は。
3/12付けのメール
JEDIの皆様
私も秋山さんと同様に江戸市中にもコストコにも出掛けず山里の自宅仕事場に引篭りしてましたので帰宅難民にならずに済みました。
地震3日前の8日は江戸湾塵芥埋立地のビック・ダ・サイトに出掛け、帰りは豊洲の築地市場移転地(液状化が怖い)の傍を通り東京駅までシャトルバスで帰りましたが、あの場所で地震に遭遇していたら確実に帰宅難民になっていたと思うと、ぞっとします。私の所は薄皮程度の表土とローム、直ぐに礫層、次に砂岩と粘板岩の層と続いているので、地盤は良い方で、都内で震度4くらいですと、ほとんど感じることもなく、神奈川西部地域や山梨東部地域の直下で起こる地震も衝撃波を感じますが、揺れは少ない地域です。それでも、今回の地震は揺れが中々収まらず只事ではないと表に出て外の様子をうかがい、近所の人と「こんな地震初めてですね。」と立ち話、揺れが収まり主屋に戻ると本棚も食器棚も何事もなく無事、テレビをつけると何処のチャンネルも地震報道だけなのに、自分が住んでいる地域の情報が何もない状態。インターネットのウェザーニュースの地震情報も更新が途絶えたまま...ツイッターも善意の中に悪意が混じり、悪意が自己増殖したりとか...これもネット・リテラシーの問題性かとも...
道路事情は中央高速閉鎖で甲州街道に大型車が流れ...一般道には大型車の休憩施設が無いためか...不法駐車する大型車が二車線の一車線を塞ぎ...渋滞を誘発...
これまでエントリーした中で、原発、津波、地震に関するものをピックアップしました。
原子力発電関連
April 25, 2006:1986.Chernobyl nuclear power plant.2006
津波関連
December 30, 2004:Tsunami
January 08, 2005:Tsunami-2
January 11, 2005:Tsunami-3
January 17, 2005:忘れてはいけないこと
March 02, 2010:TSUNAMI 20100228
地震関連
October 23, 2004:NHKとメディアコントロール
October 27, 2004:Hazard Map
November 16, 2004:ネットとマス・メディア
February 13, 2008:「名所江戸百景」と江戸地震
February 16, 2008:謎解き広重「江戸百」
January 20, 2010:NASA on Twitter
November 23, 2005:セルフビルド・ビルヂング
計画停電にしても政府と東電によるスピン・コントロールではないかと云う疑いもあります。
福島原発10基の耐震安全性の総点検等を求める申し入れ2007/7/24
ロイター通信:日本、原子力発電不足分補う石油火力発電の余剰ある=IEA
日本地図センター:地震・津波に関わる地図
立春の今日、春を探しに丘陵を散策...雑木林の木々も芽吹く日に備えているよう...。
追記:そういえば、高尾山の南、神奈川の津久井方面の山並みから噴煙の様に...花粉が立ち上っているのが見えました。これも昨年の猛暑の影響でしょうか...
上図は"West Coast and Alaska Tsunami Information"のサイトにあった"the preliminary forecast model energy map"ですが、この地図を見ると、津波の直撃を受けたであろうイースター島や地球温暖化に伴う海面上昇の危機にある南太平洋のツバル等の情況が気になりますね。それにしても昨日の閉会式、何かハイチ地震やチリ地震への救済呼び掛けがあるのかと思いましたが、いけてない歌謡ショーだけで残念。(^_^;)
到達時間地図:Travel Times
Education video: "Tsunamis: Know what to do!"
YouTube 国際宇宙ステーションからの映像:Chile-coast20100228
初めて瓜坊を写真に収めた。八王子でも恩方辺りでは昔から猪が出ると噂には聴いていたが、遂に新居を求めてか猪親子がご近所に越してきたようである。半年前くらいのこと夜中に車を運転していると前方に小動物が歩いていた、犬にしては歩き方が変、車を近づけてみると、猪だった。そのとき動物園以外の場所で初めて猪を見た。
と云うことで、二度目の猪との遭遇である。夜中、駐車場に車を停め、家まで歩いていると数匹の猪が道路を横断、猪の行く手を見ると川沿いに5〜6匹の集団が、急いで家に戻りカメラとMAG-LITEを持って集団のいた場所に、親猪は山に逃げ込み、擁壁を登れない瓜坊二匹が取り残されていた。繁みから親猪が威嚇しているのか唸り声をあげていた。....あたしら餓鬼の頃に見た小動物は野兎か小綬鶏くらいだったが...
そういえばハイブリッドの語源は猪豚とか...
