February 06, 2006

人名字解

常用字解の続編にあたる人名字解である。何気に頁をめくっていたら「匡」の文字が目に入った。匸(けい)は儀礼を行なう聖所として匿(かく)されている場所。つまりサンクチャリの様なものかな。王は王位の象徴である鉞(まさかり)の頭部の形。鉞の霊力・威力でものを正すこと、ただし明らかにすること、の意味なのだ。う〜む凄い、これは納得できる。
本屋あるいは書店
神さまがくれた漢字たち

Posted by S.Igarashi at February 6, 2006 11:29 AM
コメント

SafariはOSX環境のUnicode対応だからローカルでは?を入力できるけれど、サーバーのMovable TypeがUnicode非対応なんでしょうね。
竹+匸+甲の音読みも匣と同じ「こう」ですね。
匣は広辞苑では【はこ。てばこ。ふたがぴったりかぶさるはこ。】
ふたがぴったりかぶさるから「パンドラの匣」で、そして秘密めいているから匸(けい)を使っている。う〜む、奥が深い。
「はこ」だけでも漢字には素材、形状、機能、用途に応じて色んな漢字がありますね。

Posted by: iGa at February 7, 2006 09:23 AM

ちょっとちがうけれど「?」という字もありますね。(じつは竹かんむりに匣という文字を入れたのだが、プレビューにしたら「?」にかわってしまった)文字パレットを開いてみたけれど、区別はよくわからない。竹かんむりがないやつはパンドラの匣に使われる。どうだ漢字はすごいだろざまあみろって感じ?人名字解の到着を楽しみにしています。

Posted by: 玉井一匡 at February 6, 2006 09:35 PM

玉井さん、どうも、コメントありがとうございます。
匡に竹かんむりの筐は四角い竹かごの事で、中にいれた物の形を整える意味もあるようで、そうすると初代Macや初代NeXTの筐体は本物なんだなぁ、と改めて思ったりしてます。

Posted by: iGa at February 6, 2006 07:29 PM

AKiさんから、きみは自分の名前の意味を知っているかとたずねられて、知っていますと答え、このエントリーを読んでみたら、わたしは何も知らなかったのだということを思い知りました。思い返せば、一匡とは「ひとたびいでて天下をただす」という意味だとその昔に聞いて、じつは、なんだか権力的なニュアンスが感じられてあまり気に入らず、意味を深く調べようという気にならなかったのでした。
igaさん、おかげさまでこういうことだったのかと分かりました。でもやはり、iconの霊力なんか使っちゃうのか、って気もします。何はともあれ「人名字解」を注文します。ここからamazon.comにね。

Posted by: 玉井一匡 at February 6, 2006 06:36 PM