岩波書店の8月14日の今日の名言はブレヒト『ガリレイの生涯』から
『科学の目的は、無限の英知への扉を開くことではなく、無限の誤謬にひとつの終止符を打ってゆくことだ。』
成程、腑に落ちる言葉である。ブレヒトについては無知同然で劇作家くらいの知識しか持ち合わせおらず、ブレヒトの代表作「三文オペラ」にしても音楽家・クルト・ワイル作曲による Mack the Knifeが最初で、その後ソニー・ロリンズがMack the KnifeをモダンジャズにアレンジしたMoritatを聴いて知ったくらいであり、クルト・ワイルが凄いと思ったのはそれから10年以上の歳月を要している。私としてはこのアルバムを再版してもらいたいと願うのである。
いけない、ブレヒトから脱線したが、こんな時代だからこそ『ガリレイの生涯』を読んでみようと思う。