昨日は午後四時半過ぎGSで給油してからスーパーに買い物へ、久しぶりの晴天なので薄暗い屋内駐車場でなく、空が高い屋上駐車場に車を停める。買い物を終え屋上に戻ると、塔屋の壁面が西日を受け、いつもより白く眩しい。振り返りキューピー山の見える北西の空は写真だけでは同一時刻とは...気付きそうもない。
残念ながら東京地方は予報通り雨後曇りの天気であった。と云うことで昨日は杉並方面の前期最後の出講日、助手は顔を会わせるなり『...今日の日食は駄目みたいですね...残念...。』そうだ先週、課題提出と講評が済んだ学生は日食観測しても良いと決めてあったのだ。1限と2限の間の休み時間、校庭にでると雨は止んだが、空には厚い雲が...。そして、2限が半ば過ぎた頃...助手が大きな声で『センセー、見えます!..日食です。』その声で学生はクモの子を散らすように教室から居なくなった。
雲の切れ間というよりも、少し薄くなった雲を通し、裸眼で見える程度に太陽が...試しに赤外線を遮断する「太陽が見えるしたじき」で見たが...この程度の可視光線は遮断するようで全く見えなかった。念の為"iステラ"で太陽位置を確認すると蟹座のお尻に...月と太陽の文字が重なって...。そんなことで、ほんの束の間の天体観測ショーでした、イェィ!。...結局、日食だけに授業も昼休み時間まで食われましたと...さ。
追記:講評中、幾度かポケットの中でJEDiPhoneがブルブルと震えていたが、研究室に戻ってメールを確認すると、名古屋に行ってるakiさんと那須のkarakara-factoryさんから日食写真が....JEDIの皆さん、好きですねぇ...。
「宇宙から見た日食:地球に落ちる月の影を動画で」なんて記事がWIRED にありました。
相変わらず手入れを怠っている我家の木槿であるが、健気にも今年も花を咲かせ、夏の間中、道行く人の目も楽しませてくれるようである。しかし何故か、木槿と同じ仲間の葵や芙蓉の名は頭に浮かぶのだが、記憶の引出が見つからないのかムクゲの名前は思い出すまでに時間が掛かるのである。まぁ、単純に加齢による記憶力の低下と云えるのだが...
クラウド(cloud)...と云っても雲を掴むようなクラウド・コンピューティングでなく、空に浮かぶ雲のこと...あたりまえか...。
昨日は梅雨入り宣言すると決まって快晴になると云う定説通りの天気であった。夕方、授業を終えて駐車場で空を見上げると梅雨とは思えない雲が広がっていた。カメラを取り出し雲を撮っていたら....まるで飛行機雲を反転したような....雲にナイフを入れたような切れ目が....
今朝、今年初めてうぐいすの鳴き声を聴いた。「声はすれども姿は見せず」で、その姿を見たのは片手で数えられるほど、羽の色からうぐいすと勘違いされるメジロは時折、仕事場の窓の外の手の届きそうな小枝に止まっていることもあるのだが...
大学の卒業制作展からの帰り道、フロントグラスの正面に多摩地域のランドマーク・キューピー山が良く見えた。いつもなら車を停めることもないのだが、今日は車を道路脇に停めて写真を撮ってみた。ついでに、みなみ野の栃谷戸公園にも寄ってみたら寒梅が咲いている。あと十日もすれば立春だ。寒中見舞を早く出さねば...。
昨夜の雷を伴う集中豪雨は烈しいものでした。先日の雷で電話回線に被害を受けたこともあり、昨日は早々にコンピュータの電源を落とし、電話やモデムも回線を切り離しました。その上、大雨と雷の所為か携帯電話も圏外となってしまいました。
と云うことで、ニュースでも伝えている通り、本日は私の居る八王子の西外れ高尾近辺は中央線も京王線も不通となり陸の孤島となりました。JR高尾駅に土砂が流れ込んだ場所はこの24日のエントリー・保線作業を行なっている踏切部分です。この道路に沿って流れる初沢川が氾濫したということですが、写真を見て分かる通り、工事用の仮囲いのパネルがあり、これから道幅を広げ整備する予定地域となっています...が...。
そんな訳で、月末支払いで銀行に行くついでに高尾駅周辺の被害状況を見てきました。
JR中央線・初沢踏切、上が京王・高尾線、この左手トンネル出口付近で京王線車両が脱線。
JR中央線・初沢踏切内から京王・高尾線の脱線現場を見る。上と下、鉄道会社と被害状況は異なるがそれぞれ復旧作業に懸命...如何に烈しい集中豪雨だったかという証ですね。
初沢川の右手は初沢町の住民が避難した八王子市立浅川中学校。この付近も道路が冠水していた模様である。この上流にある高尾霊園の手前の地域で土砂崩れが発生している。
私の住む町内でも土砂崩れがありました。川に蓋をして暗渠化されていたので、流れを堰き止めることもなかったようです。手前の砂利敷き部分(駐車場)は昭和40年代までは田んぼ、崖の上のプレハブは拓大ラグビー部の寮。写真で見ると崖の直ぐ上に見えますが、実はこれだけ離れている。
足元の草の葉に蜆蝶が、どうやらシジミチョウの仲間、ヤマトシジミのようですが、青みがかった一匹はルリシジミのようにも、近づいて良く見るとお取り込み中でした。どうりで遠くから一匹に見えた訳だ。(蝶は動物学的には一匹でなく、一頭と数えるそうですが...。)
シジミチョウの仲間
セセリチョウの仲間
火星探査機『フェニックス』による映像が"Phoenix Mars Mission"に公開されている。火星と聞いてH.G.ウェルズの「宇宙戦争」の火星人をイメージする人は昭和30年代以前に産まれた人だろう。30年前くらいに読んだ安部公房の「人間そっくり 」は突如尋ねてきた自称火星人にラジオ脚本家の主人公が翻弄される話だ。読み終わった後、暫くのあいだ脳がしびれている程面白かったが、21世紀になって火星人の存在を信じている人は果たして...いるのだろうか。
明日明後日と天気は崩れるのを見越してか、今日を限りと山桜の花弁が蝶のように風に舞っていました。日本で一番有名な一本桜は小岩井農場の一本桜のようですが、左の写真は私の住む谷戸に下りるころころ坂の一本桜です。住民か霊園の参拝客か町田街道の抜け道として生活道路に進入してくる輩の目に留まる位ですが、車で帰ってくるときに迎えてくれる「一本桜」には心が和みます。
因みに写真の小高い山は初沢城跡、こちらの桜の樹...は霊園の尾根道から撮ったものです。
公園の桜の樹をゴールポストに見立て子供達が蹴球に興じていた。しかし、たった三人ではミニゲームにもならない、春休み、子供達は何処に...。
遠くに新宿を望む山里の桜は七分咲きでしょうか。青山墓地の近くにいた頃、春になると墓地の桜を見て設備設計のT氏が『う〜ん、桜の樹の下には屍体が埋まっているって本当ですね。』とよく言っていた。確かに先日歩いた染井の里もそうだし、戊辰戦争の後、上野の山は彰義隊の骸が晒し者にされ放置されたままだったと伝えられている。考えてみると花見も生きている者達だけの為にあるものではないのだろう。上野の山で繰り広げられる花見の酒宴には多くの亡者も混ざって、一年に一度どんちゃん騒ぎをしているのかも知れない。
福楽会とは地元町会の老人会の名称である。最近そのいわれを知ったのだが、何れお世話になるであろう町内にある寺、真福寺と高楽寺から一文字ずつ戴いて命名したと云うことだから、彼岸に達しても老人会は続けるつもりなのだろう。どちらも真言宗智山派の本山である高尾山薬王院有喜寺の末寺だから、経典も同じで互いに戸惑うこともなさそうだ。と云うことで、この桜は高楽寺の枝垂れ桜である。未だ三分咲きくらいだから、見頃になるのは今週末であろう。因みに、その福楽会に入っていた母は家から歩いて三分程の真福寺の墓地にお世話になった。
わたしは...だれ?
