January 26, 2004

文作7

MacPlusを買う一年ほど前にJDLのワープロ・文作7をリースで導入していた。確か沖電気のOEM製品によるドットインパクトのB4プリンターとセットで月12,000円のリース料だったと思う。この文作7は実はMacPlusと同じモトローラ68000をCPUに使っていた。5.25インチのFDドライブが二つあり、システムとデータ保存に別れ、カタカタと云うドライブ音が今となっては懐かしい。当時はPC-98シリーズという選択肢もあったのだが、PC-98シリーズの筐体デザイン、あの美的感覚は受け入れ難いものがあった。それに一太郎は僕がワープロに望んでいたスペックを持ち合わせてはいなかった。
文作7導入の決め手はその作表機能であった。縦横のセルの数とセルの高さ幅を指定して表組のフォーマットを保存しておけるワープロはその当時他にはなかったと思う。
或る意味、文作7があったからMacintoshの世界に気ままに踏み込んで行けたのではないかと考えている。業務の書類作りは文作7に、仕事半分、面白半分のMacintoshと棲み分けていた。その文作7は日本語ポストスクリプト・フォントとNTX-Jを導入してから、作表も Excel を使う割合が増えリース期間を全うする前に引退、リース会社から手配されてきた中古OA機器の業者がマニュアルとソフト一式を受け取りに来た。まだワープロ機器全盛の時代であった。

Posted by S.Igarashi at January 26, 2004 11:19 AM | トラックバック
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