
昨日は東京オペラシティコンサートホールで武満徹 ─ Visions in Time 展の最終日を飾る『武満徹トリビュート・コンサート"SOUL TAKEMITSU"』を聴いてきた。
「FOR TORU」と題された一部は武満徹の遺作「エア(フルートのための)」へのオマージュでもある一柳彗の「時の佇まいIV」で始まり、武満徹の70年代の代表作「カトレーンII」がリチャード・ストルツマン(CL)の加わったカルテットによる演奏で締めくくられた。
「SOUL of TORU」と題された二部では武満の残した小さな作品を様々なジャンルから参加したミュージシャンによるコラボレーションが繰り広げられ、最後は谷川賢作アレンジによる武満徹メロディが参加者全員で演奏され、やがてデキシーランドジャズの大団円となり、再び「明日ハ晴レカナ曇リカナ」のメロディが静かに流れ幕を閉じた。アンコールも終わって会場を出ようとするとステージから演奏が聴こえてきた。リチャード・ストルツマンのクラリネットと小室等のバンジョーによるセッションがステージ奥で繰り広げられていたのだ。残っていた客もステージの廻りに集まり、手拍子でそのセッションを楽しんでいた。なんて、リチャード・ストルツマンは良い奴なんだろう。28年前に聴いたTASHIの頃は、未だ少年の面影が残っていたが、白髪の混じった今、その風貌と眼差しがどこか武満徹に似てきてると思えた。トリビュート・コンサート大成功である。
ishikawaさんも聴いていたのですね。
昔々、MusicTodayの会場で僕の割合近くに渡辺香津美が座っていて、誰か業界関係者の様な人に「へぇー、香津美さん、こんな音楽も聴きに来るんですか?」と言われ「ええ、僕、結構こーゆー音楽好きなんです。」と照れ臭そうに答えていたのを憶えてます。小室等も渡辺香津美もジャンルを超えてコンサートに良く行くみたいで、昔、コンサートによく通っていた頃はよく会場で見掛けました。ですからトリビュートコンサートの出演者を見ても違和感はなかったですね。
とてもコンサートでした!
COBAが最後盛り上げようとヴァイオリンとヴィオラ奏者にリズムにのって楽器を左右に振る指示をだした時にそれを見たリチャード・ストルツマンが顔を押さえて笑っていたのが印象的でした。クラシックとポップスといい感じでした。