携帯電話のカメラ機能で撮影した真っ暗な画像をPhotoshopで増感して、やっと写っているのが確認できました。タヌ子かタヌ吉なのかは解りませんが、お腹を空かせたタヌキのようです。
と云うことで今日は二十四節気の一つの立春なのだ。昨日の節分は朝から雪かき、夜中になって道路に再びうっすらと積もった雪を寝る前にもう一度雪かき、凍りついた道も昼前には解けるだろう。やれやれ。
台所で洗い物をしながら窓の外に目をやると、件の女郎蜘蛛が、罠に掛かった獲物にスルスルと近寄り捕捉した。ん、コリアンダー!とよく見ると女郎蜘蛛に捕食される生贄はカメムシであった。『蓼食う虫も好き好き』とは言うけど、カメムシを食べるとは相当な悪食である。
女郎蜘蛛の真上では、雄がおこぼれを頂戴しようと物欲しそうにしている様に見えるのが、なんとも...情けない。
そして、数時間後に様子を見るとカメムシは既に干からび縮んでいた。女郎蜘蛛はカメムシの体液を吸い取っていたのだ。ん〜む 、恐ろしや。
台所の窓先に巣を張るジョロウグモが産卵に備えてか、ここ数週間で見る見る大きくなってきた。蜘蛛と云う奴はやたらと庭に巣を張り巡らせ迷惑な存在なのであるが、小学二年生の時に芥川龍之介の蜘蛛の糸の話を聴かされて以来、ちょっと殺生するのを躊躇う存在でもある。しかし、庭で顔面を蜘蛛の巣の餌食にされた日には仏心も何処へやら、殺虫剤を片手に大魔王に変身する私なのである。
因みにジョロウグモは雌雄で体の大きさがこんなに違います。俗に女房の方が大きい夫婦を「蚤の夫婦」と言いますけれど、実際に「蚤のつがい」を見た事はありませんが、女郎蜘蛛は「蚤の夫婦」に匹敵する生物でしょう。『雌は最大25ミリメートル、雄は約7ミリメートル。歩脚は黒地で、腿・脛に黄輪を有する。腹背は黄地に3本の緑青色の横帯があり、側面後方に紅斑を有する。(広辞苑第五版)』
8月28日は晴れたら全国的に皆既月食が見られるそうだ。と云うことでStellariumで皆既月食のシミュレーションができるのか試してみた。結果は上図の通り、月に地球の影が映っているのが分かる。
Stellariumをダウンロードしたら先ずは画面左下のスパナのアイコンからConfigurationのダイアログを表示してlocationを設定する。世界地図で日本の都市をクリックして、自分の住んでる場所の緯度経度を設定してSave locationで場所を保存する。
皆既月食の始まる時間をConfigurationのDate & Timeで設定すれば、その時間に移動することができる。衛星や惑星等へのズームイン、ズームダウンはホイール付きのMighty Mouse等が必須のようである。(ズームイン、ズームダウンは拡張キーボードのpage up/page downにも対応)
日本語解説サイドメニューからメインページを選択。
放任主義と言うよりも、物臭故に伸び放題となった上に葛の類いにまで絡まれている木槿である。なんとかしなければいけないのだが、先日放送された『NHK・趣味の園芸』によると「木槿の剪定は葉の落ちた12月から3月の間に、」と云う事なので暫くこのまま、まぁサボる口実ができた訳である。木槿の花はその年に伸びた枝に咲くらしく、生命力の強い木なのでバッサリ刈っても良さそうである。
5月27日付け東京新聞朝刊の記事でこの花の事を知った。花の名はブラシノキ (bottlebrush) 、オーストラリア原産のフトモモ科の常緑低木だそうだ。新聞記事を見た翌日、駅前の銀行に行く途中で咲いているブラシノキを初めて見た。通行人も不思議そうに花を見つめて通り過ぎてゆく。この家、一二年前に建替えた時に庭木も植え直したのだろう。と云うことで昨日はデジカメ持参で銀行に行ったのであった。
「臨時 Be-h@us 見学会」の途中で立ち寄った長坂の山荘付近から見た風景。雲間から見える放射状の太陽光の投影はバロックの光りのようだが、南アルプス白州辺りの山並み越しの太陽光の投影線はまさに平行光源だった。
と云うことで昨日は「臨時 Be-h@us 見学会」、akiさんが設計された甲府昭和の Be-h@usと富士見高原ののBe/412g22を見学、最後に八ケ岳山荘より上にあるアイランドプロファイルの中島さんの喧々山房にお邪魔した。
朝刊に「23区すべてで目撃情報 NPOと探す・となりのタヌキ調査中」の特集記事があった。NPO法人・都市動物研究会の理事である宮本氏が主宰する東京タヌキ探検隊との同行取材である。現在、都内23区に推計1000匹のタヌキが棲息しているらしい。
そういえば昨年、初めてタヌキを見た。高尾駅近くの甲州街道を横断しようとしていたタヌキである。当然、都内よりも野生動物の個体数は多い筈であろうが、野生動物を見ることは稀である。
