2002年発行のシリーズ前作「まじょのケーキ」の原画は一昨年の「たむらしげるの世界展」で目にした人もいるでしょう。「ポルカちゃんとまほうのほうき」はその続編、今回は見開き頁で森の中をポルカちゃんがまほうのほうきに跨がり疾走するシーンが描かれている。絵本でこうした空間の奥行きと広がり、そして映像的な浮遊感を描かせたら彼の独壇場である。