December 23, 2006

八坂の草庵系トタンハウス

京都の町にブルートタンは似合わない。トタンもブルーではなく「利休鼠」を意識しているのだろうか、八坂の塔から二年坂へ向かう途中で家並みが途切れ露にされた妻壁に引き込まれ奥にはいると斯様な草庵系とも云えるトタンハウスがあった。
と云う事で略三十年ぶりに桂離宮と修学院離宮の庭を見に京都に行ってきたのであるが、ついでに東山の山裾にそってミニダイブしていたときに発見した風景である。

歴史的町並保存地域に指定されているであろう観光地化された尾根道に挟まれたスリバチ状の谷戸に取り残されたように長屋やアパートがひっそりと佇んでいる。何か、この一画を舞台にしたドラマが生まれても良さそうに思えて、妄想が、、、。


草庵系利休鼠トタンハウスに見とれていると足下で何か鳴き声が、そのに、ご挨拶するのを忘れていた。
場所は( 34°59'53.07"N 135°46'47.69"E)

Posted by S.Igarashi at December 23, 2006 02:29 AM
コメント

町屋だけが京都ではないですね。やっぱり坂のある風景は良いですね。それも谷底の方が、色んな人間の想いが堆積しているようで、ここも空間がとても濃密です。

Posted by: iGa at December 25, 2006 03:22 PM

う〜ぬ、この沈んでゆく先にトタン家が…という感じ、たまりませんね〜。そうですか、京都にもありましたか〜。いよいよ、大阪&京都へのダイブツアーをやりたくなってきました。

Posted by: masa at December 24, 2006 01:45 PM

できれば、お供したかったのですが、残念ですね〜。桂離宮と修学院離宮について、専門家からお話しを直接伺いたかったです。でも、たぶんこの師走、卒論や修論の指導で時間がなかったでしょうね。いつか、東京の皆さんによる関西出張ダイブが実現したらいいなあと、厚かましいことを考えています。

Posted by: わきた・けんいち at December 24, 2006 09:11 AM

どーも、わきたさんに見つかるかなとドキドキしながら京都を徘徊してました。今回はアースダイビングの視点で徘徊したのが新鮮でした。それにしても観光スポットには、ハングル、チャイニーズタイペイ、等々から来た人で溢れてますね。

Posted by: iGa at December 24, 2006 08:42 AM

iGaさん、京都にいらしゃったんですね!!

Posted by: わきた・けんいち at December 23, 2006 01:30 PM