子供の時に見た野生動物(ほ乳類)は野兎と栗鼠をそれぞれ一度だけ山の中で見た限りである。家の裏山の雑木林で野兎の糞を見つけたことは何度もあるし、昔、飼い猫が二度ばかり野兎を捕まえてきたことがある。この猫、足立区は梅島生まれの下町育ちなのだが、生まれながらの名ハンターで、まだ足立に住んでいた頃、隣の家で飼っていた鳩が、家の庭に水を飲みにくるのを狙っては何度も捕殺していた。或る時、隣人が怒鳴り込んできたが、母が「あーそうですか、畜生のやることですから。だったら、洗濯物に糞をかけたり、人の家の水を勝手に飲みに来ないように鳩に鎖でも繋いでおいて下さい、もしも家の猫がお宅に入り込んで悪さをしたら、捕まえて煮るなり焼くなり、どうぞ好きにして下さい。」と追い返してしまった。隣人に焼かれることもなく八王子の山里に越してきたこの猫、野生の血が目覚め、雌猫のくせしてハンティングに出ると、家に帰らないことも度々、獲物は野兎の他、小綬鶏、モグラ等々、その数知れず。その猫、晩年は山中で虎鋏に遭い、前足を失い、三本足の猫になってしまったが、それでもハンターの血は衰えることはなかった。流石に、自分よりも身体の大きいタヌキを捕まえてくることはなく、野生のタヌキを見ることもなかった。それも当然で、子供の起きている時間とタヌキの行動時間もテリトリーも異なり、山里だからといって普段の生活でタヌキと遭遇することはないのである。
「半球睡眠」とは右脳と左脳が交互に眠ることを云うそうですが、イルカはそんな器用な睡眠術を駆使して、泳ぎながら寝ているらしい、いや寝ながら泳いでるらしい、一体どっち。
イルカの親子 泳ぎながら眠る・左右の脳が交代で『休息』
摘まれて天麩羅にされることなく生き延びた自生のタラの芽です。足下も不安定な場所なので繁みに入って、タラの芽の幹のトゲに気をつけて採集するのは山に慣れていないと難しいでしょうね。
それから1週間で、これだけ成長。
こんなに沢山の天麩羅にされなかったタラの芽が。
散歩ついでに裏山の初沢城趾まで足を延ばし丹沢連峰の写真を撮ってみました。
左にぽつんとあるのが大山(1252m)、ちょっと空いて、丹沢(1567m)、棚沢ノ頭(1604m)、蛭ヶ岳(1673m)、そして袖平山(1432m)、と云うことで此の地に城を構えた理由が解ります。
aKiさんがVirtual 大山・丹沢をエントリー、Google Earth と比較。
数値地図で初沢城趾から南西方向を見る。
気候変動 +2℃
責任編集:山本 良一、編集・文:Think the Earth Project
どう考えても、自分を含めて人(ヒト)という生物は地球に寄生する種でこれ以上最悪なものはない。そう断言してしまえるのがやりきれないのだが、兎に角、現実を直視しなければいけないだろう。
JICAのサイトにある世界の砂漠化にアラル海が砂漠化している経過が年代順に図示されている。Google Earthでアラル海を見ると予想を超えるものがある。これも人の浅知恵がもたらした結果だろう。
「シュリーマン旅行記 清国・日本」によると、彼が横浜に上陸して最初に投宿した居留地のホテルは『八重椿の群れ咲く庭の真ん中にあった。』と記されている。時は1865年6月4日のことだから、既に八重椿の季節は終わり、縦んば花が残っていても此のような状態であったろう。
尤も、シュリーマンは先の文章に続いて八重椿の開花時期を3月か4月と記している。それでも『八重椿の群れ咲く庭の真ん中にあった。』と事実に加え季節的に見た筈もない妄想が含まれているのがシュリーマンらしいのかも知れない。
八王子城趾が「日本100名城」に選ばれたと云う記事が朝刊に掲載されていましたが、この写真は初沢城趾です。2年前の同じ日と比べると、今年の春は遅いことが解ります。庭の花水木はやっと蕾が膨らみかけたところです。
Kai-Wai 散策: 高田残景を見て、同じようなことが多摩地区でも起きていると思いGoogleMapで調べてみた。衛星写真の下部中央はJR橋本駅、境川は東京都町田市と神奈川県相模原市の都県境を流れる中小河川である。地図を見ると直ぐに解るが橋本付近から下流は河川改修が済んで河川は直線化し、河川を挟んで行政区域に飛び地現象が起きている。一方の上流側は地形に沿って蛇行しており、流域には深い緑が残されている。こうした河川改修が治水の為に行なわれているのか、区画整理と同じ土地利用の為に行なわれているのか疑問である。何れにせよ、躊躇いもなく自然風景を破壊するのは知恵がなさすぎる気がしてならない。
私が住んでいる八王子市の北野街道に沿って流れる湯殿川と云う名の中小河川があるが、この川も館町付近で河川改修が行われようとしている。しかし、子供の頃の記憶を辿ってみても湯殿川が氾濫したことを聞いたことがない。将来的に都市化が進み雨水の全てが河川に流れ込むと云う想定で河川改修をするのだろうか。田畑や森が安全弁の役割をしていた時代が終わり、余白をもたない都市政策の中で数値だけを根拠に行なう河川改修の後に残されるのは荒廃した風景だけである。こうして風景は殺され、記憶も殺される。
