異常に暑かった今年の夏は国内最高気温も2013年8月12日13時42分に高知県四万十市西土佐用井のアメダス江川崎観測所で記録された41.0°Cによって塗り替えられた訳ですが、偶々、当日か翌日のTBSの夕方のNews番組を見ていたら、江川崎のアメダス観測所の映像が流れ、気象予報士・森田氏は設置環境の問題点を話していた。それはYahoo!ニュースでも『「41度」日本記録への疑問』とまとめられている。
ところでアメダス・八王子は何処に在るのか気になった。そういえばアメダス以前は八王子の気象観測は市立の中学校で生徒が続けていた筈だ。Google検索すると『八王子市天気相談所:1983年(昭和58)10月3日開設.日立市に次いで全国で2番目の市独自の天気相談所.初代所長原嶋宏昌.沿革は57年以降続けられてきた市立第四中学校気象観測業務が,68年に気象庁東京管区気象台八王子地域観測所に指定されるなど公的気象デ−タの観測を行ってきたものを,八王子市が引き継ぎ,82年4月八王子市気象観測室として設置,それを拡充して天気相談所としたもの.気象観測をはじめ,予報,電話による気象情報の提供などサ−ビスを行っている.』とある。(つまり理科の先生が定年退職後、その実績が評価されて云々でしょう。)その八王子市天気相談所も『平成22年4月1日から無人化され、市内7箇所に設置された雨量計などにより機械観測のみを行う「気象観測所」となりました。』とある。観測の経緯などについては「八王子市気象観測所・データについての解説、注意」が詳しい。八王子市立四中気象部顧問を務めていた原嶋宏昌氏は日本気象学会機関紙・天気に市民生活と気象・一中学校での気象観測が八王子市天気相談所へ発展一なる文章を残している。
と云うことで一件落着、AMeDASは八王子市役所の屋上ではなかった。200m東にある市立四中と観測環境に極端な違いが生じないように配慮したのだろう。
参考:八王子市 防災気象情