先のエントリーで書いたようにSony Music系レーベルの洋楽がiTunesStoreにラインナップされたことで、2009年12月28日のエントリー「著作権切れ...?」で取上げた際、音楽業界に詳しいM.Niijimaさんに教えてもらった「著作隣接権の保護期間を過ぎた録音物」から借用したアルバムと、CBSレーベルのオリジナルアルバムがこうして並ぶことになった。どれがオリジナルかはジャケットデザインの質で分かると思いますが、特に酷いのが右上のアルバムでMilesのNEFERTITIのアルバムジャケット写真をそのままパクってますが、何だかですね...。
The Dave Brubeck QuartetのTime Outはオリジナルジャケットに使われた抽象画をそのままパクっていますが、これもデザインも色合も貧相でいけませんですね。LP時代は雑音の混ざるラジオ放送やマニアが録音したジャズクラブでの音源から作られた海賊盤が、それなりに輸入されていましたが...そうした後ろめたさの有る禁制品とは異なり...デジタル時代の安易なフェイクは...あっけらかんとしたものであります。
M.Niijimaさん、どうもです。
どうも「著作隣接権」周辺のキャスティングボードを握っているのが、ビートルズであったりディズニーであったりとか...それだけ動くマネーも...大きいのでしょうね。それでも、そのマネーが新人の発掘やアーティストの創作活動やレコーディング環境とかに...使われれば良いのですが...
Posted by: iGa at March 6, 2012 03:21 PM今日は丁度、あるアーティストに著作権(隣接権ではなく)のガイダンスをしたところでした。
さて、この「著作隣接権」に関して、ヨーロッパはその保護期間を50年から70年に延長しようとしています(2014年施行を目指しています)。
http://bit.ly/w2tR7D
上記リンク(ビルボードへのリンク)でも触れていますが、どうやらそろそろビートルズのデビューから50年という時期にカウントダウン始まったことが背景としてあるようです。