ミツカンによる文化事業・「水の文化センター」のサイトである。陣内秀信氏の「水辺から都市を読む 〜舟運で栄えた港町〜」はこの「水の文化センター」の研究事業「舟運から都市の水の文化を探る」を基に一冊の書籍にしたものである。それらの研究成果が発表されている機関誌「水の文化」のバックナンバーはPDFで提供されており、充実した内容が素晴らしい。そういえばミツカンの中埜酢店の社長が東京新聞の夕刊コラムで当主になると代々、中埜又左衛門を襲名する慣わしがあると書いていたことを思いだした。
暫く前に町田街道沿いにパン屋ができていたので、昨日のお昼前にパンを買いに行きがてら高楽寺の枝垂れ桜を見てきた。
と云うことで夜の七時頃に再び夜桜を見に行った。
お彼岸の墓参りの時、塔婆の裏に水仙が咲いていました。ギリシャ神話では極楽に咲く不死の花を意味するそうです。(ナルキッソスの生まれ変りとも、、、)ん〜、父・シローがあれでナルシストだったとは、、、
「東京ナス化計画」の石川初氏が2006年1月8日に「東京グランディング」と称したフ ィールドワークを行なっている。その詳細は『10+1』No.42(3月下旬刊行予定)において紹介されるようだ。"10+1 web site"の小さな地図から推測すると行路は新宿副都心から愛宕山近辺のようで、行路の一部は我々が「第三回アースダイビング」で徘徊した場所と重なっているようだ。
アースダイビング@江戸東京地下水脈の後ではあるが東京の水 2005 Revisitedの様なブログも見つかった。地形への関心は静かに深く広がりつつある様だ。
わきたさんが、更に発展させたエントリーを書いてくれた。
石川さんたちの『グラウンディングのまなざし』
と云う訳で、昨日「第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈」を無事に終えました。目的の一つである渋谷川の水源の清正井と根津美術館内にある笄川の水源を確認。上の写真は明治神宮御苑内の谷地の風景。嘗てはこのような風景が江戸東京の其処彼処にあった訳ですね。2007年6月の菖蒲田
明治神宮南詰大鳥居前広場に集合した参加者は16名(子供2名を含む)最初の目的地、清正井を目指し明治神宮御苑内へ、案内板で団体割引を適用される人数に4名不足することが判明、急遽通り掛かりの人に同行を求め勧誘、先ずは中高年夫婦をゲット、三人連れの女性に声を掛け誘うと、明治神宮御苑の職員だったりとか、そうこうするうちに日本人と外国人のカップルに声を掛け、井上さんが英語で話しかける、入苑料500円が300円にディスカウントは説得力あり、これで総勢20名集まり団体で入園できた。
苑内は参道とはうって変わって人影も少なく都会の喧騒を忘れさせてくれる。南池の畔で望遠レンズ付一眼レフを構えた人に話しを伺うと、大鷹が飛来するのを待っているそうだ。原宿と数百メートル離れているだけで、ここでは時間がゆったりと流れている。冬場の渇水期のせいか谷戸頭にある清正井は心なしか水量が不足しているように見える。
次はこの水源から渋谷川へ向かって川筋を下る。山手線によって分断された谷戸の川下にあたる竹下通りへ向かう。道幅いっぱいに溢れた人の波に飲み込まれないようにして脇道の川筋にでる。其処は誰が名付けたかブラームスの小路、甘ったるいクレープの匂い同様にオジサンには受け入れがたい。地下鉄工事中の明治通りは街路樹が撤去され砂漠化している。どこか砂漠の中の蜃気楼の町・ラスベガスにも似て全てが書き割りのように見える。
明治通りを東郷神社前から渋谷川に向かい、川沿いを千駄ケ谷方面に溯る。外苑西通りに合流する手前で右に折れ土手を上り陸橋を渡る。建築家協会の前を通り左手に折れると龍巌寺にでる。嘗てこの地から富士が望めたとは思いもつかぬ。龍巌寺の前は鎌倉街道、千駄ケ谷方向から上ってくる坂が勢揃い坂、もののふ達がいざ鎌倉へと向かった古道をいざ塔の家へ。
外苑西通りの手前で木曾アルテックのショールームを覗く、斎藤さんは不在であった。外苑西通りの塔の家は40年近くの風雪に耐えそこにあった。将来的にこのまま塔の家が保存されることを望みたい。ここで河さんが合流、総勢17名となった。このまま誰もフェィドアウトすることなく打ち上げの酒宴まで全員が付き合ってくれるとは予想もしなかった。
塔の家を後に尾根道の大山街道(現・国道246青山通り)を越え、今は無き笄川の源流を探る。梅窓院付近の谷戸頭を源流とする笄川であるが、1941年の地図では既にその姿は認められず暗渠化されていたようである。ともかく梅窓院から出発し流れに沿って外苑西通りを下り、古道である長者ヶ丸通りから笄児童公園まで歩く。地元民は三角公園と呼ぶ笄児童公園であるが、嘗ての地名を留める公園名を示すものが、公園近くの案内地図にしか認められないのが淋しい。古道を立山墓地下まで行くと其処には庚申塚がある。江戸の昔、この付近の谷戸は青山原宿村と云われ、水田があったとされる。
庚申塚を青山百人丁に向かい北坂を上る。時間が押してきたので斎藤茂吉の青山脳病院跡地は遠望するに留まり、左に折れ、根津美術館へと向かう。根津美術館到着時点で入館時間を5分過ぎておりタイムアウト、職員に話しを付け取り敢ず一人分の入場券を求め笄川源流の水源地を撮影する。昔はさい銭箱にドネーションを払うだけで庭園に入ることができたが、庭園だけの入場はできなくなってしまった。実に世知辛い世の中である。根津美術館・庭園のような深い谷は下末吉面に形成される谷戸の特徴でもあるのだから、もう少し広く公開されても良いだろう。市中山居を求めた根津嘉一郎は草葉の陰で何を思うか。
