March 18, 2012

力づく...

四年前の2008年2月21日にエントリーした南浅川町に今月の25日に開通する高尾山ICと八王子JCT間の高尾山トンネルを見てきました。印象として、政治的にも土木工事的にも力づくで、住民や自然をねじ伏せて既成事実を作り上げてしまう様は、原発行政と似たものがあるようです。それにしても大垂水峠へ向かう街道上に唐突に現れる高尾山ICの出入口ですが、国道20号線と八王子南バイパスとは信号による平面交差となります。杞憂でしょうが出入口付近の事故や渋滞の発生が気になります。御為ごかしか、ガードレールに使われている防腐処理された間伐材?らしき削り丸太は何を意味するのでしょう。

接続道路との高低差を解消するにはランプはより大きくなります。

2008年2月に工事事務所に置いて有った高尾山ICの完成模型と国土交通省関東地方整備局・相武国道事務所・発行の高尾山IC開通プレスリリースに掲載されている高尾山IC付近の航空写真を比較すると、城山八王子トンネル入り口の崩落現場が工事中断し、下り線の南浅川トンネルと高尾山トンネルの間にシェルターが新たに設けられたことが分かる。

3.11東日本大震災による仮称・城山八王子トンネル上り車線入り口部分の崩落現場、法面の改修工事が終り、来月からトンネル工事を再開するらしい。ここは確か2008年夏の集中豪雨でも崩落したと伝え聞いている。(此の時は京王高尾線のトンネル出口付近で山肌が崩落し、トンネル出口を塞いだ。)

国道20号線より城山八王子トンネル入り口付近を見る。(2008年2月)
恐らく、トンネル上部のこの植樹された針葉樹林が2008年夏の集中豪雨で滑落し、3.11で再び緩んでいた地盤が崩落したのではないでしょうか、広葉樹林と違って針葉樹林は下草も生えず、保水力も弱く表土が崩れやすいですからね...。

国道20号線より工事中断している城山八王子トンネル入り口付近を見る。(2012年3月)

因みに城山八王子トンネル以南の圏央道の神奈川県内は城山ダムと津久井湖を避けて、相模川の河岸段丘に沿って南下し海老名JCTで東名に接続し、茅ヶ崎で新湘南バイパスに繋がるようです。

Posted by S.Igarashi at March 18, 2012 09:04 PM | トラックバック
コメント

まぁ...有りと有らゆるものが劣化してるから...そりゃー喰えんね。

Posted by: iGa at March 20, 2012 12:04 AM

食えん。

Posted by: Fumanchu at March 19, 2012 11:32 PM

今なら現知事付きで差し上げます。どうぞ。

Posted by: iGa at March 19, 2012 09:34 PM

東京を無くしゃ良いんだヨ。
中央政府は国防外交のみ。
その余は地方政府がやる。
そうすれば渋滞高速も要らない。

Posted by: Fumanchu at March 19, 2012 07:20 PM