先日、新宿の東京都建築士事務所協会登録センターまで事務所の更新手続きに行ったついでに地下鉄大江戸線で六本木まで足を延ばしTOTOギャラリー・間の「TANGE BY TANGE 1949-1959/丹下健三が見た丹下健三」を見てきた。会場には丹下健三の36歳から46歳までの仕事を自ら撮影した35ミリフイルム全てのベタ焼きが展示台に水平に置かれている。そして上記写真のルーフテラスには端正なプロポーションの丸の内の旧都庁舎と成城の自邸に桂離宮の大型プリントが展示されている。皮肉にも桂離宮は現存するが丹下健三・設計による旧都庁舎も成城の自邸も既にない。赤坂プリンスホテルもモリハナエ・ビルも取り壊され現代建築の寿命の短さに…言葉を失います。
因みに1949年は私が生れた年、1959年はオバカな小学四年生男子であった。ラジオでAmerican Popsを聴いたり、ローハイドに夢中になっていた。