岡本太郎邸を外から見学した後、笄川の川筋を霞町方面へと下り、材木町、竜土町方面に向かう。この辺り一帯のナショナルプロジェクトは何ぞやと云う疑問を残しながら桧町公園に向かうが、公園は封鎖され再開発工事に組み込まれていた。なってこった、と憤慨しつつ、予定より早く6時前に最終目的地の「赤坂 NAGARA ながら」に到着、ここから延々と打ち上げの酒宴は続くのである。少年はギター演奏に興じ、少女は参加者の似顔絵を描き、大人は肴と美酒に酔い、赤坂の夜は更けて行ったのである。総勢17名が「赤坂 NAGARA ながら」を後にしたのは11時前であった。
既に告知していた企画を下記の予定で実行します。
第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈
東京の原地形を体感し、縄文人の足跡を辿り、歴史の地に思いを馳せ、都市の過去現在未来を展望する。
開催日時:2006年1月28日(土曜日)12時30分集合
集合場所:明治神宮南詰大鳥居前広場(JR原宿駅下車)
参加費等:実費として以下の料金等を各自お支払い下さい。
明治神宮御苑入苑料(500円)、根津美術館入場料(1000円・希望者)
打ち上げ(希望者、時価・実費にて)
尚、途中からのフェードイン、フェードアウト等も差し支えありません。初めての方は参加希望を書き込み下さい。既に参加表明している方々には資料のダウンロード方法についてメールを送信してあります。
追記(1/26):と云うことで明後日の天候はアースダイビング日和のようです。
徘徊順路(予定)12時30分〜17時(途中、適当に休憩)
明治神宮南詰大鳥居前広場
明治神宮御苑(500円)
原宿駅竹下口から川筋を下る
東郷神社(旧池田邸)
渋谷川を遡上
竜岩寺(龍巌寺)
外苑西通り(塔の家)
梅窓院付近の笄川源流から川筋を下る
青山長者ヶ丸
立山墓地(青山霊園・分園)下・庚申塚
青山脳病院跡
百人組同心大縄地跡のブラダビル周辺
大隈重信邸跡、岡本一平・かの子住居跡・旧岡本太郎邸(坂倉準三設計)
根津美術館(旧根津嘉一郎邸)
青山原宿村・笄川を西麻布まで下る。
旧笄町、旧霞町、旧材木町、旧竜土町を徘徊
六本木ヒルズ(旧毛利邸)を横目で見ながら防衛庁跡地を桧町公園(長門萩藩・毛利家・中・下屋敷)へ
「赤坂 NAGARA ながら」にて打ち上げ・当日貸し切り
全行程(8〜10km)
参考
アースダイバー
(仮称)アースダイビング大会
東京の公園と原地形
東京の凸凹地図
江戸の川・東京の川
東京未来地図
東京・首都圏未来地図
今回、青山同潤会アパート再開発(表参道ヒルズ)は徘徊コース外となりますので、興味ある方は集合時間前に各自見学して下さい。(但しオープン前・テナント工事中)
また、2016年の五輪招致のメイン会場を代々木公園にする案が浮上しています。歩道橋の上から代々木公園を一望し、巨大スタジアムの姿を想像すると、うーむ。
五輪招致にMの影
鳰川と云う人を知っているので、この字は読めるが、鳰が「かいつぶり」の古名とまでは知らなかった。ましてや琵琶湖の古称が「鳰の海」とは、古典文学に疎い私が知る筈もない。尤も「かいつぶり」にしてもアースダイバーを読んでから知った訳であるから野鳥については無知同然である。葉山で息子さんとバードウォッチングを楽しんでおられるkomachiさんは、無知な私のこんな疑問にもコメントを下さる、とても有り難いお方なのだ。
興味深いのはリーダーズ英和辞典のstackの意味に「鳰」が含まれていることである。これは「鳰の浮巣」から意味付けられているのだろう。アメリカ先住民の神話だけでなく、「かいつぶり=鳰」の生態から似たような神話が他にあってもよさそうだ。
いつだったか、akiさんと函南の別荘地に敷地調査に行ったとき、面白い場所があると丹那盆地まで下りたことがある。その擂り鉢状のこぢんまりした盆地に立つと、甲府盆地や阿蘇のカルデラとは異なる不思議な空間体験を感じる。何か世間とは隔絶された桃源郷のような小宇宙がそこにあるように思えた。そんなことを思いだしながら、Google Earthで丹那盆地を見ると、断層と思える亀裂が走っているのが手に取るように分かる。地殻変動があったから日本列島が誕生し豊かな自然もあるのだろう。地震はその豊かな自然とのトレードオフなのかも知れない。Google Earthでアメリカ大陸の死の谷や砂漠を見た後では余計にそう思える。
栗田さんがCHRONOFILEでGoogle Earth-Macをエントリーした。早速、それに便乗して"Google Earth-Mac"をダウンロードしインストールした。これは面白い、"My Places"に登録した場所に、一飛び行けるのだ。まるで自分が孫悟空になった気分だ。そうだ"Google Earth"は孫悟空のキン斗雲なのだ。(キンは角+力)
