November 21, 2003

PowerBook 2400c/180

一月ほど前から【PowerBook 2400c/180】の液晶のバックライトが変調をきたし、起動しても見た目はブラックアウトしたまま、死んだふりをしていた。照明の加減と目を凝らしてみれば、液晶モニタにそれとなくメニューバーが見え、パワースィッチを押すとシステム終了のダイアログが表示されているのが微かに解る程度である。死んではいないがコミュニケーションを拒否し、「どうせ、ワシなんか誰もかまってくれないんだ、いいんだ、いいんだ、いなくなればいいんだ。」と、拗ねている。そうは云っても液晶のケーブルを交換するだけでも最低25000円は掛かることは、春先にiBookを修理したことで目安が付く。尤も交換部品があればの話である。そんな、こんなで暫く、【PowerBook 2400c/180】を放っておいた。昨日になって、もう一度試してみようとスイッチを入れて、液晶パネルの周辺を「いい加減に目を覚ませ!」とパシパシ叩いてみた。すると、どうだろう深い眠りから目を覚ましたように液晶が明るくなって、HappyMacのアイコンが表示され起動を始めた。

このPowerBook 2400c/180には96MBメモリの増設、G3-320Mhzのアクセラレータの取り付け、キーボードもJIS(カナ)タイプからUSタイプに交換、それにハードディスクは二度も交換等々、それなりに金も掛かっているし思い入れのあるマシンである。拗ねたりしないように時々は使って機嫌をとらねばならない。

追記:このPowerBook 2400c/180は開発途中のマシンにもお目に掛かっている。もちろんAppleと機密保持契約を結んだ上のことである。製品が公式に発表されるまで他言は無用というものだ。開発はAppleと厚木のIBM事業所との日本市場に特化した合作、オリジナルパーツの占有率は自社のThinkPadよりも高いと云われている。筐体に関して云えば、カーボンファイバー製のヘビーデューティな仕様も検討されていたようだが、これは実現してない。尤も、カーボンファイバーは釜で焼き入れしなければならないわけだからマス・プロダクト製品の素材としては手間が掛かって不向きなのだろう。
自分にとってもPowerBook 2400c/180は初めてのノートブックで待ちに待って買ったものであった。

Posted by S.Igarashi at November 21, 2003 07:57 PM | トラックバック
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