December 13, 2006

木村伊兵衛のパリ

kimuraihei.jpg

「木村伊兵衛のパリ」を見た。展示されているのは50年前の写真だ、その写真を撮った人は既に此の世にはいないが、そこに写っている多くの人も既に此の世から去っているだろう。ロンシャン競馬場の不貞腐れた有閑マダム達も、下町の人懐っこい笑顔の人達も、曰くあり気な店主もいないだろう。しかし、其処に住んでいる人々が代わってもパリは都市で在り続けている。正しく、この写真展の主役はパリなのだ。そういえば50年前の東京にもルノーのタクシーが走っていた。そのルノーのタクシーが走っていた50年前の東京の方が今よりも東京は都市であったような気がするのだが、、、。

Posted by S.Igarashi at December 13, 2006 02:21 AM
コメント

cenさま、こちらこそ宜しく。
そんな、敷居がたかいなんてことありまcenですyo。

『愛を乞う人』は随分とシリアスで重い内容の映画なんですね。それでも映画の時代背景が希望の持てる時代で救われているのでしょうか。

私も生まれが足立なもんで、親が連れていってくれる繁華街は浅草か上野でしたが、浅草は六区の方は子供に見せられない露骨な看板が多いとの理由で、浅草松屋か橋を渡って隅田公園に行くくらいでした。
そんなガキも50年もすると御免状ミニダイブと称して浅草の裏を徘徊するようになる訳で、、、。

Posted by: iGa at December 14, 2006 10:19 PM

私は今日行ってきました。
村井修さんとハシゴ、おまけに桑原さんも見ての欲張りな一日でしたが、
木村と村井の違いが面白かったです。

Posted by: fuRu at December 14, 2006 07:04 PM

アダイ以来のご無沙汰で肩身がせもうございます。あまりに素敵なブログにて目には見えぬ敷居がたこう感じ、ご挨拶も滞ってしまった次第です、あい、すみまcen。

先日ひょんなことから『愛を乞う人』という日本映画を観てしまったのですが、ジーンとくる感覚がこの写真集に匹敵するぐらい、ググッと入り込んでしまいました。

戦後の都市というものがもつ混沌なのでしょうか、建物も人も生命力に溢れていて、すっごく好きです。

またよろしくお願い致します。

Posted by: cen at December 14, 2006 01:25 PM