しかし、悟空が自分の力に慢心したように、この"Google Earth"は恐ろしい一面も持っている。何の努力もせずに、これだけ全てがあからさまにされてしまうと、勘違いしてしまいそうだ。
第三回アースダイビング@江戸東京地下水脈の日程を、秋山隊長と相談の上Be-h@usの見学会を考慮して2006年1月28日(土)に開催を予定しております。ご意見お寄せ下さい、詳細等は開催日を確定次第、追ってご連絡致します。
昨夜、風呂から上がって何気にテレビ欄を見たら「トーキョーアースダイビング」の文字が目に入った。深夜2時からの1時間番組である。取り敢ず録画予約しておき、さわりだけちょっと見て確認してから寝た。予想通り中沢新一の「アースダイバー」を基に制作されたものだった。番組内容は自転車でトーキョーをアースダイブする女性タレントのモノローグを縦糸に、渋谷の神泉・丸山町界隈を徘徊する中沢新一の蘊蓄を横糸に構成されている。アースダイビングの出発地は代官山ヒルサイドテラスの猿楽塚、そして、渋谷、十二社、芝公園、六本木・麻布、銀座・新橋と漂流し、上野公園の岬に漂着する。番組のナビゲータでありアースダイバーとなる香椎由宇は、どうやら帰国子女のようである。アースダイバーとなり、トーキョーをDigすることで帰国子女の目に写っていた東京がどう変化するのかがポイントのようだが、タレント・香椎由宇のイメージビデオを見せられている気もするのは、フジテレビとホリプロのタイアップだから仕方ないのかな。そして、中沢新一が鉄人28号の金田少年の行く末に見えたのは気のせいだろう。
昨日(12/8)の東京新聞・朝刊に『五輪の東京招致』でシンポ・代々木公園 メーン会場にと云う記事があった。なんと、代々木公園を潰してスタジアムを建設するという提案である。おいおい、公園を潰しておいて、景観の復活、緑化促進を謳っているが、そのシンポジウムのメンバーをみると、Mの影が、どこまで地球を消費すれば気が済むのだろうか。呆れてものが言えない。2016年の東京オリンピック開催なんてまっぴら御免だ。
渋谷・青山景観整備機構(SALF)
Kentsu Weekly・代々木公園にスタジアム
ボーダフォンの携帯・Nokia6630で撮った写真なのでイマイチですが藝大音楽学部の紅葉が奇麗でした。例の芸大 /赤レンガ1号館の改修工事は仮囲いも外れてこれから内装工事のようです。
HURRICANE KATRINAの被害は米国の治水対策の遅れを物語っているが、東京の治水対策で最も大掛かりなものは荒川放水路だろう。現在は荒川放水路でなく、ただ荒川と言うようだが、僕らが子供のころは地元民は放水路とだけ言っていた。完成から74年を迎える放水路がどうなっているのか荒川の防災情報のサイトを見てみた。荒川決壊のシュミレーションを見ると小学一年生まで住んでいた地域は水深2〜5メートル位の冠水が予想されている。HURRICANE KATRINAは東京で生活する者にとって他人事ではない。
荒川下流河川事務所・事業概要
エントリー 2005/8/30:New York Timesのハリケーン・レポート。
追記 2005/9/7:GoogleMapにもハリケーン被災の衛星写真がNew Orleansを検索すると表示される。ハリケーン被災前の状況と、被災後の冠水した市街地の状況がよく解ります。
関連記事:WIRED NEWS『グーグル・マップス』ハリケーン被災の衛星写真
ちょっと気になる記事があった。
外国人有識者の発言で考える日本の野菜
「中国野菜だから危ない、国産野菜だから大丈夫というのは神話でしかない。日本の野菜だって……、日本の消費者は……」と、云うものだが、、考えさせられる内容である。
密林状態となった庭の落葉松の根元に小さな白い花が咲いていました。ん十年以上も前に母が植えたスズランです。ファイル名を付けるためにスズランを電子辞書で検索したら"a lily of the valley"【谷間の百合】とは知りませんでした。
放浪する雄ライオンをノマドと呼ぶらしい、そのノマドがライオンの群れに遭遇し、群れを率いる雄ラインに勝ち、その群れを乗っ取ると、先ず最初に行うことは乳飲み子のライオン(以前のリーダーの子供)を殺すことである。それは乳飲み子のいる雌ライオンでは受胎しないので、雌ライオンを受胎可能にするための行為である。この話しをテレビで見ていて、30年以上前に我が家の猫に降り掛かった災難を思い出し、成程と合点した。
それは、我が家の二代目の飼い猫(雑種)が小猫を生んだときのことである。その小猫の父親の猫は遠くから通ってきたペルシャ猫の掛かった雑種であった。小猫は父親の遺伝子を引き継ぎ、愛らしい毛並みをしていた。しかし、その雑種のペルシャ猫の恋敵であった近所のシャム猫は面白かろう筈はない。未練がましく、ストーカーの様に家の周りをうろついていた。そして、家の者が目を離した隙に家に侵入、逆恨み宜しく小猫二匹を噛み殺してしまった。獣医さんの話ではシャム猫は野生の本能が強く、時に凶暴になるということだった。つまり、そのシャム猫は自己の遺伝子を残す為に雌を求めて放浪する雄ライオンに近いのだろう。
