会期も残すところ今週末までとなった八王子市夢美術館の『チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち』を見てきた。
チェブラーシカの絵は見た事はあるが、物語もその作家も知らず、アニメーションも見た事はなかった。ユーリー・ノルシュテインは3年前、神奈川県立近代美術館 葉山で開かれた『話の話/ロシア・アニメーションの巨匠 ノルシュテイン&ヤールブソワ』に会期終了間際に観に行ったが、そのノルシュテインがチェブラーシカの物語をアニメーション作品に仕上げたロマン・カチャーノフの元で修行時代を過ごしていたことを今回初めて知った。カチャーノフのコマ撮りによる人形アニメーションに対し、ノルシュテインは切絵によるアニメーションだが、そのルーツを今回の展覧会で知ることができた。カチャーノフのアニメーションの中でもミトンは素敵だ。10分弱のアニメーションはYouTubeでも観られる。
因みに夢美術館の収蔵作品展示コーナーにはこの表紙の原画を描いたakiさんの立川高校の先輩・城所祥氏の作品が展示されていた。