July 17, 2015

残り三日...

一年前、埼玉県立近代美術館で開催された『戦後日本住宅伝説ー挑発する家・内省する家』の巡回展の最終会場となった八王子市夢美術館の展示も残すところ連休の最終日の7月20日までとなった。
展示会場のキャパシティの限界もあるだろうから、埼玉県立近代美術館との違いも確かめたく、昨日お盆の墓参りの前に美術館まで足を延ばした。エレベーターホールからホワイエに入ると、会期中に亡くなった東孝光・設計の「塔の家」の原寸大平面が床に、会場構成は一つの展示作品に対し大型出力写真のタペストリー、写真パネル、図面、模型が一点乃至二点、それに映像をレイアウトしたものとなっている。埼玉県立近代美術館では大型出力写真のタペストリーと原図が展示のメインになっていたと記憶していたが、八王子では模型が展示の主力になっているようだ。模型は各大学の研究室で手分けして制作しているようで、これら全てを埼玉県立近代美術館では展示してなかったように記憶しているが…どうだろう。残り後三日になってしまったが、見ておく価値のある展覧会である。

Posted by S.Igarashi at July 17, 2015 11:44 AM
コメント

そういえば、TOTO通信2015年夏号のF森教授の連載・現代住宅並走は展示作品の一つ松川ボックスでした。

Posted by: iGa at July 17, 2015 04:40 PM