その一件の後、避妊手術を受けて、我が家に帰ってきた猫は、子供に戻ったように情緒不安定に成ってしまった。ちょっと美形で狂女な猫となったが、あまり長生きはしなかった。その後、我が家では猫は飼ってない。
先ほど、朝の9時過ぎに八王子では雹(ひょう)が降りました。春雷ですね。あっという間の出来事で、10時過ぎには雹が降ったのが嘘のように空は晴れ渡っています。
と云うことで、裏山にはお代官様のお好きな山吹色が咲いてます。もちろん、お代官様のお好きなものは花ではありません、山吹に見立てた誰でもが好きなアレです。
赤瀬川原平氏の自邸・ニラハウスのように特別に植えた訳でもないのに、いつのまにか春先になると薄紫の可憐な花が咲くようになった。インターネットで調べるとメキシコ原産の外来種とある。そう云えば、在来種のスミレもあまり見掛けなくなった。タンポポも外来種が幅を利かせている。野草も外来種に席巻されそうだ。じきにハルジオンも咲きはじめるだろう。がびちょう、小綬鶏、ハクビシン、アライグマと野草だけでなく野鳥や小動物も外来種が増えている。たぶん昆虫にも外来種が混ざっているのだろう。
常磐自動車道を走る車の屋根やボンネットは花粉でうっすら黄色く汚れ、マスク姿のドライバーも多く見かけられた。それにしても、よりによって杉並木とは、他の選択肢は考えられなかったのだろうか。
また、雪が降りました。昼頃まで降るようなので後何センチ積もるのでしょう。取り敢ず朝まで積もった雪は除雪して、雪が止んだら本格的に雪かきですね。
こんなに雪が降っていても、朝刊は届きます。濡れないようにビニール袋に入っているのが嬉しいです。m(_ _)m
「日本人が一家団欒を失ったからですよ。ミカンを食べる場面を想像してごらんなさい。家族でこたつに入って、テレビを見て、、、。今、そんな家庭は少ないでしょう。」山下惣一氏はミカンの売れなくなった要因をそう述べている。昨日(2005.1.15)の東京新聞夕刊・文化欄「土曜訪問」は「農から見た日本?ある農民作家の遺書」を昨年出版した農民作家の山下惣一さんへの取材記事【失われた「先憂後楽」の暮らし】だった。 「おこたでミカン」は日本人にとって家族団欒の表象であったのだが、それは既に実態を失った記号にしか過ぎないのだろう。
「農から見た日本」は市場経済による効率至上主義によって、日本が切り捨ててきたもの、失ったものを農業・農村の立場から見てきた山下惣一氏による次世代への遺言であり警鐘であるが、崩壊したのは農業だけでなく、社会そのものではないだろうか。
山下惣一氏については栗田さんがCHRONOFILEで身土不二を取り上げ、私も一昨年のエントリーで日本の「村」再考を紹介している。
昨日の報道ステーションで海岸線から5キロ離れたインドネシア・Banda Acehの街を襲った津波被害を、もしも東京で起きたことを想定して海岸線から5キロの範囲を地図に表わし解説を加えていた。しかし、東京の地形を一切無視した津波被害の想定には唯々呆れるばかりであった。これを非科学的と言わずして何と表現すれば良いのだろう。自然災害に対する被害想定のつもりなのだろうが、それが自然の地形を無視してどうする。
津波の比較史料学
図説・歴史で読み解く東京の地理
東京という都市は世界でも類を見ない複雑な地形の上に造られている。大別すれば下町地区と山の手地区に分けられるが、その山の手地区も、武蔵野台地の東端の山裾を形成する、上野台地、本郷台地、小石川台地、目白台地、牛込台地、麹町台地、赤坂台地、麻布台地等と分かれ、それらの間に神田川、渋谷川、等の河川やその支流が谷を形成している。従って、海岸線からの距離だけで水害を想定することはナンセンスである。常日ごろから谷道、尾根道、切り通しや、坂道等に関心を寄せていれば、地形を無視した想定など考えることもないだろう。それに放送では下町を一切無視したのは何か意図があってのことなのか、それも気になる。
日立ソフトが「インドネシア スマトラ島沖地震 津波被害の衛星画像」を無償公開しています。上記写真はインドネシア スマトラ島北端にあるBanda Aceh Shoreを12月28日に撮影したものです。
日本赤十字社
日本ユニセフ
この衛星画像を見ると 津波被害の悲惨な状況がよく判りますが、それと同時に、常に我々は人工衛星から監視されているのだと、改めて実感します。
このような意見もあります。
IAC緊急声明:米国は現地政府に津波警告を出さなかった!
津波は英語でも"Tsunami"とよぶことを今回のインド洋の大津波で知った。南海の楽園が一瞬のうちに地獄に転じてしまった訳です。自然に対して人間は無力でしたが、復興に対しては無力ではないと信じたい。自然災害の続いた一年でしたが、来年は平穏無事であることを祈りたいです。
日本赤十字社
日本ユニセフ
追記:正月からAppleJapanのトップページにも告知されるようになった。