January 10, 2006

立体写真集 NIPPON・明治の日本を旅する

アナグリフが続いたついでに「立体写真集 NIPPON・明治の日本を旅する」である。この本にはアクリルか何かでできた「新プリズム式立体視メガネ」が付属している。平行法でステレオグラムを立体視する為の補助器具なのだが、訓練の賜物なのか、この程度の写真ならば裸眼でも直ぐに立体視できるようになってしまった。そういえばC.G.ステレオグラムなんて本もあった。C.G.によるステレオグラムは一時期、雑誌でも特集があったりして、ちょっと流行っていた。

裸眼で立体視するには。
StereoView.jpg

1)写真を凝視してピントを合わせない。(老眼力をもっていれば、この段階はクリア)
2)平行法の場合は遠くを見る。交差法の場合は寄り目にする。
3)すると、左右の目にピンボケの像がずれて投影される。
4)左右の目で並列された二つの写真が、四つにダブって見える。
5)ダブって見える四つの写真の内、中央の二つの写真はずれて重なっている。
6)その重なっている二つの写真を一体にする。(ここは修業が必要となる。)
7)すると、両脇の薄い写真と中央に二枚が重なった濃い写真の三枚の写真になります
8)そして中央の濃くはっきりした写真が立体的に浮かび上がります。


さぁ、立体視できましたか。これは二つの写真の中心との間隔がミソですね。
この間隔が左右の眼の間隔と同じなら平行法で立体視するのが楽です。
写真のサイズは平均的な大人の目の間隔で決まりますね。

小さい写真で出来るようになったら、大きな写真でも立体視できます。
Rotonda Steleogram.jpg

Posted by S.Igarashi at January 10, 2006 09:38 AM | トラックバック
コメント

iGaさん、こんばんは。TBできないので、コメント欄で失礼いたします。立体視に関連するらしい『フォトモの街角』のエントリーをアップしました。http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/493.html

Posted by: わきた・けんいち at August 27, 2006 03:05 AM

わきたさん、おめでとうございます。(^o^)
そうなんですね、宮里藍ちゃんの様な「目力」は必要ないですね。
脱力系のうすらぼんやりしているくらいで丁度よいかも知れません。
目で見ているのではなく、脳で見ているということでしょうね。

Posted by: iGa at January 12, 2006 08:47 AM

iGaさん、見えました、見えました。そうか、こういうふうに見えるのか〜。一晩中修行をしていたわけではないのですが、朝、まだ脱力している状態で見てみてました。僕はメガネをかけているのですが、このメガネをとって、裸眼で顔を近づけてみると見えてきました。メガネのままだと、ピントがあいません(老眼のせいだろうか・・・)。写真を切り抜いて立てたような感じですね〜。でも、僕にも見えたので、「比叡山に篭り千日回峰」しなくてもよくなり、ホッとしています。ご丁寧な「立体視の奥義」、ありがとうございました。この「奥義」のおかげです。

Posted by: わきた・けんいち at January 12, 2006 08:25 AM

う〜ん、ちょっとやってみましたが、やはり「ちょっとやってみた」だけでは、第6段階をなかなか突破できません。できそうで、できない、この悔しさ。眼が少し疲れました…。でも修行します。ちょっと力みすぎているのがいけないのかな。脱力感大切にしてやってみます。

Posted by: わきた・けんいち at January 11, 2006 06:58 PM

iGaさん、こんばんは。この『MADCONNECTION』は、知らないあいだに、どんどんスゴイ図が増えているんですから。さて、修行に励みますよ。また、報告します。

Posted by: わきた・けんいち at January 11, 2006 06:49 PM

立体視の奥義をここに開示する。修業に励むよう。

Posted by: iGa at January 11, 2006 09:13 AM

iGaさん、千日回峰ですか・・・(T0T)。みなさん、厳しい!がんばります。

Posted by: わきた・けんいち at January 10, 2006 11:11 PM

わきたさん、邪念を払い比叡山に篭り千日回峰するように。

Posted by: iGa at January 10, 2006 10:33 PM

iGaさん、Akiさん。「老眼力」なんて書いてしまって、たまた思ったのですが、「老眼力」→「老人力」→「赤瀬川源平」という連想で、赤瀬川さんの『二つ目の哲学』という本を思い出しました。まだ、読んでいませんが、裸眼立体視について論じているらしいですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4479390251/qid%3D1136899004/250-5186509-9227404

Posted by: わきた・けんいち at January 10, 2006 10:20 PM

Akiさん。僕も、そろそろ老眼、きているんですけどね〜。まだ「老眼力」が足らないようですね。Akiさん、修行いたします、はい。

Posted by: わきた・けんいち at January 10, 2006 10:08 PM

>わきた・けんいち 様

お若いの、まだまだ修行がたりませぬ。
人様に老眼なぞと疎んじられるようになりました暁に、突然、開眼、全てのカラクリが難なくクリアでございますです。

Posted by: AKi at January 10, 2006 09:25 PM

iGaさん、Akiさんこんばんは。
お2人は裸眼でも立体視できるそうですね。そのコツは、なにかあるのですか。いろいろ試してみましたが、うまくいきません(^^;;。ぜひ、コツを伝授していただけませんでしょうか。う〜ん、眼が疲れてきましたです。

Posted by: わきた・けんいち at January 10, 2006 07:12 PM

米国人の東洋趣味でしょうか、結構へんな写真が多いですね。
日本橋は河岸の写真は、メコンデルタか何かに見えて、とても日本とは思えない風景です。

Posted by: iGa at January 10, 2006 03:21 PM

私めも修練の賜物か、ぐっと睨めばたちまち立体でございます。
しかし、褌一丁で女人の前でのお食事、ずいぶんとお行儀の悪い所業でございますですね。

Posted by: AKi at January 10, 2006 02:13 PM