March 22, 2012

ワープする空間...


iTunesStoreでレンタル開始された『人のセックスを笑うな』を借りて観た。映画の中の美術学校のロケ地になったのはここの杉並キャンパスですが、場所の設定は北関東らしく、ロケは桐生市や深谷市でも行なわれたようです。エンドロールのタイトルバックにも使われている校舎屋上は北関東にある建物のようで...地元の人なら山並みで何処か分かると思いますが...映画の屋上と校庭とは異次元をワープして同一空間となっているようです。美術学校のロケ地は映画のタイトルもあって難航したようで...軒並み断られ...最後で望みの綱が繋がったようです。従って場所の設定から、大学周辺とか校門とか...どう見ても北関東らしくない場所は撮影されてません。恐らく打診して断られた筈と思いますが...、風景やら地形などから判断すると...この映画のロケ地として相応しいのは図書館が建つ前の多摩美の八王子キャンパスでしょうね。因みに画面の校舎は既に耐震建替工事で撤去され現在は駐輪場に駐車場と広場になっています。
映画は、最近の漫画のコマ割りの影響か矢鱈とカット割りを多用するテレビドラマや商業映画とは真逆に、芝居臭さを極力消した台詞廻しとか、ワンシーン・ワンカットの長回しとか、この2時間17分の映画はマシンガン的な演出手法に慣らされた観客から見ると退屈極まりないものかも知れませんが...リアルな時間の流れは...もっとゆっくりしたものでしょう...。

Posted by S.Igarashi at March 22, 2012 11:01 AM
コメント

kadoorie-ave さん どうもです。

日常をスケッチすると...こんな感じの映画になるんでしょうね。エラソーな人が一人も出てこないのも救いかも...

多摩美から湘南の海ですか...うーむ。Google検索したら多摩御陵へのアプローチとなる南浅川橋も...湘南にワープしてたのか...。

そういえば、中学一年の一学期、校内で映画ロケがあり放課後見に行った事がありました。メジャーデビュー直前で、その時初めて名前を知った「中尾ミエ」が来てワンシーンだけ撮って帰りました。僕の傍にいた担任の社会科教師Tが『中々、可愛い子じゃないか...』と一言。僕は心の中で『え〜生意気そうな娘じゃないの...このスケベ親父が...』とつぶやいてました。ええ...もちろん口にはだしません。そう、生で初めて見たアイドルタレントが「中尾ミエ」だったのですね。

Posted by: iGa at March 24, 2012 11:33 AM

「み〜る〜め〜!」ですね。懐かしい。結構好きです。どうやら題名だけでびっくりして敬遠したり、要らぬ期待に胸膨らませてガッカリしたり...ということが多い作品のようで...なんとナイーブだこと。
なんとなく「わかるなぁ....」と寄り添いたくなる作品なのは、等身大くらいの描き方で作っているからで、これがドラマチックな仕立てだったり、過剰に演出されていたら、登場人物のふつうの息づかいのようなものが、吹き飛んでしまいますもんね。

そういえば、多摩美はその昔、「ゆうひが丘の総理大臣」のロケ地でしたが、すぐ近くに湘南の海が広がっていました。野猿街道沿いの校舎に佇んで、海かぁ...とつぶやいておりました。

Posted by: kadoorie-ave at March 23, 2012 06:13 PM

M.Niijimaさん どうもです。

エンドロールに河口湖スタジオの名があり、なんで河口湖?と思ってましたが、サウンドトラックの収録でしたか。そういえば...あの人の娘さん(妹さんのほう)もワンシーンだけ出演してました。
この手の映画は上映館も少なくて見逃すと...中々見られないので、ネット・レンタルできるのはマイナーな映画にこそチャンスですね。

Posted by: iGa at March 23, 2012 10:19 AM

嗚呼、この映画のサウンドトラック(音楽)は、私が勤務していた今はなき河口湖のスタジオで収録されました。それだのに、私、この映画観ていないのです。

Posted by: M.Niijima at March 23, 2012 01:29 AM